JP2927718B2 - 粉末成形装置 - Google Patents

粉末成形装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄粉、セラミック
粉、超硬粉、フェライト粉等の粉体を成形する粉体成形
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄粉、セラミック粉、超硬
粉、フェライト粉等の粉体を成形する粉体成形装置が種
々知られており、例えば、特開平5−57498号公報
にあるように、上ラムをリンク機構を介して上下動させ
ると共に、ダイプレートをねじ軸、歯車、モータからな
る機構により駆動するようにし、パンチによる圧縮力、
位置等を成形条件に制御できるように構成したものが提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、図8に示すように、ダイ100に上
・下パンチ102,104を嵌合させて粉体を圧縮成形
する際、成形体の厚さが均一ではなく、凹凸等がある場
合、加圧にばらつき等が生じ易く、成形体の段部106
にクラックが発生し易いという問題があった。
【0004】本発明の課題は、クラックの発生を防止で
きる粉体成形装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、ダイに上・下パンチを嵌合させてキャビティーを形
成し、上・下ラム機構により前記キャビティーに充填さ
れた粉末を圧縮する粉末成形装置において、前記上・下
ラム機構は共に、軸方向に摺動可能に支持された外軸を
摺動させる外軸駆動機構と、前記外軸にその軸方向に摺
動可能に貫通・挿入された内軸を摺動させる内軸駆動機
構とを備え、前記上パンチは第1上パンチと第2上パン
チとを備え、前記上ラム機構の前記外軸と前記内軸とに
第1上パンチと第2上パンチとをそれぞれ接続し、前記
下ラム機構の前記外軸と前記内軸とに前記ダイと前記下
パンチとをそれぞれ接続し、予め設定された成形条件で
前記上ラム機構と前記下ラム機構との前記外軸駆動機構
と前記内軸駆動機構とを制御して前記各外軸と前記各内
軸とを個別に摺動させる制御回路を備えたことを特徴と
する粉末成形装置がそれである。
【0006】その際、前記内軸は、前記外軸に設けられ
た角孔に、前記内軸に設けた角軸部を摺動可能に挿入し
て、前記内軸と前記外軸との相対的回転を規制するとよ
い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1は本体
で、本体1の中央には固定テーブル2が設けられてお
り、固定テーブル2にはホルダ機構4が取り付けられて
いる。ホルダ機構4を間にして、その上側には上ラム機
構6が、下側には下ラム機構8が設けられている。
【0008】ホルダ機構4は、図2に示すように、固定
テーブル2に取り付けられた支持板10を備え、支持板
10には支持板10を貫通して一対のガイド棒12,1
4が上下方向に摺動可能に支持されている。ガイド棒1
2,14の上端にはダイ板16が固定されており、ダイ
板16には、その中央にダイ18が取り付けられてい
る。ダイ18には、その中央に上下方向に貫通した嵌合
孔20が形成されている。ガイド棒12,14の下端に
は、接続板22が固定されており、接続板22の中央に
は貫通孔24が形成されると共に、T溝26が形成され
ている。
【0009】また、支持板10には、嵌合孔20と同軸
上に円柱状の下固定パンチ28がダイ18側に立設され
ている。嵌合孔20に嵌入可能で、かつ、下固定パンチ
28を嵌入可能な貫通孔30が形成された下移動パンチ
32が設けられており、下移動パンチ32には、一対の
ガイド棒34,36が固定されている。ガイド棒34,
36は支持板10を摺動可能に貫通して設けられてお
り、ガイド棒34,36の下端には、接続部材38が取
り付けられている。接続部材38の下端は、貫通孔24
に挿入されているおり、その先端にはT溝40が形成さ
れている。
【0010】更に、下固定パンチ28に対向して、第1
上パンチ42が設けられており、第1上パンチ42は下
移動パンチ32に対向して設けられた第2上パンチ44
の貫通孔46に摺動可能に挿入されている。第1上パン
チ42の上端にはT溝48が形成されると共に、第2上
パンチ44の上端にもT溝50が形成されている。
【0011】一方、図3に示すように、下ラム機構8
は、本体1に設けられた上下一対の支持板52,54
に、垂直に設けられた外軸56がその軸方向に摺動可能
に支持されている。外軸56には、一対の支持板52,
54の間に設けられた接続板58が固定されており、接
続板58の両端には一対のナット60,62が取り付け
られている。一対のナット60,62には、一方の支持
板52に回転可能に支持されたねじ軸64,66が螺入
されている。
【0012】ねじ軸64,66の下端には、プーリ6
8,70が嵌着されており、両プーリ68,70と、本
体1に支持されたモータ72に取り付けられたプーリ7
4とにベルト76が張設されている。尚、本実施例で
は、外軸56、接続板58、ナット60,62、ねじ軸
64,66、プーリ68,70,74、モータ72、ベ
ルト76により外軸駆動機構78が構成されている。ま
た、モータ72は制御回路79に接続されている。
【0013】外軸56には、その軸方向に摺動可能に内
軸80が挿入されており、外軸56に挿入・固定された
回止め部材82の角孔84に、内軸80に形成された角
軸部86が挿入されている。内軸80の下端には、ナッ
ト87が装着されており、ナット87には本体1に回転
可能に支承されたねじ軸88が螺入されている。
【0014】ねじ軸88にはプーリ90が取り付けられ
ており、プーリ90と、本体1に支承されたモータ91
に取り付けられたプーリ92とにはベルト93が張設さ
れている。内軸80の上端には、前記T溝40に対応し
たT字状の凸部94が形成されており、外軸56の上端
には、前記T溝26に対応したT字状の凸部95が形成
された接続継手96が挿入・固定されている。尚、本実
施例では、内軸80、ナット87、ねじ軸88、プーリ
90,92、モータ91、ベルト93により内軸駆動機
構97が構成されている。また、モータ91は制御回路
79に接続されている。
【0015】一方、上ラム機構6は下ラム機構8とその
構造が同じで、上下対称に配置されているので、上ラム
機構6の詳細な説明は省略する。図2に示すように、上
ラム機構6の外軸のT字状の凸部98は第1上パンチ4
2のT溝98に嵌着されており、内軸のT字状の凸部9
9は第2上パンチ44のT溝50に嵌着されている。
【0016】次に、前述した本実施例の粉末成形装置の
作動について、図4〜図6によって説明する。まず、図
4(イ)に示すように、制御回路79によりモータ7
2,91を制御して、プーリ68,70,74,90,
92、ベルト76,93を介して、それぞれねじ軸6
4,66,88を回転し、ナット60,62,86を介
して外軸56及び内軸80を昇降させる。
【0017】よって、接続板22、ガイド棒12,14
を介してダイ板16が昇降され、ダイ板16の上面と下
固定パンチ28の上端とが同一面となるように昇降させ
る。また、接続部材38、ガイド棒34,36を介して
下移動パンチ32の上端も同一面となるように昇降す
る。
【0018】そして、ダイ板16上を図示しない機構に
よりフィーダカップ101を往復動させると共に、図4
(ロ)に示すように、モータ72を駆動制御して外軸5
6を介してダイ板16を上昇させ、成形体の容積に応じ
たキャビティ103を形成させる。これにより、フィー
ダカップ101から供給された粉末がキャビティ103
に充填される。
【0019】充填を完了すると、フィーダカップ101
を退避させ、図5(ハ)に示すように、上ラム機構6に
より第1上パンチ42と第2上パンチ44とを下降させ
て、ダイ板16の上面にまで降ろす。そして、更に、図
5(ニ)に示すように、上ラム機構6により第2上パン
チ44を下降させ、成形後の形状に応じたキャビティ1
03を形成する。即ち、成形体の凹凸にかかわりなく、
各箇所の圧縮率が同一となるように、キャビティ103
を形成する。
【0020】次に、図5(ホ)に示すように、上ラム機
構6により第1上パンチ42を予め設定された速度で下
降させると共に、第2上パンチ44も下降させる。この
とき、第2上パンチ44の下降速度は、第1上パンチ4
2の下降速度よりも遅い速度とする。
【0021】また、下ラム機構8によりダイ18を第1
上パンチ42の下降速度の半分の速度で下降させると共
に、下移動パンチ32を第2上パンチ44の下降速度の
半分の速度で下降させる。これにより、キャビティ10
3内の粉末が各箇所でほぼ一定の圧力で圧縮成形され
る。
【0022】圧縮完了後、図6(ヘ)に示すように、上
ラム機構6により第1上パンチ42と第2上パンチ44
とを成形体の圧縮反力(スプリングバック)を考慮して
緩やかに上昇させる。そして、図6(ト)に示すよう
に、下ラム機構8によりダイ板16を下降させると共
に、図6(チ)に示すように、下移動パンチ32を下降
させる。また、上ラム機構6により第1上パンチ42及
び第2上パンチ44を上昇させて、成形体から離間させ
て、成形を完了する。
【0023】このように、本実施例の粉体成形装置によ
ると、成形体の凹凸にかかわりなく、成形体の各箇所で
ほぼ一定の圧縮率で圧縮成形できるので、成形体の段部
等でのクラックの発生を防止できる。尚、図7に示すよ
うに、成形体の中央が凹部である場合には、固定パンチ
105をリング状に形成し、移動パンチ107を円柱状
に形成して、固定パンチ105に移動パンチ107を摺
動可能に挿入することにより、前述したと同様に圧縮成
形することができる。
【0024】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の粉体成形装
置は、成形体の凹凸にかかわりなく、成形体の各箇所で
ほぼ一定の圧縮率で圧縮成形できるので、成形体の段部
等でのクラックの発生を防止できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての粉体成形装置の概略
正面図である。
【図2】本実施例のホルダ機構の拡大断面図である。
【図3】本実施例の下ラム機構の拡大断面図である。
【図4】本実施例における成形工程の前半部を示す説明
図である。
【図5】本実施例における成形工程の中間部を示す説明
図である。
【図6】本実施例における成形工程の後半部を示す説明
図である。
【図7】他の実施例としてのダイとポンチを示す拡大断
面図である。
【図8】従来のダイとポンチを示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1…本体 2…固定テーブル 4…ホルダ機構 6…上ラム機構 8…下ラム機構 16…ダイ板 18…ダイ 28…下固定パンチ 32…下移動パンチ 42…第1上パンチ 44…第2上パンチ 56…外軸 78…外軸駆動機構 79…制御回路 80…内軸 82…回止め部材 84…角孔 86…角軸部 97…内軸駆動機構 103…キャビティ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイに上・下パンチを嵌合させてキャビ
    ティーを形成し、上・下ラム機構により前記キャビティ
    ーに充填された粉末を圧縮する粉末成形装置において、前記上・下ラム機構は共に、 軸方向に摺動可能に支持さ
    れた外軸を摺動させる外軸駆動機構と、前記外軸にその
    軸方向に摺動可能に貫通・挿入された内軸を摺動させる
    内軸駆動機構とを備え、前記上パンチは第1上パンチと第2上パンチとを備え、
    前記上ラム機構の前記外軸と前記内軸とに第1上パンチ
    と第2上パンチとをそれぞれ接続し、 前記下ラム機構の前記外軸と前記内軸とに前記ダイと前
    記下パンチとをそれぞれ接続し、 予め設定された成形条件で前記上ラム機構と前記下ラム
    機構との前記外軸駆動機構と前記内軸駆動機構とを制御
    して前記各外軸と前記各内軸とを個別に摺動させる制御
    回路を備えたことを特徴とする粉末成形装置。
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