JP2927213B2 - プロトコル多重通信方式 - Google Patents

プロトコル多重通信方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプロトコル
によって多重化されたデータの送信及び/又は受信を行
う端末装置、通信制御装置、パーソナルコンピュータ等
におけるプロトコル多重通信方式に関し、特に、ISD
N(Integrated Services Digital Network、サービス
総合ディジタル網)に接続される端末装置等におけるプ
ロトコル多重通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の装置、例えば、64Kb
ps(ビット/秒)の固定の伝送速度を有するISDN
のBチャネルに接続される端末装置においては、複数の
プロトコルによって多重化されたデータの送受信を行う
ために、その各プロトコルに従った処理を行う必要があ
る。
【0003】具体的には、端末装置の伝送速度(例え
ば、9600bps)と、ISDNのBチャネルの伝送
速度(64Kbps)と、の整合を図るための速度整合
プロトコル(ITU−T(International Telecommunic
ation Union-Telecommunication Standardization Sect
or、国際電気通信連合−電気通信標準化部門)勧告V.
110又はV.30に規定される)に従う処理と、伝送
制御のための通信プロトコル(例えば、JIS(Japane
se Industrial Standard、日本工業規格)X5104、
X5105、及びX5106に規定されるHDLC手順
(High-level Data Link Control Procedure、ハイレベ
ルデータリンク制御手順))に従う処理と、の双方の処
理を行う必要がある。
【0004】従来においては、ISDNのBチャネルよ
りも低い伝送速度を有する端末装置をISDNに接続す
るにあたって、一般に、ISDN加入者線と端末装置と
の間に、速度変換の処理を行うための専用のTA(Termi
nal Adaptor、端末アダプタ)を設置するようにしてい
た。
【0005】図3は、従来例に係るプロトコル多重通信
装置の構成及び動作を説明するための図である。
【0006】以下、図3を参照して、従来のプロトコル
多重通信方式の一例を説明する。
【0007】データの伝送速度が64Kbps以下の第
1の端末装置(A)310は、ISDN加入者線を介し
てISDN330に接続されており、また、同じくデー
タの伝送速度が64Kbps以下の第2の端末装置
(B)320もISDN330に接続されており、両端
末装置の間でデータの送受信が行われる。
【0008】第1の端末装置(A)310から第2の端
末装置(B)320に対してデータを送信した際には、
まず、プロトコル処理部314において通信プロトコル
(例えば、HDLC手順)のための処理が行われ、続い
てシリアル−パラレル変換部313においてバイト単位
のパラレルデータからビットシリアルなシリアルデータ
への変換が行われる。
【0009】そして、変換されたシリアルデータに対し
てV.110/X.30速度整合部312において、I
TU−T勧告V.110又はX.30に規定される速度
整合プロトコルに従う速度変換の処理が行われる。
【0010】この速度変換の処理は、ISDN加入者線
のBチャネル上の伝送速度が64Kbpsで固定となっ
ているために必要となる処理であり、V.110/X.
30速度整合部312において、第1の端末装置(A)
310における64Kbps以下の伝送速度(例えば、
9600bps)からISDN加入者線のBチャネル上
の64Kbpsの伝送速度への速度変換、及びその逆の
64Kbpsの伝送速度から64Kbps以下の伝送速
度への速度変換を行うものである。
【0011】このようにして、所定の通信プロトコル、
及び速度整合プロトコルによって多重化されたデータ
(シリアルデータ)は、ドライバ/レシーバ311によ
ってISDN加入者線のBチャネル上に送り込まれ、最
終的に、ISDN330を介して第2の端末装置(B)
320に送信される。
【0012】一方、第2の端末装置(B)320が第1
の端末装置(A)310からデータを受信した際には、
上述した手順と基本的に逆の手順に従い、ドライバ/レ
シーバ321、V.110/X.30速度整合部32
2、シリアル−パラレル変換部323、及びプロトコル
処理部324を順次データが通過し、そのデータに対し
て所定の処理が行われることにより、最終的に、第2の
端末装置(B)320において処理可能なパラレルデー
タが得られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示した従来の装置においては、ITU−T勧告V.11
0又はX.30に規定される速度整合プロトコル、及び
伝送制御のための通信プロトコルといった各プロトコル
に従う処理のために専用のハードウェアが必要となるた
め、端末装置等のハードウェアの規模が大きくなるとい
う問題がある。
【0014】従って、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、速度整合プロトコルに従う処理と通信
プロトコルに従う処理とを一括して扱える構成を採用す
ることにより、複数のプロトコルによって多重化された
データを扱う端末装置を小型、軽量化することを目的と
する。
【0015】また、本発明は、速度整合プロトコルに従
う処理のための新規な回路構成を採用することにより、
専用の装置を用いなくとも、より容易、かつ汎用的に、
速度整合の処理を行えるようにすることを目的とする。
【0016】なお、時分割多重されたシリアルデータを
速度整合するための従来の技術として、シリアルデータ
を一旦パラレルデータに変換した上で速度整合を行うよ
うにしたもの(特開昭63−182926号公報参照)
が存在するが、この方法は、あくまでも伝送路の途上に
おける速度整合の方法を開示しているに過ぎず、端末装
置における上記問題点を解消するものではない。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、同一のチャネルに対し所定の速度整合プ
ロトコル及び所定の通信プロトコルを含む複数のプロト
コルによって多重化されたデータを受信するためのプロ
トコル多重通信方式において、シリアルデータをパラレ
ルデータに変換する変換手段の後段に、前記変換後のパ
ラレルデータに対して、伝送速度の整合のための所定の
ビット抽出を行って前記速度整合プロトコル処理を行う
とともに、前記ビット抽出が行われた後のパラレルデー
タに対して前記所定の通信プロトコルに従う処理を行う
演算手段を備えたことを特徴とする。
【0018】また、本発明は、同一のチャネルに対し所
定の速度整合プロトコル及び所定の通信プロトコルを含
む複数のプロトコルによって多重化されたデータを送信
するためのプロトコル多重通信方式において、パラレル
データをシリアルデータに変換する変換手段の前段に、
前記変換前のパラレルデータに対して、伝送速度の整合
ための所定のビット挿入を行って前記速度整合プロトコ
ル処理を行うとともに、前記ビット挿入が行われる前の
パラレルデータに対して前記所定の通信プロトコルに従
う処理を行う演算手段を備えたことを特徴とする。
【0019】さらに、本発明は、データを送信及び/又
は受信するドライバ/レシーバと、該ドライバ/レシー
バとの間でシリアル形式のデータを授受し、該シリアル
データとパラレルデータとを双方に変換するための変換
手段と、該変換手段との間でパラレル形式のデータを授
受し、該パラレル形式のデータに対して所定のビット抽
出及び/又はビット挿入を行うための演算手段と、該演
算手段との間でデータが読み出し/書き込みされる記憶
手段と、を含み、複数のプロトコルに従うデータに対し
て、少なくとも伝送速度の整合を行うことを特徴とする
プロトコル多重通信方式を提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を簡単に概説
すれば、本実施形態は、ITU−T勧告I.430、
I.431に規定されるISDN加入者線のBチャネル
上の64Kbpsの伝送速度を有するシリアルデータ
が、端末装置等においては最終的にパラレルデータとし
て処理されることに着目し、例えば、ISDNからデー
タを受信する際には、Bチャネル上の64Kbpsのシ
リアルデータを一旦無条件にパラレルデータに変換し、
この変換された後のパラレルデータに対して、本来的に
は通信プロトコルに従う処理を行うCPUを用いて、I
TU−T勧告V.110又はX.30に規定される速度
整合プロトコルに従う処理、及びHDLC手順等の通信
プロトコルに従う処理を並行して行えるようにするもの
である。
【0021】以下、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施形態に係るプロト
コル多重通信装置の構成を示すブロック図である。
【0023】以下、図1を参照して、本実施形態に係る
プロトコル多重通信装置1の構成を説明する。
【0024】プロトコル多重通信装置1は、例えば、端
末装置等の内部に組み込まれるものであり、ISDNに
接続された伝送路(「ISDN加入者線」ともいう)2
を介してデータの送受信を行うためのドライバ/レシー
バ3、シリアルデータとパラレルデータとを双方に変換
するためのシリアル−パラレル変換部5、複数のプロト
コル処理を行うことが可能なCPU11、プロトコル処
理が行われたデータ、及びプロトコル処理を行うべきデ
ータを記憶するメモリ7、から構成されている。
【0025】ここで、ドライバ/レシーバ3とシリアル
−パラレル変換部5との間、シリアル−パラレル変換部
5とメモリ7との間、メモリ7と制御部9との間、はそ
れぞれ、シリアルデータ線4、第1のパラレルデータ線
(A)6、第2のパラレルデータ線(B)8、によって
接続されている。
【0026】また、シリアル−パラレル変換部5とCP
U11との間には、シリアル−パラレル変換部5からの
割り込み信号をCPU11に通知するための割り込み制
御線10が接続されている。
【0027】さらに、CPU11とメモリ7との間、メ
モリ7と上位装置の制御部9との間には、それぞれ、メ
モリ7を制御するための第1のメモリ制御線(A)1
2、第2のメモリ制御線(B)13が接続されている。
【0028】以下、図1及び図2を参照して、本発明の
一実施形態に係るプロトコル多重通信装置1の動作を説
明する。
【0029】まず、ISDNから、複数のプロトコルに
よって多重化されたデータを受信する際の動作を説明す
る。
【0030】ISDN加入者線2のBチャネル上に現れ
た64Kbpsのシリアルデータは、ドライバ/レシー
バ3において受信され、この受信されたシリアルデータ
は、シリアルデータ線4を介してシリアル−パラレル変
換部5に入力される。
【0031】そして、シリアル−パラレル変換部5に入
力された64Kbpsのシリアルデータは、シリアル−
パラレル変換部5において、バイト単位の8Kバイト/
秒のパラレルデータに変換され、変換後のパラレルデー
タは、CPU11のデータバス(第1のパラレルデータ
線(A)6)上に出力される。
【0032】一方、シリアル−パラレル変換部5におい
ては、バイト単位で割り込み制御信号を発生し、この信
号を割り込み制御線10を介してCPU11に通知す
る。
【0033】CPU11においては、通知された割り込
み制御信号をトリガーとして、第1のパラレルデータ線
(A)6上のパラレルデータを取り込む。
【0034】取り込まれたパラレルデータに対しては、
CPU11において、図2に示すプロトコル処理が行わ
れる。
【0035】図2は、本実施形態に係るプロトコル多重
通信装置1のCPU11における処理を説明するための
フローチャートである。
【0036】以下、図2を参照して、CPU11に取り
込まれたデータに対する一連の処理を説明する。
【0037】まず、シリアル−パラレル変換部5におい
て変換された後の8Kバイト/秒のパラレルデータに対
して、ITU−T勧告V.110又はX.30に規定さ
れる速度整合プロトコルに従う処理が行われる(ステッ
プ201及びステップ202)。
【0038】具体的には、第1の処理として、ITU−
T勧告V.110又はX.30に規定される速度整合プ
ロトコルにおける「RA2」の速度変換の処理が行われ
る(ステップ201)。
【0039】ここで、「RA2」の速度変換の処理と
は、64Kbpsの固定の伝送速度から、所定の中間速
度に変換することをいい、より詳細には、Dチャネルよ
り得た端末装置の伝送速度の情報又は予め設定してある
端末装置の伝送速度の情報に基づいて、バイト単位のデ
ータ内で1ビット目から数えて8ビット、4ビット、2
ビット、又は1ビット分の任意のビット数を選択し、R
A2のデータとして抽出することをいう。
【0040】続いて、第2の処理として、ステップ20
1で抽出されたRA2のデータをバイト単位にまとめ、
同じく上記V.110又はX.30に規定される速度整
合プロトコルにおける「RA1」の速度変換の処理のた
めのヘッダバイトをサーチし、このヘッダバイトを検出
した後に、データ部と信号線部を分離して抽出し、所定
の中間速度から端末装置の伝送速度(例えば、9600
bps)への速度変換を行う(ステップ202)。
【0041】次に、上述したステップ201及びステッ
プ202の伝送速度の整合のための処理がなされたパラ
レルデータに対して、上記JIS X5104、X51
05、及びX5106に規定されるHDLC手順の通信
プロトコルに従う処理が行われる(ステップ203及び
ステップ204)。
【0042】具体的には、第3の処理として、HDLC
手順に従うフレームに含まれるフラグ(“011111
10”、7E(h))の検出を行い、検出されたフラグ
に続く、バイト単位に整列されたデータに対して、「0
除去」と呼ばれる処理を行い、HDLC手順データを合
成する(ステップ203)。
【0043】ここで、「0除去」とは、先頭フラグと最
後尾フラグとに挟まれるフレーム内のデータにおいて、
“1”が5ビットと連続した際に、この次のビットに現
れる“0”を除去するという処理であり、“1”が6ビ
ット連続する先頭フラグと最後尾フラグのビットパター
ンと同一パターンがフレーム内に現れることを防ぐため
の、送信側において挿入された“0”を、受信側におい
て除去する処理である。(なお、送信側においては、5
ビット連続した“1”の次に“0”を挿入する処理
(「0挿入」という)が行われる。)
【0044】なお、HDLC手順においては、このよう
な「0除去」及び「0挿入」の処理を行うことによっ
て、送信するデータのビット配列に制限のない、いわゆ
る「ビット透過性」のあるデータ通信を実現している。
【0045】上述した第3の処理に続き、第4の処理と
して、合成されたHDLC手順データに対してHDLC
手順に従うプロトコル処理を行い、その処理された結果
を、第1のパラレルデータ線(A)6を介してメモリ7
の所定領域に書き込む(ステップ204)。なお、メモ
リ7への書き込みは、CPU11が第1のメモリ制御線
(A)12によってメモリ7のメモリアドレスを指定す
ることによって行われる。
【0046】そして、メモリ7の所定領域に書き込まれ
たデータについては、上位装置の制御部9において、第
2のメモリ制御線(B)13によって所定のメモリアド
レスを指定し、CPU11の処理タイミングとは別の非
同期のタイミングで第2のパラレルデータ線(B)8を
介して読み出され、この読み出されたパラレルデータに
対して、上位装置において所定の制御処理がなされる。
【0047】なお、上位装置の制御部9とCPU11と
が、これらの間に配置されたメモリ7を介して、非同期
のタイミングで読み出し又は書き込みを相互に行うこと
により、物理的な伝送速度の整合が行われる。
【0048】以上において、ISDNから、複数のプロ
トコルによって多重化されたデータを受信する際の動作
について説明したが、この逆に、複数のプロトコルによ
って多重化されたデータをISDNへ送信する際の動作
についても、上述した手順と基本的に逆の手順に従うこ
とによって実現することができる。
【0049】以下、複数のプロトコルによって多重化さ
れたデータをISDNへ送信する際の動作を説明する。
【0050】送信すべきパラレルデータが、上位装置の
制御部9によってメモリ7の所定領域に順次書き込まれ
ると、CPU11は、この書き込まれたパラレルデータ
に対して上位装置の制御部9とは別の非同期のタイミン
グで読み出しを行う。
【0051】ここで、上位装置の制御部9からメモリ7
への書き込みは、第2のパラレルデータ線(B)8を介
して、第2のメモリ制御線(B)13によってメモリア
ドレスを指定することによって行われる。また、CPU
11によるメモリ7からの読み出しは、第1のメモリ制
御線(A)12によってメモリアドレスを指定すること
によって行われ、第1のパラレルデータ線(A)6上に
出力されたデータがCPU11内に取り込まれる。
【0052】次に、CPU11に取り込まれたパラレル
データに対して、ITU−T勧告V.110又はX.3
0に規定される速度整合プロトコルに従う所定のビット
挿入処理、及び上述したJIS X5104、X510
5、及びX5106に規定されるHDLC手順の送信時
の処理が行われる。
【0053】このようなCPU11における処理によっ
て得られたプロトコル多重されたパラレルデータ、すな
わち、ISDN加入者線2のBチャネル上の伝送速度に
適合し、かつHDLC手順に従うデータは、第1のパラ
レルデータ線(A)6を介してシリアル−パラレル変換
部5に入力され、シリアル−パラレル変換部5におい
て、シリアルデータへと変換される。
【0054】そして、シリアル−パラレル変換部5にお
いて変換された後のシリアルデータは、ドライバ/レシ
ーバ3を介してISDN加入者線2のBチャネル上に出
力され、最終的に、ISDNを介して通信相手となる端
末装置に送信される。
【0055】なお、本実施形態における端末装置の伝送
速度としては、当然、9600bps以外にも、300
ないし56Kbpsの任意の伝送速度を採用することが
できる。
【0056】また、通信プロトコルについても、上述し
たHDLC手順以外に、調歩同期系手順、制御キャラク
タを用いるBSC手順(Binary Synchronous Communica
tionProtocol)、ITU−T勧告G.804に規定され
るセルリレー手順等の各種の伝送制御手順を採用するこ
とができる。
【0057】さらに、CPU11において、速度整合プ
ロトコル又は通信プロトコル以外の処理を行うことも当
然可能であり、また、CPU11において、速度整合プ
ロトコルのみを行い、通信プロトコルについては別の演
算手段を用いるようにすること可能である。
【0058】さらにまた、CPU11は、必要に応じ
て、内部に所定のレジスタ、スタック用メモリ、内蔵R
AM等を含むものとする。
【0059】以上、本発明の好ましい一実施形態を説明
したが、本発明はこのような実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の原理に準ずる各種の実施形態を含
む。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、速度整合
プロトコルに従う処理と通信プロトコルに従う処理とを
一括して扱える構成を採用したことにより、端末装置を
小型、軽量化することができ、さらに、ハードウェアの
構造を単純化することによってそのコストを大幅に低減
することができるという効果を奏する。
【0061】また、本発明は、変換されたパラレルデー
タに対して速度整合を行うための新規な回路構成を採用
したことにより、速度整合に必要とされるビット抽出等
の処理をより容易に、かつ汎用的に行うことができると
共に、一の演算手段によって速度整合以外の他のプロト
コル処理を同時に行うことができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプロトコル多重通信
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るプロトコル多重通信
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】従来例に係るプロトコル多重通信装置の構成及
び動作を説明するための図である。
【符号の説明】 1 プロトコル多重通信装置 2 伝送路(ISDN加入者線) 3 ドライバ/レシーバ 4 シリアルデータ線 5 シリアル−パラレル変換部 6 パラレルデータ線A(第1のパラレルデータ線) 7 メモリ 8 パラレルデータ線B(第2のパラレルデータ線) 9 上位装置の制御部 10 割り込み制御線 11 CPU 12 メモリ制御線A(第1のメモリ制御線) 13 メモリ制御線B(第2のメモリ制御線) 310 端末装置A(第1の端末装置) 320 端末装置B(第2の端末装置) 311、321 ドライバ/レシーバ 312、322 V.110/X.30速度整合部 313、323 シリアル−パラレル変換部 314、324 プロトコル処理部 330 ISDN

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一のチャネルに対し所定の速度整合プロ
    トコル及び所定の通信プロトコルを含む複数のプロトコ
    ルによって多重化されたデータを受信するためのプロト
    コル多重通信方式において、 シリアルデータをパラレルデータに変換する変換手段の
    後段に、前記変換後のパラレルデータに対して、伝送速
    度の整合のための所定のビット抽出を行って前記速度整
    合プロトコル処理を行うとともに、前記ビット抽出が行
    われた後のパラレルデータに対して前記所定の通信プロ
    トコルに従う処理を行う演算手段を備えたことを特徴と
    するプロトコル多重通信方式。
  2. 【請求項2】同一のチャネルに対し所定の速度整合プロ
    トコル及び所定の通信プロトコルを含む複数のプロトコ
    ルによって多重化されたデータを送信するためのプロト
    コル多重通信方式において、 パラレルデータをシリアルデータに変換する変換手段の
    前段に、前記変換前のパラレルデータに対して、伝送速
    度の整合ための所定のビット挿入を行って前記速度整合
    プロトコル処理を行うとともに、前記ビット挿入が行わ
    れる前のパラレルデータに対して前記所定の通信プロト
    コルに従う処理を行う演算手段を備えたことを特徴とす
    るプロトコル多重通信方式。
  3. 【請求項3】ITU−T勧告I.430及びI.431
    に規定されるサービス総合ディジタル網(「ISDN」
    ともいう)のBチャネルを介してデータを送信及び/又
    は受信するドライバ/レシーバと、 該ドライバ/レシーバとの間でシリアル形式のデータを
    授受し、該シリアル形式のデータとパラレルデータとを
    双方に変換するための変換手段と、 該変換手段との間でパラレル形式のデータを授受し、該
    パラレル形式のデータに対して所定のビット抽出及び/
    又はビット挿入を行うことでITU−T勧告V.110
    又はX30に規定される速度整合プロトコル処理を行う
    演算手段と、 該演算手段との間でデータが読み出し/書き込みされる
    記憶手段と、 を含み、前記演算手段が、 所定の速度整合プロトコル及び所定の
    通信プロトコルを含む複数のプロトコルに従うデータに
    対して、少なくとも伝送速度の整合を行うとともに、さ
    らにHDLC手順などの所定の通信プロトコルに従う処
    理を行うことを特徴とするプロトコル多重通信方式。
  4. 【請求項4】請求項3記載のプロトコル多重通信方式に
    おいて、 上位装置における制御手段が、前記記憶手段との間で、
    前記演算手段とは独立して書き込み及び/又は読み出し
    を行うことによりデータの授受を行う ことを特徴とする
    プロトコル多重通信方式。
  5. 【請求項5】前記演算手段が、前記変換手段による割り
    込みに基づいて、前記変換手段からデータを受け取る
    とを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のプロトコ
    ル多重通信方式。
  6. 【請求項6】前記データの送信又は受信を、ITU−T
    勧告I.430及びI.431に規定されるサービス総
    合ディジタル網(「ISDN」ともいう)のBチャネル
    を介して行うことを特徴とする請求項1又は2記載の
    ロトコル多重通信方式。
  7. 【請求項7】前記演算手段によって行われる前記ビット
    抽出又は前記ビット挿入が、ITU−T勧告V.110
    又はX.30に規定される速度整合プロトコルに従うも
    のであることを特徴とする請求項記載のプロトコル多
    重通信方式。
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