JP2923103B2 - 水田作業機における機体固定装置 - Google Patents

水田作業機における機体固定装置

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JP2923103B2
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芳夫 石飛
隆 布野
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水平制御機構を設けた
水田作業機において、水平制御をロックして機体姿勢を
固定する機体固定装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、機体の左右両側に設けたスイン
グ車輪を互に逆方向に上下動させて機体姿勢を制御する
水平制御機構を設けた水田作業機が知られている。この
ような水田作業機には、機体回行時や路上走行時におい
て機体姿勢を固定できるようにするため、水平制御機構
をロックする機体固定装置を設けている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】ところが、従来の機
体固定装置はいずれも、その操作機構を機体の下方側か
ら上方に向けて機体固定装置に取付けている。このた
め、操作機構の内部に泥水等が浸入し、殊に操作機構の
操作ワイヤ等に錆等が発生して作動状態が不良となり、
ひいては機体の性能低下を生ずるという問題があった。
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を解決
すべく創案されたものであって、水平制御機構をロック
する機体固定装置の操作機構に水等が侵入しないように
して、錆等により作動状態が不良になって機体の性能が
低下するような、経年変化に伴う故障を確実に防止でき
る水田作業機における機体固定装置の提供を目的課題と
したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、左右のスイング車輪
を互に逆方向に上下動させて機体姿勢を制御する水平制
御機構を設けた水田作業機において、上記水平制御機構
に設けた上下方向に進退するロッドを、固定部の係止孔
に進入させてスイング車輪の上下動をロックする機体固
定装置を形成すると共に、上記機体固定装置を操作する
操作機構の操作ワイヤの先端側を、機体の上方側から
ッドの上端に臨ませて設け、該操作ワイヤのアウタから
下方に向けて突出するインナをロッドの上端に連結した
ことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】したがって、本発明によれば、左右のスイング
車輪が水平制御機構により互に逆方向に上下動して機体
姿勢を水平制御し、必要に応じて機体固定装置の操作機
構を操作して、上下方向に進退するロッドを固定部の係
止孔に進入させれば、スイング車輪の逆方向への上下動
をロックして機体姿勢が固定される。そして機体の上方
側からロッドの上端に臨ませた操作機構の操作ワイヤ
は、下方に向けてアウタから突出したインナがロッドの
上端に連結してあるので、操作機構には水等が浸入する
惧れはなく、また万一浸入しても直ちに下方へ流下排出
されるので、錆等が発生して作動状態が不良となること
はない。したがって経年変化に伴う故障の発生が防止さ
れ、常に良好な作業性能を維持することができる。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例を添付した図面に基づい
て詳述する。1は水田作業機として例示する歩行型田植
機であって、エンジン2を前部に搭載した機体フレーム
3の下部にフロート4が設けられ、その両側にはチェン
ケース5に支持されたスイング車輪6が配設されてい
る。7は苗載台8、苗植付杆9等からなる植付部であ
る。また機体の前部はボンネット10で覆われており、
機体の後部には上方後方に向けて操作ハンドル11が延
設されている。
【0007】上記フロート4は、その後部側がブラケッ
ト12を介して機体に枢支されており、フロート4の前
部側はワイヤ等の可撓性索体13を介して機体に吊持さ
れていて、該可撓性索体13が機体に対して近接離間す
るフロート4の下げ側のみを規制するようになってい
る。また、スイング車輪6を支持するチェンケース5の
搖動軸14に突成した回動アーム15が、リフタロッド
16を介してリフタ天秤17の左右両端に連結されてい
る。上記リフタ天秤17は、エンジン2の前方に立設さ
れた昇降用シリンダ18の上端に支点軸19を介して上
下回動自在に装着されている。20はリフタ天秤17の
下面一側に配設されたローリング用シリンダである。2
1はエンジン2の前面一側に設けた油圧制御バルブであ
って、該油圧制御バルブ21のケースから突成した支持
部材22に機体の傾きを検知する重力センサ23が左右
搖動自在に垂下支持されている。そして機体が傾くと、
機体に対して搖動した重力センサ23が油圧制御バルブ
21を切換えてローリング用シリンダ20を作動させ、
上下回動したリフタ天秤17が左右のスイング車輪6を
互に逆方向に上下動させて機体姿勢を水平制御する水平
制御機構24が構成されている。また前記フロート4に
は油圧感知機構25が連繋されていて、田面に沿って滑
走するフロート4が機体に対して上下動すると、油圧制
御バルブ21の切換えにより、昇降用シリンダ18を作
動させて左右のスイング車輪6を同時に上下動させる。
【0008】26は前記スイング車輪6の逆方向への上
下動をロックして機体姿勢を固定する機体固定装置であ
って、該機体固定装置26は、リフタ天秤17側に固定
した支持体27にロッド28が上下方向に進退自在に支
持されており、昇降シリンダ18側には、上記ロッド2
8の先端が進入する係止孔29を設けた固定部30が装
着されていて、ロッド28が係止孔29に進入係止する
とリフタ天秤17の回動によるスイング車輪6の上下動
がロックされて機体姿勢をそのまま固定するようになっ
ている。そして上記機体固定装置26の操作機構31
は、機体の上方側から取付けられている。すなわち、3
2は操作機構31の操作ワイヤであって、該操作ワイヤ
32の基端部が、操作ハンドル11に設けたロック用レ
バー33に連結されており、その先端部が機体の上方側
を通って前記ロッド28の上端に臨んでいる。そして操
作ワイヤ32のアウタ34先端から下方に向けて突出し
たインナ35が、ロッド28の上端に連結固定されてい
て、ロック用レバー33の操作により機体を固定できる
ようになっている。36はロッド28を付勢するスプリ
ングである。37は機体の前面に装着されたバンパーで
あって、該バンパー37は、ボンネット10の形状に合
せ、かつボンネット10前端の表面形状の延長上に設け
て、ボンネット10とバンパー37とが調和のとれた良
好な外観を呈するようになっている。
【0009】上記の如き構成において、植付作業を行う
に当っては、スイング車輪6が耕盤上を走行し、フロー
ト4が田面を滑走しながら苗植付杆9が苗載台8上の苗
を掻取って田面に植付ける。このとき、可撓性索体13
で吊持されたフロート4の前部側には泥たまりが少くな
って走行性を良好にすることができる。作業中機体が傾
くと、機体に対して振れた重力センサ23が油圧制御バ
ルブ21を切換えてローリング用シリンダ20を作動さ
せ、回動したリフタ天秤17が左右のスイング車輪6を
逆方向に上下動させて機体姿勢を水平制御する。一方、
フロート4が機体に対して上下動すると、油圧制御バル
ブ21の切換えにより昇降用シリンダ18を作動させ、
昇降用シリンダ18とともに上下に移動したリフタ天秤
17が左右のスイング車輪6を同時に上下動させる。ま
た作業条件に応じて機体を固定する際には、ロック用レ
バー33を操作すれば、操作機構31の操作ワイヤ32
に連動してロッド28が係止孔29に進入係止し、リフ
タ天秤17を昇降用シリンダ18側に固定するので、機
体姿勢は水平制御されることなく、そのまま固定され
る。そして本発明では、特に上記操作機構31の操作ワ
イヤ32を機体の上方側からロッド28の上端に臨ませ
て、アウタ34から下方に向けて突出するインナ3 5を
ロッド28の上端に連結してあるので、操作ワイヤ32
のアウタ34内部に、作業中の泥水は勿論、洗車時の水
等が浸入する惧れはなく、万一浸入しても、直ちに下方
に向けて自然に流下排出されるので、経時変化により操
作ワイヤ32が錆付いて作動状態が不良になるようなこ
とはない。また、操作ワイヤ32が機体の下側を通らな
いので損傷を受けることもなくなって、操作ワイヤ32
の交換時期を延長することができる。しかも操作ワイヤ
32は機体の上方側を通すのみでよいから取付が簡単な
うえ、作動を良好にするための注油の必要もなくなるの
でアフターサービスの時間を短縮することができる。こ
のため機体を常に良好な作業性能に保持して、円滑に作
業を行うことができる。
【0010】
【発明の効果】これを要するに本発明は、左右のスイン
グ車輪を互に逆方向に上下動をさせて機体姿勢を制御す
る水平制御機構を設けた水田作業機において、上記水平
制御機構に設けた上下方向に進退するロッドを、固定部
の係止孔に進入させてスイング車輪の上下動をロックす
る機体固定装置を形成すると共に、上記機体固定装置
操作する操作機構の操作ワイヤの先端側を、機体の上方
側からロッドの上端に臨ませて設け、該操作ワイヤのア
ウタから下方に向けて突出するインナをロッドの上端に
連結したことから、左右のスイング車輪によって機体姿
勢を水平制御するものでありながら、必要に応じて機体
固定装置の操作機構を操作して、上下方向に進退するロ
ッドを固定部の係止孔に進入させれば、スイング車輪の
逆方向への上下動をロックして機体をそのまま固定する
ことができる。そして機体の上方側からロッドの上端に
臨ませた操作機構の操作ワイヤは、下方に向けてアウタ
から突出したインナがロッドの上端に連結してあるの
で、操作機構には上方から水等が浸入する惧れはなく、
また万一浸入しても直ちに下方へ流下排出されるので
錆等により作動状態が不良になるようなことはなく、こ
のため経年変化に伴う故障の発生を防止できるとともに
保守点検作業が容易になって、常に良好な作業性能を保
持しながら、円滑に水田作業を行うことができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】水田作業機の全体側面図である。
【図2】同上前部の拡大側面図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】水平制御機構の拡大側面図である。
【図5】同上正面図である。
【図6】フロートの取付状態を示す拡大側面図である。
【図7】同上平面図である。
【図8】操作機構の一部拡大図である。
【図9】ロック用レバーの拡大図である。
【符号の説明】
1 水田作業機 6 スイング車輪 24 水平制御機構 26 機体固定装置 28 ロッド 31 操作機構 32 操作ワイヤ 34 アウタ 35 インナ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のスイング車輪を互に逆方向に上下
    動させて機体姿勢を制御する水平制御機構を設けた水田
    作業機において、上記水平制御機構に設けた上下方向に
    進退するロッドを、固定部の係止孔に進入させてスイン
    グ車輪の上下動をロックする機体固定装置を形成する
    共に、上記機体固定装置を操作する操作機構の操作ワイ
    ヤの先端側を、機体の上方側からロッドの上端に臨ませ
    て設け、該操作ワイヤのアウタから下方に向けて突出す
    るインナをロッドの上端に連結したことを特徴とする水
    田作業機における機体固定装置。
JP29242091A 1991-10-11 1991-10-11 水田作業機における機体固定装置 Expired - Lifetime JP2923103B2 (ja)

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JPH05103517A JPH05103517A (ja) 1993-04-27
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