JP2009042219A - ナビゲーション装置及びナビゲーションプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】地図情報に基づいて所定のナビゲーション動作を行うナビゲーション装置であって、ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報を履歴情報として記憶する履歴情報記憶手段と、道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての履歴情報を前記履歴情報記憶手段から抽出する履歴情報抽出手段と、前記分岐点から進行可能な方向を案内する方向案内情報7とともに、当該方向案内情報7の各方向に関連付けて、抽出された履歴情報に対応する案内対象を案内する履歴案内情報9を出力する案内情報出力手段とを備える。
【選択図】図2
Description
なお、本願において道路の「分岐点」とは、2つ以上の進行方向を選択可能な道路上の点であり、いわゆる交差点を含む概念である。
なお、案内情報出力手段により出力される方向案内情報及び履歴案内情報の形態は、表示装置に表示される画像情報のほか、スピーカなどの音声出力装置から出力される音声情報とすることも可能である。
本発明の第一の実施形態について図面に基づいて説明する。ここでは、本発明に係るナビゲーション装置1を車両に搭載して用いる場合を例として説明する。図1は、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。このナビゲーション装置1は、案内情報出力手段11を構成する出力装置として表示装置14を備えている。そして、本実施形態においては、ナビゲーション装置1は、ナビゲーション動作の履歴から取得される地点及び道路(案内対象41の一例)の情報を履歴情報8として履歴データベース4に記憶しておく(図4参照)。そして、ナビゲーション装置1は、道路の分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43(図6参照)が指定された際に、例えば図2に示すように、当該分岐点42から進行可能な方向を案内する方向案内情報7と、履歴データベース4に記憶された履歴情報8に対応する地点及び道路を案内する履歴案内情報9とを合成した案内情報10を、表示装置14に出力するように構成されている。図2は、表示装置14に表示された案内情報10の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態においては、ナビゲーション装置1は、案内情報出力手段11を構成する出力装置として、表示装置14及び音声出力装置15を備えている。表示装置14は、ナビゲーション装置1としての機能するための画像情報、例えば、地図情報5に基づく地図画像13や案内情報10(図5参照)などの各種の画像情報を出力する装置である。この表示装置14としては、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(electroluminescence)ディスプレイ、電界放出ディスプレイ、CRT(cathode-ray tube)ディスプレイなどの各種の表示装置を用いることができる。そして、この表示装置14には、後述するナビゲーション用演算部20の表示プログラム21により生成された画像情報が表示される。このような画像情報としては、例えば、図5に示すような地図画像13や案内情報10のほか、目的地などの地点の検索用画面、各種の設定変更のための設定画面など、ナビゲーション装置1として必要な各種の画像がある。また、この表示装置14は、表示画面上に設けられたタッチパネルや表示画面に隣接して設けられた操作スイッチなどの操作入力装置を備えている。使用者は、これらの操作入力装置を操作することにより、目的地などの地点の検索や登録、検索用画面の呼び出し、案内経路の探索や設定など、ナビゲーション装置1へのナビゲーション動作の指令を入力することができる。また、音声出力装置15は、設定した案内経路に従った経路案内などの音声による案内情報を出力する装置であり、スピーカやアンプなどを有して構成される。
地図データベース2は、地図情報5が記憶されたデータベースである。ここで、地図情報5は、広域の地図を表示する際に用いられる上位レベルの情報から詳細な地図を表示する際に用いられる下位レベルの情報まで複数のレベルに分けられ、レベル単位で階層化して管理されている。各レベルの情報は、所定の経度および緯度で区切られた区画と呼ばれる矩形領域を単位として分割されている。各区画の地図情報5は、各区画に設定された区画番号等の区画識別符号を指定することにより読み出すことができる。区画毎の地図情報5には、複数のリンク及びノードの接続関係で表される道路ネットワークデータが記憶された基本地図情報、地図表示やマップマッチングに用いる詳細な地図データが記憶された表示・マップマッチング用地図情報、経路探索に用いる経路探索用道路ネットワークデータが記憶された経路探索用地図情報などが含まれている。ここで、表示・マップマッチング用地図情報に含まれる具体的な情報としては、例えば、道路の詳細な形状を表す道路形状データ、建物や河川などの形状を表す背景データ、地名や施設名などを表す文字データ、道路名称を表すシンボル画像などがある。このような道路を表すシンボル画像は、一般的に地図で用いられている画像であり、例えば、国道や県道などの道路種別毎に異なる枠(例えば、逆三角形や六角形など枠)内に道路番号を示す数字が表されたものなどがある。図5には、このような道路名称を表すシンボル画像を含む地図表示の例を示している。
方向案内データベース3は、方向案内情報7が記憶されたデータベースである。ここで、方向案内情報7は、道路の分岐点から進行可能な方向を矢印で表す画像情報である。道路の分岐点とは、2つ以上の進行方向を選択可能な道路上の点であり、複数の道路が交差する交差点を含む。図3は、方向案内データベース3に記憶された方向案内情報7の例を示す図である。この図に示すように、本実施形態においては、方向案内情報7は、現実の分岐点に設けられている方面案内標識と同様の画像情報としている。そして、方向案内データベース3には、多数の方向案内情報7が、それぞれの配置される道路の分岐点に対応する地図情報5中の分岐点(すなわちノード)及び当該分岐点への進入道路(すなわちリンク)の情報に関連付けられた状態で記憶されている。
履歴データベース4は、ナビゲーション装置1のナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象41の情報を履歴情報8として記憶する履歴情報記憶手段として機能する。ここで、案内対象41とは、案内情報10を構成する履歴案内情報9(図2参照)として、方向案内情報7と関連付けて案内される対象である。本実施形態においては、例えば図6に示すように、案内対象41は、地図上の地点及び道路の双方としている。すなわち、本実施形態においては、後述する履歴情報取得部31により、ナビゲーション用演算部20によるナビゲーション動作の履歴から取得される所定の地点及び道路の情報を、履歴情報8として履歴データベース4に記憶する。なお、どのような地点及び道路を案内対象41とし、履歴情報8を取得するかについては、後に履歴情報取得部31の項目で説明する。
自位置情報取得部16は、自車両の現在位置(現在の自位置)を示す自車位置情報を取得する自位置情報取得手段として機能する。ここでは、自位置情報取得部16は、GPS受信機17、方位センサ18、及び距離センサ19と接続されている。ここで、GPS受信機17は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信する装
置である。このGPS信号は、通常1秒おきに受信され、自位置情報取得部16へ出力される。自位置情報取得部16では、GPS受信機17で受信されたGPS衛星からの信号を解析し、自車両の現在位置(座標)、進行方位、移動速度等の情報を取得することができる。方位センサ18は、自車両の進行方位又はその進行方位の変化を検出するセンサである。この方位センサ18は、例えば、ジャイロスコープや、地磁気センサ等により構成される。そして、方位センサ18は、その検出結果を自位置情報取得部16へ出力する。距離センサ19は、自車両の車速や移動距離を検出するセンサである。この距離センサ19は、例えば、車両のドライブシャフトやホイール等が一定量回転する毎にパルス信号を出力する車速パルスセンサ、自車両の加速度を検知するヨー・Gセンサ及び検知された加速度を積分する回路等により構成される。そして、距離センサ19は、その検出結果としての車速及び移動距離の情報を自位置情報取得部16へ出力する。
ナビゲーション用演算部20は、地図データベース2に記憶された地図情報5に基づいて所定のナビゲーション動作を実行するための演算処理を行う演算処理部である。ここでは、ナビゲーション用演算部20は、所定のナビゲーション動作を実行するための複数のアプリケーションプログラム21〜25に従って動作する。図1に示すように、本例では、アプリケーションプログラムは、表示プログラム21、マップマッチングプログラム22、経路探索プログラム23、案内プログラム24、及び検索プログラム25の5つで構成されている。
履歴情報取得部31は、ナビゲーション用演算部20が実行するナビゲーション動作の履歴から、案内対象41(図6参照)である地点及び道路の情報を、履歴情報8として取得する履歴情報取得手段として機能する。そして、履歴情報取得部31は、このように取得した履歴情報8を、上述した履歴データベース4に記憶させる。本実施形態においては、履歴情報取得部31は、ナビゲーション動作の履歴に含まれる地点及び道路についての各種情報の中から、「目的地に設定した地点」、「登録した地点」、「実際に立ち寄った地点」、「実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点」、及び「実際に通過した道路」の情報を、履歴情報8として取得する。そのため、履歴情報取得部31は、全てのナビゲーション動作の履歴の中で、自位置の通行履歴及び地点の検索履歴を対象として履歴情報8を取得する。ここで、自位置の通行履歴は、地図情報5に示される地図上において、自位置情報取得部16により取得された自位置情報に示される自位置が辿った移動軌跡の情報である。また、地点の検索履歴は、検索プログラム25に従って行われた、目的地や登録地点などになり得る地図上の地点の検索履歴の情報である。
分岐点指定部32は、地図データベース2から取得される地図情報5と、自位置情報取得部16により取得される自位置情報とに基づいて、道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路を指定する分岐点指定手段として機能する。この分岐点指定部32により、案内情報出力手段11が案内情報10を出力するための、道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路の条件が指定される。ここでは、分岐点指定部32は、例えば図6に示すように、自位置情報に示される自位置45に基づいて、地図情報5に示される地図上における、自位置45の進行方向に存在する分岐点42と当該分岐点42へ向けて自位置45が進行中の道路43とを、分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43として指定する処理を行う。この際、分岐点指定部32は、地図情報5に示される地図上での自位置45を監視し、自位置45の進行方向に存在する分岐点42までの距離が所定の案内距離L内に近づいたことを条件として、当該分岐点42等の指定を行う。このような案内距離Lとしては、後述するように当該分岐点42に関する案内情報10を出力するのに適切な当該分岐点42までの距離を設定すると好適であり、例えば100〔m〕や50〔m〕に設定すると好適である。
履歴情報抽出部33は、上記分岐点指定部32により道路の分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43が指定された際に、当該分岐点42から進行可能な各方向に存在する案内対象41(図6参照)の地点及び道路についての一又は二以上の履歴情報8を履歴データベース4から抽出する履歴情報抽出手段として機能する。すなわち、履歴情報抽出部33は、履歴データベース4を検索し、進入道路43を除く、指定された分岐点42から進行可能に分岐する全ての道路に沿った各方向に存在する一又は二以上の案内対象41についての履歴情報8を抽出する。この際、履歴情報抽出部33は、指定された分岐点42を基準として、所定の抽出範囲内に存在する案内対象41についての履歴情報8を抽出する。この際の抽出範囲としては、例えば、指定された分岐点42を中心とする一定半径の円内の範囲、或いは、指定された分岐点42から各案内対象41までの自位置の移動距離(自車両の走行距離)で規定される範囲などとすることができる。そして、履歴案内情報9として案内する案内対象41の数が多すぎないように適切な数とするため、抽出範囲を規定する半径や移動距離を適切に規定する。以下の例では、案内対象41の抽出範囲を、分岐点42から各案内対象41までの自位置の移動距離で約500〔m〕以内としている。
除外処理部34は、指定された分岐点42から各方向に延びる道路の構造に基づいて、当該分岐点42から進行可能な各方向に存在する案内対象41についての一又は二以上の履歴情報8から、当該方向に進行しても到達することが困難な案内対象41についての履歴情報8を除外する除外手段として機能する。本実施形態においては、除外処理部34は、履歴情報抽出部33により抽出された履歴情報8から、道路の構造に基づいて各方向に進行しても到達することが困難な案内対象41についての履歴情報8を除外する処理を行う。ここで、各方向に進行しても到達することが困難な案内対象41としては、例えば分離帯や立体交差などの道路の構造に起因して、当該方向の道路に沿って存在するが、自車両(自位置)の進行中のレーンからは容易に到達することができない地点や道路などが該当する。このように、自車両がその方向に進行しても容易に到達することができない地点や道路などは、案内情報10として案内する対象からは除外することが望ましい。したがって、本実施形態においては、除外処理部34が、このような容易に到達できない案内対象41の履歴情報8を、履歴情報抽出部33により抽出した案内対象41の履歴情報8の中から除外する処理を行う。
方向案内情報取得部35は、上記分岐点指定部32により道路の分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43が指定された際に、当該分岐点42から進行可能な方向を案内する方向案内情報7を取得する方向案内情報取得手段として機能する。本実施形態においては、上記のとおり、現実の分岐点に設けられている方面案内標識と同様の画像情報である方向案内情報7が、方向案内データベース3に多数記憶されている。そして、この方向案内データベース3には、各方向案内情報7が、それぞれの配置される道路の分岐点に対応する地図情報5中の分岐点(すなわちノード)及び当該分岐点への進入道路(すなわちリンク)の情報に関連付けられた状態で記憶されている。したがって、方向案内情報取得部35は、上記分岐点指定部32による指定に従い、方向案内データベース3から指定された分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43の情報に関連付けられた方向案内情報7を抽出して取得する処理を行う。
履歴案内情報取得部36は、履歴情報抽出部33により抽出された履歴情報8に対応する案内対象41を案内する一又は二以上の履歴案内情報9を取得する履歴案内情報取得手段として機能する。本実施形態においては、履歴案内情報9は、案内対象41の名称や属性などを表すシンボル画像の情報としている。すなわち、案内対象41が地点である場合には、履歴案内情報9は、各地点に存在する施設や店舗などの名称や属性などを表すシンボル画像であり、地図データベース2に記憶されたシンボル画像情報6が表すシンボル画像と同様の画像情報である。また、案内対象41が道路である場合には、履歴案内情報9は、各道路を表すシンボル画像であり、地図データベース2に記憶された地図情報5に含まれる道路名称を表すシンボル画像と同様の画像情報である。そこで、履歴案内情報取得部36は、履歴情報抽出部33により抽出された一又は二以上の履歴情報8に含まれる各地点や道路のシンボル画像の情報を取得し、それを履歴案内情報9とする処理を行う。この際、履歴案内情報取得部36は、除外処理部34により除外された履歴情報8については履歴案内情報9を取得しない。
案内情報合成部37は、方向案内情報取得部35により取得した方向案内情報7と履歴案内情報取得部36により取得した一又は二以上の履歴案内情報9とを合成して案内情報10を生成する案内情報生成手段として機能する。ここで、案内情報合成部37は、案内対象41となる地点や道路のそれぞれについての履歴案内情報9を、方向案内情報7の各方向に関連付けるように合成する処理を行う。より詳しくは、案内情報合成部37は、案内対象41となる地点や道路のそれぞれについての履歴案内情報9を、方向案内情報7が示す指定された分岐点42から進行可能な各方向に関連付けて、当該案内対象41となる地点や道路が存在する方向を表すように、方向案内情報7上に配置して合成する。この際、案内対象41となる地点や道路のそれぞれについての履歴案内情報9は、例えば図2に示すように、方向案内情報7に含まれる指定された分岐点42から進行可能な各方向を示す矢印(図3参照)に応じた位置に配置される。
次に、本実施形態に係るナビゲーション装置1において実行される案内処理の手順について説明する。図7は、本実施形態に係る案内処理の全体の手順を示すフローチャートである。以下に説明する案内処理の手順は、上記のナビゲーション装置1の各機能部を構成するハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方の組み合わせにより実行される。ナビゲーション装置1の各機能部がプログラムにより構成される場合には、ナビゲーション装置1が有する演算処理装置は、上記の各機能部を構成するナビゲーションプログラムを実行するコンピュータとして動作する。
次に、本実施形態に係るナビゲーション装置1において実行される履歴情報収集処理の手順について説明する。図8は、本実施形態に係る履歴情報収集処理の手順を示すフローチャートである。以下に説明する履歴情報収集処理の手順は、主に履歴情報取得部31により実行される。この履歴情報取得部31は、上記のとおり、ハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方の組み合わせにより構成される。履歴情報取得部31がプログラムにより構成される場合には、ナビゲーション装置1が有する演算処理装置は、履歴情報取得部31を構成するプログラムを実行するコンピュータとして動作する。
次に、本発明の第二の実施形態について図9及び図10に基づいて説明する。本実施形態に係るナビゲーション装置1は、基本的には、現実に方面案内標識が設けられている分岐点42aに関して案内情報10の出力を行う。但し、このナビゲーション装置1は、分岐点42aに関して既に履歴案内情報9を出力した既出案内対象41pについて、当該既出案内対象41pを案内する履歴案内情報9の出力を、分岐点42aを越えて進行した先に存在する後続分岐点42b、42c・・・に関しても継続する案内継続部を備えている。これにより、ある分岐点42aに関して一度でも履歴案内情報9が出力された既出案内対象41pについては、次以降に現れる後続分岐点42b、42c・・・においても、当該後続分岐点42b、42c・・・に現実に方面案内標識が設けられているか否かに関係なく、履歴案内情報9が継続的に出力されることになる。したがって、使用者が履歴案内情報9により案内された既出案内対象41pに向かって進行している場合に、当該既出案内対象41pについての履歴案内情報9が途中で無くなることが防止され、当該既出案内対象41pまで容易に到達することが可能となる。
(1)上記の実施形態においては、履歴案内情報9が、案内対象41の名称や属性などを表すシンボル画像の情報である場合を例として説明した。しかし、本発明における履歴案内情報9の具体例はこれに限定されない。したがって、例えば図11に示すように、履歴案内情報9を、案内対象41の名称や属性などを表す文字情報とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。図11は、上記の実施形態に係る図2に示す案内情報10と同じ内容を表すものであって、履歴案内情報9をシンボル画像に代えて文字情報とした案内情報10の例を示している。すなわち、図11の例では、地点A〜C及び県道48号線(道路)のシンボル画像に代えて、「A百貨店」、「B屋」、「C店」、「県道48」などのように、各案内対象41の名称や属性などを表す文字情報を履歴案内情報9としている。そして、これらの履歴案内情報9は、上記の実施形態と同様に、方向案内情報7に含まれる各方向を示す矢印に応じた位置にそれぞれ配置されるように合成される。なお、履歴案内情報9を構成するシンボル画像や文字情報は、案内対象41の名称及び属性のいずれか一方のみを表す情報としても好適である。
4:履歴データベース(履歴情報記憶手段)
5:地図情報
7:方向案内情報
8:履歴情報
9:履歴案内情報
11:案内情報出力手段
16:自位置情報取得部(自位置情報取得手段)
33:履歴情報抽出部(履歴情報抽出手段)
34:除外処理部(除外手段)
41:案内対象
41p:既出案内対象
42、42a:分岐点
42b、42c:後続分岐点
43:進入道路
45:自位置
Claims (15)
- 地図情報に基づいて所定のナビゲーション動作を行うナビゲーション装置であって、
前記ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報を履歴情報として記憶する履歴情報記憶手段と、
道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報を前記履歴情報記憶手段から抽出する履歴情報抽出手段と、
前記分岐点から進行可能な方向を案内する方向案内情報とともに、当該方向案内情報の各方向に関連付けて、前記抽出された履歴情報に対応する案内対象を案内する履歴案内情報を出力する案内情報出力手段と、
を備えたナビゲーション装置。 - 前記案内対象は、地図上の地点及び道路の一方又は双方を含む請求項1に記載のナビゲーション装置。
- 前記ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報は、目的地に設定した地点、登録した地点、実際に立ち寄った地点、実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点、実際に通過した道路上及びその周辺の特徴的な地点、及び実際に通過した道路のいずれか一つ以上の情報である請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
- 前記ナビゲーション動作の履歴は、自位置の通行履歴及び地点の検索履歴の一方又は双方を含む請求項1から3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 前記履歴案内情報は、前記案内対象の名称及び属性の一方又は双方を表す情報である請求項1から4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 前記方向案内情報は、前記分岐点から進行可能な方向を矢印で表す画像情報であり、
前記履歴案内情報は、前記方向案内情報の各方向の矢印に応じた位置に配置される前記案内対象を表すシンボル画像又は文字の情報である請求項1から5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。 - 前記方向案内情報は、現実の分岐点に設けられている方面案内標識と同様の画像情報、又は分岐点手前の各レーンの進行可能方向を案内するレーン案内の画像情報である請求項1から6のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 前記分岐点から各方向に延びる道路の構造に基づいて、前記分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報から、当該方向に進行しても到達することが困難な案内対象についての前記履歴情報を除外する除外手段を更に備える請求項1から7のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 自位置情報を取得する自位置情報取得手段を更に備え、
前記自位置情報に示される自位置に基づいて、前記地図情報に示される地図上における自位置の進行方向に存在する分岐点と当該分岐点へ向けて自位置が進行中の道路とを、前記分岐点及び当該分岐点への進入道路として指定する請求項1から8のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。 - 前記分岐点に関して既に前記履歴案内情報を出力した既出案内対象について、当該既出案内対象を案内する履歴案内情報の出力を、前記分岐点を越えて進行した先に存在する後続分岐点に関しても継続する案内継続手段を更に備え、
前記案内継続手段は、各後続分岐点に関して、当該後続分岐点から進行可能な各方向に前記既出案内対象が存在しないと判定されるまで、前記既出案内対象を案内する履歴案内情報を前記案内情報出力手段に出力させる請求項1から9のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。 - 前記案内継続手段は、自位置が前記既出案内対象を通過し、或いは自位置が前記既出案内対象の存在する方向とは異なる方向に進行した場合には、次の後続分岐点に関して、当該後続分岐点から進行可能な各方向に前記既出案内対象が存在しないと判定する請求項10に記載のナビゲーション装置。
- 前記案内情報出力手段は、一つの案内対象について、前記分岐点から進行可能な複数方向のいずれからでも到達可能であると判定した場合には、当該複数方向のそれぞれに関連付けて当該案内対象を案内する前記履歴案内情報を出力する請求項1から11のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 前記分岐点から進行可能な各方向の道路の交通情報を取得する交通情報取得手段を備え、
前記案内情報出力手段は、一つの案内対象について前記分岐点から進行可能な複数方向のいずれからでも到達可能であるか否かの判定を、前記交通情報を考慮した当該案内対象までの到達時間に基づいて行う請求項12に記載のナビゲーション装置。 - 地図情報に基づいて所定のナビゲーション動作をコンピュータに実行させるためのナビゲーションプログラムであって、
ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報を履歴情報として履歴情報記憶手段に記憶する履歴情報記憶ステップと、
道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報を前記履歴情報記憶手段から抽出する履歴情報抽出ステップと、
前記分岐点から進行可能な方向を案内する方向案内情報とともに、当該方向案内情報の各方向に関連付けて、前記抽出された履歴情報に対応する案内対象を案内する履歴案内情報を出力する案内情報出力ステップと、
をコンピュータに実行させるナビゲーションプログラム。 - 前記分岐点から各方向に延びる道路の構造及び自位置の進行方向に基づいて、前記分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報から、当該方向に進行しても到達することが困難な案内対象についての前記履歴情報を除外する除外ステップを、前記コンピュータに更に実行させる請求項14に記載のナビゲーションプログラム。
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