JP2927205B2 - 配線設計支援装置 - Google Patents
配線設計支援装置Info
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Description
る配線基板の配線設計を支援する配線設計支援装置に関
する。
では複数の配線層を接続するためにドリルで穴をあけら
れたスルーホールを有する。
れると、スルーホールランド(以下T/Hランド)の座
切れなどが生ずる。この結果、この座切れなどにより、
配線パターンと接続スルーホールとの間の接続信頼性に
影響する。
ルーホールランドには、サブランドという補助パッドを
設ける。これにより、ドリルの位置ずれによる接続信頼
性の低下を防止することができる。
入パターン経路上に自動発生する技術の一例は、特開平
4−137179号公報に開示されている。
は、配線の高密度化と表面実装部品の使用を前提とする
ため、配線格子を指定しないグリッドレス配線が主流と
なっている。この設計手法では配線パターンのスルーホ
ールランドへの進入経路や角度が配線格子で決まってい
ない。
は、サブランドとスルーホールランドとの距離は明示さ
れていない。
ブランドとスルーホールランドとの距離は一定であるの
で、サブランドと進入パターンの折曲がり部分との銅箔
間の間隙の寸法値(以下クリアランス)が一定にならな
いという欠点がある。
いて、このクリアランスがある帯域値の間にしかなけれ
ば、エッチング液が十分に除去できず銅箔残りが増加
し、製造歩留まりを低下させる。この銅箔残りの増加を
避けるため、サブランド径や発生距離を小さくして回避
しても、ドリルの位置ずれによる座切れの防止効果が低
下して設計信頼性が落ちるという問題点がある。
において製造歩留まりを低下させない配線情報を得られ
る配線設計支援装置を提供することにある。
サブランドと、このサブランドに対し接近してくる配線
パターンの折曲がり部分との間隙の寸法であるクリアラ
ンスを計算するクリアランス計算手段と、このクリアラ
ンス計算手段で計算されたクリアランスがクリアランス
帯域幅に含まれていないとき、このクリアランス帯域幅
に含まれるように前記配線パターンを移動する移動手段
とを含む。
あって、前記移動手段により移動された配線パターンを
含む情報を図形情報ファイルとして外部に出力する手段
を含む。
2の装置であって、サブランド径情報およびスルーホー
ルランドからの距離であるオフセット値情報に基いて前
記サブランドを作成するサブランド作成手段を備え、前
記クリアランス計算手段は、前記サブランド作成手段に
より作成されたサブランドを用いてクリアランスを計算
することを特徴とする。
あって前記サブランド作成手段は、前記配線パターンが
スルーホールランドに接続したときにサブランドを作成
することを特徴とする。
あって、前記サブランド作成手段は、前記配線パターン
がスルーホールランドの円周と交差したか否かを調べる
ことを特徴とする。
あって、表示部に表示された接続指示情報に従って2点
間の配線パターンを入力する入力手段を備え、この入力
手段により入力された前記配線パターンの折曲がり部分
と前記サブランドとの間隙の寸法であるクリアランスを
計算するクリアランス計算手段とを含む。
て詳細に説明する。
施例は、配線パターンの経路情報を作成するための論理
接続情報を格納する論理接続情報ファイル7と、配線パ
ターンの経路情報を作成し配線経路とスルーホールラン
ドとの交差を点検するための部品搭載パッド・スルーホ
ールランド情報を格納する部品搭載パッド・スルーホー
ルランド情報ファイルと、サブランドを作成するための
サブランド径情報およびスルーホールランドからの距離
であるオフセット値情報を格納するサブランド径・オフ
セット値情報ファイル9,設計条件情報としてのクリア
ランス帯域値の下限値lおよび上限値mを格納するクリ
アランスパラメータファイル2,上述の各ファイル2,
7,8および9からの各種情報を入力し出力する外部フ
ァイル入出力部5,この入出力部5からの情報を処理
し、経路配線情報とサブランドを作成する配線設計支援
処理部6,この配線設計支援処理部6から与えられる部
品搭載パッドおよびスルーホールランドおよび配線済み
配線パターンの銅箔図形を表示するCRTや液晶を用い
た表示部3,この表示部3に対し接続信号ピン間の配線
パターンの経路情報の座標を入力するするためのマウス
4および配線設計支援処理部6で作成された図形情報を
外部入出力部5から格納する図形情報ファイル1を含
む。
1に示す。形式としては、シーケンシャルファイル形式
がとられている。
一例を以下の表2に示す。形式としては、シーケンシャ
ルファイル形式がとられている。
ら論理接続情報を入力し部品搭載パッド・スルーホール
ランド情報ファイル8から部品搭載パッド・スルーホー
ルランド情報を入力しサブランド径・オフセット値情報
ファイル9からサブランド径情報およびオフセット値情
報を入力しクリアランスパラメータファイル2からクリ
アランスパラメータ情報を入力し、図形情報ファイル1
から図形情報を入力し出力する。
出力部5からの論理接続情報および部品搭載パッド・ス
ルーホールランド情報に基いて配線パターンの経路情報
を作成する配線パターンの経路情報作成部61を有す
る。この経路情報作成部61は、CRTや液晶画面を有
する表示部3に部品搭載パッド・スルーホールランドや
配線ずみ配線パターンなどの銅箔図形を表示する。配線
設計者は論理接続情報に基いて作成部61により作成さ
れ表示される指示に従って接続信号ピン同士を結ぶよう
に、マウス4から配線パターンの経路情報を座標入力す
る。この作業を通して配線作業は行なわれる。
62は、マウス4で入力された座標により作成部61で
形成された配線経路が外部ファイル入出力部5から与え
られるスルーホールランド情報に基いたスルーホールラ
ンドの円周と交差したか否かを点検する。
ていると判断されたとき、配線設計支援処理部6におけ
るサブランド作成部63は、外部ファイル入出力部5か
ら与えられるサブランド径情報とオフセット情報とに基
いてサブランドを作成する。
成部63で作成されたサブランドと配線パターンの経路
情報作成部61で作成された侵入パターンとの間のクリ
アランスdを計算する。このクリアランスは、サブラン
ドと侵入パターンの折曲がり部分との銅箔間の間隙の寸
法値である。
65は、クリアランス計算部64で計算されたクリアラ
ンスdが、クリアランスパラメータファイル2から外部
入出力部5を介して与えられるパラメータのうちクリア
ランス帯域の上限値を示すパラメータlとクリアランス
帯域の下限値を示すパラメータmとの関係で、以下の条
件を満足するかどうか比較する。
ンの折れ曲がり部分をd>mになるまでサブランドから
遠ざけるように移動する。
ンの折れ曲がり部分をd<lになるまでサブランドに近
づけるよう進入パターンを移動する。
は、サブランドに対し進入パターンが移動する前の状態
である。
る状態のクリアランスdが m≧d≧(m−l)/2 の条件を満足し、比較移動部65により進入パターンの
折曲がり部分がd>mになるまでサブランドから遠ざけ
られた状態である。
る状態のクリアランスdが (m−l)/2>d≧l の条件を満足し、比較移動部65により進入パターンの
折曲がり部分がd<lになるまでサブランドに近づけら
れた状態である。
を参照して詳細に説明する。
力部5は論理接続情報ファイル7から論理接続情報を入
力し配線設計支援部6に論理接続情報を出力する。これ
とともに外部ファイル入出力部5は部品搭載パッド・ス
ルーホールランド情報ファイル8から部品搭載パッド・
スルーホールランド情報を入力し配線設計支援処理部6
に部品搭載パッド・スルーホールランド情報を出力す
る。
は外部ファイル入出力部5から与えられる論理接続情報
と部品搭載パッド・スルーホールランド情報とを入力す
る(ステップ21)。
力部5は、サブランド径・オフセット値情報ファイル9
からサブランド径情報と、スルーホールランドからの距
離を示すオフセット情報とを入力し、配線設計支援処理
部6に出力する。
は、外部ファイル入出力部5からサブランド径情報およ
びオフセット情報を入力する(ステップ22)。
力部5は、クリアランスパラメータファイル2からパラ
メータとして、進入パターンとサブランドとの間で製造
時に銅箔残りが発生しやすい場合のクリアランス値の帯
域値を入力し、配線設計支援処理部6に出力する。
は、外部ファイル入出力部5から与えられるクリアラン
スパラメータを入力する(ステップ23)。この時入力
されるパラメータによるクリアランス帯域値の上限値が
mであり、下限値がlである。
部品搭載パッド・スルーホールランドや配線ずみ配線パ
ターンなどの銅箔図形を表示する。これら表示をみなが
ら配線設計者は論理接続情報に基づいて表示される指示
に従って接続信号ピン同士を結ぶように、マウス4から
配線パターンの経路情報を座標入力する。すなわち、配
線設計者は、論理接続情報に基づいて2点間の配線をカ
ーソルで指示する(ステップ24)。
パターンが部品ピンのスルーホールランドもしくは層間
接続スルーホールランドに接続したかを以下のように判
断する。すなわち、処理部6は、マウスで入力した配線
経路が、スルーホールランドの円周と交差したか否かを
調べることで判断する(ステップ25)。このステップ
25で接続していると判断したら、配線設計支援処理部
6は、ステップ22で入力したサブランド径とオフセッ
ト距離情報に従ってサブランドを発生する(ステップ2
6)。もし配線パターンがスルーホールランドと接続し
ていなければ、配線設計支援処理部6はステップ24に
戻り配線作業を進める。
発生したサブランドと進入パターンとの折れ曲がり部分
とのクリアランスdを計算する(ステップ27)。
入パターンとのクリアランスdが示されている。ステッ
プ27でこのクリアランス27が計算される。このステ
ップ27で計算されたクリアランスdが(m−l)/2
≦d≦mの関係を満足すると、配線設計支援処理部6が
判断する(ステップ28)。この判断により、配線設計
支援処理部6は進入部分の折曲がり部分をクリアランス
d>クリアランス帯域値の上限値mになるまで遠ざける
(ステップ29)。
ターンの折曲がり部分との関係がこのd>mになるまで
遠ざけられた状態を示している。
(m−l)/2≦d≦mの条件をクリアランスdが満足
しないときは、配線設計支援処理部6はクリアランスd
がl≦d<(m−l)/2の条件を満足するか否かを判
断する(ステップ30)。この条件を満足すれば、配線
設計支援処理部6は進入パターンの折曲り部をクリアラ
ンスd<クリアランス帯域値の下限値lまで近づける
(ステップ31)。
ターンの折曲がり部分との関係が、このd<lになるま
で近づけられた状態を示している。
り部分が遠ざけられステップ31で折曲がり部分が近づ
けられ、またはステップ28および30で判断された条
件をいずれも満足しない場合、配線設計支援処理部6
は、配線経路の接続が完了しているか否か調べる(ステ
ップ32)。接続が完了していなければ、配線設計支援
処理部6は、ステップ24にもどって配線作業を続け
る。もし接続が完了していれば、配線設計支援処理部6
は配線パターン情報を外部ファイル入出力部5を介して
目的情報ファイル1に格納する。
配線設計においてサブランドと配線パターン間のクリア
ランスを製造に適した値に保証した配線パターンを生成
するので設計の後戻りがなく、銅箔残りによる製造歩留
まりの低下を防止して製造不良を削減する効果がある。
である。
ある。
ある。
い場合の配線パターンとサブランドとの関係を示す図で
ある。 (B)本発明において配線パターンをサブランドから遠
ざけた場合の配線パターンとサブランドとの関係を示す
図である。 (C)本発明において配線パターンをサブランドに近づ
けた場合の配線パターンとサブランドとの関係を示す図
である。
ル 9 サブランド径・オフセット値情報ファイル
Claims (3)
- 【請求項1】 スルーホールに設けられたサブランド
と、前記スルーホールに侵入する配線パターンの折曲が
り部分との間隙の寸法であるクリアランスを計算するク
リアランス計算手段と、 このクリアランス計算手段で計算されたクリアランスが
クリアランス帯域幅に含まれていないときこのクリアラ
ンス帯域幅に含まれるように前記スルーホールに侵入す
る配線パターンを移動する移動手段とを含むことを特徴
とする配線設計支援装置。 - 【請求項2】 前記移動手段により移動された配線パタ
ーンを含む情報を図形情報ファイルとして外部に出力す
る手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の配線設
計支援装置。 - 【請求項3】サブランド径情報およびスルーホールラン
ドからの距離であるオフセット値情報に基いて前記サブ
ランドを作成するサブランド作成手段を備え、 前記クリアランス計算手段は前記サブランド作成手段に
より作成されたサブランドを用いてクリアランスを計算
することを特徴とする請求項1または2記載の配線設計
支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7105383A JP2927205B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 配線設計支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7105383A JP2927205B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 配線設計支援装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08305737A JPH08305737A (ja) | 1996-11-22 |
JP2927205B2 true JP2927205B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=14406156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7105383A Expired - Lifetime JP2927205B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 配線設計支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2927205B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0325571A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-04 | Hitachi Ltd | サブランド自動付与装置 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP7105383A patent/JP2927205B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08305737A (ja) | 1996-11-22 |
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