JP2929137B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2929137B2
JP2929137B2 JP26376390A JP26376390A JP2929137B2 JP 2929137 B2 JP2929137 B2 JP 2929137B2 JP 26376390 A JP26376390 A JP 26376390A JP 26376390 A JP26376390 A JP 26376390A JP 2929137 B2 JP2929137 B2 JP 2929137B2
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、遊技部を形成した遊技盤に、複数の電気的
作動装置を備え、所定の作動条件の成立に基づいて、上
記電気的作動装置の作動制御を行なう遊技制御手段と、
複数種類の効果音を発生可能であって、所定の効果音発
生指令に基づき対応した効果音を発生する効果音発生手
段と、所定の効果音発生条件の成立に基づいて、上記効
果音発生手段に所定の効果音の発生を指令する効果音発
生指令手段と、を有する遊技機に関する。 〈従来の技術〉 従来、遊技の興趣を高めるために、例えば可変表示装
置で「7」「7」「7」が揃うなどして特定の遊技状態
になると変動入賞装置が遊技者にとって有利な状態に変
換するように構成したパチンコ機は公知である。斯かる
パチンコ機においては、球が始動口に入賞するとこれを
知らせる効果音を発生し、また、可変表示装置に可変表
示が行われている時には該状態を知らせる効果音を発生
し、可変表示の停止に伴って可変表示装置に特定の賞態
様が形成されるとこれを知らせる効果音を発生し、さら
に変動入賞装置の可動部材が打球を入賞し易い状態に開
いたときにこれを知らせる効果音を発生するようにして
ある。 〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記した従来のパチンコ機では、効果
音の種類も少なかったため効果音を遊技の順番通りに発
生するだけで、遊技状態の重要度に応じた優先順位がな
く、単に効果音を発生させて雰囲気を高揚するだけであ
り、必ずしも報知効果を高められるようなものではなか
った。 例えば、近年の遊技機では、遊技の興趣を高めるため
に、複数の可変表示装置や変動入賞装置等の電気的作動
装置が遊技盤に設けられており、これら複数の電気的作
動装置の動作は、一定の順序で順番に行われる場合と、
複数の電気的作動装置が同時に動作する場合とがあるに
も拘わらず、これら電気的作動装置の作動状態を報知す
るべき効果音は装飾的な意味合いが強く、遊技進行上重
要な電気的作動装置の作動状態を報知するという機能は
無かったのである。 すなわち、これらの電気的作動装置が作動しているこ
とを遊技者へ報知する際の明確な基準がなかったため、
後から生じた遊技状態の報知音に順次切り換えて行くよ
うな制御としたり、複数の遊技状態に対応した報知音を
同時に出力するような制御としたりすると、遊技者はど
の電気的作動装置が実際に作動しているのかが解り難く
なってしまい、遊技者が遊技を進行して行く上で重要な
情報を効果音のみから抽出することは、非常に困難なの
である。 このため、遊技者は単に効果音を聞いただけでは、よ
り有利な遊技進行を図るべく打球の発射調整をするよう
な遊技作戦を採ることができなかった。 また、同じ種類の電気的作動装置が作動した場合、例
えば2つの変動入賞装置が同時に作動している場合、遊
技に不慣れな遊技者は、どの変動入賞装置へ向けて打球
を発射して良いかが分かり難く、本来の遊技の興趣を満
喫できないようなこともあった。 〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、遊技部(8)
を形成した遊技盤(6)に、複数の電気的作動装置(例
えば、可変表示装置9、補助可変表示器17、補助変動入
賞装置13、主変動入賞装置14等)を備え、所定の作動条
件の成立に基づいて、上記電気的作動装置の作動制御を
行なう遊技制御手段(例えば、主変動入賞装置駆動制御
手段60,補助変動入賞装置駆動制御手段66,補助図柄表示
制御手段75,可変表示制御手段82a,82b,82c等)と、複数
種類の効果音を発生可能であって、所定の効果音発生指
令に基づき対応した効果音を発生する効果音発生手段
(例えば、音源手段56,スピーカ57等)と、所定の効果
音発生条件の成立に基づいて、上記効果音発生手段に所
定の効果音の発生を指令する効果音発生指令手段(例え
ば、音源発生優先順位設定手段55)と、を有する遊技機
(例えば、パチンコ機1)において、上記遊技制御手段
は、複数の電子的作動装置の作動条件の成立に基づい
て、対応する複数の電気的作動装置の作動制御を行い、
上記効果音発生指令手段は、上記遊技制御手段が電気的
作動装置を作動制御することに関連した効果音発生条件
の成立に基づいて、電気的作動装置の作動状態を報知す
る効果音の発生を効果音発生手段へ指令すると共に、遊
技制御手段が複数の電気的作動装置を作動制御すること
に関連した複数の効果音発生条件の成立に際しては、予
め定めた優先順位に基づいて、優先順位の高い電気的作
動装置の作動状態を報知する効果音の発生のみを効果音
発生手段へ指令し、更に、遊技制御手段による電気的作
動装置の作動制御状態において、予め定めた特定効果音
発生条件が成立した際には、上記電気的作動装置の作動
状態を報知する効果音と併せて特定効果音の発生を効果
音発生手段へ指令するものとした。 〈作用〉 電気的作動装置の作動条件の成立に基づいて、遊技制
御手段が対応する電気的作動装置の作動制御を行うと、
これに関連した効果音発生条件の成立に基づいて、効果
音発生指令手段が電気的作動装置の作動状態を報知する
効果音の発生を効果音発生手段へ指令する。 また、遊技制御手段が複数の電気的作動装置を作動制
御を行うと、これに関連した複数の効果音発生条件が成
立し、効果音発生指令手段は、予め定めた優先順位に基
づいて、優先順位の高い電気的作動装置の作動状態を報
知する効果音の発生のみを効果音発生手段へ指令する。 更に、遊技制御手段による電気的作動装置の作動制御
状態において、予め定めた特定効果音発生条件が成立す
ると、効果音発生指令手段は、電気的作動装置の作動状
態を報知する効果音と併せて特定効果音の発生を効果音
発生手段へ指令する。 〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。 第1図に示す遊技機は、所謂第1種に属するパチンコ
機1で、額縁状前面枠2の表側に球供給皿3、打球の発
射操作部4、ストップスイッチ5の操作部5′などを有
し、前面枠2の窓部を後方から塞ぐようにして設けた遊
技盤6の表面にはガイドレール7で囲まれた遊技部8を
形成し、該遊技部8には無数の障害釘(図示せず)を植
設するとともに打球が通過すると遊技者にとって利益と
なる入賞領域及び特定領域を形成し、図面の実施例では
遊技部8の上部に可変表示装置9を、該可変表示装置9
の下方には入賞した球を第1始動スイッチ10で検出可能
なポケット枠状の第1始動口11を、該第1始動口11の左
右に上記特定領域として機能する通過チャッカ12,12
を、第1始動口11の下方に補助変動入賞装置13を、該補
助変動入賞装置13の下方に主変動入賞装置14を配設し、
上記可変表示装置9の左右には第2始動口15、第3始動
口16を配設し、上記補助変動入賞装置には補助図柄表示
手段として7セグメント式の補助可変表示器17を取付け
てある。すなわち、本実施例においては、可変表示装置
9、補助変動入賞装置13、主変動入賞装置14、補助可変
表示器17の4種類の電気的作動装置を遊技盤6の遊技部
8に設けるものとしてある。 可変表示装置9は、複数種類の識別記号を可変表示す
ることができれば回転ドラムを複数設けた機械的なもの
でも或は7セグメント式表示器のような電気的なもので
もよいが、第3図で示す可変表示装置9の実施例は、遊
技盤6の表面に取付ける横長な基板18のほぼ中央に7セ
グメント式表示器19a,19b,19cを3つ並設し、その周り
に各種の装飾ランプや表示発光源等を配設し、基板18の
左右端部にはそれぞれ第2始動口15、第3始動口16を一
体的に設け、基板18の裏側には第2始動口15、第3始動
口16に入った球を検出する第2始動スイッチ20、第3始
動スイッチ21を夫々設けてある。 上記第2始動口15、第3始動口16の下方に配設した通
過チャッカ12は、第4図に示すように、遊技盤6表面に
取り付ける取付板22の前面側に球が1個通過する通過孔
23を縦方向に形成し、該通過孔23に特定入賞信号発生手
段として球通過検出器(特定球検出器)24を臨ませてな
り、遊技部8内を流下してきた球が通過孔23内を通過し
て再度遊技部内を流下すると、球通過検出器24がこの球
を検出して電気的制御装置25に信号を送出する。 補助変動入賞装置13は、第5図及び第6図に示すよう
に、取付基板26の開口部27の両側に開閉翼28,28を軸着
し、開口部27には球受け部29を形成してある。各開閉翼
28の回動軸30は、取付基板26を貫通して延在しており、
その後端には開閉翼28,28を左右に開閉動作させるため
のピン31を植設した操作レバー32が固定してある。そし
て、この操作レバー32のピン31は、駆動源であるソレノ
イド33のプランジャ下端に設けた操作部材34の係合孔35
内に緩く挿入されている。このため、左右の開閉翼28,2
8は、プランジャの自重及び復帰ばねの作用により、通
常は第5図に示すように閉じて打球を受け入れない状
態、即ち遊技者にとって不利な第1状態を維持してい
る。ソレノイド33は、駆動基板36の裏面に突設したボス
に取り付けられているが、操作部材34及びその係合孔35
が左右2つの操作レバー32,32のピン31,31に対して共通
に形成されている。 ソレノイド33を励磁して操作部材34を開閉翼28,28の
外開き方向の回動習性に抗して引き上げると、操作部材
34及びピン31が上方向に移動し、各操作レバー32が回動
軸30を中心として外開きに回動して開閉翼28,28が開
き、打球を受け入れ易い状態、即ち遊技者にとって有利
な第2状態に変換する。なお、37…はこの開閉翼28,28,
の開閉状態を遊技者に知らせるランプであり、閉状態の
ときは点灯状態、開成状態のときは点滅状態となる。 開かれた開閉翼28,28に入賞した打球は、球受け部29
に拾われて開口部27を抜けて取付基板26の裏側を下方に
流下し、球検出器13′により検出された後は入賞球とし
て処理される。 主変動入賞装置14は、第7図及び第8図に示すよう
に、遊技盤6に取付ける第1ベース板38のほぼ中央に横
長な球通過口39を開設し、該球通過口39には駆動源であ
るソレノイド40により開閉する球受扉41を回動自在に軸
着し、球通過口39の左右には駆動源であるソレノイド4
2,42により左右に開閉する球受片43,43を回動自在に軸
着し、また第1ベース板38の裏側には発光表示部材等を
有する第2ベース板44を取付けてあり、この第2ベース
板44には、レバー45を介して球受扉41を開閉するソレノ
イド40と、クランク46を介して球受片43,43を開閉する
ソレノイド45,45とを取付けてある。上記した球受扉41
には、表面に扇型をしたウエイトを兼ねたストッパ47を
設けてある。また、球受扉41の一端41aは第2ベース板4
4に回動自在に軸着されたレバー45の一端45aと当接して
いて、該レバー45の途中にソレノイド40のプランジャ48
が当接する。このプランジャ48がレバー45を押圧すると
レバー45が下がり、球受扉41の一端41aを押し下げ球受
扉41が閉じ、打球を受け入れない状態、即ち遊技者にと
って不利な第1状態を維持する。またソレノイド40を励
磁してプランジャ48が吸引されると、レバー45を押さえ
ている力がなくなるため、球受扉41は自重で回動してレ
バー45を押し上げながら開き、打球を受け入れ易い状
態、即ち遊技者にとって有利な第2状態に変換する。ま
た、第2ベース板44に取付けられたソレノイド45のプラ
ンジャには作動板49が取付けてあり、この作動板49の他
端に設けた長穴にクランク46が遊合していて、このクラ
ンク46は球受片43,43の軸に取付けてある。したがっ
て、ソレノイド45,45が消磁してプランジャ48が押下げ
られると球受片43,43が閉じて打球を球受扉41側に案内
しない第1状態を維持し、ソレノイド45,45が励磁して
プランジャが吸引されると球受片43,43が開いて打球を
球受扉41側に案内する第2状態に変換する。 上記した主変動入賞装置14の第1ベース板38の裏側に
形成した凹部50内には、中央に継続入賞口51を、その左
右に一般入賞口52a,52bを形成してあり、継続入賞口51
を通過した球は継続スイッチ53を作動させ、一般入賞口
52a,52bおよび継続入賞口51を通過した球はカウントス
イッチ54を作動させる。 なお、球受扉41の幅、即ち変動入賞装置14が球を受け
入れて入賞球とする入賞領域は、前記した補助変動入賞
装置13の入賞領域、即ち第2状態に変換した両開閉翼2
8,28の上端間隔よりも広く設定してある。したがって、
主変動入賞装置14が第2状態に変換すると、補助変動入
賞装置13に比較して広い範囲で球を入賞させることがで
き、補助変動入賞装置13が第2状態に変換している間で
あっても主変動入賞装置14が球を入賞させることができ
る。 上記した各検出器や電気的作動装置などは電気的制御
装置25に接続されており、この電気的制御装置25の制御
の下で作動する。すなわち、この電気的制御装置25が、
所定の作動条件の成立に基づいて、電気的作動装置の作
動制御を行う遊技制御手段としての機能を備えるものと
してある。また、電気的制御装置25の制御の下で各種の
効果音を発生させるようにしてある。 本実施例における効果音の種類は、次の通りである。 (a)不正処理音 不正検出は、次のいずれかの条件を検出した場合、不
正とみなして不正除去監視処理へ移行する。 (イ)カウントスイッチ54が所定時間(例えば2.898秒
間)以上連続してオンの場合。 (ロ)カウントスイッチ54が所定時間以上ショート状態
の場合。 (ハ)特別遊技中にタイマに設定した時間と球を検出可
能な所定時間とを加算した時間(例えば23.55秒+1.95
秒)に一度もカウントスイッチ54がオンしない場合。 (ニ)主変動入賞装置14が第2状態に変換中、継続スイ
ッチ53がオンした後流下に要する所定時間(例えば2.9
秒間)以内にカウントスイッチ54がオンしない場合。 また、不正除去監視では主変動入賞装置14を第1状態
に強制的に復帰させたり、どこか一箇所のランプ(例え
ば全面枠のランプ)を点滅させたり、不正音を発生させ
たり、その他のランプ、LEDを消すなどの処理を行った
後、不正の原因が全てなくなるまで監視を行う。 不正の原因が残っている場合は、電気的制御装置25の
制御の下で不正音を発生させ、不正の原因が全て除去さ
れた場合は遊技を中断した時点より復旧し、不正音を停
止し遊技を続行する。 (b)可変表示装置作動中音 可変表示装置9の表示器19…が可変表示を行っている
間に発生する効果音である。 したがって、遊技者はこの可変表示装置作動中音を聞
くと、可変表示装置9が可変表示を行っていることを聴
覚によって認識することができる。(c)始動口入賞音 球が始動口11,15,16に入って始動スンイッチ10,20,21
が球を検出したことを条件として発生する効果音であ
り、入賞記憶が所定数(例えば4つ)を超えた場合には
始動口11,15,16に入賞しても発生しない。 したがって、遊技者はこの始動口入賞音を聞くと、球
が始動口に入賞し、次に可変表示装置9が作動するであ
ろうことを聴覚を通じて認識する。(d)特別遊技状態
音(第2の効果音) 特別遊技の権利が発生した後、当該特別遊技が終了す
るまでの効果音である。この特別遊技状態音は、特別遊
技の進行状態が遊技者に解るように、本実施例では第9
図に示すように、5種類の音が用意されている。 (イ)ファンファーレ音 特別遊技の権利が発生したことを遊技者に知らせる効
果音であり、特別遊技の権利が発生した後、主変動入賞
装置14が第1状態から第2状態に変換して1サイクル目
の特別遊技が開始されるまでの間に鳴らされる。 したがって、遊技者はこのファファーレ音を聞くと、
特別遊技の権利が発生し、次には主変動入賞装置9が第
2状態に変換して球が多数入賞するであろうことを聴覚
を通じて認識する。 (ロ)前半音 各サイクルにおいて、主変動入賞装置9が第2状態に
変換してから継続スイッチ54が球を検出するまでの間に
鳴らされる。 したがって、遊技者はこの前半音を聞くと、主変動入
賞装置9が第2状態に変換したことを認識するととも
に、未だ球が継続入賞口51に入っていないことを聴覚を
通じて認識する。 (ハ)後半音 各サイクルにおいて、継続スイッチ54が球を検出して
から主変動入賞装置9が第1状態に復帰するまでの間に
鳴らされる。 したがって、球技者がこの後半音を聞くと、球が継続
入賞口51に入って、サイクルの更新が行われて特別遊技
の継続が行われる旨を聴覚を通じて認識する。 (ニ)インターバル音 主変動入賞装置9が第2状態から第1状態に復帰して
当該サイクルを終了した後、次のサイクルが開始されて
主変動入賞装置9が第1状態から第2状態に変換するま
での間に鳴らされる。 したがって、遊技者はこのインターバル音を聞くと、
現在は主変動入賞装置9が第1状態に復帰しており、球
を受け入れない状態であることを聴覚を通じて認識す
る。 (ホ)最終サイクル音 最終サイクルの特別遊技が行なわれている間中継続し
て鳴らされる。 したがって、遊技者はこの最終サイクル音を聞くと、
球が継続入賞口51に入ってもサイクルの更新は行われる
ことがなく、当該サイクルの終了で特別遊技が全て終了
する旨を聴覚を通じて認識する。 (e)変動入賞装置入賞音 特別遊技中に球が主変動入賞装置9に入賞し、カウン
トスイッチ54が当該球を検出したときに鳴らされる。 したがって、遊技者がこの変動入賞装置入賞音を聞く
と、球が主変動入賞装置9に入賞していることを聴覚を
通じて認識する。 (f)ハズレ音 可変表示装置9が可変表示を停止しても、その結果態
様が賞態様を形成することがなく、所謂ハズレであった
ときに鳴らされる。 したがって、遊技者はこのハズレ音を聞くと、可変表
示装置9での遊技で賞態様を形成されなかったことを聴
覚を通じて認識する。 (g)表示停止音 可変表示装置9の各表示器19a,19b,19cがそれぞれ停
止するときに発せられる効果音である。 したがって、遊技者はこの表示停止音を聞く度に表示
器19a,19b,19cが停止したことを聴覚と通じて認識し、
視覚を通じて停止表示された数字等を確認することがで
きる。 (h)リーチ音 可変表示装置9の表示器19aの表示と表示器19bの停止
表示が同じ数字になったときに発せせられる効果音であ
る。 したがって、遊技者がこのリーチ音を聞くと、2つの
停止表示が既に揃い、賞態様の一歩手前であり、最後の
表示器19cの停止表示如何によって賞態様が形成される
ことを聴覚を通じて認識することができる。 (i)特定球検出器通過音 球が特定領域である通過チャッカ12を通過して、球通
過検出器24がこの球を検出したときに発せられる。 したがって、遊技者はこの特定球検出器通過音を聞く
と、球が通過チャッカ12を通過して、次に補助可変表示
器17が可変表示を行うということを聴覚を通じて認識す
る。 (j)補助表示器作動中音 補助表示器が作動して可変表示を行っている間発せら
れる効果音である。 したがって、遊技者はこの補助表示器作動中音を聞く
と、補助表示器が可変表示を行っていることを聴覚を通
じて認識することができる。 (k)補助表示器アタリ音 補助表示器による遊技において賞態様が形成され、所
謂「アタリ」になったときに発せられる効果音である。 したがって、遊技者はこの補助表示器アタリ音を聞く
と、補助表示器による遊技において賞態様が形成された
ことを聴覚を通じて認識することができる。 (1)補助表示器ハズレ音 補助表示器による遊技において賞態様が形成されず、
所謂「ハズレ」になったときに発せられる効果音であ
る。 したがって、遊技者はこの補助表示器ハズレ音を聞く
と、補助表示器による遊技において賞態様が形成されな
かったことを聴覚を通じて認識することができる。 (m)補助変動入賞装置作動音(第1の効果音) 補助変動入賞装置13が遊技者にとって有利な第2状態
に変換している間継続して発せられる。 したがって、遊技者はこの補助変動入賞装置作動音を
聞くと、補助変動入賞装置が打球を受け入れ易い第2状
態に変換していることを聴覚を通じて認識することがで
きる。 (n)補助変動入賞装置入賞音 補助変動入賞装置に球が入賞して、この球を球検出器
13′が検出したときに発せられる効果音である。 したがって、遊技者はこの補助変動入賞装置入賞音を
聞くと、補助変動入賞装置に打球が入賞したということ
を聴覚を通じて認識することがができる。 なお、本実施例では「ピー、ヒュル〜」などという電
子音による効果音で説明したが、本発明では音声合成に
より言葉や音楽によって報知してもよい。 上記した各効果音は、次のように優先順位(ランク)
が設定されており、この優先順位に従って発せられる。
【ランク1】 不正処理音
【ランク2】 始動口入賞音、特別遊技状態音、変動入賞装置音、特
定球検出器通過音、補助変動入賞装置入賞音
【ランク3】 補助変動入賞装置音
【ランク4】 ハズレ音、補助表示器アタリ音、補助表示器ハズレ音
【ランク5】 リーチ音
【ランク6】 可変表示装置作動中音、表示停止音
【ランク7】 補助表示器作動中音 これらの優先順位を設定した効果音の発生条件が2種
類以上揃った場合には、優先順位の高い効果音が発せら
れ、優先順位の低い効果音の発生条件は無効とされる。
例えば、最も優先順位の高い不正処理音は、不正の原因
が発生すれば直ちに発せられ、不正の原因が除去される
前に他の効果音の条件が成立したとしても、その効果音
は発せられない。また、ランク6の可変表示装置作動中
音が発られている最中に、ランク2の特定球検出器通過
音の条件(通過チャッカの球通過検出器が球を検出)が
成立すれば、より優先順位の高いランク2の特定球検出
器通過音が発せられる。 逆に、ランク2の特別遊技状態音が発せられている間
(即ち、特別遊技中)に、優先順位の低い(ランク4)
補助表示器アタリ音の条件が成立(即ち、補助表示器に
よって賞態様が成立)しても、この条件の成立は無視さ
れて補助表示器アタリ音は発せられることはなく、特別
遊技状態音が継続して発せられる。 また、優先順位(ランク)が同じ効果音の条件が2種
類以上揃った場合には、特定効果音の発生条件が成立し
たものとして、これらの効果音はいずれも発せられる。
例えば、特別遊技状態音が発せられている途中で球が始
動口に入賞すると、始動スイッチが球を検出して始動口
入賞音の条件が成立したことになり、特別遊技状態音と
共に指導口入賞音(例えば「ピッ」)が特定効果音とし
て発せられる。 次に、この様にして効果音を制御するとともに、遊技
を制御する電気的制御装置25について説明する。 電気的制御装置25は、例えば第10図に示すように構成
されており、効果音発生指令手段としての機能を有する
音源発生優先順位設定手段55と複数種類の効果音を発生
させるために必要な機能を有する音源手段56を備えてい
ることを大きな特徴としている。音源発生優先順位設定
手段55は、前記した各効果音を発生させる優先順位を予
め設定するものである。また、音源手段56は、各効果音
を予め設定した音色、周波数、メロディなど音の要素を
電気信号として発生するものであり、効果音をスピーカ
57から発生させる。すなわち、音源手段56とスピーカ57
が協働することによって、優先順位設定手段55からの効
果音発生指令に基づき対応した効果音を発生する効果音
発生手段として機能するのである。 そして、この音源手段56と音源発生優先順位設定手段
55とが効果音優先制御手段58として機能し、補助変動入
賞装置13と主変動入賞装置14とが第2状態になった際
に、音源発生優先順位設定手段55の設定にもとづいて補
助変動入賞装置作動音の効果音信号又は変動入賞装置作
動音の効果音信号の発生状態を優先制御する。したがっ
て、音源発生優先順位設定手段55には、第11図に示すよ
うに、各効果音の発生条件の成立を検出するそれぞれの
検出手段に接続している。例えば、不正検出手段59に接
続して不正処理音の発生条件を監視し、特別遊技状態検
出手段としての主変動入賞装置駆動制御装置60に接続し
て特別遊技状態音の発生条件を監視し、判定手段61に接
続して特別遊技状態音中のファンファーレ音の発生条件
を監視するとともに、ハズレ音、リーチ音などの発生条
件を監視し、入賞球計数手段62に接続して変動入賞装置
入賞音の発生条件を監視し、継続制御手段63に接続して
特別遊技状態音中の後半音の発生条件を監視し、入賞記
憶手段64に接続して始動口入賞音の発生条件を監視、動
作タイミング制御手段65に接続して可変表示装置作動中
音の発生条件を監視するとともに、表示停止音の発生条
件を監視し、特定遊技状態検出手段としての補助変動入
賞装置駆動制御手段66に接続して補助変動入賞装置作動
音の発生条件を監視し、補助図柄判定手段67に接続して
補助表示器アタリ音と補助表示器ハズレ音の発生条件を
監視し、補助図柄表示動作タイミング制御手段68に接続
して補助表示器作動中音の発生条件を監視し、特定入賞
記憶手段69に接続して特定球検出器通過音の発生条件を
監視している。そして、上記した各検出手段からそれぞ
れの効果音発生条件の成立信号が送られてくると、音源
発生優先順位設定手段55のアンドゲートとオアゲートと
の組合せにより前記の通りにに優先制御され、音源手段
56に送られる。 次に、遊技の制御について説明する。 遊技者が発射操作部4を操作することにより打球発射
装置を始動すると、球供給皿3から導入された球が1個
宛発射される。打球発射装置により発射された球は、ガ
イドレール7を介して遊技部8内に入り、障害釘に当っ
て流下方向を変換しながら流下する。 遊技部8内を流下する球が通過チャッカ12の通過孔23
内を通過すると、球通過検出器24がこの球を検出して電
気的制御装置25に信号を送出する。 電子的制御装置25は、第10図に示すように、球通過検
出器24からの信号を受けて特定入賞記憶手段69に予め設
定した範囲内(例えば4つまで)まで記憶可能であり、
該特定入賞記憶手段69に信号が記憶されていると乱数変
更制御手段70が乱数手段である乱数テーブルから乱数を
取り出す。本実施例では賞態様の確率が低い(例えば、
1/10)乱数テーブルAと賞態様の確率が高い(例えば、
1/5)乱数テーブルとを有しており、乱数変更状態検出
手段71からの信号により上記した乱数テーブルを選択し
て、特定入賞記憶手段69からの信号にもとづいて乱数を
取り出す。通常の遊技状態では乱数変更状態検出手段71
からの信号が「L」なので、第1アンドゲート72が開
き、乱数テーブルAから乱数を取り出して図柄比較手段
73に送出可能な状態にする。なお、後述するように、特
定遊技状態になると乱数変更状態検出手段71からの信号
が「H」に変換するので、第2アンドゲート74が開き、
確率の高い乱数テーブルBから乱数を取り出す(抽出す
る)こととなる。 特定入賞記憶手段69からの信号は補助図柄表示動作タ
イミング制御手段68にも送られ、これにより該補助図柄
表示動作タイミング制御手段68は補助図柄表示制御手段
75を作動させて補助可変表示器17の可変表示を表示更新
パルス手段76のパルスに同期させて行わせる。即ち、補
助可変表示器17が視認できない速度で「0」乃至「9」
を変換表示する。そして、停止指令信号発生手段として
設けてある補助図柄表示動作タイミング制御手段68のタ
イマ77に予め設定してある所定時間(例えば5秒間)が
経過すると、或は遊技者がストップスイッチ(図示せ
ず)を外部操作すると、停止指令信号が乱数変更制御手
段70の抽出乱数記憶部78に送られ、これにより乱数テー
ブルAからの乱数にもとづいて図柄選択部79が停止表示
すべき図柄を決定し、この図柄に対応する信号を図柄比
較手段73に送る。図柄比較手段73には補助図柄表示制御
手段75から補助可変表示器17が現に表示している図柄に
対応する信号が逐次送られているので、図柄比較手段73
は両信号を比較し、一致すると(即ち、停止表示すべき
図柄になると)補助図柄表示動作タイミング制御手段68
に信号を送る。補助図柄表示動作タイミング制御手段68
がこの信号を受けると補助図柄表示制御手段75への信号
が「L」となって補助図柄表示制御手段75が補助可変表
示器17の可変表示を停止し、停止表示すべき図柄を実際
に停止表示させる。また、補助図柄表示動作タイミング
制御手段68が図柄比較手段73から信号を受けると、補助
図柄判定手段67にも同時に信号を送るので、補助図柄判
定手段67はこの信号を受けた時点で補助図柄表示制御手
段75からの信号にもとづいて賞態様の成立を判定する。
例えば、「7」で停止したときに賞態様が成立すると予
め設定した場合、補助図柄表示制御手段75から「7」に
対応する信号を受けていれば、即ち、補助可変表示器17
に「7」が停止表示されていれば賞態様が成立したもの
と判定し、「7」以外の信号を受けていれば、即ち、補
助可変表示器17に「7」以外の「3]などが停止表示さ
れていれば賞態様が成立しなかったと判定する。 補助図柄判定手段67が賞態様の不成立を判定した場
合、補助図柄表示動作タイミング制御手段68に信号を送
り、これにより該補助図柄表示動作タイミング制御手段
68が特定入賞記憶手段69の記憶信号数を「1」減算さ
せ、特定入賞記憶手段69に記憶信号が残っている場合に
は上記動作を繰り返す。なお、補助図柄判定手段67が賞
態様の不成立を判定した場合には補助変動入賞装置駆動
制御手段66に信号を送らないので、補助変動入賞装置13
は遊技者に不利な第1状態のままである。 一方、補助図柄判定手段67が賞態様の成立を判定しす
ると、補助図柄表示動作タイミング制御手段68に信号を
送って特定入賞記憶手段69の記憶信号を「1」減算させ
るとともに、補助変動入賞装置駆動制御手段66に信号を
送る。補助変動入賞装置駆動制御手段66はこの信号を受
けると、補助変動入賞装置13のソレノイド33をタイマ69
に予め設定した所定時間(例えば6秒間)だけ励磁す
る。したがって、補助変動入賞装置13は、補助可変表示
器17で賞態様が形成すると、所定時間だけ遊技者にとっ
て有利な第2状態に変換する。 次に、可変表示装置9における別遊技について説明す
る。 球が第1始動口11に入賞すると、第1始動スイッチ10
がこの球を検出して電気的制御装置25の入賞記憶手段64
に信号を送る。なお、可変表示装置9の左側の第2始動
口15に入賞すると、同様にして、第2始動スイッチ20
が、右側の第3始動口16に入賞すると第3始動スイッチ
21が夫々入賞した球を検出して電気的制御装置25の入賞
記憶手段64に信号を送る。 入賞記憶手段64は第1乃至第3始動口11,15,16に入賞
した球の数、即ち入賞信号を予め設定した範囲内で記憶
しておくもので、設定範囲を超えると入賞信号を受信し
ても実質的に無効な信号として処理する。なお、設定を
「1」とすれば、第1始動スイッチ10などから1の入賞
信号を受け入れて記憶するだけで、それ以上の入賞信号
をオーバーフローさせ、後述する別遊技中に第1乃至第
3始動口11,15,16に入賞しても、この入賞では別遊技が
開始されないこととなる。この点、前記した特定入賞記
憶手段69も同様である。 入賞記憶手段64に特定入賞信号が記憶されると、この
信号が動作タイミング制御手段65に送られ、該動作タイ
ミング制御手段65からの信号にもとづいて停止タイミン
グ可変手段80a,80b,80c、表示更新パルス手段81a,81b,8
1c、可変表示制御手段82a,82b,82cが作動し、これらに
より可変表示装置9の各可変表示器19a,19b,19cに
「0」から「9」の数字を視認できない高速で可変表示
することを開始する。そして、動作タイミング制御手段
65のタイマに予め設定してある所定時間(例えば5秒
間)が経過して停止指令信号が出力されるか、又は遊技
者が操作部5′を操作してストップスイッチ5から停止
指令信号が送られてくるかすると、可変表示装置9の可
変表示が順次停止して、各可変表示器19a,19b,19cに数
字が停止表示される。 可変表示装置9の可変表示が全て停止すると、特定遊
技状態検出手段の一部として機能する判定手段61が可変
表示装置9に表示された数字の組合せ態様が予め設定し
た賞態様(例えば「7」「7」「7」)に該当するかを
判定し、賞態様に該当して特別遊技の権利が発生したと
判定すると大当り信号を変動入賞装置駆動制御手段60に
送る。 次に本実施例の特定遊技である特別遊技について説明
する。 変動入賞装置駆動制御手段60が大当り信号を受ける
と、変動入賞装置14のソレノイド40,42を所定時間(例
えば30秒間)励磁して球受扉41及び球受片43,43を開い
て打球を受け入れ易い第2状態に変換する。そして、遊
技部8内に流下してきた球受扉41に受け入れられて一般
入賞口52a,52bに入賞すると、これらの球をカウントス
イッチ54が検出して入賞球数計数手段62に信号を送り、
入賞球数計数手段62が入賞球数を計数して所定数(例え
ば予め設定した10個)に達すると変動入賞装置駆動制御
手段60に終了信号を送り、特別遊技を終了させる。 上記した所定時間の経過または入賞球数が所定数に達
するまでを1サイクルとし、これらの終了条件が成立す
る前(当該サイクル中)に打球が継続入賞口51に入賞す
ると、継続スイッチ53がこの球を検出して継続制御手段
63に継続信号を送り、これによってサイクルの更新が行
われ、特別遊技を所定回数(例えば16サイクル目まで)
継続することができる。なお、当該サイクル中に打球が
継続入賞口51に入賞しなかった場合には所定時間の経
過、または入賞球数が所定数に達した時点で特別遊技は
完全に終了する。また、最終サイクルにおいて打球が継
続入賞口51に入賞してもサイクルの更新は行われずに所
定時間の経過または入賞球数が所定数に達した時点で特
別遊技が全て終了する。 また、判定手段61が可変表示装置9での別遊技で特別
遊技の権利が発生したと判定すると、乱数変更状態検出
手段71が判定手段61からの大当り信号を受けて、停止図
柄の決定に用いる乱数テーブルを変更することとなる予
め設定された遊技状態になったことを検出する。そし
て、この乱数変更状態検出手段71がこの遊技状態を検出
すると、乱数変更制御手段70に乱数変更信号「H」を送
出する。したがって、乱数変更制御手段70の第1アンド
ゲート72の一方の入力が「H」から「L」に変換して他
方の入力側に「H」が入力しても開かない状態となり、
また、第2アンドゲート74の一方の入力が「L」から
「H」に変換して他方の入力側に「H」が入ると開く状
態、即ち、賞態様が成立する確率が高い乱数テーブルB
から乱数が抽出される状体となる。なお、この状態は、
変動入賞装置駆動制御手段60から特別遊技が終了した旨
の信号が乱数変更状態検出手段71に送られるまで継続さ
れ、乱数変更状態検出手段71がこの信号を受けると、乱
数変更制御手段70への信号を「H」から「L」に変換す
る。したがって、特別遊技が終了すると、賞態様が成立
する確率が低い乱数テーブルAから乱数が抽出される状
態に復帰する。 賞態様が成立する確率が確率が高い乱数テーブルBか
ら乱数が抽出される状態で、遊技部8内を流下する球が
通過チャッカ12の通過孔23内を通過して特定球検出器で
ある球通過検出器24がこの球を検出すると、電気的制御
装置25の特定入賞記憶手段69に信号を送る。そして、該
特定入賞記憶手段69の記憶にもとづいて乱数変更制御手
段70の第2アンドゲート74の他方の入力側に「H」が送
られ、これにより第2アンドゲート74が開いて乱数テー
ブルBから乱数が抽出されて抽出乱数記憶部78に送られ
る。 特定入賞記憶手段69からの信号は補助図柄表示動作タ
イミング制御手段68にも送られるので、補助図柄表示動
作タイミング制御手段68が補助図柄表示制御手段75を作
動させて補助可変表示器17の可変表示を行わせる。そし
て、補助図柄表示動作タイミング制御手段68のタイマ77
に設定してある所定時間が経過すると、或は遊技者がス
トップスイッチ(図示せず)を操作すると、停止指令信
号が乱数変更制御手段70の抽出乱数記憶部78に送られ、
これにより乱数テーブルBからの抽出した乱数にもとづ
いて図柄選択部79が停止図柄を決定し、この図柄に対応
する信号を図柄比較手段73に送る。図柄比較手段73に
は、補助図柄表示制御手段75から補助可変表示器17が現
に表示している図柄に対応する信号が送られているの
で、図柄比較手段73は両信号を比較し、両信号が一致し
て停止表示すべき図柄になると、補助図柄表示動作タイ
ミング制御手段68に信号を送る。補助図柄表示動作タイ
ミング制御手段68がこの信号を受けると補助図柄表示制
御手段75への信号「L」となって補助図柄表示制御手段
75が補助可変表示器17の可変表示を停止させ、停止表示
すべき図柄を停止表示する。また、補助図柄表示動作タ
イミング制御手段68が図柄比較手段73から信号を受ける
と、補助図柄判定手段67にも同時に信号を送るので、補
助図柄判定手段67はこの信号にもとづいて賞態様の成立
を判定する。 補助図柄判定手段67が賞態様の不成立を判定すると、
例えば補助可変表示器17に「5」が停止表示されると、
補助図柄表示動作タイミング制御手段68に信号を送って
特定入賞記憶手段69の記憶を「1」減算さるだけで、補
助変動入賞装置13の状態も第1状態のままとする。 一方、補助可変表示器17に賞態様である「7」が停止
表示されて補助図柄判定手段67が賞態様の成立を判定す
ると、補助図柄表示動作タイミング制御手段68に信号を
送って特定入賞記憶手段69の記憶数を「1」減算させる
とともに、補助変動入賞装置駆動制御手段66に信号を送
る。補助変動入賞装置駆動制御手段66は、上記信号を受
けると補助変動入賞装置13のソレノイド33を所定時間だ
け励磁し、遊技者にとって有利な第2状態に変換する。 上記した実施例は特定遊技状態として特別遊技状態を
設定したが、特定遊技状態の間は通常の遊技状態に比較
して補助図柄表示手段での遊技における賞態様成立確率
が変更されるものであれば、特定遊技状態をどのように
設定してもよいし、また確率が異なる複数種類の乱数テ
ーブルを用意しておき、特定遊技状態であっても「7」
「7」「7」などの『大当り』の場合には最も確率の高
い乱数テーブルを選択し、「3」「3」「3」などの
『中当り』の場合には次の高い確率の乱数テーブルを選
択し、「1」「1」「1」や「5」「5」「5」などの
『小当り』の場合はその次に高い確率の乱数テーブルを
選択するように設定してもよい。 また、特定球検出手段は、前記実施例のように、通過
チャッカ12という特定通過ゲートを通過した打球を検出
する球通過検出器24に限定されるものではなく、特定領
域を流下した球を検出することができればどのような構
成でもよい。 例えば、第1の実施例で第1始動口11として使用した
入賞具と同じ様な構成の入賞具(球を遊技盤6の裏側に
取り込んで入賞球とする入賞具)を特定領域として遊技
部内に配置し、この入賞具に入賞した球を検出すべく検
出器(特定球検出手段)を設けてもよい。なお、特定球
検出手段からの信号にもとづいて作動する補助図柄表示
手段は、前記した可変表示器17に限定されるものではな
く、数字や図柄などの識別標識を可変表示することがで
きればどのような構成でもよい。 また、以上に説明したした実施例は、球が始動口とし
て機能する入賞口に入賞することにより別遊技の権利が
発生し、可変表示装置9によって行った別遊技で賞態様
を形成した場合に特別遊技の権利が発生するという遊技
内容を設定したパチンコ機であるが、本発明は、この遊
技内容に限定されるものではない。 例えば、球が始動口に入賞することを条件として変動
入賞装置14の可動球受け部材がソレノイドの駆動によっ
て遊技者にとって不利な第1状態から遊技者にとって有
利な第2状態に所定回数(例えば1回、または2回)変
換し、この第2状態に変換したときに球が特別入賞口
(V入賞口または継続入賞口51)に入賞すると特別遊技
の権利が発生し、特別遊技では変動入賞装置14が所定回
数(例えば18回)第1状態と第2状態とに変換し、球が
特別入賞口(V入賞口または継続入賞口51)に入賞する
ことによってサイクルの更新が行われて特別遊技を継続
できるという特定遊技状態を設定した所謂第2種のパチ
ンコ機(所謂ハネモノタイプ)であってもよい。 さらに、別遊技において賞態様が形成されると特別権
利が発生し、球が特定の権利入賞口に入賞することを条
件として変動入賞装置14が第1状態から第2状態に変換
するような遊技内容の所謂第3種のパチンコ機であって
もよい。 これら第2種、第3種のパチンコ機においても、前記
した第1のパチンコ機と同様に、効果音に優先順位を設
定し、この優生順位を高い効果音を実際にスピーカから
発生させることができる。 なお、本発明における主変動入賞装置14は、上記した
所謂アタッカータイプのものに限定されるものではな
く、遊技者にとって不利な第1状態と、遊技者にとって
有利な第2状態に変換可能な入賞装置であればどのよう
な構成でもよい。 また、補助変動入賞装置13も、上記した所謂電動チュ
ーリップタイプのものに限定されるものではなく、遊技
者にとって不利な第1状態と、遊技者にとって有利な第
2状態に変換可能であればどのような構成でもよい。し
たがって、第1状態では開閉翼28,28の上端間隔を球1
個通過可能な幅で離隔した状態で停止し、第2状態に変
換すると開閉翼28,28の上端間隔を拡大する構成でもよ
い。 〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、電気的作動装置
の作動条件の成立に基づいて、遊技制御手段が対応する
電気的作動装置の作動制御を行うと、これに関連した効
果音発生条件の成立に基づいて、効果音発生指令手段が
電気的作動装置の作動状態を報知する効果音の発生を効
果音発生手段へ指令し、遊技制御手段が複数の電気的作
動装置を作動制御を行うと、これに関連した複数の効果
音発生条件が成立し、効果音発生指令手段は、予め定め
た優先順位に基づいて、優先順位の高い電気的作動装置
の作動状態を報知する効果音の発生のみを効果音発生手
段へ指令し、遊技制御手段による電気的作動装置の作動
制御状態において、予め定めた特定効果音発生条件が成
立すると、効果音発生指令手段は、電気的作動装置の作
動状態を報知する効果音と併せて特定効果音の発生を効
果音発生手段へ指令する。 したがって、効果音の種類を従来よりも多く設定して
も、これら多数種類の効果音に優先順位を設定したり、
効果音出力中であっても併せて発生させる特定効果音を
設定したりすることにより、この優先順位の高い方の効
果音のみを発生させたり、特定効果音を多重的に発生さ
せたりできるので、遊技者が効果音を聞いたときに当該
効果音の意味するところを把握し易くなるのである。す
なわち、主変動入賞装置、可変表示装置、補助変動入賞
装置などの電気的作動装置を常に凝視していなくても、
遊技の進行状態を聴覚を通じて適確に把握することが可
能となる。 しかも、効果音発生の優先順位を遊技者にとって価値
の高いものから優先的に設定すれば、遊技に不慣れな遊
技者であっても効果音により遊技状態を把握し易くな
り、遊技者の利益になるように打球の発射勢を調整する
など、技術介入することができ、これにより遊技の興趣
を従来以上に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は遊技機の
一例たるパチンコ機の正面図、第2図は遊技盤の正面
図、第3図は可変表示装置の斜視図、第4図は通過チャ
ッカの断面図、第5図は補助変動入賞装置の第1状態に
おける斜視図、第6図は補助変動入賞装置の第2状態に
おける裏側から見た斜視図、第7図は変動入賞装置の第
1状態における斜視図、第8図は変動入賞装置の第2状
態における断面図、第9図は特別遊技音のタイミングチ
ャート、第10図は電気的制御装置のブロック図、第11図
は音源発生優先順位設定手段と音源手段のブロック図で
ある。 図中、1はパチンコ機、6は遊技盤、8は遊技部、9は
可変表示装置、13は補助変動入賞装置、14は変動入賞装
置、17は補助可変表示器、55は音源発生優先順位設定手
段、56は音源手段、57はスピーカ、60は主変動入賞装置
駆動制御手段、66は補助変動入賞装置駆動制御手段、75
は補助図柄表示制御手段、82a〜82cは可変表示制御手段
である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技部を形成した遊技盤に、複数の電気的
    作動装置を備え、 所定の作動条件の成立に基づいて、上記電気的作動装置
    の作動制御を行なう遊技制御手段と、 複数種類の効果音を発生可能であって、所定の効果音発
    生指令に基づき対応した効果音を発生する効果音発生手
    段と、 所定の効果音発生条件の成立に基づいて、上記効果音発
    生手段に所定の効果音の発生を指令する効果音発生指令
    手段と、 を有する遊技機において、 上記遊技制御手段は、複数の電気的作動装置の作動条件
    の成立に基づいて、対応する複数の電気的作動装置の作
    動制御を行い、 上記効果音発生指令手段は、上記遊技制御手段が電気的
    作動装置を作動制御することに関連した効果音発生条件
    の成立に基づいて、電気的作動装置の作動状態を報知す
    る効果音の発生を効果音発生手段へ指令すると共に、遊
    技制御手段が複数の電気的作動装置を作動制御すること
    に関連した複数の効果音発生条件の成立に際しては、予
    め定めた優先順位に基づいて、優先順位の高い電気的作
    動装置の作動状態を報知する効果音の発生のみを効果音
    発生手段へ指令し、更に、遊技制御手段による電気的作
    動装置の作動制御状態において、予め定めた特定効果音
    発生条件が成立した際には、上記電気的作動装置の作動
    状態を報知する効果音と併せて特定効果音の発生を効果
    音発生手段へ指令するものとしたことを特徴とする遊技
    機。
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