JP2820214B2 - アイアンクラブヘッド - Google Patents
アイアンクラブヘッドInfo
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- JP2820214B2 JP2820214B2 JP5011645A JP1164593A JP2820214B2 JP 2820214 B2 JP2820214 B2 JP 2820214B2 JP 5011645 A JP5011645 A JP 5011645A JP 1164593 A JP1164593 A JP 1164593A JP 2820214 B2 JP2820214 B2 JP 2820214B2
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- Japan
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- club head
- iron club
- weight
- head
- filling member
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0416—Heads having an impact surface provided by a face insert
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0433—Heads with special sole configurations
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B2209/00—Characteristics of used materials
- A63B2209/02—Characteristics of used materials with reinforcing fibres, e.g. carbon, polyamide fibres
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アイアンクラブヘッド
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のアイアンクラブヘッド
は、各番手に合わせた形状,重さに成形され、そして、
ヘッドの重量調節のために様々な処理が施されている。
は、各番手に合わせた形状,重さに成形され、そして、
ヘッドの重量調節のために様々な処理が施されている。
【0003】例えば、実開昭61−154968号公報
に開示されるアイアンクラブヘッドでは、ホーゼル部に
連続してソール部を一体成形したベース用金属体のソー
ル部上に、繊維強化樹脂に鉛やタングステン等の重量金
属の粉状体を混合した充填部材を固定して比重を大きく
することによりヘッドの重量を調節し、又、実開平4−
92268号公報に開示されたアイアンクラブヘッドで
は、ベース用金属体のバックフェース側の肉厚を変えて
ヘッドの重量を調節する重量調節部を設ける等の方法が
取られている。
に開示されるアイアンクラブヘッドでは、ホーゼル部に
連続してソール部を一体成形したベース用金属体のソー
ル部上に、繊維強化樹脂に鉛やタングステン等の重量金
属の粉状体を混合した充填部材を固定して比重を大きく
することによりヘッドの重量を調節し、又、実開平4−
92268号公報に開示されたアイアンクラブヘッドで
は、ベース用金属体のバックフェース側の肉厚を変えて
ヘッドの重量を調節する重量調節部を設ける等の方法が
取られている。
【0004】又、重量を調節するその他の方法として
は、ヘッドの成形時に、ベース用金属体のフェース面側
に設けた凹部内の任意の箇所に重量物を置いて、当該凹
部内に充填材を被せた後、これらを加熱加圧してヘッド
を成形する等の方法も採用されている。
は、ヘッドの成形時に、ベース用金属体のフェース面側
に設けた凹部内の任意の箇所に重量物を置いて、当該凹
部内に充填材を被せた後、これらを加熱加圧してヘッド
を成形する等の方法も採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述の如く
充填部材に金属の粉状体を混合する方法にあっては、粉
状体の混入状態にバラツキが生じると、ヘッドの重量バ
ランスが狂ってしまう虞があり、又、凹部内の任意の箇
所に重量物を置いて充填材を被せた後、これらを加熱加
圧してヘッドを成形する方法では、重量物が成形時の圧
力で移動してヘッドの重量バランスに影響を与えてしま
う欠点があった。
充填部材に金属の粉状体を混合する方法にあっては、粉
状体の混入状態にバラツキが生じると、ヘッドの重量バ
ランスが狂ってしまう虞があり、又、凹部内の任意の箇
所に重量物を置いて充填材を被せた後、これらを加熱加
圧してヘッドを成形する方法では、重量物が成形時の圧
力で移動してヘッドの重量バランスに影響を与えてしま
う欠点があった。
【0006】一方、実開平4−92268号公報に開示
されるようにベース用金属体のバックフェース側に重量
調節部を設ける方法にあっては、微妙な重量調節を行う
ためにベース用金属体の成形用金型を多数用意しておか
なければならず、コスト的に高くついてしまう欠点が指
摘されていた。
されるようにベース用金属体のバックフェース側に重量
調節部を設ける方法にあっては、微妙な重量調節を行う
ためにベース用金属体の成形用金型を多数用意しておか
なければならず、コスト的に高くついてしまう欠点が指
摘されていた。
【0007】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、ヘッドの重量バランスを崩すことなく重量調節が可
能で、然も、各番手に応じた重量バランスの調節が容易
に行えるアイアンクラブヘッドを提供することを目的と
する。
で、ヘッドの重量バランスを崩すことなく重量調節が可
能で、然も、各番手に応じた重量バランスの調節が容易
に行えるアイアンクラブヘッドを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ホーゼル部に連続してソー
ル部を一体成形したベース用金属体のソール部上に、充
填部材を配置して当該充填部材を外装体で覆ったアイア
ンクラブヘッドに於て、上記充填部材のヘッドのフェー
ス面のスイートスポットからバック部側へ垂線を延長し
た位置に凹部を設け、当該凹部内に、重量調節用の重量
物を装着したものである。
め、請求項1に係る発明は、ホーゼル部に連続してソー
ル部を一体成形したベース用金属体のソール部上に、充
填部材を配置して当該充填部材を外装体で覆ったアイア
ンクラブヘッドに於て、上記充填部材のヘッドのフェー
ス面のスイートスポットからバック部側へ垂線を延長し
た位置に凹部を設け、当該凹部内に、重量調節用の重量
物を装着したものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】請求項1に係る発明によれば、ヘッドの製造時
に重量物が位置ずれを起こすことなく装着すべき凹部内
に確実に固定され、そして、当該重量物の重さを種々選
択することによって、アイアンクラブヘッドの製造上の
重量誤差が解消され、又、ヘッドの重量調整がなされ
る。
に重量物が位置ずれを起こすことなく装着すべき凹部内
に確実に固定され、そして、当該重量物の重さを種々選
択することによって、アイアンクラブヘッドの製造上の
重量誤差が解消され、又、ヘッドの重量調整がなされ
る。
【0012】そして、重量物をアイアンクラブヘッドの
フェース面のスイートスポットからバック部側へ垂線を
延長した位置に設けたので、重量物の重さを種々選択し
てアイアンクラブヘッドの重量調整を行う際に、アイア
ンクラブヘッドの重量バランスに影響を及ぼすことがな
い。
フェース面のスイートスポットからバック部側へ垂線を
延長した位置に設けたので、重量物の重さを種々選択し
てアイアンクラブヘッドの重量調整を行う際に、アイア
ンクラブヘッドの重量バランスに影響を及ぼすことがな
い。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1及び図2は本発明に係るアイアンクラブ
ヘッドの第一実施例を示し、図中、1はアイアンクラブ
ヘッドで、当該アイアンクラブヘッド1は、シャフト連
結用のホーゼル部3とソール部5とを一体成形したベー
ス用金属体7と、当該ベース用金属体7のソール部5上
に配置された繊維強化樹脂製の充填部材9、そして、ソ
ール部5を除くベース用金属体7の外周を覆った繊維強
化樹脂製の外装体11とで構成されている。
説明する。図1及び図2は本発明に係るアイアンクラブ
ヘッドの第一実施例を示し、図中、1はアイアンクラブ
ヘッドで、当該アイアンクラブヘッド1は、シャフト連
結用のホーゼル部3とソール部5とを一体成形したベー
ス用金属体7と、当該ベース用金属体7のソール部5上
に配置された繊維強化樹脂製の充填部材9、そして、ソ
ール部5を除くベース用金属体7の外周を覆った繊維強
化樹脂製の外装体11とで構成されている。
【0015】上記ベース用金属体7は、ステンレス,軟
鉄等の金属で成形されており、そのフェース面側には、
凹陥部13がベース用金属体7の背面形状に沿って形成
されている。そして、当該凹陥部13には、図2に示す
ようにアイアンクラブヘッド1のフェース面15のスイ
ートスポットPから当該フェース面15に対する垂線を
延長した位置に、当該垂線を中心軸とする円形状の貫通
孔17が設けられている。
鉄等の金属で成形されており、そのフェース面側には、
凹陥部13がベース用金属体7の背面形状に沿って形成
されている。そして、当該凹陥部13には、図2に示す
ようにアイアンクラブヘッド1のフェース面15のスイ
ートスポットPから当該フェース面15に対する垂線を
延長した位置に、当該垂線を中心軸とする円形状の貫通
孔17が設けられている。
【0016】一方、上記充填部材9は、図2に示すよう
にベース用金属体7のソール部5上に配置して凹陥部1
3内に装着されるもので、ナイロン等の樹脂材にガラス
繊維やカーボン繊維等の補強繊維を混合した繊維強化樹
脂で成形されている。そして、そのバック側には、上記
貫通孔17に挿着可能な筒状部19がベース用金属体7
の肉厚と同じ高さを以って設けられ、そして、当該筒状
部19に設けた凹部21内に、アイアンクラブヘッド1
の重量を調節する重量物23がフェース面15のスイー
トスポットPからバック側へ垂線を延長した線上に装着
されている。
にベース用金属体7のソール部5上に配置して凹陥部1
3内に装着されるもので、ナイロン等の樹脂材にガラス
繊維やカーボン繊維等の補強繊維を混合した繊維強化樹
脂で成形されている。そして、そのバック側には、上記
貫通孔17に挿着可能な筒状部19がベース用金属体7
の肉厚と同じ高さを以って設けられ、そして、当該筒状
部19に設けた凹部21内に、アイアンクラブヘッド1
の重量を調節する重量物23がフェース面15のスイー
トスポットPからバック側へ垂線を延長した線上に装着
されている。
【0017】又、ベース用金属体7と充填部材9の外周
を覆う外装体11は、主にガラス繊維強化樹脂やカーボ
ン繊維強化樹脂、又はこれらにウィスカー等の添加物を
混入して、その下端縁がソール部5の肩部25と略同一
平面をなすようにソール部5を除いて圧縮成形機で金型
成形したもので、図1の如く当該外装体11のヒール側
端部に筒状延長部27を形成してホーゼル部3を被覆し
た構造となっている。
を覆う外装体11は、主にガラス繊維強化樹脂やカーボ
ン繊維強化樹脂、又はこれらにウィスカー等の添加物を
混入して、その下端縁がソール部5の肩部25と略同一
平面をなすようにソール部5を除いて圧縮成形機で金型
成形したもので、図1の如く当該外装体11のヒール側
端部に筒状延長部27を形成してホーゼル部3を被覆し
た構造となっている。
【0018】本実施例に係るアイアンクラブヘッド1は
このように構成されており、当該アイアンクラブヘッド
1は、以下の如き製造方法によって製造される。
このように構成されており、当該アイアンクラブヘッド
1は、以下の如き製造方法によって製造される。
【0019】先ず、図3の如くホーゼル部3とソール部
5を一体にしてベース用金属体7を成形するが、ベース
用金属体7の成形時に、そのフェース面側に凹陥部13
を設け、併せて当該凹陥部13内に上記貫通孔17を形
成する。
5を一体にしてベース用金属体7を成形するが、ベース
用金属体7の成形時に、そのフェース面側に凹陥部13
を設け、併せて当該凹陥部13内に上記貫通孔17を形
成する。
【0020】又、上記ソール部5上に配置する充填部材
9を、ナイロン等の樹脂材に補強繊維を混合した繊維強
化樹脂で凹陥部13と同一形状に成形する。そして、そ
のバック側には、上記貫通孔17に挿着可能で、ヘッド
重量調節用の重量物23が装着可能な凹部21を有する
筒状部19をベース用金属体7の肉厚と同じ高さで一体
に設ける。
9を、ナイロン等の樹脂材に補強繊維を混合した繊維強
化樹脂で凹陥部13と同一形状に成形する。そして、そ
のバック側には、上記貫通孔17に挿着可能で、ヘッド
重量調節用の重量物23が装着可能な凹部21を有する
筒状部19をベース用金属体7の肉厚と同じ高さで一体
に設ける。
【0021】そして、筒状部19内の凹部21に重量物
23を装着して、図4に示すように貫通孔17内に筒状
部19を挿入し乍ら充填部材9を凹陥部13に装着した
後、ソール部5を除くベース用金属体7と充填部材9の
外周を、上述したようにガラス繊維強化樹脂やカーボン
繊維強化樹脂、又はこれらにウィスカー等の添加物を混
入した樹脂材で覆って、圧縮成形機で外装体11を金型
成形することにより、図1の如きアイアンクラブヘッド
1が製造されることとなる。
23を装着して、図4に示すように貫通孔17内に筒状
部19を挿入し乍ら充填部材9を凹陥部13に装着した
後、ソール部5を除くベース用金属体7と充填部材9の
外周を、上述したようにガラス繊維強化樹脂やカーボン
繊維強化樹脂、又はこれらにウィスカー等の添加物を混
入した樹脂材で覆って、圧縮成形機で外装体11を金型
成形することにより、図1の如きアイアンクラブヘッド
1が製造されることとなる。
【0022】而して、以上のように構成されたアイアン
クラブヘッド1にあっては、ソール部5を除くベース用
金属体7と充填部材9の外周を外装体11で覆うことに
よって、重量物23が位置ずれを起こすことなく装着す
べき凹部21内に確実に固定され、そして、当該重量物
23の重さを種々選択することによって、製造上の重量
誤差が解消し、又、アイアンクラブヘッド1の重量調整
がなされる。
クラブヘッド1にあっては、ソール部5を除くベース用
金属体7と充填部材9の外周を外装体11で覆うことに
よって、重量物23が位置ずれを起こすことなく装着す
べき凹部21内に確実に固定され、そして、当該重量物
23の重さを種々選択することによって、製造上の重量
誤差が解消し、又、アイアンクラブヘッド1の重量調整
がなされる。
【0023】そして、各番手に合わせてヘッドの重量バ
ランスを調節する場合、例えばロングアイアンにあって
は、図5に示すアイアンクラブヘッド29のように貫通
孔31をベース用金属体33のヒール側にずらして、フ
ェース面のスイートスポットからバック側へ垂線を延長
した位置に設けると共に、当該貫通孔31内に挿入可能
な筒状部を設けた充填部材を成形して、当該筒状部内の
凹部に重量物を装着すればよいし、又、ショートアイア
ンにあっては、二点鎖線で示すように貫通孔35をベー
ス用金属体33のトゥ側にずらして、フェース面のスイ
ートスポットからバック側へ垂線を延長した位置に設
け、そして、当該貫通孔35内に挿入可能な筒状部を設
けた充填部材を成形して、当該筒状部内の凹部に重量物
を装着すればよい。
ランスを調節する場合、例えばロングアイアンにあって
は、図5に示すアイアンクラブヘッド29のように貫通
孔31をベース用金属体33のヒール側にずらして、フ
ェース面のスイートスポットからバック側へ垂線を延長
した位置に設けると共に、当該貫通孔31内に挿入可能
な筒状部を設けた充填部材を成形して、当該筒状部内の
凹部に重量物を装着すればよいし、又、ショートアイア
ンにあっては、二点鎖線で示すように貫通孔35をベー
ス用金属体33のトゥ側にずらして、フェース面のスイ
ートスポットからバック側へ垂線を延長した位置に設
け、そして、当該貫通孔35内に挿入可能な筒状部を設
けた充填部材を成形して、当該筒状部内の凹部に重量物
を装着すればよい。
【0024】このように、本実施例に係るアイアンクラ
ブヘッド1,29によれば、ヘッドの成形時に所定の位
置に重量物23を配置することができ、その結果、従来
の如く重量物が移動してヘッドの重量バランスが狂って
しまう虞がなく、又、重量物23をアイアンクラブヘッ
ド1のフェース面15のスイートスポットPから、バッ
ク部側へ垂線を延長した位置に設けたので、重量物23
の重さを種々選択してアイアンクラブヘッド1の重量調
整を行う際に、アイアンクラブヘッド1の重量バランス
に影響を及ぼすこともない。
ブヘッド1,29によれば、ヘッドの成形時に所定の位
置に重量物23を配置することができ、その結果、従来
の如く重量物が移動してヘッドの重量バランスが狂って
しまう虞がなく、又、重量物23をアイアンクラブヘッ
ド1のフェース面15のスイートスポットPから、バッ
ク部側へ垂線を延長した位置に設けたので、重量物23
の重さを種々選択してアイアンクラブヘッド1の重量調
整を行う際に、アイアンクラブヘッド1の重量バランス
に影響を及ぼすこともない。
【0025】加えて、本実施例によれば、重量物23の
重さを種々選択して製造上の重量誤差を調節し、又、ア
イアンクラブヘッド1の重量調整を行うことができるの
で、実開平4−92268号公報のアイアンクラブヘッ
ドの如く、微妙な重量調節を行うためのベース用金属体
の成形用金型を多数用意しておく必要もない。
重さを種々選択して製造上の重量誤差を調節し、又、ア
イアンクラブヘッド1の重量調整を行うことができるの
で、実開平4−92268号公報のアイアンクラブヘッ
ドの如く、微妙な重量調節を行うためのベース用金属体
の成形用金型を多数用意しておく必要もない。
【0026】更に又、本実施例によれば、図5に示すよ
うに各番手に応じたアイアンクラブヘッドの重量バラン
スの調節もきわめて容易である。
うに各番手に応じたアイアンクラブヘッドの重量バラン
スの調節もきわめて容易である。
【0027】図6及び図7は本発明の第二実施例に係る
アイアンクラブヘッドを示し、本実施例に係るアイアン
クラブヘッド37も、ホーゼル部39とソール部41を
一体成形したベース用金属体43と、当該ベース用金属
体43のソール部41上に配置された繊維強化樹脂製の
充填部材45、そして、当該充填部材45を覆う繊維強
化樹脂製の外装体としてのフェースプレート47で構成
されている。
アイアンクラブヘッドを示し、本実施例に係るアイアン
クラブヘッド37も、ホーゼル部39とソール部41を
一体成形したベース用金属体43と、当該ベース用金属
体43のソール部41上に配置された繊維強化樹脂製の
充填部材45、そして、当該充填部材45を覆う繊維強
化樹脂製の外装体としてのフェースプレート47で構成
されている。
【0028】そして、上記ベース用金属体43もステン
レス,軟鉄等の金属で成形されており、そのフェース面
側には、凹陥部49がベース用金属体43の背面形状に
沿って形成されている。
レス,軟鉄等の金属で成形されており、そのフェース面
側には、凹陥部49がベース用金属体43の背面形状に
沿って形成されている。
【0029】又、上記充填部材45は、図7に示すよう
にベース用金属体43のソール部41上に配置して凹陥
部49内に装着されるもので、ナイロン等の樹脂材にガ
ラス繊維やカーボン繊維等の補強繊維を混合した繊維強
化樹脂で成形されている。そして、そのバック側には、
アイアンクラブヘッド37のフェース面51のスイート
スポットPから当該フェース面51に対する垂線を延長
した位置に、当該垂線を中心軸とする凹部53が設けら
れており、当該凹部53にアイアンクラブヘッド37の
重量を調節する重量物55が装着されている。
にベース用金属体43のソール部41上に配置して凹陥
部49内に装着されるもので、ナイロン等の樹脂材にガ
ラス繊維やカーボン繊維等の補強繊維を混合した繊維強
化樹脂で成形されている。そして、そのバック側には、
アイアンクラブヘッド37のフェース面51のスイート
スポットPから当該フェース面51に対する垂線を延長
した位置に、当該垂線を中心軸とする凹部53が設けら
れており、当該凹部53にアイアンクラブヘッド37の
重量を調節する重量物55が装着されている。
【0030】そして、上記充填部材45を覆うフェース
プレート47は、合成樹脂にガラス繊維やカーボン繊維
を混合した繊維強化樹脂で成形されて、ベース用金属体
43のフェース面と略同一平面をなすように凹陥部49
に装着されている。
プレート47は、合成樹脂にガラス繊維やカーボン繊維
を混合した繊維強化樹脂で成形されて、ベース用金属体
43のフェース面と略同一平面をなすように凹陥部49
に装着されている。
【0031】本実施例に係るアイアンクラブヘッド37
はこのように構成されており、当該アイアンクラブヘッ
ド37は、以下の如き製造方法によって製造される。
はこのように構成されており、当該アイアンクラブヘッ
ド37は、以下の如き製造方法によって製造される。
【0032】先ず、図6の如くホーゼル部39とソール
部41を一体にして、フェース面側に凹陥部49を設け
たベース用金属体43を成形する。又、上記ソール部4
3上に配置する充填部材45を、ナイロン等の樹脂材に
補強繊維を混合した繊維強化樹脂で凹陥部49と同一形
状に成形し、そして、そのバック側に設けた凹部53に
ヘッド重量調節用の重量物55を装着して、図8に示す
ように当該充填部材45を凹陥部49に装着してこれを
接着剤で貼着した後、フェースプレート47を接着剤で
貼着して充填部材45を覆うことによって、図6の如き
アイアンクラブヘッド37が製造されることとなる。
部41を一体にして、フェース面側に凹陥部49を設け
たベース用金属体43を成形する。又、上記ソール部4
3上に配置する充填部材45を、ナイロン等の樹脂材に
補強繊維を混合した繊維強化樹脂で凹陥部49と同一形
状に成形し、そして、そのバック側に設けた凹部53に
ヘッド重量調節用の重量物55を装着して、図8に示す
ように当該充填部材45を凹陥部49に装着してこれを
接着剤で貼着した後、フェースプレート47を接着剤で
貼着して充填部材45を覆うことによって、図6の如き
アイアンクラブヘッド37が製造されることとなる。
【0033】而して、以上のように構成されたアイアン
クラブヘッド37にあっては、充填部材45を接着剤で
凹陥部49内に装着,固定してこれをフェースプレート
47で覆うことによって、重量物55が位置ずれを起こ
すことなく所定の位置(凹部49)に確実に固定され、
そして、当該重量物55の重さを種々選択することによ
って、製造上の重量誤差を解消し、又、アイアンクラブ
ヘッド37の重量調整がなされる。
クラブヘッド37にあっては、充填部材45を接着剤で
凹陥部49内に装着,固定してこれをフェースプレート
47で覆うことによって、重量物55が位置ずれを起こ
すことなく所定の位置(凹部49)に確実に固定され、
そして、当該重量物55の重さを種々選択することによ
って、製造上の重量誤差を解消し、又、アイアンクラブ
ヘッド37の重量調整がなされる。
【0034】そして、図示しないが、各番手に合わせて
ヘッドの重量バランスを調節する場合には、充填部材4
5に設ける凹部49をアイアンクラブヘッド37のヒー
ル側やトゥ側に寄せて、フェース面のスイートスポット
からバック側へ垂線を延長した位置に設ければよい。
ヘッドの重量バランスを調節する場合には、充填部材4
5に設ける凹部49をアイアンクラブヘッド37のヒー
ル側やトゥ側に寄せて、フェース面のスイートスポット
からバック側へ垂線を延長した位置に設ければよい。
【0035】このように、本実施例に係るアイアンクラ
ブヘッド37によっても、上記第一実施例に係るアイア
ンクラブヘッド1と同様、ヘッドの成形時に所定の位置
に重量物55を配置することができ、その結果、従来の
如く重量物が移動してヘッドの重量バランスが狂ってし
まう虞がなく、又、重量物55をアイアンクラブヘッド
37のフェース面51のスイートスポットPから、バッ
ク部側へ垂線を延長した位置に設けたので、重量物55
の重さを種々選択して製造上の重量誤差を調節し、又、
アイアンクラブヘッド37の重量調整を行う際に、アイ
アンクラブヘッド37の重量バランスに影響を及ぼすこ
ともない。
ブヘッド37によっても、上記第一実施例に係るアイア
ンクラブヘッド1と同様、ヘッドの成形時に所定の位置
に重量物55を配置することができ、その結果、従来の
如く重量物が移動してヘッドの重量バランスが狂ってし
まう虞がなく、又、重量物55をアイアンクラブヘッド
37のフェース面51のスイートスポットPから、バッ
ク部側へ垂線を延長した位置に設けたので、重量物55
の重さを種々選択して製造上の重量誤差を調節し、又、
アイアンクラブヘッド37の重量調整を行う際に、アイ
アンクラブヘッド37の重量バランスに影響を及ぼすこ
ともない。
【0036】加えて、本実施例によっても、重量物55
の重さを種々選択して、製造上の重量誤差を調節したり
アイアンクラブヘッド37の重量調整を行うことができ
るので、実開平4−92268号公報のアイアンクラブ
ヘッドの如く微妙な重量調節を行うためのベース用金属
体の成形用金型を多数用意しておく必要もないし、又、
各番手に応じたアイアンクラブヘッドの重量バランスの
調節もきわめて容易である。
の重さを種々選択して、製造上の重量誤差を調節したり
アイアンクラブヘッド37の重量調整を行うことができ
るので、実開平4−92268号公報のアイアンクラブ
ヘッドの如く微妙な重量調節を行うためのベース用金属
体の成形用金型を多数用意しておく必要もないし、又、
各番手に応じたアイアンクラブヘッドの重量バランスの
調節もきわめて容易である。
【0037】
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係るアイ
アンクラブヘッドによれば、ヘッドの重量調節用の重量
物が所定の位置に配置され、従来の如くヘッドの成形時
に重量物が移動することがないので、ヘッドの重量バラ
ンスが狂うことがなく、又、各番手に応じたアイアンク
ラブヘッドの重量バランスの調節もきわめて容易であ
り、然も、従来の如く微妙な重量調節を行うためのベー
ス用金属体の成形用金型を多数用意しておく必要もな
い。
アンクラブヘッドによれば、ヘッドの重量調節用の重量
物が所定の位置に配置され、従来の如くヘッドの成形時
に重量物が移動することがないので、ヘッドの重量バラ
ンスが狂うことがなく、又、各番手に応じたアイアンク
ラブヘッドの重量バランスの調節もきわめて容易であ
り、然も、従来の如く微妙な重量調節を行うためのベー
ス用金属体の成形用金型を多数用意しておく必要もな
い。
【0039】而も、本発明によれば、重量物の重さを種
々選択して製造上の重量誤差を調節したりアイアンクラ
ブヘッドの重量調整を行う際に、アイアンクラブヘッド
の重量バランスに影響を及ぼすことがない。
々選択して製造上の重量誤差を調節したりアイアンクラ
ブヘッドの重量調整を行う際に、アイアンクラブヘッド
の重量バランスに影響を及ぼすことがない。
【0040】
【図1】本発明の第一実施例に係るアイアンクラブヘッ
ドの正面図である。
ドの正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1に示すアイアンクラブヘッドのベース用金
属体の正面図である。
属体の正面図である。
【図4】図1に示すアイアンクラブヘッドの製造方法の
説明図である。
説明図である。
【図5】重量バランスの調整方法を示すベース用金属体
の正面図である。
の正面図である。
【図6】本発明の第二実施例に係るアイアンクラブヘッ
ドの正面図である。
ドの正面図である。
【図7】図6のVII − VII線断面図である。
【図8】図6に示すアイアンクラブヘッドの製造方法の
説明図である。
説明図である。
1,29,37 アイアンクラブヘッド 3,39 ホーゼル部 5,41 ソール部 7,33,43 ベース用金属体 9,45 充填部材 11 外装体 13,49 凹陥部 15,51 フェース面 17,31,35 貫通孔 21,53 凹部 23,55 重量物 47 フェースプレート
Claims (1)
- 【請求項1】 ホーゼル部に連続してソール部を一体成
形したベース用金属体のソール部上に、充填部材を配置
して当該充填部材を外装体で覆ったアイアンクラブヘッ
ドに於て、上記充填部材のヘッドのフェース面のスイー
トスポットからバック部側へ垂線を延長した位置に凹部
を設け、当該凹部内に、重量調節用の重量物を装着した
ことを特徴とするアイアンクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5011645A JP2820214B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | アイアンクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5011645A JP2820214B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | アイアンクラブヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06218082A JPH06218082A (ja) | 1994-08-09 |
JP2820214B2 true JP2820214B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=11783694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5011645A Expired - Lifetime JP2820214B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | アイアンクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2820214B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6210290B1 (en) | 1999-06-11 | 2001-04-03 | Callaway Golf Company | Golf club and weighting system |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH067487A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-18 | Maruman Golf Corp | ゴルフクラブヘッド |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP5011645A patent/JP2820214B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6210290B1 (en) | 1999-06-11 | 2001-04-03 | Callaway Golf Company | Golf club and weighting system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06218082A (ja) | 1994-08-09 |
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