JP2923868B2 - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP2923868B2
JP2923868B2 JP8292741A JP29274196A JP2923868B2 JP 2923868 B2 JP2923868 B2 JP 2923868B2 JP 8292741 A JP8292741 A JP 8292741A JP 29274196 A JP29274196 A JP 29274196A JP 2923868 B2 JP2923868 B2 JP 2923868B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/02Access restriction performed under specific conditions
    • H04W48/04Access restriction performed under specific conditions based on user or terminal location or mobility data, e.g. moving direction, speed
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、ある特定エリア内
において、無線機の機能を制御および制限する無線装置
に関する。
【0001】
【従来の技術】携帯電話機や無線選択呼出受信機に代表
される無線機は、いつでもどこでも相手先と通話するこ
とができ、さらに近年の装置の小型化、低価格化により
急速に普及しつつある。このためマナーの観点などか
ら、公共の場所、例えば、列車内での呼び出し音などが
大きな社会問題になっている。また、自動車内での携帯
電話機の使用による交通事故も急増している。さらに、
携帯電話機の送信電波による航空機内の電子機器や電子
医療機器、例えば、ペースメーカーの誤動作も懸念され
ている。
【0002】このような無線機では、呼び出し音の発生
防止に関して、使用者自身がこれらの場所で呼び出し音
の停止設定や電源を切るなどの操作をしなければならな
い。
【0003】そこで、従来の機能を制御および制限する
無線機は、例えば、特開平7−264671号公報記載
の移動体通信装置に示されるように、呼出信号により呼
出を受けると、呼出チャネルなど移動体通信装置が常に
監視している通信チャネル以外のあらかじめ定められた
特定のチャネルを監視し、その周波数において電波が送
信されていれば呼び出し音を出力せずに使用禁止である
ことを表示する。すなわち、使用制限したい場所、例え
ば、電車内に限定して、前記特定チャネルで電波を出力
する送信機を設置することにより、その場所における移
動体通信装置の機能を制御および制限している。
【0004】また、特開平7−245782号公報記載
の移動無線装置では、携帯電話機が駅の改札口等に設け
られたモード切替信号送出装置から送出されたモード切
替信号を受信することで強制的にページャモードに切り
替えられることにより、電話の使用を禁止したい場所に
おいて通話を不可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−264671号公報では、ある特定チャネルの電波
を監視し、電波の有無によって使用制限領域を判断して
いるため、通信で使用するチャネルとは別の新たなチャ
ネル、すなわち、新たな周波数資源を確保しなければな
らないという問題がある。
【0006】周波数は有限の資源であり、新たな周波数
帯の割り当ては大変困難である。たとえ割り当てが可能
であるとしても、その周波数が無線機の通常の通信に使
用される周波数から大きく離れている場合には、無線機
に対してその周波数に合わせた受信部やアンテナ等を別
に設けなければならないため、機器の小型化を達成する
ことができず、また操作の簡易化も図ることができない
という問題がある。
【0007】また、ある特定チャネルを通信チャネルと
同一チャネルに設けて特定のパターン信号を送信し、こ
れを受信してパターン認識を行うことによって使用制限
領域と判断するとしても、同一チャネルにおいて2つの
信号を同時に受信するために混信を生じ、無線機がその
パターンを確実に受信することができないという問題が
ある。
【0008】さらに、単に通信チャネルにおいて、例え
ば無変調の電波を送信し、通信チャネルの信号が混信し
て受信できなくなることを利用して使用を制限するとい
う方法も考えられるが、この場合、受信できなくなる原
因が使用制限領域にいるためなのか、もしくは受信電波
状態の悪い位置にいるためなのかが無線機側では判断す
ることができないという問題がある。
【0009】一方、特開平7−245782号公報で
は、モード切替信号を受信することにより携帯電話機が
ページャモードに切り替えられるが、ページャモードに
おける呼び出し音の発生を禁止することができないた
め、呼び出し音の発生により周囲の人に対して迷惑をか
けるという問題がある。
【0010】また、たとえバイブレータ等の別の報知手
段をあらかじめ設定したとしても、ある特定エリアに出
入りする毎に使用者が報知手段を切り替えなければなら
ないため、非常に煩わしいという問題がある。
【0011】さらに、着信前に、ある特定エリア内に携
帯電話機が存在するか否かを判別しなければ、使用者は
報知手段を切り替えることはできないという問題があ
る。
【0012】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、ある
特定エリア内において、使用者の操作を一切必要とせず
に、高い確度で機能を制御および制限する無線装置を提
供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、ある特定エリ
ア内において、新たな周波数を一切必要とせずに、高い
確度で機能を制御および制限する無線装置を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の無線装置は、呼出信号を受信する第1の受
信手段と、受信データを所定のブロック形式に変換して
所定のフレームを構成する第1の復号手段と、その際に
所定ブロック内のデータ誤りの発生回数をカウントする
機能制御領域検知手段と、所定ブロック内のデータ誤り
の発生回数をあらかじめ定めたしきい値と比較し、無線
機が機能制御領域内に存在するか否かを判定する機能制
御領域判定手段と、その判定結果により無線機の機能の
制御および制限を行う機能制御手段とを有する。
【0015】また、機能制御信号を送信する機能制御信
号送信機は、呼出信号を受信する第2の受信手段と、受
信データを所定のブロック形式に変換して所定のフレー
ムを構成する第2の復号手段と、フレーム内の所定の期
間だけタイミング信号を発生させるタイミング発生手段
と、タイミング信号が発生している期間だけ呼出信号と
同一の周波数の電波、すなわち、機能制御信号を送信す
る送信手段とを有する。
【0016】上記構成からなる本発明の無線装置では、
無線機が電車や病院等ある特定エリア内に入ると、まず
特定エリア内に設けられた機能制御信号送出機が第2の
受信手段、第2の復号手段およびタイミング発生手段に
より、呼出信号のフレーム内の所定の期間だけ、呼出信
号と同一周波数の機能制御信号を送信手段により送信
し、無線機が受信するデータの一部に故意にデータ誤り
を発生させる。
【0017】一方、無線機は、第1の受信手段により呼
出信号を受信すると、第1の復号手段で受信データを所
定のブロック形式に変換する。変換後、機能制御領域検
知手段により所定ブロック内のデータ誤りの発生回数を
カウントし、機能制御領域判定手段はデータ誤りの発生
回数をあらかじめ定めたしきい値と比較し、無線機が機
能制御領域内にいるか否かを判定する。機能制御領域判
定手段により無線機が機能制御領域内にいると判定され
た場合には、機能制御手段が無線機の機能を制御および
制限する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の無線装置の一実施
の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本
実施の形態に係る無線装置、好ましくはポケットベル等
の無線選択呼出受信機と機能制御信号送信機との関係を
示す概略図である。
【0019】図1において、通常無線選択呼出受信機7
は、基地局1からある周波数で送信される呼出信号4を
受信すると、呼出信号4に含まれるアドレス情報が無線
選択呼出受信機7の持っているアドレス情報と一致して
いるか否かを判別し、一致した場合には着信報知を行
う。
【0020】しかしながら、無線選択呼出受信機7の使
用者6が図示せぬ別のエリアから機能制御領域3内に入
ると、無線選択呼出受信機7は基地局1からの呼出信号
4および機能制御信号送信機2からの機能制御信号5の
双方を受信する。機能制御信号5は呼出信号4と同一の
周波数であり、機能制御信号送信機2近傍の限られた機
能制御領域3内において、機能制御信号送信機2により
送信される。すなわち、無線選択呼出受信機7は呼出信
号4とともに機能制御信号5を受信するが、同一周波数
であるため混信され、着信報知等の機能が制御される。
また、機能制御信号5は変調が行われていない単一周波
数信号でもよい。
【0021】図2は、本実施の形態に係る無線選択呼出
受信機7の回路構成を示すブロック図である。
【0022】図2において、無線選択呼出受信機7は、
呼出信号4および機能制御信号5を受信する受信アンテ
ナ11と、受信信号をデジタル信号に変換する復調部1
2と、復調部12で変換されたデジタル信号を復号し、
信号内のアドレス情報とあらかじめ設定されたアドレス
情報とを比較する復号部13と、着信報知を使用者6に
知らせるバイブレータ18およびスピーカ19と、バイ
ブレータ18およびスピーカ19を制御する着信報知制
御部17と、各種のプログラムをあらかじめ記憶してい
るROM14と、受信メッセージの格納領域もしくはC
PU16のワーク領域として用いられるRAM15と、
受信メッセージを表示する表示部21と、表示部21を
制御する表示制御部20と、ROM14から読み出され
たプログラムの手順に従って各部を制御するCPU16
から構成される。
【0023】基地局1からの呼出信号4は受信アンテナ
11を介して復調部12にて受信され、復調部12にお
いて増幅、復調され、波形整形されたデジタル信号とし
て復号部13に入力される。信号が入力されると、復号
部13は入力されたデジタル信号を復号して呼出信号フ
ォーマットを完成させるとともに、信号内に含まれたア
ドレス情報と復号部13にあらかじめ設定されたアドレ
ス情報との比較を行い、アドレス情報が一致した場合、
受信したアドレスに付随した受信メッセージをCPU1
6に送る。そして、CPU16は受信メッセージをRA
M15に格納するとともに、着信報知制御部17を介し
てあらかじめ設定された報知手段、すなわち、バイブレ
ータ18もしくはスピーカ19により着信報知を行う。
このとき、表示制御部20を介して表示部21に受信メ
ッセージを表示してもよい。
【0024】図3は、本実施の形態に係る機能制御信号
送信機2の回路構成を示すブロック図である。
【0025】図3において、基地局1からの呼出信号4
は受信アンテナ31を介して復調部32にて受信され、
復調部32において増幅、復調され、波形整形されたデ
ジタル信号として復号部33に入力される。信号が入力
されると、復号部33は入力されたデジタル信号を復号
して呼出信号4のフレーム開始位置を検出し、タイミン
グ発生部34に入力する。タイミング発生部34はフレ
ーム開始位置に同期し、フレーム内のある特定の期間の
みタイミング信号を発生させる。タイミング信号を受け
た信号発生部35は、タイミング信号が発生していると
きのみ呼出信号4と同一周波数の機能制御信号5を発生
させ、送信アンテナ36から送信する。
【0026】図4は、本実施の形態に係る無線選択呼出
受信機7に用いられる呼出信号4の信号フォーマットを
示す図である。
【0027】図4において、呼出信号4は時刻に同期
し、ある特定の長さを持ったフレーム単位で基地局1か
ら送信される。
【0028】各フレーム内は先頭に同期コードが配置さ
れ、残りの領域には判定ブロック、アドレスブロック
(A1、A2、・・・、An)、メッセージブロック
(M1、M2、・・・、Mn)、空きブロックがそれぞ
れ配置される。以上をここでは論理ブロックと呼ぶ。同
期コードは、無線選択呼出受信機7がフレームを受信す
るのに際して、同期を確立するために用いられる。判定
ブロックは、無線選択呼出受信機7が機能制御領域3内
に存在するか否かを判定するために設けられる領域で任
意のデータを配置することが可能であるが、後述する誤
り訂正処理においてエラーが発生しないデータ列とす
る。アドレスブロックには、呼び出される無線選択呼出
受信機のアドレス情報、およびこのアドレス情報と対を
なしているメッセージ情報がそれぞれ後述する物理ブロ
ックの何番目に配置されているか、またブロック内のど
の位置から始まるかという情報、すなわち、ベクターブ
ロックが格納されている。メッセージ情報はメッセージ
ブロックに格納されている。また、空きブロックは、同
期コード、判定ブロック、アドレスブロック、メッセー
ジブロックの合計が1フレーム長に満たない場合に設け
られる領域である。
【0029】同期コード以外の領域は、物理的には11
個のブロックに分割される。これをここでは物理ブロッ
クと呼ぶ。前述の論理ブロックと物理ブロックにおい
て、判定ブロックと第1ブロックの区切りは同一である
が、各論理ブロックと第2から第11までの各物理ブロ
ックの区切りは一致するとは限らない。
【0030】各物理ブロックは、8ワードのデータより
構成される。1ワードは32ビット長のビット列であ
り、情報ビット21ビット、チェックビット10ビッ
ト、パリティ1ビットから構成される。情報ビットに
は、呼出番号および発信者からのメッセージ、たとえ
ば、電話番号更には他の情報が加えられる。また、チェ
ックビットは、受信状態が悪かった場合等に発生するエ
ラーを補正するために用いられる。パリティビットは、
ビットが欠落したかあるいは付加されてしまったかを判
断する。
【0031】各ビットはチェックビットを用いて誤り訂
正符号化されており、ワード単位で2ビットまでの誤り
訂正を行うことができる。
【0032】また、各ブロックのデータ送信においては
インターリーブ処理がなされており、ワード1の第1ビ
ット、ワード2の第2ビット、ワード3の第3ビット、
・・・という順序で送信される。これは、連続したデー
タ誤りに対してはこれを分散させる効果があり、ワード
単位で行われる誤り訂正処理によって正しいデータに訂
正される確率を高めることが可能となるためである。し
たがって、各論理ブロックの情報データは21ビット毎
に区切られ、誤り訂正符号化された後にワードとして構
成され、さらに各物理ブロック単位でインターリーブさ
れた順序で各ビット毎に送信される。
【0033】図5は、本実施の形態に係る無線選択呼出
受信機7に対する呼出信号4と機能制御信号5のタイミ
ングを示す図である。
【0034】図5において、各無線選択呼出受信機はA
からDまでの4つのグループに分類され、各グループに
割り当てられたフレーム、すなわち、Aグループはフレ
ーム1、Bグループはフレーム2、Cグループはフレー
ム3、Dグループはフレーム4のみを受信する。したが
って、各無線選択呼出受信機は4フレーム毎に受信動作
を行う。このため、ランダムな時刻における呼出の発生
に対して、実際にその呼出が呼出信号4で送信されるま
でに若干の遅れを生じることになるが、常に全てのアド
レスブロックを受信する場合と比較すると、電池寿命の
延長が期待できる。
【0035】また、受信動作については、アドレスブロ
ック内に自アドレスがない場合には、次ブロック、すな
わち、メッセージブロックを受信することなくその時点
で受信動作を停止する。アドレスブロック内に自アドレ
スがある場合には、アドレスブロック終了時点で受信動
作を停止し、自アドレス内のベクターブロックに格納さ
れている情報に基づいてメッセージ情報のあるブロック
で再度受信動作を開始し、メッセージ情報終了とともに
受信動作を停止する。したがって、常に全てのメッセー
ジブロックを受信する場合と比較すると、電池寿命の延
長が期待できる。しかしながら、少なくとも同期コード
と、判定ブロックである第1ブロックおよびアドレスブ
ロックの始まる第2ブロックの2つのブロックについて
は受信を行う。
【0036】機能制御信号5は、呼出信号4の各フレー
ムの判定ブロック、すなわち、第1ブロックが送信され
ている時間のみ送信される。したがって、機能制御領域
2内においては、第1ブロックの受信時に混信を生じる
ため、第1ブロック内の各ワードはワード誤り、すなわ
ち、誤り訂正処理不能となる確率が非常に高くなる。
【0037】次に、図2に示した無線選択呼出受信機の
動作について図6および図7のフローチャートを参照し
て説明する。
【0038】本実施の形態による無線選択呼出受信機7
は、通常時はスピーカ19による着信報知を行い、機能
制御領域3内に存在する場合にはバイブレータ18によ
る着信報知を行うように制御する。
【0039】初期設定として、変数“着信報知方法”を
“スピーカ”にセットし、判定フラグF1およびF2を
0にセットする(ステップ101)。
【0040】次に、基地局1からの呼出信号4におい
て、自機の受信すべきフレームのタイミングか否かを判
断し(ステップ102)、自機の受信すべきフレームで
あれば同期コードによるフレーム同期確立動作を行い
(ステップ103)、自機の受信すべきフレームでなけ
れば再び初期設定動作に戻る(ステップ101)。
【0041】フレーム同期を確立すると、判定ブロッ
ク、すなわち、第1ブロックの受信を行う(ステップ1
04)。この際、第1ブロックにおけるワード誤りの発
生回数をカウントし、誤りワード数があらかじめ定めた
値T1以上であれば(ステップ105でYES)、判定
フラグF1を1とする(ステップ106)。ここで、T
1は誤りワード数が多いということを判定するしきい値
となるため、1ブロックが8ワードから構成されている
ことから、あらかじめT1の値は6から7程度に設定す
ることが望ましい。
【0042】ステップ105の処理において第1ブロッ
クの誤りワード数がT1よりも小さい場合、およびステ
ップ106の処理において判定フラグF1を1に設定
後、続いてアドレスブロックの開始ブロック、すなわ
ち、第2ブロックの受信を行う(ステップ107)。ス
テップ105およびステップ106の処理において、第
1ブロックにおけるワード誤り発生回数がT1以上、す
なわち、F1が1に設定された場合には(ステップ10
8でYES)、ステップ105と同様にして、第2ブロ
ックにおけるワード誤りの発生回数をカウントし、誤り
ワード数があらかじめ定めた値T2以下であれば(ステ
ップ109でYES)、判定フラグF2を1とする(ス
テップ110)。ここで、T2は誤りワード数が少ない
ということを判定するしきい値となるため、1ブロック
が8ワードから構成されていることから、あらかじめT
2の値は2から3程度に設定することが望ましい。
【0043】すなわち、第1ブロックにおいてデータ誤
りがかなり多く、かつ第2ブロックにおいて誤りがかな
り少ない場合に限り、F1およびF2がともに1にな
る。また、第1ブロックを受信する前に同期コードによ
って同期が確立されているため、同期コードにはデータ
誤りが少ない。第1ブロックでのみデータ誤りがかなり
多く、その前後の同期コードと第2ブロックでデータ誤
りがかなり少ないという現象は、自然現象が原因である
とは考えにくく、故意に第1ブロックの期間のみが混信
を生じていると判断できる。すなわち、F1およびF2
がともに1になるのは、無線選択呼出受信機7が機能制
御領域3内に存在する場合であると認められる。したが
って、F1およびF2がともに1となる場合には、変数
“着信報知方法”を“バイブレータ”にセットし(ステ
ップ111)、スピーカ19による着信報知は行わな
い。
【0044】ステップ108の処理において判定フラグ
F1が1ではない場合、ステップ109の処理において
第2ブロックの誤りワード数がT2よりも大きい場合、
およびステップ111の処理において変数“着信報知方
法”を“バイブレータ”にセット後、続いて第2ブロッ
ク内でアドレスブロックが終了しているか否かを判断す
る(ステップ112)。アドレスブロックが終了してい
ない場合には(ステップ112でNO)、次のブロック
を受信し(ステップ113)、ステップ112の処理に
おいて再度アドレスブロックの終了判断を行う。これ
は、アドレスブロックが終了するブロックを受信するま
で繰り返し行われる。
【0045】アドレスブロックの受信が全て終了する
と、その中に自アドレスと一致するアドレスが存在する
か否かを判断し(ステップ114)、自アドレスと一致
するアドレスが存在しない場合には(ステップ114で
NO)、再度初期設定動作を行う(ステップ101)。
【0046】受信したアドレスブロック内に自アドレス
と一致するアドレスが存在する場合には(ステップ11
4でYES)、該当するアドレスブロック内のベクター
ブロックにより、対になるメッセージ情報が格納されて
いるブロック番号を参照し、現在受信しているブロック
内でメッセージが終了しているか否かを判断し(ステッ
プ115)、メッセージが終了していない場合には(ス
テップ115でNO)、次のブロックを受信し(ステッ
プ116)、再度メッセージの終了判断を行う(ステッ
プ115)。これは、メッセージが終了するブロックを
受信するまで繰り返し行われる。
【0047】メッセージの終了が判断されると(ステッ
プ115でYES)、取得したメッセージを表示部21
に表示するとともに、変数“着信報知方法”の内容から
スピーカ19もしくはバイブレータ18により着信報知
を行う。着信報知後は、再度初期設定動作を行う(ステ
ップ101)。
【0048】次に、本発明の第二の実施の形態に係る無
線装置について、図面を参照して説明する。図8は、本
実施の形態に係る双方向移動体通信機器、好ましくはポ
ケットベル等の双方向無線選択呼出受信機と機能制御信
号送信機との関係を示す概略図である。
【0049】同図において、図1に示した第一の実施の
形態の概略図と同一の要素については同一の参照番号が
付されている。本実施の形態に係る双方向無線選択呼出
受信機8は、呼出信号4により自機に対するメッセージ
情報を受信すると、自動的に返答信号9としてメッセー
ジ情報を基地局1に対して送信する機能を有する。
【0050】図9は、本実施の形態に係る双方向無線選
択呼出受信機8の回路構成を示すブロック図である。
【0051】同図において、受信系の構成要素41から
51までの機能は、図2に示した無線選択呼出受信機7
の構成要素11から21までの機能と、それぞれほぼ同
一であり、冗長を避けるため、その説明を省略する。こ
こでは、送信系の構成要素52から54までの機能をそ
れぞれ説明する。
【0052】本実施の形態に係る双方向無線選択呼出受
信機8は、図2に示した無線選択呼出受信機7に、さら
にCPU46から送られてくるデータを符号化する符号
部52と、符号部52より送られたデジタル信号に対し
所定の返答信号用周波数にて変調を行う変調部53と、
変調された返答信号9を送信する送信アンテナ54とを
備える。
【0053】本実施の形態に係る機能制御信号送信機2
の回路構成は、図3に示したものと同一であり、冗長を
避けるため、その説明を省略する。また、本実施の形態
に係る双方向無線選択呼出受信機8に用いられる呼出信
号4の信号フォーマットおよび呼出信号4と機能制御信
号5のタイミングについても、図4および図5に示した
ものと同一であり、冗長を避けるため、その説明を省略
する。
【0054】図9に示した双方向無線選択呼出受信機8
の動作について図10のフローチャートを参照して説明
する。
【0055】双方向無線選択呼出受信機8が、自機に対
するメッセージ情報を受信すると(ステップ201)、
現在機能制御領域3内に存在するか否かが判断される
(ステップ202)。ここで、ステップ201は図6に
示したステップ101およびステップ102に、ステッ
プ202は図6に示したステップ103からステップ1
11にそれぞれ対応している。
【0056】自機8が機能制御領域3内に存在しないと
判断された場合(ステップ202でNO)には、ステッ
プ202の処理における変数“着信報知方法”の内容か
らスピーカ19もしくはバイブレータ18により着信報
知を行う(ステップ203)。使用者が着信報知に気付
き、外部スイッチ等の操作を行うと(ステップ20
4)、返答信号が送信される(ステップ205)。着信
報知は使用者によって外部スイッチ等の操作がなされる
まで続けられる(ステップ204でNO)。
【0057】一方、自機8が機能制御領域3内に存在す
ると判断された場合(ステップ202でYES)には、
ステップ202の処理における変数“着信報知方法”の
内容からスピーカ19もしくはバイブレータ18により
着信報知を行い(ステップ206)、返答信号9の送信
を保留する(ステップ207)。それとともに、現在機
能制御領域3内に存在することを示すマーク“禁”と、
返答信号9の送信を保留したことを示すマーク“保”を
表示部51に点灯させる(ステップ208)。図11
は、その一表示例を示す図である。
【0058】使用者6がこの表示を認識して機能制御領
域3内から移動すると(ステップ209でNO)、現在
機能制御領域3内に存在することを示すマーク“禁”は
消灯する(ステップ210)。使用者6がマーク“禁”
の消灯を確認し、外部スイッチ等を操作する(ステップ
211)ことにより、保留されていた返答信号9は送信
され(ステップ212)、返答信号9の送信を保留した
ことを示すマーク“保”は消灯する(ステップ21
3)。
【0059】使用者6が機能制御領域3内から移動しな
い場合には(ステップ209でYES)、現在機能制御
領域3内に存在することを示すマーク“禁”と、返答信
号9の送信を保留したことを示すマーク“保”は表示部
51に点灯されたままでいる。
【0060】機能制御信号送信機2が送信する機能制御
信号5は、機能制御信号送信機2近傍の限定された領域
でのみ、双方向無線選択呼出受信機8の呼出信号4の受
信に影響を与えるように設定されているため、返答信号
9に比べて出力の弱い電波となっている。したがって、
たとえば、電子医療機器などの電波ノイズに弱い機器の
近傍に機能制御信号送信機2を設置することにより、双
方向無線選択呼出受信機8がこの近傍で、これらの機器
に影響を与える可能性のある返答信号9の送信を制限す
ることが可能となる。
【0061】また、本実施の形態に係る双方向無線選択
呼出受信機8は、基地局1からの呼出信号4に対して、
着信報知後の使用者6の何らかの操作により返答信号9
を送信しているが、返答信号9の送信を呼出信号4の受
信から自動的に行ってもよい。この場合、双方向無線選
択呼出受信機8は図10に示したフローチャートにおい
て、ステップ203、ステップ204およびステップ2
06を除いた動作を行う。
【0062】次に、本発明の第三の実施の形態に係る無
線装置について、図面を参照して説明する。
【0063】本実施の形態に係る無線装置、好ましくは
ポケットベル等の無線選択呼出受信機7と機能制御信号
送信機2との関係については、図1に示したものと同一
であり、冗長を避けるため、その説明を省略する。ま
た、本実施の形態に係る無線選択呼出受信機7および機
能制御信号送信機2の回路構成についても、それぞれ図
2および図3に示したものと同一であり、冗長を避ける
ため、その説明を省略する。
【0064】図12は、本実施の形態に係る無線選択呼
出受信機7に用いられる呼出信号4の信号フォーマット
および呼出信号4と機能制御信号5のタイミングを示す
図である。
【0065】本実施の形態に係る無線選択呼出受信機7
に用いられる呼出信号4はPOCSAG方式(Post
Office Code Standardizat
ion Advisory Group)を採用してい
る。POCSAG方式では、第1番目に576ビットの
101010が順次続くプリアンブル信号Aとそれに続
く複数のバッチ信号B、C・・・が配置される。
【0066】プリアンブル信号Aは無線選択呼出受信機
にこれからデータが送られることを認識させ同期をとる
ための信号である。
【0067】各バッチ信号B、C・・・は同期コードワ
ードSCと、CD1からCD8までの8個のフレームよ
り構成され、1フレームは2コードワードからなる。同
期コードワードSCおよび1コードワードは32ビット
で構成され、各コードワードは呼出番号を示すアドレス
コードワードとメッセージを示すメッセージコードワー
ドに分けられる。
【0068】POCSAG方式においては、常に無線選
択呼出受信機の電源をオンとするのではなく、必要なと
きにのみ電源をオンとしている。すなわち、各無線選択
呼出受信機には1バッチ中のフレームCD1からCD8
のうちの1フレームがあらかじめ割り当てられており、
この割り当てられた1フレームの時に電源をオンとす
る。各無線選択呼出受信機に割り当てられた1フレーム
の位置を検出するための信号が同期コードワードSCで
ある。したがって、無線選択呼出受信機は同期コードワ
ードSCおよび割り当てられた1フレームの期間電源を
オンとする。受信した1フレームが自機のアドレス情報
である場合には、次のメッセージコードワードをも受信
し、そのデータを取り込む。これにより電力消費の低減
を図っている。しかしながら、無線選択呼出受信機の電
源オン時には全体の同期がとれていないので電源を周期
的にオンとしてプリアンブルを検出する。
【0069】本実施の形態に係る呼出信号4は、同期コ
ードワードSCと先頭のフレームCD1との間に32ビ
ットの判定コードワードを配置する。判定コードワード
は、第1および第2の実施の形態における判定ブロック
に相当する。機能制御信号5は、呼出信号4の各バッチ
の判定コードワードが送信されている時間のみ送信され
る。すなわち、本実施の形態による無線選択呼出受信機
では、自機が機能制御領域3内に存在するか否かを、同
期コードワードSC、判定コードワードおよび先頭フレ
ームCD1の最初のコードワードから判断する。
【0070】次に、本実施の形態に係る無線選択呼出受
信機7の動作について図13および14のフローチャー
トを参照して説明する。
【0071】同図において、本実施の形態による無線選
択呼出受信機7は、通常時はスピーカ19による着信報
知を行い、機能制御領域3内に存在する場合にはバイブ
レータ18による着信報知を行うように制御する。
【0072】初期設定として、変数“着信報知方法”を
“スピーカ”にセットし、判定フラグF1およびF2を
0にセットする(ステップ301)。
【0073】次に、基地局1からの呼出信号4におい
て、プリアンブルを検出したか否かを判断し(ステップ
302)、プリアンブルを検出した場合には同期確立動
作を行い(ステップ303)、プリアンブルを検出しな
い場合には再び初期設定動作に戻る(ステップ30
1)。
【0074】以後、ステップ311の処理までは、図6
に示した第一の実施の形態のステップ104からステッ
プ111までの処理と同一であり、冗長を避けるため、
その説明を省略する。ただし、ステップ304の処理に
おいては、判定コードワードを受信し、ステップ307
の処理においては、先頭フレームCD1の最初のコード
ワードを受信する。
【0075】ステップ308の処理において判定フラグ
F1が1ではない場合、ステップ309の処理において
先頭フレームCD1の最初のコードワードの誤りワード
数がT2よりも大きい場合、およびステップ311の処
理において変数“着信報知方法”を“バイブレータ”に
セット後、続いて自機に割り当てられたフレームを検出
し(ステップ312)、その中に自アドレスと一致する
アドレスが存在するか否かを判断し(ステップ31
3)、自アドレスと一致するアドレスが存在しない場合
には(ステップ313でNO)、再度初期設定動作を行
う(ステップ301)。
【0076】受信したアドレスブロック内に自アドレス
と一致するアドレスが存在する場合には(ステップ31
3でYES)、それに続くメッセージ情報を受信する
(ステップ314)。その後、現在受信しているコード
ワード内でメッセージが終了しているか否かを判断し
(ステップ315)、メッセージが終了していない場合
には(ステップ315でNO)、次のコードワードを受
信し(ステップ316)、再度メッセージの終了判断を
行う(ステップ315)。これは、メッセージが終了す
るコードワードを受信するまで繰り返し行われる。
【0077】メッセージの終了が判断されると(ステッ
プ315でYES)、取得したメッセージを表示部21
に表示するとともに、変数“着信報知方法”の内容から
スピーカ19もしくはバイブレータ18により着信報知
を行う。着信報知後は、再度初期設定動作を行う(ステ
ップ301)。
【0078】このような構成からなる本実施の形態の無
線選択呼出受信機によれば、使用制限したい場所に機能
制御信号送信機を設置し、基地局からの呼出信号と同一
周波数の機能制御信号を送信させて故意に混信させるこ
とにより、無線選択呼出受信機の機能を制御、すなわ
ち、通話を不可能にするため、周囲の人に対して迷惑を
かけることはない。
【0079】また、基地局からの呼出信号と同一周波数
の機能制御信号を受信するため、余計な構成、たとえ
ば、受信部やアンテナを別に設ける必要がなく、むしろ
無線選択呼出受信機の小型化を促進することができる。
【0080】また、無線選択呼出受信機が機能制御領域
内に存在するか否かを、判定ブロックとそれに隣接する
同期コードおよび第2ブロックの3つのブロックから判
定しているため、受信できない場合に機能制御領域にい
るためなのか、もしくは受信電波状態の悪い位置にいる
ためなのかが、高い確度で判断することができる。
【0081】また、本実施の形態の双方向無線選択呼出
受信機によれば、双方向無線選択呼出受信機が機能制御
領域内に存在する場合には、表示部に現在機能制御領域
内に存在することを示すマークおよび返答信号の送信を
保留したことを示すマークが表示されるため、使用者は
即時に機能制御領域内にいることを認識することができ
る。
【0082】さらに、使用者が速やかに機能制御領域内
から移動することにより、保留されている返答信号の送
信を行うことができる。
【0083】本発明の無線装置は、上記実施の形態に限
定されるものではない。たとえば、上記第一および第二
の実施の形態の無線選択呼出受信機では、物理ブロック
に分割した呼出信号から、自機が機能制御領域内に存在
するか否かを判定しているが、論理ブロックに分割した
呼出信号から機能制御領域内に存在するか否かを判定す
ることもできる。この場合、アドレスブロックの先頭か
ら判定ブロックと同じワード数に対して、ワード誤りの
発生回数をカウントすることが望ましい。
【0084】また、物理ブロックに分割した呼出信号に
おける各ブロックのワード数は何ら限定されない。しか
しながら、各ブロックのワード数に対応して、誤りワー
ド数の大小を判定するしきい値T1およびT2を変更す
る必要がある。
【0085】また、上記第三の実施の形態の無線選択呼
出受信機では、自機が機能制御領域内に存在するか否か
を、先頭フレームCD1の最初のコードワードを用いて
判定しているが、自フレームの最初のコードワードを用
いて判定することもできる。この場合、高い確度の判定
という点では劣る可能性はあるが、消費電力については
さらに低減することが可能である。
【0086】また、本実施の形態の無線選択呼出受信機
では着信報知方法として、機能制御領域外ではスピーカ
を使用し、機能制御領域内ではバイブレータを使用して
いるが、これらについても何ら限定されない。すなわ
ち、機能制御領域外では使用者が外部スイッチ等により
着信報知方法を選択できるようにし、機能制御領域内で
はスピーカ以外の着信報知方法、たとえば、バイブレー
タ、LED、LCDにより着信を報知するようにし、さ
らに、使用者がそれらをあらかじめ設定できるようにし
てもよい。
【0087】さらに、本発明の無線装置は、携帯電話機
にも適用することができる。しかしながら、携帯電話機
には、受信したメッセージ情報を記憶する機能を持たな
いため、機能制御領域内において着信があった場合に
は、自動応答、たとえば、応答保留、留守番応答、着信
転送を行うようにすればよい。ここで、応答保留は、機
能制御領域内における着信に対しては応答できずに保留
とし、機能制御領域外で初めて応答可能となる機能であ
り、留守番応答は、機能制御領域内における着信に対し
て発信者からのメッセージを記録する機能である。ま
た、着信転送は、機能制御領域内における着信メッセー
ジをあらかじめ定めた転送先に転送する機能である。
【0088】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の無線装置
によれば、使用を制限したい場所、たとえば、公共施設
や電車等の乗り物内では、無線機が機能制御信号送信機
から送られてくる機能制御信号を受信することで自機の
機能を制御し、報知音の発生および通話を不可能にする
ため、周囲の人に不快感を与えることはない。
【0089】また、自動的に自機の機能を制御するた
め、使用者の操作が一切必要なく、使用者の利便性が向
上する。
【0090】また、機能制御信号送信機から送られてく
る機能制御信号は、呼出信号と同一の周波数を使用する
ため、新たな周波数資源を必要とせずに限りある周波数
資源の節約が可能となる。
【0091】さらに、機能制御信号の内容ではなく、呼
出信号受信時におけるデータ誤りの発生の有無から、自
機が機能制御領域内に存在するか否かを判定しているた
め、高い確度で自機の機能を制御することができ、シス
テムの信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一および第三の実施の形態における
無線選択呼出受信機7と機能制御信号送信機2との関係
を示す概略図である。
【図2】本発明による無線選択呼出受信機7の回路構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明による機能制御信号送信機2の回路構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の第一および第二の実施の形態における
呼出信号4のフォーマットを示す図である。
【図5】本発明の第一および第二の実施の形態における
呼出信号4と機能制御信号5のタイミングを示す図であ
る。
【図6】本発明の第一の実施の形態を示す無線選択呼出
受信機の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第一の実施の形態を示す無線選択呼出
受信機の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第二の実施の形態における双方向無線
選択呼出受信機8と機能制御信号送信機2との関係を示
す概略図である。
【図9】本発明による双方向無線選択呼出受信機8の回
路構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第二の実施の形態を示す双方向無線
選択呼出受信機8の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第二の実施の形態を示す双方向無線
選択呼出受信機8の表示部51の表示例を示す図であ
る。
【図12】本発明の第三の実施の形態における呼出信号
4のフォーマットおよび呼出信号4と機能制御信号5の
タイミングを示す図である。
【図13】本発明の第三の実施の形態を示す無線選択呼
出受信機7の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第三の実施の形態を示す無線選択呼
出受信機7の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 基地局 2 機能制御信号送信機 3 機能制御領域 4 呼出信号 5 機能制御信号 6 使用者 7 無線選択呼出受信機 8 双方向無線選択呼出受信機 9 返答信号 11 受信アンテナ 12 復調部 13 復号部 14 ROM 15 RAM 16 CPU 17 着信報知制御部 18 バイブレータ 19 スピーカ 20 表示制御部 21 表示部 31 受信アンテナ 32 復調部 33 復号部 34 タイミング発生部 35 信号発生部 36 送信アンテナ 41 受信アンテナ 42 復調部 43 復号部 44 ROM 45 RAM 46 CPU 47 着信報知制御部 48 バイブレータ 49 スピーカ 50 表示制御部 51 表示部 52 符号部 53 変調部 54 送信アンテナ

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局からの呼出信号に応答して機能制
    御信号を送信する機能制御信号送信機と、前記呼出信号
    および前記機能制御信号を受信する無線機とを有し、前
    記呼出信号と前記機能制御信号が同一周波数であること
    を特徴とする無線装置。
  2. 【請求項2】 前記呼出信号および前記機能制御信号に
    より前記無線機が機能制御領域内に存在するか否かを判
    定する機能制御領域判定手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の無線装置。
  3. 【請求項3】 前記機能制御領域判定手段により前記機
    能制御領域内に存在すると判定された場合に、前記無線
    機の機能を制御する機能制御手段を有することを特徴と
    する請求項2記載の無線装置。
  4. 【請求項4】 前記機能制御領域判定手段が前記呼出信
    号の所定ブロック内のデータ誤りの発生回数から判定さ
    れることを特徴とする請求項2記載の無線装置。
  5. 【請求項5】 前記所定ブロックが同期コード、判定ブ
    ロックおよび他の1ブロックであることを特徴とする請
    求項4記載の無線装置。
  6. 【請求項6】 前記同期コードと、前記判定ブロックお
    よび前記他の1ブロックが互いに隣接することを特徴と
    する請求項5記載の無線装置。
  7. 【請求項7】 前記無線機が双方向無線機であることを
    特徴とする請求項1記載の無線装置。
  8. 【請求項8】 前記呼出信号に対する返答信号を保留す
    る返答信号保留手段を有し、返答手段保留手段および前
    記機能制御領域判定手段を前記双方向無線機の表示部に
    表示することを特徴とする請求項7記載の無線装置。
  9. 【請求項9】 基地局からの呼出信号に応答して機能制
    御信号を送信する機能制御信号送信機と、前記呼出信号
    および前記機能制御信号を受信する無線機とを有し、前
    記呼出信号と前記機能制御信号が同一周波数であり、
    記呼出信号がPOCSAG方式を採用していることを特
    とする無線装置。
  10. 【請求項10】 前記機能制御領域内に存在するか否か
    を判定する判定コードワードが同期コードワードの直後
    に備えられることを特徴とする請求項9記載の無線装
    置。
  11. 【請求項11】 基地局からの呼出信号に応答して機能
    制御信号送信機から送信される前記呼出信号と同一周波
    数の機能制御信号を受信することにより機能を制御する
    ことを特徴とする無線機。
  12. 【請求項12】 基地局からの呼出信号において、判定
    ブロックを受信する第1のステップと、他の1ブロック
    を受信する第2のステップと、前記第1および第2のス
    テップにより無線機が機能制御領域内に存在するか否か
    を判定する第3のステップとを有することを特徴とする
    無線装置の機能制御方法。
  13. 【請求項13】 基地局からの呼出信号において、判定
    ブロックおよび他の1ブロックを受信する第1のステッ
    プと、前記判定ブロックおよび他の1ブロックのデータ
    誤り発生回数をカウントする第2のステップと、前記第
    2のステップの結果により無線機の機能を制御する第3
    のステップとを有することを特徴とする無線装置の機能
    制御方法。
  14. 【請求項14】 前記第3のステップにより返答信号の
    送信を保留する第4のステップと、前記第3および第4
    のステップを前記無線機の表示部に表示する第5のステ
    ップとを有することを特徴とする請求項12および13
    記載の無線装置の機能制御方法。
  15. 【請求項15】 前記無線機が双方向無線機であること
    を特徴とする請求項14記載の無線装置の機能制御方
    法。
  16. 【請求項16】 基地局からの呼出信号に対して、受信
    すべきフレームのタイミングか否かを判断する第1のス
    テップと、同期コードによるフレーム同期確立動作を行
    う第2のステップと、判定ブロックを受信する第3のス
    テップと、前記判定ブロックのデータ誤り発生回数をカ
    ウントする第4のステップと、他の1ブロックを受信す
    る第5のステップと、前記他の1ブロックのデータ誤り
    発生回数をカウントする第6のステップと、前記第4お
    よび第6のステップにおける前記データ誤り発生回数を
    あらかじめ定められたしきい値と比較する第7のステッ
    プと、前記第7のステップにより無線機の機能を制御す
    る第8のステップとを有することを特徴とする無線装置
    の機能制御方法。
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