JP3084580B2 - 光磁気記録媒体用ガーネット多結晶膜、光磁気記録用媒体および光磁気記録ディスク - Google Patents

光磁気記録媒体用ガーネット多結晶膜、光磁気記録用媒体および光磁気記録ディスク

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JP3084580B2 JP03299284A JP29928491A JP3084580B2 JP 3084580 B2 JP3084580 B2 JP 3084580B2 JP 03299284 A JP03299284 A JP 03299284A JP 29928491 A JP29928491 A JP 29928491A JP 3084580 B2 JP3084580 B2 JP 3084580B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガーネット多結晶光磁気
記録媒体の粒界由来雑音低減に有効な微細結晶粒ガーネ
ット多結晶膜とその応用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガーネット型酸化物は光磁気記録媒体、
光アイソレーター、電流・磁界センサーなど記録材料あ
るいは磁気光学デバイスとして優れた性能を示す材料で
ある。一般的に、この材料は非晶質状態では非磁性であ
るため、単結晶あるいは多結晶状態で利用される。しか
しながら、安価に作製できる多結晶ガーネットは単結晶
ガーネットに比べ粒界等の存在のため、光学的、磁気的
あるいは磁気光学的特性に劣る。特に光磁気記録媒体と
して応用するには、多結晶ガーネットの性能向上が必須
である。
【0003】光磁気記録は高密度、高信頼性を実現する
最も有力な技術である。高耐食性を示し短波長での磁気
光学効果の大きいガーネット材料は、すでに実現されて
いるアモルファス希土類−遷移金属の欠点(低耐食性と
小さな磁気光学効果)を克服し得る次世代光磁気媒体と
して最も有望視されている。記録密度をさらに向上させ
る方法として、ガーネットの透光性を利用した多層膜に
よる多重記録も提案されている(伊藤ら:第10回日本
応用磁気学会学術講演会概要集、31(1986))。
【0004】また、ガーネット膜を従来の非晶質遷移金
属希土類合金やPtあるいはPdとCoの多層膜などの
他の金属系光磁気記録媒体と組合わせれば、その大きな
ファラデー回転角を利用した磁気光学効果の増強が可能
であり、光磁気記録媒体の高性能化に有効であることが
知られている。GGG(ガリウム・ガドリニウム・ガー
ネット)単結晶基板上に形成されるBi置換ガーネット
膜は記録再生特性において搬送波・雑音比(標準条件で
の信号・雑音比)で60dBという高性能を示す(H.
Kano et al:IEEE Trans. Ma
gn. MAG−25(5)、3737(198
9))。しかしながら、安価なガラス基板上等に形成さ
れるガーネット膜の場合は多結晶質であり、結晶粒界に
由来する光学的不均一(屈折率の不均一分布)のための
媒体雑音が大きいという欠点がある。
【0005】ガラス基板等の上に高性能多結晶ガーネッ
ト膜を形成するためには結晶粒微細化が結晶粒界起因の
光学的不均一の低減に有効である(例えば、M.Abe
and M.Gomi;J.Magn.Magn.M
ater.、84、222(1990))。結晶粒微細
化の方法としては添加元素(例えば、伊藤ら;第12回
応用磁気学会学術講演会概要集、127(1988))
あるいは急速(熱処理)結晶化法(T.Suzuki
et al;第13回応用磁気学会学術講演会概要集、
49(1989))がある。
【0006】庄野はガーネット膜の完全結晶化後の透過
電子顕微鏡観察を行い、格子定数が約1%異なるGGG
単結晶(111)面上に形成したガーネット膜には微細
結晶粒が観察されるが、格子定数が約0.3%異なるG
CGMZ(カルシウム、マグネシウム、ジルコニウム置
換ガドリニウム・ガリウム・ガーネット)単結晶基板上
では微細結晶粒は観察されず、エピタキシャル成長して
いることを報告している(庄野;“光と磁気−その基礎
と応用−”、昭和63年応用磁気セミナーテキスト、1
07(1988))。
【0007】本発明者らは種々の面方位のGGG単結晶
基板上に結晶化後ガーネット構造を有するBi、Ga置
換DyFeガーネットの非晶質膜を作製して、熱処理に
よる結晶化過程を詳細に観察し、結晶格子定数が±0.
3%以上異なる単結晶基板との界面からガーネットの配
向性微細結晶粒が非晶質膜内部あるいは非晶質膜表面よ
りも優先的に発生していることを確認した。このこと
は、結晶化後ガーネット構造を有する非晶質膜とガーネ
ット単結晶界面では非晶質膜の内部あるいはガーネット
単結晶に接していない表面よりも、結晶核生成に伴う界
面エネルギーの増加が小さく、この部分での不均一核生
成が優先的に起こることによると考えられる。また、格
子定数のミスフィットのためエピタキシャル成長は阻害
され、単結晶基板上においても厳密な意味での単結晶膜
は形成されず、配向性微結晶となると考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、微細な結晶
粒からなる多結晶ガーネット膜を安価な基板の上に実現
し、それを応用することによって高性能多結晶光磁気記
録媒体の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に形成
した微細結晶粒よりなるガーネット多結晶膜およびそれ
を応用した高性能光磁気記録媒体を対象とするものであ
る。ここで基板とは、ガラス等の非晶質、ガーネットも
含めた多結晶質、およびガーネットも含めた単結晶質よ
りなる基板を含む。
【0010】本発明では、Bix 3-X Y Fe 5-Y
12(ここで、0≦X≦3、0≦Y≦5、Rはイットリウ
ムを含む1種類以上の希土類元素、はGa、Alある
いはInを表す)の組成で代表される多結晶ガーネット
を対象とする。1つの層のガーネット結晶粒径がもう1
つの層のガーネット結晶粒径よりも小さくかつ1μm以
下の結晶粒径である多結晶ガーネットを実現するため
に、隣接するガーネット層間の結晶格子定数は±0.3
%以上、好ましくは±0.5%以上異なることが特徴で
ある。結晶化過程において、ガーネット層とガーネット
層あるいは結晶化後ガーネット構造を有する非晶質層の
界面からの微細結晶粒の発生を利用して結晶粒を微細化
する。また、1kOe以上の保磁力を調整するために
は、酸素を除いた残余の原子量比で5at%以下のCu
を添加する。3層以上の多層膜においても、少なくとも
1組以上の2層について、本発明を応用すれば多重記録
光磁気記録媒体として使用できる。このような微細結晶
ガーネット2層膜の上には、非晶質遷移金属希土類合金
やPtあるいはPdとCoの多層膜を積層することが可
能であり、磁気光学効果増強膜としても応用できる。
【0011】多層膜結晶化に際しては、1)成膜中に基
板温度を上げて結晶化させながら積層するか、2)1層
ずつ成膜後熱処理によって積層するか、3)隣接する層
の結晶化温度が異なるように非晶質のまま積層し、積層
後、2つ以上の温度で熱処理結晶化するか、あるいは
4)隣接する層の結晶化温度が異なるガーネット層を基
板温度を上げながら1層以上を成膜中に結晶化しつつ2
層以上積層し、成膜後に熱処理によって残層を結晶化す
るかのいずれでもよい。
【0012】
【作用】本発明者らは、従来の技術に記載の単結晶基板
での実験結果から、ガーネット多結晶層・ガーネット多
結晶層あるいは結晶化後ガーネット構造を有する非晶質
層の界面おいても微細化効果が期待できると予測した。
そこで、ガラス基板上に結晶化後の格子定数が±0.3
%以上、好ましくは±0.5%以上異なるガーネット層
を2層形成し、その界面からの微細結晶粒の優先的発生
を実現した。
【0013】さらに、本発明者らは光磁気媒体用ガーネ
ット膜にCuを添加することによって5kOe以上の保
磁力が実現できることを発見し(特開平1−31676
2号公報)、本発明でもCu添加が保磁力増大に有効で
あることを確認した。本発明の2層膜の上に、記録層と
してTbFeCoやPtあるいはPdとCoの多層膜を
形成し、再生時に光学的に均一な微細結晶ガーネット層
の大きなファラデー回転角を利用して大きな感度の再生
信号を取り出した。
【0014】さらに本発明の微細結晶粒ガーネット多結
晶膜を5.25インチ直径のガラスディスク上に形成し
て、粒界由来の雑音の極めて小さな光磁気ディスクを作
製することができた。このようなガーネット多層膜は、
スパッタ法、熱分解法等によって基板上に形成される。
スパッタ法ではArガスあるいはArと酸素の混合ガス
を使用し、基板加熱やバイアス電圧の印加を行ってもよ
い。同種類同組成の膜においても、結晶化温度は成膜中
に結晶化する場合と成膜後に熱処理によって結晶化する
場合では、一般に異なる。成膜中結晶化するには基板温
度は少なくとも、400℃以上にする必要がある。成膜
後熱処理で結晶化するには、少なくとも450℃以上で
熱処理する必要がある。
【0015】結晶格子定数が±0.3%以上異なるガー
ネットの組合せとしては、Bix 3-X Y Fe 5-Y
12(ここで、0≦X≦3、0≦Y≦5、Rはイットリウ
ムを含む1種類以上の希土類元素、はGa、Alある
いはInを表す)の組成で代表される多結晶ガーネット
が、光磁気記録媒体用として最も有望である。イオン半
径が大きいBiなどで希土類サイトを置換すると結晶格
子定数はXの増加と共に大きくなる。Feサイトを置換
する元素では、イオン半径の小さなGaやAlなどを用
いると結晶格子定数はYの増加と共に小さくなる。ま
た、結晶化温度もガーネットの種類や組成によって異な
る。従って、結晶格子定数が±0.3%以上異なるガー
ネットの組合せの例には、Gd3 Fe5 12(12.4
7A)/Dy3 Fe5 12(12.41A);格子定数
差0.5%、GGG(12.38A)/Tb3 Fe5
12(12.44A);格子定数差0.5%のような異種
の元素を含む組合せのガーネットの他に、Bi0.5 Dy
2.5 Fe5 12(12.44A)/Bi2 Dy1 Fe5
12(12.51A);格子定数差0.6%やY3 Al
1 Fe4 12(12.31A)/Y3 Al4 Fe1 12
(12.09A);格子定数差1.8%などの同種類の
元素から成るがその組成の異なるガーネットの組合せも
ある。ここでかっこ内の数字は結晶格子定数を表す。
【0016】ガーネット多層膜中の各層は、単にガーネ
ット構造を下地に必要とする準安定層を形成するための
多結晶下地としての利用も併せて可能である。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げ図面を参照しな
がら説明する。これらのガーネット膜の高周波スパッタ
法による作製条件は以下のとおりである。 ターゲット:直径80mmのセラミックターゲット 高周波パワー:200W スパッタガス:アルゴンあるいはアルゴンと酸素の混合
ガス ガス圧:10〜30mTorr(酸素分圧30%以下) 基板:ガラス 基板温度:10〜550℃ 膜厚:100〜5000A 熱処理温度:540℃〜750℃(大気中) 組成決定法:金属元素と酸素の原子量比を8対12と仮
定し、金属元素のみを発光分析から評価し算出する。
【0018】実施例1 Bi2.6 Dy0.4 Ga1.1 Fe3.9 12(格子定数1
2.56A、ガラス基板上に直接形成した時の平均結晶
粒径12μm、以下a層と略記)とBi2.0 Dy 1.0
1.5 Fe3.5 12(格子定数12.50A、a層との
格子定数差0.5%、ガラス基板に直接形成した時の平
均結晶粒径3μm、以下b層と略記)の組合せで、スパ
ッタ法での請求項記載のガーネット多結晶膜の作製例を
挙げる。
【0019】成膜後、熱処理で結晶化する場合、a層の
結晶化温度は560℃でb層のそれは620℃である。
成膜中に結晶化するには500℃以上に基板温度を上げ
る必要がある。基板温度500℃にてbおよびa層を積
層して、請求項1記載の2層膜を作製した。この時のa
層の平均結晶粒径は0.1μmであった。
【0020】同じスパッタ条件でa層を積層する際に複
合ターゲットを用いて、3at%のCuを添加し、5k
Oeの保磁力を達成し、請求項2記載の2層膜を作製し
た。この時のa層の平均結晶粒径は0.1μmであっ
た。非晶質のaおよびb層をb/a/bの順に基板温度
を上げずに交互に計3層積層した後、まず560℃の熱
処理でa層のみ結晶化させ、次に620℃の熱処理で2
つのb層を結晶化させて請求項3記載の3層膜を作製し
た。この時のb層の平均結晶粒径は0.2μmであっ
た。
【0021】基板温度500℃でCuを2at%添加し
たa層とb層を、a/b/a/b/a/bの順で交互に
6層積層し、請求項4記載の6層膜を作製した。この時
のa層の保磁力は3.5kOeで、平均結晶粒径は0.
1μmであった。熱処理結晶化してbおよびa層を積
層、その上に合金ターゲットを用いてアモルファスTb
FeCo膜を積層し、請求項5記載の膜を作製した。こ
の時のa層の平均結晶粒径は0.1μmであり、基板側
より入射した波長514nmのレーザー光によるTbF
eCoのカー回転角は10倍に増強された。
【0022】基板温度500℃にてb層を積層し、その
上に直径150ミリのCu添加セラミックターゲットを
用いて、3at%のCuを添加し、5kOeの保磁力を
達成したa層を形成した2層膜を5.25インチガラス
ディスク基板に作製した。熱吸収と光反射を兼ねたCr
膜をこの2層膜の上に直径150ミリの金属ターゲット
を用いて形成して、請求項6記載の光磁気ディスクを作
製した。このディスクで波長514nmのArレーザー
を用い、50dB以上の搬送波・雑音比を達成した。
【0023】いずれの場合も、1つの多結晶ガーネット
層の結晶粒径はもう1つの層よりも小さくかつ1μm以
下で均一な膜が作製できた。表1に他の実施例について
まとめた。
【0024】
【表1】
【0025】実施例1)〜9)のいずれの場合において
もガーネット層とガーネット層あるいは結晶化後ガーネ
ット構造を有する非晶質層の界面より、結晶化過程にお
いてその結晶粒径よりも小さくかつ粒径1μm以下の微
細多結晶が成長したガーネット2層膜が得られた。これ
らの微細多結晶ガーネット膜は光磁気記録媒体として極
めて有望であると考えられることを、以下に写真図を用
いて具体的に説明する。
【0026】図1は、走査型電子顕微鏡による実施例2
のa層の結晶化途中の断面写真である。結晶化したb層
(平均結晶粒径2μm)の界面(領域A)より0.5μ
m以下の微細結晶粒(領域B)が優先的に発生している
ことがわかる。ここで、領域Cは非晶質領域である。図
2では、a)実施例2の2層膜と、b)ガラス基板上に
直接形成した実施例2のb層単層膜での透過光学顕微鏡
写真を示す。実施例2の2層膜では、ガラス基板上の直
接形成膜(平均結晶粒径3μm)に見られる結晶粒界が
微細化のため、明確には観察されない。
【0027】このような実施例3の2層膜とガラス基板
上に直接形成した同膜厚の実施例3のa層単層膜につい
て、100Oeの外部磁界を印加しながら波長633n
mのHe−Neレーザーによりビットを書き込み、その
形状を調べた。ガラス基板上の直接形成膜では結晶粒界
に沿った乱れたビット形状を示すが、実施例3の2層膜
では極めて形状の良好な円形のビットが書き込み可能で
あり、光磁気記録媒体として有望であることがわかっ
た。
【0028】
【発明の効果】以上、実施例において説明したようにB
x 3-X Y Fe 5-Y 12(ここで、0≦X≦3、0
≦Y≦5、Rはイットリウムを含む1種類以上の希土類
元素、はGa、AlあるいはInを表す)の組成で代
表される多結晶ガーネットにおいて、隣接する結晶化後
のガーネット層間の格子定数が±0.3%以上異なるガ
ーネット層を積層し、ガーネット層とガーネット層ある
いは結晶化後ガーネット構造を有する非晶質層の界面を
形成して、成膜中に基板温度を上げて結晶化するか、あ
るいは成膜後に熱処理によって結晶化することで、その
界面より結晶化過程において1つの層の結晶粒径よりも
小さくかつ平均結晶粒径が1μm以下の微細結晶粒を発
生させることに成功した。本発明による安価な基板上に
形成した微細結晶粒径ガーネット多結晶膜は光磁気記録
媒体や磁気光学効果増強層として有望である。
【図面の簡単な説明】
【図1】走査型電子顕微鏡によるBi0.3 Tb2.7 Ga
0.3 Fe4.7 12層上に形成したBi2 Dy1 Ga1
4 12層の微細結晶構造を示す15000倍の断面写
真である。
【図2】a)ガラス基板上のBi0.3 Tb2.7 Ga0.3
Fe4.7 12層上に形成したBi2 Dy1 Ga1 Fe4
12層と、b)ガラス基板上に直接形成した同じ厚みの
Bi2 Dy1 Ga1 Fe4 12膜の微細結晶構造を示す
1000倍の透過光学顕微鏡写真である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−67006(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 10/24 G11B 11/105 506 G11B 11/105 511 H01F 41/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Bix 3-X Y Fe 5-Y 12(ここ
    で、0≦X≦3、0≦Y≦5、Rはイットリウムを含む
    1種類以上の希土類元素、はGa、AlあるいはIn
    を表す)の組成で代表される多結晶ガーネットにあっ
    て、結晶格子定数が±0.3%以上異なる2層から成
    り、1つの層の平均結晶粒径がもう1つの層のそれより
    も小さくかつ1μm以下であることを特徴とする光磁気
    記録媒体用ガーネット多結晶膜。
  2. 【請求項2】 請求項1におけるガーネットの2層のう
    ち、少なくとも1層に、該ガーネットの酸素を除いた残
    余の原子量比で5at%以下のCuを添加し、その層の
    保磁力が1kOe以上であることを特徴とする光磁気記
    録媒体用ガーネット多結晶膜。
  3. 【請求項3】 3層以上、ガーネットを積層した光磁気
    記録媒体用ガーネット多結晶膜において少なくとも2層
    が請求項1記載の2層膜であることを特徴とする光磁気
    記録媒体用ガーネット多結晶膜。
  4. 【請求項4】 3層以上、ガーネットを積層した光磁気
    記録媒体用ガーネット多結晶膜において少なくとも2層
    が請求項2記載の2層膜であることを特徴とする光磁気
    記録媒体用ガーネット多結晶膜。
  5. 【請求項5】 請求項1におけるガーネット2層膜にさ
    らに非晶質希土類遷移金属合金、またはPtあるいはP
    dとCoの多層膜を積層したことを特徴とする光磁気記
    録用媒体または光磁気記録ディスク。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4記載のガーネット
    多結晶膜を使用することを特徴とする光磁気記録ディス
    ク。
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