JP2924935B2 - 垂直磁化膜、垂直磁化膜用多層膜及び垂直磁化膜の製造法 - Google Patents

垂直磁化膜、垂直磁化膜用多層膜及び垂直磁化膜の製造法

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JP2924935B2
JP2924935B2 JP4252276A JP25227692A JP2924935B2 JP 2924935 B2 JP2924935 B2 JP 2924935B2 JP 4252276 A JP4252276 A JP 4252276A JP 25227692 A JP25227692 A JP 25227692A JP 2924935 B2 JP2924935 B2 JP 2924935B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直磁気記録用、殊
に、光磁気記録用材料として好適な、耐酸化性や耐食性
に優れており、保磁力や角型が大きく、且つ、大きなフ
ァラデー回転角θF を有しており、しかも、光の吸収係
数αが小さく、その結果、性能指数が大きいCo含有γ
−Fe23 からなる垂直磁化膜及びその製造法と該垂
直磁化膜を製造するにあたって用いられる中間体である
多層膜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器、システムの小型化と高
信頼性の傾向が顕著であり、高密度記録媒体として垂直
磁化膜の開発がさかんであり、実用化もされつつある。
垂直磁化膜は、膜面に垂直な方向への磁化容易軸、即
ち、垂直磁気異方性を有することによって垂直方向への
磁気特性、即ち、保磁力Hcや角型(残留磁化σr/飽
和磁化σs)等が優れていることが必要である。
【0003】そして、空気中の酸素による酸化により磁
気特性が劣化するので酸化に対して安定であることが要
求される。
【0004】垂直磁化膜を、情報の記録・再生をレーザ
光等の光ビームを用いて行う光磁気記録媒体として用い
る場合、媒体のファラデー回転角θF 、光吸収係数α
(膜厚tの材料を透過した透過光強度I1 と入射光強度
0 の比、即ち、透過率(I1/I0 )をexp(−α
t)とした時のαを言う。)、性能指数(2|θF |/
α)等の磁気光学特性が優れていることが要求される。
近時、高密度記録化に対する要求が強まっており、記録
されるキャリアー信号の周波数が益々高くなる傾向、即
ち、短波長領域に移行する傾向にあり、現在光磁気記録
用として使用されている光源の波長は830nmあるい
は780nmであるが、今後より高密度な記録を行う為
に670nm、640nm、535nm、490nmな
どの半導体レーザーが候補として挙げられている。
【0005】即ち、光磁気記録の場合、記録されるビッ
ト径はレーザーの波長によって決まっており、波長が短
い程ビット径を小さくできる為、780nm以下の短波
長領域でファラデー回転角の波長依存性が高いことが強
く要求されている。
【0006】従来、光磁気記録用垂直磁化膜としては、
Gd−Co、Tb−Fe等の希土類金属と遷移金属との
非晶質合金薄膜やコバルトフェライト等のスピネル型酸
化物薄膜(特開昭51−119999号公報、特開昭6
3−47359号公報、特開平3−17813号公報、
特開平3−188604号公報、特開平4−10509
号公報)、バリウムフェライト等のマグネトプランバイ
ト型酸化物薄膜(特開昭62−267949号公報)及
び置換型ガーネット薄膜等の酸化物薄膜が提案されてい
る。
【0007】上掲の垂直磁化膜のうち、スピネル型酸化
物として最も代表的なコバルトフェライト(CoFe2
4 )膜は酸化物であることによって酸化に対して安定
であって、結晶磁気異方性が大きいことに起因して高い
保磁力を有しており、且つ、700nm付近と500n
m付近の短波長領域で大きなファラデー回転角θF を有
しているという諸特性を有する為、光磁気記録媒体とし
て有望とされている。
【0008】周知の通り、コバルトフェライト(CoF
2 4 )膜の製造法としては、スパッタ法、真空蒸着
法、MOCVD法等各種方法が知られているが、主とし
てスパッタ法が採用されている。スパッタ法による場合
には、一般にコバルトフェライト(CoFe2 4 )膜
の垂直磁化容易軸は(400)面であるにもかかわら
ず、ランダム配向又は(111)面が基板に平行に配向
しやすい為、垂直磁化膜を作成し難く、大きな保磁力や
角型が得られないという欠点がある。(400)面が基
板に平行に優先配向したコバルトフェライト(CoFe
2 4 )膜を得る方法として、例えば、第9回日本応
用磁気学会学術講演概要集29PB−10に記載の方
法、第13回日本応用磁気学会学術講演概要集第24
6頁に記載の方法及び特開平4−10509号公報に
記載の方法が知られている。
【0009】前出の方法は、酸素プラズマ中でFe及
びCoをイオン化し500℃に加熱したMgAl2 4
基板又は石英ガラスに蒸着する方法であり、成膜時に真
空中で基板温度を500℃以上の高温に保持する必要が
ある為生産性が悪く、しかも、基板の材料が制限され、
工業的、経済的でない。
【0010】前出の方法は、プラズマ励起MO−CV
D法であり、成膜時に真空中で基板温度を300〜40
0℃に保持する必要がある為、生産性が悪く、工業的、
経済的ではない。
【0011】また、前出の方法は、CoとFeを2層
以上積層して金属多層膜を形成した後、酸素を含む雰囲
気中500℃以上で熱処理するものであり、高温を必要
とする為、基板の材料が制限され、工業的、経済的では
ない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】耐酸化性や耐食性に優
れており、保磁力や角型が大きく、且つ、大きなファラ
デー回転角θF を有しており、しかも、光の吸収係数α
が小さく、その結果、性能指数が大きいスピネル型酸化
物からなる垂直磁化膜は、現在最も要求されているとこ
ろであるが、これら諸特性を十分満たすものは未だ得ら
れていない。
【0013】即ち、前出公知のコバルトフェライト(C
oFe2 4 )膜は、酸化物であることによって酸化に
対して安定であって、Co量の増加に伴って結晶異方性
が大きくなることにより大きな保磁力を有しており、且
つ、700nm付近と500nm付近で大きなファラデ
ー回転角θF を有しているものではあるが、光吸収係数
αが780nmで3.5〜4.0μm-1程度と大きいと
いう欠点を有し、その結果、性能指数(2|θF |/
α)が小さいという欠点をも有するものである。
【0014】殊に、基板温度を500℃以上にする為に
は基板自体の耐熱性が要求されるが、垂直磁気記録媒体
用の基板材料として現在汎用されているポリカーボネー
ト、エポキシ樹脂、ガラス等の耐熱性は不十分であり、
基板材料が制限される等、工業的、経済的ではない。
【0015】そこで、本発明は、耐酸化性や耐食性に優
れており、保磁力や角型が大きく、且つ、短波長領域で
大きなファラデー回転角を有し、しかも、光吸収係数が
小さく、その結果、性能指数(2|θF |/α)も大き
いスピネル型酸化物からなる垂直磁化膜を500℃未満
のできるだけ低温で工業的、経済的に製造することを技
術的課題とする。
【0016】
【課題を解決する為の手段】 前記技術的課題は、次の
通りの本発明によって達成できる。 即ち、本発明は、
基板上に形成された(400)面が基板に平行に優先配
向したCo含有γ−Fe膜であり、該膜中のCo
がFeに対して0.01〜0.32mol%であって、
前記(400)面の面間隔が2.085以下であっ
て、当該膜の780nmにおける吸収係数が2.5μm
−1以下であることからなる垂直磁化膜、基板上に形成
された(400)面が基板に平行に優先配向したFe
とCoOとからなる多層膜であり、該多層膜の周期
が130Å以下であって、当該多層膜中のCoがFeに
対しモル比で0.01〜0.32であることからなる垂
直磁化膜用多層膜及び該多層膜を280〜450℃で加
熱することからなる基板上に形成された(400)面が
基板に平行に優先配向したCo含有γ−Fe膜で
あり、該膜中のCoがFeに対して0.01〜0.32
mol%であって、前記(400)面の面間隔が2.0
85以下であって、当該膜の780nmにおける光吸
収係数が2.5μm−1以下であることからなる垂直磁
化膜の製造法である。
【0017】次に、本発明実施にあたっての諸条件につ
いて述べる。本発明に係る垂直磁化膜は、基板上に形成
された(400)面が基板に平行に優先配向したCo含
有γ−Fe膜であり、該膜中のCoがFeに対し
て0.01〜0.32mol%であって、前記(40
0)面の面間隔が2.085以下であって、当該膜の
780nmにおける光吸収係数が2.5μm−1以下で
ある。
【0018】CoがFeに対しモル比で0.01未満で
ある場合には、(400)面が基板に平行に優先配向し
たスピネル型酸化物膜が得にくくなる。(400)面が
基板に平行に優先配向したスピネル型酸化物膜を容易に
得ようとすればCoがFeに対しモル比で0.05以上
であることが好ましい。CoがFeに対しモル比で0.
32を越える場合には、450℃以下でFeから
γ−Feへの変態が起こりにくくなり、また、光
吸収係数が増加し、その結果、性能指数が低くなる。
【0019】本発明に係る垂直磁化膜の(400)面の
面間隔が2.085を越える場合には、磁歪異方性が
小さく、大きな保磁力を有する垂直磁化膜が得がたくな
る。
【0020】本発明に係る垂直磁化膜は、基板上に形成
された(400)面が基板に平行に優先配向したFe3
4 とCoOとからなる多層膜であり、該多層膜の周期
が130Å以下であって、当該多層膜中のCoがFeに
対しモル比で0.01〜0.32である多層膜を280
〜450℃で熱処理することによって製造される。
【0021】本発明における多層膜は、Fe3 4 とC
oOとからなり、酸素雰囲気中で金属ターゲット(Fe
及びCo)をスパッタする反応スパッタ法、Fe3 4
及びCo3 4 の焼結ターゲットにより直接酸化膜を形
成する直接法、並びに酸素雰囲気中で金属(Fe及びC
o)を蒸着する反応蒸着法のいずれの方法によっても得
ることができる。
【0022】基板は、 ガラス等汎用されている基板材
料のいずれも使用することができる。
【0023】本発明における多層膜は、周期が130Å
以下であって、CoがFeに対しモル比で0.01〜
0.32でなければならない。周期が130Åを越える
場合、CoがFeに対しモル比で0.01未満の場合、
0.32を越える場合のいずれの多層膜を用いても本発
明の目的とする垂直磁化膜を得ることができない。
【0024】本発明における多層膜は、Fe3 4 とC
oOとからなる積層膜を一周期として3周期以上であれ
ばよい。垂直磁化膜の厚みは実用上5000Å程度以下
であるから、所望の厚みになる様に周期を定めればよ
い。
【0025】本発明における多層膜の熱処理温度は28
0〜450℃である。280℃未満の場合には、Fe3
4 からγ−Fe2 3 への変態やCoの拡散が充分で
はなく、本発明の目的とする垂直磁化膜が得られない。
450℃を越える場合には、γ−Fe2 3 からα−F
2 3 への変態が生起し始め、本発明の目的とする垂
直磁化膜が得られない。
【0026】熱処理にあたり、例えば、特開昭57−5
4309号に記載されている通り、膜中にCuを含有さ
せてFe3 4 からγ−Fe2 3 への変態温度を下げ
ることが行なわれているが、本発明においてもこの方法
を実施することができ、同様の効果を得ることができ
る。また、熱処理は、あらかじめFe3 4 からγ−F
2 3 への変態を240〜320℃で行なった後、次
いで、280〜450℃でCoの拡散を行うという2段
階で行うこともでき、この場合にはγ化の際に生じやす
いクラックの発生を抑えることができる。
【0027】
【作用】本発明において最も重要な点は、本発明に係る
垂直磁化膜は、基板上に形成された(400)面が基板
に平行に優先配向したFe3 4 とCoOとからなる多
層膜であり、該多層膜の周期が130Å以下であって、
当該多層膜中のCoがFeに対しモル比で0.01〜
0.32である多層膜を熱処理することによって得られ
るという事実である。
【0028】本発明者は、後出比較例1及び比較例2と
図1a及びbに示す通り、CoがFeに対しモル比で
0.01〜0.32の範囲であってもFe3 4 とCo
Oの周期が130Åを越えることによって(222)面
が基板に優先配向している多層膜である場合、Fe3
4 とCoOの周期が130Å以下であって(400)面
が基板に優先配向しているもののCoがFeに対しモル
比で0.01〜0.32の範囲外である多層膜である場
合のいずれの多層膜を用いても、本発明の目的とする垂
直磁化膜が得られないことから、この事実を確認してい
る。
【0029】本発明に係る垂直磁化膜は、4kOe以上
のより大きな保磁力と0.7以上のより高い角形比を有
する。
【0030】本発明に係る垂直磁化膜がより大きな保磁
力を有する理由について、本発明者は、(400)面が
基板に平行に優先配向している事実と従来のコバルトフ
ェライト(CoFe)膜がコバルトによる結晶磁
気異方性を利用することにより大きい保磁力を得ている
のに対し、本発明に係る垂直磁化膜は、後出実施例に示
す通り、Feを主体とするスピネル結晶のなかでは最も
(400)面の面間隔が小さいγ−Feの面間隔
2.086Åよりも更に小さい面間隔2.085以下
を有していることから、コバルトによる結晶異方性に加
えて格子の歪みによる磁歪異方性が付与されていること
によると考えている。
【0031】尚、本発明に係る垂直磁化膜の面間隔が小
さいのは、基板の収縮等によるものではなく、膜自体に
よるものであることは、本発明に係る垂直磁化膜と同じ
ガラス基板上に(222)面が基板に平行に配向したF
3 4 単層膜(2000Å)を作成した後γ化した膜
の(222)面の面間隔がバルクの値2.408Åとほ
ぼ同等の2.407Åであったことにより確認してい
る。
【0032】本発明に係る垂直磁化膜の面間隔は、Co
含有量が少ない程小さくなる傾向にあり、その結果、歪
が大きくなって磁歪異方性が大きくなるからCoの含有
量が減っても保磁力が減少することがない。
【0033】上述した通り、本発明に係る垂直磁化膜の
保磁力はCo含有量に依存していないので、量的な制約
を受けることがない。
【0034】本発明に係る垂直磁化膜は、従来のコバル
トフェライト(CoFe2 4 )膜が有する大きなファ
ラデー回転角を有するとともに光吸収係数αが小さく、
殊に、波長780nmで2.5μm-1以下であり、その
結果、性能指数(2|θF |/α)が大きいものであ
る。
【0035】今、図によって説明すれば以下の通りであ
る。図2は、後出する実施例1、3及び4で得られた垂
直磁化膜のファラデー回転角と測定に用いた光の波長と
の関係図である。図2中、曲線a、曲線b及び曲線c
は、それぞれ実施例1、実施例3及び実施例4で得られ
た垂直磁化膜である。図2中に示される通り、コバルト
と鉄との割合を種々変化させることによって光の波長に
対するファラデー回転角が変化し、Coの割合がFeに
対し小さくなる程ファラデー回転角がマイナスからプラ
スに反転する周波数が短波長に移行している。従来のコ
バルトフェライト(CoFe2 4 )膜は、保磁力等の
磁気特性がCo量に依存した為、大きな保磁力を有する
為にはCo量を一定量以上にする必要があり、その結
果、670〜630nmの範囲でファラデー回転角がマ
イナスからプラスに反転してファラデー回転角の絶対値
が小さくなる為、これらの波長の範囲では垂直磁化膜と
して通常使用することができないが、本発明に係る垂直
磁化膜は、保磁力がCo含有量に依存していないことか
ら、コバルトと鉄との割合を種々変化させることによっ
て光源の波長に対応してファラデー回転角の大きさを自
由に制御できる。
【0036】図3は、本発明に係る垂直磁化膜と従来の
コバルトフェライト(CoFe2 4 )膜の光吸収係数
を示したものである。図3中、曲線a、曲線b及び曲線
cは、後出実施例1、実施例3及び実施例4で得られた
垂直磁化膜であり、点線は従来のコバルトフェライト
(CoFe2 4 )膜である。
【0037】尚、従来のコバルトフェライト(CoFe
2 4 )の光吸収係数は、アイイーイーイー トランザ
クションズ オン マグネティックス(IEEE Tr
ansactions on Magnetics)M
AG−12巻(1976年)773頁の記載から抜粋
し、プロットしたものである。
【0038】図3に示される通り、本発明に係る垂直磁
化膜は、従来のコバルトフェライト膜に比べ光吸収係数
がきわめて小さい。
【0039】図4は、本発明に係る垂直磁化膜と従来の
コバルトフェライト膜の性能指数2|θF |/αを示し
たものである。図4中、曲線a、曲線b及び曲線cは、
それぞれ後出実施例1、実施例3及び実施例4で得られ
た垂直磁化膜であり、点線は従来のコバルトフェライト
(CoFe2 4 )膜である。尚、従来のコバルトフェ
ライト(CoFe2 4 )の性能指数は、前記光吸収係
数を同資料に記載の性能指数の一般式に挿入し計算によ
って求めた値をプロットしたものである。
【0040】図4に示される通り、本発明に係る垂直磁
化膜は、光吸収係数が小さく、その結果、性能指数が大
きくなり、殊に、光磁気記録媒体として適している。
【0041】
【実施例】次に、実施例並びに比較例により本発明を説
明する。尚、以下の実施例並びに比較例における垂直磁
化膜の磁気特性は、「振動試料型磁力計VSM−3S−
15」(東英工業(株)製)を用いて測定した値で示
し、ファラデー回転角の波長依存性は、分光式カーファ
ラデー測定装置BH−M800((株)日本科学エンジ
ニアリング製)により測定した。
【0042】結晶の配向は、X線回折装置・回転対陰極
型RIGAKU RU300(波長1.5418Å、通
常出力50kV/240nmA)(理学電機(株)製)
を用いてX線回折スペクトルを測定することにより示し
た。
【0043】光吸収係数は、多目的記録分光光度計MP
S2000(島津製作所(株)製)を用いて測定した値
で示した。
【0044】性能指数は、光吸収係数の測定値を一般式
2|θF |/αに挿入することにより計算により求めた
値で示した。
【0045】実施例1 高周波ハイレートスパッタ装置SH−250H−T06
((株)日本真空製)を用いた反応スパッタ法により、
基板のターゲット間距離を80mmに設定して280℃
に保持したガラス基板上に、酸素分圧0.11mTor
r、全圧5mTorrのアルゴンと酸素とからなる雰囲
気中で金属(Fe)ターゲットをスパッタリングして4
0Å/分の付着速度で第1層としてスピネル型Fe3
4 膜を40Åの厚みで形成した。次に、シャッターを回
転し、42Å/分の付着速度でスパッタリングして第2
層のスピネル型CoOを7Åの厚みで形成し、1周期と
した。1周期の厚みは47Åであり、CoがFeに対し
モル比で0.26であった。この操作を交互に100回
繰り返して40Åの厚みのFe3 4 層と7Åの厚みの
CoO層とがそれぞれ50層からなる多層膜を得た。
尚、成膜時の投入電力はFe側を300W、Co側を3
00Wとした。この多層膜は図1(c)のX線回折スペ
クトルに示す通り、(400)面が基板に対して平行に
優先配向していた。
【0046】得られた多層膜を450℃で1時間大気中
で熱処理をして、Fe3 4 をγ−Fe23 に酸化す
るとともにCoを拡散させ、Co含有γ−Fe23
を得た。得られたCo含有γ−Fe23 膜は、X線回
折スペクトル測定の結果、(400)面が基板に対して
平行に優先配向していた。この垂直磁化膜の磁化曲線を
図5に示す。図5中、実線aは垂直方向に磁場をかけた
場合の磁化曲線、点線bは面内方向に磁場をかけた場合
の磁化曲線である。図5に示される通り、実線aの残留
磁化値及び保磁力値が点線bのそれらに比べいずれも大
きいことから、垂直磁化膜であることが認められた。ま
た、この垂直磁化膜の磁気特性は、飽和磁化4250
G、保磁力5.4kOe、角形比0.75であり、(4
00)面の面間隔は2.082Åであった。また、78
0nmにおける光吸収係数は1.5μm-1であり、良好
な垂直磁化膜であることが認められる。
【0047】実施例2 実施例1と同様にして得られた多層膜を400℃で1時
間大気中で熱処理をして、Fe3 4 をγ−Fe2 3
に酸化するとともにCoを拡散させ、Co含有γ−Fe
2 3 膜を得た。得られたCo含有γ−Fe2 3
は、X線回折スペクトル測定の結果、(400)面が基
板に対して平行に優先配向していた。この垂直磁化膜の
磁化曲線を観察した結果、垂直方向に磁場をかけた場合
の磁化曲線の保磁力値及び残留磁化値が面内方向に磁場
をかけた場合の磁化曲線のそれらに比べいずれも大きい
ことから、垂直磁化膜であることが認められた。この垂
直磁化膜の磁気特性は、飽和磁化4300G、保磁力
6.7kOe、角形比0.76であり、(400)面の
面間隔は2.075Åであった。また、780nmにお
ける光吸収係数は1.5μm-1であり、良好な垂直磁化
膜であることが認められる。
【0048】実施例3 200℃に保持したガラス基板上に、酸素分圧0.11
mTorr、全圧5mTorrのアルゴンと酸素とから
なる雰囲気中で金属(Fe)ターゲットをスパッタリン
グして40Å/分の付着速度で第1層としてスピネル型
Fe3 4 膜を40Åの厚みで形成した。次に、シャッ
ターを回転し、28Å/分の付着速度でスパッタリング
して第2層のスピネル型CoOを5Åの厚みで形成し、
1周期とした。1周期の厚みは45Åであり、CoがF
eに対しモル比で0.19であった。この操作を交互に
100回繰り返して40Åの厚みのFe3 4 層と5Å
の厚みのCoO層とがそれぞれ50層からなる多層膜を
得た。尚、成膜時の投入電力はFe側を300W、Co
側を200Wとした。この多層膜はX線回折スペクトル
測定の結果、(400)面が基板に対して平行に優先配
向していた。
【0049】得られた多層膜を400℃で1時間大気中
で熱処理をして、Fe3 4 をγ−Fe2 3 に酸化す
るとともにCoを拡散させ、Co含有γ−Fe2 3
を得た。得られたCo含有γ−Fe2 3 膜は、X線回
折スペクトル測定の結果、(400)面が基板に対して
平行に優先配向していた。この垂直磁化膜の磁化曲線を
図6に示す。図6中、実線aは垂直方向に磁場をかけた
場合の磁化曲線、点線bは面内方向に磁場をかけた場合
の磁化曲線である。図6に示される通り、実線aの残留
磁化値及び保磁力値が点線bのそれらに比べいずれも大
きいことから、垂直磁化膜であることが認められた。こ
の垂直磁化膜の磁気特性は、飽和磁化4400G、保磁
力5.2kOe、角形比0.78であり、(400)面
の面間隔は2.081Åであった。また、780nmに
おける光吸収係数は1.0μm-1であり、良好な垂直磁
化膜であることが認められる。
【0050】実施例4 160℃に保持したガラス基板上に、酸素分圧0.11
mTorr、全圧5mTorrのアルゴンと酸素とから
なる雰囲気中で金属(Fe)ターゲットをスパッタリン
グして40Å/分の付着速度で第1層としてスピネル型
Fe3 4 膜を62Åの厚みで形成した。次に、シャッ
ターを回転し、28Å/分の付着速度でスパッタリング
して第2層のスピネル型CoOを4Åの厚みで形成し、
1周期とした。1周期の厚みは66Åであり、CoがF
eに対しモル比で0.09であった。この操作を交互に
100回繰り返して62Åの厚みのFe3 4 層と4Å
の厚みのCoO層とがそれぞれ50層からなる多層膜を
得た。尚、成膜時の投入電力はFe側を300W、Co
側を200Wとした。この多層膜はX線回折スペクトル
測定の結果、(400)面が基板に対して平行に優先配
向していた。
【0051】得られた多層膜を350℃で1時間大気中
で熱処理をして、Fe3 4 をγ−Fe2 3 に酸化す
るとともにCoを拡散させ、Co含有γ−Fe2 3
を得た。得られたCo含有γ−Fe2 3 膜は、X線回
折スペクトル測定の結果、(400)面が基板に対して
平行に優先配向していた。この垂直磁化膜の磁化曲線を
図7に示す。図7中、実線aは垂直方向に磁場をかけた
場合の磁化曲線、点線bは面内方向に磁場をかけた場合
の磁化曲線である。図7に示される通り、実線aの残留
磁化値及び保磁力値が点線bのそれらに比べいずれも大
きいことから、垂直磁化膜であることが認められた。ま
た、この垂直磁化膜の磁気特性は、飽和磁化4400
G、保磁力5.3kOe、角形比0.81であり、(4
00)面の面間隔は2.077Åであった。また、78
0nmにおける光吸収係数は2.0μm-1であり、良好
な垂直磁化膜であることが認められた。
【0052】実施例5 Fe3 4 層とCoO層とをそれぞれ15層(トータル
の膜厚700Å)とした以外は、実施例1と同様にして
多層膜を作成した。
【0053】得られた多層膜を400℃で1時間大気中
で熱処理をして、Fe3 4 をγ−Fe2 3 に酸化す
るとともにCoを拡散させ、Co含有γ−Fe2 3
を得た。得られたCo含有γ−Fe2 3 膜は、X線回
折スペクトル測定の結果、(400)面が基板に対して
平行に優先配向していた。この垂直磁化膜の磁化曲線を
観察した結果、実線aの残留磁化値及び保磁力値が点線
bのそれらに比べいずれも大きいことから、垂直磁化膜
であることが認められた。また、この垂直磁化膜の磁気
特性は、飽和磁化4000G、保磁力5.7kOe、角
形比0.75であり、(400)面の面間隔は2.07
6Åであった。また、780nmにおける光吸収係数は
1.2μm-1であり、膜厚がきわめて薄いにもかかわら
ず良好な垂直磁化膜であることが認められる。
【0054】実施例6 実施例4と同様にして得られた多層膜を300℃で2時
間大気中で熱処理をして、Fe3 4 をγ−Fe2 3
に酸化するとともにCoを拡散させ、Co含有γ−Fe
2 3 膜を得た。得られたCo含有γ−Fe2 3
は、X線回折スペクトル測定の結果、(400)面が基
板に対して平行に優先配向していた。この垂直磁化膜の
磁化曲線を観察した結果、実線aの残留磁化値及び保磁
力値が点線bのそれらに比べいずれも大きいことから、
垂直磁化膜であることが認められた。また、この垂直磁
化膜の磁気特性は、飽和磁化4400G、保磁力4.5
kOe、角形比0.74であり、(400)面の面間隔
は2.079Åであった。また、780nmにおける光
吸収係数は2.4μm-1であり、良好な垂直磁化膜であ
ることが認められる。
【0055】比較例1 スピネル型Fe3 4 膜の厚みを130Å、スピネル型
CoO膜の厚みを24Å(CoがFeに対しモル比で
0.28に該当する。)として1周期の厚みを154Å
とし、この操作を交互に60回繰り返してFe3 4
とCoO膜のそれぞれを30層とした以外は、実施例1
と同様にして多層膜を得た。得られた多層膜のX線回折
スペクトルを図1aに示す。図1aに示される通り、
(222)面が基板に優先配向していることが認められ
た。
【0056】上記多層膜を用いて実施例1と同様にして
スピネル型酸化物膜を作成した。得られたスピネル型酸
物膜は、X線回折スペクトル測定の結果、(222)面
が基板に対して平行に優先配向していた。このスピネル
型酸化物膜の酸化曲線を観察した結果、面内方向に磁場
をかけた場合の磁化曲線の保磁力値及び残留磁化値が垂
直方向に磁場をかけた場合の磁化曲線のそれに比べいず
れも大きいことから、垂直磁化膜ではないことが認めら
れた。
【0057】比較例2 スピネル型Fe3 4 膜の厚みを36Å、スピネル型C
oO膜の厚みを17Å(CoがFeに対しモル比で0.
69に該当する。)として1周期の厚みを53Åとし、
この操作を交互に120回繰り返してFe3 4 膜とC
oO膜のそれぞれを60層とした以外は、実施例1と同
様にして多層膜を得た。得られた多層膜のX線回折スペ
クトルを図1bに示す。図1bに示される通り、(40
0)面が基板に優先配向していた。
【0058】上記多層膜を用いて実施例1と同様にして
スピネル型酸化物膜を作成した。得られたスピネル型酸
化物膜は、X線回折スペクトル測定の結果、(400)
面が基板に対して平行に優先配向していた。このスピネ
ル型酸化物膜の磁化曲線を観察した結果、面内方向に磁
場をかけた場合の磁化曲線の保磁力値及び残留磁化値が
垂直方向に磁場をかけた場合の磁化曲線のそれらに比べ
いずれも大きいことから、垂直磁化膜ではないことが認
められた。
【0059】
【発明の効果】本発明に係る垂直磁化膜は、前出実施例
に示した通り、耐酸化性や耐食性に優れており、保磁力
や角型が大きく、且つ、大きなファラデー回転角θF
有しており、しかも、光吸収係数αが小さく、その結
果、性能指数が大きいCo含有γ−Fe23 膜である
ので、垂直磁化膜、殊に、光磁気記録用として好適であ
る。
【0060】更に、本発明に係る垂直磁化膜の製造法に
よれば、真空中での膜作成時に300℃以上の基板加熱
の必要がなく、しかも、500℃以下の低い熱処理温度
で垂直磁化膜の作成が可能であるので工業的、経済的に
極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】多層膜のX線回折スペクトルである。
【図2】垂直磁化膜のファラデー回転角と測定光の波長
との関係図である。
【図3】垂直磁化膜の光吸収係数と測定光の波長との関
係図である。
【図4】垂直磁化膜の性能指数と測定光の波長との関係
図である。
【図5】実施例1で得られた垂直磁化膜の磁化曲線であ
る。
【図6】実施例3で得られた垂直磁化膜の磁化曲線であ
る。
【図7】実施例4で得られた垂直磁化膜の磁化曲線であ
る。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された(400)面が基板
    に平行に優先配向したCo含有γ−Fe膜であ
    り、該膜中のCoがFeに対して0.01〜0.32m
    ol%であって、前記(400)面の面間隔が2.08
    以下であって、当該膜の780nmにおける光吸収
    係数が2.5μm−1以下であることを特徴とする垂直
    磁化膜。
  2. 【請求項2】 基板上に形成された(400)面が基板
    に平行に優先配向したFe3 4 とCoOとからなる多
    層膜であり、該多層膜の周期が130Å以下であって、
    当該多層膜中のCoがFeに対しモル比で0.01〜
    0.32であることを特徴とする垂直磁化膜用多層膜。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の多層膜を280〜450
    ℃で熱処理することを特徴とする請求項1記載の垂直磁
    化膜の製造法。
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