JP2009042219A - ナビゲーション装置及びナビゲーションプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な各方向に進行した場合にどのような案内対象が存在するかを、使用者に容易に認識させることが可能なナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】地図情報に基づいて所定のナビゲーション動作を行うナビゲーション装置であって、ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報を履歴情報として記憶する履歴情報記憶手段と、道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての履歴情報を前記履歴情報記憶手段から抽出する履歴情報抽出手段と、前記分岐点から進行可能な方向を案内する方向案内情報7とともに、当該方向案内情報7の各方向に関連付けて、抽出された履歴情報に対応する案内対象を案内する履歴案内情報9を出力する案内情報出力手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、道路の分岐点において、当該分岐点から進行可能な方向を案内する機能を有するナビゲーション装置及びナビゲーションプログラムに関する。
例えば車載用のナビゲーション装置の分野においては、自位置が交差点などの分岐点に接近した際に、当該分岐点に設置された現実の方面案内標識と同様の案内画像を、表示装置の表示画面の一部に表示する技術が既に知られている(例えば下記の特許文献1及び2参照)。これらの技術において、表示される案内画像は、現実の方面案内標識と同様に、当該分岐点から進行可能な方向を表す矢印、当該矢印の各方向に進行した場合に到達し得る地域の地名(方面名)、各矢印が表す道路の道路名称などの情報を含んでいる。
また、ナビゲーション装置の分野においては、使用者が登録した地点や地図データベースに格納されているレストランなどの各種の施設の地点を表すシンボル画像を、地図上に重畳して表示する技術についても既に知られている(例えば下記の特許文献3参照)。この技術においては、各地点を表すシンボル画像は、地図上における当該各地点の座標に合わせて配置され、地図の画像とともに表示装置に表示される。
特開2007−085863号公報 特開2001−311625号公報 特開平05−303328号公報
しかし、上記のように、分岐点に設置された現実の方面案内標識と同様の案内画像を表示する技術では、ナビゲーション装置の使用者は、当該分岐点から各方向に進行した場合に到達し得る地域の地名(方面名)を容易に把握することができる利点があるが、当該分岐点で各方向に進行した場合に、具体的にどのような施設などが存在するかを知ることはできなかった。
また、上記のように、地図上に各種の施設などの地点を表すシンボル画像を重畳して表示する技術では、各施設などの位置を正確に知ることが可能であるが、分岐点との関係で、当該分岐点を各方向に進行した場合にどのような施設などが存在するかを使用者が容易に認識することができなかった。また、表示装置に表示されている地図の表示領域外にある施設などについては、使用者は、地図をスクロールさせるなどの操作を行わなければ知ることができなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な各方向に進行した場合にどのような案内対象が存在するかを、使用者に容易に認識させることが可能なナビゲーション装置及びナビゲーションプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る、地図情報に基づいて所定のナビゲーション動作を行うナビゲーション装置の特徴構成は、前記ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報を履歴情報として記憶する履歴情報記憶手段と、道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報を前記履歴情報記憶手段から抽出する履歴情報抽出手段と、前記分岐点から進行可能な方向を案内する方向案内情報とともに、当該方向案内情報の各方向に関連付けて、前記抽出された履歴情報に対応する案内対象を案内する履歴案内情報を出力する案内情報出力手段と、を備えた点にある。
なお、本願において道路の「分岐点」とは、2つ以上の進行方向を選択可能な道路上の点であり、いわゆる交差点を含む概念である。
この特徴構成によれば、道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な方向を案内する方向案内情報とともに、当該方向案内情報の各方向に関連付けて当該各方向に存在する案内対象を案内することができる。また、この際に案内する対象は、ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報を履歴情報として記憶した中から抽出したものである。よって、方向案内情報の各方向に関連付けて案内する対象が必要以上に多くなることを抑制し、使用者が過去の経験に基づいて容易に認識可能な対象のみを案内することができる。したがって、分岐点から進行可能な各方向に進行した場合にどのような案内対象が存在するかを、使用者に容易に認識させることができる。
ここで、前記案内対象としては、例えば、地図上の地点及び道路の一方又は双方が含まれる。
より具体的には、前記ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報は、目的地に設定した地点、登録した地点、実際に立ち寄った地点、実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点、実際に通過した道路上及びその周辺の特徴的な地点、及び実際に通過した道路のいずれか一つ以上の情報とすると好適である。
この構成によれば、使用者が実際に検索して指定した目的地点や登録地点などの地点、実際に移動して立ち寄った地点や通過した道路、当該通過した道路上及びその周辺の特徴的な地点など、使用者が過去の経験に基づいて既に基づいて知っていると推測される地点や道路などを案内対象とすることができる。よって、使用者が過去の経験に基づいて容易に認識可能な地点や道路のみを、前記方向案内情報の各方向に関連付けて案内することができる。したがって、分岐点から進行可能な各方向に進行した場合にどのような地点や道路が存在するかを、使用者に容易に認識させることができる。
また、このような案内対象の情報を取得するためには、前記ナビゲーション動作の履歴としては、例えば、自位置の通行履歴及び地点の検索履歴の一方又は双方が含まれると好適である。
また、前記履歴案内情報は、前記案内対象の名称及び属性の一方又は双方を表す情報であると好適である。
この構成によれば、履歴案内情報として出力されて案内される案内対象の内容を、使用者に具体的に認識させることが可能となる。
なお、案内情報出力手段により出力される方向案内情報及び履歴案内情報の形態は、表示装置に表示される画像情報のほか、スピーカなどの音声出力装置から出力される音声情報とすることも可能である。
また、前記方向案内情報は、前記分岐点から進行可能な方向を矢印で表す画像情報であり、前記履歴案内情報は、前記方向案内情報の各方向の矢印に応じた位置に配置される前記案内対象を表すシンボル画像又は文字の情報であると好適である。
この構成によれば、指定された分岐点から進行可能な方向を、使用者が容易に認識できるように適切に表示して案内することができるとともに、当該方向案内情報の各方向に関連付けて当該各方向に存在する案内対象を、使用者が容易に認識できるように適切に表示して案内することができる。
また、前記方向案内情報は、現実の分岐点に設けられている方面案内標識と同様の画像情報、又は分岐点手前の各レーンの進行可能方向を案内するレーン案内の画像情報であると好適である。
この構成によれば、使用者が違和感なく容易に認識できる形態で、指定された分岐点から進行可能な方向を案内することができる。
また、前記分岐点から各方向に延びる道路の構造に基づいて、前記分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報から、当該方向に進行しても到達することが困難な案内対象についての前記履歴情報を除外する除外手段を更に備える構成とすると好適である。
この構成によれば、指定された分岐点から各方向に延びる道路の構造に基づいて、当該方向に進行しても到達することが困難な案内対象についての案内を行わない構成とすることができる。すなわち、例えば分離帯や立体交差などの道路の構造に起因して、当該方向の道路に沿って存在するが、容易に到達することができない地点や道路などを案内対象から除外することができる。よって、案内すべきでない対象が方向案内情報の各方向に関連付けて案内されることを抑制し、案内対象が必要以上に多くなることを防止することができる。したがって、分岐点から進行可能な各方向に進行した場合にどのような案内対象が存在するかを、使用者に一層容易に認識させることができる。
また、自位置情報を取得する自位置情報取得手段を更に備え、前記自位置情報に示される自位置に基づいて、前記地図情報に示される地図上における自位置の進行方向に存在する分岐点と当該分岐点へ向けて自位置が進行中の道路とを、前記分岐点及び当該分岐点への進入道路として指定する構成とすると好適である。
この構成によれば、自位置が接近中の分岐点及び当該分岐点への進入道路を、実際の自位置に合わせて適切に指定することができる。したがって、使用者が当該分岐点についての情報を必要とする適切なタイミングで、当該分岐点についての方向案内情報及び履歴案内情報を出力して案内することができる。
また、前記分岐点に関して既に前記履歴案内情報を出力した既出案内対象について、当該既出案内対象を案内する履歴案内情報の出力を、前記分岐点を越えて進行した先に存在する後続分岐点に関しても継続する案内継続手段を更に備え、前記案内継続手段は、各後続分岐点に関して、当該後続分岐点から進行可能な各方向に前記既出案内対象が存在しないと判定されるまで、前記既出案内対象を案内する履歴案内情報を前記案内情報出力手段に出力させる構成とすると好適である。
この構成によれば、ある分岐点に関して案内情報出力手段により一度でも履歴案内情報が出力された既出案内対象については、次以降に現れる後続分岐点においても履歴案内情報が継続的に出力されることになる。したがって、使用者が履歴案内情報により案内された既出案内対象に向かって進行している場合に、当該既出案内対象についての履歴案内情報が途中で無くなることが防止され、当該既出案内対象まで容易に到達することができる。一方、後続分岐点から進行可能な各方向に前記既出案内対象が存在しないと判定された場合には、当該既出案内対象を案内する履歴案内情報が出力されなくなるので、使用者にとって不要な履歴案内情報がいつまでも出力されることが防止される。
ここで、前記案内継続手段は、自位置が前記既出案内対象を通過し、或いは自位置が前記既出案内対象の存在する方向とは異なる方向に進行した場合には、次の後続分岐点に関して、当該後続分岐点から進行可能な各方向に前記既出案内対象が存在しないと判定する構成とすると好適である。
この構成によれば、後続分岐点から進行可能な各方向に前記既出案内対象が存在しないことを適切に判定することができる。
また、前記案内情報出力手段は、一つの案内対象について、前記分岐点から進行可能な複数方向のいずれからでも到達可能であると判定した場合には、当該複数方向のそれぞれに関連付けて当該案内対象を案内する前記履歴案内情報を出力する構成とすると好適である。
一つの案内対象に到達するために、例えば、2つの経路のいずれを通ってもほぼ同じ時間で到達できる場合や、通常であれば早く到達できる方の経路が渋滞中であるために他の経路を通ってもほぼ同じ時間で到達でき、或いは他の経路を通った方がより早く到達できる場合等も有り得る。このような場合にも、本構成によれば、一つの案内対象に到達可能な複数の経路について、使用者がそれらの任意の経路を選択できるように履歴案内情報が出力されるので、使用者にとっての利便性を更に高めることができる。
また、前記分岐点から進行可能な各方向の道路の交通情報を取得する交通情報取得手段を備え、前記案内情報出力手段は、一つの案内対象について前記分岐点から進行可能な複数方向のいずれからでも到達可能であるか否かの判定を、前記交通情報を考慮した当該案内対象までの到達時間に基づいて行う構成とすると好適である。
この構成によれば、渋滞や交通規制等に関する交通情報を考慮して、一つの案内対象について分岐点から進行可能な複数方向のいずれからでも到達可能であるか否かの判定を行うので、分岐点から進行可能な各方向の道路の実際の状況に応じて適切な判定を行うことができる。したがって、通常であれば早く到達できる方の経路とは異なる他の経路を通ってもほぼ同じ時間で到達でき、或いは当該他の経路を通った方がより早く到達できる場合にも、適切に履歴案内情報を出力することができる。
本発明に係る、地図情報に基づいて所定のナビゲーション動作をコンピュータに実行させるためのナビゲーションプログラムの特徴構成は、ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報を履歴情報として履歴情報記憶手段に記憶する履歴情報記憶ステップと、道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報を前記履歴情報記憶手段から抽出する履歴情報抽出ステップと、前記分岐点から進行可能な方向を案内する方向案内情報とともに、当該方向案内情報の各方向に関連付けて、前記抽出された履歴情報に対応する案内対象を案内する履歴案内情報を出力する案内情報出力ステップと、をコンピュータに実行させる点にある。
この特徴構成によれば、道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な方向を案内する方向案内情報とともに、当該方向案内情報の各方向に関連付けて当該各方向に存在する案内対象を案内することができる。また、この際に案内する対象は、履歴動作から取得される案内対象の情報を履歴情報として記憶した中から抽出したものである。よって、方向案内情報の各方向に関連付けて案内する対象が必要以上に多くなることを抑制し、使用者が過去の経験に基づいて容易に認識可能な対象のみを案内することができる。したがって、分岐点から進行可能な各方向に進行した場合にどのような案内対象が存在するかを、使用者に容易に認識させることができる。
ここで、前記分岐点から各方向に延びる道路の構造及び自位置の進行方向に基づいて、前記分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報から、当該方向に進行しても到達することが困難な案内対象についての前記履歴情報を除外する除外ステップを、前記コンピュータに更に実行させる構成とすると好適である。
この構成によれば、指定された分岐点から各方向に延びる道路の構造に基づいて、当該方向に進行しても到達することが困難な案内対象についての案内を行わない構成とすることができる。すなわち、例えば分離帯や立体交差などの道路の構造に起因して、当該方向の道路に沿って存在するが、自位置の進行中のレーンからは到達することができない地点や道路などを案内対象から除外することができる。よって、案内すべきでない対象が方向案内情報の各方向に関連付けて案内されることを抑制し、案内対象が必要以上に多くなることを防止することができる。したがって、分岐点から進行可能な各方向に進行した場合にどのような案内対象が存在するかを、使用者に一層容易に認識させることができる。
1.第一の実施形態
本発明の第一の実施形態について図面に基づいて説明する。ここでは、本発明に係るナビゲーション装置1を車両に搭載して用いる場合を例として説明する。図1は、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。このナビゲーション装置1は、案内情報出力手段11を構成する出力装置として表示装置14を備えている。そして、本実施形態においては、ナビゲーション装置1は、ナビゲーション動作の履歴から取得される地点及び道路(案内対象41の一例)の情報を履歴情報8として履歴データベース4に記憶しておく(図4参照)。そして、ナビゲーション装置1は、道路の分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43(図6参照)が指定された際に、例えば図2に示すように、当該分岐点42から進行可能な方向を案内する方向案内情報7と、履歴データベース4に記憶された履歴情報8に対応する地点及び道路を案内する履歴案内情報9とを合成した案内情報10を、表示装置14に出力するように構成されている。図2は、表示装置14に表示された案内情報10の一例を示す図である。
図1に示すナビゲーション装置1の各機能部は、互いに共通の或いはそれぞれ独立のCPUなどの演算処理装置を中核部材として、入力されたデータに対して種々の処理を行うための機能部がハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方により実装されて構成されている。そして、これらの各機能部は、互いに情報の受け渡しを行うことができるように構成されている。ここで、各機能部がソフトウェア(プログラム)により構成される場合には、当該ソフトウェアは、前記演算処理装置が参照可能なRAMやROMなどの記憶手段に記憶される。また、ナビゲーション装置1の各データベース2〜4は、互いに共通の或いはそれぞれ独立の記憶手段(記録媒体)をハードウェア構成として備えている。ここで、各データベース2〜4を構成する記憶手段としては、例えば、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、DVD−ROMを備えたDVDドライブ、CD−ROMを備えたCDドライブなどが用いられる。但し、後述するように履歴情報8の更新が必要となる履歴データベース4は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの書き換え可能な記憶手段で構成される。以下、本実施形態に係るナビゲーション装置1の各部の構成について詳細に説明する。
1−1.出力装置
図1に示すように、本実施形態においては、ナビゲーション装置1は、案内情報出力手段11を構成する出力装置として、表示装置14及び音声出力装置15を備えている。表示装置14は、ナビゲーション装置1としての機能するための画像情報、例えば、地図情報5に基づく地図画像13や案内情報10(図5参照)などの各種の画像情報を出力する装置である。この表示装置14としては、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(electroluminescence)ディスプレイ、電界放出ディスプレイ、CRT(cathode-ray tube)ディスプレイなどの各種の表示装置を用いることができる。そして、この表示装置14には、後述するナビゲーション用演算部20の表示プログラム21により生成された画像情報が表示される。このような画像情報としては、例えば、図5に示すような地図画像13や案内情報10のほか、目的地などの地点の検索用画面、各種の設定変更のための設定画面など、ナビゲーション装置1として必要な各種の画像がある。また、この表示装置14は、表示画面上に設けられたタッチパネルや表示画面に隣接して設けられた操作スイッチなどの操作入力装置を備えている。使用者は、これらの操作入力装置を操作することにより、目的地などの地点の検索や登録、検索用画面の呼び出し、案内経路の探索や設定など、ナビゲーション装置1へのナビゲーション動作の指令を入力することができる。また、音声出力装置15は、設定した案内経路に従った経路案内などの音声による案内情報を出力する装置であり、スピーカやアンプなどを有して構成される。
1−2.地図データベース
地図データベース2は、地図情報5が記憶されたデータベースである。ここで、地図情報5は、広域の地図を表示する際に用いられる上位レベルの情報から詳細な地図を表示する際に用いられる下位レベルの情報まで複数のレベルに分けられ、レベル単位で階層化して管理されている。各レベルの情報は、所定の経度および緯度で区切られた区画と呼ばれる矩形領域を単位として分割されている。各区画の地図情報5は、各区画に設定された区画番号等の区画識別符号を指定することにより読み出すことができる。区画毎の地図情報5には、複数のリンク及びノードの接続関係で表される道路ネットワークデータが記憶された基本地図情報、地図表示やマップマッチングに用いる詳細な地図データが記憶された表示・マップマッチング用地図情報、経路探索に用いる経路探索用道路ネットワークデータが記憶された経路探索用地図情報などが含まれている。ここで、表示・マップマッチング用地図情報に含まれる具体的な情報としては、例えば、道路の詳細な形状を表す道路形状データ、建物や河川などの形状を表す背景データ、地名や施設名などを表す文字データ、道路名称を表すシンボル画像などがある。このような道路を表すシンボル画像は、一般的に地図で用いられている画像であり、例えば、国道や県道などの道路種別毎に異なる枠(例えば、逆三角形や六角形など枠)内に道路番号を示す数字が表されたものなどがある。図5には、このような道路名称を表すシンボル画像を含む地図表示の例を示している。
また、地図データベース2には、この他にも、経路案内に用いる画像データや音声データなどが記憶された経路案内用情報(図示を省略)、地点検索などに用いる検索用情報12なども記憶されている。ここで、検索用情報12に含まれる具体的な情報としては、例えば、住所、電話番号、施設名称、ジャンルなどを検索条件とする地点検索に用いる検索データ、各地点の情報を表す地点データなどがある。この地点データは、各地点の位置を表す座標情報のほか、当該地点に存在する施設や店舗などの名称やサービス種別などの属性情報を含んでいる。また、各地点データは、それぞれの地点に存在する施設や店舗などの名称や属性などを表すシンボル画像の情報であるシンボル画像情報6と関連付けられている。したがって、表示装置14に表示される地図上において、検索結果などとして地点データが表す地点を表示する場合には、当該地点データに含まれる座標情報が示す位置に、当該地点データに関連付けられたシンボル画像情報6が表すシンボル画像を表示する。図5には、このような地点データに関連付けられたシンボル画像を含む地図表示の例を示している。本実施形態においては、シンボル画像をアルファベットと比較的単純な形の図形とを組み合わせたものとしているが、実際には、各地点に存在する施設や店舗の名称や属性などを分かりやすく表現した図形や図形と文字の組み合わせなどが用いられる。このようなシンボル画像としては、例えば、店舗の商標、施設の建物形状、施設や店舗の属性を表す地図記号、施設や店舗の名称を表す文字を図形化したものなどがある。
1−3.方向案内データベース
方向案内データベース3は、方向案内情報7が記憶されたデータベースである。ここで、方向案内情報7は、道路の分岐点から進行可能な方向を矢印で表す画像情報である。道路の分岐点とは、2つ以上の進行方向を選択可能な道路上の点であり、複数の道路が交差する交差点を含む。図3は、方向案内データベース3に記憶された方向案内情報7の例を示す図である。この図に示すように、本実施形態においては、方向案内情報7は、現実の分岐点に設けられている方面案内標識と同様の画像情報としている。そして、方向案内データベース3には、多数の方向案内情報7が、それぞれの配置される道路の分岐点に対応する地図情報5中の分岐点(すなわちノード)及び当該分岐点への進入道路(すなわちリンク)の情報に関連付けられた状態で記憶されている。
図3(a)は、国道17号線と国道254号線とが交差する交差点に設置された方面案内標識と同様の画像情報である方向案内情報7を示している。この方向案内情報7は、直進、右折及び左折が可能であることを表す矢印の画像情報を有している。また、この方向案内情報7は、当該矢印の各方向に関連付けて配置された方面名を表す文字情報が、当該交差点を直進すれば大宮方面、右折すれば巣鴨方面、左折すれば日本橋方面へそれぞれ進行可能であることを矢印で表している。
同様に、図3(b)は、所定の立体交差の交差点に設置された方面案内標識の画像情報である方向案内情報7を示している。この方向案内情報7は、直進及び左方向への分岐を降りてからの右折及び左折が可能であることを表す矢印の画像情報を有している。また、この方向案内情報7は、当該矢印の各方向に関連付けて配置された方面名を表す文字情報が、当該交差点を直進すれば日本橋方面、左方向への分岐を降りてからの右折すれば大森方面、左折すれば上馬方面へそれぞれ進行可能であることを矢印で表している。図3(c)は、図3(a)及び(b)とは異なる形態で交差点での進行可能方向を表す方面案内標識と同様の画像情報である方向案内情報7を示している。この方向案内情報7は、直進、右折及び左折が可能であることを表す矢印の画像情報を有している。また、この方向案内情報7は、当該矢印の各方向に関連付けて配置された方面名を表す文字情報が、当該交差点を直進すれば日本橋方面、左方向への分岐を降りてからの右折すれば大森方面、左折すれば上馬方面へそれぞれ進行可能であることを矢印で表している。
1−4.履歴データベース
履歴データベース4は、ナビゲーション装置1のナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象41の情報を履歴情報8として記憶する履歴情報記憶手段として機能する。ここで、案内対象41とは、案内情報10を構成する履歴案内情報9(図2参照)として、方向案内情報7と関連付けて案内される対象である。本実施形態においては、例えば図6に示すように、案内対象41は、地図上の地点及び道路の双方としている。すなわち、本実施形態においては、後述する履歴情報取得部31により、ナビゲーション用演算部20によるナビゲーション動作の履歴から取得される所定の地点及び道路の情報を、履歴情報8として履歴データベース4に記憶する。なお、どのような地点及び道路を案内対象41とし、履歴情報8を取得するかについては、後に履歴情報取得部31の項目で説明する。
図4は、このような履歴データベース4に記憶された履歴情報8の例を示す図である。本実施形態においては、履歴データベース4には、図4(a)に示すような地点履歴情報8Aと、図4(b)に示すような道路履歴情報8Bとが記憶されている。以下では、単に「履歴情報8」というときは、地点履歴情報8A及び道路履歴情報8Bの双方を総称するものとする。地点履歴情報8Aは、履歴データベース4に記憶された各地点の履歴情報8である。ここでは、地点履歴情報8Aは、その内容として、地点名、シンボル画像、位置、及び登録年月日の情報を有している。地点名は、各地点に存在する施設や店舗などの名称を表す情報である。シンボル画像は、各地点に存在する施設や店舗などの名称や属性などを表すシンボル画像であり、地図データベース2に記憶されたシンボル画像情報6が表すシンボル画像と同様の画像情報が用いられる。位置は、各地点の位置を示す座標情報である。登録年月日は、各地点の地点履歴情報8Aが、後述する履歴情報取得部31により取得され、履歴データベース4に登録(記憶)された年月日を示す情報である。なお、シンボル画像の情報は、地図データベース2に記憶された同じシンボル画像についてのシンボル画像情報6の格納位置を示す情報としても好適である。
また、道路履歴情報8Bは、その内容として、道路名、シンボル画像、位置、及び登録年月日の情報を有している。道路名は、国道○○号線や県道××号線などの各道路の名称を表す情報である。シンボル画像は、各道路を表すシンボル画像であり、地図データベース2に記憶された地図情報5に含まれる道路名称を表すシンボル画像と同様の画像情報が用いられる。位置は、道路履歴情報8Bとして登録される当該道路の範囲の始端と終端の位置を示す座標情報である。登録年月日は、各道路の道路履歴情報8Bが、後述する履歴情報取得部31により取得され、履歴データベース4に登録(記憶)された年月日を示す情報である。なお、道路履歴情報8Bとして登録される当該道路の範囲は、後述するように、履歴情報取得部31によりナビゲーション動作の履歴から取得される、自車両(自位置)が実際に通過した道路の範囲である。したがって、例えば、図4(b)に示すように、県道48号線の道路履歴情報8Bに含まれる位置の情報が、(X11,Y11)〜(X12,Y12)であった場合、自車両は、座標(X11,Y11)の地点において他の道路から県道48号線に進入し、座標(X12,Y12)の地点において県道48号線から他の道路へ退出したことを示している。また、シンボル画像の情報は、本実施形態では実際の道路標識と同様に、国道については、逆三角形の枠内に道路番号を示す数字が表された画像を用い、県道については、六角形の枠内に道路番号を示す数字が表された画像を用いている。なお、このシンボル画像の情報は、地図データベース2に記憶された地図情報5に含まれる道路名称を表す同じシンボル画像の情報の格納位置を示す情報としても好適である。
1−5.自位置情報取得部
自位置情報取得部16は、自車両の現在位置(現在の自位置)を示す自車位置情報を取得する自位置情報取得手段として機能する。ここでは、自位置情報取得部16は、GPS受信機17、方位センサ18、及び距離センサ19と接続されている。ここで、GPS受信機17は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信する装
置である。このGPS信号は、通常1秒おきに受信され、自位置情報取得部16へ出力される。自位置情報取得部16では、GPS受信機17で受信されたGPS衛星からの信号を解析し、自車両の現在位置(座標)、進行方位、移動速度等の情報を取得することができる。方位センサ18は、自車両の進行方位又はその進行方位の変化を検出するセンサである。この方位センサ18は、例えば、ジャイロスコープや、地磁気センサ等により構成される。そして、方位センサ18は、その検出結果を自位置情報取得部16へ出力する。距離センサ19は、自車両の車速や移動距離を検出するセンサである。この距離センサ19は、例えば、車両のドライブシャフトやホイール等が一定量回転する毎にパルス信号を出力する車速パルスセンサ、自車両の加速度を検知するヨー・Gセンサ及び検知された加速度を積分する回路等により構成される。そして、距離センサ19は、その検出結果としての車速及び移動距離の情報を自位置情報取得部16へ出力する。
自位置情報取得部16は、これらのGPS受信機17、方位センサ18及び距離センサ19からの出力に基づいて、公知の方法により自位置を特定する演算を行う。また、後述するように、ナビゲーション用演算部20は、アプリケーションプログラムとしてマップマッチングプログラム22を有しており、地図データベース2から取得される地図情報5に基づいて、公知のマップマッチングを行うことにより自位置を地図情報5に示される道路上に合わせる補正も行う。このようなマップマッチングプログラム22による自位置情報の補正結果は自位置情報取得部16へ送られ、自位置情報取得部16により取得される自位置情報に反映される。このようにして、自位置情報取得部16は、座標(緯度及び経度)で表された現在の自位置及びその進行方位の情報を含む自位置情報を取得する。
1−6.ナビゲーション用演算部
ナビゲーション用演算部20は、地図データベース2に記憶された地図情報5に基づいて所定のナビゲーション動作を実行するための演算処理を行う演算処理部である。ここでは、ナビゲーション用演算部20は、所定のナビゲーション動作を実行するための複数のアプリケーションプログラム21〜25に従って動作する。図1に示すように、本例では、アプリケーションプログラムは、表示プログラム21、マップマッチングプログラム22、経路探索プログラム23、案内プログラム24、及び検索プログラム25の5つで構成されている。
表示プログラム21は、自位置周辺や目的地などの使用者が指定した位置周辺の地図情報5に基づく地図画像13のほか、目的地などの検索用画面、各種の設定変更のための設定画面など、ナビゲーション装置1として必要な各種の画像を生成し、表示装置14に表示させる処理を行う。図5は、表示装置14に表示された画像の一例を示す図である。この図に示す例では、地図画像13に、自位置を表す自位置表示45や案内情報10などが重畳して表示されている。マップマッチングプログラム22は、自位置情報取得部16により取得された自位置情報に示される自位置を地図情報5に示される地図の道路上に合わせるマップマッチング処理を行う。経路探索プログラム23は、例えば自位置等の出発地から使用者により設定入力された目的地までの経路などの経路探索を行う。案内プログラム24は、経路探索プログラム23により決定された目的地までの経路に従って、表示装置14による案内表示や音声出力装置15による音声案内等により、使用者に対して適切な進路に誘導する処理を行う。検索プログラム25は、目的地や登録地点などになり得る地図上の地点を、住所、電話番号、施設名称、ジャンルなどの各種の検索条件に基づいて検索する処理を行う。この際、検索プログラム25は、地図データベース2記憶された地図情報5と、上記のような検索データや地点データなどを含む検索用情報12とを参照して動作する。また、検索条件の入力などは、使用者が、表示装置14に表示された検索用画面に応じてタッチパネルや操作スイッチなどの操作入力装置を操作することにより行われる。なお、各アプリケーションプログラム21〜25によるナビゲーション装置1の動作処理は公知であるので詳細な説明は省略する。
1−7.履歴情報取得部
履歴情報取得部31は、ナビゲーション用演算部20が実行するナビゲーション動作の履歴から、案内対象41(図6参照)である地点及び道路の情報を、履歴情報8として取得する履歴情報取得手段として機能する。そして、履歴情報取得部31は、このように取得した履歴情報8を、上述した履歴データベース4に記憶させる。本実施形態においては、履歴情報取得部31は、ナビゲーション動作の履歴に含まれる地点及び道路についての各種情報の中から、「目的地に設定した地点」、「登録した地点」、「実際に立ち寄った地点」、「実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点」、及び「実際に通過した道路」の情報を、履歴情報8として取得する。そのため、履歴情報取得部31は、全てのナビゲーション動作の履歴の中で、自位置の通行履歴及び地点の検索履歴を対象として履歴情報8を取得する。ここで、自位置の通行履歴は、地図情報5に示される地図上において、自位置情報取得部16により取得された自位置情報に示される自位置が辿った移動軌跡の情報である。また、地点の検索履歴は、検索プログラム25に従って行われた、目的地や登録地点などになり得る地図上の地点の検索履歴の情報である。
具体的には、履歴情報取得部31は、地点の検索履歴に基づいて、「目的地に設定した地点」及び「登録した地点」の情報を履歴情報8として取得する。すなわち、ナビゲーション用演算部20は、検索プログラム25に従い、使用者が表示装置14に表示された検索画面に従って入力した各種の検索条件に応じて所望の地点を検索する。この際、検索条件としては、例えば住所、電話番号、施設名称、ジャンルなどがあり、使用者は、前記検索画面に従ってタッチパネルなどの操作入力装置を操作してこれらの検索条件を入力する。また、ナビゲーション用演算部20は、表示装置14に地図画像13(図5参照)を表示している状態で、使用者の操作入力に従って地図画像13をスクロールさせる動作を行う。これにより、使用者は、地図画像13上で所望の地点を検索することができる。そして、ナビゲーション用演算部20は、更なる使用者からの操作入力に応じて、検索された地点を経路探索の目的地に設定し、或いは特定の登録地点として地図データベース2に記憶させる。履歴情報取得部31は、このような目的地の設定や地点の登録の際のナビゲーション用演算部20の動作履歴に基づいて、「目的地に設定した地点」及び「登録した地点」の情報を履歴情報8として取得する。この履歴情報8を構成する情報は、図4(a)に示すように、各地点の地点名、シンボル画像、位置、及び登録年月日の情報を有している。ここで取得された履歴情報8は、地点履歴情報8Aとして履歴データベース4に記憶される。
また、履歴情報取得部31は、自位置の通行履歴に基づいて、「実際に立ち寄った地点」、「実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点」、及び「実際に通過した道路」の情報を履歴情報8として取得する。すなわち、ナビゲーション用演算部20は、自位置情報取得部16により取得された自位置情報に基づいて、地図情報5に示される地図上における現在の自位置、及び当該自位置が移動中であるか停止中であるかを認識することができる。そして、ナビゲーション用演算部20は、自位置が停止中の状態で、ナビゲーション装置1の主電源のオン・オフ動作が行われた場合には、自車両が一定時間以上停車した、すなわち自位置(自車両)が当該地点に立ち寄ったと判定できる。履歴情報取得部31は、このような地点を自位置が「実際に立ち寄った地点」とし、その情報を履歴情報8として取得する。なお、自位置が立ち寄った地点が施設や店舗などが存在する地点と一致していない場合には、当該地点の周辺に存在する施設や店舗などに立ち寄ったものと推測できる。その場合、履歴情報取得部31は、当該地点周辺に存在する施設や店舗などの地点を「実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点」とし、その情報を履歴情報8として取得する。この際、当該地点周辺に複数の施設や店舗などが存在する場合には、履歴情報取得部31は、それらの中で当該地点から最も近くに存在する施設や店舗などの地点の情報を履歴情報8として取得する。この履歴情報8を構成する情報は、図4(a)に示すように、各地点の地点名、シンボル画像、位置、及び登録年月日の情報を有している。ここで取得された履歴情報8は、地点履歴情報8Aとして履歴データベース4に記憶される。
また、ナビゲーション用演算部20は、マッチングプログラム22により、自位置情報取得部16により取得された自位置情報に示される自位置を地図の道路上に合わせる補正を行う。履歴情報取得部31は、このようなマップマッチングされた自位置が通過した地図上の道路及び当該道路における自位置が通った範囲を、自位置が「実際に通過した道路」とし、その情報を履歴情報8として取得する。この履歴情報8を構成する情報は、図4(b)に示すように、各道路の道路名、シンボル画像、自位置が実際に通過した道路の範囲を示す位置の情報、及び登録年月日の情報を有している。ここで取得された履歴情報8は、道路履歴情報8Bとして履歴データベース4に記憶される。
1−8.分岐点指定部
分岐点指定部32は、地図データベース2から取得される地図情報5と、自位置情報取得部16により取得される自位置情報とに基づいて、道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路を指定する分岐点指定手段として機能する。この分岐点指定部32により、案内情報出力手段11が案内情報10を出力するための、道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路の条件が指定される。ここでは、分岐点指定部32は、例えば図6に示すように、自位置情報に示される自位置45に基づいて、地図情報5に示される地図上における、自位置45の進行方向に存在する分岐点42と当該分岐点42へ向けて自位置45が進行中の道路43とを、分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43として指定する処理を行う。この際、分岐点指定部32は、地図情報5に示される地図上での自位置45を監視し、自位置45の進行方向に存在する分岐点42までの距離が所定の案内距離L内に近づいたことを条件として、当該分岐点42等の指定を行う。このような案内距離Lとしては、後述するように当該分岐点42に関する案内情報10を出力するのに適切な当該分岐点42までの距離を設定すると好適であり、例えば100〔m〕や50〔m〕に設定すると好適である。
図6に示す例では、マップマッチング後の自位置情報に示される自位置45は、国道254号線を図における上方に向かって進行しており、自位置45の進行方向には、国道17号線と交差する交差点である分岐点42が存在している。したがって、本例では、分岐点指定部32は、自位置45から分岐点42までの距離が案内距離L以下となったときに、国道254号線と国道17号線との交差点を分岐点42として指定し、当該分岐点42へ向かう国道254号線における、国道17号線に対して図中下側の部分の道路を進入道路43として指定する。
1−9.履歴情報抽出部
履歴情報抽出部33は、上記分岐点指定部32により道路の分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43が指定された際に、当該分岐点42から進行可能な各方向に存在する案内対象41(図6参照)の地点及び道路についての一又は二以上の履歴情報8を履歴データベース4から抽出する履歴情報抽出手段として機能する。すなわち、履歴情報抽出部33は、履歴データベース4を検索し、進入道路43を除く、指定された分岐点42から進行可能に分岐する全ての道路に沿った各方向に存在する一又は二以上の案内対象41についての履歴情報8を抽出する。この際、履歴情報抽出部33は、指定された分岐点42を基準として、所定の抽出範囲内に存在する案内対象41についての履歴情報8を抽出する。この際の抽出範囲としては、例えば、指定された分岐点42を中心とする一定半径の円内の範囲、或いは、指定された分岐点42から各案内対象41までの自位置の移動距離(自車両の走行距離)で規定される範囲などとすることができる。そして、履歴案内情報9として案内する案内対象41の数が多すぎないように適切な数とするため、抽出範囲を規定する半径や移動距離を適切に規定する。以下の例では、案内対象41の抽出範囲を、分岐点42から各案内対象41までの自位置の移動距離で約500〔m〕以内としている。
図6は、履歴データベース4に履歴情報8が記憶された案内対象41であって、分岐点42の周辺に存在するものを地図上に配置して示した説明図である。本例では、5つの地点A〜E及び一つの道路(県道48号線)が、指定された分岐点42から所定の抽出範囲内に存在する案内対象41であり、それらの履歴情報8が履歴データベース4に記憶されている。履歴情報抽出部33は、このような履歴情報8が記憶された履歴データベース4から、指定された分岐点42から進行可能な各方向、すなわち、分岐点42で直進、右折、左折した道路の各方向に存在する案内対象41の地点及び道路についての履歴情報8を履歴データベース4から抽出する。したがって、図6の例では、履歴情報抽出部33は、直進方向には履歴情報8を抽出せず、右折方向には地点A、B、Eのそれぞれの地点履歴情報8Aを抽出し、左折方向には地点C、Dのそれぞれの地点履歴情報8A及び県道48号線(道路)の道路履歴情報8Bを抽出する。
1−10.除外処理部
除外処理部34は、指定された分岐点42から各方向に延びる道路の構造に基づいて、当該分岐点42から進行可能な各方向に存在する案内対象41についての一又は二以上の履歴情報8から、当該方向に進行しても到達することが困難な案内対象41についての履歴情報8を除外する除外手段として機能する。本実施形態においては、除外処理部34は、履歴情報抽出部33により抽出された履歴情報8から、道路の構造に基づいて各方向に進行しても到達することが困難な案内対象41についての履歴情報8を除外する処理を行う。ここで、各方向に進行しても到達することが困難な案内対象41としては、例えば分離帯や立体交差などの道路の構造に起因して、当該方向の道路に沿って存在するが、自車両(自位置)の進行中のレーンからは容易に到達することができない地点や道路などが該当する。このように、自車両がその方向に進行しても容易に到達することができない地点や道路などは、案内情報10として案内する対象からは除外することが望ましい。したがって、本実施形態においては、除外処理部34が、このような容易に到達できない案内対象41の履歴情報8を、履歴情報抽出部33により抽出した案内対象41の履歴情報8の中から除外する処理を行う。
図6に示す例では、指定された分岐点42において進入道路43と交差する道路(国道17号線)が中央分離帯44を有している。そのため、自車両(自位置)が指定された分岐点42で左折方向に進行した場合、道路(国道17号線)の進行方向右側に存在する地点Dには容易に到達することができない。同様に、自車両(自位置)が指定された分岐点42で右折方向に進行した場合、道路(国道17号線)の進行方向右側に存在する地点Eには容易に到達することができない。したがって、除外処理部34は、履歴情報抽出部33により抽出した案内対象41の履歴情報8の中から、地点D及び地点Eについての地点履歴情報8Aを除外する処理を行う。一方、地点Aは、自車両(自位置)が指定された分岐点42で右折方向に進行した場合における道路(国道17号線)の進行方向右側に存在する。しかし、地点Aへは、交差点46を右折することにより容易に到達することができる。したがって、本例では、除外処理部34は、地点Aについての地点履歴情報8Aは除外しない。なお、図6には、到達困難な案内対象41ができる原因として、分離帯の例を示したが、この他にも、例えば立体交差、高架、一方通行などの各種の道路構造が原因となる場合がある。また、各地点に存在する施設や店舗などの入口の向きや駐車場の場所などのように、各地点に存在する施設や店舗などの構造が原因となる場合もある。いずれの場合にも、除外処理部34は、地図データベース2に記憶された地図情報5などに基づいて、到達困難な案内対象41を判定して除外する処理を行う。
1−11.方向案内情報取得部
方向案内情報取得部35は、上記分岐点指定部32により道路の分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43が指定された際に、当該分岐点42から進行可能な方向を案内する方向案内情報7を取得する方向案内情報取得手段として機能する。本実施形態においては、上記のとおり、現実の分岐点に設けられている方面案内標識と同様の画像情報である方向案内情報7が、方向案内データベース3に多数記憶されている。そして、この方向案内データベース3には、各方向案内情報7が、それぞれの配置される道路の分岐点に対応する地図情報5中の分岐点(すなわちノード)及び当該分岐点への進入道路(すなわちリンク)の情報に関連付けられた状態で記憶されている。したがって、方向案内情報取得部35は、上記分岐点指定部32による指定に従い、方向案内データベース3から指定された分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43の情報に関連付けられた方向案内情報7を抽出して取得する処理を行う。
図6に示す例では、上記のとおり、分岐点指定部32によって、国道254号線と国道17号線との交差点が分岐点42として指定され、当該分岐点42へ向かう国道254号線における、国道17号線に対して図中下側の部分の道路が進入道路43として指定される。したがって、方向案内情報取得部35は、方向案内データベース3から、例えば図3(a)に示すような国道17号線と国道254号線とが交差する交差点に設置された方面案内標識と同様の画像情報である方向案内情報7を抽出して取得する。
1−12.履歴案内情報取得部
履歴案内情報取得部36は、履歴情報抽出部33により抽出された履歴情報8に対応する案内対象41を案内する一又は二以上の履歴案内情報9を取得する履歴案内情報取得手段として機能する。本実施形態においては、履歴案内情報9は、案内対象41の名称や属性などを表すシンボル画像の情報としている。すなわち、案内対象41が地点である場合には、履歴案内情報9は、各地点に存在する施設や店舗などの名称や属性などを表すシンボル画像であり、地図データベース2に記憶されたシンボル画像情報6が表すシンボル画像と同様の画像情報である。また、案内対象41が道路である場合には、履歴案内情報9は、各道路を表すシンボル画像であり、地図データベース2に記憶された地図情報5に含まれる道路名称を表すシンボル画像と同様の画像情報である。そこで、履歴案内情報取得部36は、履歴情報抽出部33により抽出された一又は二以上の履歴情報8に含まれる各地点や道路のシンボル画像の情報を取得し、それを履歴案内情報9とする処理を行う。この際、履歴案内情報取得部36は、除外処理部34により除外された履歴情報8については履歴案内情報9を取得しない。
図6に示す例では、履歴情報抽出部33は、直進方向には履歴情報8を抽出せず、右折方向には地点A、B、Eのそれぞれの地点履歴情報8Aを抽出し、左折方向には地点C、Dのそれぞれの地点履歴情報8A及び県道48号線(道路)の道路履歴情報8Bを抽出する。そして、除外処理部34は、履歴情報抽出部33により抽出した案内対象41の履歴情報8の中から、地点D及び地点Eについての地点履歴情報8Aを除外する処理を行う。したがって、履歴案内情報取得部36は、右折方向に地点A、Bのそれぞれの地点履歴情報8A、左折方向に地点Cの地点履歴情報8A及び県道48号線(道路)の道路履歴情報8Bが抽出されたものとし、それぞれの履歴情報8に対応する案内対象41を案内する履歴案内情報9を取得する。具体的には、履歴案内情報取得部36は、地点Aについて、図4(a)に示す「A百貨店」の地点履歴情報8Aに含まれる四角形で囲まれた「A」のシンボル画像の情報を取得し、それを地点Aの履歴案内情報9とする。また、履歴案内情報取得部36は、地点Bについて、図4(a)に示す「B屋」の地点履歴情報8Aに含まれる丸形で囲まれた「B」のシンボル画像の情報を取得し、それを地点Bの履歴案内情報9とする。また、履歴案内情報取得部36は、地点Cについて、図4(a)に示す「C店」の地点履歴情報8Aに含まれる菱形で囲まれた「C」のシンボル画像の情報を取得し、それを地点Cの履歴案内情報9とする。更に、履歴案内情報取得部36は、県道48号線(道路)について、図4(b)に示す「県道48号線」の道路履歴情報8Bに含まれる二重の六角形で囲まれた「48」のシンボル画像の情報を取得し、それを県道48号線の履歴案内情報9とする。
1−13.案内情報合成部
案内情報合成部37は、方向案内情報取得部35により取得した方向案内情報7と履歴案内情報取得部36により取得した一又は二以上の履歴案内情報9とを合成して案内情報10を生成する案内情報生成手段として機能する。ここで、案内情報合成部37は、案内対象41となる地点や道路のそれぞれについての履歴案内情報9を、方向案内情報7の各方向に関連付けるように合成する処理を行う。より詳しくは、案内情報合成部37は、案内対象41となる地点や道路のそれぞれについての履歴案内情報9を、方向案内情報7が示す指定された分岐点42から進行可能な各方向に関連付けて、当該案内対象41となる地点や道路が存在する方向を表すように、方向案内情報7上に配置して合成する。この際、案内対象41となる地点や道路のそれぞれについての履歴案内情報9は、例えば図2に示すように、方向案内情報7に含まれる指定された分岐点42から進行可能な各方向を示す矢印(図3参照)に応じた位置に配置される。
図6に示す例では、上記のとおり、方向案内情報取得部35は、指定された分岐点42についての図3(a)に示す方面案内標識と同様の画像情報を、方向案内情報7として取得する。また、履歴案内情報取得部36は、指定された分岐点42から右折方向には地点A及び地点Bのシンボル画像を、左折方向には地点C及び県道48号線(道路)のシンボル画像を、それぞれ履歴案内情報9として取得する。なお、本例では、指定された分岐点42から直進方向には、履歴案内情報9は取得されない。したがって、案内情報合成部37は、このような方向案内情報7と複数の履歴案内情報9とを合成し、図2に示すような案内情報10を生成する。具体的には、案内情報合成部37は、方向案内情報7に含まれる右折方向(巣鴨方面)の矢印の先端部近傍に、地点A及び地点Bのシンボル画像である履歴案内情報9を配置するように合成する。また、案内情報合成部37は、方向案内情報7に含まれる左折方向(日本橋方面)の矢印の先端部近傍に、地点C及び県道48号線のシンボル画像である履歴案内情報9を配置するように合成する。この際、図2に示す例では、県道48号線の履歴案内情報9については、左折後の道路を進行した先の交差点で交差する道路を案内するものであることを表すため、左折方向の矢印の先端部より先方に配置している。一方、地点A〜Cの履歴案内情報9については、右折又は左折した後の道路に沿って存在することを表すため、右折矢印又は左折矢印の側方(図2における下方)に配置している。そして、本実施形態においては、案内情報合成部37により生成された案内情報10は、図5に示すように、地図画像13上に重畳して表示装置14に表示される。
このような案内情報10を表示装置14に表示することにより、自位置45の進行方向に存在する分岐点42(図6参照)から進行可能な方向を案内する方向案内情報7とともに、当該方向案内情報7の各方向に関連付けて当該各方向に存在する案内対象41を履歴案内情報9として案内することができる。また、この際に履歴案内情報9として案内される対象は、履歴情報取得部31によりナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象41の情報を履歴情報8として履歴データベース4に記憶した中から抽出したものである。よって、方向案内情報7の各方向に関連付けて案内する案内対象41が必要以上に多くなることを抑制し、ナビゲーション装置1の使用者が過去の経験に基づいて容易に認識可能な対象のみを案内することができる。したがって、自位置45の進行方向に存在する分岐点42から進行可能な各方向に進行した場合にどのような案内対象41が存在するかを、使用者に容易に認識させることができる。
本実施形態においては、方向案内情報取得部35、履歴案内情報取得部36、及び案内情報合成部37により、案内情報生成手段38が構成されている。そして、この案内情報生成手段38と、案内情報生成手段38により生成された案内情報10を表示出力する表示装置14とにより、案内情報出力手段が構成されている。すなわち、案内情報生成手段38により、指定された分岐点42から進行可能な方向を案内する方向案内情報7と、当該方向案内情報7の各方向に関連付けて、履歴情報抽出部33により抽出された履歴情報8に対応する案内対象41を案内する履歴案内情報9とを含む案内情報10が生成され、表示装置14により当該案内情報10が出力される。
1−14.案内処理の手順
次に、本実施形態に係るナビゲーション装置1において実行される案内処理の手順について説明する。図7は、本実施形態に係る案内処理の全体の手順を示すフローチャートである。以下に説明する案内処理の手順は、上記のナビゲーション装置1の各機能部を構成するハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方の組み合わせにより実行される。ナビゲーション装置1の各機能部がプログラムにより構成される場合には、ナビゲーション装置1が有する演算処理装置は、上記の各機能部を構成するナビゲーションプログラムを実行するコンピュータとして動作する。
図7に示すように、本実施形態に係る案内処理では、まず、分岐点指定部32により、自位置情報取得部16で取得される自位置45が、進行方向に存在する分岐点42まで所定の案内距離L(図6参照)内か否かを判定する(ステップ#01)。この判定処理は、上記のとおり、地図データベース2から取得される地図情報5と、当該地図情報5に示される地図上での自位置情報取得部16により取得される自位置45とに基づいて、自位置45の進行方向に分岐点42が存在する場合に行う。自位置45から進行方向に案内距離L内に分岐点42が存在しない場合には(ステップ#01:No)、案内処理はそのまま終了する。そして、例えば図6に示すように、自位置45から分岐点42までの距離が案内距離L以下である場合には(ステップ#01:Yes)、分岐点指定部32により、自位置45の進行方向に存在する分岐点42と当該分岐点42へ向けて自位置45が進行中の道路43とを、分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43として指定する(ステップ#02)。
次に、方向案内情報取得部35により、ステップ#02で指定された分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43の情報に基づいて、当該分岐点42から進行可能な方向を案内する方向案内情報7を方向案内データベース3から取得する(ステップ#03)。また、履歴情報抽出部33により、ステップ#02で指定された分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43の情報に基づいて、当該分岐点42から進行可能な各方向に存在する案内対象41の地点及び道路についての一又は二以上の履歴情報8を履歴データベース4から抽出する(ステップ#04)。その後、除外処理部34により、ステップ#04で抽出された一又は二以上の履歴情報8から、道路の構造に基づいて各方向に進行しても到達することが困難な案内対象41についての履歴情報8を除外する除外処理を行う(ステップ#05)。
そして、履歴案内情報取得部36により、ステップ#04で抽出され、ステップ#05で除外処理が行われた後に残った履歴情報8について、当該履歴情報8に対応する案内対象41を案内する履歴案内情報9を取得する(ステップ#06)。上記のとおり、本実施形態においては、履歴案内情報9は、ステップ#04で抽出され、ステップ#05で除外処理が行われた後に残った履歴情報8に含まれる各地点や道路のシンボル画像の情報である。その後、案内情報合成部37により、ステップ#03で取得された方向案内情報7に、ステップ#06で取得された履歴案内情報9を合成し、案内情報10を生成する(ステップ#07)。これにより、例えば図2に示すように、方向案内情報7に含まれる進行可能な各方向を示す矢印に応じた位置に、案内対象41となる地点や道路のそれぞれについての履歴案内情報9が配置された画像情報が、案内情報10として生成される。そして、ナビゲーション用演算部20は、表示プログラム21に従い、ステップ#07で生成された案内情報10を表示装置14に表示出力する(ステップ#08)。本実施形態においては、図5に示すように、案内情報10は、地図画像13上に重畳して表示される。
その後、ナビゲーション用演算部20は、表示プログラム21に従い、自位置45が分岐点42を通過するまでは(ステップ#09:No)、案内情報10を表示装置14に表示出力した状態を維持する。そして、自位置45が分岐点42を通過した後は(ステップ#09:Yes)、ナビゲーション用演算部20は、表示プログラム21に従い、表示装置14から案内情報10の表示を消去する(ステップ#10)。以後も、分岐点に近づく度に、ステップ#01〜#10の処理を繰り返し行う。以上でナビゲーション装置1において実行される案内処理の手順を終了する。
1−15.履歴情報収集処理の手順
次に、本実施形態に係るナビゲーション装置1において実行される履歴情報収集処理の手順について説明する。図8は、本実施形態に係る履歴情報収集処理の手順を示すフローチャートである。以下に説明する履歴情報収集処理の手順は、主に履歴情報取得部31により実行される。この履歴情報取得部31は、上記のとおり、ハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方の組み合わせにより構成される。履歴情報取得部31がプログラムにより構成される場合には、ナビゲーション装置1が有する演算処理装置は、履歴情報取得部31を構成するプログラムを実行するコンピュータとして動作する。
図8に示すように、本実施形態に係る履歴情報収集処理では、まず、履歴情報取得部31は、ナビゲーション用演算部20が地点検索動作を開始したか否かを判定する(ステップ#11)。ここで、地点検索動作には、ナビゲーション用演算部20が検索プログラム25に従って、入力された各種の検索条件に応じて所望の地点を検索する動作や、使用者の操作入力に従って地図画像13をスクロールさせ、使用者が、地図画像13上で所望の地点を検索する動作など、特定の地点を検索する各種動作が含まれる。ナビゲーション用演算部20が地点検索動作を開始していない場合には(ステップ#11:No)、処理はステップ#16へ進む。一方、ナビゲーション用演算部20が地点検索動作を開始した場合には(ステップ#11:Yes)、ステップ#12へ進む。そして、このように検索された地点が目的地に設定された場合には(ステップ#12:Yes)、履歴情報取得部31は、当該目的地に設定された地点の地点名、シンボル画像、位置、及び登録年月日などの情報を、地点履歴情報8Aとして取得し、履歴データベース4に記憶する(ステップ#13)。一方、検索された地点が目的地に設定されず(ステップ#12:No)、当該地点が登録地点として登録された場合には(ステップ#14:Yes)、履歴情報取得部31は、当該登録された地点の地点名、シンボル画像、位置、及び登録年月日などの情報を、地点履歴情報8Aとして取得し、履歴データベース4に記憶する(ステップ#15)。以上のステップ#11〜#15により、履歴情報取得部31は、地点の検索履歴に基づいて、「目的地に設定した地点」及び「登録した地点」の情報を地点履歴情報8Aとして取得する。
また、履歴情報取得部31は、自位置情報取得部16により取得された自位置情報に基づいて、自位置が移動中か否かを判定する(ステップ#16)。自位置が移動中でない場合、すなわち自位置が停止中である場合には(ステップ#16:No)、処理はそのまま終了する。一方、自位置が移動中である場合には(ステップ#16:Yes)、その後、自位置が停止し、ナビゲーション装置1の主電源がオフされたか否かを判定する(ステップ#17)。この判定処理は、自位置(自車両)が一定時間以上停車し、当該停止した地点に立ち寄ったことを判定するための処理である。ここで、ナビゲーション装置1の主電源は、自車両の主電源に連動して動作するものであると好適である。そして、自位置が停止し、ナビゲーション装置1の主電源がオフされた場合には(ステップ#17:Yes)、自位置が当該停止地点又はその周辺の地点に実際に立ち寄ったと判断することができる。そこで、履歴情報取得部31は、自位置の停止地点又はその周辺の特徴的な地点の地点名、シンボル画像、位置、及び登録年月日などの情報を、地点履歴情報8Aとして取得し、履歴データベース4に記憶する(ステップ#18)。この際、自位置の停止した地点が、施設や店舗などが存在する地点と一致する場合には、履歴情報取得部31は、当該停止地点の情報を地点履歴情報8Aとする。一方、自位置の停止した地点が、施設や店舗などが存在する地点と一致しない場合には、履歴情報取得部31は、当該停止地点から最も近くに存在する施設や店舗などの地点の情報を地点履歴情報8Aとする。これにより、履歴情報取得部31は、自位置の通行履歴に基づいて、「実際に立ち寄った地点」及び「実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点」の情報を地点履歴情報8Aとして取得する。
一方、自位置が停止せず、或いはナビゲーション装置1の主電源がオフされない状態では(ステップ#17:No)、自位置が移動を継続していると判断することができる。そこで、履歴情報取得部31は、自位置が通過した道路の道路名、シンボル画像、自位置が実際に通過した道路の範囲を示す位置の情報、及び登録年月日の情報を、道路履歴情報8Bとして取得し、履歴データベース4に記憶する(ステップ#19)。これにより、履歴情報取得部31は、自位置の通行履歴に基づいて、「実際に通過した道路」の情報を道路履歴情報8Bとして取得する。
2.第二の実施形態
次に、本発明の第二の実施形態について図9及び図10に基づいて説明する。本実施形態に係るナビゲーション装置1は、基本的には、現実に方面案内標識が設けられている分岐点42aに関して案内情報10の出力を行う。但し、このナビゲーション装置1は、分岐点42aに関して既に履歴案内情報9を出力した既出案内対象41pについて、当該既出案内対象41pを案内する履歴案内情報9の出力を、分岐点42aを越えて進行した先に存在する後続分岐点42b、42c・・・に関しても継続する案内継続部を備えている。これにより、ある分岐点42aに関して一度でも履歴案内情報9が出力された既出案内対象41pについては、次以降に現れる後続分岐点42b、42c・・・においても、当該後続分岐点42b、42c・・・に現実に方面案内標識が設けられているか否かに関係なく、履歴案内情報9が継続的に出力されることになる。したがって、使用者が履歴案内情報9により案内された既出案内対象41pに向かって進行している場合に、当該既出案内対象41pについての履歴案内情報9が途中で無くなることが防止され、当該既出案内対象41pまで容易に到達することが可能となる。
図示は省略するが、この案内継続部は、図1に示すナビゲーション装置1の各機能部と同様に、CPUなどの演算処理装置を中核部材として、入力されたデータに対して種々の処理を行うための機能部がハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方により実装されて構成されている。そして、この案内継続部は、他の機能部との間で互いに情報の受け渡しを行うことができるように構成されている。本実施形態においては、この案内継続部が本発明における案内継続手段に相当する。
案内継続部は、既出案内対象41pを案内する履歴案内情報9の出力を後続分岐点42b、42c・・・に関しても継続するに際し、各後続分岐点42b、42c・・・に関して、当該後続分岐点42b、42c・・・から進行可能な各方向に既出案内対象41pが存在しないと判定されるまで、既出案内対象41pを案内する履歴案内情報9を案内情報出力手段11に出力させる。この際、案内継続部は、自位置45が既出案内対象41pを通過し、或いは自位置45が既出案内対象41pの存在する方向とは異なる方向に進行した場合には、次の後続分岐点42b、42c・・・に関して、当該後続分岐点42b、42c・・・から進行可能な各方向に既出案内対象41pが存在しないと判定する。すなわち、案内継続部は、一度でも履歴案内情報9が出力された既出案内対象41pについては、次以降に現れる後続分岐点42b、42c・・・が、現実に方面案内標識が設けられているか否かに関係なく、既出案内対象41pを案内する履歴案内情報9を案内情報出力手段11に出力させる。そして、そのような履歴案内情報9の出力は、後続分岐点42b、42c・・・から進行可能な各方向に既出案内対象41pが存在しないと判定されるまで継続する。
以下、図9及び図10を用いて、案内継続部の機能について具体的に説明する。図9は、案内継続部の機能を説明するための図であって、自位置45の進行経路を示すと共に、分岐点42a、42b、42c・・・の周辺に存在する案内対象41を地図上に配置して示した図である。また、図10は、各分岐点42a、42b、42c・・・における案内情報10の具体例を示す図である。すなわち、図10(a)は位置P1で示される自位置45において出力される案内情報10の具体例であり、図10(b)は位置P2で示される自位置45において出力される案内情報10の具体例である。図9の例において、第一の分岐点42aは、現実に方面案内標識が設けられている分岐点とする。一方、当該分岐点42aを越えて進行した先に存在する後続分岐点42b及び42cは、方面案内標識が設けられていない分岐点とする。なお、本実施形態においては、方面案内標識が設けられていない分岐点に関する案内情報10を生成するために、十字路、T字路、Y字路などの一般的な交差点の形状に対応する一般的な方向案内情報7が、方向案内データベース3に格納されている。
図9の例においては、第一の分岐点42aでは、案内情報出力手段11により、通常どおりに案内情報10が生成されて出力される。この案内情報10の生成及び出力の手順は、上記第一の実施形態と同様である。ここでは、図10(a)に示されるような案内情報10が生成されて出力される。すなわち、図9に示すように、位置P1で示される自位置45から第一の分岐点42aに進入する場合、第一の分岐点42aから直進方向には地点F、右折方向には地点A、B、E、左折方向には地点C及び県道48号線(道路)の履歴案内情報9が履歴案内情報取得部36により取得される。また、方向案内情報取得部35により、第一の分岐点42aについての方向案内情報7が取得される。ここで、第一の分岐点42aについての方向案内情報7は、当該第一の分岐点42aに現実の分岐点に設けられている方面案内標識と同様の画像情報である。そして、案内情報合成部37によって、取得された履歴案内情報9と第一の分岐点42aについての方向案内情報7とが合成されて案内情報10が生成され、表示装置14に出力される。この際、案内情報合成部37は、取得した履歴案内情報9を、方向案内情報7の各方向に関連付けるように合成する処理を行う。
次に、図9の例においては、自位置45は、第一の分岐点42aを右折し、後続分岐点42bへ向かって進行する。すなわち、自位置45は、位置P2で示される位置から後続分岐点42bに進入する。上記のとおり、後続分岐点42bは、方面案内標識が設けられていない分岐点であるため、通常であれば、後続分岐点42bでは案内情報10は出力されない。しかし、本実施形態に係るナビゲーション装置1は、案内継続部を備えているため、第一の分岐点42aに関して既に履歴案内情報9を出力した既出案内対象41pについては、当該既出案内対象41pを案内する履歴案内情報9の出力を、後続分岐点42bに関しても継続する。よって、ここでは、図10(b)に示されるような案内情報10が生成されて出力される。すなわち、本例では、第一の分岐点42aから右折方向には、既出案内対象41pとして地点A、B、Eが存在する。但し、後続分岐点42bへ進入しようとする位置P2で示される自位置45では、地点Eは既に通過しているため、既出案内対象41pの内、地点Eについては後続分岐点42bから進行可能な方向に存在しないと判定される。よって、後続分岐点42bから進行可能な各方向には、直進方向に地点B、右折方向に地点Aが既出案内対象41pとして存在することになる。
この場合、後続分岐点42bから直進方向には地点B、右折方向には地点Aの履歴案内情報9が履歴案内情報取得部36により取得される。また、方向案内情報取得部35により、後続分岐点42bについての方向案内情報7が取得される。上記のとおり、後続分岐点42bは、方面案内標識が設けられていない分岐点であるため、現実の分岐点に設けられている方面案内標識と同様の画像情報としての方向案内情報7は存在しない。そこで、本実施形態においては、方向案内情報取得部35は、地図情報5に示される後続分岐点42bの形状に合致する一般的な方向案内情報7を方向案内データベース3から取得する。ここでは、図10(b)に示されるように、十字路に対応する交差矢印の方向案内情報7が取得される。そして、案内情報合成部37によって、取得された履歴案内情報9と後続分岐点42bについての方向案内情報7とが合成されて案内情報10が生成され、表示装置14に出力される。この際にも、案内情報合成部37は、取得した履歴案内情報9を、方向案内情報7の各方向に関連付けるように合成する処理を行う。
次に、図9の例においては、自位置45は、後続分岐点42bを左折し、第二の後続分岐点42cへ向かって進行する。すなわち、自位置45は、位置P3で示される位置から第二の後続分岐点42cに進入する。上記のとおり、第二の後続分岐点42cは、方面案内標識が設けられていない分岐点であるため、通常であれば、第二の後続分岐点42cでは案内情報10は出力されない。しかし、上記と同様に、案内継続部により、所定の条件の下で、既出案内対象41pを案内する履歴案内情報9の出力が、第二の後続分岐点42cに関しても継続される。但し、案内継続部は、第二の後続分岐点42cに関して、当該第二の後続分岐点42cから進行可能な各方向に既出案内対象41pが存在しないと判定した場合には、既出案内対象41pを案内する履歴案内情報9を出力しない。すなわち、案内継続部は、自位置45が既出案内対象41pを通過し、或いは自位置45が既出案内対象41pの存在する方向とは異なる方向に進行した場合には、第二の後続分岐点42cに関して、当該第二の後続分岐点42cから進行可能な各方向に既出案内対象41pが存在しないと判定する。
図9の例においては、自位置45は、後続分岐点42bを左折している。これは、後続分岐点42bに関して履歴案内情報9を出力した既出案内対象41pとしての地点A及び地点Bのいずれとも異なる方向に進行したことになる。したがって、位置P3で示される位置から第二の後続分岐点42cに進入する場合には、当該第二の後続分岐点42cから進行可能な各方向に既出案内対象41pは一つも存在しないと判定される。よって、本例では、第二の後続分岐点42cに関して履歴案内情報9は出力されず、よって当該履歴案内情報9を含む案内情報10も出力されない。案内継続部が、以上のような処理を行うことにより、使用者にとって不要な履歴案内情報9がいつまでも出力されることが防止される。
3.その他の実施形態
(1)上記の実施形態においては、履歴案内情報9が、案内対象41の名称や属性などを表すシンボル画像の情報である場合を例として説明した。しかし、本発明における履歴案内情報9の具体例はこれに限定されない。したがって、例えば図11に示すように、履歴案内情報9を、案内対象41の名称や属性などを表す文字情報とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。図11は、上記の実施形態に係る図2に示す案内情報10と同じ内容を表すものであって、履歴案内情報9をシンボル画像に代えて文字情報とした案内情報10の例を示している。すなわち、図11の例では、地点A〜C及び県道48号線(道路)のシンボル画像に代えて、「A百貨店」、「B屋」、「C店」、「県道48」などのように、各案内対象41の名称や属性などを表す文字情報を履歴案内情報9としている。そして、これらの履歴案内情報9は、上記の実施形態と同様に、方向案内情報7に含まれる各方向を示す矢印に応じた位置にそれぞれ配置されるように合成される。なお、履歴案内情報9を構成するシンボル画像や文字情報は、案内対象41の名称及び属性のいずれか一方のみを表す情報としても好適である。
(2)上記の実施形態においては、図2及び図3に示すように、案内情報10を構成する方向案内情報7が、現実の分岐点に設けられている方面案内標識と同様の画像情報である場合を例として説明した。しかし、本発明における方向案内情報7の具体的態様は、このようなものに限定されない。したがって、例えば、図12に示すように、方向案内情報7は、分岐点への進入道路の各レーンの進行可能方向を案内するレーン案内の画像情報とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この際、方向案内情報7は、当該進入道路における当該分岐点手前のレーン数及び各レーンの進行可能方向の情報を、地図データベース2に記憶された地図情報5から読み出して生成される。また、多数の方向案内情報7としてのレーン案内の画像情報が、地図情報5中の分岐点(すなわちノード)及び当該分岐点への進入道路(すなわちリンク)の情報に関連付けられた状態で方向案内データベース3に記憶された構成としても好適である。そして、図12に示す例では、案内対象41となる地点や道路のそれぞれについての履歴案内情報9を、レーン案内のための各レーンに対応する枠の外側に隣接させて、当該案内対象41となる地点や道路が存在する方向を表すように配置して合成している。この際、案内対象41となる地点や道路のそれぞれについての履歴案内情報9は、レーン案内のための各レーンに対応する枠に対して、当該案内対象41となる地点や道路が存在する方向に隣接する位置に配置される。図12に示す案内情報10の例は、分岐点から直進方向に地点F及び国道2号線(道路)が存在し、右折方向に地点Gが存在し、左折方向に地点Hが存在することを表している。
(3)また、本発明における方向案内情報7の具体的態様としては、例えば、図13に示すように、交差点拡大図の画像情報を用いることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この際、方向案内情報7は、道路の分岐点及び当該分岐点に接続される道路の情報を、地図データベース2に記憶された地図情報5から読み出して生成される。また、交差点拡大図の画像情報が、地図情報5中の分岐点(すなわちノード)及び当該分岐点への進入道路(すなわちリンク)の情報に関連付けられた状態で方向案内データベース3に記憶された構成としても好適である。そして、図13に示す例では、案内対象41となる地点や道路のそれぞれについての履歴案内情報9を、方向を表す図形とともに、交差点拡大図の各道路上に配置して合成している。図示の例では、方向を表す図形は、三角形としているが、矢印等のような他の図形としても好適である。当然ながら、案内対象41となる地点や道路のそれぞれについての履歴案内情報9は、当該案内対象41へ到達可能な道路に対応させて、各方向の道路上に配置される。図13に示す案内情報10の例は、分岐点から直進方向に地点Bが存在し、右折方向に地点Aが存在し、左折方向に県道48号線(道路)が存在することを表している。
(4)上記の実施形態においては、案内対象41が地図上の地点及び道路の双方である場合を例として説明した。しかし、本発明における案内対象41の具体例はこれに限定されない。したがって、例えば、案内対象41を、地図上の地点及び道路のいずれか一方とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。また、案内対象41を、特定の種別の施設や店舗などに関わる地点に限定することも、本発明の好適な実施形態の一つである。或いは、案内対象41を、地点及び道路以外の対象、例えば一定の地域や行政区画などとすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(5)上記の実施形態においては、履歴情報取得部31が、ナビゲーション動作の履歴、具体的には自位置の通行履歴及び地点の検索履歴から、「目的地に設定した地点」、「登録した地点」、「実際に立ち寄った地点」、「実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点」、及び「実際に通過した道路」の情報を、履歴情報8として取得する場合を例として説明した。しかし、履歴情報取得部31が履歴情報8として取得する案内対象41の種別はこれに限定されるものではない。したがって、例えば、履歴情報取得部31は、ナビゲーション動作の履歴から、「目的地に設定した地点」、「登録した地点」、「実際に立ち寄った地点」、「実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点」、及び「実際に通過した道路」のいずれか一つの情報、或いはこれらの一部の情報のみを履歴情報8として取得する構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合、例えば、履歴情報取得部31が、ナビゲーション動作の履歴の中の地点の検索履歴に基づいて、「目的地に設定した地点」及び「登録した地点」の情報を履歴情報8として取得する構成としても好適である。また、例えば、履歴情報取得部31が、ナビゲーション動作の履歴の中の自位置の通行履歴に基づいて、「実際に立ち寄った地点」、「実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点」、及び「実際に通過した道路」の情報を履歴情報8として取得する構成としても好適である。
(6)上記の実施形態においては、履歴情報取得部31が、「目的地に設定した地点」、「登録した地点」、「実際に立ち寄った地点」、「実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点」、及び「実際に通過した道路」の情報を、履歴情報8として取得する場合を例として説明した。しかし、履歴情報取得部31が履歴情報8として取得する案内対象41の種別はこれに限定されるものではない。したがって、例えば、「実際に通過した道路上及びその周辺の特徴的な地点」の情報を、履歴情報8として取得する構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合、「実際に通過した道路上及びその周辺の特徴的な地点」の情報を、上記の各情報の一部又は全部に加えて取得する構成とし、或いはこの情報を単独で取得する構成とすることも可能である。この「実際に通過した道路上及びその周辺の特徴的な地点」の情報は、自位置の通行履歴と地図情報5とに基づいて履歴情報取得部31が取得する。このような情報としては、例えば、高速道路の出入口や高速道路の分岐点、主要な交差点、県庁や観光名所等のように周辺を通過しただけで使用者が認識可能な施設、店舗、地点などが含まれる。
(7)上記の実施形態においては、ナビゲーション装置1が、履歴情報抽出部33により抽出された履歴情報8から、道路の構造に基づいて各方向に進行しても到達することが困難な案内対象41についての履歴情報8を除外する処理を行う除外処理部34を備える場合を例として説明した。しかし、本発明に係るナビゲーション装置1が、除外処理部34を備えない構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合、履歴案内情報取得部36は、履歴情報抽出部33により抽出された履歴情報8の全てについて、履歴案内情報9を取得し、案内情報合成部37は、当該履歴案内情報9を含む案内情報10を生成する。
(8)上記の実施形態においては、分岐点指定部32が、自位置45の進行方向に存在する分岐点42と当該分岐点42へ向けて自位置45が進行中の道路43とを、分岐点42及び当該分岐点42への進入道路43(図6参照)として指定する場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。したがって、例えば、分岐点指定部32が、自位置45から離れた案内経路上や目的地周辺などの特定の分岐点及び当該分岐点への進入道路を指定し、当該分岐点及び進入道路についての案内情報10を表示装置14に表示する構成とすることも可能である。
(9)上記の実施形態においては、案内情報10が表示装置14に表示出力される画像情報である場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。したがって、例えば、方向案内情報7及び履歴案内情報9を含む案内情報10が音声情報であり、音声出力装置15により出力される構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合においても、案内情報出力手段11は、指定された分岐点から進行可能な方向を案内する方向案内情報とともに、当該方向案内情報の各方向に関連付けて、抽出された履歴情報に対応する案内対象を案内する履歴案内情報を出力する。具体的には、案内情報出力手段11は、案内情報10として、例えば「50メートル先の交差点から、右折方向にA百貨店及びB屋、左折方向にC店及び県道48号線があります。」といった音声案内情報を出力する構成とすると好適である。
(10)上記の実施形態においては、一つの案内対象41については、方向案内情報の一つの方向に関連付けて履歴案内情報9を出力する構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。したがって、例えば、案内情報出力手段11は、一つの案内対象41について、分岐点42から進行可能な複数方向のいずれからでも到達可能であると判定した場合には、当該複数方向のそれぞれに関連付けて当該案内対象41を案内する履歴案内情報9を出力する構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。このような履歴案内情報9の出力を行う場合の案内情報10の一例を図14に示す。この案内情報10は、分岐点42から直進方向と左折方向のいずれからでも、案内対象41としての地点Aへ到達可能であることを表している。一方、この案内情報10は、地点Bへは左折方向からしか到達できないことを表している。ところで、ナビゲーション装置1が、分岐点42から進行可能な各方向の道路の交通情報を取得する交通情報取得手段を備える場合には、案内情報出力手段11は、一つの案内対象41について分岐点42から進行可能な複数方向のいずれからでも到達可能であるか否かの判定を、前記交通情報を考慮した当該案内対象41までの到達時間に基づいて行う構成とすると好適である。図14に示す例は、交通情報として渋滞の情報を取得し、当該渋滞の情報を考慮した場合に、案内対象41としての地点Aへ到達するために分岐点42から進行可能な方向が2つあることを表す案内情報10となっている。すなわち、この例は、当該渋滞がなければ地点Aへ到達するためには直進方向に進行するのが適切であるが、渋滞を考慮すると右折方向に進行するのが適切であるため、使用者がそれらの中から任意の経路を選択できるように履歴案内情報9を出力している。なお、図14に示す例では、渋滞情報47も、分岐点42から進行可能な各方向の内の当該渋滞が存在する方向に対応させて表示している。
(11)上記の実施形態においては、ナビゲーション装置1を車両に搭載して用いる場合を例として説明した。しかし、本発明に係るナビゲーション装置の適用対象は車載用に限定されるものではない。したがって、本発明は、携帯用のナビゲーション装置などについても好適に利用することができる。
本発明は、道路の分岐点において、当該分岐点から進行可能な方向を案内する機能を有するナビゲーション装置及びナビゲーションプログラムとして好適に利用可能である。
本発明の第一の実施形態に係るナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図 本発明の第一の実施形態に係る案内情報の一例を示す図 方向案内データベースに記憶された方向案内情報の例を示す図 履歴データベースに記憶された履歴情報の例を示す図 表示装置に表示された画像の一例を示す図 分岐点の周辺に存在する案内対象を地図上に配置して示した説明図 本発明の実施形態に係る案内処理の全体の手順を示すフローチャート 本発明の実施形態に係る履歴情報収集処理の手順を示すフローチャート 本発明の第二の実施形態に係る説明図であって、自位置の進行経路を示すと共に、分岐点の周辺に存在する案内対象を地図上に配置して示した図 本発明の第二の実施形態に係る、各分岐点における案内情報の具体例を示す図 本発明のその他の実施形態に係る案内情報の一例を示す図 本発明のその他の実施形態に係る案内情報の一例を示す図 本発明のその他の実施形態に係る案内情報の一例を示す図 本発明のその他の実施形態に係る案内情報の一例を示す図
符号の説明
1:ナビゲーション装置
4:履歴データベース(履歴情報記憶手段)
5:地図情報
7:方向案内情報
8:履歴情報
9:履歴案内情報
11:案内情報出力手段
16:自位置情報取得部(自位置情報取得手段)
33:履歴情報抽出部(履歴情報抽出手段)
34:除外処理部(除外手段)
41:案内対象
41p:既出案内対象
42、42a:分岐点
42b、42c:後続分岐点
43:進入道路
45:自位置

Claims (15)

  1. 地図情報に基づいて所定のナビゲーション動作を行うナビゲーション装置であって、
    前記ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報を履歴情報として記憶する履歴情報記憶手段と、
    道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報を前記履歴情報記憶手段から抽出する履歴情報抽出手段と、
    前記分岐点から進行可能な方向を案内する方向案内情報とともに、当該方向案内情報の各方向に関連付けて、前記抽出された履歴情報に対応する案内対象を案内する履歴案内情報を出力する案内情報出力手段と、
    を備えたナビゲーション装置。
  2. 前記案内対象は、地図上の地点及び道路の一方又は双方を含む請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報は、目的地に設定した地点、登録した地点、実際に立ち寄った地点、実際に立ち寄った地点周辺の特徴的な地点、実際に通過した道路上及びその周辺の特徴的な地点、及び実際に通過した道路のいずれか一つ以上の情報である請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記ナビゲーション動作の履歴は、自位置の通行履歴及び地点の検索履歴の一方又は双方を含む請求項1から3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記履歴案内情報は、前記案内対象の名称及び属性の一方又は双方を表す情報である請求項1から4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記方向案内情報は、前記分岐点から進行可能な方向を矢印で表す画像情報であり、
    前記履歴案内情報は、前記方向案内情報の各方向の矢印に応じた位置に配置される前記案内対象を表すシンボル画像又は文字の情報である請求項1から5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  7. 前記方向案内情報は、現実の分岐点に設けられている方面案内標識と同様の画像情報、又は分岐点手前の各レーンの進行可能方向を案内するレーン案内の画像情報である請求項1から6のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  8. 前記分岐点から各方向に延びる道路の構造に基づいて、前記分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報から、当該方向に進行しても到達することが困難な案内対象についての前記履歴情報を除外する除外手段を更に備える請求項1から7のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  9. 自位置情報を取得する自位置情報取得手段を更に備え、
    前記自位置情報に示される自位置に基づいて、前記地図情報に示される地図上における自位置の進行方向に存在する分岐点と当該分岐点へ向けて自位置が進行中の道路とを、前記分岐点及び当該分岐点への進入道路として指定する請求項1から8のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  10. 前記分岐点に関して既に前記履歴案内情報を出力した既出案内対象について、当該既出案内対象を案内する履歴案内情報の出力を、前記分岐点を越えて進行した先に存在する後続分岐点に関しても継続する案内継続手段を更に備え、
    前記案内継続手段は、各後続分岐点に関して、当該後続分岐点から進行可能な各方向に前記既出案内対象が存在しないと判定されるまで、前記既出案内対象を案内する履歴案内情報を前記案内情報出力手段に出力させる請求項1から9のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  11. 前記案内継続手段は、自位置が前記既出案内対象を通過し、或いは自位置が前記既出案内対象の存在する方向とは異なる方向に進行した場合には、次の後続分岐点に関して、当該後続分岐点から進行可能な各方向に前記既出案内対象が存在しないと判定する請求項10に記載のナビゲーション装置。
  12. 前記案内情報出力手段は、一つの案内対象について、前記分岐点から進行可能な複数方向のいずれからでも到達可能であると判定した場合には、当該複数方向のそれぞれに関連付けて当該案内対象を案内する前記履歴案内情報を出力する請求項1から11のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  13. 前記分岐点から進行可能な各方向の道路の交通情報を取得する交通情報取得手段を備え、
    前記案内情報出力手段は、一つの案内対象について前記分岐点から進行可能な複数方向のいずれからでも到達可能であるか否かの判定を、前記交通情報を考慮した当該案内対象までの到達時間に基づいて行う請求項12に記載のナビゲーション装置。
  14. 地図情報に基づいて所定のナビゲーション動作をコンピュータに実行させるためのナビゲーションプログラムであって、
    ナビゲーション動作の履歴から取得される案内対象の情報を履歴情報として履歴情報記憶手段に記憶する履歴情報記憶ステップと、
    道路の分岐点及び当該分岐点への進入道路が指定された際に、当該分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報を前記履歴情報記憶手段から抽出する履歴情報抽出ステップと、
    前記分岐点から進行可能な方向を案内する方向案内情報とともに、当該方向案内情報の各方向に関連付けて、前記抽出された履歴情報に対応する案内対象を案内する履歴案内情報を出力する案内情報出力ステップと、
    をコンピュータに実行させるナビゲーションプログラム。
  15. 前記分岐点から各方向に延びる道路の構造及び自位置の進行方向に基づいて、前記分岐点から進行可能な各方向に存在する案内対象についての前記履歴情報から、当該方向に進行しても到達することが困難な案内対象についての前記履歴情報を除外する除外ステップを、前記コンピュータに更に実行させる請求項14に記載のナビゲーションプログラム。
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