JP2924885B2 - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

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JP2924885B2
JP2924885B2 JP3871898A JP3871898A JP2924885B2 JP 2924885 B2 JP2924885 B2 JP 2924885B2 JP 3871898 A JP3871898 A JP 3871898A JP 3871898 A JP3871898 A JP 3871898A JP 2924885 B2 JP2924885 B2 JP 2924885B2
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森本恭己
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速道路等の案内分岐
点において方面案内を行う車両用ナビゲーション装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不案内な道路での運転をスムーズ
に行えるようにするための各種経路誘導装置が提案さ
れ、この中で、目的地を入力することにより、その目的
地までの走行すべき道路の誘導を行う経路誘導装置があ
る。この経路誘導装置においては、例えば、高速道路等
の分岐時に方面案内の看板があるので、看板に表示され
ている方面名称を音声で案内することで、行くべき道を
運転者に明確に判別させるものが開発されている。
【0003】例えば、図20に示すように、誘導経路が
P1で分岐し、さらにP2で分岐してB方面へ行くもの
である場合、案内分岐点P1において、「C方面」(直
進)と、「A方面及びB方面」(右折)の案内用看板が
あると、図21(a)に示すように、まず、「A方面、
B方面」と音声案内し、次いで案内分岐点P2におい
て、図21(b)に示すように、「B方面」の音声案内
をするものがある。しかしこのような案内では、1番目
の案内分岐点P1を過ぎた時点でないと2番目の案内分
岐点でB方面へ行くということが分からず、案内分岐点
の間隔が短い場合運転者が戸惑ってしまう場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、例えば、高速道路のジャンクション内のよう
に分岐が短い間隔で続く場合に、それぞれ相違する方面
案内を報知されると、情報量が増加し、全てを聞き取っ
て理解することは困難である。この対策として、1番目
の案内分岐点P1の手前で2番目の案内分岐点P2の案
内をすることが考えられるが、出力された案内情報が案
内分岐点P1の標識と相違してしまい、運転者は戸惑っ
てしまうことになる。
【0005】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、短い間隔で存在する案内分岐点であっても、わかり
易く方面情報を報知することにより適切かつ認識し易い
案内情報を提供できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、経路情報記憶
手段に記憶された経路上の案内分岐点の情報から方面情
報を検索し、検索された複数の案内分岐点の方面情報に
基づいて、出力手段に出力する方面情報を作成処理する
ことを特徴とする。また、本発明は、出力手段が音声に
より情報を出力する音声出力手段と、表示により情報を
出力する表示出力手段とを有し、案内制御手段により、
音声出力手段へ出力する方面情報と、表示出力手段へ出
力する方面情報とをそれぞれ作成処理することを特徴と
する。また、本発明は、経路情報記憶手段に記憶された
経路上の複数の案内分岐点の方面情報を取得して各案内
分岐点に共通の方面情報を検索し、検索した共通の方面
情報を出力手段より出力することを特徴とする。また、
本発明は、経路情報記憶手段に記憶された経路上の主要
な案内分岐点及び該主要な案内分岐点に至るまでの案内
分岐点を検索し、主要な案内分岐点の方面情報を基準方
面情報とし、基準方面情報と主要な案内分岐点に至るま
での各案内分岐点の方面情報を比較し、比較結果に基づ
いて前記出力手段より方面情報を出力することを特徴と
する。また、本発明は、主要な案内分岐点は、高速道路
の本線から他の本線に移る場合のジャンクション内の最
後の案内分岐点、高速道路から一般道路へ下りる場合の
最後の出口、一般道路の主要な幹線道路から他の幹線道
路へ移る場合の案内分岐点、または主要な幹線道路から
支線へ移る場合の案内分岐点であることを特徴とする。
また、本発明は、全ての案内分岐点に共通した方面情報
があることを条件に、共通した方面情報を出力手段より
出力することを特徴とする。また、本発明は、全ての案
内分岐点に共通した方面情報がないことを条件に、現在
の案内分岐点の方面情報と基準方面情報を比較し、比較
結果に基づいて出力手段より方面情報を出力することを
特徴とする。また、本発明は、全ての案内分岐点に共通
した方面情報がなく、かつ現在の案内分岐点から所定距
離内に案内分岐点があることを条件に、現在及び所定距
離内の案内分岐点の方面情報と基準方面情報を比較し、
比較結果に基づいて前記出力手段より方面情報を出力す
ることを特徴とする。また、本発明は、全ての案内分岐
点に共通した方面情報がなく、かつ現在の案内分岐点か
ら所定距離内に案内分岐点がないことを条件に、現在の
案内分岐点の方面情報と基準方面情報を比較し、比較結
果に基づいて前記出力手段より方面情報を出力すること
を特徴とする。また、本発明は、現在及び所定距離内の
案内分岐点の方面情報と基準方面情報を比較した結果一
致した方面情報がないことを条件に、現在の案内分岐点
の方面情報と前記所定距離内の方面情報を比較し、比較
結果に基づいて前記出力手段より方面情報を出力するこ
とを特徴とする。
【0007】また、本発明は、出発地または現在地から
目的地までの経路を探索し、探索した経路に沿って案内
を行うプログラムを内蔵した記憶媒体において、経路上
の主要な案内分岐点を検索し、検索した主要な案内分岐
点の方面情報を基準方面情報として、該基準方面情報と
主要な案内分岐点に至る各案内分岐点の方面情報を比較
し、比較結果に基づいて方面情報を案内出力するプログ
ラムを内蔵したことを特徴とする。また、本発明は、出
発地または現在地から目的地までの経路を探索し、探索
した経路に沿って案内を行うプログラムを内蔵した記憶
媒体において、経路上の案内分岐点の方面情報を検索
し、検索した案内分岐点の方面情報から表示出力用方面
情報と音声出力用方面情報とをそれぞれ作成処理し、作
成した方面情報を表示および音声案内出力するプログラ
ムを内蔵したことを特徴とする。
【0008】
【作用及び発明の効果】本発明は、経路上の複数の案内
分岐点に基づいて、出力する方面情報を作成処理し、わ
かり易く案内情報を出力するので、案内分岐が連続する
場合でも、適切に案内に従って経路を外れることなく走
行することができる。また、経路上の複数の案内分岐点
で共通する方面情報を検索し、共通の情報として方面情
報を出力するので、利用者は案内情報を容易に理解でき
る。したがって、利用者は方面情報の案内出力に基づい
て走行すればよいので、分岐点が続くような場合であっ
ても余裕をもって対処可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係るナビ
ゲーション装置の一例を示す図である。本発明に係るナ
ビゲーション装置は、図1に示すように経路案内に関す
る情報を入出力する入出力装置1、自車両の現在位置に
関する情報を検出する現在位置検出装置2、経路の算出
に必要なナビゲーション用データや経路案内に必要な表
示/音声の案内データとプログラム(アプリケーション
及び/又はOS)等が記録されている情報記憶装置3、
経路探索処理や経路案内に必要な表示案内処理を行うと
共に、システム全体の制御を行う中央処理装置4から構
成されている。
【0010】入出力装置1は、目的地を入力したり、運
転者が必要な時に案内情報を音声および/または画面に
より出力できるように、運転者の意志によりナビゲーシ
ョン処理を中央処理装置4に指示すると共に、処理後の
データなどをプリント出力する機能を備えている。その
機能を実現するための手段として、入力部には、目的地
を電話番号や地図上の座標などにて入力したり、経路案
内をリクエストしたりするタッチスイッチ11や操作ス
イッチを有する。勿論、リモートコントローラ等の入力
装置でもよい。また、出力部には、入力データを画面表
示したり、運転者のリクエストに応じ自動的に経路案内
を画面で表示するディスプレイ12、中央処理装置4で
処理したデータや情報記憶装置3に格納されたデータを
プリント出力するプリンタ13および経路案内を音声で
出力するスピーカ16などを備えている。
【0011】ここで、音声入力を可能にするための音声
認識装置やICカードや磁気カードに記録されたデータ
を読み取るための記録カード読み取り装置を付加するこ
ともできる。また、ナビゲーションに必要なデータを蓄
積し、運転者の要求により通信回線を介して情報提供す
る情報センターや、予め地図データや目的地データなど
の運転者固有のデータが記憶されている手帳型電子装置
などの情報源との間でデータのやりとりを行うためのデ
ータ通信装置を付加することもできる。
【0012】ディスプレイ12は、カラーCRTやカラ
ー液晶表示器により構成されており、中央処理装置4が
処理する地図データや案内データに基づく経路設定画
面、区間図画面、交差点図画面などナビゲーションに必
要なすべての画面をカラー表示出力すると共に、本画面
に経路案内の設定および経路誘導中の案内や画面の切り
換え操作を行うためのボタンが表示される。特に、通過
交差点名などの通過交差点情報は、随時、区間図画面に
ポップアップでカラー表示される。
【0013】このディスプレイ12は、運転席近傍のイ
ンストルメントパネル内に設けられており、運転者は区
間図を見ることにより自車両の現在地を確認し、またこ
れからの経路についての情報を得ることができる。ま
た、ディスプレイ12には機能ボタンの表示に対応して
タッチスイッチ11が設けられており、ボタンをタッチ
することにより入力される信号に基づいて上記の操作が
実行されるように構成されている。このボタンとタッチ
スイッチなどから構成される入力信号発生手段は入力部
を構成するものであるが、ここではその詳細な説明を省
略する。
【0014】現在位置検出手段2は、車両の現在位置衛
星航法システム(GPS)を利用して情報を入手するG
PS受信装置21と、FM多重放送、電波ビーコン、光
ビーコン等を利用して情報を入手するためのVICS情
報受信装置22と、携帯電話、パソコン等を利用するこ
とにより、情報センター(例えばATIS)や他車両と
情報を双方向に通信するためのデータ送受信装置23
と、車両の進行方位を、例えば地磁気を利用することに
より絶対方位で検出する絶対方位センサ24と、車両の
進行方位を、例えばステアリングセンサ、ジャイロセン
サを利用することにより相対方位で検出する相対方位セ
ンサ25と、例えば車輪の回転数から車両の走行距離を
検出する距離センサ26とから構成され、車両の走行に
関する情報である例えば道路情報、交通情報を送受信し
たり、車両の現在位置に関する情報を検出したり、さら
に現在位置に関する情報を送受信したりする装置であ
る。
【0015】情報記憶装置3は、ナビゲーション用のプ
ログラム及びデータを記憶した外部記憶装置で、例えば
CD−ROMからなっている。プログラムは、経路探索
などの処理を行うためのプログラム、本実施例記載のフ
ローチャートに示される処理プログラムや経路案内に必
要な表示出力制御、音声案内に必要な音声出力制御を行
うためのプログラム及びそれに必要なデータ、さらには
経路案内及び地図表示に必要な表示情報データが格納さ
れている。また、データは、地図データ、探索データ、
案内データ、マップマッチングデータ、目的地データ、
登録地点データ、道路データ、ジャンル別データ、ラン
ドマークデータ等のファイルからなり、ナビゲーション
装置に必要なすべてのデータが記憶されている。なお、
本発明は、CD−ROMにはデータのみ格納し、プログ
ラムは中央処理装置に格納するタイプのものにも適用可
能である。
【0016】中央処理装置4は、種々の演算処理を実行
するCPU40、情報記憶装置3のCD−ROMからプ
ログラムを読み込んで格納するフラッシュメモリ41、
フラッシュメモリ41のプログラムチェック、更新処理
を行うプログラム(プログラム読み込み手段)を格納し
たROM42、設定された目的地の地点座標、道路名コ
ードNo.等の探索された経路案内情報や演算処理中の
データを一時的に格納するRAM43、ディスプレイへ
の画面表示に使用する画像データが記憶された画像メモ
リ44、CPU40からの表示出力制御信号に基づいて
画像メモリ44から画像データを取り出し、画像処理を
施してディスプレイに出力する画像プロセッサ45、C
PUからの音声出力制御信号に基づいて情報記憶装置3
から読み出した音声、フレーズ、1つにまとまった文
章、音等を合成してアナログ信号に変換してスピーカ1
6に出力する音声プロセッサ46、通信による入出力デ
ータのやり取りを行う通信インタフェース47および現
在位置検出装置2のセンサ信号を取り込むためのセンサ
入力インタフェース48、内部ダイアグ情報に日付や時
間を記入するための時計49などを備えている。ここ
で、経路案内は画面表示と音声出力で行い、音声出力の
有無は、運転者が選択できるように構成されている。
【0017】なお、前記した更新処理を行うプログラム
を外部記憶装置に格納しておいてもよい。本発明に係る
プログラム、その他ナビゲーションを実行するためのプ
ログラムは全て外部記憶媒体であるCD−ROMに格納
されてもよいし、それらプログラムの一部または全てが
本体側のROM42に格納されていてもよい。
【0018】この外部記憶媒体に記憶されたデータやプ
ログラムが外部信号としてナビゲーション装置本体の中
央処理装置に入力されて演算処理されることにより、種
々のナビゲーション機能が実現される。
【0019】本発明に係るナビゲーション装置は、上記
のように外部記憶装置のCD−ROMからプログラムを
読み込むための比較的大容量のフラッシュメモリ41、
CDの立ち上げ処理を行うプログラム(プログラム読み
込み手段)を格納した小容量のROM42を内蔵する。
フラッシュメモリ41は、電源が切断しても記憶情報が
保持される、つまり不揮発性の記憶手段である。そし
て、CDの立ち上げ処理として、プログラム読み込み手
段であるROM42のプログラムを起動してフラッシュ
メモリ41に格納したプログラムチェックを行い、情報
記憶装置3のCD−ROMのディスク管理情報等を読み
込む。プログラムのローディング処理(更新処理)は、
この情報とフラッシュメモリ41の状態から判断して行
われる。
【0020】図2〜図4は、図1に示した本発明に係る
情報記憶装置3に格納された主要なデータファイルの構
成例を示している。図2(A)は経路算出手段により経
路を算出し経路案内を行うために必要なデータが格納さ
れた案内道路データファイルを示し、道路数nのそれぞ
れに対して、道路番号、長さ、道路属性データ、形状デ
ータのアドレス、サイズおよび案内データのアドレス、
サイズの各データからなる。前記道路番号は、分岐点間
の道路毎に方向(往路、復路)別に設定されている。道
路案内補助情報デーとしての前記道路属性データは、図
3(A)に示すように、その道路が高架か、高架の横
か、地下道か、地下道の横か、車線数の情報を示すデー
タである。前記形状データは、図2(B)に示すよう
に、各道路を複数のノード(節)で分割したとき、ノー
ド数mのそれぞれに対して東経、北緯からなる座標デー
タを有している。
【0021】前記案内データは、図2(C)に示すよう
に、交差点(または分岐点)名称、注意点データ、道路
名称データ、道路名称音声データのアドレス、サイズお
よび行き先データのアドレス、サイズの各データからな
る。前記注意点データは、図4(A)に示すように、踏
切か、トンネル入口か、トンネル出口か、幅員減少点
か、なしか等の情報を示すデータで、分岐点以外の踏
切、トンネル等において運転者に注意を促すためのデー
タである。前記道路名称データは、図3(B)に示すよ
うに、高速道路、都市高速道路、有料道路、一般道(国
道、県道、その他)の道路種別の情報と、高速道路、都
市高速道路、有料道路について本線か取付道かを示す情
報を示すデータで、道路種別データと、さらに各道路種
別毎での個別番号データである種別内番号から構成され
る。
【0022】前記行き先データは、図2(D)に示すよ
うに行き先道路番号、行き先名称、行き先名称音声デー
タのアドレス、サイズおよび行き先方向データ、走行案
内データからなる。前記行き先名称は、方面名称も含ん
でいる。また、行き先方向データは、無効(行き先方向
データを使用しない)、不要(案内をしない)、直進、
右方向、斜め右方向、右に戻る方向、左方向、斜め左方
向、左に戻る方向の情報を示すデータである。前記走行
案内データは、図4(B)に示すように、車線が複数あ
る場合どの車線を走行すべきかを案内するためのデータ
を格納したもので、右よりか、左よりか、中央よりか、
なしかの情報を示すデータである。
【0023】次に、本発明の車両用ナビゲーション装置
の処理の流れについて説明する。図5は本発明に係る車
両用ナビゲーション装置のシステム全体の流れを説明す
るためのフロー図である。
【0024】中央処理装置4のCPU51により経路案
内システムのプログラムが起動されると、現在位置検出
装置2により現在位置を検出して現在位置を中心として
その周辺地図を表示すると共に、現在位置の名称等を表
示する(ステップS1)。次に、地名や施設名称等の目
標名、電話番号や住所、登録地点等を用いて目的地を設
定し(ステップS2)、現在位置から目的地までの経路
探索を行う(ステップS3)。経路が決まると、現在位
置検出装置2による現在位置追跡を行いながら、目的地
に到着するまで経路案内・表示を繰り返し行う(ステッ
プS4)。目的地に到着する前に寄り道設定の入力があ
った場合には、探索エリアを設定してその探索エリアで
の再探索を行い、同様に目的地に到着するまで経路案内
を繰り返し行う。本発明は、上記ステップS4の経路案
内・表示において、案内分岐点での経路案内で方面情報
を音声により案内するものである。
【0025】図6〜図8により本発明の方面案内につい
ての1実施例を説明する。本実施例には、方面案内看板
のある2つの案内分岐点があった場合に、両案内分岐点
に共通の方面名称を音声案内するものであるが、本実施
例は2つ以上の案内分岐点の場合にも適用可能である。
方面案内看板のある2つの案内分岐点がある場合、図6
に示す方面案内情報作成処理がスタートする。この処理
では、図7に示すような方面案内看板のある案内分岐点
P、Qがある場合、各案内分岐点の方面名を検索し、案
内分岐点Pの方面名A、B、案内分岐点Qの方面名Bを
取得し、これらの方面名を比較する(ステップ1、ステ
ップ2)。比較の結果、共通した方面名があるときはそ
の方面名を音声情報に設定する(ステップS4)。この
場合は、方面名Bが音声情報として設定され、図8に示
すように、案内分岐点P、Qにおいて「方面Bに進んで
ください」のような音声案内が行われる。比較の結果、
共通した方面名がない場合には、そのときの案内分岐点
の方面名が音声情報として設定される(ステップ5)。
すなわち、案内分岐点Pでは「方面A、方面Bに進んで
ください」、案内分岐点Qでは「方面Bに進んでくださ
い」のように案内される。このように、経路案内を行う
案内分岐点で適切に方面の案内を報知できるようにした
ので、案内分岐点で迷って経路を外れることが少なくな
る。特に、入口・出口があるような自動車専用道路で
は、一つの分岐を間違えると目的地へのルートが非常に
長くなったり、Uターン経路のような複雑な経路を走行
しなければならなくなるので、非常に有効である。な
お、案内画面においては、音声案内と同じように案内す
るようにしても、各案内分岐点での看板通りに案内する
ようにしてもよいが、間違った場所を走行しているので
はないか等の錯覚を起こさせないためには案内看板通り
の方が好ましい。また、表示出力する方面情報におい
て、音声出力する方面情報と一致するものを太字や色の
変更などで強調して表示するように処理するとわかり易
く表示できる。
【0026】次に、高速道路走行時における方面案内に
適用した場合の実施例について説明する。図9は高速道
路のジャンクションで1つの本線から他の本線に移る場
合を説明する図で、図10はそのときの案内を説明する
図である。図9は右側通行の道路の例を示しており、図
の●は案内分岐点、○は合流点を示しており、一般的に
は分岐点にのみ方面案内看板が設置されているので、以
下の説明ではこの分岐点を対象とするが、もちろん、合
流点にも方面案内看板があるような場合には、その合流
点は案内分岐点に含めるものとする。
【0027】1、2は交叉する高速道路の本線で、それ
ぞれ側道3,4および5,6が並設され、各側道には分
岐道J1〜J8が接続されている。また、一般道7から
はランプR1で本線1に合流し、本線1からはランプR
2で一般道8へ降りられるようになっている。
【0028】本線1を北上して本線2へ移る場合は、案
内分岐点P2で側道3へ分岐し、東方向へ行くのには、
案内分岐点P3で分岐道J1へ入って側道6へ行き、次
いで本線2へ合流し、また、西方向へ行くのには、側道
3を走って案内分岐点P4で分岐道J6へ入り、側道5
を走って案内分岐点P5を通過し、本線2へ合流する。
また、本線1を北上してUターンする場合は、案内分岐
点P2で側道3へ分岐し、案内分岐点P4で分岐道J6
へ入り、側道5を走って案内分岐点P5で分岐し、合流
点A1で側道4へ入り、案内分岐点P7を通過し、合流
点A2で本線1へ合流する。なお、本線1を南下して本
線2へ移る場合、また、本線2から本線1へ移る場合も
同様であるので説明は省略する。
【0029】次に、一般道7から本線1を北上し、ジャ
ンクションを介して本線2へ移って西進する場合の方面
案内について説明する。一般道7から本線1を通って本
線2へ移って西進する場合、案内分岐点P1で本線1に
入り、以後、ジャンクションの案内分岐点P2、P3、
P4、P5を通過することになるが、各案内分岐点には
方面案内看板が設置されている。そこで、本実施例で
は、本線1へ戻るジャンクションの最後の案内分岐点P
7に着目し、ここでの方面名称を基準にして統一し、各
案内分岐点での音声方面案内を行うようにする。例え
ば、図10(a)、(b)に示すように、案内分岐点P
1での方面名がA、B、Cであり、最後の案内分岐点P
5での方面名称がA、E、Fであったとすると、最後の
案内分岐点P5の看板の一番上に表示されている方面名
Aと案内分岐点P1での方面名A、B、Cとを比較して
一致するものがあればこれを案内する。この場合には、
方面名Aで一致するので、方面名Aを音声案内する。こ
のように一致する方面名があれば、2番目以降の方面名
の比較は行わない。こうして、図10(c)に示すよう
に案内分岐点P1において、「方面Bに進んでくださ
い」が音声案内され、案内画面には図10(d)に示す
ように、案内分岐点P1の案内看板と同じ内容の方面名
が表示される。なお、案内画面において方面名Aを強調
表示すれば運転者に分かり易い表示となる。このような
案内を各案内分岐点で行うことにより、以後、案内分岐
点P5までの各案内分岐点で方面名Aが音声案内される
ことになるので運転者は安心して各案内分岐点を通過す
ることが可能である。
【0030】図11は案内分岐点P1での方面名がA、
B、C、ジャンクション最後の案内分岐点P5の方面名
がD、E、Fの場合であり、案内分岐点P5の方面名と
一致する方面名がない。この場合には、図11(c)に
示すように、音声案内は、案内分岐点P1の案内看板の
一番上の方面名Aを案内し、図11(d)に示すよう
に、案内画面には案内看板と同じ方面名を表示する。な
お、案内分岐点P1とP5で一致した方面名が無い場
合、案内分岐点P1のトップの方面名Aを音声出力して
いるが、案内分岐点P5に到達したときに方面名Aがな
いので運転者が戸惑う可能性がある。そこで、案内分岐
点P5に到達したときに、方面名Aを音声出力し、案内
画面には案内分岐点P5の方面名に追加して方面名Aを
追加表示すればこれを解消することができる。また、一
致する方面情報がない場合に、基準方面情報の一番最初
に記憶された方面情報を選択し、これを音声出力および
表示するように処理しても良い。
【0031】図12は、図9と同じ道路で、一般道7か
ら本線1へ入ってを北上し、一般道8へ降りる場合の例
を示している。すなわち、一般道7の案内分岐点P1か
らランプR1を通り、本線1へ入って北上し、案内分岐
点P2で側道3へ入り、案内分岐点P3、P4を通過し
て側道3を北上し、出口である案内分岐点P6からラン
プR2を通って一般道8へ降りる。本実施例では、出口
である案内分岐点P6に着目し、ここでの方面名称を基
準にして統一し、各案内分岐点での音声案内を行うよう
にする。例えば、図13(a)、(b)に示すように、
案内分岐点P1での方面名がA、B、Cであり、出口P
6での方面名称がG、B、Iであったとすると、出口P
6の看板の一番上に表示されている方面名Gと案内分岐
点P1での方面名A、B、Cとを比較して一致するもの
があればこれを案内する。この場合には、一致するもの
がないので、次に案内分岐点P6の2番目の方面名称B
と案内分岐点P1での方面名A、B、Cとを比較する。
この場合、方面名Bが一致するので、方面名Bを音声案
内する。こうして、図13(c)に示すように案内分岐
点P1において、「方面Bに進んでください」が音声案
内され、案内画面には、図13(d)に示すように、案
内分岐点P1の案内看板と同じ内容の方面名が表示され
る。このような案内を出口P6に至るまでの各案内分岐
点で行うことにより、以後、方面名Bが音声案内される
ことになるので、運転者は安心して各案内分岐点を通過
することが可能である。
【0032】図14は案内分岐点P1での方面名がA、
B、C、出口P6の方面名がG、H、Iの場合であり、
出口P6の方面名と一致する方面名がない。この場合に
は、図14(c)に示すように、音声案内は、案内分岐
点P1の案内看板の一番上の方面名Aを案内し、図14
(d)に示すように、案内画面には案内看板と同じ方面
名を表示する。
【0033】次に、図15により一般道7から本線1を
北上し、ジャンクションを介してUターンする場合の方
面案内について説明する。一般道7より案内分岐点P1
で本線1に入り、以後、ジャンクションの案内分岐点P
2、P3、P4を通過し、案内分岐点P5で分岐して合
流点A1で側道4に合流し、案内分岐点P7を通過して
合流点A2で本線1に合流することになるが、各案内分
岐点には方面案内看板が設置されている。ここで案内分
岐点を見ていくと、P1に対してP4までは共通の方面
情報が存在する可能性があるが、P5およびP7におい
ては共通する方面情報が存在する可能性がほとんどな
い。したがって、前述したように最後の案内分岐点P7
の方面情報を基準方面情報とすると、P1に対して共通
の方面情報は、まず得られない。そこで、経路がUター
ン経路であるか否かを判断する処理を行い、Uターン経
路であると判断された場合には、基準方面情報を変更す
る。
【0034】基準方面情報の変更処理としては、まず、
Uターンがどの案内分岐点で始まっているか決定するた
め、Uターン開始点を検索する。次に、Uターンを開始
する一つ手前の案内分岐点の方面情報を基準方面情報に
決定する。そして、基準方面情報が改めて決定されたの
で、これを基準として方面情報の作成処理を実行する。
例えば、図15は、本線1をUターンする経路であり、
案内分岐点P5で側道4へ侵入する経路をとり、P7を
直進して本線1に合流する経路である。すなわち、側道
4へ進入するための分岐点がUターン開始位置となり、
Uターンの開始点検索処理により、P5が検索される。
次に、P5より一つ手前の案内分岐点P4の方面情報を
読み出し、基準方面情報として決定する。そして、P4
の方面情報を基準方面情報として、P1からP4での方
面情報作成処理を実行する。そして、P5以降はP4を
通過した時点でP7を基準点として方面情報の作成処理
を行っても良い。
【0035】なお、Uターン経路か否かは、道路名称の
一致、道路種別の一致、道路の向き等により判断するこ
とができる。また、ほかの方法として、次の案内分岐点
であるP1を方面基準情報として設定し、共通する方面
情報が存在するところまでを1つのグループとして方面
情報作成処理を行い、それ以降を2つ目のグループとし
ての方面情報作成処理をしてもよい。
【0036】図16は図9、図12、図15の場合にお
ける方面案内情報作成処理の一例を説明する図である。
この処理では、図9、図12、図15に示したように高
速道路の本線から他の本線に移る場合、高速道路の本線
から出て一般道路に降りるとき、或いは高速道路をジャ
ンクションを使ってUターンする場合、ジャンクション
の案内分岐点が連続するような場合、まず、案内分岐点
を取得してそこでの方面名を検索する(ステップ1
1)。次いで、経路が他の本線への乗り移りか否か判断
し(ステップ12)、他の本線への乗り移りであれば、
次の本線に入るジャンクション内の経路上の最後の案内
分岐点と現在の案内分岐点の方面名とを比較する(ステ
ップ13)。また、ステップ12において、他の本線へ
の乗り移りでない場合、一般道へ降りるのか否か判断し
(ステップ14)、一般道へ降りる場合は、出口の方面
名と現在の案内分岐点の方面名とを比較する(ステップ
15)。このような比較の結果、一致した方面名がある
か否かみて(ステップ16)、一致した方面名があれば
それを音声案内情報に設定する(ステップ17)。ま
た、一致した方面名がない場合には、現在の案内分岐点
の案内看板にトップで表示されている方面名を音声案内
情報に設定する(ステップ18)。
【0037】図17は図9、図12、図15の場合にお
ける方面案内情報作成処理の他の例を説明する図であ
る。この例では、図16の処理に対して、ジャンクショ
ン内の最後の案内分岐点、高速道路の出口の方面名を基
準方面名として、現在地から途中にある全ての案内分岐
点に共通する方面名を検索する処理が付加されている。
探索経路に沿って走行中に、案内分岐点があり、探索経
路が他の本線への乗り移り、または一般道へ降りる経路
である場合、ジャンクション内最後の案内分岐点、ある
いはランプへの出口の方面名を検索・取得し(ステップ
21〜24)、これを基準方面名として設定する(ステ
ップ25)。次いで、現在地から途中にある全ての案内
分岐点の方面名を取得して、これと基準方面名とを比較
する(ステップ26)。通常、基準方面名は複数表示さ
れているので、この比較では看板に表示された全ての方
面名についてトップに表示されている方面名から順次比
較する。この比較の結果、全てに共通する方面名があれ
ば、一致した方面名のトップのものを音声案内情報に設
定する(ステップ27、ステップ28)。全てに共通し
た方面名がない場合には、現在の案内分岐点の方面名と
基準方面名とを比較する(ステップ29)。この比較に
おいても、複数の基準方面名すべてについてトップに表
示されている方面名から順次比較する。比較の結果、一
致した方面名があれば一致した方面名のトップのものを
音声案内情報に設定し(ステップ30、ステップ3
1)、一致した方面名がなければ現在の案内分岐点の看
板にトップに表示されている方面名を音声案内情報に設
定する(ステップ32)。
【0038】なお、次の案内分岐点から主要な案内分岐
点(最終案内分岐点)までの間に、案内分岐点間が所定
距離(例えば、500m、700mなど)以内である区
間が存在するか否か判断し、所内距離以内の案内分岐点
があると判断された場合、これを隣接案内分岐点とし
て、優先して方面情報の作成処理を行うようにしてもよ
い。案内分岐点が隣接している場合には、特に、相違す
る方面情報であると困惑することが多く、ルートを外れ
てしまう可能性があるため、隣接案内分岐点を優先して
共通する方面情報にして報知するようにすると、運転車
は案内情報を容易に理解できるようになる。なお、隣接
しているか否か判断する際の所定距離は、車速に応じて
変更するようにしてもよい。例えば、40km/hのと
き300m、80km/hのとき700mのように変更
すればよい。
【0039】例えば、上記処理において、最後の案内分
岐点とさらに以降の案内分岐点との距離が所定距離以内
か否かを判断する処理をステップ25の前に行い、最後
の案内分岐点に対して隣接する案内分岐点がある場合に
は、ステップ21とステップ22の間に処理を戻し、隣
接する案内分岐点がない場合には、そのままステップ2
5に進むように処理を行うようにする。このような処理
を行うと、最後の案内分岐点に対して隣接する案内分岐
点がある場合には、隣接案内分岐点の方面名が優先して
基準方面名に設定される。これは、例えば、図12の場
合において、ランプR2が分岐して別の高速道路へも接
続しており、案内経路がランプR2から別の高速道路へ
行くものであるときは、別の高速道路へのランプR2の
分岐点を最後の案内分岐点とした方がよい。このような
処理により、最後の案内分岐点に対して、隣接して案内
分岐点がある場合にも、確実に案内を行うことができ
る。また、この場合、最後の案内分岐点と隣接する案内
分岐点の両方の方面名を基準方面名として、これらを組
み合わせて音声案内する方面名を作成処理するようにし
てもよい。
【0040】図18は図9、図12、図15の場合にお
ける方面案内情報作成処理の他の例を説明する図であ
る。この例は、図17の処理に対して、現在の分岐点か
ら近い、所定距離内に案内分岐点がある場合に、これら
の案内分岐点の方面名を使用し、部分的に一致する方面
名を案内する処理を付加したものである。探索経路に沿
って走行中に、案内分岐点があり、探索経路が他の本線
への乗り移り、または一般道へ降りる経路である場合、
ジャンクション内最後の案内分岐点、あるいはランプへ
の出口の方面名を検索・取得し(ステップ41〜4
4)、これを基準方面名として設定する(ステップ4
5)。次いで、現在地から途中にある全ての案内分岐点
の方面名を取得して、これと基準方面名とを比較する
(ステップ46)。この比較では看板に表示された全て
の方面名についてトップに表示されている方面名から順
次比較する(ステップ47)。この比較の結果、全てに
共通する方面名があれば、一致した方面名のトップのも
のを音声案内情報に設定する(ステップ48)。全てに
共通した方面名がない場合には、現在の案内分岐点に近
い、所定距離(例えば1km)内に案内分岐点があるか
否か検索し(ステップ49)、あればその案内分岐点
(1つまたは複数)と現在の案内分岐点の方面名を基準
方面名と比較し、一致した方面名があれば、一致した方
面名のトップのものを音声案内情報に設定する。ステッ
プ49において、所定距離以内に案内分岐点がない場合
は、現在の案内分岐点の方面名と基準方面名とを比較
し、また、ステップ52において、基準方面名と一致し
た方面名がない場合、現在と所定距離内の案内分岐点の
方面名を比較し、一致した方面名があれば(ステップ5
4)、一致した方面名のトップのものを音声案内情報に
設定する。一致した方面名がなければ、現在の案内分岐
点のトップの方面名を音声案内情報に設定する(ステッ
プ55)。
【0041】また、分岐点が2つ隣接している場合、次
のような処理をしてもよい。まず、全ての案内分岐点の
方面情報との一致判断処理を行う。一致するものがない
場合、次の分岐点とその次の分岐点と基準点(最終分岐
点)の3つの方面情報を比較し、共通の方面情報がある
か否かを判断して、共通の方面情報があれば、それをピ
ックアップする。そして、次の分岐点ではピックアップ
された方面情報を音声出力する。また、共通の方面情報
がなければ、次の分岐点とその次の分岐点の2つの方面
情報を比較し、共通の方面情報があれば、それを次の分
岐点で音声出力する。さらに共通の方面情報がなけれ
ば、次の分岐点の方面情報のうち、最初に記憶されてい
るものを音声出力する。
【0042】また分岐点が3つ以上隣接している場合、
次のような処理をしてもよい。全てに共通する方面情報
を検索し、あればそれを音声出力する。なければ、次の
案内分岐点を含む全ての隣接案内分岐点と基準方面情報
を比較する。さらになければ、隣接案内分岐点の中で最
も区間距離の短い区間を判断し、その区間での方面情報
を優先して、次の案内分岐点の方面情報を決定する。例
えば、図19において、案内分岐点P1〜P4は隣接し
ており、P6は最終案内分岐点である。まず、P1〜P
6までの全てに共通する方面情報について比較処理し、
共通方面情報がない場合、隣接しているP1〜P4およ
び基準点の共通方面情報について比較処理する。それで
も共通する方面情報がない場合には、隣接案内分岐点で
あるP1〜P4の中で最も隣接する区間(P2−P3
間)を優先し、P2およびP3で共通する方面情報を基
準としてP1の方面情報を作成処理する。なお、この処
理について、次の案内分岐点が隣接案内分岐点と判断さ
れた時に行うように説明したが、次の案内分岐点が隣接
案内分岐点に含まれていなくても同様にこの処理を実行
しても良い。
【0043】なお、本願発明は上記の例に限定されるも
のではない。例えば、方面情報が必要な案内分岐点にお
いて、目的地名称あるいは目的地周辺の地名を方面情報
として作成処理し、音声出力するようにしてもよい。こ
のように処理することにより、認知していない方面名称
を案内されることによる不安を解消することができる。
また、方面情報の一致の判断によって、一つも一致する
方面名がない場合において、目的地を方面情報に加え、
音声出力するようにしてもよい。さらに、表示用の方面
情報にも目的地あるいは目的地の地名を表示するように
してもよい。
【0044】さらに方面情報を音声出力する際に、一致
する方面情報と一緒に目的地方面である旨を報知するよ
うにすると、利用者は目的地に向かっていることがわか
り、安心できる。例えば、目的地が東京駅の場合、「3
00m先右方向です。A方面、東京駅方面です。」のよ
うに、行先案内と一致する方面と目的地の方面を出力す
る方面情報として作成処理してもよい。
【0045】また、上記説明においては、高速道路の本
線から他の本線に移る場合の、ジャンクション内の最後
の案内分岐点、或いは高速道路の本線から出て一般道路
に降りるときの出口のような経路上の案内分岐点の中で
現在地からみて主要な案内分岐点に着目し、この主要な
案内分岐点の方面名を基準に方面名の音声案内を行うよ
うにしたが、このような主要な案内分岐点は、これに限
定されるものではなく、例えば一般道路の主要な幹線道
路から他の幹線道路へ移る場合の案内分岐点、主要な幹
線道路から支線へ移る場合の案内分岐点等でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るナビゲーション装置の一例を示
す図である。
【図2】 本発明に係る主要なデータファイルの構成例
を示す図である。
【図3】 本発明に係る主要なデータファイルの構成例
を示す図である。
【図4】 本発明に係る主要なデータファイルの構成例
を示す図である。
【図5】 システム全体の流れを説明するためのフロー
図である。
【図6】 本発明の方面案内情報作成処理フロー図であ
る。
【図7】 方面案内のある案内分岐点を説明する図であ
る。
【図8】 音声案内を説明する図である。
【図9】 高速道路のジャンクションを説明する図であ
る。
【図10】 方面案内看板と方面案内を説明する図であ
る。
【図11】 方面案内看板と方面案内を説明する図であ
る。
【図12】 高速道路のジャンクションを説明する図で
ある。
【図13】 方面案内看板と方面案内を説明する図であ
る。
【図14】 方面案内看板と方面案内を説明する図であ
る。
【図15】 高速道路のジャンクションを説明する図で
ある。
【図16】 本発明の方面案内情報作成処理フロー図で
ある。
【図17】 本発明の方面案内情報作成処理フロー図で
ある。
【図18】 本発明の方面案内情報作成処理フロー図で
ある。
【図19】 分岐点が3つ以上隣接している場合の説明
図である。
【図20】 従来の方面案内を説明する図である。
【図21】 従来の方面案内画面を説明する図である。
【符号の説明】
1…入出力装置、2…現在位置検出装置、3…情報記憶
装置、4…中央処理装置、11…タッチスイッチ、12
…ディスプレイ、13…プリンタ、16…スピーカ、2
1…GPS受信装置、22…ビーコン受信装置、23…
データ送受信装置、40…CPU、41…フラッシュメ
モリ、42…ROM、43…RAM、44…画像メモ
リ、45…画像プロセッサ、46…音声プロセッサ、4
7…通信インタフェイス、48…センサ入力インタフェ
イス、49…時計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−61187(JP,A) 特開 平7−174573(JP,A) 特開 平9−210713(JP,A) 特開 平7−272193(JP,A) 特開 平10−73447(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 21/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在位置を算出する現在位置検出
    手段と、経路を算出するために必要な情報を入力する入
    力手段と、経路案内のための情報を出力する出力手段
    と、方面情報を含む経路案内を行うために必要なデータ
    を格納した情報記憶手段と、前記入力手段により入力さ
    れた情報に基づき経路を算出する経路算出手段と、該経
    路算出手段により算出された経路の情報を記憶する経路
    情報記憶手段と、前記経路算出手段により算出された経
    路と前記現在位置検出手段により検出された現在位置と
    に基づいて、次の案内分岐点の方面情報を前記出力手段
    に出力する案内制御手段とを備え、前記案内制御手段
    は、前記経路情報記憶手段に記憶された経路上の案内分
    岐点の情報から方面情報を検索し、検索された複数の案
    内分岐点の方面情報に基づいて、前記出力手段に出力す
    る方面情報を作成処理することを特徴とする車両用ナビ
    ゲーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記出力
    手段は、音声により情報を出力する音声出力手段と、表
    示により情報を出力する表示出力手段とを有し、前記案
    内制御手段は、音声出力手段へ出力する方面情報と、表
    示出力手段へ出力する方面情報とをそれぞれ作成処理す
    ることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 車両の現在位置を算出する現在位置検出
    手段と、経路を算出するために必要な情報を入力する入
    力手段と、経路案内のための情報を出力する出力手段
    と、方面情報を含む経路案内を行うために必要なデータ
    を格納した情報記憶手段と、前記入力手段により入力さ
    れた情報に基づき経路を算出する経路算出手段と、該経
    路算出手段により算出された経路の情報を記憶するため
    の経路情報記憶手段と、前記経路算出手段により算出さ
    れた経路と前記現在位置検出手段により検出された現在
    位置とに基づいて、前記経路情報記憶手段より次に案内
    すべき分岐点の方面情報を読み出して、前記出力手段に
    出力する案内制御手段とを備え、前記案内制御手段は、
    前記経路情報記憶手段に記憶された経路上の複数の案内
    分岐点の方面情報を取得して各案内分岐点に共通の方面
    情報を検索し、検索した共通の方面情報を前記出力手段
    より出力することを特徴とする車両用ナビゲーション装
    置。
  4. 【請求項4】 車両の現在位置を算出する現在位置検出
    手段と、経路を算出するために必要な情報を入力する入
    力手段と、経路案内のための情報を出力する出力手段
    と、方面情報を含む経路案内を行うために必要なデータ
    を格納した情報記憶手段と、前記入力手段により入力さ
    れた情報に基づき経路を算出する経路算出手段と、該経
    路算出手段により算出された経路の情報を記憶するため
    の経路情報記憶手段と、前記経路算出手段により算出さ
    れた経路と前記現在位置検出手段により検出された現在
    位置とに基づいて、前記経路情報記憶手段より次に案内
    すべき分岐点の方面情報を読み出して、前記出力手段に
    出力する案内制御手段とを備え、前記案内制御手段は、
    前記経路情報記憶手段に記憶された経路上の主要な案内
    分岐点及び該主要な案内分岐点に至るまでの案内分岐点
    を検索し、主要な案内分岐点の方面情報を基準方面情報
    とし、基準方面情報と主要な案内分岐点に至るまでの各
    案内分岐点の方面情報を比較し、比較結果に基づいて前
    記出力手段より方面情報を出力することを特徴とする車
    両用ナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、主要な案
    内分岐点は、高速道路の本線から他の本線に移る場合の
    ジャンクション内の最後の案内分岐点、高速道路から一
    般道路へ下りる場合の最後の出口、一般道路の主要な幹
    線道路から他の幹線道路へ移る場合の案内分岐点、また
    は主要な幹線道路から支線へ移る場合の案内分岐点であ
    ることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の装置において、
    比較した結果、全てに共通した方面情報があることを条
    件に、共通した方面情報を前記出力手段より出力するこ
    とを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または5記載の装置において、
    比較した結果、全てに共通した方面情報がないことを条
    件に、現在の案内分岐点の方面情報と基準方面情報を比
    較し、比較結果に基づいて前記出力手段より方面情報を
    出力することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 請求項4または5記載の装置において、
    比較した結果、全てに共通した方面情報がなく、かつ現
    在の案内分岐点から所定距離内に案内分岐点があること
    を条件に、現在及び所定距離内の案内分岐点の方面情報
    と基準方面情報を比較し、比較結果に基づいて前記出力
    手段より方面情報を出力することを特徴とする車両用ナ
    ビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 請求項4または5記載の装置において、
    比較した結果、全てに共通した方面情報がなく、かつ現
    在の案内分岐点から所定距離内に案内分岐点がないこと
    を条件に、現在の案内分岐点の方面情報と基準方面情報
    を比較し、比較結果に基づいて前記出力手段より方面情
    報を出力することを特徴とする車両用ナビゲーション装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の装置において、現在及
    び所定距離内の案内分岐点の方面情報と基準方面情報を
    比較した結果一致した方面情報がないことを条件に、現
    在の案内分岐点の方面情報と前記所定距離内の方面情報
    を比較し、比較結果に基づいて前記出力手段より方面情
    報を出力することを特徴とする車両用ナビゲーション装
    置。
  11. 【請求項11】 出発地または現在地から目的地までの
    経路を探索し、探索した経路に沿って案内を行うプログ
    ラムを内蔵した記憶媒体において、 経路上の主要な案内分岐点を検索し、 検索した主要な案内分岐点の方面情報を基準方面情報と
    して、該基準方面情報と主要な案内分岐点に至る各案内
    分岐点の方面情報を比較し、 比較結果に基づいて方面情報を案内出力するプログラム
    を内蔵したことを特徴とする記憶媒体。
  12. 【請求項12】 出発地または現在地から目的地までの
    経路を探索し、探索した経路に沿って案内を行うプログ
    ラムを内蔵した記憶媒体において、 経路上の案内分岐点の方面情報を検索し、 検索した案内分岐点の方面情報から表示出力用方面情報
    と音声出力用方面情報とをそれぞれ作成処理し、 作成した方面情報を表示および音声案内出力するプログ
    ラムを内蔵したことを特徴とする記憶媒体。
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