JP2925355B2 - 半導体装置の製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造装置

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JP2925355B2
JP2925355B2 JP12145291A JP12145291A JP2925355B2 JP 2925355 B2 JP2925355 B2 JP 2925355B2 JP 12145291 A JP12145291 A JP 12145291A JP 12145291 A JP12145291 A JP 12145291A JP 2925355 B2 JP2925355 B2 JP 2925355B2
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semiconductor element
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potting
sealing resin
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規安 加島
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之宏 池谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、TAB(Tape Automa
ted Bonding)方式を採用した半導体装置の製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近時、半導体装置の製造装置として、シ
ネフィルム状のフィルムキャリアを走行させて半導体素
子を搬送するTAB(Tape Automated Bonding)方式を採
用したものが普及している。そして、半導体装置の各製
造工程に用いられる各種装置のうちTAB方式を採用し
たものとして、フィルムキャリアにインナ−リ−ドボン
ディングされた半導体素子を樹脂で封止するポッティン
グ装置を有する半導体素子の製造装置がある。
【0003】従来、この半導体装置の製造装置1(以下
「製造装置」と称する)は図4に示すように構成されて
いる。すなわち、この製造装置1は互いに連結されたテ
−プ供給装置2、ポッティング装置3、加熱炉装置4、
テ−プ巻取装置5を備えている。
【0004】上記テ−プ供給装置2は、半導体素子がイ
ンナ−リ−ドボンディングされたフィルムキャリア6が
保護テ−プ7と共に巻回された供給リ−ル8を有する。
そして、上記テ−プ供給装置2は上記供給リ−ル8から
フィルムキャリア6を延出させ、ポッティング装置3に
供給する。
【0005】上記テ−プ供給装置2から上記ポッティン
グ装置3に供給されたフィルムキャリア6は、間欠送り
されることによって、図5に示すように、フィルムキャ
リア6にインナ−リ−ドボンディングされた半導体素子
9を、図示しないX−Yテ−ブルに取付けられたシリン
ジ10の下方で停止させる。
【0006】上記ポッティング装置3は上記シリンジ1
0を、XY方向に駆動しながら、シリンジ10内に貯え
られた封止用樹脂11を、半導体素子9の電極9aとフ
ィルムキャリア6のインナ−リ−ド12との接合部を覆
うように滴下する。このことにより、上記半導体素子9
の表面は、封止用樹脂11によりコ−ティングされる。
【0007】また、このポッティング装置3は、コ−テ
ィングされた半導体素子9を保持したフィルムキャリア
6を、上記封止用樹脂11を硬化させるための加熱炉装
置4に送り駆動する。
【0008】上記加熱炉装置4は、加熱炉13内に設け
られたガイドロ−ラ14…等によりフィルムキャリア6
を所定時間走行させることで、封止用樹脂11を硬化さ
せる。
【0009】さらに、上記加熱炉装置4はフィルムキャ
リア6をテ−プ巻取装置5に送る。そして、このテ−プ
巻取装置5は巻取リ−ル15によりフィルムキャリア6
を、封止用樹脂11の硬化の済んだ部分から、保護テ−
プ16と共に順次巻取る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記半導体
装置の製造装置1によれば、上記加熱炉13内において
上記フィルムキャリア6をガイドロ−ラ14によって反
転させているために封止用樹脂11が流れ出す恐れがあ
る。このため、上記封止用樹脂11が少なくともゲル化
(流動しない状態)するまで、図4に(イ)で示すよう
に、フィルムキャリア6を水平に走行させなければなら
ない。
【0011】ところが、コ−ティングする封止用樹脂1
1の性質、種類あるいは封止用樹脂11の量の変化によ
り、ゲル化に必要な時間が長くなった場合には、その分
フィルムキャリア6の送り速度を遅くして水平状態で走
行する時間を長くしなければならない。このため半導体
装置を製造するタクトタイムが延びるということがあ
る。
【0012】タクトタイムがのびると、作業能率が悪く
なるばかりか、これに伴って周辺の装置(アウタリ−ド
ボンディング装置、検査装置等)のタクトタイムも調整
する必要があり、作業が面倒になる。
【0013】一方、タクトタイムを優先して、送り速度
を常に一定にするようにすると、前述のように封止用樹
脂11がゲル化していない状態で上記ガイドロ−ラ14
でフィルムキャリア6を反転させてしまい、封止用樹脂
11が半導体素子9の表面から流れ出す恐れがある。
【0014】また、従来は半導体素子9のインナ−リ−
ドボンディングに不良(ボンディング不良)がある場合
には、ポッティングする前に、目視の外観検査装置によ
りその不良部分を発見し、その部分の半導体素子9を手
動で打ち抜いてポッティングしないようにしていた。こ
れでは、手間と時間がかかるということがある。この発
明の目的とするところは、作業性がよく、さらに、不良
の発生を低減することが可能な半導体装置の製造装置を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、半導体素子がボンディングされたフィルムキャリア
を走行させるフィルムキャリア駆動手段と、上記フィル
ムキャリアにボンディングされた半導体素子を封止用樹
脂でコ−ティングするポッティング手段と、上記フィル
ムキャリアを少なくとも一つの半導体素子を有するフィ
ルム片に切断する切断手段と、切断された複数のフィル
ム片を収納するマガジンと、上記マガジンを加熱して上
記封止用樹脂を硬化させる加熱炉及び上記マガジンを上
記加熱炉内で水平方向に走行させるコンベアを有し上記
コンベアにより上記封止用樹脂の種類及び上記加熱炉の
長さに応じて上記マガジンの送り速さを変化させる硬化
手段とを有することを特徴とする。
【0016】この発明の第2の手段は、半導体素子がボ
ンディングされたフィルムキャリアを走行させるフィル
ムキャリア駆動手段と、上記半導体素子に封止用樹脂を
コ−ティングするポッティング手段とを有する半導体素
子の製造装置において、上記半導体素子のボンディング
不良を検査する検査手段と、この検査手段からの検査信
号に基づいて上記ポッティング手段によりボンディング
不良のない上記半導体素子のみコ−ティングさせる制御
手段とを有することを特徴とする。
【0017】
【作用】このような構成によれば、作業性を向上できる
ようにするとともに、不良の発生を低減できる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1に基づいて
説明する。なお、従来例と同一構成要素には同一記号を
付して説明を省略する。
【0019】図1はこの発明による半導体装置の製造装
置(以下、製造装置と称する)20の一実施例を示すも
のである。この製造装置20は、互いに連結されたテ−
プ供給装置2、インナリ−ドボンディング装置22、外
観検査装置23(検査手段)、ポッティング装置24
(ポッティング手段)、切断装置25(切断手段)、マ
ガジン装置26、および加熱炉装置27(硬化手段)を
備えている。
【0020】上記テ−プ供給装置2の供給リ−ル8に
は、従来例と異なり、半導体素子9がインナ−リ−ドボ
ンディングされていない状態のフィルムキャリア6が巻
回されている。このフィルムキャリア6はテ−プ供給装
置2から供給され、上記インナ−リ−ドボンディング装
置22へ送られる。
【0021】そして、上記インナ−リ−ドボンディング
装置22、外観検査装置23、ポッティング装置24
は、略同じ高さに形成されたテ−ブル28…を有し、こ
のテ−ブル28の上方には従来例と同様にテ−プ供給装
置2から供給されたフィルムキャリア6が水平に走行さ
せられるようになっている。
【0022】インナリ−ドボンディング装置22には、
インナリ−ドボンディングするのに十分な温度に加熱さ
れるボンディングツ−ル30と、ボンディングツ−ル3
0の下方に配置され、上面に半導体素子9を保持する作
業ステ−ジ31とが設けられている。
【0023】上記外観検査装置23には、上記インナ−
リ−ドボンディング装置22によってフィルムキャリア
6にインナ−リ−ドボンディングされた半導体素子9の
ボンディング不良を検知可能な第1の撮像カメラ32が
撮像面を上記フィルムキャリア6に対向させて設けられ
ている。
【0024】上記ポッティング装置24には、X−Yテ
−ブルに取付けられ、その内部に貯えられた熱硬化性の
封止用樹脂11を吐出するシリンジ10と、上記XYテ
−ブルに撮像面を下方に向けて取り付けられた第2の撮
像カメラ34と、上記半導体素子9にコ−ティングされ
た封止用樹脂11の高さ(盛り上がり量)を測定する変
位センサ35とが設けられている。
【0025】上記シリンジ10は制御手段としてのコン
トロ−ラ29によって制御されるようになっている。す
なわち、このコントロ−ラ29は上記外観検査装置23
からの信号に基づいてボンディング不良のない半導体素
子9のみをコ−ティングするよう上記シリンジ10に吐
出命令を発し、これを制御する。
【0026】さらに、上記変位センサ35はコ−ティン
グされた封止用樹脂樹脂11の高さ(盛り上がり量)を
計測し、その計測信号を上記コントロ−ラ29へ入力す
る。コントロ−ラ29はこの計測信号に基づいて、上記
シリンジ10の吐出量を封止用樹脂11の高さが常に一
定になるように制御する。
【0027】上記切断装置25は、フィルムキャリア6
の上側および下側にそれぞれ配置され、このフィルムキ
ャリア6を一つ一つの半導体素子9毎に短冊状のフィル
ム片6´…に切断する一対の切断カッター36、36を
有する。この切断カッター36は上記フィルムキャリア
6の間欠送り動作に連動していて、送り1ピッチ又は複
数ピッチごとに作動して上記フィルムキャリア6を切断
する。
【0028】上記マガジン装置26は、上記フィルム片
6´を収納する収納棚37aが上下方向に複数段設けら
れたマガジン37を有する。また、上記マガジン装置2
6は上記マガジン37を上面に保持しかつこのマガジン
37を加熱炉装置27へ搬送する第1のコンベア38を
有する。上記マガジン37はこの第1のコンベア38の
上面に、上記収納棚37a…を上記切断装置25に対向
させた状態で供給される。ここで、マガジン37に収納
されたフィルム片6´は、常に水平状態に保持されてい
る。
【0029】さらに、上記マガジン装置26は、上記第
1のコンベア38を上下駆動自在に支持する図示しない
エレベ−タ手段を有する。そして、上記エレベ−タ手段
は、上記第1のコンベア38の上面に保持されたマガジ
ン37を図に矢印で示すように上下方向に位置決め駆動
し、このマガジン37の各収納棚37aを順次上記フィ
ルムキャリア6の走行面の高さに停止させる。
【0030】上記加熱炉装置27は、図示しない加熱手
段によって適当な温度プロフィルに設定された加熱炉3
9を有する。また、上記加熱炉装置27は、加熱炉39
の内部に設けられ、上記マガジン37を水平方向に搬送
する第2のコンベア41を有する。この第2のコンベア
41の終端部41aは上記加熱炉39の外部に延出され
ていて、上記加熱炉39内のマガジン37を上記加熱炉
39の外へ搬送する。次に、この製造装置20の動作を
説明する。
【0031】この製造装置20を作動させる前に、ま
ず、上記ポッティング装置24のシリンジ10を保持す
るXYテ−ブルにポッティング経路を教示しなければな
らない。すなわち、ポッティングにおいては、上記フィ
ルムキャリア6にインナ−リ−ドボンディングされた半
導体素子9の電極9aの部分に沿って封止用樹脂11を
滴下しなければならないが、その電極9aの配置は半導
体素子9の大きさによって異なるからである。
【0032】そこで、上記ポッティング装置24のXY
テ−ブルに設けられた第2の撮像カメラ34でポッティ
ング経路をトレ−スし、その動きをXYテ−ブルに記憶
させる。このことにより、上記XYテ−ブルはシリンジ
10を上記ポッティング経路に沿って駆動することがで
きる。
【0033】上記教示が終わったならば製造装置20の
上記テ−プ供給装置2および、上記テ−ブル28の上方
に配設された図示しない複数個の送りロ−ラは、上記フ
ィルムキャリア6を間欠送りする。
【0034】上記ボンディング装置22は、フィルムキ
ャリア6に長手方向に沿って略等ピッチで形成された回
路パタ−ン(インナ−リ−ド12)を、まず、作業ステ
−ジ31に載置された半導体素子9に対向させる。そし
て、加熱されたボンディングツ−ル30を下降させて上
記インナリ−ド12と半導体素子9の電極9aとを熱圧
着により接続し、半導体素子9をフィルムキャリア6に
インナ−リ−ドボンディングする。そして、上記ボンデ
ィング装置22によってフィルムキャリア6にインナリ
−ドボンディングされた半導体素子9は上記外観検査装
置23に搬送される。
【0035】外観検査装置23は、インナ−リ−ドボン
ディングの不良を検知したならばその検知信号を上記ポ
ッティング装置24のコントロ−ラ29に送る。そし
て、この外観検査装置23によって検査された半導体素
子9はポッティング装置に順次搬送される。
【0036】上記ポッティング装置24は半導体素子9
をシリンジ10の下方で停止させる。このポッティング
装置24のコントロ−ラ29は、上記外観検査装置23
からの検知信号により、ボンディング不良のない半導体
素子9にのみ、図5を引用して示すようにシリンジ10
から封止用樹脂11を滴下する。そして、上記コントロ
−ラ29は、上記図示しないXYテ−ブルを作動させ、
上記シリンジ10を、教示されたポッティング経路にし
たがってXY方向に駆動し、上記封止用樹脂11で上記
半導体素子9全体をコ−ティングする。
【0037】上記ポッティング装置24によって、ポッ
ティングが終了した半導体素子9は切断装置25に搬送
される。この切断装置25は上記一対の切断カッター3
6、36によって上記フィルムキャリア6を一つの半導
体素子9毎に等間隔で、短冊状のフィルム片6´…に切
断する。
【0038】さらに、上記切断装置25は上記フィルム
片6´を図示しない搬送手段によって、上記マガジン装
置26に送る。そしてそのフィルム片6´は上記マガジ
ン37の最下段の収納棚37aに挿入される。
【0039】一方、上記切断装置25は、切断した短冊
状のフィルム片6´…のうちボンディング不良のあるフ
ィルム片6´を上記外観検査装置23の検知信号に基づ
いて図示しない排除手段によって排除する。このことに
よりボンディング不良のあるフィルム片6´は、この後
の工程には送られない。
【0040】上記マガジン装置26は上記マガジン37
の最下段の収納棚37aに最初のフィルム片6´を収納
したならば、上記エレベ−タ手段により上記マガジン3
7を下方向に駆動し、一段上の収納棚37aをフィルム
キャリア6の走行高さに対向位置決めする。
【0041】この収納棚37aに次のフィルム片6´が
収納されたならば、上記マガジン装置25は上述の動作
を、上記マガジン37のすべての収納棚37a…に上記
短冊状のフィルム片6´…が収納されるまで繰り返す。
上記マガジン37のすべての収納棚37a…に上記短冊
状のフィルム片6´…が保持されたならば、上記エレベ
−タ手段は上記第1のコンベア38を上方向へ駆動し、
上記第2のコンベア41の高さに位置決めする。そし
て、上記マガジン装置26は上記第1のコンベア38を
作動させ、上記マガジン37を加熱炉装置27の第2の
コンベア41に受け渡す。
【0042】上記加熱炉装置27は上記第2のコンベア
41を、上記半導体素子9をコ−ティングする封止用樹
脂11が硬化するのに十分な速さで作動させ、上記第1
のコンベア38から受け渡された上記マガジン37を上
記加熱炉39内で搬送し、上記マガジン37に保持され
た複数個の短冊状のフィルム片6´…のすべての封止用
樹脂11を硬化させる。
【0043】上記マガジン37は上記加熱炉39内を通
過し、上記第2のコンベア41の後端部41aに搬送さ
れる。ついで図示しない搬送手段によって上記マガジン
37は、次の工程を行うアウタリ−ドボンディング装置
あるいは打ち抜き装置(パンチング)に搬送される。
【0044】ここで、上記第2のコンベア41の送り速
さは、上記加熱炉39の長さと、封止用樹脂11の硬化
時間とによって設定されるものである。封止用樹脂11
の種類が変り、上記封止用樹脂11の硬化時間が変化し
た場合には、上記第2のコンベア41の送り速度を変化
させる。もし、上記封止用樹脂11の硬化時間が2倍に
なった場合には、上記第2のコンベア41の送り速度を
2分の1倍にする。
【0045】このような構成によれば、上記封止用樹脂
11の硬化をマガジン37に収納した状態で行うように
したので、封止用樹脂11の特性が変化しても上記フィ
ルムキャリア6の送り速度を変えなくてもよい。このこ
とにより半導体装置製造20のタクトタイムを常に一定
に保つことができる。
【0046】例えば、上記フィルムキャリア6の送り速
度tが1秒/1チップ、マガジン37の段数が10段、
加熱炉39の通過時間が30秒とすると、10秒毎に1
個のマガジン37が上記加熱炉39から排出される。
【0047】仮に、封止用樹脂11の種類が変わって硬
化時間に60秒(2倍)必要であるとすると、上記第2
のコンベア41の送り速度2分の1にして、加熱炉39
の通過時間を60秒にする。この場合においても、上記
フィルムキャリア6の送り速度tを1秒/1チップとす
ると、10秒毎に一つのマガジン37が上記加熱炉39
内に送り込まれる。このことにより、上記加熱炉39か
ら10秒毎に1個のマガジン37が排出されるので、最
初の場合と製造のタクトタイムは変わらず、どちらも1
秒/1チップとなる。このことにより、封止用樹脂11
の特性が変化して加熱時間を変えても、常に1秒/1ピ
ッチのタクトタイムで半導体装置を製造することができ
る。
【0048】また、上述のように、上記第2のコンベア
41の送り速度を小さくしても、加熱炉39から上記マ
ガジン37が排出される時間間隔は一定である(10秒
/1マガジン)。このことにより、封止用樹脂11の種
類が変化しても、ポッティング工程の次の工程を行う打
ち抜き装置、あるいはアウタリ−ドボンディング装置の
タクトタイムを調整する必要がないので作業工程が簡略
化される。
【0049】さらに、従来例においては、図4を引用し
て示すように、ポッティングが終了したフィルムキャリ
ア6を巻取装置5によって巻取リ−ル15に巻き取るよ
うにしていたが、この発明では切断装置25で短冊状に
切断してマガジン37に収納するようにし、フィルムキ
ャリア6を折り曲げないようにしたので、半導体素子9
の表面が傷付いたり、インナリ−ド12が変形したり、
封止用樹脂11が剥離したりするということが少なくな
る。このことにより製品の品質が向上する。また、マガ
ジン37は、水平に保持された状態にて加熱炉39内を
搬送されるので、ゲル化していない封止用樹脂11が流
れ出すことがない。
【0050】また、上述のような構成によれば、外観検
査装置23でボンディング不良を検知し、その検知信号
に基づいてボンディング不良のある半導体素子9にはポ
ッティングを行わず、切断装置25で排除するようにし
たので、従来作業者が手動で排除していたのに比較して
作業工程が簡略化される。
【0051】一方、従来の半導体装置の製造装置は、ボ
ンディング装置とポッティング装置とが別々に設けられ
ていたため、上記供給リ−ル8の上記インナ−リ−ドボ
ンディング装置からポッティング装置への付け替えを、
例えば30分毎に人手により行っていた。
【0052】しかし、上記製造装置20おいては、イン
ナリ−ドボンディング装置22とポッティング装置24
とを連結し、フィルムキャリア6をインナリ−ドボンデ
ィング装置22からポッティング装置24に連続して走
行させているので、インナリ−ドボンディング工程から
ポッティング工程に移る際の供給リ−ル8のかけ替え作
業が不要である。
【0053】また、従来、上記ポッティング装置24の
シリンジ10の動きの教示は斜め上方から目視により行
っていたため、誤差が生じる恐れがあったが、上記一実
施例によれば第2の撮像カメラ34により真上から撮像
して行うようにしたので正確に教示することができる。
なお、この発明は上記一実施例に限定されるものではな
く、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能であ
る。
【0054】例えば、上記一実施例では、インナ−リ−
ドボンディング装置22、外観検査装置23、ポッティ
ング装置24、切断装置25、マガジン装置26、加熱
炉装置27を連続的に接続した構成を有するが、他の実
施例として、図2に示すように、テ−プ供給装置1、外
観検査装置23、ポッティング装置24、従来の加熱炉
装置4とを互いに接続したような構成でも良い。また図
3に示すように、テ−プ供給装置1、ポッティング装置
24、切断装置25、マガジン装置26、本発明の加熱
炉装置27とを接続したような構成でも良い。
【0055】また、上記供給装置1は供給リ−ル8を有
するものに限定されるものではなく、すでに短冊状に切
断されたフィルム片6´を供給するような供給装置であ
っても良い。
【0056】さらに、上記一実施例においては、上記切
断装置25により、フィルムキャリア6を半導体素子1
個毎のフィルム片6´…に切断するようにしたが、複数
個毎に切断するようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は第1
に、フィルムキャリアにボンディングされた半導体素子
を封止用樹脂でコ−ティングし、これを半導体素子毎の
フィルム片に切断する。そして、複数個のフィルム片を
マガジンに収納し、このマガジンを加熱炉内で水平方向
に保持した状態で搬送することで上記封止用樹脂を硬化
させるようにした。
【0058】また、この発明の第2に、検知手段により
ボンディング不良を検知し、この検知信号に基づいて、
ボンディング不良のない半導体素子のみを封止用樹脂で
コ−ティングするように制御するようにした。
【0059】このような構成によれば、第1に、使用す
る封止用樹脂の特性が変わって硬化時間が変化しても、
フィルムキャリアの送り速度を変化させなくても良いか
ら半導体装置製造のタクトタイムを常に一定に保つこと
ができるという効果があるとともに、ゲル化していない
封止用樹脂の流れを防止できる。第2に、ボンディング
不良のあるフィルムキャリアには自動的にポッティング
を行わないようにしたので、作業性が向上するという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面図。
【図2】この発明の他の実施例を示す正面図。
【図3】この発明のさらに他の実施例を示す正面図。
【図4】従来例を示す正面図。
【図5】ポッティング装置の要部を示す正面図。
【符号の簡単な説明】2…テ−プ供給装置、6…フィル
ムキャリア、6´フィルム片、10…シリンジ、11…
封止用樹脂、20…半導体素子の製造装置、23…外観
検査装置(検査手段)、24…ポッティング装置(ポッ
ティング手段)、25…切断装置(切断手段)、27…
加熱炉装置(硬化手段)、29…コントロ−ラ(制御手
段)、37…マガジン。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−129638(JP,A) 特開 平1−100928(JP,A) 特開 平3−159141(JP,A) 特開 平4−66157(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/56 H01L 21/50 H01L 21/60 311 H01L 21/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子がボンディングされたフィル
    ムキャリアを走行させるフィルムキャリア駆動手段と、
    上記フィルムキャリアにボンディングされた半導体素子
    を封止用樹脂でコ−ティングするポッティング手段と、
    上記フィルムキャリアを少なくとも一つの半導体素子を
    有するフィルム片に切断する切断手段と、切断された複
    数のフィルム片を収納するマガジンと、上記マガジンを
    加熱して上記封止用樹脂を硬化させる加熱炉及び上記マ
    ガジンを上記加熱炉内で水平方向に走行させるコンベア
    を有し上記コンベアにより上記封止用樹脂の種類及び上
    記加熱炉の長さに応じて上記マガジンの送り速さを変化
    させる硬化手段とを有することを特徴とする半導体装置
    の製造装置。
  2. 【請求項2】 半導体素子がボンディングされたフィル
    ムキャリアを走行させるフィルムキャリア駆動手段と、
    上記半導体素子に封止用樹脂をコ−ティングするポッテ
    ィング手段とを有する半導体素子の製造装置において、 上記半導体素子のボンディング不良を検査する検査手段
    と、この検査手段からの検査信号に基づいて上記ポッテ
    ィング手段によりボンディング不良のない上記半導体素
    子のみコ−ティングさせる制御手段とを有することを特
    徴とする半導体装置の製造装置。
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