JP2930510B2 - エンジン制御用大気圧検出装置 - Google Patents

エンジン制御用大気圧検出装置

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JP2930510B2
JP2930510B2 JP5275602A JP27560293A JP2930510B2 JP 2930510 B2 JP2930510 B2 JP 2930510B2 JP 5275602 A JP5275602 A JP 5275602A JP 27560293 A JP27560293 A JP 27560293A JP 2930510 B2 JP2930510 B2 JP 2930510B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大気圧センサを用い
ることなく大気圧を検出できるエンジン制御用大気圧検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジン制御装置は負荷がある程
度以上の高負荷領域(空燃比リッチ化領域)になると、
空燃比をリッチにして出力を向上させている。また、エ
ンジン空燃比がリッチ化領域にあるか否かの判定は、エ
ンジンの吸気管圧力が大気圧から所定値△PE(例えば
50mmHg)を差し引いた値以上であるか否かにより
行われている。このため、上記エンジンの燃料制御装置
においては、大気圧の検出が不可欠であった。従来のエ
ンジン制御用大気圧検出装置として、特公平2−592
93号公報に示すものが知られている。この装置は、エ
ンジンの吸気管圧力を検出する圧力センサと、スロット
ル弁の全開状態を検出するスロットルセンサを備え、ス
ロットル弁が全開かつエンジン回転数が低回転のときの
吸気管圧力を大気圧として記憶保持することにより1個
の圧力センサで吸気管圧力と大気圧の2種類の圧力を測
定可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
ンジン制御用大気圧検出装置は、スロットル弁を全開状
態にする機会の多い登坂時には大気圧を検出しやすい
が、スロットル弁を全開状態にする機会の少ない降坂時
にはほとんど大気圧を検出できないという問題点があっ
た。また、スロットル弁の全開状態を検出するためのス
ロットルセンサを必要とするため、もともとスロットル
センサを必要としないエンジン制御システムにおいて
は、装置が高価になるという問題点があった。この発明
はかかる問題点を解決するためになされたもので、スロ
ットルセンサを用いることなく、吸気管圧力を検出する
圧力センサの信号に基づいて降坂時にも高い頻度で大気
圧を検出できる安価なエンジン制御用大気圧検出装置を
得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエンジン制御用大気圧検出装置は、エンジンの回転数
を算出するエンジン回転数演算手段と、前記エンジンの
吸気管圧力を検出する圧力検出手段と、少なくとも前記
エンジン回転数に応じて、高地における前記エンジンの
スロットル弁が閉状態であるときの吸気管圧力に関連す
る第1の圧力値を算出する第1の圧力値演算手段と、少
なくとも前記エンジン回転数に応じて、低地における
記エンジンのスロットル弁が閉状態であるときの吸気管
圧力に関連する第2の圧力値を算出する第2の圧力値演
算手段と、前記第1の圧力値と前記第2の圧力値に対す
る前記吸気管圧力の関係を表すパラメータを算出するパ
ラメータ演算手段と、このパラメータに近づくように学
習値を演算して記憶する学習値演算手段と、この学習値
に基づいて大気圧を算出する大気圧演算手段とを備えた
ものである。
【0005】また、この発明の請求項2に係るエンジン
制御用大気圧検出装置は、高地におけるスロットル弁閉
状態時の吸気管圧力に関連する値を前記第1の圧力値と
し、低地におけるスロットル弁閉状態時の吸気管圧力に
関連する値を前記第2の圧力値とし、前記大気圧演算手
段は前記学習値が0のとき前記高地相当の大気圧と判定
し、前記学習値が1のとき前記低地相当の大気圧と判定
するものである。
【0006】
【作用】この発明の請求項1に係るエンジン制御用大気
圧検出装置においては、少なくともエンジン回転数に応
じて、高地及び低地でのスロットル弁が閉状態であると
きの吸気管圧力に相当する第1の圧力値と第2の圧力値
を算出し、この第1の圧力値と第2の圧力値に対する吸
気管圧力の関係を表すパラメータを算出し、さらに、こ
のパラメータを時系列的に演算処理してこのパラメータ
の代表値を求め学習値として記憶し、この学習値に基づ
いて大気圧を算出するようにしたので、減速状態の多い
降坂時にも高い頻度で大気圧を検出できる。
【0007】この発明の請求項2に係るエンジン制御用
大気圧検出装置においては、少なくともエンジン回転数
に応じてスロットル弁が閉状態であるときの吸気管圧力
に相当する高地の圧力値と低地圧力値を算出し、この高
地圧力値と低地の圧力値に対する吸気管圧力の関係を表
すパラメータを算出し、さらに、このパラメータを時系
列的に演算処理してこのパラメータの代表値を求め学習
値として記憶し、この学習値に基づいて大気圧を算出す
るようにしたので、減速状態の多い降坂時にも高い頻度
で精度良く大気圧を検出できる。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図面に基づいて
説明する。図1はこの発明の実施例1の全体構成の概略
を示す構成図であり、スピードデンシティ方式SPI
(シングル・ポイント・インジェクション)による燃料
制御のエンジンに適用した場合を示している。
【0009】図1において、1は例えば自動車に搭載さ
れた周知の火花点火式のエンジン、2は吸入空気を浄化
するエアクリーナ、3はエアクリーナ2を介して吸入空
気を通過させる吸気管、4は吸気管3に設けられて吸入
空気量を調整するスロットル弁であり、エンジン1は、
上流側からエアクリーナ2、吸気管3及びスロットル弁
4を介して燃焼用の空気を主に吸入する。
【0010】吸気管3は、上流側から、エアインテーク
部3aと、スロットル弁4により開口断面積が調整され
るスロットルボディ部3bと、吸気マニホールド部3c
とから構成されている。5は冷却水(後述する)の水温
を検出する水温センサであり、検出した水温に応じた検
出信号を出力する。
【0011】6はスロットルボディ部3b内のスロット
ル弁4をバイパスするように設けられたバイパスエア通
路であり、スロットルボディ部3bのスロットル弁4よ
りも上流及び下流に入口及び出口が設けられている。6
aはバイパスエア通路6に設けられたファーストアイド
ルエア通路(以下、FIA通路と略称する)である。
【0012】7はFIA通路6aの途中に設けられたワ
ックス式のファーストアイドルエアバルブ(以下、FI
Aバルブと略称する)、8はエンジン1の外周を覆う冷
却水である。FIAバルブ7は、冷却水8の温度に応じ
て自動的にFIA通路6aの断面積を調整し、バイパス
空気流量の一部を制御する。
【0013】バイパスエア通路6のもう1つの入口は、
上記他方の入口よりも更に上流のスロットルボディ部3
bに位置しており、互いに並列状に接続されたエアコン
用バイパス通路9、並びに、アイドルスピードコントロ
ール用バイパス通路(以下、ISC用バイパス通路と略
称する)10となっている。各バイパス通路9及び10
の共通出口は、FIA通路6aのFIAバルブ7の下流
部に位置している。
【0014】11はエアコン用バイパス通路9の開口断
面積を制御するエアコンアイドルアップソレノイドバル
ブ(以下、ACIUSバルブと略称する)、12は自動
車の乗員により操作されるエアコンスイッチである。A
CIUSバルブ11は、エアコンスイッチ12のオンオ
フに応じて全開及び全閉し、バイパス空気流量の一部を
制御する。尚、ACIUSバルブ11の全開時のバイパ
ス空気流量は、エアコン負荷に合わせて、手動で調整で
きるようになっている。
【0015】13はISC用バイパス通路10の開口断
面積を制御するアイドルスピードコントロールソレノイ
ドバルブ(以下、ISCソレノイドバルブと略称する)
であり、駆動信号のデューティ比に応じて開度が調整さ
れ、例えば、アイドル時のエンジン回転数が目標回転数
になるようにバイパス空気流量の一部を制御する。
【0016】上記の構成により、バイパスエア通路6の
開口断面積(バイパスエア通路有効断面積)は、FIA
バルブ7、ACIUSバルブ11及びISCソレノイド
バルブ13によって制御され、バイパス空気流量を制御
するようになっている。バイパスエア通路6を通過した
バイパスエアは、燃焼用としてエンジン1に導入され
る。
【0017】14はバイパスエア通路6の出口部よりも
更に下流側に圧力取入口が設けられた圧力センサであ
り、吸気管3内の圧力(吸気管圧力)Pbを絶対値で検
出し、検出した吸気管圧力Pbに応じた検出信号を出力
する。
【0018】15はバイパスエア通路6の入口よりも更
に上流のスロットルボディ部3bに設けられた単体のイ
ンジェクタであり、図示しない燃料系に接続されてお
り、エンジン1に吸入される燃焼用の吸入空気量に見合
った燃料を開弁により噴射供給する。噴射供給された燃
料は、吸入空気と共に混合気となってエンジン1に導入
される。
【0019】16は一次巻線及び二次巻線からなる点火
コイル、17は点火制御システムに接続されたイグナイ
タである。点火コイル16は、一次側がイグナイタ17
の最終段のトランジスタに接続され、二次側から発生し
た高電圧を、エンジン1の各気筒毎に設けられた点火プ
ラグ(図示せず)に供給して点火を行う。この場合、点
火コイル16の一次巻線の出力信号は、エンジン1の駆
動タイミングに同期した回転信号としても用いられてい
る。
【0020】18はエンジン1の排気管、19は排気管
18の下流に設けられた排気ガス浄化用の触媒である。
エンジン1からの排気ガスは、排気管18から触媒19
を通して有害成分が除去され、少なくとも一部が大気中
に排出される。
【0021】20はマイクロコンピュータ(後述する)
からなる制御装置であり、各種のスイッチ信号及びセン
サ信号等に基づいて、所定の演算処理によりアイドル回
転数制御量及び燃料噴射量等を算出し、ISCソレノイ
ドバルブ13及びインジェクタ15等を駆動制御する。
21は制御装置20を作動させるための電力供給電源と
なるバッテリ、22はバッテリ21と制御装置20との
間に挿入されたキースイッチである。
【0022】図2は図1内の制御装置20の具体的構成
を示すブロック図であり、100はマイクロコンピュー
タ、101〜103はマイクロコンピュータ100に各
種信号を入力するための第1〜第3入力インタフェイス
回路、104はマイクロコンピュータ100からの演算
結果を制御信号として出力するための出力インタフェイ
ス回路、105はマイクロコンピュータ100を作動さ
せるための第1電源回路である。
【0023】第1入力インタフェイス回路101は点火
コイル16からの一次側信号を取込み、第2入力インタ
フェイス回路102は、水温センサ5及び圧力センサ1
4からのアナログ信号を取込み、第3入力インタフェイ
ス回路103は、エアコンスイッチ12のオンオフ信号
を取込む。又、出力インタフェイス回路104は、IS
Cソレノイドバルブ13及びインジェクタに制御信号を
出力し、第1電源回路105は、キースイッチ22を介
してバッテリ21から給電される。
【0024】マイクロコンピュータ100は、以下の構
成要素200〜209を備えている。200は各種の演
算処理及び判定等を行うCPU、201はエンジン1の
回転周期を計測するためのカウンタ、202は制御用の
駆動時間を計測するためのタイマ、203は第2インタ
フェイス回路102を介して入力されたアナログ信号を
デジタル信号に変換するためのA/D変換器、204は
第3インタフェイス回路103を介して入力されたデジ
タル信号をCPU200に伝達するための入力ポートで
ある。
【0025】205はCPU200のワークメモリとし
て機能するRAM、206はCPU200の動作用メイ
ンフロープログラム(後述する)及び各種マップ等を格
納しているROM、207はCPU200の指令信号を
出力するための出力ポート、208はISCソレノイド
バルブ13に供給する駆動信号のデューティ比を計測す
るためのタイマ、209はCPU200と各種構成要素
201〜208とを結合するコモンバスである。
【0026】この発明の実施例1において、制御装置2
0は、点火コイル16の一次信号からエンジン1の駆動
タイミングに対応したエンジン回転数Neを演算するエ
ンジン回転数演算手段と、少なくともエンジン回転数N
eに応じて、高地及び低地での吸気管内のスロットル弁
4が閉状態のときの吸気管圧力Pbに関連した第1及び
第2の圧力値を演算する圧力値演算手段と、第1及び第
2の圧力値に対する吸気管圧力Pbの関係を表わすパラ
メータKRを演算するパラメータ演算手段と、パラメー
タKRに近づくように学習値KLを演算して記憶する学
習値演算手段と、この学習値に基づいて大気圧を算出す
る大気圧演算手段とを構成している。
【0027】圧力値演算手段は、高地でのスロットル弁
閉状態時の吸気管圧力に相当する値PBHを第1の圧力
値とし、低地でのスロットル弁閉状態時の吸気管圧力に
相当する値PBLを第2の圧力値とし、パラメータ演算
手段は、第2の圧力値と第1の圧力値との差に対する吸
気管圧力と第1の圧力値との差の比率をパラメータKR
とし、学習値演算手段は、パラメータKRが学習値KL
よりも小さいときにパラメータKRを学習値KLとして
記憶し、パラメータKRが学習値KLより大きく且つ所
定値(例えば、1.2)より小さいときに学習値を漸増
して記憶する。又、大気圧演算手段は前記学習値が0の
とき前記高地相当の大気圧と判定し、前記学習値が1の
とき前記低地相当の大気圧と判定する。
【0028】以下、図1及び図2を参照しながら、制御
装置20の一般的な動作について説明する。まず、点火
コイル16の一次側から得られる点火信号は、第1入力
インタフェイス回路101を介して波形整形等が施さ
れ、割込み指令信号となってマイクロコンピュータ10
0に入力される。
【0029】この割込みがかけられる毎に、マイクロコ
ンピュータ100内のCPU200は、カウンタ201
の値を読取り、前回のカウンタ値との差からエンジン1
の回転周期を算出すると共に、エンジン回転数を表わす
回転数データNeを算出する。
【0030】又、水温センサ5及び圧力センサ14から
のアナログ信号は、第2入力インタフェイス回路102
を介してノイズ成分の除去や増幅等が施され、更に、A
/D変換器203を介して、吸気管圧力を表わす吸気管
圧力値Pb、並びに、冷却水8の温度を表わす冷却水温
値WTの各デジタルデータに変換される。ここで、吸気
管圧力値Pbは、検出された吸気管圧力に比例し、冷却
水温値WTは、検出された冷却水温に比例する。
【0031】エアコンスイッチ12からのオンオフ信号
は、第3入力インタフェイス回路103を介してデジタ
ル信号レベルに変換された後、入力ポート204に入力
される。
【0032】マイクロコンピュータ100内のCPU2
00は、これらの入力データに基づいて、例えば100
msec毎にバイパスエア制御量を算出すると共に、イ
ンジェクタ15の駆動時間を算出する。又、割込み指令
信号の発生に同期等することにより、バイパスエア制御
量に対応するデューティ比でタイマ208によって時間
計測し、同様に、燃料噴射量に相当する時間分をタイマ
202によって計測する。
【0033】タイマ208又は202による計測中にお
いては、CPU200から出力ポート207を介して、
出力インタフェイス回路104に駆動指令が与えられ
る。これにより、出力インタフェイス回路104は、I
SCソレノイドバルブ13に対して上記デューティ比の
駆動信号を供給し、ISCソレノイドバルブ13の開度
を制御する。又、インジェクタ15に対して駆動信号を
供給し、算出された駆動時間τだけインジェクタ15を
開弁駆動する。
【0034】第1電源回路105は、キースイッチ22
のオン時に、バッテリ21の電圧を定電圧に調整してマ
イクロコンピュータ100に供給し、マイクロコンピュ
ータ100を作動させる。
【0035】次に本発明の実施例の動作について図3を
参照して説明する。図3において、キースイッチ22の
投入により制御装置20に電源が投入されるとCPU2
00は作動を開始し、まずステップS1でRAM205
の初期化が完了したことを示すスタートフラグを0にリ
セットする。
【0036】次にステップS2へ進み、点火コイル16
からの点火信号により既に検出した回転周期からエンジ
ン回転数を表す実回転数データNeを求める。次にステ
ップS3へ進み、圧力センサ14により検出した吸気管
圧力を表す吸気管圧力値Pbを読み込む。次に、ステッ
プS4へ進み、水温センサ5により検出した冷却水温を
表す冷却水温値WTを読み込む。
【0037】次にステップS5へ進み、スタートフラグ
が0か否かを判定し、スタートフラグ=0と判定した場
合はステップS6へ進み、吸気管圧力値Pbを大気圧検
出値PaとしてRAM205に格納する。ステップS5
において、スタートフラグ=1と判定した場合、及びス
テップS6の処理終了後は、ステップS7へ進む。
【0038】ステップS7では図5にその詳細を示す減
速時大気圧検出を行って大気圧検出値Paを求めるとと
もに、スロットル弁が閉状態と判定した場合は閉弁フラ
グを1にセットし、スロットル弁が閉状態でないと判定
した場合は閉弁フラグを0にリセットする。次に、ステ
ップS8へ進み、RAM205の初期化が完了したこと
を示すためスタートフラグを1にセットする。次にステ
ップS9へ進み、図4にその詳細を示すアイドル回転数
制御の処理を行う。
【0039】次にステップS10へ進み、エンジン回転
数Neと吸気管圧力値Pbとから2次元マップをマッピ
ングして体積効率 CEV(Ne,Pb)を求める。次に
ステップS11へ進み、冷却水温値WTから1次元マッ
プをマッピングして暖機増量係数CWT(WT)を求め
る。次にステップS12へ進み、定数K、吸気管圧力値
Pb、体積効率CEV、暖機増量係数CWTを用いて、イン
ジェクタ15の基本駆動時間TPW0を次式に従って求め
る。
【0040】TPW0=K×Pb×CEV×CWT
【0041】次にステップS13へ進み、吸気管圧力P
bが大気圧検出値Paから所定のΔPE を引いた値以上
か否かを判断し、Pb≧Pa−ΔPE であれば空燃比リ
ッチ化領域にあると判断してステップS14へ進み、上
記基本駆動時間TPW0 と空燃比リッチ化補正係数KER
(例えば、1.15)とから、TPW=TPW0×KER の演
算式に従って駆動時間TPWを求め、RAM205に格納
する。一方、ステップS13においてPb<Pa−ΔP
E と判断した場合はステップS15へ進み、基本駆動時
間TPW0 を駆動時間TPWとし、RAM205に格納す
る。上記演算された駆動時間TPWは点火信号の発生時に
同期して、タイマ202にセットされて、タイマ202
を駆動時間TPWの時間分動作させる。ステップS14及
びステップS15の処理後はステップS2へ戻って上記
動作を繰り返す。
【0042】次に図3中のステップS9の詳細な処理を
図4を参照して説明する。まず、ステップS90では、
閉弁フラグが1か否か即ちスロットル弁4が閉状態か否
かを判定する。閉弁フラグ=1でスロットル弁4が閉状
態ならばステップS91に進み、冷却水温値WTが70
℃相当値以上か否か、即ちエンジン1が十分暖機したか
否かを判定する。以上で十分暖機していればステップS
92に進み、エアコンスイッチ12がONか否か、即ち
図示しないエアコンがエンジン1により駆動されている
か否かを判定する。エアコンスイッチ12がONでなけ
ればステップS93にて目標回転数を表わす目標回転数
データNtを800rpm相当の値に設定し、ONであ
ればステップS94にてNtを1000rpm相当の値
に設定する。次にステップS95では、100ms毎の
タイミングか否かを判定し、タイミングでなければアイ
ドル回転数制御の処理を終了し、タイミングであけばス
テップS96に進む。ステップS96では、目標回転数
データNtと実回転数データNeとの偏差△Nを求め、
図6に示した△Nの1次元マップのマッピングによりエ
ンジン回転数を目標回転数に収束させるための制御ゲイ
ンKIを求める。
【0043】△NとKIの関係は、図6に示すように、
△Nが0から増加又は減少するにつれてKIが不感帯域
の0から比例関係に移り、△Nが更に増加又は減少する
と発散防止用にKIにリミットがかけられる。
【0044】ステップS97では、ISCソレノイドバ
ルブ13によるISC用バイパス通路10の目標空気流
量相当の値のISC用空気流量値QISCの前回値(1
00ms前)にステップS96にて求めた制御ゲインK
Iを加算してISC用空気流量QISCを更新する。ス
テップS98では、この更新したQISCに応じて図7
に示したQISCの1次元マップをマッピングしてIS
Cソレノイドバルブ13を駆動して目標空気流量にする
ための駆動信号用のデューティ比を求め、アイドル回転
数制御の処理を終了する。
【0045】この駆動信号は、図8に示すように、IS
Cソレノイドバルブ13をONにする1サイクル中の時
間をTONとし、1サイクルの時間をTとするとそのデ
ューティ比はTON/T×100[%]で与えられる。
このデューティ比とISCソレノイドバルブ13の開度
とは比例関係にある。
【0046】一方、ステップS90にてスロットル弁4
が閉状態にない又はステップS91にて十分暖機してい
ないと判定した場合にはステップS99に進み、ISC
用値QISCをオープン制御時の目標空気流量にするた
めの所定の値QOPENに設定する。空気流量設定後に
次ステップS98に進み、上記と同様の処理を行なって
アイドル回転数制御の処理を終了する。
【0047】次に、図3中のステップS7の詳細な処理
を図9乃至図14の動作説明図および図5のフローチャ
ートを参照して説明する。減速時に大気圧を検出するた
めには、スロットル弁が閉状態のときの吸気管圧力(以
下、全閉吸気圧力と略称する)が大気圧に応じて変化す
ることを利用すればよい。そこで、まず、エンジン回転
数に応じて変化する低地(例えば、大気圧=760mm
Hg、高度0m相当)におけるバイパス空気流量が0の
ときの代表的な全閉吸気圧力値PBLZ(Ne)と低地におけ
るバイパス空気流量が256リットル/secのときの
代表的な全閉吸気圧力値PBLF(Ne)と高地(例えば、大
気圧=460mmHg、高度4000m相当)における
バイパス空気流量が0のときの代表的な全閉吸気圧力値
PBHZ(Ne)と高地におけるバイパス空気流量が256リ
ットル/secのときの代表的な全閉吸気圧力値PBHF
(Ne)を予めROM206に記憶しておく。次に、エン
ジン1のスロットル弁4をバイパスするバイパス吸気通
路6の空気流量QBYPSを推定演算し、さらに、図11に
示すように、そのときのエンジン回転数(Ne=N1)
に対応して、バイパス空気流量QBYPSに応じた低地全閉
吸気圧力PBLとバイパス空気流量QBYPSに応じた高地全
閉吸気圧力PBHを下記の数式1及び数式2に基づいて演
算する。
【0048】 PBL={PBLZ(Ne)×(256−QBYPS)+PBLF(Ne)×QBYPS}/256 ……数式1 PBL={PBHZ(Ne)×(256−QBYPS)+PBHF(Ne)×QBYPS}/256 ……数式2
【0049】次に、図12に示すように、そのときの吸
気管圧力(Pb=P1)に対応して、下記の数式3に基
づいて、パラメータKRを演算する。
【0050】 KR=(Pb−PBH)/(PBL−PBH) ……数式3
【0051】さらに、このパラメータKRに基づいて、
そのときの大気圧に応じた全閉吸気圧力の上記低地全閉
吸気圧力値PBLと高地全閉吸気圧力値PBHに対する補間
係数(低地で1.0、高地で0)である学習値KLを演算す
る。具体的には、図13に示すように、登坂によって大
気圧が下がっていく場合には、スロットル弁が閉状態に
あるときのパラメータKRも低下することを利用して、
パラメータKRが学習値KLよりも小さいときは学習値K
LをそのときのパラメータKRに更新する(図13のA部
分)。一方、降坂によって大気圧が上がっていく場合に
対処するため、パラメータKRが所定値よりも小さいか
否かを判定し、小さい場合は車両が減速状態にあり降坂
している可能性があるとして、学習値KLを漸増する
(図13のB部分)。ここで、上記所定値は、エンジン
のばらつきを考慮して、1.0よりも大きい値、例えば1.2
を設定する。また、学習値KLの漸増速度は、一般に有
り得る降坂時の高度変化速度(例えば30分間に100
0m降坂)に対応して設定する。
【0052】次に、上記学習値KLが大気圧と相関があ
ることを利用して、図14に示すように、例えば学習値
KL=0のとき大気圧検出値Pa=460mmHgとな
り学習値KL=1のとき大気圧検出値Pa=760mm
Hgとなるような関数PADEC(Pa)に基づいて大気圧P
aを検出する。
【0053】次に、上記の動作を図5のフローチャート
を参照して説明する。まず、ステップS701におい
て、スタートフラグが0か否かを判定し、スタートフラ
グ=0の場合はステップS702へ進み、図3のステッ
プS6で求めた大気圧検出値Paに応じて図10に示し
たPaの1次元マップをマッピングし、学習値KLの初
期値であるKLINIT(Pa)を求め、学習値KLとしてRA
M205に格納する。ステップS701でスタートフラ
グ=1と判定した場合およびステップS702の処理後
は、ステップS703へ進む。
【0054】ステップS703では、エアコンスイッチ
12がONかOFFかを判定する。OFFの場合は、A
/C用バイパス通路9はACIUSバルブ11により全
閉されている。従って、ステップS704にて、冷却水
温値WTに応じて図9に示したWTの1次元マップをマ
ッピングし、FIAバルブ7によるFIA通路6aの空
気流量相当の値のFIA空気流量QFIA(WT)を求め、こ
のFIA空気流量QFIA(WT)に図3のステップS9で求
めたISC用バイパス通路10の空気流量相当の値のI
SC用空気流量QISCを加算してバイパスエア通路6の
空気流量相当の値であるバイパス空気流量QBYPSを求
め、RAM205に格納する。
【0055】一方、ステップS703でエアコンスイッ
チがONの場合は、A/C用バイパス通路9はACIU
Sバルブ11により全開されている。従って、ステップ
S705にて、ステップS704と同様にFIA空気流
量QFIA(WT)を求め、このFIA空気流量QFIA(WT)に
ISC用空気流量QISCを加算し、更に予めROM20
6に格納されているA/C用バイパス通路9の空気流量
相当の値のA/C用空気流量QACを加算してバイパスエ
ア通路6の空気流量相当の値であるバイパス空気流量Q
BYPSを求め、RAM205に格納する。
【0056】ステップS704及びステップS705の
処理後、ステップS706へ進み、先に求めたバイパス
空気流量QBYPSとエンジン回転数に応じて変化する高地
におけるバイパス空気流量が0のときの代表的な全閉吸
気圧力値PBHZ(Ne)と高地におけるバイパス空気流量が
256リットル/secのときの代表的な全閉吸気圧力
値PBHF(Ne)とから上記数式2に従ってバイパス空気流
量QBYPSに応じた高地全閉吸気圧力PBHを求め、RAM
205に格納する。
【0057】次に、ステップS707へ進み、先に求め
たバイパス空気流量QBYPSとエンジン回転数に応じて変
化する低地におけるバイパス空気流量が0のときの代表
的な全閉吸気圧力値PBLZ(Ne)と低地におけるバイパス
空気流量が256リットル/secのときの代表的な全
閉吸気圧力値PBLF(Ne)とから上記数式1に従ってバイ
パス空気流量QBYPSに応じた低地全閉吸気圧力PBLを求
め、RAM205に格納する。
【0058】次にステップS708へ進み、吸気管圧力
値Pbと高地全閉吸気圧力PBHと低地全閉吸気圧力PBL
とから上記数式3に基づいてパラメータKRを演算し、
RAM205に格納する。
【0059】次に、ステップS709へ進み、パラメー
タKRが学習値KLより小さいか否かを判定し、KR<KL
と判定した場合は、ステップS710へ進み、学習値K
LをパラメータKRの値に更新し(図13のA部分)、ス
テップS714へ進む。一方、ステップS709におい
てKR≧KLと判定した場合は、ステップS711へ進
み、パラメータKRが所定値1.2よりも小さいか否かを判
定し、KR<1.2と判定した場合はステップS712へ進
む。ステップS712では、100ms毎のタイミング
か否かを判定し、100ms毎のタイミングであればス
テップS713へ進み、学習値KLに所定値ΔKLを加算
して学習値KLを更新し(図13のB部分)、ステップ
S714へ進む。また、ステップS711でKR≧1.2と
判定した場合及びステップS712で100ms毎のタ
イミングでないと判定した場合は、学習値 KLを更新
せずにステップS714へ進む。
【0060】ステップS714では、学習値KLに応じ
て図14に示した学習値KLの1次元マップをマッピン
グし、求められた値PADEC(KL)を大気圧検出値Paとし
てRAM205に格納する。
【0061】次にステップS715へ進み、パラメータ
KRと学習値KLに所定値ΔKCを加算した値とを比較し、
KR<KL+ΔKC と判定した場合は、ステップS716
へ進み、スロットル弁が閉状態にあることを示すため、
閉弁フラグを1にセットする。一方、ステップS715
において、KR≧KL+ΔKC と判定した場合は、ステッ
プS717へ進み、スロットル弁が閉状態でないことを
示すため、閉弁フラグを0にリセットする。ステップS
716及びステップS717の処理後は図3の処理に戻
る。
【0062】なお、上記実施例1.では、低地全閉吸気
圧力PBLと高地全閉吸気圧力PBHとの差に対する吸気管
圧力Pbと高地全閉吸気圧力PBHとの差の比率をパラメ
ータKRとして演算し、このパラメータKRが学習値KL
よりも小さいときこのパラメータKRを学習値KLとして
記憶し、パラメータKRが学習値KLよりも大きくかつ所
定値(1.2)より小さいとき学習値KLを漸増して記憶
し、この学習値KLに基づいて大気圧検出値Paを求め
たが、低地全閉吸気圧力PBLと高地全閉吸気圧力PBHと
の差を予め全閉吸気圧力偏差ΔPとしてROM206に
記憶しておき、全閉吸気圧力偏差ΔPに対する吸気管圧
力Pbと高地全閉吸気圧力PBHとの差の比率をパラメー
タKRとして演算し、このパラメータKRが学習値KLよ
りも小さいときこのパラメータKRを学習値KLとして記
憶し、パラメータKRが学習値KLよりも大きくかつ所定
値(1.2)より小さいとき学習値KLを漸増して記憶し、
この学習値KLに基づいて大気圧検出値Paを求めても
よい。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に係
るエンジン制御用大気圧検出装置によれば、エンジンの
回転数を算出するエンジン回転数演算手段と、前記エン
ジンの吸気管圧力を検出する圧力検出手段と、少なくと
も前記エンジン回転数に応じて、高地における前記エン
ジンのスロットル弁が閉状態であるときの吸気管圧力に
関連した第1の圧力値を算出する第1の圧力値演算手段
と、少なくとも前記エンジン回転数に応じて、低地にお
ける前記エンジンのスロットル弁が閉状態であるときの
吸気管圧力に関連した第2の圧力値を算出する第2の圧
力値演算手段と、前記第1の圧力値と前記第2の圧力値
に対する前記吸気管圧力の関係を表すパラメータを演算
するパラメータ演算手段と、このパラメータに近づくよ
うに学習値を演算して記憶する学習値演算手段と、この
学習値に基づいて大気圧を演算する大気圧演算手段とを
備えたため、また、この発明の請求項2に係るエンジン
制御用大気圧検出装置によれば、前記第1の圧力値演算
手段は高地におけるスロットル弁閉状態時の吸気管圧力
に相当する値を第1の圧力値として算出し、前記第2の
圧力値演算手段は低地におけるスロットル弁閉状態時の
吸気管圧力に相当する値を第2の圧力値として算出し、
前記パラメータ演算手段は前記第2の圧力値と前記第1
の圧力値との差に対する前記吸気管圧力と前記第1の圧
力値との差の比率をパラメータとして演算し、前記学習
値演算手段は前記パラメータが前記学習値よりも小さい
ときこのパラメータを学習値として記憶し、前記パラメ
ータが前記学習値よりも大きくかつ所定値より小さいと
き前記学習値を漸増して記憶し、前記大気圧演算手段は
前記学習値が0のとき前記高地相当の大気圧と判定し、
前記学習値が1のとき前記低地相当の大気圧と判定する
ようにしたため、減速状態の多い降坂時にも高い頻度で
大気圧を検出でき、また、高価なスロットルセンサを用
いなくても大気圧を検出することができるため、エンジ
ン制御装置を安価に構成できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例よる装置全体の構成図であ
る。
【図2】図1の制御装置の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】この発明の一実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】図3のこの発明の一実施例の動作を示すフロー
チャートにおけるステップS9の処理の説明図である。
【図5】図3のこの発明の一実施例の動作を示すフロー
チャートにおけるステップS7の処理の説明図である。
【図6】目標回転数データと実回転数データとの偏差と
制御ゲインとの関係を示す線図である。
【図7】ISC用空気流量と駆動信号のデューティ比の
関係を示す線図である。
【図8】デューティ比の説明図である。
【図9】冷却水温値とFIA空気流量との関係を示す線
図である。
【図10】この発明の一実施例における大気圧と学習値
の初期値の関係を示す線図である。
【図11】この発明の一実施例におけるバイパス空気流
量と全閉吸気圧力の関係の説明図である。
【図12】この発明の一実施例における全閉吸気圧力の
説明図である。
【図13】この発明の一実施例の大気圧検出方法を示す
動作タイミング図である。
【図14】この発明の一実施例における学習値と大気圧
検出値の関係を示す線図である。
【符号の説明】
1 エンジン 3 吸気管 4 スロットル弁 5 水温センサ 6 バイパスエア通路 6a FIA通路 7 FIAバルブ 9 A/Cバイパス通路 10 ISCバイパス通路 11 ACIUSバルブ 13 ISCソレノイドバルブ 14 圧力センサ 15 インジェクタ 16 点火コイル 17 イグナイタ 20 制御装置 21 バッテリ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転数を算出するエンジン回
    転数演算手段と、 前記エンジンの吸気管圧力を検出する圧力検出手段と、 少なくとも前記エンジン回転数に応じて、高地における
    前記エンジンのスロットル弁が閉状態であるときの吸気
    管圧力に関連した第1の圧力値を算出する第1の圧力値
    演算手段と、 少なくとも前記エンジン回転数に応じて、低地における
    前記エンジンのスロットル弁が閉状態であるときの吸気
    管圧力に関連した第2の圧力値を算出する第2の圧力値
    演算手段と、 前記第1の圧力値と前記第2の圧力値に対する前記吸気
    管圧力の関係を表すパラメータを算出するパラメータ演
    算手段と、 このパラメータに近づくように学習値を演算して記憶す
    る学習値演算手段と、 この学習値に基づいて大気圧を算出する大気圧演算手段
    とを備えたエンジン制御用大気圧検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の圧力値演算手段は高地におけ
    るスロットル弁閉状態時の吸気管圧力に関連する値を第
    1の圧力値として算出し、前記第2の圧力値演算手段は
    低地におけるスロットル弁閉状態時の吸気管圧力に関連
    する値を第2の圧力値として算出し、前記パラメータ演
    算手段は前記第2の圧力値と前記第1の圧力値との差に
    対する前記吸気管圧力と前記第1の圧力値との差の比率
    をパラメータとして算出し、前記学習値演算手段は前記
    パラメータが前記学習値よりも小さいときこのパラメー
    タを学習値として記憶し、前記パラメータが前記学習値
    よりも大きくかつ所定値より小さいとき前記学習値を漸
    増して記憶し、前記大気圧演算手段は前記学習値が0の
    とき前記高地相当の大気圧と判定し、前記学習値が1の
    とき前記低地相当の大気圧と判定することを特徴とする
    請求項1のエンジン制御用大気圧検出装置。
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