JP2923793B2 - ウッドゴルフクラブヘッドの製造方法 - Google Patents
ウッドゴルフクラブヘッドの製造方法Info
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- JP2923793B2 JP2923793B2 JP2117046A JP11704690A JP2923793B2 JP 2923793 B2 JP2923793 B2 JP 2923793B2 JP 2117046 A JP2117046 A JP 2117046A JP 11704690 A JP11704690 A JP 11704690A JP 2923793 B2 JP2923793 B2 JP 2923793B2
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- Japan
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、繊維強化プラスチック等の合成樹脂材を
主材とするウッドゴルフクラブヘッドの製造方法に係わ
り、更に詳しくは一つのヘッド成形金型で、ライ角(ク
ラブヘッドのソールのトウ側とヒール側の間隙が等しい
状態で接地した時のシャフトの傾斜角),ロフト角(シ
ャフトの軸線に対するフェースの傾斜角)を任意に調製
でき、またヘッド成形金型を簡素化することが出来るウ
ッドゴルフクラブヘッドの製造方法に関するものであ
る。
主材とするウッドゴルフクラブヘッドの製造方法に係わ
り、更に詳しくは一つのヘッド成形金型で、ライ角(ク
ラブヘッドのソールのトウ側とヒール側の間隙が等しい
状態で接地した時のシャフトの傾斜角),ロフト角(シ
ャフトの軸線に対するフェースの傾斜角)を任意に調製
でき、またヘッド成形金型を簡素化することが出来るウ
ッドゴルフクラブヘッドの製造方法に関するものであ
る。
従来、第11図〜第13図に示すような繊維強化プラスチ
ック等の合成樹脂材を主材とするウッドゴルフクラブヘ
ッド本体1の成形は、同一のヘッド成形金型を使用する
ので、同一仕様のクラブヘッドしか成形できず、またシ
ャフト嵌合孔2の成形は、クラブヘッドの成形時に同時
に形成するのが一般的である。
ック等の合成樹脂材を主材とするウッドゴルフクラブヘ
ッド本体1の成形は、同一のヘッド成形金型を使用する
ので、同一仕様のクラブヘッドしか成形できず、またシ
ャフト嵌合孔2の成形は、クラブヘッドの成形時に同時
に形成するのが一般的である。
然しながら、シャフト嵌合孔2をクラブヘッドの成形
時に形成する関係上、ヘッド成形金型の構造が複雑にな
るため、高価となり、また取扱や作業性が極めて悪いと
言う問題があった。
時に形成する関係上、ヘッド成形金型の構造が複雑にな
るため、高価となり、また取扱や作業性が極めて悪いと
言う問題があった。
また、従来から行われているシャフトピンを用いてシ
ャフト嵌合孔2を形成する方法は、孔精度を安定させる
上から、金型設計の自由度も小さいと言う問題があっ
た。
ャフト嵌合孔2を形成する方法は、孔精度を安定させる
上から、金型設計の自由度も小さいと言う問題があっ
た。
更に、同一のヘッド成形金型では、複数仕様のロフト
角,ライ角のクラブヘッドを成形するのは不可能であっ
た。しかし、市場ではゴルファーのタイプや、好みによ
って同一形状のクラブヘッドでも、ライ角やロフト角に
対する要望には幅があり、この要望にメーカーサイドが
対応するためには、ライ角,ロフト角のそれぞれ異なる
成形金型を準備する必要があるが、実際には、ゴルファ
ーのタイプや、好みに対応出来るように成形金型を準備
するのは、コスト面等から困難な問題であった。
角,ライ角のクラブヘッドを成形するのは不可能であっ
た。しかし、市場ではゴルファーのタイプや、好みによ
って同一形状のクラブヘッドでも、ライ角やロフト角に
対する要望には幅があり、この要望にメーカーサイドが
対応するためには、ライ角,ロフト角のそれぞれ異なる
成形金型を準備する必要があるが、実際には、ゴルファ
ーのタイプや、好みに対応出来るように成形金型を準備
するのは、コスト面等から困難な問題であった。
この発明は、かかる従来の課題に着目して案出された
もので、シャフトピンを用いずにシャフト嵌合孔の形成
ができ、ヘッド成形金型を簡素化することが出来ると共
に、生産性及び成形歩留りを著しく向上させ、更に同一
金型においてライ角,ロフト角を任意に設定出来るウッ
ドゴルフクラブヘッドの製造方法を提供することを目的
とするものである。
もので、シャフトピンを用いずにシャフト嵌合孔の形成
ができ、ヘッド成形金型を簡素化することが出来ると共
に、生産性及び成形歩留りを著しく向上させ、更に同一
金型においてライ角,ロフト角を任意に設定出来るウッ
ドゴルフクラブヘッドの製造方法を提供することを目的
とするものである。
この発明は上記目的を達成するため、繊維強化プラス
チック等の合成樹脂材料を主材として、ヘッド成形金型
により一体成形されるウッドゴルフクラブヘッドの製造
方法において、ヒール側背面に左右両側に平面状の平行
な壁面を有する嵌合溝をもつクラブヘッド本体を成形す
る一方、前記嵌合溝と同じ横断面を有すると共に、ライ
角又はロフト角が異なるシャフト嵌合孔を備えた複数種
類のスペーサ部材を用意し、これら複数種類のスペーサ
部材のうちの1種を選択して前記クラブヘッド本体の嵌
合溝に嵌合装着することを要旨とするものである。
チック等の合成樹脂材料を主材として、ヘッド成形金型
により一体成形されるウッドゴルフクラブヘッドの製造
方法において、ヒール側背面に左右両側に平面状の平行
な壁面を有する嵌合溝をもつクラブヘッド本体を成形す
る一方、前記嵌合溝と同じ横断面を有すると共に、ライ
角又はロフト角が異なるシャフト嵌合孔を備えた複数種
類のスペーサ部材を用意し、これら複数種類のスペーサ
部材のうちの1種を選択して前記クラブヘッド本体の嵌
合溝に嵌合装着することを要旨とするものである。
この発明は上記のように構成され、ヘッド成形金型を
使用してクラブヘッドを成形する際に、ヒール側背面に
左右両側に平面状の平行な壁面を有する嵌合溝を、ホー
ゼル部上端からソール部に至るように形成したクラブヘ
ッド本体を成形する一方、この嵌合溝と同じ横断面を有
すると共に、ライ角又はロフト角の異なるシャフト嵌合
孔を備えた複数種類のスペーサ部材を用意し、これらの
スペーサ部材の中から1つを選択し、上記クラブヘッド
本体の嵌合溝に嵌合装着するので、同一のヘッド成形金
型から成形したクラブヘッド本体からライ角又はロフト
角が異なる多仕様のゴルフクラブヘッドを得ることがで
きる。即ち、従来、仕様毎にヘッド成形金型を製作する
必要があったが、一種類のヘッド成形金型を製作するだ
けでよいので低コストで多仕様のゴルフクラブヘッドを
製造することができる。また、嵌合溝にスペーサ部材を
装着するときは、左右両側の平面状の平行な壁面にスペ
ーサ部材がカイドされ、スペーサ部材のクラブヘッド本
体に対する軸周りの相対角度が一定位置に定まった状態
で装着されるから、シャフト嵌合孔のライ角やロフト角
の位置ずれを生ずることなく正確に装着することができ
るので、所定のライ角又はロフト角を精度よく正確に設
定することができる。さらに、このクラブヘッド本体で
は、ヒール側背面に嵌合溝を形成するため、シャフトピ
ンを用いずにシャフト嵌合孔の成形ができる。
使用してクラブヘッドを成形する際に、ヒール側背面に
左右両側に平面状の平行な壁面を有する嵌合溝を、ホー
ゼル部上端からソール部に至るように形成したクラブヘ
ッド本体を成形する一方、この嵌合溝と同じ横断面を有
すると共に、ライ角又はロフト角の異なるシャフト嵌合
孔を備えた複数種類のスペーサ部材を用意し、これらの
スペーサ部材の中から1つを選択し、上記クラブヘッド
本体の嵌合溝に嵌合装着するので、同一のヘッド成形金
型から成形したクラブヘッド本体からライ角又はロフト
角が異なる多仕様のゴルフクラブヘッドを得ることがで
きる。即ち、従来、仕様毎にヘッド成形金型を製作する
必要があったが、一種類のヘッド成形金型を製作するだ
けでよいので低コストで多仕様のゴルフクラブヘッドを
製造することができる。また、嵌合溝にスペーサ部材を
装着するときは、左右両側の平面状の平行な壁面にスペ
ーサ部材がカイドされ、スペーサ部材のクラブヘッド本
体に対する軸周りの相対角度が一定位置に定まった状態
で装着されるから、シャフト嵌合孔のライ角やロフト角
の位置ずれを生ずることなく正確に装着することができ
るので、所定のライ角又はロフト角を精度よく正確に設
定することができる。さらに、このクラブヘッド本体で
は、ヒール側背面に嵌合溝を形成するため、シャフトピ
ンを用いずにシャフト嵌合孔の成形ができる。
以下、添付図面に基づき、この発明の実施例を説明す
る。
る。
なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を付して説
明は省略する。
明は省略する。
第1図は、この発明を実施した繊維強化プラスチック
等の合成樹脂材料を主材とするウッドゴルフクラブヘッ
ド本体1の正面図、第2図は第1図の縦断正面図を示
し、この実施例におけるウッドゴルフクラブは、クラブ
の長さが44インチ以上の長尺ウッドゴルフクラブであ
る。
等の合成樹脂材料を主材とするウッドゴルフクラブヘッ
ド本体1の正面図、第2図は第1図の縦断正面図を示
し、この実施例におけるウッドゴルフクラブは、クラブ
の長さが44インチ以上の長尺ウッドゴルフクラブであ
る。
前記、第1図及び第2図において、3はソール部、4
はクラブシャフト、5はソケットを示し、前記ウッドゴ
ルフクラブヘッド本体1は、ホーゼル部6の長さを、ク
ラブヘッド本体1の高さHの近傍となるように短く成形
されている。
はクラブシャフト、5はソケットを示し、前記ウッドゴ
ルフクラブヘッド本体1は、ホーゼル部6の長さを、ク
ラブヘッド本体1の高さHの近傍となるように短く成形
されている。
前記クラブヘッド本体1のヒール側背面1aには、第2
図及び第6図に示すように、クラブヘッド本体1のヒー
ル側背面1aに、ホーゼル部上端6aからソール部3に至
り、左右両側に平行に平面状の壁面8aを有して横断面が
U字状のスペーサ部材9の嵌合溝7が形成されている。
この状態を示したのが、第3図の斜視図である。
図及び第6図に示すように、クラブヘッド本体1のヒー
ル側背面1aに、ホーゼル部上端6aからソール部3に至
り、左右両側に平行に平面状の壁面8aを有して横断面が
U字状のスペーサ部材9の嵌合溝7が形成されている。
この状態を示したのが、第3図の斜視図である。
この発明の実施例では、上記スペーサ部材9の嵌合溝
7を、従来のように中空筒状に形成せず、クラブヘッド
本体1のヒール側背面1aに開口した溝状に形成したもの
である。
7を、従来のように中空筒状に形成せず、クラブヘッド
本体1のヒール側背面1aに開口した溝状に形成したもの
である。
前記嵌合溝7には、第4図及び第7図に示すように、
別の工程で樹脂材料等で成形されていて、左右両面に平
行に平面状の壁面9aを備えるとともに嵌合溝7と同じ横
断面形状を有するスペーサ部材9が接着剤を介して嵌合
装着してある。
別の工程で樹脂材料等で成形されていて、左右両面に平
行に平面状の壁面9aを備えるとともに嵌合溝7と同じ横
断面形状を有するスペーサ部材9が接着剤を介して嵌合
装着してある。
またスペーサ部材9に形成されるシャフト4の嵌合孔
10は、所定のライ角α及びロフト角に形成され、またク
ラブヘッド本体1の嵌合溝7に、この嵌合溝7に嵌合す
るように形成されたスペーサ部材9を装着した際、クラ
ブヘッド本体1の外表面と面一となるように形成されて
いる。
10は、所定のライ角α及びロフト角に形成され、またク
ラブヘッド本体1の嵌合溝7に、この嵌合溝7に嵌合す
るように形成されたスペーサ部材9を装着した際、クラ
ブヘッド本体1の外表面と面一となるように形成されて
いる。
なお、第5図は市販されているウッドゴルフクラブの
ライ角αの分布図を示し、このライ角αは、54゜〜57゜
の範囲が大部分を占めており、この実施例では、ライ角
αを上記の範囲に設定している。
ライ角αの分布図を示し、このライ角αは、54゜〜57゜
の範囲が大部分を占めており、この実施例では、ライ角
αを上記の範囲に設定している。
次に、この発明の実施例におけるウッドゴルフクラブ
ヘッド本体1の製造方法について説明する。
ヘッド本体1の製造方法について説明する。
まず、第7図及び第8図に示すように、合成樹脂材料
を主材として、図示しないヘッド成形金型を使用してク
ラブヘッド本体1を成形する際、クラブヘッド本体1の
ホーゼル部6の長さを、クラブヘッド本体1の高さHの
近傍となるように成形すると共に、クラブヘッド本体1
のヒール側背面1aに、第6図に示すような左右両側に平
行な平面状の壁面8aを有する横断面形状がU字状の嵌合
溝7を成形する。
を主材として、図示しないヘッド成形金型を使用してク
ラブヘッド本体1を成形する際、クラブヘッド本体1の
ホーゼル部6の長さを、クラブヘッド本体1の高さHの
近傍となるように成形すると共に、クラブヘッド本体1
のヒール側背面1aに、第6図に示すような左右両側に平
行な平面状の壁面8aを有する横断面形状がU字状の嵌合
溝7を成形する。
次に、別の成形工程で、左右両側に平面状の壁面9aを
備えるとともに嵌合溝7と同じ横断面を有し、かつライ
角、ロフト角が異なるシャフト嵌合孔10を備えた複数種
類のスペーサ部材9を製作する。
備えるとともに嵌合溝7と同じ横断面を有し、かつライ
角、ロフト角が異なるシャフト嵌合孔10を備えた複数種
類のスペーサ部材9を製作する。
そして、別の成形工程で製作した複数種類のスペーサ
部材9の中から、所望のライ角α、ロフト角βを有する
スペーサ部材9を1種選択し、これを上記嵌合溝7に接
着剤等を介して嵌合装着するものである。
部材9の中から、所望のライ角α、ロフト角βを有する
スペーサ部材9を1種選択し、これを上記嵌合溝7に接
着剤等を介して嵌合装着するものである。
この成形方法としては、圧縮成形,射出成形のいずで
も良い。
も良い。
この発明では、上記のようにクラブヘッド本体1と、
所定のライ角α,ロフト角を有するシャフト嵌合孔10を
備えたスペーサ部材9とを各々別々に成形して組付ける
ようにするので、一つのヘッド成形金型で、多仕様のラ
イ角α,ロフト角を有するクラブヘッドを形成すること
が出来るのである。
所定のライ角α,ロフト角を有するシャフト嵌合孔10を
備えたスペーサ部材9とを各々別々に成形して組付ける
ようにするので、一つのヘッド成形金型で、多仕様のラ
イ角α,ロフト角を有するクラブヘッドを形成すること
が出来るのである。
従って、ユーザの多様化するニーズに対応することが
出来ると共に、多数の成形金型を必要とせず、種々のラ
イ角α,ロフト角を有するクラブヘッドを成形すること
が可能となる。
出来ると共に、多数の成形金型を必要とせず、種々のラ
イ角α,ロフト角を有するクラブヘッドを成形すること
が可能となる。
また、クラブヘッド本体1の嵌合溝7とスペーサ部材
9の横断面形状が共に平行な平面状の壁面8a、9aを有す
る同一形状となっているため、嵌合により嵌合溝7とス
ペーサ部材9の左右両面の平面状の壁面8a、9aが互いに
当接して規制され、スペーサ部材9のクラブヘッド本体
1に対する軸芯周りの相対角度が一定位置に定まった状
態になる。そのため、スペーサ部材9に設けられたシャ
フト4の嵌合孔10がクラブヘッド本体1に対して正確に
配置されることになり、予め設定された所定のライ角
α,ロフト角βを精度良く備えたウッドゴルフクラブヘ
ッドを歩留りよく製造することができる。
9の横断面形状が共に平行な平面状の壁面8a、9aを有す
る同一形状となっているため、嵌合により嵌合溝7とス
ペーサ部材9の左右両面の平面状の壁面8a、9aが互いに
当接して規制され、スペーサ部材9のクラブヘッド本体
1に対する軸芯周りの相対角度が一定位置に定まった状
態になる。そのため、スペーサ部材9に設けられたシャ
フト4の嵌合孔10がクラブヘッド本体1に対して正確に
配置されることになり、予め設定された所定のライ角
α,ロフト角βを精度良く備えたウッドゴルフクラブヘ
ッドを歩留りよく製造することができる。
また、第9図及び第10図は、上記第1実施例とライ角
αが異なるスペーサ部材9と、このスペーサ部材9をク
ラブヘッド本体1の嵌合溝7に嵌合装着した断面図を示
している。
αが異なるスペーサ部材9と、このスペーサ部材9をク
ラブヘッド本体1の嵌合溝7に嵌合装着した断面図を示
している。
この実施例は、上記第1実施例とライ角αが異なるだ
けで、その他の構成及び組付け方法は上記第1実施例と
同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
けで、その他の構成及び組付け方法は上記第1実施例と
同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
この発明は、上記のように構成したので、従来のよう
に、シャフトピンを用いずにシャフト嵌合孔の形成がで
き、従ってヘッド成形金型を大幅に簡素化することが出
来る上、シャフトピンの芯出し作業を省略出来るので、
成形作業を効率良く行うことが出来る効果がある。
に、シャフトピンを用いずにシャフト嵌合孔の形成がで
き、従ってヘッド成形金型を大幅に簡素化することが出
来る上、シャフトピンの芯出し作業を省略出来るので、
成形作業を効率良く行うことが出来る効果がある。
また、1種類のヘッド成形金型から成形されたクラブ
ヘッド本体の嵌合溝に対して、ライ角又はロフト角が異
なるシャフト嵌合孔を備えた複数種類のスペーサ部材か
ら1つを選択して嵌合するようにするので、一つのヘッ
ド成型金型で、多仕様のライ角,ロフト角を有するクラ
ブヘッドを成形することが出来、従って、ユーザの多様
化するニーズに対応することが出来ると共に、多数の成
形金型を必要とせず、種々のライ角,ロフト角を有する
クラブヘッドを成形することが出来る。
ヘッド本体の嵌合溝に対して、ライ角又はロフト角が異
なるシャフト嵌合孔を備えた複数種類のスペーサ部材か
ら1つを選択して嵌合するようにするので、一つのヘッ
ド成型金型で、多仕様のライ角,ロフト角を有するクラ
ブヘッドを成形することが出来、従って、ユーザの多様
化するニーズに対応することが出来ると共に、多数の成
形金型を必要とせず、種々のライ角,ロフト角を有する
クラブヘッドを成形することが出来る。
更に、クラブヘッドの成形が簡素化され、生産性及び
成形歩留りが向上し、また圧縮成形にあっては、成形部
材の成形金型内へのセッティングが容易となり、また均
一成形が出来るのでクラブヘッド間の品質のバラツキが
大幅に小さくなり、精度の高い製品を効率良く生産出来
る効果がある。また、成形金型を簡素化出来る結果、金
型自体を小型化でき、取扱が容易になると共に、安価な
ものとすることが出来る。
成形歩留りが向上し、また圧縮成形にあっては、成形部
材の成形金型内へのセッティングが容易となり、また均
一成形が出来るのでクラブヘッド間の品質のバラツキが
大幅に小さくなり、精度の高い製品を効率良く生産出来
る効果がある。また、成形金型を簡素化出来る結果、金
型自体を小型化でき、取扱が容易になると共に、安価な
ものとすることが出来る。
第1図は、この発明を実施した繊維強化プラスチック等
の合成樹脂材料を主材とするウッドゴルフクラブヘッド
本体の正面図、第2図は第1図の縦断正面図、第3図は
クラブヘッド本体の斜視図、第4図はクラブヘッド本体
の嵌合溝にスペーサ部材を嵌合装着した全体斜視図、第
5図は市販されているウッドゴルフクラブのライ角の分
布図、第6図は、クラブヘッド本体の嵌合溝の拡大断面
図、第7図はスペーサ部材の拡大断面図、第8図はクラ
ブヘッド本体の嵌合溝にスペーサ部材を嵌合装着した状
態の断面図、第9図はスペーサ部材の他の実施例を示す
拡大断面図、第10図は第9図のスペーサ部材をクラブヘ
ッド本体の嵌合溝にスペーサ部材を嵌合装着した状態の
第2実施例を示す断面図、第11図は、従来のウッドゴル
フクラブヘッドの正面図、第12図は従来のウッドゴルフ
クラブヘッドの縦断正面図、第13図は従来のネック部を
短くした場合のウッドゴルフクラブヘッドの断面図であ
る。 1……ウッドゴルフクラブヘッド本体、1a……ヒール側
背面、3……ソール部、4……クラブシャフト、5……
ソケット、6……ホーゼル部、6a……ホーゼル部上端、
7……嵌合溝、8a、9a……平面状の壁面、9……スペー
サ部材、10……シャフトの嵌合孔、α……ライ角。
の合成樹脂材料を主材とするウッドゴルフクラブヘッド
本体の正面図、第2図は第1図の縦断正面図、第3図は
クラブヘッド本体の斜視図、第4図はクラブヘッド本体
の嵌合溝にスペーサ部材を嵌合装着した全体斜視図、第
5図は市販されているウッドゴルフクラブのライ角の分
布図、第6図は、クラブヘッド本体の嵌合溝の拡大断面
図、第7図はスペーサ部材の拡大断面図、第8図はクラ
ブヘッド本体の嵌合溝にスペーサ部材を嵌合装着した状
態の断面図、第9図はスペーサ部材の他の実施例を示す
拡大断面図、第10図は第9図のスペーサ部材をクラブヘ
ッド本体の嵌合溝にスペーサ部材を嵌合装着した状態の
第2実施例を示す断面図、第11図は、従来のウッドゴル
フクラブヘッドの正面図、第12図は従来のウッドゴルフ
クラブヘッドの縦断正面図、第13図は従来のネック部を
短くした場合のウッドゴルフクラブヘッドの断面図であ
る。 1……ウッドゴルフクラブヘッド本体、1a……ヒール側
背面、3……ソール部、4……クラブシャフト、5……
ソケット、6……ホーゼル部、6a……ホーゼル部上端、
7……嵌合溝、8a、9a……平面状の壁面、9……スペー
サ部材、10……シャフトの嵌合孔、α……ライ角。
Claims (2)
- 【請求項1】繊維強化プラスチック等の合成樹脂材料を
主材として、ヘッド成形金型により一体成形されるウッ
ドゴルフクラブヘッドの製造方法において、ヒール側背
面に左右両側に平面状の平行な壁面を有する嵌合溝をも
つクラブヘッド本体を成形する一方、前記嵌合溝と同じ
横断面を有すると共に、ライ角又はロフト角が異なるシ
ャフト嵌合孔を備えた複数種類のスペーサ部材を用意
し、これら複数種類のスペーサ部材のうちの1種を選択
して前記クラブヘッド本体の嵌合溝に嵌合装着すること
を特徴とするウッドゴルフクラブヘッドの製造方法。 - 【請求項2】前記嵌合溝の横断面形状がU字状である特
許請求の範囲第1項に記載のウッドゴルフクラブヘッド
の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2117046A JP2923793B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | ウッドゴルフクラブヘッドの製造方法 |
US07/695,701 US5149091A (en) | 1990-05-07 | 1991-05-03 | Golf club head |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2117046A JP2923793B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | ウッドゴルフクラブヘッドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0412777A JPH0412777A (ja) | 1992-01-17 |
JP2923793B2 true JP2923793B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=14702089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2117046A Expired - Fee Related JP2923793B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | ウッドゴルフクラブヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2923793B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2628455B2 (ja) * | 1994-03-30 | 1997-07-09 | マルマンゴルフ株式会社 | ゴルフクラブヘッド |
JP3439148B2 (ja) * | 1999-03-15 | 2003-08-25 | 住友ゴム工業株式会社 | ウッド型ゴルフクラブ |
JP6000393B1 (ja) * | 2015-03-25 | 2016-09-28 | 美津濃株式会社 | ウッド型ゴルフクラブヘッドおよびウッド型ゴルフクラブ |
JP6822072B2 (ja) * | 2016-11-02 | 2021-01-27 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフクラブ |
-
1990
- 1990-05-07 JP JP2117046A patent/JP2923793B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0412777A (ja) | 1992-01-17 |
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Legal Events
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