JP2930006B2 - 似顔絵作成装置 - Google Patents

似顔絵作成装置

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JP2930006B2
JP2930006B2 JP8134814A JP13481496A JP2930006B2 JP 2930006 B2 JP2930006 B2 JP 2930006B2 JP 8134814 A JP8134814 A JP 8134814A JP 13481496 A JP13481496 A JP 13481496A JP 2930006 B2 JP2930006 B2 JP 2930006B2
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洋一 白川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は似顔絵作成装置に関
し、特に似顔絵を構成するパーツに拡大縮小・回転反転
などの操作を施して似顔絵を生成する似顔絵作成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の似顔絵作成装置では、あらかじめ
登録された顔の部位ごとのパーツを選択し、移動,拡
大,および縮小の変形を加えることにより、似顔絵を作
成する。
【0003】たとえば、特開平4−338879号公報
に示されるように、最初に輪郭のパーツを選択する前提
のもとに、初めに選択した輪郭のパーツの大きさに対応
して、他のパーツを拡大縮小処理して表示している。す
なわち、図7において、記憶手段102には顔の部位で
あるパーツデータが格納されている。入力手段101に
よって指示された部位を判別手段103において判別す
る。検索手段104は指定された種類のパーツデータを
記憶手段102の中から検索する。検索されたパーツデ
ータは、制御手段105によって、既に選択されている
輪郭のパーツの大きさに対応して、拡大縮小処理が施さ
れ、表示手段106にて描画される。
【0004】このようにして、図8(b)に示す様に最
初に選択された輪郭の大きさに合わせて他のパーツを拡
大縮小し、図8(a)に示すようなパーツ間の不整合を
生じない似顔絵を作成する。
【0005】また、特開平4−360276号公報によ
れば、顔の部位である各パーツを容易に適当な位置に配
置することができる。すなわち、図9において、パーツ
記憶部111には顔の部位であるパーツデータが格納さ
れている。パーツデータは、検索部112にて得られた
指示に従いパーツ記憶部111の中から検索され、制御
部115の制御に基づいて表示部116に描画される。
このとき、原画像記憶部113に記憶されている顔写真
のイメージが、読み込み部114によって読み込まれ、
制御部115に入力される。制御部115は、パーツデ
ータと顔写真を重ねあわせて表示部に描画する。
【0006】このようにして、ユーザは重ねあわされた
顔写真を参照しながらパーツを移動、拡大縮小するよう
に指示することが可能となる。
【0007】また、特開平5−28237号公報によれ
ば、各パーツに対応して、笑いや怒り等の表情を示すパ
ーツを対応つけて保存することにより、指定した表情を
容易に作成することができる。すなわち、図10におい
て、パーツ1(a)に対して、笑顔パーツ1(b),怒
顔パーツ1(c),泣顔パーツ1(d)が関係つけられ
て保存されている。また、パーツ2(a)に対しても同
様に、笑顔パーツ2(b),怒顔パーツ2(c),泣顔
パーツ2(d)が関係つけられている。以下同様にすべ
てのパーツについて表情の異なるパーツが関連つけられ
ている。
【0008】すべての種類のパーツを選択し描画した
後、さらに描画したい表情を指示することにより、選択
した表情に関連つけられたパーツが選択されて、容易に
表情を変化させることが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の似顔絵作成装置
においては、顔の部位ごとのパーツデータを選択し、位
置の移動や拡大縮小処理をおこない似顔絵を作成する。
しかしながら、パーツを回転したり、一旦確定したパー
ツに変更を加えたり、新たにパーツを選択したときに、
前のパーツの位置,大きさ,および傾きなどの特徴に基
づいて、新たに選択したパーツを表示したりすることが
できないという欠点がある。
【0010】本発明の目的は、上記のような欠点を改善
するために、回転処理を付加することによりパーツに対
して微妙な変形を施すことを実現し、似顔絵の表現力を
向上させる似顔絵作成装置を提供することにある。
【0011】また、基準点を記憶し、パーツの変形操作
と同時に基準点を更新する手段を付加することにより、
任意の順序にパーツを選択し、かつ、希望する似顔絵を
作成するまでの変形操作の指示を少なくする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の似顔絵作成装置
は、描画するパーツの選択を指示する選択指示入力部
と、あらかじめ作成した顔の部位をパーツデータとして
格納するパーツデータ記憶部と、前記選択指示入力部の
指示に従ってパーツデータを前記パーツデータ記憶部か
ら検索するパーツ選択部と、パーツの変形操作を入力す
る変形指示入力部と、前記変形指示入力部の指示に従っ
てパーツデータの移動,拡大縮小,および回転反転の演
算の制御情報を出力する変形制御部と、描画されるパー
ツの位置,大きさ,および傾きの配置を示す基準点を記
憶する基準点記憶部と、前記変形指示入力部の指示に従
って前記基準点記憶部が記憶する基準点を再計算して更
新する基準点演算部と、前記基準点記憶部が記憶する基
準点と前記パーツ選択部が選択したパーツデータの基準
点とを比較して後者の基準点が前者の基準点に一致する
ような処理の手続きを決定し前記パーツデータの移動,
拡大縮小,および回転反転の演算の制御情報を出力する
比較制御部と、前記パーツ選択部が送出するパーツデー
タに対して前記変形制御および前記比較制御部が送出
する制御情報に基づき移動の座標変換処理を行なう移動
演算部と、前記移動演算部が処理したパーツデータに対
して前記制御情報に基づき拡大縮小の座標変換処理を行
なう拡大縮小演算部と、前記拡大縮小演算部が処理した
パーツデータに対して前記制御情報に基づき回転反転の
座標変換処理を行なう回転反転演算部と、前記回転反転
演算部が処理したパーツデータの演算結果を描画するパ
ーツ描画部とを有して構成される。
【0013】また、本発明の似顔絵作成装置は、パーツ
の位置,大きさ,および傾きを示す基準点をあらかじめ
格納しておき、似顔絵を作成するとき任意の基準点を前
記基準点記憶部へ送出する基準点格納部を具備する。
【0014】また、本発明の似顔絵作成装置は、パーツ
データを入力するパーツ入力部と、入力したパーツデー
タの特徴点を抽出しそれを基準点として前記パーツデー
タ記憶部に格納する特徴点抽出部とを具備する。
【0015】さらに、本発明の似顔絵作成装置は、選択
されたパーツデータに対する変形指示の累積情報を記憶
し前記累積情報に基づいて前記パーツデータの移動,拡
大縮小,および回転反転の制御情報を送出する累積変形
記憶部と、前記変形指示入力部の指示に従って前記累積
情報を更新する累積変形演算部とを具備する。
【0016】すなわち、本発明の似顔絵作成装置では、
パーツ選択部が、選択指示入力部にて指示された任意の
種類のパーツを、あらかじめ作成してパーツデータ記憶
部に登録されたパーツデータの中から選択する。このと
き、選択されたパーツデータの基準点は基準点記憶部に
格納される。そして、変形指示入力部から入力された指
示により、変形制御部が、移動演算部,拡大縮小演算
部,および回転反転演算部を制御し、選択されたパーツ
データ対して演算処理を行い、変形されたパーツデータ
はパーツ描画部にて表示される。
【0017】同時に、変形指示入力部にて入力された指
示は基準点演算部にも送られ、基準点演算部は基準点記
憶部に記憶された基準点を読み込み、変形指示に基づく
演算を施し、基準点記憶部の基準点を更新する。これに
より、一旦確定された種類のパーツについて、位置,大
きさ,および傾きを示す基準点を最新の値として保持し
ている。
【0018】一旦確定したパーツを、新たに選択しなお
す際には、選択指示入力部によって指示されたパーツデ
ータが選択された後、選択されたパーツデータの基準点
は比較制御部に送られる。このとき、基準点記憶部に記
憶されていた現在表示されているパーツの基準点も比較
制御部に送られる。比較制御部は、新旧二者の基準点を
比較し、新たな基準点が現在表示されているパーツの基
準点に一致するような変形操作を計算により求め、その
結果に基づき、移動演算部、拡大縮小演算部、および回
転反転演算部を制御し、新たに選択されたパーツデータ
に対して変形が加えられるようにする。
【0019】これにより、新たに選択されたパーツは、
以前のパーツと同じ位置,大きさ,および傾きで表示さ
れる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
しながら説明する。
【0021】図1は本発明の実施の第一の形態を示すブ
ロック図である。同図において、本発明による似顔絵作
成装置は、描画するパーツの選択を指示する選択指示入
力部10と、あらかじめ作成した顔の部位をパーツデー
タとして格納するパーツデータ記憶部11と、前記選択
指示入力部10の指示に従ってパーツデータを前記パー
ツデータ記憶部11から検索するパーツ選択部12と、
パーツの変形操作を入力する変形指示入力部13と、前
記変形指示入力部の指示に従ってパーツデータの移動,
拡大縮小,および回転反転の演算の制御情報を出力する
変形制御部14と、描画されるパーツの位置,大きさ,
および傾きの配置を示す基準点を記憶する基準点記憶部
19と、前記変形指示入力部13の指示に従って前記基
準点記憶部19が記憶する基準点を再計算して更新する
基準点演算部20と、前記基準点記憶部が記憶する基準
点と前記パーツ選択部12が選択したパーツデータの基
準点とを比較して後者の基準点が前者の基準点に一致す
るような処理の手続きを決定し前記パーツデータの移
動,拡大縮小,および回転反転の演算の制御情報を出力
する比較制御部21と、前記パーツ選択部12が送出す
るパーツデータに対して前記変形制御部14および前記
比較制御部21が送出する制御情報に基づき移動の座標
変換処理を行う移動演算部15と、前記移動演算部が処
理したパーツデータに対して前記制御情報に基づき拡大
縮小の座標変換処理を行なう拡大縮小演算部16と、前
記拡大縮小演算部が処理したパーツデータに対して前記
制御情報に基づき回転反転の座標変換処理を行う回転反
転演算部17と、前記回転反転演算部が処理したパーツ
データの演算結果を描画するパーツ描画部18とを有し
て構成されている。
【0022】選択指示入力部10は、描画するパーツの
選択を指示するユーザーのオペレーションの指示に従
い、指示情報をパーツ選択部12に出力する。パーツデ
ータ記憶部11は、ベクトルデータあるいはイメージデ
ータで記述された顔の部位をパーツデータとして記憶し
ている。
【0023】パーツ選択部12は、選択指示入力部10
で得られた指示に従い、指示されたパーツデータをパー
ツデータ記憶部11から検索し、パーツデータのうちの
描画データを移動演算部15へ出力し、パーツデータの
うちの基準点を基準点記憶部19および比較制御部21
に出力する。
【0024】変形指示入力部13は、パーツの移動,拡
大縮小,回転反転の処理の変形処理を指示するユーザの
オペレーションの指示に従い、変形指示情報を変形制御
部14および基準点演算部20に出力する。変形制御部
14は、変形指示入力部13から得られた変形指示情報
に従い、移動演算部15,拡大縮小演算部16,および
回転反転演算部17を起動する。
【0025】移動演算部15は、パーツ選択部12から
得られた描画データに対して、変形制御部14の指示に
従い移動演算処理を施し、結果を拡大縮小演算部16に
出力する。このとき、移動演算の制御信号が変形制御部
14から出力されなかった場合には、何もせずに拡大縮
小演算部16に出力する。
【0026】拡大縮小演算部16は、移動演算部15か
ら得られた描画データに対して、変形制御部14の指示
に従い拡大縮小演算処理を施し、結果を回転反転演算部
17に出力する。このとき、拡大縮小演算の制御信号が
変形制御部14から出力されなかった場合には、何もせ
ずに回転反転演算部17に出力する。
【0027】回転反転演算部17は、拡大縮小演算部1
6から得られた描画データに対して、変形制御部14の
指示に従い回転反転演算処理を施し、結果をパーツ描画
部18に出力する。このとき、回転反転演算の制御信号
が変形制御部14から出力されなかった場合には、何も
せずにパーツ描画部18に出力する。パーツ描画部18
は、回転反転演算部17から得られた、変形指示に基づ
く演算結果である描画データを表示する。
【0028】一方、基準点演算部20は、基準点記憶部
19に記憶されている基準点を入力し、変形指示入力部
13から得られた変形指示情報に基づいて、移動,拡大
縮小,回転反転の処理を施し、演算結果を基準点記憶部
19に出力する。
【0029】ここで、選択指示入力部10において、異
なるパーツデータの選択が指示された場合には、パーツ
選択部12は、パーツデータ記憶部11を検索し、選択
されたパーツデータの基準点を比較制御部21に出力す
る。比較制御部21は、パーツ選択部12から得られた
基準点と既に基準点記憶部19に記憶されている基準点
とを比較し、これらの基準点が一致するように、移動演
算部15,拡大縮小演算部16,および回転反転演算部
17に対して制御信号を出力する。パーツ描画部18
は、各演算部の演算処理を経て入力されたパーツデータ
の描画データを表示する。
【0030】上記の似顔絵作成装置において、初めてパ
ーツが選択されたり変形操作を行う場合と、変形操作後
に同じ種類のパーツを選択しなおす場合とでは異なる動
作を生じるので、順に説明する。
【0031】まず、初めてパーツが選択されたり変形操
作を行う場合について説明する。ベクトルデータあるい
はイメージデータで記述された顔の部位は、パーツデー
タとしてパーツデータ記憶部11に記憶される。一つの
パーツデータは、表示の対象となる描画データと描画デ
ータの特徴を表す基準点とによって構成される。
【0032】選択指示入力部10において描画する顔パ
ーツの選択が指示されると、パーツ選択部12において
指示されたパーツデータが前記パーツデータ記憶部11
から検索され、パーツデータのうちの描画データは移動
演算部15に送られ、基準点は基準点記憶部19に送ら
れる。選択の指示の手法は、たとえば、記憶されたパー
ツデータの一覧から選択してもよい。
【0033】初めてパーツが選択される場合は、比較制
御部21は動作しない。選択されたパーツに対する変形
指示情報は、変形指示入力部13より入力され、変形制
御部14および基準点演算部20に送られる。変形指示
情報は前記変形制御部14にて解釈され、前記移動演算
部15,拡大縮小演算部16,および回転反転演算部1
7を起動する。描画データは前記移動演算部15,前記
拡大縮小演算部16,および前記回転反転演算部17を
経るあいだに、変形処理がなされる。
【0034】前記回転反転演算部における回転演算と
は、パーツデータの描画データに対して傾きを加えるこ
とを意味する。また、反転演算とは同じく描画データに
対して左右に裏返すことを意味する。これにより、たと
えば、一つの目のデータを釣り上げて表示したり、釣り
下げて表示することができる。また、右目のデータを左
目のデータとして活用することができる。
【0035】描画データの変形と同時に、前記基準点記
憶部19に記憶された基準点は、前記基準点演算部20
に読み込まれ、前記変形指示情報に基づいて、移動,拡
大縮小,回転および反転の演算が施された後、再び前記
基準点記憶部19に書き戻されることによって更新され
る。この時基準点は、たとえば、瞳孔,目尻,目頭等の
パーツの特徴を示す点あるいはパーツデータの中心や外
接矩形の頂点として定義することができる。
【0036】変形操作後に同じ種類のパーツを選択しな
おす場合には、選択されたパーツデータの基準点が前記
比較制御部21に送られる。この場合には、前記指示入
力部10において新たに選択されたパーツデータが前記
パーツデータ記憶部11から検索され、前記パーツデー
タのうちの描画データは前記移動演算部15に送られ、
基準点は前記比較制御部21に送られる。
【0037】同時に、前記基準点記憶部19に記憶され
ていたこれまで選択されていたパーツの基準点も前記比
較制御部21に送られ、前記基準点と比較される。前記
比較制御部21において、新たに選択されたパーツの基
準点と、これまで選択されていたパーツの基準点とが比
較され、前記新たに選択されたパーツの基準点が前記こ
れまで選択されていたパーツの基準点に一致するような
変形操作の制御情報が求められている。求められた制御
情報に基づいて、前記移動演算部15,前記拡大縮小演
算部16,および前記回転反転演算部17が起動され、
たとえば、図5に示すように、前記新たに選択されたパ
ーツの描画データ図5(b)は、前記これまで選択され
ていたパーツの描画データ図5(a)と一致するように
配置される。
【0038】これにより、新たに同じ種類のパーツが選
択された場合には、これまでのパーツと同じ配置がなさ
れるため、ユーザが再び変形操作を行う手間を省くこと
が達成される。このとき、必要に応じて、位置のみを一
致すること,位置と大きさのみを一致すること,位置と
傾きのみを一致することのように、配置方法を各演算処
理の組み合わせの範囲内で限定することが可能である。
【0039】次に、基準点を比較して変形操作手続きを
計算する一例を以下に説明する。一般に、任意の座標値
に対して、移動,拡大縮小,回転反転処理を行う場合
は、次式(1)に示す形式で表すことができる。
【0040】
【0041】式(1)において、X0 ,Y0 はパーツ記
憶部に記憶されている初期値の座標、Xn ,Yn は表示
部において描画される演算後の座標とすると、A,B,
C,D,E,Fは前記変形操作手続きとみなすことがで
きる。E,Fは移動演算部において演算され、A,Dは
拡大縮小演算部にて演算される。このとき、X0 ,Y0
は前記これまで選択されていたパーツの基準点、Xn
n を前記新たに選択されたパーツの基準点とすると、
一つのパーツに対して3箇所の基準点を定めることによ
り、前記変形操作手続きを求めることができる。
【0042】図2は本発明の実施の第二の形態を示すブ
ロック図である。同図において、本発明による似顔絵作
成装置は基準点格納部23を具備する以外は図1と同じ
である。
【0043】基準点格納部23には、各パーツの種類ご
とにあらかじめ適当な基準点が記憶されている。基準点
は、たとえば、目,鼻,口等の位置,大きさ,および傾
きを示す。人間の顔は、男女,年齢,人種によって配置
の特徴があるので、これらの種類毎に用意しておけばよ
い。もちろん、上がり目,唇が厚いというような顔の特
徴を示すためにも、基準点を用意することができる。
【0044】初めてパーツが選択される場合は、あらか
じめ前記基準点格納部23から前記基準点記憶部22に
適当な基準点を入力し、記憶しておく。図1について説
明したように、変形操作後に同じ種類のパーツを選択し
なおす場合と同様に、比較制御部21において基準点の
比較をおこない、前記基準点記憶部22に記憶されたパ
ーツの配置と一致した配置が実現される。これにより、
変形操作をすることなく適当な配置が達成される。
【0045】なお、前記基準点記憶部22に記憶されて
いる基準点は、適当な時点で前記基準点格納部23に格
納し、再利用することも可能である。
【0046】図3は本発明の実施の第三の形態を示すブ
ロック図である。同図において、本発明による似顔絵作
成装置は、イメージあるいはベクトルデータで記述され
た描画データをパーツとして入力するパーツ入力部25
と、前記パーツ入力部25から得られた描画データに対
して基準点を作成し対応付ける特徴点抽出部26とを有
し、パーツデータ記憶部24が前記特徴点抽出部26か
らの入力を有する。この他は図1と同じである。
【0047】パーツを作成する場合は、たとえば、顔写
真や絵をイメージスキャナを用いて読み込んだり、マウ
スやペン等のポインティングデバイスを用いて描画する
ことによって作成した描画データを、前記パーツ入力部
25において入力する。前記パーツ入力部25にて入力
された描画データは、前記特徴点抽出部26において基
準点が抽出され、描画データを対応付けられる。
【0048】このようにパーツを作成する場合には、作
成したパーツの大きさや、解像度が異なる場合が生じる
が、あらかじめ各パーツ毎に基準点を抽出する規則を定
めることにより、基準点を抽出することが可能である。
基準点を抽出する方法は、たとえば、画像処理により、
目尻,目頭などの顔の特徴を表わす点を抽出する手法
や、たとえば、図6に示すように、パーツの外接矩形に
対して中央と一辺を構成する頂点の3箇所を基準点とす
ることにより実現される。このようにして、作成するパ
ーツの大きさや解像度にかかわらず、適当な位置,大き
さ,傾きでパーツを表示することができる。
【0049】なお、一つの基準点に対して、属性として
回転の中心となるように設定することも可能なため、変
形処理の際の手続きが統一される利点がある。
【0050】図4は本発明の実施の第四の形態を示すブ
ロック図である。同図において、本発明による変形制御
部14,基準点記憶部19,基準点演算部20,および
比較制御部21を省く代わりに、変形操作の手続きを表
わした累積変形を記憶する累積変形記憶部27と、変形
指示入力部13の指示に従い前記累積変形記憶部27に
記憶された累積変形情報を更新する累積変形演算部28
とを有する。
【0051】ここで、累積変形情報は、上記の式(1)
に示されたA,B,C,D,E,Fの変形手続パラメー
タとすることができる。変形操作時には、前記変形指示
入力部13の指示に従い、前記累積変形演算部28が前
記累積変形記憶部27に記憶されたパラメータを更新
し、これらのパラメータに基づいて前記移動演算部1
5,拡大縮小演算部16,および回転反転演算部17を
制御する。
【0052】なお、変形は常に前記パーツデータ記憶部
11に記憶されたパーツデータに対して演算処理を行う
ので、変形を繰り返しても画像が劣化しない利点があ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による似顔
絵作成装置は回転反転演算部を備え、パーツデータに対
して回転処理を付加している。したがってパーツに対し
て微妙な変形を施すことができ、表現力豊かな似顔絵を
作成することができる。このとき、傾いたパーツデータ
をあらかじめ多量に登録しておく必要がないので、計算
機資源を省力化する効果もある。
【0054】また、基準点を記憶し、パーツの変形操作
と同時に基準点を更新する手段を付加することにより、
任意の順序にパーツを選択し、かつ、自動的にパーツの
配置を決定することができる。
【0055】また、パーツ作成時に、パーツの大きさや
解像度が異なっても、適当な大きさに調整して表示する
ことが可能となる。
【0056】また、変形操作を繰り返しても、表示画像
が劣化しない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施の第二の形態を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の実施の第三の形態を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の実施の第四の形態を示すブロック図で
ある。
【図5】パーツデータの変形の例を示す説明図である。
【図6】パーツデータの基準点の例を示す説明図であ
る。
【図7】従来例を示すブロック図である。
【図8】従来例の動作を示す説明図である。
【図9】他の従来例を示すブロック図である。
【図10】他の従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 選択指示入力部 11 パーツデータ記憶部 12 パーツ選択部 13 変形指示入力部 14 変形制御部 15 移動演算部 16 拡大縮小演算部 17 回転反転演算部 18 パーツ描画部 19 基準点記憶部 20 基準点演算部 21 比較制御部 23 基準点格納部 25 パーツ入力部 26 特徴点抽出部 27 累積変形記憶部 28 累積変形演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 3/00 - 3/60 G06T 11/00 - 11/80

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画するパーツの選択を指示する選択指
    示入力部と、あらかじめ作成した顔の部位をパーツデー
    タとして格納するパーツデータ記憶部と、前記選択指示
    入力部の指示に従ってパーツデータを前記パーツデータ
    記憶部から検索するパーツ選択部と、パーツの変形操作
    を入力する変形指示入力部と、前記変形指示入力部の指
    示に従ってパーツデータの移動,拡大縮小,および回転
    反転の演算の制御情報を出力する変形制御部と、描画さ
    れるパーツの位置,大きさ,および傾きの配置を示す基
    準点を記憶する基準点記憶部と、前記変形指示入力部の
    指示に従って前記基準点記憶部が記憶する基準点を再計
    算して更新する基準点演算部と、前記基準点記憶部が記
    憶する基準点と前記パーツ選択部が選択したパーツデー
    タの基準点とを比較して後者の基準点が前者の基準点に
    一致するような処理の手続きを決定し前記パーツデータ
    の移動,拡大縮小,および回転反転の演算の制御情報を
    出力する比較制御部と、前記パーツ選択部が送出するパ
    ーツデータに対して前記変形制御および前記比較制御
    部が送出する制御情報に基づき移動の座標変換処理を行
    なう移動演算部と、前記移動演算部が処理したパーツデ
    ータに対して前記制御情報に基づき拡大縮小の座標変換
    処理を行なう拡大縮小演算部と、前記拡大縮小演算部が
    処理したパーツデータに対して前記制御情報に基づき回
    転反転の座標変換処理を行なう回転反転演算部と、前記
    回転反転演算部が処理したパーツデータの演算結果を描
    画するパーツ描画部とを有することを特徴とする似顔絵
    作成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の似顔絵作成装置におい
    て、パーツの位置,大きさ,および傾きを示す基準点を
    あらかじめ格納しておき、似顔絵を作成するとき任意の
    基準点を前記基準点記憶部へ送出する基準点格納部を具
    備することを特徴とする似顔絵作成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の似顔絵作成装置
    において、パーツデータを入力するパーツ入力部と、入
    力したパーツデータの特徴点を抽出しそれを基準点とし
    て前記パーツデータ記憶部に格納する特徴点抽出部とを
    具備することを特徴とする似顔絵作成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3記載の似顔絵
    作成装置において、選択されたパーツデータに対する変
    形指示の累積情報を記憶し前記累積情報に基づいて前記
    パーツデータの移動,拡大縮小,および回転反転の制御
    情報を送出する累積変形記憶部と、前記変形指示入力部
    の指示に従って前記累積情報を更新する累積変形演算部
    とを具備することを特徴とする似顔絵作成装置。
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