JP2925699B2 - 熱転写カバーフイルム - Google Patents

熱転写カバーフイルム

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JP2925699B2 JP2265103A JP26510390A JP2925699B2 JP 2925699 B2 JP2925699 B2 JP 2925699B2 JP 2265103 A JP2265103 A JP 2265103A JP 26510390 A JP26510390 A JP 26510390A JP 2925699 B2 JP2925699 B2 JP 2925699B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱転写カバーフイルムに関し、更に詳しくは
熱転写画像等に優れた耐光性、耐候性、耐摩擦性、耐薬
品性、耐溶剤性等の耐久性を与えることが出来る熱転写
カバーフイルムに関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、簡便な印刷方法として熱転写方法が広く使用さ
れる様になった。これらの熱転写方法では、各種の画像
が簡便に形成されるので、印刷枚数が比較的少なくても
よい印刷物、例えば、身分証明書等のIDカードの作成等
に利用される様になっている。
又、顔写真等の如くカラー画像が好ましい場合には、
連続した基材フイルム上に、例えば、イエロー、マゼン
ダ及びシアン(更に必要に応じてブラック)の着色熱転
写層を面順次に繰返し多数設けた長尺熱転写フイルムを
用いる熱転写方法が行なわれている。
この様な熱転写フイルムは大別すると、それらの熱転
写層が加熱によって軟化して画像状に被熱転写材に熱転
写される、所謂溶融転写タイプの熱転写フイルムと、加
熱によって熱転写層中の染料が昇華(熱移行)して染料
のみが画像状に被熱転写材上に熱転写する、所謂昇華タ
イプの熱転写フイルムとに大別される。
以上の如き熱転写フイルムで、身分証明書等のIDカー
ドを作成する場合、溶融転写タイプの熱転写フイルムの
場合は、文字や数字等の如き画像の形成は容易である
が、これらの画像は耐久性、特に耐摩擦性が劣るという
欠点がある。
一方、昇華転写型の熱転写フイルムの場合には、顔写
真等の階調性画像を形成することが出来るが、形成され
た画像は通常の印刷インキとは異なり、ビヒクルが無い
為、耐光性、耐候性、耐摩擦性等の耐久性に劣るという
問題がある。
上記問題を解決する方法として、本発明者は以前に画
像面に紫外線吸収剤等の耐光化剤を含む透明樹脂層を転
写する方法を提案した。この方法によれば、優れた耐久
性の画像が提供されるが、上記耐光化剤等は画像の最表
面に存在する為、長期間の間には環境の影響を受け経時
的に耐久性が低下するという問題があった。
従って本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、熱転写画像の各種耐久性、特に耐光性及び耐候性が
長期間維持される熱転写カバーフイルムを提供すること
である。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、基材フイルム上に透明樹脂層を剥離
可能に設け、更にその表面に感熱接着剤層を設けてなる
熱転写カバーフイルムにおいて、上記感熱接着剤層が耐
光化剤を含有することを特徴とする熱転写カバーフイル
ムである。
(作用) 耐光化剤が含有される層を接着剤層とすることによ
り、上記耐光化剤は転写後は透明樹脂層によってカバー
されているので、環境の影響が少なく、その分長期間そ
れらの機能を発揮することが出来る。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を図解的に示す添付図面を参照
して本発明を更に具体的に説明する。
第1図は本発明の好ましい1実施態様の熱転写カバー
フイルムの断面を図解的に示す図であり、この実施例の
熱転写カバーフイルムは、基材フイルム1上に透明樹脂
層2が剥離可能に設けられ、更にその上の感熱接着剤層
5が設けられている。
尚、図中の3は剥離層であり、透明樹脂層と基材フイ
ルムとの接着性を低くして透明樹脂層の転写を容易にす
る作用を有する。この層3は基材フイルムと透明樹脂層
との剥離性が優れている場合は不要である。
又、4は背面層であり、プリンターのサーマルヘッド
の粘着を防止する作用を有している。この層4も基材フ
イルムの耐熱性やスリップ性が良好である場合には不要
である。
次に使用材料及び形成方法等により本発明の熱転写カ
バーフイルムを更に詳しく説明する。
本発明で用いられる基材フイルム1としては、従来の
熱転写フイルムに使用されていると同じ基材フイルムが
そのまま用いることが出来ると共に、その他のものも使
用することが出来、特に制限されない。
好ましい基材フイルム1の具体例としては、例えば、
グラシン紙、コンデンサ紙、パラフイン紙等の薄葉紙が
有用であり、その他に、例えば、ポリエステル、ポリプ
ロピレン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロー
ス、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナ
イロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマ
ー等のプラスチック或いはこれらと前記紙とを複合した
基材フイルム等が挙げられる。
この基材フイルム1の長さは、その強度及び耐熱性等
が適切になる様に、材料に応じて適宜変更することが出
来るが、その厚さは、好ましくは、3〜100μmであ
る。
上記基材フイルム上に設ける透明樹脂層2は、耐摩擦
性、耐薬品性、透明性、硬度等に優れた種々の樹脂、例
えば、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル
樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、これ
らの樹脂のシリコーン変性樹脂及びこれらの各樹脂の混
合物等が挙げられる。これらの樹脂は透明性に優れてい
るが、比較的強靭な被膜を形成する傾向があるので、転
写時における膜切れが十分とは言えないので、これらの
透明樹脂にシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、プラス
チックピグメント等の透明性の高い微粒子やワックス等
を樹脂の透明性を害さない程度に添加してもよい。
基材フイルム1上又はその上に予め設けた剥離層3上
に透明樹脂層2を形成する方法としては、グラビアコー
ト、グラビアリバースコート、ロールコートその他多く
の手段で上記樹脂を含むインキを塗布及び乾燥する方法
等が挙げられる。透明樹脂層2の厚みは好ましくは、0.
1〜20μm程度である。
又、上記透明樹脂層の形成に際しては、該透明樹脂層
に、滑剤等の添加剤を含有させることによって、被覆さ
れる各種画像の耐スクラッチ性、光沢等を向上させるこ
とが出来る。
上記透明樹脂層の形成に先立って、基材フイルムの面
に形成してもよい剥離層3は、ワックス類、シリコーン
ワックス、シリコーン樹脂、弗素樹脂、アクリル樹脂等
の剥離剤から形成する。形成方法は前記透明樹脂層の形
成方法と同様でよく、その厚みは0.05〜5μm程度で十
分である。又、転写後に艶消し保護層が望ましい場合に
は、剥離層中に各種の粒子を包含させるか或は剥離層側
表面をマット処理した基材フイルムを使用することによ
り、表面マット状にすることも出来る。
更に上記の透明樹脂層の表面には、これらの層の転写
性を良好にする為に、感熱接着剤層5を設ける。これら
の感熱接着剤層は、例えば、アクリル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合樹脂、ポリエステル樹脂等の如く熱時接着性の
良好な樹脂の溶液を塗布及び乾燥することによって、好
ましくは0.1〜10μm程度の厚みに形成する。
好ましい感熱接着剤は、Tgが40〜75℃、更に好ましく
はTg=60〜70℃の熱可塑性樹脂であり、又、重合度が50
〜300、更に好ましくは50〜250のポリ塩化ビニル樹脂、
ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹
脂である。
上記の感熱接着剤層に添加する耐光化剤とは、光エネ
ルギー、熱エネルギー、酸化作用等、染料を変質或いは
分解する作用を吸収又は遮断して染料の変質や分解を防
止出来る薬剤であり、具体例としては従来合成樹脂の添
加剤等として知られている酸化防止剤、紫外線吸収剤、
光安定剤が挙げられる。
酸化防止剤としてはフェノール系、モノフェノール
系、ビスフェノール系、アミン系等の一次酸化防止剤、
或いは硫黄系、リン系等の二次酸化防止剤が挙げられ、
例えば、具体的にはSumilizer BBM−S、Sumilizer BH
T、Sumilizer BP−76、Sumilizer MDP−S、Sumilizer
GM、Sumilizer WX−R、Sumilizer BP−179、Sumilizer
GA、Sumilizer TPM、Sumilizer TP−D、Sumilizer TN
P(住友化学工業(株)製)、Irganox−245、Irganox−
259、Irganox−565、Irganox−1010、Irganox−1035、I
rganox−1076、Irganox−1081、Irganox−1098、Irgano
x−3114(チバガイギー社製)、Mark AO−20、Mark AO
−30、Mark AO−40(アデカアーガス化学(株)製)等
の商品名で市場から入手出来、いずれも本発明で使用す
ることが出来る。
又、紫外線吸収剤としてはサリチル酸系、ベンゾフェ
ノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系
等の紫外線吸収剤が挙げられ、例えば、具体的にはTinu
vin P、Tinuvin 234、Tinuvin 320、Tinuvin 326、Tinu
vin 327、Tinuvin 328、Tinuvin 312、Tinuvin 315(チ
バガイギー社製)、Sumisorb−110、Sumisorb−130、Su
misorb−140、Sumisorb−200、Sumisorb−250、Sumisor
b−300、Sumisorb−320、Sumisorb−340、Sumisorb−35
0、Sumisorb−400(住友化学工業(株)製)、Mark LA
−32、Mark LA−36、Mark 1413(アデカアーガス化学
(株)製)等の商品名で市場から入手出来いずれも本発
明で使用することが出来る。
又、光安定剤としてはヒンダードアミン系等が挙げら
れ、例えば、具体的にはTinuvin 622LD、Tinuvin 144、
Chimassorb 944 LD(チバガイギー社製)、サノール LS
−770、サノール LS−765、サノール LS−292、サノー
ル LS−2626、サノール LS−1114、サノール LS−774
(三共(株)製)、Mark LA−62、Mark LA−67、Mark L
A−63、Mark LA−68、Mark LA−82、Mark LA−87(アデ
カアーガス化学(株)製)等の商品名で市場から入手出
来、いずれも本発明で使用することが出来る。
上記の耐光化剤の使用量は特に限定されないが、好ま
しくは接着剤層を形成する樹脂100重量部当り0.05〜10
重量部、好ましくは3〜10重量部の割合で使用する。使
用量が少なすぎると本発明の所期の効果が得がたく、一
方、多すぎては不経済である。
尚、本発明では上記以外の、例えば、蛍光増白剤、充
填剤等の各種の添加剤も同時に接着剤層に適当な量で添
加することが出来る。
以上が本発明の熱転写カバーフイルムの構成である
が、かかる熱転写カバーフイルムの透明樹脂層は基材フ
イルム上に単独で設けてもよいし、昇華型染料層やワッ
クスインキ層と面順次に設けてもよいのは当然である。
上記の如き熱転写カバーフイルムを用いて保護する画
像は、昇華型熱転写方法及び/又はワックス型熱転写方
法による画像が好ましいが、これらの画像に限定されな
い。特に昇華転写画像に適用する場合には、該画像の保
護層が形成されると共に、転写時の熱によって画像を形
成している染料が再発色処理されるので、画像が一層説
明になるという効果がある。
又、昇華転写画像及び/又は溶融転写タイプ転写画像
は、いずれの被転写材上に形成されたものでもよいが、
本発明において特に好ましいのは、ポリエステル樹脂や
塩化ビニル樹脂等からなるカード基材に形成された画像
である。勿論、これらのカード基材には、エンボス、サ
イン、ICメモリー、磁気層、他の印刷等が設けられてい
てもよいし、カバーフイルム転写後にエンボス、サイ
ン、磁気層等を設けることも可能である。
上記本発明の熱転写カバーフイルムを用いるカードの
製造例を第2図を参照して説明する。
先ず、カード基材6の表面に、昇華型熱転写シートの
イエロー染料層を重ね、色分解信号に従って作動するサ
ーマルプリンターによりイエロー画像7Yを転写する。同
様に同一領域にマゼンタ画像7M及びシアン画像7Cを転写
して所望のカラー画像7を形成する。次にワックスイン
キ型熱転写シートを用いて同様に所望の文字、記号等8
を印字する。昇華型熱転写領域と溶融型熱転写領域が異
なる場合はワックスインキを転写した後に昇華画像を形
成してもよい。更に本発明の熱転写カバーフイルムを用
いて上記カラー画像7及び/又は文字等の画像8上に透
明樹脂層を転写して保護層2を形成する。この様にして
所望のカードが得られる。
上記の転写に際しては、サーマルプリンターは、昇華
転写用、ワックスインキ転写用、熱転写カバーフイルム
用と別々に(好ましくは連続して)設定してもよいし、
又、これらの転写は、共通のプリンターで夫々印字エネ
ルギーを適切に調整して行ってもよい。尚、本発明では
加熱手段としてサーマルプリンターに限定されず、その
他熱板、熱ロール、アイロン等でもよいのは当然であ
る。
(実施例) 次に参考例、実施例及び使用例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りのない限り重量基準である。
参考例1 下記組成の3色の昇華性染料を含むインキを調整し
た。
イエローインキ 分散染料(Macrolex Yellow 6G、バイエル社製) 5.5部 ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、積水化
学製) 4.5部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 89.0部 マゼンタインキ 染料としてマゼンタ分散染料(Disperse Red 60)を
使用した他はイエローインキと同様。
シアンインキ 染料としてシアン分散染料(Solvent Blue 63)を使
用した他はイエローインキと同様。
上記インキ組成物をグラビアコート方法により、背面
に耐熱スリップ層(厚み1μm)を形成し、且つ表面に
ポリウレタン系樹脂からなるプライマー層(厚み0.5μ
m)を形成してある厚さ6.0μmのポリエステルフイル
ム(商品名「ルミラー」東レ(株)製)の表面に、塗布
量が約3g/m2になる様に、夫々イエロー、マゼンタ及び
シアンの順に面順次に幅15cmに繰返し塗布及び乾燥して
3色の昇華性染料層を形成し、昇華型熱転写シートを作
成した。
参考例2 下記ワックスインキ組成物を温度100℃で加熱し、ホ
ットメルトによるロールコート法にて、参考例1と同一
の基材フイルムであって、プライマー層の無いフイルム
に、塗布量が約4g/m2になる様に塗布して溶融転写タイ
プの熱転写シートを作成した。
ワックスインキ アクリル/塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体系樹脂 20部 カーボンブラック 10部 トルエン 35部 メチルエチルケトン 35部 実施例1〜8 参考例2と同一の基材フイルムに下記組成のインキを
固形分基準で3g/m2の割合で塗工及び乾燥して透明樹脂
層を形成した。
透明樹脂層用インキ アクリル樹脂(BR−83、三菱レイヨン(株)製)20部 ポリエチレンワックス 1部 メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 次に上記樹脂層の表面に、下記組成のインキを固形分
基準で1g/m2の割合で塗工及び乾燥して接着剤層を形成
して、本発明の熱転写カバーフイルムを作成した。
接着剤層用インキ 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(#1000A、電気化
学(株)製) 20部 第1表に記載の添加剤(添加量は第1表の通り) マイクロシリカ 1部 メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 比較例1〜8 実施例における添加剤を接着剤層には添加せず、透明
樹脂層に添加した以外は実施例と同様にして比較例の熱
転写カバーフイルムを得た。
使用例1〜8及び比較使用例1〜8 安定剤等の添加剤を約10%含有するポリ塩化ビニル
(重合度 800)コンパウンド100部、白色顔料(酸化チ
タン)10部及び可塑剤(DOP)0.5部からなるカード基材
の面に、参考例1の昇華型熱転写フイルムの昇華性染料
層を重ね、顔写真を色分解して得た電気信号に連結した
サーマルヘッドで熱エネルギーを付与してフルカラー顔
写真像を形成し、次に参考例2の溶融転写タイプの熱転
写フイルムを用いて文字及び記号を転写形成し、更に上
記実施例1〜8及び比較例1〜8の本発明及び比較例の
熱転写カバーフイルムを用いて各画像部分に透明樹脂層
を同一のサーマルヘッドで転写させ、顔写真と各種必要
情報を有するカードを得た。
評価例 以上で得られたカードの画像の耐光性性等を評価して
下記第2表の結果を得た。
(効果) 以上の如き本発明によれば、耐光化剤が含有される層
を接着剤層とすることにより、上記耐光化剤は透明樹脂
層によってカバーされているので、環境の影響が少な
く、その分長期間それらの機能を発揮することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱転写カバーフイルムの断面を図解的
に説明する図であり、第2図は上記カバーフイルムを用
いて作成したカードの断面を図解的に説明する図であ
る。 1:基材フイルム、2:透明樹脂層 3:剥離層、4:背面層 5:接着剤層、6:カード基材 7:カラー画像、8:文字等
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フイルム上に透明樹脂層を剥離可能に
    設け、更にその表面に感熱接着剤層を設けてなる熱転写
    カバーフイルムにおいて、上記感熱接着剤層が耐光化剤
    を含有することを特徴とする熱転写カバーフイルム。
  2. 【請求項2】耐光化剤が紫外線吸収剤、酸化防止剤又は
    光安定化剤である請求項1に記載の熱転写カバーフイル
    ム。
  3. 【請求項3】感熱接着剤層がガラス転移温度(Tg)40〜
    75℃の樹脂からなる請求項1に記載の熱転写カバーフイ
    ルム。
  4. 【請求項4】基材フイルムと透明樹脂層との間に剥離層
    が設けられている請求項1に記載の熱転写カバーフイル
    ム。
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