JP2928638B2 - ポリブチレンテレフタレート及び芳香族ポリカーボネートまたはポリエーテルイミドを含有する難燃性重合体組成物 - Google Patents
ポリブチレンテレフタレート及び芳香族ポリカーボネートまたはポリエーテルイミドを含有する難燃性重合体組成物Info
- Publication number
- JP2928638B2 JP2928638B2 JP4502608A JP50260892A JP2928638B2 JP 2928638 B2 JP2928638 B2 JP 2928638B2 JP 4502608 A JP4502608 A JP 4502608A JP 50260892 A JP50260892 A JP 50260892A JP 2928638 B2 JP2928638 B2 JP 2928638B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer composition
- weight
- polybutylene terephthalate
- parts
- composition according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/49—Phosphorus-containing compounds
- C08K5/51—Phosphorus bound to oxygen
- C08K5/52—Phosphorus bound to oxygen only
- C08K5/521—Esters of phosphoric acids, e.g. of H3PO4
- C08K5/523—Esters of phosphoric acids, e.g. of H3PO4 with hydroxyaryl compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/49—Phosphorus-containing compounds
- C08K5/51—Phosphorus bound to oxygen
- C08K5/53—Phosphorus bound to oxygen bound to oxygen and to carbon only
- C08K5/5317—Phosphonic compounds, e.g. R—P(:O)(OR')2
- C08K5/5333—Esters of phosphonic acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L67/00—Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L67/02—Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、(1)ポリブチレンテレフタレートと芳香
族ポリカーボネートとのブレンドまたは、ポリブチレン
テレフタレートとポリエーテルイミドとのブレンド及び
(2)式 (式中nは0.5〜4の平均値を有し、mは0または1で
あり、かつ、フェニル核は低級アルキル基またはアルコ
キシ基で置換されていてもよい)を有する少なくとも1
種の難燃剤を含有する重合体組成物に関するものであ
る。
族ポリカーボネートとのブレンドまたは、ポリブチレン
テレフタレートとポリエーテルイミドとのブレンド及び
(2)式 (式中nは0.5〜4の平均値を有し、mは0または1で
あり、かつ、フェニル核は低級アルキル基またはアルコ
キシ基で置換されていてもよい)を有する少なくとも1
種の難燃剤を含有する重合体組成物に関するものであ
る。
EP−A−0386916は、ポリブチレンテレフタレートの
ような熱可塑性ポリエステル樹脂と、ハロゲン化有機物
の難燃剤と、無機の充填剤及び上記の式に一致するよう
なリン酸エステルを含有する難燃性のポリエステル樹脂
について記載している。しかし、本レゾルシノール型の
難燃剤は明確には開示されていない。すなわち、ハイド
ロキノン型のリン酸エステルだけが明確に記述されてい
るにすぎない。更に記述されているのは、ポリアミド、
ポリカーボネート、ABS、酸化ポリフェニレン、硫化ポ
リフェニレン、ポリアルキルアクリレート、ポリアセタ
ール、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエー
テルイミド、ポリエーテルケトン、フェノキン樹脂また
はフッ素樹脂のような他の重合体は、本発明の目的を損
傷しない限りにおいて、少量混入してもよいということ
である。
ような熱可塑性ポリエステル樹脂と、ハロゲン化有機物
の難燃剤と、無機の充填剤及び上記の式に一致するよう
なリン酸エステルを含有する難燃性のポリエステル樹脂
について記載している。しかし、本レゾルシノール型の
難燃剤は明確には開示されていない。すなわち、ハイド
ロキノン型のリン酸エステルだけが明確に記述されてい
るにすぎない。更に記述されているのは、ポリアミド、
ポリカーボネート、ABS、酸化ポリフェニレン、硫化ポ
リフェニレン、ポリアルキルアクリレート、ポリアセタ
ール、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエー
テルイミド、ポリエーテルケトン、フェノキン樹脂また
はフッ素樹脂のような他の重合体は、本発明の目的を損
傷しない限りにおいて、少量混入してもよいということ
である。
上記の重合体の幾つか、すなわち、芳香族ポリカーボ
ネートやポリエーテルイミドのかなりの量の添加はいわ
ゆる消炎時間を改良し、一方、他のものすなわち、酸化
ポリフェニレンは消炎時間を長くすることが、今や発見
されたのは驚きである。
ネートやポリエーテルイミドのかなりの量の添加はいわ
ゆる消炎時間を改良し、一方、他のものすなわち、酸化
ポリフェニレンは消炎時間を長くすることが、今や発見
されたのは驚きである。
EP−A−0133641は実施例11,12及び15において、ポリ
(1,4−ブチレンテレフタレート)、ポリ(2,6−ジメチ
ル−1,4−フェニレンエーテル)、テトラブロモビスフ
ェノールと、レゾルシノールのビスフェノールホスフェ
ートのオリゴマーポリカーボネートを含有する組成物を
開示している。上に記載のように、この型の組成物は、
本出願からは除外されている。本参考に使用されている
ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)は消
炎時間を長くし、これは明らかに望ましくないことであ
る。
(1,4−ブチレンテレフタレート)、ポリ(2,6−ジメチ
ル−1,4−フェニレンエーテル)、テトラブロモビスフ
ェノールと、レゾルシノールのビスフェノールホスフェ
ートのオリゴマーポリカーボネートを含有する組成物を
開示している。上に記載のように、この型の組成物は、
本出願からは除外されている。本参考に使用されている
ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)は消
炎時間を長くし、これは明らかに望ましくないことであ
る。
従って、(1)60〜10重量部の芳香族ポリカーボネー
トまたはポリエーテルイミドと組合せた、40〜90重量部
のポリブチレンテレフタレートと、(2)難燃剤と、そ
して、(3)もし希望すれば、更に普通の添加剤類を含
有していて、該難燃剤が式 (式中nは0.5〜4の平均値を有し、mは0または1で
あり、かつ、フェニル核が低級アルキル基またはアルコ
キシ基で置換されていてもよい)を有する重合体組成物
が提供されているが、ポリブチレンテレフタレートとポ
リカーボネートのブレンドと組合せてポリフェニルエー
テルが存在している組成物は別である。
トまたはポリエーテルイミドと組合せた、40〜90重量部
のポリブチレンテレフタレートと、(2)難燃剤と、そ
して、(3)もし希望すれば、更に普通の添加剤類を含
有していて、該難燃剤が式 (式中nは0.5〜4の平均値を有し、mは0または1で
あり、かつ、フェニル核が低級アルキル基またはアルコ
キシ基で置換されていてもよい)を有する重合体組成物
が提供されているが、ポリブチレンテレフタレートとポ
リカーボネートのブレンドと組合せてポリフェニルエー
テルが存在している組成物は別である。
本発明に従って使用される難燃剤は、それ自体は公知
の化合物であり、かつ、それらの幾つかは市販で入手可
能である。上記の式のnがゼロである場合は、式はトリ
フェニルホスフェートを表すだろう。しかし、効果を十
分ならしめるため、難燃剤は、ある最小限の量のレゾル
シニル化合物を含有すべきであり、かつ、この理由か
ら、nの最小値は0.5である。nは平均値が1以上であ
る物質は、これも有効な難燃剤であるが、しかし、nの
平均値が4以上の場合は、組成物の物理的特性のあるも
のは劣化し易く、従って、この物質は最早容認できない
だろう。
の化合物であり、かつ、それらの幾つかは市販で入手可
能である。上記の式のnがゼロである場合は、式はトリ
フェニルホスフェートを表すだろう。しかし、効果を十
分ならしめるため、難燃剤は、ある最小限の量のレゾル
シニル化合物を含有すべきであり、かつ、この理由か
ら、nの最小値は0.5である。nは平均値が1以上であ
る物質は、これも有効な難燃剤であるが、しかし、nの
平均値が4以上の場合は、組成物の物理的特性のあるも
のは劣化し易く、従って、この物質は最早容認できない
だろう。
難燃剤の主成分は普通、nが1の化合物、すなわち、
フェニル基が上記のように置換されていてもよいテトラ
フェニルレゾルシニルジホスフェートである。注目すべ
きことであるが、対応するハイドロキノン化合物につい
てテストされたし、本系においては難燃剤として効果が
ないことが明らかになった。酸化トリフェニルホスヒン
によるテストも成功しなかった。明らかに、フェニル基
は、難燃剤としての働きにはフェノキシ基ほどには効果
はない。
フェニル基が上記のように置換されていてもよいテトラ
フェニルレゾルシニルジホスフェートである。注目すべ
きことであるが、対応するハイドロキノン化合物につい
てテストされたし、本系においては難燃剤として効果が
ないことが明らかになった。酸化トリフェニルホスヒン
によるテストも成功しなかった。明らかに、フェニル基
は、難燃剤としての働きにはフェノキシ基ほどには効果
はない。
本発明の難燃剤は難燃剤の量で使用すべきである。普
通はかかる量は、全組成物の3ないし30重量%である。
正確な量を左右するのは、所望の難燃剤特性と、PBT
や、本難燃剤の他に、組成物中に存在する他の成分の性
質と量に左右される。
通はかかる量は、全組成物の3ないし30重量%である。
正確な量を左右するのは、所望の難燃剤特性と、PBT
や、本難燃剤の他に、組成物中に存在する他の成分の性
質と量に左右される。
本発明の組成分中に、これも存在してよい普通の添加
物の一例として挙げうるものに、充填剤、強化繊維、安
定剤、染料と顔料、可塑剤、離型剤、潤滑剤、静電防止
剤ならびに別の難燃剤ならびにフッ化ポリアルキレンの
ような滴下防止剤がある。
物の一例として挙げうるものに、充填剤、強化繊維、安
定剤、染料と顔料、可塑剤、離型剤、潤滑剤、静電防止
剤ならびに別の難燃剤ならびにフッ化ポリアルキレンの
ような滴下防止剤がある。
別の難燃剤の例として挙げうるものに、難燃性塩類、
特に、スルホネート塩であってこれは往々にしてポリカ
ーボネート組成物中にも使用されるもので、かつ、本発
明の場合にも使用可能なものがあるが、ただし、これは
重合体の成分が、かなりの量のポリカーボネートを含有
する場合である。更に、過フッ化アルケン重合体、リン
酸または亜リン酸塩、相乗作用を有する金属化合物及び
勿論、また、塩素及び/又は臭素を含有する難燃性化合
物もあるが、もっとも、これらハロゲン化合物は多くの
場合、それらの環境影響ならびに重合体組成物の他の特
性へのそれらの掛り合いの可能性の故に余り好ましくな
い。しかし、少量ならば、これらの含ハロゲン難燃剤も
許容することができる。
特に、スルホネート塩であってこれは往々にしてポリカ
ーボネート組成物中にも使用されるもので、かつ、本発
明の場合にも使用可能なものがあるが、ただし、これは
重合体の成分が、かなりの量のポリカーボネートを含有
する場合である。更に、過フッ化アルケン重合体、リン
酸または亜リン酸塩、相乗作用を有する金属化合物及び
勿論、また、塩素及び/又は臭素を含有する難燃性化合
物もあるが、もっとも、これらハロゲン化合物は多くの
場合、それらの環境影響ならびに重合体組成物の他の特
性へのそれらの掛り合いの可能性の故に余り好ましくな
い。しかし、少量ならば、これらの含ハロゲン難燃剤も
許容することができる。
本発明は、下記の実施例によって更に明らかになる
が、しかし、これらの実施例によって本発明が制限され
るものとは決して解釈さるべきではない。
が、しかし、これらの実施例によって本発明が制限され
るものとは決して解釈さるべきではない。
実施例 1 下記の諸材料を使用した。
25℃の60/40のフェノール/テトラクロロエタン溶液
中で測定した固有粘度(IV)0.12dl/gを有するポリブチ
レンテレフタレート(PBT);ビスフェノールAとホス
ゲンから求め、25℃のメチレンクロライド溶液中で測定
した固有粘度0.58dl/gを有するポリカーボネート(P
C);クロロホルム中で測定した固有粘度0.46dl/gを有
する酸化ポリフェニレン(PPE)ならびに請求の範囲第
1項に表示したような式を有する難燃剤。
中で測定した固有粘度(IV)0.12dl/gを有するポリブチ
レンテレフタレート(PBT);ビスフェノールAとホス
ゲンから求め、25℃のメチレンクロライド溶液中で測定
した固有粘度0.58dl/gを有するポリカーボネート(P
C);クロロホルム中で測定した固有粘度0.46dl/gを有
する酸化ポリフェニレン(PPE)ならびに請求の範囲第
1項に表示したような式を有する難燃剤。
式中、nは平均値1.3を有し、かつ、m=1である。
この主成分は、レゾルシノールジホスフェートであり、
従ってこの薬剤は以後、RDPと略記し、実際これは、各
種のn値の上記の式の化合物の混合物であることが分
る。
この主成分は、レゾルシノールジホスフェートであり、
従ってこの薬剤は以後、RDPと略記し、実際これは、各
種のn値の上記の式の化合物の混合物であることが分
る。
すべての材料を、PBTに対する標準押出条件で、二軸
押出機で混合した。
押出機で混合した。
4種の組成物を調製し、かつ、UL−94テストに従っ
て、それらの燃焼挙動についてテストした。各組成物
と、得られた特性を下記の表Aに示す。
て、それらの燃焼挙動についてテストした。各組成物
と、得られた特性を下記の表Aに示す。
報告結果から分るように、ポリカーボネートの添加
(組成II)によって組成Iの消炎時間は著しく低下し、
一方、ポリフェニレンエーテルの添加(組成III)によ
って、消炎時間は結果的に増大している。少量のポリ
(テトラフルオロ−エチレン)の添加によって、UL−94
テストの場合V0レーティングを得ることができる。
(組成II)によって組成Iの消炎時間は著しく低下し、
一方、ポリフェニレンエーテルの添加(組成III)によ
って、消炎時間は結果的に増大している。少量のポリ
(テトラフルオロ−エチレン)の添加によって、UL−94
テストの場合V0レーティングを得ることができる。
実施例 2 下記の諸材料を使用した。
25℃の60/40のフェノール/テトラクロロエタン溶液
中で測定した固有粘度(IV)0.12dl/gを有するポリブチ
レンテレフタレート(PBT);ビスフェノールAとホス
ゲンから求め、25℃のメチレンクロライド溶液中で測定
した固有粘度0.58dl/gを有するポリカーボネート(P
C);酸化防止剤としてのヒンダードフェノールと、難
燃剤、すなわち、実施例1の場合と同じRDP。
中で測定した固有粘度(IV)0.12dl/gを有するポリブチ
レンテレフタレート(PBT);ビスフェノールAとホス
ゲンから求め、25℃のメチレンクロライド溶液中で測定
した固有粘度0.58dl/gを有するポリカーボネート(P
C);酸化防止剤としてのヒンダードフェノールと、難
燃剤、すなわち、実施例1の場合と同じRDP。
全材料を、PBT用の標準押出条件で、二軸押出機で混
合した。
合した。
4種類の組成物を調製し、それらの燃焼挙動について
テストした。UL−94レーティングを、アンダーライター
ズ・ラボラトリー法により測定した。グローワイアテス
ト(IEC 695−2−1)はGWTと略記した。組成物と得ら
れた結果を下記の表Bに示してある。
テストした。UL−94レーティングを、アンダーライター
ズ・ラボラトリー法により測定した。グローワイアテス
ト(IEC 695−2−1)はGWTと略記した。組成物と得ら
れた結果を下記の表Bに示してある。
上表から明らかなように、消炎時間は、UL−94に従っ
て測定したものだが、本組成物では極度に低下してお
り、かつ10秒以下であり、これはV0レーティングの域に
ある、それにも拘らず、すべての材料のレーティングは
V2である。これは滴下が燃焼の早い時期に起るからであ
る。しかし、滴下は、他の成分を僅かに変化させて、処
理することができ、かつ、本実施例の目的は、ただ、本
組成物の素晴らしい難燃効果を示すことであった。更に
注目すべきことだが、RDPを増量することによって(組
成IV)、材料は、960℃のGWTテストに合格しさえする。
て測定したものだが、本組成物では極度に低下してお
り、かつ10秒以下であり、これはV0レーティングの域に
ある、それにも拘らず、すべての材料のレーティングは
V2である。これは滴下が燃焼の早い時期に起るからであ
る。しかし、滴下は、他の成分を僅かに変化させて、処
理することができ、かつ、本実施例の目的は、ただ、本
組成物の素晴らしい難燃効果を示すことであった。更に
注目すべきことだが、RDPを増量することによって(組
成IV)、材料は、960℃のGWTテストに合格しさえする。
実施例 3 UL−レーティングを改良するために、実施例1の各組
成を変えてテストし、かつ、この場合、高いIV(64)の
PCを使用した。テスト組成と特性を表Cに示してある。
成を変えてテストし、かつ、この場合、高いIV(64)の
PCを使用した。テスト組成と特性を表Cに示してある。
上記の結果から当然明らかなことだが、適当な安定化
組合せと、高分子PCを選択することによって、UL−レー
ティングをV0にすることができる。これは高CTI値を維
持することにより達成される。
組合せと、高分子PCを選択することによって、UL−レー
ティングをV0にすることができる。これは高CTI値を維
持することにより達成される。
実施例 4 式中、nが平均値として1を有する式の テトラキシリル−レゾルシニルジホスフェート(RDPX)
をRDPに対する代替物として試験を実施した。本実施例
においては、PBTは、実施例2及び3の場合と同じであ
り、かつ、PCは実施例3の場合と同じであった。難燃特
性のみならず、これら組成物の殆どの重要な物理特性に
ついてもテストした。結果を、以下に、表Dに示してあ
る。
をRDPに対する代替物として試験を実施した。本実施例
においては、PBTは、実施例2及び3の場合と同じであ
り、かつ、PCは実施例3の場合と同じであった。難燃特
性のみならず、これら組成物の殆どの重要な物理特性に
ついてもテストした。結果を、以下に、表Dに示してあ
る。
表Dから明らかなように、両難燃剤は、所望の素晴ら
しい難燃効果を有し、かつ、−期待通りに−様々な物理
特性の組成物を得る可能性を提供する。したがって、組
成IIは加熱ひずみ温度と剛度のかなりの向上を示す。
しい難燃効果を有し、かつ、−期待通りに−様々な物理
特性の組成物を得る可能性を提供する。したがって、組
成IIは加熱ひずみ温度と剛度のかなりの向上を示す。
実施例 5 本実施例では、様々な重量割合の、PBTとポリエーテ
ルイミド(PEI)のブレンドを含有する組成についてテ
ストを実施した。かようなブレンドは、U.S.−A−4141
927から公知である。使用したPBTは、前記実施例に使用
したものと同じであり、かつ、PEIはIVが1,1のものを使
用した。各組成物とテスト結果を、以下に、表Eに示し
てある。
ルイミド(PEI)のブレンドを含有する組成についてテ
ストを実施した。かようなブレンドは、U.S.−A−4141
927から公知である。使用したPBTは、前記実施例に使用
したものと同じであり、かつ、PEIはIVが1,1のものを使
用した。各組成物とテスト結果を、以下に、表Eに示し
てある。
注目すべきことだが、PBTとPEIは完全混合可能である
が、これはこれらの使用量が、組成物3〜6の場合とほ
ぼ同じ場合である。かようなブレンドは132℃でTgを示
し、また可燃性テストにおいては消炎時間はPBT単独に
比べて短かった。このため、V0レーティングは、既にRD
P量が低い場合から得ることができる。
が、これはこれらの使用量が、組成物3〜6の場合とほ
ぼ同じ場合である。かようなブレンドは132℃でTgを示
し、また可燃性テストにおいては消炎時間はPBT単独に
比べて短かった。このため、V0レーティングは、既にRD
P量が低い場合から得ることができる。
ここに述べた特許(出願)はすべて参考としてここに
組入れてある。
組入れてある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−225555(JP,A) 特開 昭60−47056(JP,A) 特開 平3−24135(JP,A) 欧州公開133641(EP,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 67/00 - 67/08 C08L 69/00 C08L 79/08 C08K 5/49 - 5/5397 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (8)
- 【請求項1】一緒にした2種の重合体100重量部につい
て、ポリブチレンテレフタレート40〜90重量部及び芳香
族ポリカーボネート60〜10重量部のブレンド、又は一緒
にした2種の重合体100重量部についてポリブチレンテ
レフタレート40〜90重量部及びポリエーテルイミド60〜
10重量部のブレンド、及び(2)式 (式中nは0.5〜4の平均値を有し、mは0又は1であ
り、フェニル核は低級アルキル基又はアルコキシ基で置
換されていてもよい)を有する少なくとも1種の難燃剤
を含有する重合体組成物であり、ポリフェニレンエーテ
ル樹脂がポリブチレンテレフタレート及びポリカーボネ
ートのブレンドとの組合せで存在する組成物を除くこと
を特徴とする重合体組成物。 - 【請求項2】更に、(3)重合体ブレンドのための少な
くとも1種の通常の添加剤を含有する請求の範囲第1項
記載の重合体組成物。 - 【請求項3】式中のnが0.8〜2の値を有し、フェニル
核が置換されていない請求の範囲第1項又は第2項記載
の重合体組成物。 - 【請求項4】式中のnが0.8〜2の値を有し、フェニル
核の各々が2個のメチル置換基を有する請求の範囲第1
項〜第3項の何れか1項記載の重合体組成物。 - 【請求項5】成分(2)が、全組成物の3〜20重量%を
構成する請求の範囲第1項〜第4項の何れか1項記載の
重合体組成物。 - 【請求項6】成分(2)が、組成物の5〜15重量%を構
成する請求の範囲第5項記載の重合体組成物。 - 【請求項7】組成物が、更に弗素化ポリアルキレンを含
有する請求の範囲第1項記載の重合体組成物。 - 【請求項8】請求の範囲第1項記載の重合体組成物から
形成した物体。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP90125465A EP0491986A1 (en) | 1990-12-24 | 1990-12-24 | Flame retardant polymer compositions containing polybutylene terephthalate and oligomeric phosphoric or phosphonic acid esters |
NL90125465.6 | 1990-12-24 | ||
PCT/NL1991/000266 WO1992011314A1 (en) | 1990-12-24 | 1991-12-18 | Flame retardant polymer composition containing polybutylene terephtalate and an aromatic polycarbonate or a polyetherimide |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06504563A JPH06504563A (ja) | 1994-05-26 |
JP2928638B2 true JP2928638B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=8204895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4502608A Expired - Lifetime JP2928638B2 (ja) | 1990-12-24 | 1991-12-18 | ポリブチレンテレフタレート及び芳香族ポリカーボネートまたはポリエーテルイミドを含有する難燃性重合体組成物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (2) | EP0491986A1 (ja) |
JP (1) | JP2928638B2 (ja) |
DE (1) | DE69123262T2 (ja) |
WO (1) | WO1992011314A1 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4328656A1 (de) * | 1993-08-26 | 1995-03-02 | Bayer Ag | Flammwidrige, spannungsrißbeständige Polycarbonat-ABS-Formmassen |
TW287181B (ja) * | 1994-05-10 | 1996-10-01 | Taishl Kagaku Kogyo Kk | |
DE4419569A1 (de) * | 1994-06-03 | 1995-12-07 | Bayer Ag | Mineralisch gefüllte Formmassen auf Basis Polyalkylenterephthalat |
DE69716792T2 (de) * | 1996-02-26 | 2003-07-03 | Mitsubishi Eng Plastics Corp | Flammhemmende Polyesterharzzusammensetzung und Verfahren zu ihrer Herstellung |
US5814690A (en) * | 1997-09-22 | 1998-09-29 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Flame retarded poly(butylene terephthalate) composition |
US6359043B1 (en) | 1998-09-24 | 2002-03-19 | General Electric Company | Mica as flame retardant in glass filled noryl |
CA2363027A1 (en) * | 1999-02-19 | 2000-08-24 | Akzo Nobel Nv | Phosphorus-containing fire retardant thermoplastic polyester composition |
US6096821A (en) * | 1999-04-02 | 2000-08-01 | General Electric Company | Polyphenylene ether resin concentrates |
US6258879B1 (en) | 1999-04-02 | 2001-07-10 | General Electric Company | Polyphenylene ether resin concentrates containing organic phosphates |
TW448207B (en) | 1999-10-27 | 2001-08-01 | Chang Chun Plastics Co Ltd | Flame-retardant thermoplastic resin composition |
US6399685B1 (en) | 2000-12-11 | 2002-06-04 | Albemarle Corporation | Purification of arylene polyphosphate esters |
DE60217929T3 (de) | 2001-11-30 | 2013-02-28 | Polyplastics Co., Ltd. | Flammwidrige harzzusammensetzung |
ATE548426T1 (de) | 2001-11-30 | 2012-03-15 | Polyplastics Co | Flammwidrige harzzusammensetzung |
FR2857461B1 (fr) * | 2003-07-08 | 2007-10-12 | Acome Soc Coop Production | Materiau a faible coefficient de frottement et produit tubulaire allonge le comprenant |
CN105637032B (zh) | 2013-12-18 | 2017-04-12 | 沙特基础全球技术有限公司 | 聚酯/聚碳酸酯组合物及制品 |
CN104910622A (zh) * | 2015-07-13 | 2015-09-16 | 石倩文 | 耐酸碱抗静电的电缆材料 |
TWI598482B (zh) * | 2015-10-27 | 2017-09-11 | 財團法人紡織產業綜合研究所 | 纖維、纖維母粒及其製造方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3987008A (en) * | 1971-12-17 | 1976-10-19 | Celanese Corporation | Flame retardant polyester |
GB1405983A (en) * | 1972-03-03 | 1975-09-10 | Mitsubishi Rayon Co | Fireproof polyester composition |
US4203888A (en) * | 1974-03-05 | 1980-05-20 | Ici Americas Inc. | Polyester films |
GB1564708A (en) * | 1976-01-16 | 1980-04-10 | Ici Ltd | Linear polyester compositions and products which contain phenol phosphates as flame retardant additives |
EP0133641A1 (en) * | 1983-06-28 | 1985-03-06 | General Electric Company | Flame retardant thermoplastic polyester compositions |
WO1987004447A1 (en) * | 1986-01-27 | 1987-07-30 | General Electric Company | Elastomeric compositions |
NL8701367A (nl) * | 1987-06-12 | 1989-01-02 | Gen Electric | Polymeermengsel met een aromatisch polycarbonaat en een aromatische polyester. |
NL8802346A (nl) * | 1988-09-22 | 1990-04-17 | Gen Electric | Polymeermengsel met aromatisch polycarbonaat, styreen bevattend copolymeer en/of entpolymeer en een vlamvertragend middel, daaruit gevormde voorwerpen. |
JPH0774302B2 (ja) * | 1989-02-27 | 1995-08-09 | ポリプラスチックス株式会社 | 難燃性ポリエステル樹指組成物 |
-
1990
- 1990-12-24 EP EP90125465A patent/EP0491986A1/en not_active Withdrawn
-
1991
- 1991-12-18 JP JP4502608A patent/JP2928638B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-12-18 WO PCT/NL1991/000266 patent/WO1992011314A1/en active IP Right Grant
- 1991-12-18 EP EP92902425A patent/EP0564545B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-12-18 DE DE69123262T patent/DE69123262T2/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69123262T2 (de) | 1997-05-28 |
DE69123262D1 (de) | 1997-01-02 |
EP0564545B1 (en) | 1996-11-20 |
JPH06504563A (ja) | 1994-05-26 |
EP0491986A1 (en) | 1992-07-01 |
EP0564545A1 (en) | 1993-10-13 |
WO1992011314A1 (en) | 1992-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2928638B2 (ja) | ポリブチレンテレフタレート及び芳香族ポリカーボネートまたはポリエーテルイミドを含有する難燃性重合体組成物 | |
JP5566401B2 (ja) | 強化ポリエステル組成物およびその製造方法と物品 | |
NL1006525C2 (nl) | Halogeenvrije vlamdovende thermoplastische polyester samenstelling. | |
EP1208144B1 (en) | Phosphorus-containing fire retardant thermoplastic polyester composition | |
WO2001083606A1 (en) | Fire-retarded polycarbonate resin composition | |
US4123420A (en) | Aromatic copolyester composition containing phosphorus compounds | |
CN1894319A (zh) | 阻燃性聚酯组合物 | |
JP5367172B2 (ja) | 難燃性ポリマー及び改善粘度ポリマー用添加剤システム | |
JP2005272851A (ja) | ポリアミド組成物 | |
JP2008501844A (ja) | 難燃性組成物 | |
JPH0218336B2 (ja) | ||
US5864004A (en) | Flame retardant polymer resin composition having improved heat distortion temperature and mechanical properties | |
US5256714A (en) | Flame retardant polyester blends | |
EP1543070A1 (en) | Flameproof styrenic resin composition | |
JP3772211B2 (ja) | 有機リン化合物を含む難燃剤及びこれを含有する難燃性樹脂組成物 | |
US20070272903A1 (en) | Arylalkylsilyls Used as a Flame Retardant Additives | |
EP0383978A1 (en) | Flame retardant polyester resins | |
NL8901093A (nl) | Materiaal dat ten minste 20% polyfenyleenether bevat en dat een kleine hoeveelheid brandvertragend middel en desgewenst een weekmaker en verdere gebruikelijke toevoegsels bevat. | |
EP0211944A1 (en) | CARBONATE POLYMER COMPOSITIONS CONTAINING AN AROMATIC SULPHONAMIDE SALT AND FREE AROMATIC SULFIMIDE. | |
KR100211180B1 (ko) | 난연성을 갖는 열가소성 폴리카보네이트계 수지 조성물 | |
US20060128847A1 (en) | Method of retaining the hydrolytic stability of flame retarded polymer composition | |
JPH11323101A (ja) | 難燃導電性ポリエステル樹脂組成物 | |
JP2004010694A (ja) | 難燃性ポリエステル樹脂組成物及び成形品 | |
GB2329639A (en) | Flame retardant resin composition | |
KR0120103B1 (ko) | 난연성 열가소성 수지 조성물 |