JP2923803B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
〈産業上の利用分野〉 本発明は、遊技盤に形成した遊技部に設けられた電気
的遊技装置と、該電気的遊技装置の作動状態を表示可能
な表示手段と、電気的遊技装置の作動制御及び表示手段
の発光制御を行なう遊技制御手段と、を備えた遊技機に
関するものである。 〈従来の技術〉 従来、パチンコ機等の遊技機における遊技の興趣を高
めるために、例えば複数の識別情報を可変表示可能な可
変表示器を複数値えた電気的遊技装置としての可変表示
装置を遊技部に備え、この可変表示装置で「7」「7」
「7」が揃うなどの遊技条件が達成されて特定の遊技状
態になると、変動入賞装置が遊技者にとって有利な状態
に変換するように構成したものが広く用いられている。
斯かるパチンコ機においては、可変表示装置に可変表示
が行われている時には該状態を知らせる効果音を発生す
ると共にランプ点滅を行うようになっている。また、可
変表示の停止に伴って可変表示装置に特定の賞態様(予
め定めた特別な図柄が停止表示された状態など)が形成
されると、パチンコ機は、これを知らせる効果音を発生
すると共にランプ点滅を行う。さらに、変動入賞装置の
可動部材が打球を入賞し易い状態に変換したときにも、
パチンコ機は、これを知らせる効果音を発生すると共に
ランプ点滅を行うようになっている。 〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、近来の遊技機では、更に遊技の興趣を高める
ために、遊技部に複数の電気的遊技装置として変動入賞
装置や可変表示装置を適宜に設け、これら複数の電気的
遊技装置に対する複雑な遊技制御を行っているが、これ
らの電気的遊技装置を多数設けた場合、遊技装置毎に作
動状態をランプ点滅などにより可視表示する表示器を遊
技機の前面側に多数設けることは物理的に困難である。
しかも、遊技店への設置条件により遊技機の外形寸法等
が制限されるので、従来よりも遊技機を大型化して、電
気的遊技装置が配設される遊技部を拡大するようなこと
は実質的に不可能である。 また、遊技盤に形成された遊技部に表示器を設けるに
際しても、近年は電気的遊技装置が大型化する傾向にあ
るため、限られた広さの遊技部に対して電気的遊技装置
を複数配設すると、表示器の配設用スペースは一層狭小
となっている。 しかも、表示器を遊技部に複数配設した場合には、遊
技部に植設される障害釘の植設範囲を狭める等の制限が
加えられることとなり、障害釘に弾かれながら遊技領域
を流下する打球の流下状態が単調になるなど、遊技の興
趣を低下させてしまうことにもつながる。 また、各電気的遊技装置の作動状態を表示するために
表示器を多数設けた場合には、複数の電気的遊技装置が
重なって同時に作動すると、同時に複数の表示器による
表示が行われることとなり、雫気的遊技装置の作動情報
の把握が困難となり、遊技者はどの電気的遊技装置の作
動を重視して良いかが明確に認識できず、必ずしも遊技
者に対する報知効果を高められるようなものではなかっ
た。 〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、遊技盤(6)
に形成した遊技部(8)に設けられた第1の電気的遊技
装置(例えば、主可変表示装置9、主変動入賞装置14な
ど)及び第2の電気的遊技装置(例えば、補助変動入賞
装置12、補助可変表示器19など)と、上記第1の電気的
遊技装置の作動状態及び第2の電気的遊技装置の作動状
態を表示可能な表示手段(例えば、第6表示器26、第7
表示27など)と、上記第1の電気的遊技装置及び第2の
電気的遊技装置の作動制御と、上記表示手段の発光制御
と、を行なう遊技制御手段(例えば、電気的制御装置31
など)と、を備えた遊技機(例えば、パチンコ機1な
ど)において、上記遊技制御手段は、第1作動条件の成
立に基づいて上記第1の電気的遊技装置の作動制御を行
なうと共に、第2作動条件の成立に基づいて上記第2の
電気的遊技装置の作動制御を行桓う電気的遊技装置制御
手段(例えば、変動入賞装置駆動制御手段56、補助変動
入賞装置駆動制御手段62、補助図柄表示制御手段80、可
変表示制御手段88など)と、上記第1の電気的遊技装置
の作動制御に係わる第1態様の表示を行うと共に、上記
第2の電気的遊技装置の作動制御に係わる第2態様の表
示を行う表示制御手段(例えば、表示優先順位設定手段
70、表示制御選択手段71、表示駆動制御手段73など)
と、を含み、上記表示制御手段は、第1の電気的遊技装
置と第2の電気的遊技装置の作動制御が重なって同時に
行われる場合に、第1態様の表示を第2態様の表示に優
先して行わせる発光表示優先制御手段(72)を具備し、
上記表示手段により、異なる電気的遊技装置の作動態様
が優先順位に従って可視表示されるようにした。 〈作用〉 電気的遊技装置制御手段が、第1作動条件の成立に基
づいて第1の電気的遊技装置の作動制御を行なうと共
に、第2作動条件の成立に基づいて第2の電気的遊技装
置の作動制御を行ない、表示制御手段が上記第1の電気
的遊技装置の作動制御に係わる第1態様の表示を行うと
共に、上記第2の電気的遊技装置の作動制御に係わる第
2態様の表示を行う。 第1の電気的遊技装置と第2の電気的遊技装置の作動
制御が重なって同時に行われる場合には、表示制御手段
が具備する発光表示優先制御手段が、第1態様の表示を
第2態様の表示に優先して行わせ、異なる電気的遊技装
置の作動態様が優先順位に従って可視表示される。 〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。 第1図に示すパチンコ機1は、所謂第1種に属するも
ので、額縁状前面枠2の表側に球供給皿3、打球の発射
操作部4、ストップスイッチ5の操作部5′などを有
し、前面枠2の窓部を後方から塞ぐようにして設けた遊
技盤6の表面にはガイドレール7で囲まれた遊技部8を
形成し、該遊技部8には無数の障害釘(図示せず)を植
設するとともに打球が通過すると遊技者にとって利益と
なる入賞領域及び特定領域を形成し、図面の実施例では
遊技部8のほぼ中央に主可変表示装置9を、該主可変表
示装置9の下方には入賞した球を第1始動スイッチ10で
検出可能なポケット枠状の第1始動口11を、該第1始動
口11の左側に第2始動日として機能する補助変動入賞装
置12を、第1始動口11の右側には補助変動入賞装置12と
同じ形であるが球の受け入れ状態を変換しない一般入賞
口13を、第1始動口11の下方に主変動入賞装置14を、該
主変動入賞装置14の左側に特定球検出器15を有する特定
入賞口16、右側に第3始動スイッチ17を有する第3始動
口18を配設し、上記主可変表示装置9には補助図柄表示
手段として7セグメント式の補助可変表示器19を取付け
てある。また、このパチンコ機1には発光表示手段とし
て、前面枠2の上部に発光源としてランプを使用した第
1表示器21(L1……)を、遊技盤6の上部左右にラン
プを発光源として使用した第2表示器22(L2……)
を、遊技盤6の上部左側に第3表示器23(L3)を、主
可変表示装置9の上部に第4表示器24(L4……)と第
5表示器25(L5……)を、遊技部8内の左右端部に第
6表示器26(L6……)を、補助変動入賞装置12に第7
表示器27(L7……)を、主変動入賞装置14に第8表示
器28(L8……)と第9表示器29(L9……)を、第2始
動口16と第3始動口18に第10表示器30(L10……)を設
けてある。なお、上記した各表示器21〜30や後述する電
気的機器などは電気的制御装置31に電気的に接続されて
おり、この電気的制御装置31の制御の下で作動する。 主可変表示装置9は、複数種類の識別記号を可変表示
することができれば回転ドラムを複数設けた機械的なも
のでも或は7セグメント式表示器のような電気的なもの
でもよいが、図面に示す可変表示装置の実施例は、遊技
盤6の表面に取付ける横長な基板32のほぼ中央に7セグ
メント式の左図柄表示器33a,中図柄表示器33b,右図柄表
示器33cを3つ並設し、上部にLED1〜4を配設してあ
る。そして、これらLED1〜4の下方に補助可変表示器19
を主可変表示装置9と一体的に設けてある。 補助変動入賞装置12は、第3図乃至第5図に示すよう
に、取付基板34の開口部35の開口下縁から球受け部36を
突設し、該取付基板34の前面に開口部35と球受け部36を
挟む状態で円弧板状の開閉翼37,37を軸着してある。各
開閉翼37の回動軸38は、取付基板34を貫通して延在して
おり、その後端には開閉翼37,37を左右に開閉動作させ
るためのピン39を植設した操作レバー40が固定してあ
る。そして、この操作レバー40のピン39は、駆動源であ
るソレノイド41のプランジャ下端に設けた操作部材42の
係合孔内に緩く挿入されている。このため、左右の開閉
翼37,37は、プランジャの自重及び復帰ばねの作用によ
り、通常は第3図に示すように上端間隔を狭く、下端間
隔を広くして球を受け入れ難い状態、即ち遊技者にとっ
て不利な第1状態を維持している。この第1状態におい
て、球が開閉翼37,37間に入ると、この球が球受け部36
に拾われて開口部35に入賞することもあるが、球受け部
36に拾われなかった場合には再び遊技盤面を流下する。
ソレノイド41は、基板34の裏面に突設したボスに取り付
けられているが、操作部材42及びその係合孔が左右2つ
の操作レバー40,40のピン39,39に対して共通に形成され
ている。 ソレノイド41を励磁して操作部材42を開閉翼37,37の
外開き方向の回動習性に抗して引き上げると、操作部材
42及びピン39が上方向に移動し、各操作レバー40が回動
軸38を中心として外開きに回動して開閉翼37,37の上端
間隔が大きく開いて打球を受け入れ易い状態、即ち遊技
者にとって有利な第2状態に変換する(第4図)。 開閉翼37,37が大きく開いた第2状態において、打球
が開閉翼37,37間に入ると、この打球は、球受け部36に
拾われずそのまま流下してしまうものもあるが、球受け
部36に拾われた打球は開口部35を抜けて取付基板34の裏
側を下方に流下し、第2始動スイッチ43により検出され
た後は入賞球として処理される。 主変動入賞装置14は、遊技者にとって不利な第1状態
と遊技者にとって有利な第2状態に変換することができ
ればどのような構成でもよいが、本実施例に示すもの
は、所謂アタッカーと呼ばれているもので、遊技盤6に
取付ける第1ベ一ス板44のほぼ中央に横長な球通過口を
開設し、該球通過口には駆動源であるソレノイド45によ
り開閉する球受扉46を回動自在に軸着してなる。そし
て、ソレノイド45が消磁した状態では球受扉46が閉じて
打球を受け入れない状態、即ち遊技者にとって不利な第
1状態を維持する。また、ソレノイド45を励磁すると、
球受扉46を押さえている力がなくなるため、球受扉46は
自重で開き、打球を受け入れ易い状態、即ち遊技者にと
って有利な第2状態に変換する。 上記した主変動入賞装置14の第1ベース板44の裏側に
形成した凹室内には、中央に継続入賞口47を、その左右
に一般入賞口48,48を形成してあり、継続入賞口47を通
過した球は継続スイッチ49を作動させ、一般入賞日48,4
8を通過した球はカウントスイッチ50,50を作動させる。 上記した各検出器や表示装置などは、前記したランプ
表示器等と同様に、電気的制御装置31に接続されてお
り、この電気的制御装置31の制御の下で作動する。ま
た、電気的制御装置31の制御の下で各種の効果音が発生
する。 本実施例における効果音の種類は、次の通りである。 (a) 不正処理音 不正検出は、次のいずれかの条件を検出した場合、不
正とみなして不正除去監視処理へ移行する。 (イ) カウントスイッチ50が所定時間(例えば2.898
秒間)以上連続してオンの場合。 (ロ) カウントスイッチ50が所定時間以上ショート状
態の場合。 (ハ) 特別遊技中にタイマに設定した時間(例えば2
3.55秒)に一度もカウントスイッチ50がオンしない場
合。 (ニ) 継続スイッチ49が所定時間以上ショート状態の
場合。 また、不正除去監視では主変動入賞装置14を第1状態
に強制的に復帰させたり、不正音を発生させたり、その
他の後述するランプ表示器、LED表示器を消すなどの処
理を行った後、不正の原因が全てなくなるまで監視を行
う。 不正の原因が残っている場合は、電気的制御装置31の
制御の下で不正音を発生させ、不正の原因が全て除去さ
れた場合は遊技を中断した時点より復旧し、不正音を停
止し遊技を続行する。 (b) 可変表示装置作動中音 主可変表示装置9の表示器33a,33b,33cが可変表示を
行っている間に発生する効果音である。 したがって、遊技者はこの主可変表示装置作動中音を
聞くと、主可変表示装置9の表示器33……が可変表示を
行っていることを聴覚によって認識することができる。 (c) 始動口入賞音 球が始動口11,17や補助変動入賞装置12に入って始動
スイッチ10,17,43が球を検出したことを条件として発生
する効果音であり、入賞記憶が所定数(例えば4つ)を
超えた場合には始動口11,17や補助変動入賞装置12に入
賞しても発生しない。 したがって、遊技者はこの始動口入賞音を聞くと、球
が始動口11,17や補助変動入賞装置12に入賞し、次に主
可変表示装置9が作動するであろうことを聴覚を通じて
認識する。 (d) 特別遊技状態音(第2の効果音) 特別遊技の権利が発生した後、当該特別遊技が終了す
るまでの効果音である。この特別遊技状態音は、特別遊
技の進行状態が遊技者に解るように、本実施例では第6
図に示すように、5種類の音が用意されている。 (イ) ファンファーレ音 特別遊技の権利が発生したことを遊技者に知らせる効
果音であり、特別遊技の権利が発生した後、主変動入賞
装置14が第1状態から第2状態に変換して1サイクル目
の特別遊技が開始されるまでの間に鳴らされる。 したがって、遊技者はこのファンファーレ音を聞く
と、特別遊技の権利が発生し、次には主変動入賞装置14
が第2状態に変換して球が多数入賞するであろうことを
聴覚を通じて認識する。 (ロ) 前半音 各サイクルにおいて、主変動入賞装置14が第2状態に
変換してから継続スイッチ49が球を検出するまでの間に
鳴らされる。 したがって、遊技者はこの前半音を聞くと、主変動入
賞装置14が第2状態に変換したことを認識するととも
に、未だ球が継続入賞口47に入っていないことを聴覚を
通じて認識する。 (ハ) 後半音 各サイクルにおいて、継続スイッチ49が球を検出して
から主変動入賞装置14が第1状態に復帰するまでの間に
鳴らされる。 したがって、遊技者がこの後半音を聞くと、球が継続
入賞口47に入って、サイクルの更新が行われて特別遊技
の継続が行われる旨を聴覚を通じて認識する。 (ニ) インターバル音 主変動入賞装置14が第2状態から第1状態に復帰して
当該サイクルを終了した後、次のサイクルが開始されて
主変動入賞装置14が第1状態から第2状態に変換するま
での間に鳴らされる。 したがって、遊技者はこのインターバル音を聞くと、
現在は主変動入賞装置14が第1状態に復帰しており、球
を受け入れない状態であることを聴覚を通じて認識す
る。 (ホ) 最終サイクル音 最終サイクルの特別遊技が行われている間中継続して
鳴らされる。 したがって、遊技者はこの最終サイクル音を聞くと、
球が継続入賞口47に入ってもサイクルの更新は行われる
ことがなく、当該サイクルの終了で特別遊技が全て終了
する旨を聴覚を通じて認識する。 (e) 変動入賞装置入賞音 特別遊技中に球が主変動入賞装置14に入賞し、カウン
トスイッチ50が当該球を検出したときに鳴らされる。 したがって、遊技者がこの変動入賞装置入賞音を聞く
と、球が主変動入賞装置14に入賞していることを聴覚を
通じて認識する。 (f) ハズレ音 主可変表示装置9が可変表示を停止しても、その結果
態様が賞態様を形成することがなく、所謂ハズレであっ
たときに鳴らされる。 したがって、遊技者はこのハズレ音を聞くと、主可変
表示装置9での遊技で賞態様を形成されなかったことを
聴覚を通じて認識する。 (g) 表示停止音 主可変表示装置9の各表示器33a,33b,33cがそれぞれ
停止するときに発せられる効果音である。 したがって、遊技者はこの表示停止音を聞く度に表示
器33a,33b,33cが停止したことを聴覚を通じて認識し、
視覚を通じて停止表示された数字等を確認することがで
きる。 (h) リーチ音 主可変表示装置9の表示器33aの表示と表示器33bの停
止表示が同じ数字になったときに発せられる効果音であ
る。 したがって、遊技者がこのリーチ音を聞くと、2つの
停止表示が既に揃い、賞態様の一歩手前であり、最後の
表示器33cの停止表示如何によって賞態様が形成される
ことを聴覚を通じて認識することができる。 (i) 特定球検出器通過音 球が特定入賞口16に入賞して、特定球検出器15がこの
球を検出したときに発せられる。 したがって、遊技者はこの特定球検出器通過音を聞く
と、球が特定入賞口16に入賞して、次に補助可変表示器
19が可変表示を行うということを聴覚を通じて認識す
る。 (j) 補助可変表示器作動中音 補助可変表示器19が作動して可変表示を行っている間
に発せられる効果音である。 したがって、遊技者はこの補助可変表示器作動中音を
聞くと、補助可変表示器19が可変表示を行っていること
を聴覚を通じて認識することができる。 (k) 補助可変表示器アタリ音 補助可変表示器19による遊技において賞態様が形成さ
れ、所謂「アタリ」になったときに発せられる効果音で
ある。 したがって、遊技者はこの補助可変表示器アタリ音を
聞くと、補助可変表示器19による遊技において賞態様が
形成されたことを聴覚を通じて認識することができる。 (l) 補助可変表示器ハズレ音 補助可変表示器19による遊技において賞態様が形成さ
れず、所謂「ハズレ」になったときに発せられる効果音
である。 したがって、遊技者はこの補助可変表示器ハズレ音を
聞くと、補助可変表示器19による遊技において賞態様が
形成されなかったことを聴覚を通じて認識することがで
きる。 (m) 補助変動入賞装置作動音(第1の効果音) 補助変動入賞装置12が遊技音にとって有利な第2状態
に変換している間継続して発せられる。 したがって、遊技者はこの補助変動入賞装置作動音を
聞くと、補助変動入賞装置12が打球を受け入れ易い第2
状態に変換していることを聴覚を通じて認識することが
できる。 なお、補助変動入賞装置12に球が入賞して、この球を
第2始動スイッチ43が検出したときに補助変動入賞装置
入賞音を発生させるようにしてもよい。この様にする
と、遊技者はこの補助変動入賞装置入賞音を聞くと、補
助変動入賞装置12に打球が入賞したということを聴覚を
通じて認識することができる。 なお、本実施例では「ピー、ヒュル〜」などという電
子音による効果音で説明したが、本発明では音声合成に
より言葉でや音楽によって報知してもよい。 上記した各効果音は、次のように優先順位(ランク)
が設定されており、この優先順位に従って発せられる。
的遊技装置と、該電気的遊技装置の作動状態を表示可能
な表示手段と、電気的遊技装置の作動制御及び表示手段
の発光制御を行なう遊技制御手段と、を備えた遊技機に
関するものである。 〈従来の技術〉 従来、パチンコ機等の遊技機における遊技の興趣を高
めるために、例えば複数の識別情報を可変表示可能な可
変表示器を複数値えた電気的遊技装置としての可変表示
装置を遊技部に備え、この可変表示装置で「7」「7」
「7」が揃うなどの遊技条件が達成されて特定の遊技状
態になると、変動入賞装置が遊技者にとって有利な状態
に変換するように構成したものが広く用いられている。
斯かるパチンコ機においては、可変表示装置に可変表示
が行われている時には該状態を知らせる効果音を発生す
ると共にランプ点滅を行うようになっている。また、可
変表示の停止に伴って可変表示装置に特定の賞態様(予
め定めた特別な図柄が停止表示された状態など)が形成
されると、パチンコ機は、これを知らせる効果音を発生
すると共にランプ点滅を行う。さらに、変動入賞装置の
可動部材が打球を入賞し易い状態に変換したときにも、
パチンコ機は、これを知らせる効果音を発生すると共に
ランプ点滅を行うようになっている。 〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、近来の遊技機では、更に遊技の興趣を高める
ために、遊技部に複数の電気的遊技装置として変動入賞
装置や可変表示装置を適宜に設け、これら複数の電気的
遊技装置に対する複雑な遊技制御を行っているが、これ
らの電気的遊技装置を多数設けた場合、遊技装置毎に作
動状態をランプ点滅などにより可視表示する表示器を遊
技機の前面側に多数設けることは物理的に困難である。
しかも、遊技店への設置条件により遊技機の外形寸法等
が制限されるので、従来よりも遊技機を大型化して、電
気的遊技装置が配設される遊技部を拡大するようなこと
は実質的に不可能である。 また、遊技盤に形成された遊技部に表示器を設けるに
際しても、近年は電気的遊技装置が大型化する傾向にあ
るため、限られた広さの遊技部に対して電気的遊技装置
を複数配設すると、表示器の配設用スペースは一層狭小
となっている。 しかも、表示器を遊技部に複数配設した場合には、遊
技部に植設される障害釘の植設範囲を狭める等の制限が
加えられることとなり、障害釘に弾かれながら遊技領域
を流下する打球の流下状態が単調になるなど、遊技の興
趣を低下させてしまうことにもつながる。 また、各電気的遊技装置の作動状態を表示するために
表示器を多数設けた場合には、複数の電気的遊技装置が
重なって同時に作動すると、同時に複数の表示器による
表示が行われることとなり、雫気的遊技装置の作動情報
の把握が困難となり、遊技者はどの電気的遊技装置の作
動を重視して良いかが明確に認識できず、必ずしも遊技
者に対する報知効果を高められるようなものではなかっ
た。 〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、遊技盤(6)
に形成した遊技部(8)に設けられた第1の電気的遊技
装置(例えば、主可変表示装置9、主変動入賞装置14な
ど)及び第2の電気的遊技装置(例えば、補助変動入賞
装置12、補助可変表示器19など)と、上記第1の電気的
遊技装置の作動状態及び第2の電気的遊技装置の作動状
態を表示可能な表示手段(例えば、第6表示器26、第7
表示27など)と、上記第1の電気的遊技装置及び第2の
電気的遊技装置の作動制御と、上記表示手段の発光制御
と、を行なう遊技制御手段(例えば、電気的制御装置31
など)と、を備えた遊技機(例えば、パチンコ機1な
ど)において、上記遊技制御手段は、第1作動条件の成
立に基づいて上記第1の電気的遊技装置の作動制御を行
なうと共に、第2作動条件の成立に基づいて上記第2の
電気的遊技装置の作動制御を行桓う電気的遊技装置制御
手段(例えば、変動入賞装置駆動制御手段56、補助変動
入賞装置駆動制御手段62、補助図柄表示制御手段80、可
変表示制御手段88など)と、上記第1の電気的遊技装置
の作動制御に係わる第1態様の表示を行うと共に、上記
第2の電気的遊技装置の作動制御に係わる第2態様の表
示を行う表示制御手段(例えば、表示優先順位設定手段
70、表示制御選択手段71、表示駆動制御手段73など)
と、を含み、上記表示制御手段は、第1の電気的遊技装
置と第2の電気的遊技装置の作動制御が重なって同時に
行われる場合に、第1態様の表示を第2態様の表示に優
先して行わせる発光表示優先制御手段(72)を具備し、
上記表示手段により、異なる電気的遊技装置の作動態様
が優先順位に従って可視表示されるようにした。 〈作用〉 電気的遊技装置制御手段が、第1作動条件の成立に基
づいて第1の電気的遊技装置の作動制御を行なうと共
に、第2作動条件の成立に基づいて第2の電気的遊技装
置の作動制御を行ない、表示制御手段が上記第1の電気
的遊技装置の作動制御に係わる第1態様の表示を行うと
共に、上記第2の電気的遊技装置の作動制御に係わる第
2態様の表示を行う。 第1の電気的遊技装置と第2の電気的遊技装置の作動
制御が重なって同時に行われる場合には、表示制御手段
が具備する発光表示優先制御手段が、第1態様の表示を
第2態様の表示に優先して行わせ、異なる電気的遊技装
置の作動態様が優先順位に従って可視表示される。 〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。 第1図に示すパチンコ機1は、所謂第1種に属するも
ので、額縁状前面枠2の表側に球供給皿3、打球の発射
操作部4、ストップスイッチ5の操作部5′などを有
し、前面枠2の窓部を後方から塞ぐようにして設けた遊
技盤6の表面にはガイドレール7で囲まれた遊技部8を
形成し、該遊技部8には無数の障害釘(図示せず)を植
設するとともに打球が通過すると遊技者にとって利益と
なる入賞領域及び特定領域を形成し、図面の実施例では
遊技部8のほぼ中央に主可変表示装置9を、該主可変表
示装置9の下方には入賞した球を第1始動スイッチ10で
検出可能なポケット枠状の第1始動口11を、該第1始動
口11の左側に第2始動日として機能する補助変動入賞装
置12を、第1始動口11の右側には補助変動入賞装置12と
同じ形であるが球の受け入れ状態を変換しない一般入賞
口13を、第1始動口11の下方に主変動入賞装置14を、該
主変動入賞装置14の左側に特定球検出器15を有する特定
入賞口16、右側に第3始動スイッチ17を有する第3始動
口18を配設し、上記主可変表示装置9には補助図柄表示
手段として7セグメント式の補助可変表示器19を取付け
てある。また、このパチンコ機1には発光表示手段とし
て、前面枠2の上部に発光源としてランプを使用した第
1表示器21(L1……)を、遊技盤6の上部左右にラン
プを発光源として使用した第2表示器22(L2……)
を、遊技盤6の上部左側に第3表示器23(L3)を、主
可変表示装置9の上部に第4表示器24(L4……)と第
5表示器25(L5……)を、遊技部8内の左右端部に第
6表示器26(L6……)を、補助変動入賞装置12に第7
表示器27(L7……)を、主変動入賞装置14に第8表示
器28(L8……)と第9表示器29(L9……)を、第2始
動口16と第3始動口18に第10表示器30(L10……)を設
けてある。なお、上記した各表示器21〜30や後述する電
気的機器などは電気的制御装置31に電気的に接続されて
おり、この電気的制御装置31の制御の下で作動する。 主可変表示装置9は、複数種類の識別記号を可変表示
することができれば回転ドラムを複数設けた機械的なも
のでも或は7セグメント式表示器のような電気的なもの
でもよいが、図面に示す可変表示装置の実施例は、遊技
盤6の表面に取付ける横長な基板32のほぼ中央に7セグ
メント式の左図柄表示器33a,中図柄表示器33b,右図柄表
示器33cを3つ並設し、上部にLED1〜4を配設してあ
る。そして、これらLED1〜4の下方に補助可変表示器19
を主可変表示装置9と一体的に設けてある。 補助変動入賞装置12は、第3図乃至第5図に示すよう
に、取付基板34の開口部35の開口下縁から球受け部36を
突設し、該取付基板34の前面に開口部35と球受け部36を
挟む状態で円弧板状の開閉翼37,37を軸着してある。各
開閉翼37の回動軸38は、取付基板34を貫通して延在して
おり、その後端には開閉翼37,37を左右に開閉動作させ
るためのピン39を植設した操作レバー40が固定してあ
る。そして、この操作レバー40のピン39は、駆動源であ
るソレノイド41のプランジャ下端に設けた操作部材42の
係合孔内に緩く挿入されている。このため、左右の開閉
翼37,37は、プランジャの自重及び復帰ばねの作用によ
り、通常は第3図に示すように上端間隔を狭く、下端間
隔を広くして球を受け入れ難い状態、即ち遊技者にとっ
て不利な第1状態を維持している。この第1状態におい
て、球が開閉翼37,37間に入ると、この球が球受け部36
に拾われて開口部35に入賞することもあるが、球受け部
36に拾われなかった場合には再び遊技盤面を流下する。
ソレノイド41は、基板34の裏面に突設したボスに取り付
けられているが、操作部材42及びその係合孔が左右2つ
の操作レバー40,40のピン39,39に対して共通に形成され
ている。 ソレノイド41を励磁して操作部材42を開閉翼37,37の
外開き方向の回動習性に抗して引き上げると、操作部材
42及びピン39が上方向に移動し、各操作レバー40が回動
軸38を中心として外開きに回動して開閉翼37,37の上端
間隔が大きく開いて打球を受け入れ易い状態、即ち遊技
者にとって有利な第2状態に変換する(第4図)。 開閉翼37,37が大きく開いた第2状態において、打球
が開閉翼37,37間に入ると、この打球は、球受け部36に
拾われずそのまま流下してしまうものもあるが、球受け
部36に拾われた打球は開口部35を抜けて取付基板34の裏
側を下方に流下し、第2始動スイッチ43により検出され
た後は入賞球として処理される。 主変動入賞装置14は、遊技者にとって不利な第1状態
と遊技者にとって有利な第2状態に変換することができ
ればどのような構成でもよいが、本実施例に示すもの
は、所謂アタッカーと呼ばれているもので、遊技盤6に
取付ける第1ベ一ス板44のほぼ中央に横長な球通過口を
開設し、該球通過口には駆動源であるソレノイド45によ
り開閉する球受扉46を回動自在に軸着してなる。そし
て、ソレノイド45が消磁した状態では球受扉46が閉じて
打球を受け入れない状態、即ち遊技者にとって不利な第
1状態を維持する。また、ソレノイド45を励磁すると、
球受扉46を押さえている力がなくなるため、球受扉46は
自重で開き、打球を受け入れ易い状態、即ち遊技者にと
って有利な第2状態に変換する。 上記した主変動入賞装置14の第1ベース板44の裏側に
形成した凹室内には、中央に継続入賞口47を、その左右
に一般入賞口48,48を形成してあり、継続入賞口47を通
過した球は継続スイッチ49を作動させ、一般入賞日48,4
8を通過した球はカウントスイッチ50,50を作動させる。 上記した各検出器や表示装置などは、前記したランプ
表示器等と同様に、電気的制御装置31に接続されてお
り、この電気的制御装置31の制御の下で作動する。ま
た、電気的制御装置31の制御の下で各種の効果音が発生
する。 本実施例における効果音の種類は、次の通りである。 (a) 不正処理音 不正検出は、次のいずれかの条件を検出した場合、不
正とみなして不正除去監視処理へ移行する。 (イ) カウントスイッチ50が所定時間(例えば2.898
秒間)以上連続してオンの場合。 (ロ) カウントスイッチ50が所定時間以上ショート状
態の場合。 (ハ) 特別遊技中にタイマに設定した時間(例えば2
3.55秒)に一度もカウントスイッチ50がオンしない場
合。 (ニ) 継続スイッチ49が所定時間以上ショート状態の
場合。 また、不正除去監視では主変動入賞装置14を第1状態
に強制的に復帰させたり、不正音を発生させたり、その
他の後述するランプ表示器、LED表示器を消すなどの処
理を行った後、不正の原因が全てなくなるまで監視を行
う。 不正の原因が残っている場合は、電気的制御装置31の
制御の下で不正音を発生させ、不正の原因が全て除去さ
れた場合は遊技を中断した時点より復旧し、不正音を停
止し遊技を続行する。 (b) 可変表示装置作動中音 主可変表示装置9の表示器33a,33b,33cが可変表示を
行っている間に発生する効果音である。 したがって、遊技者はこの主可変表示装置作動中音を
聞くと、主可変表示装置9の表示器33……が可変表示を
行っていることを聴覚によって認識することができる。 (c) 始動口入賞音 球が始動口11,17や補助変動入賞装置12に入って始動
スイッチ10,17,43が球を検出したことを条件として発生
する効果音であり、入賞記憶が所定数(例えば4つ)を
超えた場合には始動口11,17や補助変動入賞装置12に入
賞しても発生しない。 したがって、遊技者はこの始動口入賞音を聞くと、球
が始動口11,17や補助変動入賞装置12に入賞し、次に主
可変表示装置9が作動するであろうことを聴覚を通じて
認識する。 (d) 特別遊技状態音(第2の効果音) 特別遊技の権利が発生した後、当該特別遊技が終了す
るまでの効果音である。この特別遊技状態音は、特別遊
技の進行状態が遊技者に解るように、本実施例では第6
図に示すように、5種類の音が用意されている。 (イ) ファンファーレ音 特別遊技の権利が発生したことを遊技者に知らせる効
果音であり、特別遊技の権利が発生した後、主変動入賞
装置14が第1状態から第2状態に変換して1サイクル目
の特別遊技が開始されるまでの間に鳴らされる。 したがって、遊技者はこのファンファーレ音を聞く
と、特別遊技の権利が発生し、次には主変動入賞装置14
が第2状態に変換して球が多数入賞するであろうことを
聴覚を通じて認識する。 (ロ) 前半音 各サイクルにおいて、主変動入賞装置14が第2状態に
変換してから継続スイッチ49が球を検出するまでの間に
鳴らされる。 したがって、遊技者はこの前半音を聞くと、主変動入
賞装置14が第2状態に変換したことを認識するととも
に、未だ球が継続入賞口47に入っていないことを聴覚を
通じて認識する。 (ハ) 後半音 各サイクルにおいて、継続スイッチ49が球を検出して
から主変動入賞装置14が第1状態に復帰するまでの間に
鳴らされる。 したがって、遊技者がこの後半音を聞くと、球が継続
入賞口47に入って、サイクルの更新が行われて特別遊技
の継続が行われる旨を聴覚を通じて認識する。 (ニ) インターバル音 主変動入賞装置14が第2状態から第1状態に復帰して
当該サイクルを終了した後、次のサイクルが開始されて
主変動入賞装置14が第1状態から第2状態に変換するま
での間に鳴らされる。 したがって、遊技者はこのインターバル音を聞くと、
現在は主変動入賞装置14が第1状態に復帰しており、球
を受け入れない状態であることを聴覚を通じて認識す
る。 (ホ) 最終サイクル音 最終サイクルの特別遊技が行われている間中継続して
鳴らされる。 したがって、遊技者はこの最終サイクル音を聞くと、
球が継続入賞口47に入ってもサイクルの更新は行われる
ことがなく、当該サイクルの終了で特別遊技が全て終了
する旨を聴覚を通じて認識する。 (e) 変動入賞装置入賞音 特別遊技中に球が主変動入賞装置14に入賞し、カウン
トスイッチ50が当該球を検出したときに鳴らされる。 したがって、遊技者がこの変動入賞装置入賞音を聞く
と、球が主変動入賞装置14に入賞していることを聴覚を
通じて認識する。 (f) ハズレ音 主可変表示装置9が可変表示を停止しても、その結果
態様が賞態様を形成することがなく、所謂ハズレであっ
たときに鳴らされる。 したがって、遊技者はこのハズレ音を聞くと、主可変
表示装置9での遊技で賞態様を形成されなかったことを
聴覚を通じて認識する。 (g) 表示停止音 主可変表示装置9の各表示器33a,33b,33cがそれぞれ
停止するときに発せられる効果音である。 したがって、遊技者はこの表示停止音を聞く度に表示
器33a,33b,33cが停止したことを聴覚を通じて認識し、
視覚を通じて停止表示された数字等を確認することがで
きる。 (h) リーチ音 主可変表示装置9の表示器33aの表示と表示器33bの停
止表示が同じ数字になったときに発せられる効果音であ
る。 したがって、遊技者がこのリーチ音を聞くと、2つの
停止表示が既に揃い、賞態様の一歩手前であり、最後の
表示器33cの停止表示如何によって賞態様が形成される
ことを聴覚を通じて認識することができる。 (i) 特定球検出器通過音 球が特定入賞口16に入賞して、特定球検出器15がこの
球を検出したときに発せられる。 したがって、遊技者はこの特定球検出器通過音を聞く
と、球が特定入賞口16に入賞して、次に補助可変表示器
19が可変表示を行うということを聴覚を通じて認識す
る。 (j) 補助可変表示器作動中音 補助可変表示器19が作動して可変表示を行っている間
に発せられる効果音である。 したがって、遊技者はこの補助可変表示器作動中音を
聞くと、補助可変表示器19が可変表示を行っていること
を聴覚を通じて認識することができる。 (k) 補助可変表示器アタリ音 補助可変表示器19による遊技において賞態様が形成さ
れ、所謂「アタリ」になったときに発せられる効果音で
ある。 したがって、遊技者はこの補助可変表示器アタリ音を
聞くと、補助可変表示器19による遊技において賞態様が
形成されたことを聴覚を通じて認識することができる。 (l) 補助可変表示器ハズレ音 補助可変表示器19による遊技において賞態様が形成さ
れず、所謂「ハズレ」になったときに発せられる効果音
である。 したがって、遊技者はこの補助可変表示器ハズレ音を
聞くと、補助可変表示器19による遊技において賞態様が
形成されなかったことを聴覚を通じて認識することがで
きる。 (m) 補助変動入賞装置作動音(第1の効果音) 補助変動入賞装置12が遊技音にとって有利な第2状態
に変換している間継続して発せられる。 したがって、遊技者はこの補助変動入賞装置作動音を
聞くと、補助変動入賞装置12が打球を受け入れ易い第2
状態に変換していることを聴覚を通じて認識することが
できる。 なお、補助変動入賞装置12に球が入賞して、この球を
第2始動スイッチ43が検出したときに補助変動入賞装置
入賞音を発生させるようにしてもよい。この様にする
と、遊技者はこの補助変動入賞装置入賞音を聞くと、補
助変動入賞装置12に打球が入賞したということを聴覚を
通じて認識することができる。 なお、本実施例では「ピー、ヒュル〜」などという電
子音による効果音で説明したが、本発明では音声合成に
より言葉でや音楽によって報知してもよい。 上記した各効果音は、次のように優先順位(ランク)
が設定されており、この優先順位に従って発せられる。
【ランク1】 不正処理音
【ランク2】 始動口入賞音、特別遊技状態音、主変動入賞装置音、
特定球検出器通過音、補助変動入賞装置入賞音
特定球検出器通過音、補助変動入賞装置入賞音
【ランク3】 補助変動入賞装置音
【ランク4】 ハズレ音、補助可変表示器アタリ音、補助可変表示器
ハズレ音
ハズレ音
【ランク5】 リーチ音
【ランク6】 主可変表示装置作動中音、表示停止音
【ランク7】 補助可変表示器作動中音 これらの優先順位を設定した効果音の発生条件が2種
類以上揃った場合には、優先順位の高い効果音が発せら
れ、優先順位の低い効果音の発生条件は無効とされる。
例えば、最も優先順位の高い不正処理音は、不正の原因
が発生すれば直ちに発せられ、不正の原因が除去される
前に他の効果音の条件が成立したとしても、その効果音
は発せられない。また、ランク6の可変表示装置作動中
音が発せられている最中に、ランク2の主変動入賞装置
音の条件が成立すれば、より優先順位の高いランク2の
主変動入賞装置音が発せられる。 逆に、ランク2の特別遊技状態音が発せられている間
(即ち、特別遊技中)に、優先順位の低い(ランク4)
補助可変表示器アタリ音の条件が成立(即ち、補助可変
表示器19によって賞態様が成立)しても、この条件の成
立は無視されて補助可変表示器アタリ音は発せられるこ
とはなく、特別遊技状態音が継続して発せられる。 また、優先順位(ランク)が同じ効果音の条件が種類
以上揃った場合には、これらの効果音はいずれも発せら
れる。例えば、特別遊技状態音が発せられている途中で
球が始動口に入賞すると、始動スイッチ10,17,43が球を
検出して始動口入賞音の条件が成立したことになり、特
別遊技状態音と共に始動口入賞音(例えば「ピッ」)が
発せられる。 次に、この様にして効果音を制御するとともに、遊技
を制御する電気的制御装置31について説明する。 電気的制御装置31は、例えば第7図乃至第12図に示す
ように構成されており、音源発生優先順位設定手段51と
音源手段52を備えていることを大きな特徴としている。
音源発生優先順位設定手段51は、前記した各効果音を発
生させる優先順位を予め設定するものである。また、音
源手段52は、各効果音を予め設定した音色、周波数、メ
ロディなど音の要素を電気信号として発生するものであ
り、効果音をスピーカ53から発生させる。そして、この
音源手段52と音源発生優先順位設定手段51とが効果音優
先制御手段54として機能し、補助変動入賞装置12と主変
動入賞装置14とが第2状態になった際に、音源発生優先
順位設定手段51の設定にもとづいて補助変動入賞装置作
動音の効果音信号又は主変動入賞装置装置作動音の効果
音信号の発生状態を優先制御する。したがって、音源発
生優先順位設定手段51には、第8図に示すように、各効
果音の発生条件の成立を検出するそれぞれの検出手段に
接続している。例えば、不正検出手段55に接続して不正
処理音の発生条件を監視し、特別遊技状態検出手段とし
ての主変動入賞装置駆動制御手段56に接続して特別遊技
状態音の発生条件を監視し、判定手段57に接続して特別
遊技状態音中のファンファーレ音の発生条件を監視する
とともに、ハズレ音、リーチ音などの発生条件を監視
し、入賞球計数手段58に接続して主変動入賞装置入賞音
の発生条件を監視し、継続制御手段59に接続して特別遊
技状態音中の後半音の発生条件を監視し、入賞記憶手段
60に接続して始動口入賞音の発生条件を監視し、動作タ
イミング制御手段61に接続して可変表示装置作動中音の
発生条件を監視するとともに、表示停止音の発生条件を
監視し、特定遊技状態検出手段としての補助変動入賞装
置駆動制御手段62に接続して補助変動入賞装置作動音の
発生条件を監視し、補助図柄判定手段63に接続して補助
可変表示器アタリ音と補助可変表示器ハズレ音の発生条
件を監視し、補助図柄表示動作タイミング制御手段64に
接続して補助可変表示器作動中音の発生条件を監視し、
特定入賞記憶手段65に接続して特定球検出器通過音の発
生条件を監視している。そして、上記した各検出手段か
らそれぞれの効果音発生条件の成立信号が送られてくる
と、音源発生優先順位設定手段51のアンドゲートとオア
ゲートとの組合せにより前記の通りに優先制御され、音
源手段52に送られる。 また、本発明は、効果音の他に前記した各種の発光表
示手段によって遊技者に遊技の進行状態を可視表示す
る。本実施例における発光表示の種類は、表に示す通り
である。そして、これらの表示は、以下の優先順位が設
定されており、この優先順位に従って表示する。
類以上揃った場合には、優先順位の高い効果音が発せら
れ、優先順位の低い効果音の発生条件は無効とされる。
例えば、最も優先順位の高い不正処理音は、不正の原因
が発生すれば直ちに発せられ、不正の原因が除去される
前に他の効果音の条件が成立したとしても、その効果音
は発せられない。また、ランク6の可変表示装置作動中
音が発せられている最中に、ランク2の主変動入賞装置
音の条件が成立すれば、より優先順位の高いランク2の
主変動入賞装置音が発せられる。 逆に、ランク2の特別遊技状態音が発せられている間
(即ち、特別遊技中)に、優先順位の低い(ランク4)
補助可変表示器アタリ音の条件が成立(即ち、補助可変
表示器19によって賞態様が成立)しても、この条件の成
立は無視されて補助可変表示器アタリ音は発せられるこ
とはなく、特別遊技状態音が継続して発せられる。 また、優先順位(ランク)が同じ効果音の条件が種類
以上揃った場合には、これらの効果音はいずれも発せら
れる。例えば、特別遊技状態音が発せられている途中で
球が始動口に入賞すると、始動スイッチ10,17,43が球を
検出して始動口入賞音の条件が成立したことになり、特
別遊技状態音と共に始動口入賞音(例えば「ピッ」)が
発せられる。 次に、この様にして効果音を制御するとともに、遊技
を制御する電気的制御装置31について説明する。 電気的制御装置31は、例えば第7図乃至第12図に示す
ように構成されており、音源発生優先順位設定手段51と
音源手段52を備えていることを大きな特徴としている。
音源発生優先順位設定手段51は、前記した各効果音を発
生させる優先順位を予め設定するものである。また、音
源手段52は、各効果音を予め設定した音色、周波数、メ
ロディなど音の要素を電気信号として発生するものであ
り、効果音をスピーカ53から発生させる。そして、この
音源手段52と音源発生優先順位設定手段51とが効果音優
先制御手段54として機能し、補助変動入賞装置12と主変
動入賞装置14とが第2状態になった際に、音源発生優先
順位設定手段51の設定にもとづいて補助変動入賞装置作
動音の効果音信号又は主変動入賞装置装置作動音の効果
音信号の発生状態を優先制御する。したがって、音源発
生優先順位設定手段51には、第8図に示すように、各効
果音の発生条件の成立を検出するそれぞれの検出手段に
接続している。例えば、不正検出手段55に接続して不正
処理音の発生条件を監視し、特別遊技状態検出手段とし
ての主変動入賞装置駆動制御手段56に接続して特別遊技
状態音の発生条件を監視し、判定手段57に接続して特別
遊技状態音中のファンファーレ音の発生条件を監視する
とともに、ハズレ音、リーチ音などの発生条件を監視
し、入賞球計数手段58に接続して主変動入賞装置入賞音
の発生条件を監視し、継続制御手段59に接続して特別遊
技状態音中の後半音の発生条件を監視し、入賞記憶手段
60に接続して始動口入賞音の発生条件を監視し、動作タ
イミング制御手段61に接続して可変表示装置作動中音の
発生条件を監視するとともに、表示停止音の発生条件を
監視し、特定遊技状態検出手段としての補助変動入賞装
置駆動制御手段62に接続して補助変動入賞装置作動音の
発生条件を監視し、補助図柄判定手段63に接続して補助
可変表示器アタリ音と補助可変表示器ハズレ音の発生条
件を監視し、補助図柄表示動作タイミング制御手段64に
接続して補助可変表示器作動中音の発生条件を監視し、
特定入賞記憶手段65に接続して特定球検出器通過音の発
生条件を監視している。そして、上記した各検出手段か
らそれぞれの効果音発生条件の成立信号が送られてくる
と、音源発生優先順位設定手段51のアンドゲートとオア
ゲートとの組合せにより前記の通りに優先制御され、音
源手段52に送られる。 また、本発明は、効果音の他に前記した各種の発光表
示手段によって遊技者に遊技の進行状態を可視表示す
る。本実施例における発光表示の種類は、表に示す通り
である。そして、これらの表示は、以下の優先順位が設
定されており、この優先順位に従って表示する。
【優先順位1】 不正表示
【優先順位2】 特別遊技表示
【優先順位3】 リーチ表示 停止した2つの表示器の表示が同じ状態となり、あと
1つの表示器の表示により賞態様が成立することを示す
ものである。
1つの表示器の表示により賞態様が成立することを示す
ものである。
【優先順位4】 主可変表示装置作動表示
【優先順位5】 主可変表示装置ハズレ表示
【優先順位6】 補助変動入賞装置作動表示
【優先順位7】 補助可変表示装置作動表示
【優先順位8】 補助可変表示装置ハズレ表示 各発光表示手段は複数種類の発光態様により複数種類
の遊技情報等を遊技者等に報知するが、各発光表示手段
は必ず上記した優先順位によって、次に示す表の通りに
表示する。 本実施例では遊技内容との関係で第6表示器26(L6
……)と第7表示器27(L7……)の表示に関して優先
順位を設定してあるので、以下、第6表示器26(L6…
…)と第7表示器27(L7……)について詳細に説明す
る。 第6表示器26は、表に示したように、主可変表示装置
9が作動すると、128ms間隔で点滅して主可変表示装置
9の表示器33……が可変表示していることを遊技者に可
視表示し、主可変表示装置9で賞態様が成立してから主
変動入賞装置14が第2状態に変換するまでのウエイトタ
イム中は64ms間隔で点滅し、主変動入賞装置14が1回目
から15回目まで開くときには第1表示器21等と順に128m
s間隔で点灯し、継続スイッチ49が球を検出してから所
定時間(例えば2秒間)は64ms間隔で点滅し、その後は
第1表示器21等と順に256ms間隔で点滅し、当該サイク
ルが終了してから次のサイクルで主変動入賞装置14が第
2状態に変換するまでのウエイトタイム中は間隔で点滅
し、16回目の開放時には第1表示器21等と順に128ms間
隔で点灯し、補助可変表示器19が作動すると、250msが
間隔で点滅して補助可変表示器19が可変表示を行ってい
ることを遊技者に可視表示し、補助可変表示器19が賞態
様を形成してから補助変動入賞装置12が第2状態に変換
するまでのウエイトタイム中は100ms間隔で点滅し、補
助変動入賞装置12が第2状態に変換すると80ms間隔で点
滅する。 そして、前記したように、不正表示が優先順位1、主
変動入賞装置14を作動させて特別遊技を行っている状態
を示すことが優先順位2、主可変表示装置9でリーチに
なったことを示すことが優先順位3、主可変表示装置9
を作動していることを示すことが優先順位4、補助変動
入賞装置12が作動して第2状態に変換したことを示すこ
とが優先順位6、補助可変表示器19が可変表示を行って
いることを示すことが優先順位7というように設定され
ている。 したがって、第6表示器26は、不正があった場合には
最優先で消灯するが、主変動入賞装置14が作動して特別
遊技を行っている間は、補助可変表示器19の作動の如
何、補助変動入賞装置12の状態の如何に拘らず、648ms
間隔で点滅するなど所定の発光表示を優先して行う。な
お、主可変表示装置9は、主変動入賞装置14が作動中は
作動しないので、両方の表示の優先制御を行う必要性は
ない。また、補助変動入賞装置12は補助可変表示器19で
賞態様が成立しないと第2状態に変換しないので、第6
表示器26は、250ms間隔で所定時間点滅した後に100ms間
隔で所定時間点滅し、その後80ms間隔で所定時間点滅す
る。 次に、第7表示器27は、主可変表示装置9で2つの表
示器33a,33bが停止して同じ表示が出たリーチ状態にな
ると、128ms間隔で点滅して遊技者にリーチ状態になっ
たことを可視表示し、主可変表示装置9で賞態様が成立
してから主変動入賞装置14が第2状態に変換するまでの
ウエイトタイム中は64ms間隔で点滅し、主変動入賞装置
14が1回目から15回目まで開くときには256ms点灯して
から384ms消灯する点滅を繰り返し、継続スイッチ49が
球を検出してから所定時間(例えば2秒間)は64ms間隔
で点滅し、その後は512ms点灯してから768ms消灯する点
滅を繰り返し、当該サイクルが終了してから次のサイク
ルで主変動入賞装置14が第2状態に変換するまでのウエ
イトタイム中は64ms間隔で点滅し、16回目の開放時には
256ms点灯してから384ms消灯する点滅を繰り返し、補助
可変表示器19が作動すると消灯し、補助変動入賞装置12
のウエイトタイム中は64ms間隔で点滅し、補助変動入賞
装置12が第2状態に変換すると点灯する。 そして、前記したように、不正表示が優先順位1、主
変動入賞装置14を作動させて特別遊技を行っている状態
を示すことが優先順位2、主可変表示装置9でリーチに
なったことを示すことが優先順位3、主可変表示装置9
を作動していることを示すことが優先順位4、補助変動
入賞装置12が作動して第2状態に変換したことを示すこ
とが優先順位6、補助可変表示器19が可変表示を行って
いることを示すことが優先順位7というように設定され
ている。 したがって、第7表示器27は、不正があった場合には
最優先で消灯するが、主変動入賞装置14が作動して特別
遊技を行っている間は、補助可変表示器19の作動の如
何、補助変動入賞装置12の状態の如何に拘らず、所定の
間隔で点滅し、主可変表示装置9の2つの表示器33a,33
bが停止してリーチ状態となってから3つ目の表示器33c
が停止するまでの間は、補助可変表示器19の作動の如
何、補助変動入賞装置12の状態の如何に拘らず、128ms
間隔で点滅する。なお、主可変表示装置9は、主変動入
賞装置14が作動中は作動しないので、両方の表示の優先
制御を行う必要性はない。また、補助変動入賞装置12は
補助可変表示器19で賞態様が成立しないと第2状態に変
換しないので、第7表示器27は、補助可変表示器19が作
動している間一旦消灯した後、賞態様が成立するとウエ
イトタイム中は64ms間隔で所定時間点滅し、その後に補
助変動入賞装置12が第2状態を維持している間点灯して
いる。 次に、各発光表示手段を制御する電気的制御装置31に
ついて説明する。 電気的制御装置31は、表示優先順位設定手段70と表示
制御選択手段71を備えていることを大きな特徴としてお
り、この表示優先順位設定手段70と表示制御選択手段71
が補助変動入賞装置12と主変動入賞装置14が第2状態に
なった際における発光表示を制御する発光表示優先制御
手段72となる。表示優先順位設定手段70は、発光表示態
様の優先順位を設定するためのものである。例えば、第
6表示器26については、第9図に示すように、不正検出
手段55からの不正検出信号、主変動入賞装置駆動制御手
段56からの作動中信号、判定手段57からの大当り信号と
ハズレ信号、継続制御手段59からの継続信号、動作タイ
ミング制御手段61からの可変表示中信号と停止信号、補
助変動入賞装置駆動制御手段62からの作動中信号、補助
図柄判定手段63からのハズレ信号、補助図柄表示動作タ
イミング制御手段64からの可変表示中信号を入力とし、
複数のアンドゲート、オアゲートの組合せによって、不
正表示を最優先に設定し、主可変表示装置9を作動させ
て特別遊技を行っている状態を示すことが優先順位2、
補助変動入賞装置12が作動して第2状態に変換したこと
を示すことが優先順位6、補助可変表示器19が可変表示
を行っていることを示すことが優先順位7となるように
設定してあり、これらの優先結果を表示制御選択手段71
に送出するように構成してある。 表示制御選択手段71は、担当する発光表示手段の発光
態様を複数種類設定してあり、表示優先順位設定手段70
からの優先信号にもとづいて発光態様を選択し、表示駆
動制御手段73を作動させて優先順位に則った発光表示を
行わせるものである。例えば、第6表示器26を担当する
表示制御選択手段71は、消灯、点灯の他に、64ms間隔の
点滅、80ms間隔の点滅、100ms間隔の点滅、128ms間隔の
点滅、250ms間隔の点滅、256ms間隅の点滅という表示パ
ターンを有している。また、第7表示器27を担当する表
示制御選択手段71は、消灯、点灯、64ms間隔の点滅、12
8ms間隔の点滅の他に、256ms点灯して384ms消灯する点
滅、512ms点灯して768ms消灯する点滅という表示パター
ンを有している。 次に、遊技の制御について説明する。 遊技者が発射操作部4を操作することにより打球発射
装置を始動すると、球供給皿3から導入された球が1個
宛発射される。打球発射装置により発射された球は、ガ
イドレール7を介して遊技部8内に入り、障害釘に当っ
て流下方向を変換しながら流下する。 遊技部8内を流下する球が特定入賞口16に入賞する
と、特定球検出器15がこの球を検出して電気的制御装置
31に信号を送出する。 電気的制御装置31は、第7図に示すように、特定球検
出器15からの信号を受けて特定入賞記憶手段65に予め設
定した範囲内(例えば4つまで)まで記憶可能であり、
該特定入賞記憶手段65に信号が記憶されていると乱数変
更制御手段75が乱数手段である乱数テーブルから乱数を
取り出す。本実施例では賞態様の確率が低い(例えば、
1/10)乱数テーブルAと賞態様の確率が高い(例えば、
1/5)乱数テーブルとを有しており、乱数変更状態検出
手段76からの信号により上記した乱数テーブルA,Bを選
択して、特定入賞記憶手段65からの信号にもとづいて乱
数を取り出す。通常の遊技状態では乱数変更状態検出手
段76からの信号が「L」なので、第1アンドゲート77が
開き、乱数テーブルAから乱数を取り出して図柄比較手
段78に送出可能な状態にする。なお、後述するように、
特定遊技状態になると乱数変更状態検出手段76からの信
号が「H」に変換するので、第2アンドゲート79が開
き、確率の高い乱数テーブルBから乱数を取り出す(抽
出する)こととなる。 特定入賞記憶手段65からの信号は補助図柄表示動作タ
イミング制御手段64にも送られ、これにより該補助図柄
表示動作タイミング制御手段64は補助図柄表示制御手段
80を作動させて補助可変表示器19の可変表示を表示更新
パルス手段81のパルスに同期させて行わせる。即ち、補
助可変表示器19が視認できない速度で「0」乃至「9」
を変換表示する。そして、停止指令信号発生手段として
設けてある補助図柄表示動作タイミング制御手段64のタ
イマ82に予め設定してある所定時間(例えば5秒間)が
経過すると、或は遊技者がストップスイッチ(図示せ
ず)を外部操作すると、停止指令信号が乱数変更制御手
段75の抽出乱数記憶部83に送られ、これにより乱数テー
ブルAからの乱数にもとづいて図柄選択部84が停止表示
すべき図柄を決定し、この図柄に対応する信号を図柄比
較手段78に送る。図柄比較手段78には補助図柄表示制御
手段80から補助可変表示器19が現に表示している図柄に
対応する信号が逐次送られているので、図柄比較手段78
は両信号を比較し、一致すると(即ち、停止表示すべき
図柄になると)補助図柄表示動作タイミング制御手段64
に信号を送る。補助図柄表示動作タイミング制御手段64
がこの信号を受けると補助図柄表示制御手段80への信号
が「L」となって補助図柄表示制御手段80が補助可変表
示器19の可変表示を停止し、停止表示すべき図柄を実際
に停止表示させる。また、補助図柄表示動作タイミング
制御手段64が図柄比較手段78から信号を受けると、補助
図柄判定手段63にも同時に信号を送るので、補助図柄判
定手段63はこの信号を受けた時点で補助図柄表示制御手
段80からの信号にもとづいて賞態様の成立を判定する。
例えば、「7」で停止したときに賞態様が成立すると予
め設定した場合、補助図柄表示制御手段80から「7」に
対応する信号を受けていれば、即ち、補助可変表示器19
に「7」が停止表示されていれば賞態様が成立したもの
と判定し、「7」以外の信号を受けていれば、即ち、補
助可変表示器19に「7」以外の「3」などが停止表示さ
れていれば賞態様が成立しなかったと判定する。 補助図柄判定手段63が賞態様の不成立を判定した場
合、補助図柄表示動作タイミング制御手段64に信号を送
り、これにより該補助図柄表示動作タイミング制御手段
64が特定入賞記憶手段65の記憶信号数を「1」減算さ
せ、特定入賞記憶手段65に記憶信号が残っている場合に
は上記動作を繰り返す。なお、補助図柄判定手段63が賞
態様の不成立を判定した場合には補助変動入賞装置駆動
制御手段62に信号を送らないので、補助変動入賞装置12
は遊技者に不利な第1状態のままである。 一方、補助図柄判定手段63が賞態様の成立を判定しす
ると、補助図柄表示動作タイミング制御手段64に信号を
送って特定入賞記憶手段65の記憶信号を「1」減算させ
るとともに、補助変動入賞装置騒動制御手段62に信号を
送る。補助変動入賞装置駆動制御手段6をはこの信号を
受けると、補助変動入賞装置12のソレノイド41をタイマ
85に予め設定した所定時間(例えば6秒間)だけ励磁す
る。したがって、補助変動入賞装置12は、補助可変表示
器19で賞態様が形成すると、所定時間だけ遊技者にとっ
て有利な第2状態に変換する。 次に、主可変表示装置9における別遊技について説明
する。 球が第1始動口11に入賞すると、第1始動スイッチ10
がこの球を検出して電気的制御装置31の入賞記憶手段60
に信号を送る。なお、補助変動入賞装置12に入賞する
と、第2始動スイッチ43が、第3始動口18に入賞すると
第3始動スイッチ17が夫々入賞した球を検出して電気的
制御装置31の入賞記憶手段60に信号を送る。 入賞記憶手段60は第1乃至第3始動口11,16,18に入賞
した球の数、即ち入賞信号を予め設定した範囲内で記憶
しておくもので、設定範囲を超えると入賞信号を受信し
ても実質的に無効な信号として処理する。なお、設定を
「1」とすれば、第1始動スイッチ10などからの入賞信
号を受け入れて記憶するだけで、それ以上の入賞信号を
オーバーフローさせ、後述する別遊技中に第1乃至第3
始動口11,12,18に入賞しても、この入賞では別遊技が開
始されないこととなる。この点、前記した特定入賞記憶
手段65も同様である。 入賞記憶手段60に特定入賞信号が記憶されると、この
信号が動作タイミング制御手段61に送られ、該動作タイ
ミング制御手段61からの信号にもとづいて停止タイミン
グ可変手段86a,86b,86c、表示更新パルス手段87a,87b,8
7c、可変表示制御手段88a,88b,88cが作動し、これらに
より主可変表示装置9の各図柄表示器33a,33b,33cに
「0」から「9」の数字を視認できない高速で可変表示
することを開始する。そして、動作タイミング制御手段
61のタイマに予め設定してある所定時間(例えば5秒
間)が経過して停止指令信号が出力されるか、又は遊技
者が操作部5′を操作してストップスイッチ5から停止
指令信号が送られてくるかすると、主可変表示装置9の
可変表示が順次停止して、各図柄表示器33a,33b,33cに
数字が停止表示される。 主可変表示装置9の可変表示が全て停止すると、特定
遊技状態検出手段の一部として機能する判定手段57が主
可変表示装置9に表示された数字の組合せ態様が予め設
定した賞態様(例えば「7」「7」「7」)に該当する
かを判定し、賞態様に該当して特別遊技の権利が発生し
たと判定すると大当り信号を主変動入賞装置騒動制御手
段56に送る。 次に本実施例の特定遊技である特別遊技について説明
する。 主変動入賞装置駆動制御手段56が大当り信号を受ける
と、主変動入賞装置14のソレノイド45を所定時間(例え
ば30秒間)励磁して球受扉46を開いて打球を受け入れ易
い第2状態に変換する。そして、遊技部8内を流下して
きた球が球受扉46に受け入れられて一般入賞口48,48に
入賞すると、これらの球をカウントスイッチ50,50が検
出して入賞球計数手段58に信号を送り、入賞球計数手段
58が入賞球数を計数して所定数(例えば予め設定した10
個)に達すると主変動入賞装置駆動制御手段56に終了信
号を送り、特別遊技を終了させる。 上記した所定時間の経過または入賞球数が所定数に達
するまでを1サイクルとし、これらの終了条件が成立す
る前(当該サイクル中)に打球が継続入賞口47に入賞す
ると、継続スイッチ49がこの球を検出して継続制御手段
59に継続信号を送り、これによってサイクルの更新が行
われ、特別遊技を所定回数(例えば16サイクル目まで)
継続することができる。なお、当該サイクル中に打球が
継続入賞口47に入賞しなかった場合には所定時間の経
過、または入賞球数が所定数に達した時点で特別遊技は
完全に終了する。また、最終サイクルにおいて打球が継
続入賞口47に入賞してもサイクルの更新は行われずに所
定時間の経過または入賞球数が所定数に達した時点で特
別遊技が全て終了する。 また、判定手段57が主可変表示装置9での別遊技で特
別遊技の権利が発生したと判定すると、乱数変更状態検
出手段76が判定手段57からの大当り信号を受けて、停止
図柄の決定に用いる乱数テーブルを変更することとなる
予め設定された遊技状態になったことを検出する。そし
て、この乱数変更状態検出手段76がこの遊技状態を検出
すると、乱数変更制御手段75に乱数変更信号「H」を送
出する。したがって、乱数変更制御手段75の第1アンド
ゲート77の一方の入力が「H」から「L」に変換して他
方の入力側に「H」が入力しても開かない状態となり、
また、第2アンドゲート79の一方の入力が「L」から
「H」に変換して他方の入力側に「H」が入ると開く状
態、即ち、賞態様が成立する確率が高い乱数テーブルB
から乱数が抽出される状態となる。なお、この状態は、
主変動入賞装置駆動制御手段56から特別遊技が終了した
旨の信号が乱数変更状態検出手段76に送られるまで継続
され、乱数変更状態検出手段76がこの信号を受けると、
乱数変更制御手段75への信号を「H」から「L」に変換
する。したがって、特別遊技が終了すると、賞態様が成
立する確率が低い乱数テーブルAから乱数が抽出される
状態に復帰する。 賞態様が成立する確率が高い乱数テーブルBから乱数
が抽出される状態で、遊技部8内を流下する球が補助変
動入賞装置12に入賞して特定球検出器43がこの球を検出
すると、電気的制御装置31の特定入賞記憶手段65に信号
を送る。そして、該特定入賞記憶手段65の記憶にもとづ
いて乱数変更制御手段75の第2アンドゲート79の他方の
入力側に「H」が送られ、これにより第2アンドゲート
79が開いて乱数テーブルBから乱数が抽出されて抽出乱
数記憶部に送られる。 特定入賞記憶手段65からの信号は補助図柄表示動作タ
イミング制御手段64にも送られるので、補助図柄表示動
作タイミング制御手段82が補助図柄表示制御手段80を作
動させて補助可変表示器19の可変表示を行わせる。そし
て、補助図柄表示動作タイミング制御手段64のタイマ82
に設定してある所定時間が経過すると、或は遊技者がス
トップスイッチ(図示せず)を操作すると、停止指令信
号が乱数変更制御手段75の抽出乱数記憶部83に送られ、
これにより乱数テーブルBからの抽出した乱数にもとづ
いて図柄選択部84が停止図柄を決定し、この図柄に対応
する信号を図柄比較手段78に送る。図柄比較手段78に
は、補助図柄表示制御手段80から補助可変表示器19が現
に表示している図柄に対応する信号が送られているの
で、図柄比較手段78は両信号を比較し、両信号が一致し
て停止表示すべき図柄になると、補助図柄表示動作タイ
ミング制御手段64に信号を送る。補助図柄表示動作タイ
ミング制御手段64がこの信号を受けると補助図柄表示制
御手段80への信号が「L」となって補助図柄表示制御手
段80が補助可変表示器19の可変表示を停止させ、停止表
示すべき図柄を停止表示する。また、補助図柄表示動作
タイミング制御手段64が図柄比較手段78から信号を受け
ると、補助図柄判定手段57にも同時に信号を送るので、
補助図柄判定手段57はこの信号にもとづいて賞態様の成
立を判定する。 補助図柄判定手段57が賞態様の不成立を判定すると、
例えば補助可変表示器19に「5」が停止表示されると、
補助図柄表示動作タイミング制御手段64に信号を送って
特定入賞記憶手段65の記憶を「1」減算させるだけで、
補助変動入賞装置12の状態も第1状態のままとする。 一方、補助可変表示器19に賞態様である「7」が停止
表示されて補助図柄判定手段57が賞態様の成立を判定す
ると、補助図柄表示動作タイミング制御手段64に信号を
送って特定入賞記憶手段65の記憶数を「1」減算させる
とともに、補助変動入賞装置駆動制御手段62に信号を送
る。補助変動入賞装置駆動制御手段62は、上記信号を受
けると補助変動入賞装置12のソレノイド41を所定時間だ
け励磁し、遊技者にとって有利な第2状態に変換する。 上記した実施例は特定遊技状態として特別遊技状態を
設定したが、特定遊技状態の間は通常の遊技状態に比較
して補助図柄表示手段での遊技における賞態様成立確率
が変更されるものであれば、特定遊技状態をどのように
設定してもよいし、また確率が異なる複数種類の乱数テ
ーブルを用意しておき、特定遊技状態であっても「7」
「7」「7」などの『大当り』の場合には最も確率の高
い乱数テーブルを選択し、「3」「3」「3」などの
『中当り』の場合には次に高い確率の乱数テーブルを選
択し、「1」「1」「1」や「5」「5」「5」などの
『小当り』の場合はその次に高い確率の乱数テーブルを
選択するように設定としてもよい。 また、特定球検出手段は、前記実施例のように、特定
入賞口16に入賞した打球を検出する検出器に限定される
ものではなく、特定領域を流下した球を検出することが
できればどのような構成でもよい。 例えば、所謂通過チャカを通過した球を検出するもの
でもよい。なお、特定球検出手段からの信号にもとづい
て作動する補助図柄表示手段は、前記した可変表示器に
限定されるものではなく、数字や図柄などの識別標識を
可変表示することができればどような構成でもよい。 また、以上に説明した実施例は、球が始動口として機
能する入賞口に入賞することにより別遊技の権利が発生
し、主可変表示装置9によって行った別遊技で賞態様を
形成した場合に特別遊技の権利が発生するという遊技内
容を設定したパチンコ機であるが、本発明は、この遊技
内容に限定されるものではない。 例えば、球が始動口に入賞することを条件として変動
入賞装置の可動球受け部材がソレノイドの駆動によって
遊技者にとって不利な第1状態から遊技者にとって有利
な第2状態に所定回数(例えば1回、または2回)変換
し、この第2状態に変換したときに球が特別入賞口(V
入賞口または継続入賞口)に入賞すると特別遊技の権利
が発生し、特別遊技では変動入賞装置が所定回数(例え
ば18回)第1状態と第2状態とに変換し、球が特別入賞
口(V入賞口または継続入賞口)に入賞することによっ
てサイクルの更新が行われて特別遊技を継続できるとい
う特定遊技状態を設定した所謂第2種のパチンコ機(所
謂ハネモノタイプ)であってもよい。 さらに、別遊技において賞態様が形成されると特別権
利が発生し、球が特定の権利入賞口に入賞することを条
件として変動入賞装置が第1状態から第2状態に変換す
るような遊技内容の所謂第3種のパチンコ機であっても
よい。 これら第2種、第3種のパチンコ機においても、前記
した第1種のパチンコ機と同様に、発光表示手段として
設けたランプ表示器等の発光表示態様に優先順位を設定
し、この優生順位の高い発光態様で発光表示させること
ができる。 なお、本発明における主変動入賞装置は、上記した所
謂アタッカータイプのものに限定されるものではなく、
遊技者にとって不利な第1状態と、遊技者にとって有利
な第2状態に変換可能な入賞装置であればどのような構
成でもよい。 また、補助変動入賞装置も、上記したものに限定され
るものではなく、遊技者にとって不利な第1状態と、遊
技者にとって有利な第2状態に変換可能であればどのよ
うな構成でもよい。したがって、第1状態では開閉翼3
7,37の上端間隔を球が通過不可能な状態で閉じて停止
し、第2状態に変換すると開閉翼37,37の上端間隔を拡
大する構成でもよい。 〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、遊技制御手段に
含まれる電気的遊技装置制御手段が、第1作動条件の成
立に基づいて第1の電気的遊技装置の作動制御を行なう
と共に、第2作動条件の成立に基づいて第2の電気的遊
技装置の作動制御を行ない、表示制御手段が上記第1の
電気的遊技装置の作動制御に係わる第1態様の表示を行
うと共に、上記第2の電気的遊技装置の作動制御に係わ
る第2態様の表示を行い、第1の電気的遊技装置と第2
の電気的遊技装置の作動制御が重なって同時に行われる
場合には、表示制御手段が具備する発光表示優先制御手
段が、第1態様の表示を第2態様の表示に優先して行わ
せ、異なる電気的遊技装置の作動態様が優先順位に従っ
て可視表示される。 従って、遊技の興趣を高めるべく遊技部に複数の電気
的遊技装置(変動入賞装置や可変表示装置等)を設けて
遊技制御を行なう近来の遊技機にあっても、複数の電気
的遊技装置が重なって同時に作動することで表示が繁雑
になってしまうことを防ぎ、遊技者は優先的に作動状態
が表示された電気的遊技装置を重視して遊技を進めると
いう目安になり、遊技者に対する高い報知効果を期せ
る。
の遊技情報等を遊技者等に報知するが、各発光表示手段
は必ず上記した優先順位によって、次に示す表の通りに
表示する。 本実施例では遊技内容との関係で第6表示器26(L6
……)と第7表示器27(L7……)の表示に関して優先
順位を設定してあるので、以下、第6表示器26(L6…
…)と第7表示器27(L7……)について詳細に説明す
る。 第6表示器26は、表に示したように、主可変表示装置
9が作動すると、128ms間隔で点滅して主可変表示装置
9の表示器33……が可変表示していることを遊技者に可
視表示し、主可変表示装置9で賞態様が成立してから主
変動入賞装置14が第2状態に変換するまでのウエイトタ
イム中は64ms間隔で点滅し、主変動入賞装置14が1回目
から15回目まで開くときには第1表示器21等と順に128m
s間隔で点灯し、継続スイッチ49が球を検出してから所
定時間(例えば2秒間)は64ms間隔で点滅し、その後は
第1表示器21等と順に256ms間隔で点滅し、当該サイク
ルが終了してから次のサイクルで主変動入賞装置14が第
2状態に変換するまでのウエイトタイム中は間隔で点滅
し、16回目の開放時には第1表示器21等と順に128ms間
隔で点灯し、補助可変表示器19が作動すると、250msが
間隔で点滅して補助可変表示器19が可変表示を行ってい
ることを遊技者に可視表示し、補助可変表示器19が賞態
様を形成してから補助変動入賞装置12が第2状態に変換
するまでのウエイトタイム中は100ms間隔で点滅し、補
助変動入賞装置12が第2状態に変換すると80ms間隔で点
滅する。 そして、前記したように、不正表示が優先順位1、主
変動入賞装置14を作動させて特別遊技を行っている状態
を示すことが優先順位2、主可変表示装置9でリーチに
なったことを示すことが優先順位3、主可変表示装置9
を作動していることを示すことが優先順位4、補助変動
入賞装置12が作動して第2状態に変換したことを示すこ
とが優先順位6、補助可変表示器19が可変表示を行って
いることを示すことが優先順位7というように設定され
ている。 したがって、第6表示器26は、不正があった場合には
最優先で消灯するが、主変動入賞装置14が作動して特別
遊技を行っている間は、補助可変表示器19の作動の如
何、補助変動入賞装置12の状態の如何に拘らず、648ms
間隔で点滅するなど所定の発光表示を優先して行う。な
お、主可変表示装置9は、主変動入賞装置14が作動中は
作動しないので、両方の表示の優先制御を行う必要性は
ない。また、補助変動入賞装置12は補助可変表示器19で
賞態様が成立しないと第2状態に変換しないので、第6
表示器26は、250ms間隔で所定時間点滅した後に100ms間
隔で所定時間点滅し、その後80ms間隔で所定時間点滅す
る。 次に、第7表示器27は、主可変表示装置9で2つの表
示器33a,33bが停止して同じ表示が出たリーチ状態にな
ると、128ms間隔で点滅して遊技者にリーチ状態になっ
たことを可視表示し、主可変表示装置9で賞態様が成立
してから主変動入賞装置14が第2状態に変換するまでの
ウエイトタイム中は64ms間隔で点滅し、主変動入賞装置
14が1回目から15回目まで開くときには256ms点灯して
から384ms消灯する点滅を繰り返し、継続スイッチ49が
球を検出してから所定時間(例えば2秒間)は64ms間隔
で点滅し、その後は512ms点灯してから768ms消灯する点
滅を繰り返し、当該サイクルが終了してから次のサイク
ルで主変動入賞装置14が第2状態に変換するまでのウエ
イトタイム中は64ms間隔で点滅し、16回目の開放時には
256ms点灯してから384ms消灯する点滅を繰り返し、補助
可変表示器19が作動すると消灯し、補助変動入賞装置12
のウエイトタイム中は64ms間隔で点滅し、補助変動入賞
装置12が第2状態に変換すると点灯する。 そして、前記したように、不正表示が優先順位1、主
変動入賞装置14を作動させて特別遊技を行っている状態
を示すことが優先順位2、主可変表示装置9でリーチに
なったことを示すことが優先順位3、主可変表示装置9
を作動していることを示すことが優先順位4、補助変動
入賞装置12が作動して第2状態に変換したことを示すこ
とが優先順位6、補助可変表示器19が可変表示を行って
いることを示すことが優先順位7というように設定され
ている。 したがって、第7表示器27は、不正があった場合には
最優先で消灯するが、主変動入賞装置14が作動して特別
遊技を行っている間は、補助可変表示器19の作動の如
何、補助変動入賞装置12の状態の如何に拘らず、所定の
間隔で点滅し、主可変表示装置9の2つの表示器33a,33
bが停止してリーチ状態となってから3つ目の表示器33c
が停止するまでの間は、補助可変表示器19の作動の如
何、補助変動入賞装置12の状態の如何に拘らず、128ms
間隔で点滅する。なお、主可変表示装置9は、主変動入
賞装置14が作動中は作動しないので、両方の表示の優先
制御を行う必要性はない。また、補助変動入賞装置12は
補助可変表示器19で賞態様が成立しないと第2状態に変
換しないので、第7表示器27は、補助可変表示器19が作
動している間一旦消灯した後、賞態様が成立するとウエ
イトタイム中は64ms間隔で所定時間点滅し、その後に補
助変動入賞装置12が第2状態を維持している間点灯して
いる。 次に、各発光表示手段を制御する電気的制御装置31に
ついて説明する。 電気的制御装置31は、表示優先順位設定手段70と表示
制御選択手段71を備えていることを大きな特徴としてお
り、この表示優先順位設定手段70と表示制御選択手段71
が補助変動入賞装置12と主変動入賞装置14が第2状態に
なった際における発光表示を制御する発光表示優先制御
手段72となる。表示優先順位設定手段70は、発光表示態
様の優先順位を設定するためのものである。例えば、第
6表示器26については、第9図に示すように、不正検出
手段55からの不正検出信号、主変動入賞装置駆動制御手
段56からの作動中信号、判定手段57からの大当り信号と
ハズレ信号、継続制御手段59からの継続信号、動作タイ
ミング制御手段61からの可変表示中信号と停止信号、補
助変動入賞装置駆動制御手段62からの作動中信号、補助
図柄判定手段63からのハズレ信号、補助図柄表示動作タ
イミング制御手段64からの可変表示中信号を入力とし、
複数のアンドゲート、オアゲートの組合せによって、不
正表示を最優先に設定し、主可変表示装置9を作動させ
て特別遊技を行っている状態を示すことが優先順位2、
補助変動入賞装置12が作動して第2状態に変換したこと
を示すことが優先順位6、補助可変表示器19が可変表示
を行っていることを示すことが優先順位7となるように
設定してあり、これらの優先結果を表示制御選択手段71
に送出するように構成してある。 表示制御選択手段71は、担当する発光表示手段の発光
態様を複数種類設定してあり、表示優先順位設定手段70
からの優先信号にもとづいて発光態様を選択し、表示駆
動制御手段73を作動させて優先順位に則った発光表示を
行わせるものである。例えば、第6表示器26を担当する
表示制御選択手段71は、消灯、点灯の他に、64ms間隔の
点滅、80ms間隔の点滅、100ms間隔の点滅、128ms間隔の
点滅、250ms間隔の点滅、256ms間隅の点滅という表示パ
ターンを有している。また、第7表示器27を担当する表
示制御選択手段71は、消灯、点灯、64ms間隔の点滅、12
8ms間隔の点滅の他に、256ms点灯して384ms消灯する点
滅、512ms点灯して768ms消灯する点滅という表示パター
ンを有している。 次に、遊技の制御について説明する。 遊技者が発射操作部4を操作することにより打球発射
装置を始動すると、球供給皿3から導入された球が1個
宛発射される。打球発射装置により発射された球は、ガ
イドレール7を介して遊技部8内に入り、障害釘に当っ
て流下方向を変換しながら流下する。 遊技部8内を流下する球が特定入賞口16に入賞する
と、特定球検出器15がこの球を検出して電気的制御装置
31に信号を送出する。 電気的制御装置31は、第7図に示すように、特定球検
出器15からの信号を受けて特定入賞記憶手段65に予め設
定した範囲内(例えば4つまで)まで記憶可能であり、
該特定入賞記憶手段65に信号が記憶されていると乱数変
更制御手段75が乱数手段である乱数テーブルから乱数を
取り出す。本実施例では賞態様の確率が低い(例えば、
1/10)乱数テーブルAと賞態様の確率が高い(例えば、
1/5)乱数テーブルとを有しており、乱数変更状態検出
手段76からの信号により上記した乱数テーブルA,Bを選
択して、特定入賞記憶手段65からの信号にもとづいて乱
数を取り出す。通常の遊技状態では乱数変更状態検出手
段76からの信号が「L」なので、第1アンドゲート77が
開き、乱数テーブルAから乱数を取り出して図柄比較手
段78に送出可能な状態にする。なお、後述するように、
特定遊技状態になると乱数変更状態検出手段76からの信
号が「H」に変換するので、第2アンドゲート79が開
き、確率の高い乱数テーブルBから乱数を取り出す(抽
出する)こととなる。 特定入賞記憶手段65からの信号は補助図柄表示動作タ
イミング制御手段64にも送られ、これにより該補助図柄
表示動作タイミング制御手段64は補助図柄表示制御手段
80を作動させて補助可変表示器19の可変表示を表示更新
パルス手段81のパルスに同期させて行わせる。即ち、補
助可変表示器19が視認できない速度で「0」乃至「9」
を変換表示する。そして、停止指令信号発生手段として
設けてある補助図柄表示動作タイミング制御手段64のタ
イマ82に予め設定してある所定時間(例えば5秒間)が
経過すると、或は遊技者がストップスイッチ(図示せ
ず)を外部操作すると、停止指令信号が乱数変更制御手
段75の抽出乱数記憶部83に送られ、これにより乱数テー
ブルAからの乱数にもとづいて図柄選択部84が停止表示
すべき図柄を決定し、この図柄に対応する信号を図柄比
較手段78に送る。図柄比較手段78には補助図柄表示制御
手段80から補助可変表示器19が現に表示している図柄に
対応する信号が逐次送られているので、図柄比較手段78
は両信号を比較し、一致すると(即ち、停止表示すべき
図柄になると)補助図柄表示動作タイミング制御手段64
に信号を送る。補助図柄表示動作タイミング制御手段64
がこの信号を受けると補助図柄表示制御手段80への信号
が「L」となって補助図柄表示制御手段80が補助可変表
示器19の可変表示を停止し、停止表示すべき図柄を実際
に停止表示させる。また、補助図柄表示動作タイミング
制御手段64が図柄比較手段78から信号を受けると、補助
図柄判定手段63にも同時に信号を送るので、補助図柄判
定手段63はこの信号を受けた時点で補助図柄表示制御手
段80からの信号にもとづいて賞態様の成立を判定する。
例えば、「7」で停止したときに賞態様が成立すると予
め設定した場合、補助図柄表示制御手段80から「7」に
対応する信号を受けていれば、即ち、補助可変表示器19
に「7」が停止表示されていれば賞態様が成立したもの
と判定し、「7」以外の信号を受けていれば、即ち、補
助可変表示器19に「7」以外の「3」などが停止表示さ
れていれば賞態様が成立しなかったと判定する。 補助図柄判定手段63が賞態様の不成立を判定した場
合、補助図柄表示動作タイミング制御手段64に信号を送
り、これにより該補助図柄表示動作タイミング制御手段
64が特定入賞記憶手段65の記憶信号数を「1」減算さ
せ、特定入賞記憶手段65に記憶信号が残っている場合に
は上記動作を繰り返す。なお、補助図柄判定手段63が賞
態様の不成立を判定した場合には補助変動入賞装置駆動
制御手段62に信号を送らないので、補助変動入賞装置12
は遊技者に不利な第1状態のままである。 一方、補助図柄判定手段63が賞態様の成立を判定しす
ると、補助図柄表示動作タイミング制御手段64に信号を
送って特定入賞記憶手段65の記憶信号を「1」減算させ
るとともに、補助変動入賞装置騒動制御手段62に信号を
送る。補助変動入賞装置駆動制御手段6をはこの信号を
受けると、補助変動入賞装置12のソレノイド41をタイマ
85に予め設定した所定時間(例えば6秒間)だけ励磁す
る。したがって、補助変動入賞装置12は、補助可変表示
器19で賞態様が形成すると、所定時間だけ遊技者にとっ
て有利な第2状態に変換する。 次に、主可変表示装置9における別遊技について説明
する。 球が第1始動口11に入賞すると、第1始動スイッチ10
がこの球を検出して電気的制御装置31の入賞記憶手段60
に信号を送る。なお、補助変動入賞装置12に入賞する
と、第2始動スイッチ43が、第3始動口18に入賞すると
第3始動スイッチ17が夫々入賞した球を検出して電気的
制御装置31の入賞記憶手段60に信号を送る。 入賞記憶手段60は第1乃至第3始動口11,16,18に入賞
した球の数、即ち入賞信号を予め設定した範囲内で記憶
しておくもので、設定範囲を超えると入賞信号を受信し
ても実質的に無効な信号として処理する。なお、設定を
「1」とすれば、第1始動スイッチ10などからの入賞信
号を受け入れて記憶するだけで、それ以上の入賞信号を
オーバーフローさせ、後述する別遊技中に第1乃至第3
始動口11,12,18に入賞しても、この入賞では別遊技が開
始されないこととなる。この点、前記した特定入賞記憶
手段65も同様である。 入賞記憶手段60に特定入賞信号が記憶されると、この
信号が動作タイミング制御手段61に送られ、該動作タイ
ミング制御手段61からの信号にもとづいて停止タイミン
グ可変手段86a,86b,86c、表示更新パルス手段87a,87b,8
7c、可変表示制御手段88a,88b,88cが作動し、これらに
より主可変表示装置9の各図柄表示器33a,33b,33cに
「0」から「9」の数字を視認できない高速で可変表示
することを開始する。そして、動作タイミング制御手段
61のタイマに予め設定してある所定時間(例えば5秒
間)が経過して停止指令信号が出力されるか、又は遊技
者が操作部5′を操作してストップスイッチ5から停止
指令信号が送られてくるかすると、主可変表示装置9の
可変表示が順次停止して、各図柄表示器33a,33b,33cに
数字が停止表示される。 主可変表示装置9の可変表示が全て停止すると、特定
遊技状態検出手段の一部として機能する判定手段57が主
可変表示装置9に表示された数字の組合せ態様が予め設
定した賞態様(例えば「7」「7」「7」)に該当する
かを判定し、賞態様に該当して特別遊技の権利が発生し
たと判定すると大当り信号を主変動入賞装置騒動制御手
段56に送る。 次に本実施例の特定遊技である特別遊技について説明
する。 主変動入賞装置駆動制御手段56が大当り信号を受ける
と、主変動入賞装置14のソレノイド45を所定時間(例え
ば30秒間)励磁して球受扉46を開いて打球を受け入れ易
い第2状態に変換する。そして、遊技部8内を流下して
きた球が球受扉46に受け入れられて一般入賞口48,48に
入賞すると、これらの球をカウントスイッチ50,50が検
出して入賞球計数手段58に信号を送り、入賞球計数手段
58が入賞球数を計数して所定数(例えば予め設定した10
個)に達すると主変動入賞装置駆動制御手段56に終了信
号を送り、特別遊技を終了させる。 上記した所定時間の経過または入賞球数が所定数に達
するまでを1サイクルとし、これらの終了条件が成立す
る前(当該サイクル中)に打球が継続入賞口47に入賞す
ると、継続スイッチ49がこの球を検出して継続制御手段
59に継続信号を送り、これによってサイクルの更新が行
われ、特別遊技を所定回数(例えば16サイクル目まで)
継続することができる。なお、当該サイクル中に打球が
継続入賞口47に入賞しなかった場合には所定時間の経
過、または入賞球数が所定数に達した時点で特別遊技は
完全に終了する。また、最終サイクルにおいて打球が継
続入賞口47に入賞してもサイクルの更新は行われずに所
定時間の経過または入賞球数が所定数に達した時点で特
別遊技が全て終了する。 また、判定手段57が主可変表示装置9での別遊技で特
別遊技の権利が発生したと判定すると、乱数変更状態検
出手段76が判定手段57からの大当り信号を受けて、停止
図柄の決定に用いる乱数テーブルを変更することとなる
予め設定された遊技状態になったことを検出する。そし
て、この乱数変更状態検出手段76がこの遊技状態を検出
すると、乱数変更制御手段75に乱数変更信号「H」を送
出する。したがって、乱数変更制御手段75の第1アンド
ゲート77の一方の入力が「H」から「L」に変換して他
方の入力側に「H」が入力しても開かない状態となり、
また、第2アンドゲート79の一方の入力が「L」から
「H」に変換して他方の入力側に「H」が入ると開く状
態、即ち、賞態様が成立する確率が高い乱数テーブルB
から乱数が抽出される状態となる。なお、この状態は、
主変動入賞装置駆動制御手段56から特別遊技が終了した
旨の信号が乱数変更状態検出手段76に送られるまで継続
され、乱数変更状態検出手段76がこの信号を受けると、
乱数変更制御手段75への信号を「H」から「L」に変換
する。したがって、特別遊技が終了すると、賞態様が成
立する確率が低い乱数テーブルAから乱数が抽出される
状態に復帰する。 賞態様が成立する確率が高い乱数テーブルBから乱数
が抽出される状態で、遊技部8内を流下する球が補助変
動入賞装置12に入賞して特定球検出器43がこの球を検出
すると、電気的制御装置31の特定入賞記憶手段65に信号
を送る。そして、該特定入賞記憶手段65の記憶にもとづ
いて乱数変更制御手段75の第2アンドゲート79の他方の
入力側に「H」が送られ、これにより第2アンドゲート
79が開いて乱数テーブルBから乱数が抽出されて抽出乱
数記憶部に送られる。 特定入賞記憶手段65からの信号は補助図柄表示動作タ
イミング制御手段64にも送られるので、補助図柄表示動
作タイミング制御手段82が補助図柄表示制御手段80を作
動させて補助可変表示器19の可変表示を行わせる。そし
て、補助図柄表示動作タイミング制御手段64のタイマ82
に設定してある所定時間が経過すると、或は遊技者がス
トップスイッチ(図示せず)を操作すると、停止指令信
号が乱数変更制御手段75の抽出乱数記憶部83に送られ、
これにより乱数テーブルBからの抽出した乱数にもとづ
いて図柄選択部84が停止図柄を決定し、この図柄に対応
する信号を図柄比較手段78に送る。図柄比較手段78に
は、補助図柄表示制御手段80から補助可変表示器19が現
に表示している図柄に対応する信号が送られているの
で、図柄比較手段78は両信号を比較し、両信号が一致し
て停止表示すべき図柄になると、補助図柄表示動作タイ
ミング制御手段64に信号を送る。補助図柄表示動作タイ
ミング制御手段64がこの信号を受けると補助図柄表示制
御手段80への信号が「L」となって補助図柄表示制御手
段80が補助可変表示器19の可変表示を停止させ、停止表
示すべき図柄を停止表示する。また、補助図柄表示動作
タイミング制御手段64が図柄比較手段78から信号を受け
ると、補助図柄判定手段57にも同時に信号を送るので、
補助図柄判定手段57はこの信号にもとづいて賞態様の成
立を判定する。 補助図柄判定手段57が賞態様の不成立を判定すると、
例えば補助可変表示器19に「5」が停止表示されると、
補助図柄表示動作タイミング制御手段64に信号を送って
特定入賞記憶手段65の記憶を「1」減算させるだけで、
補助変動入賞装置12の状態も第1状態のままとする。 一方、補助可変表示器19に賞態様である「7」が停止
表示されて補助図柄判定手段57が賞態様の成立を判定す
ると、補助図柄表示動作タイミング制御手段64に信号を
送って特定入賞記憶手段65の記憶数を「1」減算させる
とともに、補助変動入賞装置駆動制御手段62に信号を送
る。補助変動入賞装置駆動制御手段62は、上記信号を受
けると補助変動入賞装置12のソレノイド41を所定時間だ
け励磁し、遊技者にとって有利な第2状態に変換する。 上記した実施例は特定遊技状態として特別遊技状態を
設定したが、特定遊技状態の間は通常の遊技状態に比較
して補助図柄表示手段での遊技における賞態様成立確率
が変更されるものであれば、特定遊技状態をどのように
設定してもよいし、また確率が異なる複数種類の乱数テ
ーブルを用意しておき、特定遊技状態であっても「7」
「7」「7」などの『大当り』の場合には最も確率の高
い乱数テーブルを選択し、「3」「3」「3」などの
『中当り』の場合には次に高い確率の乱数テーブルを選
択し、「1」「1」「1」や「5」「5」「5」などの
『小当り』の場合はその次に高い確率の乱数テーブルを
選択するように設定としてもよい。 また、特定球検出手段は、前記実施例のように、特定
入賞口16に入賞した打球を検出する検出器に限定される
ものではなく、特定領域を流下した球を検出することが
できればどのような構成でもよい。 例えば、所謂通過チャカを通過した球を検出するもの
でもよい。なお、特定球検出手段からの信号にもとづい
て作動する補助図柄表示手段は、前記した可変表示器に
限定されるものではなく、数字や図柄などの識別標識を
可変表示することができればどような構成でもよい。 また、以上に説明した実施例は、球が始動口として機
能する入賞口に入賞することにより別遊技の権利が発生
し、主可変表示装置9によって行った別遊技で賞態様を
形成した場合に特別遊技の権利が発生するという遊技内
容を設定したパチンコ機であるが、本発明は、この遊技
内容に限定されるものではない。 例えば、球が始動口に入賞することを条件として変動
入賞装置の可動球受け部材がソレノイドの駆動によって
遊技者にとって不利な第1状態から遊技者にとって有利
な第2状態に所定回数(例えば1回、または2回)変換
し、この第2状態に変換したときに球が特別入賞口(V
入賞口または継続入賞口)に入賞すると特別遊技の権利
が発生し、特別遊技では変動入賞装置が所定回数(例え
ば18回)第1状態と第2状態とに変換し、球が特別入賞
口(V入賞口または継続入賞口)に入賞することによっ
てサイクルの更新が行われて特別遊技を継続できるとい
う特定遊技状態を設定した所謂第2種のパチンコ機(所
謂ハネモノタイプ)であってもよい。 さらに、別遊技において賞態様が形成されると特別権
利が発生し、球が特定の権利入賞口に入賞することを条
件として変動入賞装置が第1状態から第2状態に変換す
るような遊技内容の所謂第3種のパチンコ機であっても
よい。 これら第2種、第3種のパチンコ機においても、前記
した第1種のパチンコ機と同様に、発光表示手段として
設けたランプ表示器等の発光表示態様に優先順位を設定
し、この優生順位の高い発光態様で発光表示させること
ができる。 なお、本発明における主変動入賞装置は、上記した所
謂アタッカータイプのものに限定されるものではなく、
遊技者にとって不利な第1状態と、遊技者にとって有利
な第2状態に変換可能な入賞装置であればどのような構
成でもよい。 また、補助変動入賞装置も、上記したものに限定され
るものではなく、遊技者にとって不利な第1状態と、遊
技者にとって有利な第2状態に変換可能であればどのよ
うな構成でもよい。したがって、第1状態では開閉翼3
7,37の上端間隔を球が通過不可能な状態で閉じて停止
し、第2状態に変換すると開閉翼37,37の上端間隔を拡
大する構成でもよい。 〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、遊技制御手段に
含まれる電気的遊技装置制御手段が、第1作動条件の成
立に基づいて第1の電気的遊技装置の作動制御を行なう
と共に、第2作動条件の成立に基づいて第2の電気的遊
技装置の作動制御を行ない、表示制御手段が上記第1の
電気的遊技装置の作動制御に係わる第1態様の表示を行
うと共に、上記第2の電気的遊技装置の作動制御に係わ
る第2態様の表示を行い、第1の電気的遊技装置と第2
の電気的遊技装置の作動制御が重なって同時に行われる
場合には、表示制御手段が具備する発光表示優先制御手
段が、第1態様の表示を第2態様の表示に優先して行わ
せ、異なる電気的遊技装置の作動態様が優先順位に従っ
て可視表示される。 従って、遊技の興趣を高めるべく遊技部に複数の電気
的遊技装置(変動入賞装置や可変表示装置等)を設けて
遊技制御を行なう近来の遊技機にあっても、複数の電気
的遊技装置が重なって同時に作動することで表示が繁雑
になってしまうことを防ぎ、遊技者は優先的に作動状態
が表示された電気的遊技装置を重視して遊技を進めると
いう目安になり、遊技者に対する高い報知効果を期せ
る。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はパチンコ
機の正面図、第2図は遊技盤の正面図、第3図は補助変
動入賞装置の第1状態における斜視図、第4図は補助変
動入賞装置の第2状態における斜視図、第5図は補助変
動入賞装置の分解斜視図、第6図は特別遊技音のタイミ
ングチャート、第7図は電気的制御装置のブロック図、
第8図は音源発生優先順位設定手段と音源手段のブロッ
ク図、第9図は第6表示器の表示優先順位設定手段のブ
ロック図、第10図から第12図は各発光表示手段の発光表
示優先制御手段のブロック図である。 図中、1はパチンコ機、6は遊技盤、8は遊技部、9は
主可変表示装置、10,17,43は始動スイッチ、11,18は始
動口、12は始動口として機能する補助変動入賞装置、14
は主変動入賞装置、16は補助可変表示装置の始動口とし
て機能する特定入賞口、19は補助図柄表示手段としての
補助可変表示器、21から30は表示器、31は電気的制御装
置、70は表示優先順位設定手段、71は表示制御選択手
段、72は発光表示優先制御手段である。
機の正面図、第2図は遊技盤の正面図、第3図は補助変
動入賞装置の第1状態における斜視図、第4図は補助変
動入賞装置の第2状態における斜視図、第5図は補助変
動入賞装置の分解斜視図、第6図は特別遊技音のタイミ
ングチャート、第7図は電気的制御装置のブロック図、
第8図は音源発生優先順位設定手段と音源手段のブロッ
ク図、第9図は第6表示器の表示優先順位設定手段のブ
ロック図、第10図から第12図は各発光表示手段の発光表
示優先制御手段のブロック図である。 図中、1はパチンコ機、6は遊技盤、8は遊技部、9は
主可変表示装置、10,17,43は始動スイッチ、11,18は始
動口、12は始動口として機能する補助変動入賞装置、14
は主変動入賞装置、16は補助可変表示装置の始動口とし
て機能する特定入賞口、19は補助図柄表示手段としての
補助可変表示器、21から30は表示器、31は電気的制御装
置、70は表示優先順位設定手段、71は表示制御選択手
段、72は発光表示優先制御手段である。
Claims (1)
- 【請求項1】遊技盤に形成した遊技部に設けられた第1
の電気的遊技装置及び第2の電気的遊技装置と、 上記第1の電気的遊技装置の作動状態及び第2の電気的
遊技装置の作動状態を表示可能な表示手段と、 上記第1の電気的遊技装置及び第2の電気的遊技装置の
作動制御と、上記表示手段の発光制御と、を行なう遊技
制御手段と、 を備えた遊技機において、 上記遊技制御手段は、 第1作動条件の成立に基づいて上記第1の電気的遊技装
置の作動制御を行なうと共に、第2作動条件の成立に基
づいて上記第2の電気的遊技装置の作動制御を行なう電
気的遊技装置制御手段と、 上記第1の電気的遊技装置の作動制御に係わる第1態様
及び第2の電気的遊技装置の作動制御に係わる第2態様
の各表示を予め記憶された表示パターンデータに基づい
て行う表示制御手段と、 を含み、 上記表示制御手段は、第1の電気的遊技装置と第2の電
気的遊技装置の作動制御が重なって同時に行われる場合
に、第1態様の表示パターンデータを第2態様の表示パ
ターンデータに優先して切り替え、当該表示パターンデ
ータに基づいて表示を行わせる発光表示優先制御手段を
具備し、 上記表示手段により、異なる電気的遊技装置の作動態様
が優先順位に従って可視表示されるようにしたことを特
徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2299822A JP2923803B2 (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-07 | 遊技機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2299822A JP2923803B2 (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-07 | 遊技機 |
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JP2016019863A (ja) * | 2015-10-02 | 2016-02-04 | 株式会社平和 | 遊技機 |
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1990
- 1990-11-07 JP JP2299822A patent/JP2923803B2/ja not_active Expired - Lifetime
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