JP2925272B2 - 振動波モータ - Google Patents
振動波モータInfo
- Publication number
- JP2925272B2 JP2925272B2 JP2230262A JP23026290A JP2925272B2 JP 2925272 B2 JP2925272 B2 JP 2925272B2 JP 2230262 A JP2230262 A JP 2230262A JP 23026290 A JP23026290 A JP 23026290A JP 2925272 B2 JP2925272 B2 JP 2925272B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrating body
- vibration
- contact
- moving body
- contact portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 14
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/0005—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
- H02N2/005—Mechanical details, e.g. housings
- H02N2/0065—Friction interface
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/10—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
- H02N2/106—Langevin motors
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、振動体に振動を励起させることにより、回
転運動を生じさせ、振動体に圧接した移動体を駆動する
振動波モータに関する。
転運動を生じさせ、振動体に圧接した移動体を駆動する
振動波モータに関する。
従来振動波モータとしての超音波モータとしては、円
環状の弾性体に曲げ振動を起こし、摩擦力によりレンズ
駆動用移動体を駆動させるタイプのものが、カメラ用AF
機構などで、実用化されている。しかし、この従来のタ
イプのものは、リング形状であるため、加圧機構を含め
たユニットとしては、比較的コスト高であり、中空を要
求されないモータ用としてはコスト上不利である。そこ
で中実型で、加圧系などの構成が容易な、第2図乃至第
3図に示すようなタイプのモータが、近年提案された。
環状の弾性体に曲げ振動を起こし、摩擦力によりレンズ
駆動用移動体を駆動させるタイプのものが、カメラ用AF
機構などで、実用化されている。しかし、この従来のタ
イプのものは、リング形状であるため、加圧機構を含め
たユニットとしては、比較的コスト高であり、中空を要
求されないモータ用としてはコスト上不利である。そこ
で中実型で、加圧系などの構成が容易な、第2図乃至第
3図に示すようなタイプのモータが、近年提案された。
ここで該提案にかかるモータについて第2図乃至第4
図を用いて簡単に説明する。
図を用いて簡単に説明する。
第2図は棒状の超音波モータの外観図、第3図は第2
図示のモータの中心部分の断面図、第4図は第2図示モ
ータの振動体の振動状態を模式化した図を示す。また第
4図におけるγ方向とは第2図に示すZ方向に(振動体
b1、b2の軸、すなわちZ軸に沿った方向)に垂直な軸に
沿った方向を指し、Y−Z平面とは、γ軸とZ軸ででき
る平面を指す。第2図示の如き棒状の超音波モータは金
属性の中空型の上側振動体b1と、同じく金属性の中空型
の下側振動体b2の間に、中空型の2枚の円板状圧電素子
(PZT)を介挿すると共に、上側振動体b1と下側振動体b
2の夫々の内周側にネジ部bb1、bb2を設けて、該夫々の
ネジ部にボルトcを螺合させて2枚の圧電素子bb1、bb2
を挟持している。
図示のモータの中心部分の断面図、第4図は第2図示モ
ータの振動体の振動状態を模式化した図を示す。また第
4図におけるγ方向とは第2図に示すZ方向に(振動体
b1、b2の軸、すなわちZ軸に沿った方向)に垂直な軸に
沿った方向を指し、Y−Z平面とは、γ軸とZ軸ででき
る平面を指す。第2図示の如き棒状の超音波モータは金
属性の中空型の上側振動体b1と、同じく金属性の中空型
の下側振動体b2の間に、中空型の2枚の円板状圧電素子
(PZT)を介挿すると共に、上側振動体b1と下側振動体b
2の夫々の内周側にネジ部bb1、bb2を設けて、該夫々の
ネジ部にボルトcを螺合させて2枚の圧電素子bb1、bb2
を挟持している。
そして圧電素子a1、a2の夫々に電気的に位相のずれた
交流信号(通常互いに90°位相のずれた信号)が不図示
の駆動回路から印加されると、電気−機械エネルギー変
換素子としての圧電素子a1、a2は分極位置が位置的にず
れているので、振動体b1、b2には、例えば位置的に90
°、または時間的に90°ずれた振動が励起され、その表
面粒子はZ軸方向からみた時、回転運動を行う。
交流信号(通常互いに90°位相のずれた信号)が不図示
の駆動回路から印加されると、電気−機械エネルギー変
換素子としての圧電素子a1、a2は分極位置が位置的にず
れているので、振動体b1、b2には、例えば位置的に90
°、または時間的に90°ずれた振動が励起され、その表
面粒子はZ軸方向からみた時、回転運動を行う。
尚dは振動体b1に接する突起dd、接触部AA有する中空
型のロータ、fはバネeにより軸受gを介してロータd
を振動体b1に摩擦係合させる加圧部材である。
型のロータ、fはバネeにより軸受gを介してロータd
を振動体b1に摩擦係合させる加圧部材である。
この様なモータにおいては、振動体b1、b2とロータd
との接触部Aに何らの工夫がなされていなかったため
に、振動の変位が数ミクロンの振動体全周にわたって常
にロータが振動体に接触することが不可能であった。
との接触部Aに何らの工夫がなされていなかったため
に、振動の変位が数ミクロンの振動体全周にわたって常
にロータが振動体に接触することが不可能であった。
したがってモータ出力が充分に取り出せず、効率の悪
いものとなっていた。
いものとなっていた。
また滑らかな接触が行われなかったために、耳ざわり
な音も発生していた。
な音も発生していた。
更に次に述べる問題も発生していた。すなわち振動体
b1の振動時における振動体b1と移動体dとの接触部Aを
注意して見ると、γ方向とZ方向の振動成分の比により
ある振動角を持っていることが分かる。
b1の振動時における振動体b1と移動体dとの接触部Aを
注意して見ると、γ方向とZ方向の振動成分の比により
ある振動角を持っていることが分かる。
この振動角を第5図(a)に示すようにZ軸とのなす
角θとして定義する。
角θとして定義する。
一方移動体dが振動体b1からの振動を受けて変形する
方向は、移動体dの形状により決まり、第6図に示す移
動体dでは角度φの方向となる。ここで矢印Fφは移動
体dの変形方向を示している。
方向は、移動体dの形状により決まり、第6図に示す移
動体dでは角度φの方向となる。ここで矢印Fφは移動
体dの変形方向を示している。
この時、第7図に示すように移動体d側の接触部AAは
Δl(第7図参照)だけ摺動し、この時滑りが生じれば
エネルギー損失を起し、効率の低下が引き起されること
になる。
Δl(第7図参照)だけ摺動し、この時滑りが生じれば
エネルギー損失を起し、効率の低下が引き起されること
になる。
なお第5図(a)において、Fは振動体b1上の接触部
A領域の各点での振動方向、第5図(b)、第5図
(c)の特性は夫々振動時の振動体b1のγ軸方向の振動
振幅並びにZ軸方向の振動振幅を示している。
A領域の各点での振動方向、第5図(b)、第5図
(c)の特性は夫々振動時の振動体b1のγ軸方向の振動
振幅並びにZ軸方向の振動振幅を示している。
本発明はかかる課題を解決し、効率が良く、音の発生
が少なくなる振動波モータを提供せんとするものであ
る。
が少なくなる振動波モータを提供せんとするものであ
る。
また本発明の他の目的は移動体側の接触部の滑りに基
づく効率の低下のない振動波モータを提供せんとするも
のである。
づく効率の低下のない振動波モータを提供せんとするも
のである。
本発明は、振動体に設けられた電気−機械エネルギー
変換素子に電気信号を印加することによって、振動体に
振動を励起させることにより回転運動を生じさせ、前記
振動体に圧接した移動体を駆動する振動波モータに於
て、前記移動体の前記振動体との接触部にバネ性を持た
せると共に、 FsinβKt<Nμ F:移動体の接触部が接触する接触面での振動体の振動変
位、 N:垂直抗力、 μ:摩擦係数、 β:振動体の接触面に垂直な方向と、振動体の振動変位
の方向と、で形成される角度、 Kt:振動体の接触面に平行な方向の硬さ、 の条件を満たすようにした振動波モータを特徴とする。
変換素子に電気信号を印加することによって、振動体に
振動を励起させることにより回転運動を生じさせ、前記
振動体に圧接した移動体を駆動する振動波モータに於
て、前記移動体の前記振動体との接触部にバネ性を持た
せると共に、 FsinβKt<Nμ F:移動体の接触部が接触する接触面での振動体の振動変
位、 N:垂直抗力、 μ:摩擦係数、 β:振動体の接触面に垂直な方向と、振動体の振動変位
の方向と、で形成される角度、 Kt:振動体の接触面に平行な方向の硬さ、 の条件を満たすようにした振動波モータを特徴とする。
第1図は本発明を適用した超音波モータの一実施例の
要部断面図である。
要部断面図である。
第1図においてb1は第3図示モータにおける振動体と
ほぼ同じ形状の中空型の振動体で、金属性の弾性材から
形成され、その中間部分にテーパ状の接触面となる接触
部Aを有する。dAは第3図示モータにおける移動体dと
ほぼ同じ形状の移動体としてのロータであるが、前述の
振動体側接触部Aと接触して、該接触部Aより駆動力を
受ける移動体側の接触部dAAがバネ性を有するつば状に
形成されている点が異なる。この移動体側接触部dAAはC
ENを変形中心として変形する。またこの接触部dAAは振
動体b1の接触部A領域の振動変位(変位方向)F、或い
はそれに略一致した方向についてのみ柔軟でその他の方
向、つまり振動体b1の周方向及び振動体b1の変位方向と
垂直で、かつ振動体の軸を通る平面に平行な方向には硬
い特性を有している。このように移動体dAのつば状接触
部dAAの変形方向と振動体b1の変位方向が一致、或いは
略一致しているので、前述した余分な摺動損失は起ら
ず、効率の良い超音波モータが得られる。
ほぼ同じ形状の中空型の振動体で、金属性の弾性材から
形成され、その中間部分にテーパ状の接触面となる接触
部Aを有する。dAは第3図示モータにおける移動体dと
ほぼ同じ形状の移動体としてのロータであるが、前述の
振動体側接触部Aと接触して、該接触部Aより駆動力を
受ける移動体側の接触部dAAがバネ性を有するつば状に
形成されている点が異なる。この移動体側接触部dAAはC
ENを変形中心として変形する。またこの接触部dAAは振
動体b1の接触部A領域の振動変位(変位方向)F、或い
はそれに略一致した方向についてのみ柔軟でその他の方
向、つまり振動体b1の周方向及び振動体b1の変位方向と
垂直で、かつ振動体の軸を通る平面に平行な方向には硬
い特性を有している。このように移動体dAのつば状接触
部dAAの変形方向と振動体b1の変位方向が一致、或いは
略一致しているので、前述した余分な摺動損失は起ら
ず、効率の良い超音波モータが得られる。
またその他の方向に硬い特性を有することから応答性
の良いモータが得られる。更にまた接触部dAAがバネ性
を有することから移動体dAは振動体b1の全周にわたり均
一、かつ滑らかに接触し、効率の向上が計られ、かつま
た耳ざわりな音の発生を防止することもできる。尚第1
図示超音波モータの他の機素は第2図、第3図示モータ
のそれと同じであるのでその説明を省略する。
の良いモータが得られる。更にまた接触部dAAがバネ性
を有することから移動体dAは振動体b1の全周にわたり均
一、かつ滑らかに接触し、効率の向上が計られ、かつま
た耳ざわりな音の発生を防止することもできる。尚第1
図示超音波モータの他の機素は第2図、第3図示モータ
のそれと同じであるのでその説明を省略する。
第8図乃至第15図に示す本発明の他の実施例は第1図
示実施例とほぼ同様であるので、その差異についてのみ
詳述し、他の部分についての説明は省略する。
示実施例とほぼ同様であるので、その差異についてのみ
詳述し、他の部分についての説明は省略する。
第8図(a)、第8図(b)に示す第2実施例におい
て、ロータとして形成された移動体dA2は振動体b1との
接触部Aと接触する部分にコの字状、或いはU字状のバ
ネ性のつば状接触部を有している。このつば状接触部dA
A2はγ軸方向とZ軸方向に薄肉構造をもったバネであ
り、各々の辺の長さ等を変更することにより該つば状接
触部dAA2の特性を模式的に示した第8図(b)における
バネ定数Kr、Kzを変えることができる。従ってこの変更
によりつば状接触部dAA2の変形方向を適切に効率が最も
良くなる様に設定することができるものである。
て、ロータとして形成された移動体dA2は振動体b1との
接触部Aと接触する部分にコの字状、或いはU字状のバ
ネ性のつば状接触部を有している。このつば状接触部dA
A2はγ軸方向とZ軸方向に薄肉構造をもったバネであ
り、各々の辺の長さ等を変更することにより該つば状接
触部dAA2の特性を模式的に示した第8図(b)における
バネ定数Kr、Kzを変えることができる。従ってこの変更
によりつば状接触部dAA2の変形方向を適切に効率が最も
良くなる様に設定することができるものである。
因みにKz=Krと設定した時には、振動体接触部Aより
加えられた力の方向Fへ常に変形することになる。なお
Kr、Kzは夫々γ軸方向、Z軸方向のバネ定数で示し、dA
A20は振動体b1の接触部Aに接触して駆動力を受ける部
分を示している。
加えられた力の方向Fへ常に変形することになる。なお
Kr、Kzは夫々γ軸方向、Z軸方向のバネ定数で示し、dA
A20は振動体b1の接触部Aに接触して駆動力を受ける部
分を示している。
また、移動体dA2の変形方向が振動体b1の変位方向
(振動方向)と一致する条件について第9図(a)、
(b)を用いて説明する。振動体b1のテーパ状接触部A
に対して垂直方向をn軸(第9図(a)参照)、水平方
向をt軸とし、第8図(a)に示すつば状接触部dAA2の
n軸、t軸(第9図(a)参照)方向の硬さをkn、kt
(第9図(b)参照)とし、更に振動体b1の振動変位
(変位方向)をF、それのn軸とのなす角をβとした
時、振動体b1の変位におけるすべり方向成分はFsinβで
あるから、t軸方向の力について、FsinβKt<Nμ(但
しNは垂直抗力、μは摩擦係数)である時、振動体の接
触部Aと接触する移動体のつば状接触部dAA2はt軸方向
にすべりを生じることなく、摺動損失は発生しない。た
とえば移動体が第10図に示す様な接触部dAA3を有する構
造の時には、t軸方向(第10図参照)に軟らかいバネ構
造となるので、余分なすべりは発生しにくい。
(振動方向)と一致する条件について第9図(a)、
(b)を用いて説明する。振動体b1のテーパ状接触部A
に対して垂直方向をn軸(第9図(a)参照)、水平方
向をt軸とし、第8図(a)に示すつば状接触部dAA2の
n軸、t軸(第9図(a)参照)方向の硬さをkn、kt
(第9図(b)参照)とし、更に振動体b1の振動変位
(変位方向)をF、それのn軸とのなす角をβとした
時、振動体b1の変位におけるすべり方向成分はFsinβで
あるから、t軸方向の力について、FsinβKt<Nμ(但
しNは垂直抗力、μは摩擦係数)である時、振動体の接
触部Aと接触する移動体のつば状接触部dAA2はt軸方向
にすべりを生じることなく、摺動損失は発生しない。た
とえば移動体が第10図に示す様な接触部dAA3を有する構
造の時には、t軸方向(第10図参照)に軟らかいバネ構
造となるので、余分なすべりは発生しにくい。
次に上述と同様な効果を樹脂、ゴムなどの弾性部材を
用いて実現した一実施例を以下に示す。
用いて実現した一実施例を以下に示す。
第11図は第1実施例と同様な振動体b1の接触部Aに摩
擦接触する、ロータdA4の接触部dAA4を、ゴムまたは樹
脂性の軟らかい材料で構成した例である。
擦接触する、ロータdA4の接触部dAA4を、ゴムまたは樹
脂性の軟らかい材料で構成した例である。
第12図はロータdA5の摩耗性を挙げるために、前述の
第11図示接触部dAA4と同様な構成材料からなる中間部dA
A5の先端に、更にセラミツクなどの耐摩耗性のある材料
からなる接触部dAA5aを固着したものである。
第11図示接触部dAA4と同様な構成材料からなる中間部dA
A5の先端に、更にセラミツクなどの耐摩耗性のある材料
からなる接触部dAA5aを固着したものである。
第13図、第14図、第15図はθ=φ、つまり振動体の接
触部Aの変形方向と移動体dA6、dA7,dA8の夫々のつば状
接触部dAA6、dAA7、dAA8の変形方向とを一致若しくは略
一致された例を示す。
触部Aの変形方向と移動体dA6、dA7,dA8の夫々のつば状
接触部dAA6、dAA7、dAA8の変形方向とを一致若しくは略
一致された例を示す。
本発明は移動体側の接触部にバネ性を持たせると共
に、接触部が振動体の接触面の面方向にすべりを生じさ
せないように条件設定したので、駆動損失を少なくでき
ると共に、音の発生も押えた振動波モータを提供するこ
とができる。
に、接触部が振動体の接触面の面方向にすべりを生じさ
せないように条件設定したので、駆動損失を少なくでき
ると共に、音の発生も押えた振動波モータを提供するこ
とができる。
第1図は本発明を適用した棒状超音波モータの要部断面
図、 第2図は従来の棒状超音波モータの外観図、 第3図は第2図示モータの断面図、 第4図は第2図示モータにおける各方向の振動の状態を
説明する図、 第5図(a)、第5図(b)、第5図(c)は第2図示
モータにおける振動体の振動状態を説明する図、 第6図、第7図は第2図示モータの移動体の変位方向を
説明する図、 第8図(a)、第8図(b)、第9図(a)、第9図
(b)、第10図乃至第15図は本発明の他の実施例にかか
る超音波モータの要部概略図である。 図において、 dA、dA2〜dA8…ロータ、b1…振動体を示してある。
図、 第2図は従来の棒状超音波モータの外観図、 第3図は第2図示モータの断面図、 第4図は第2図示モータにおける各方向の振動の状態を
説明する図、 第5図(a)、第5図(b)、第5図(c)は第2図示
モータにおける振動体の振動状態を説明する図、 第6図、第7図は第2図示モータの移動体の変位方向を
説明する図、 第8図(a)、第8図(b)、第9図(a)、第9図
(b)、第10図乃至第15図は本発明の他の実施例にかか
る超音波モータの要部概略図である。 図において、 dA、dA2〜dA8…ロータ、b1…振動体を示してある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−148682(JP,A) 特開 昭61−224882(JP,A) 特開 昭62−152377(JP,A) 特開 平1−177876(JP,A) 特開 平1−133580(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02N 2/00
Claims (1)
- 【請求項1】振動体に設けられた電気−機械エネルギー
変換素子に電気信号を印加することによって、振動体に
振動を励起させることにより回転運動を生じさせ、前記
振動体に圧接した移動体を駆動する振動波モータに於
て、前記移動体の前記振動体との接触部にバネ性を持た
せると共に、 FsinβKt<Nμ F:移動体の接触部が接触する接触面での振動体の振動変
位、 N:垂直抗力、 μ:摩擦係数、 β:振動体の接触面に垂直な方向と、振動体の振動変位
の方向と、で形成される角度、 Kt:振動体の接触面に平行な方向の硬さ、 の条件を満たすようにしたことを特徴とする振動波モー
タ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2230262A JP2925272B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 振動波モータ |
EP91307900A EP0473423B1 (en) | 1990-08-31 | 1991-08-29 | Vibration driven motor |
DE69118782T DE69118782T2 (de) | 1990-08-31 | 1991-08-29 | Durch Vibration angetriebener Motor |
US07/994,177 US5274295A (en) | 1990-08-31 | 1992-12-18 | Vibration driven motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2230262A JP2925272B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 振動波モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112686A JPH04112686A (ja) | 1992-04-14 |
JP2925272B2 true JP2925272B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=16905047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2230262A Expired - Fee Related JP2925272B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 振動波モータ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5274295A (ja) |
EP (1) | EP0473423B1 (ja) |
JP (1) | JP2925272B2 (ja) |
DE (1) | DE69118782T2 (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3015090B2 (ja) * | 1990-10-05 | 2000-02-28 | キヤノン株式会社 | 振動波駆動装置 |
JP3205026B2 (ja) * | 1992-01-30 | 2001-09-04 | キヤノン株式会社 | 振動波駆動装置および振動波駆動装置を有する装置 |
US5410204A (en) * | 1992-02-28 | 1995-04-25 | Olympus Optical Co. Ltd. | Ultrasonic oscillator |
US5440190A (en) * | 1992-09-25 | 1995-08-08 | Olympus Optical Co., Ltd. | Ultrasonic motor |
JP3107933B2 (ja) * | 1992-12-03 | 2000-11-13 | キヤノン株式会社 | 振動波駆動装置および振動波駆動装置を備えた装置 |
JP3179601B2 (ja) * | 1992-12-17 | 2001-06-25 | キヤノン株式会社 | 振動波モータおよび振動波モータを備えた装置 |
JP3107946B2 (ja) * | 1993-05-07 | 2000-11-13 | キヤノン株式会社 | 振動波駆動装置 |
JP3059031B2 (ja) * | 1993-09-22 | 2000-07-04 | キヤノン株式会社 | 振動波駆動装置及び振動波駆動装置を備えた装置 |
JP3450524B2 (ja) * | 1994-08-04 | 2003-09-29 | キヤノン株式会社 | 振動アクチュエータ |
EP0887679A3 (en) * | 1997-06-23 | 2000-05-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Inclination adjusting device for light controlling element used in optical scanner |
US6404104B1 (en) | 1997-11-27 | 2002-06-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Vibration type actuator and vibration type driving apparatus |
JP4328412B2 (ja) | 1999-05-14 | 2009-09-09 | キヤノン株式会社 | 振動型アクチュエータおよび振動型駆動装置 |
US6930436B2 (en) * | 2001-01-22 | 2005-08-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Vibration element and vibration wave driving apparatus |
JP3526298B2 (ja) * | 2001-01-22 | 2004-05-10 | キヤノン株式会社 | 振動体および振動波駆動装置 |
JP4726167B2 (ja) * | 2001-03-12 | 2011-07-20 | キヤノン株式会社 | 振動波駆動装置 |
JP4731723B2 (ja) * | 2001-05-24 | 2011-07-27 | キヤノン株式会社 | 振動波駆動装置の製造方法 |
JP3566711B2 (ja) * | 2002-07-12 | 2004-09-15 | キヤノン株式会社 | 振動波駆動装置 |
JP4756916B2 (ja) * | 2005-05-31 | 2011-08-24 | キヤノン株式会社 | 振動波モータ |
JP5843469B2 (ja) | 2011-04-26 | 2016-01-13 | キヤノン株式会社 | 振動波モータ |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SU794685A1 (ru) * | 1978-08-14 | 1981-01-07 | Специальное Проектно-Конструкторс-Koe И Технологическое Бюро Малыхэлектрических Машин Производствен-Ного Объединения "Эльфа" | Вибродвигатель |
US4210837A (en) * | 1979-03-08 | 1980-07-01 | Misikov Vitaly M | Piezoelectrically driven torsional vibration motor |
JPS5937672B2 (ja) * | 1979-03-19 | 1984-09-11 | 年生 指田 | 超音波振動を利用した回転駆動装置 |
SU1070628A1 (ru) * | 1979-07-27 | 1984-01-30 | Киевский Ордена Ленина Политехнический Институт Им.50-Летия Великой Октябрьской Социалистической Революции | Пьезоэлектрический двигатель |
CA1208269A (en) * | 1982-02-25 | 1986-07-22 | Toshiiku Sashida | Motor device utilizing ultrasonic oscillation |
US4663556A (en) * | 1984-01-11 | 1987-05-05 | Hitachi Maxell, Ltd. | Torsional mode ultrasonic vibrator |
JPS61224882A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-06 | Canon Inc | 振動波モ−タ |
US4728843A (en) * | 1985-11-11 | 1988-03-01 | Taga Electric Co., Ltd. | Ultrasonic vibrator and drive control method thereof |
JP2605121B2 (ja) * | 1988-08-15 | 1997-04-30 | オリンパス光学工業株式会社 | 超音波振動子及びそれを用いた超音波モータ |
JP2608413B2 (ja) * | 1987-07-26 | 1997-05-07 | 本多電子株式会社 | 超音波駆動装置 |
DE3735623A1 (de) * | 1987-10-21 | 1989-05-03 | Philips Patentverwaltung | Elektrischer rotations- oder linearmotor, dessen laeufer mittels ultraschallschwingungen angetrieben wird |
JP3030050B2 (ja) * | 1989-05-30 | 2000-04-10 | オリンパス光学工業株式会社 | 超音波モータ |
JP2874762B2 (ja) * | 1989-06-05 | 1999-03-24 | キヤノン株式会社 | モータ駆動装置 |
JP2935504B2 (ja) * | 1989-07-05 | 1999-08-16 | キヤノン株式会社 | モータ |
EP0458638B1 (en) * | 1990-05-24 | 1997-04-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Vibration wave driven motor |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP2230262A patent/JP2925272B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-08-29 EP EP91307900A patent/EP0473423B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-29 DE DE69118782T patent/DE69118782T2/de not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-12-18 US US07/994,177 patent/US5274295A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04112686A (ja) | 1992-04-14 |
US5274295A (en) | 1993-12-28 |
DE69118782T2 (de) | 1996-09-05 |
EP0473423B1 (en) | 1996-04-17 |
DE69118782D1 (de) | 1996-05-23 |
EP0473423A2 (en) | 1992-03-04 |
EP0473423A3 (en) | 1992-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2925272B2 (ja) | 振動波モータ | |
JP2874762B2 (ja) | モータ駆動装置 | |
JPS61224881A (ja) | 振動波モ−タ | |
JPH06178561A (ja) | 超音波モータ | |
US5115161A (en) | Ultrasonic motor | |
WO2000028652A1 (en) | Ultrasonic motor | |
JPS61224878A (ja) | 振動波モ−タ− | |
JPH05503834A (ja) | 圧電モータ | |
JPS59188381A (ja) | 超音波モータ | |
JP2998978B2 (ja) | 振動波装置および駆動装置 | |
JPH0588073B2 (ja) | ||
JP2003111453A (ja) | 圧電モータ | |
JPS59185180A (ja) | 超音波モ−タ | |
JPS63262068A (ja) | 振動波モ−ター | |
JP2003339176A (ja) | 超音波モータ及び超音波モータ付電子機器 | |
JPH0477554B2 (ja) | ||
JP2994714B2 (ja) | 棒状超音波モータ | |
JPH02311184A (ja) | 超音波モータ | |
JP2975072B2 (ja) | アクチュエータの駆動方法及びこの駆動方法を実現した超音波アクチュエータ | |
JP2586045B2 (ja) | 振動モータ | |
JP2002357760A (ja) | カメラ用レンズ駆動装置 | |
JP2645845B2 (ja) | 超音波モータ | |
JP2569507B2 (ja) | 振動モータ | |
JPS61102177A (ja) | 表面波駆動モ−タ− | |
JPS6253184A (ja) | 超音波モ−タ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090507 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100507 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |