JP2923013B2 - 移動物体検出装置 - Google Patents

移動物体検出装置

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JP2923013B2 JP2236831A JP23683190A JP2923013B2 JP 2923013 B2 JP2923013 B2 JP 2923013B2 JP 2236831 A JP2236831 A JP 2236831A JP 23683190 A JP23683190 A JP 23683190A JP 2923013 B2 JP2923013 B2 JP 2923013B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、移動物体検出装置に関し、さらに詳しく
は、例えばラックピニオン機構におえるラックや、歯車
の如き直線移動や回転移動を行う移動物体の移動状態を
検出する移動物体検出装置に関する。
(従来の技術) この種の移動物体検出装置の従来例を第5図を参照し
て説明する。
同図に示す移動物体検出装置50は、円筒状に形成さ
れ、一方の端部を薄い肉厚の閉塞部51aで覆った例えば
合成樹脂製のケース本体51と、前記閉塞部51aの内面に
検出面を臨ませた検出部52を構成するホールIC55と、ケ
ース本体51の他方の開口端側に配置した信号伝送用のケ
ーブル53と、前記ケース本体51の他方の開口端側の内部
に充填した合成樹脂製の充填材58とを具備している。
前記検出部52は、前記ホールIC55と、ホールIC55には
磁界を印加するためのマグネット56と、磁路形成用のヨ
ーク57とを具備している。
また、前記ホールIC55の3本のリード線55a,55b,55c
は、前記ヨーク57の下方に位置するように検出部52の側
面に沿って導出され、前記ケース53の3本の芯線53a,53
b,53cにからげて各々半田付等により接続されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した移動物体検出装置50の場合、
ホールIC55の検出面を合成樹脂製の閉塞板51aにより覆
った構造であるため、例えば、この移動物体検出装置50
の閉塞板51aを回転体60の外周に近接させて検出動作を
行う際、例えば小石やガラス片等の硬い物質が閉塞板51
aの上面に付着する事態が生じたとき、柔らかい閉塞板5
1aの破壊、ひいてはホールIC55の検出面の損傷による検
出特性の悪化が生じるという問題があった。
そこで、本発明は、ケース本体の構造を改良すること
によって外部要因に基く検出部の損傷を防止できる移動
物体検出装置を提供することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、非磁性軟質金属製のケース本体の一方の開
口端に検出部の検出面を臨ませるとともに、前記ケース
本体の他方の開口端側に前記検出部に接続したケーブル
を備えた移動物体検出装置であって、前記検出部を保持
すると共に前記ケース内に配置された略円筒状のホルダ
と、前記検出部の検出面を含む一方の開口端側を覆う頂
板部と、前記ケース本体の内周面に摺接させた折曲部
と、前記折曲部の下端部を外方に向かって折り曲げた鍔
部との一体構成からなる非磁性硬質金属製の蓋体と、ケ
ース内周面に設けた前記蓋体の鍔部に係合する段部とを
有し、前記蓋体の前記鍔部を前記ホルダと前記ケースの
内周面に設けた段部との間で挾持してなることを特徴と
するものである。
前記ケース本体の一方の開口端側の内周面と前記蓋体
の折曲部との間は、シール構造によりシールされてい
る。
前記ケース本体はアルミニウム製であり、前記蓋体は
ステンレス製となっている。
(作 用) 上述した構成の移動物体検出装置によれば、非磁性軟
質金属製のケース本体の一方の開口端にセンサ部の検出
面を覆う状態で非磁性硬質金属製の頂板部を備えたもの
であるから、検出部の検出面が強度の大きい頂板部によ
り保護され外部要因による損傷等が無くなる。
また、蓋体の鍔部は、ケース本体の内周面に設けた段
部としっかり係合するので、蓋体と検出部との位置決め
が正確に行えると共に、外部要因により蓋体が外れるこ
とがない。そして、この蓋体の前記鍔部は前記ケース本
体の内周面に設けた段部と、ホルダとの間に挾持されて
抜け防止が図れるので、外部から蓋体にいかなる力が加
わっても外れないようになる。
さらに、蓋体の折曲部は、ケース本体の内周部に設け
たシール構造によりシールされるので、検出部のシール
性は完全となる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を説明する。
第1図,第3図,第4図に示す移動物体検出装置1
は、略円筒状で、下端に円形の取付板部2aを形成した非
磁性軟質金属,即ちアルミニウム製のケース本体2と、
このケース本体2内に配置した合成樹脂製で、略円筒状
のホルダ3と、このホルダ3により保持されたホールIC
4、マグネット5及びヨーク6の重合構造からなる検出
部7と、前記ケース本体2の一方の開口端に装着した非
磁性硬質金属製,即ち,薄いステンレス板製の頂板部8
a,折曲部8bおよび鍔部8cの一体構成からなる蓋体8と、
前記ケース本体2の他方の開口端側に挿通配置された3
芯構造のケーブル9と、このケーブル9のケース本体2
内及びケース本体2から下方に突出する部分を包囲する
ゴム製のケーブルカバー10と、このケーブルカバー10の
ケース本体2内に挿入される部分より前記ホルダ3の内
部に亘って充填された合成樹脂製の充填材12とを有して
いる。
前記蓋体8の頂板部8aはケース本体2の一方の開口端
全域を覆うようになっている。また、蓋体8の折曲部8b
は、第2図に示すようにケース本体2の一方の開口端の
内周面に摺接して嵌装されているとともに、ケース本体
2の内周面と折曲部8bとの間にはシール構造が設けられ
ている。即ち、ケース本体2の内周面に沿って設けた凹
溝2bに嵌装したシール部材としてのOリング14が折曲部
8bに密接し、これにより、ケース本体2の内部は外周空
間からシールされるようになっている。そして、蓋体8
の鍔部8cは、第2図にも示すようにケース2の内周面に
沿って凹溝2bの下部に設けた段部2dと係合するように形
成され、外部要因により蓋体8がケース2から外れない
ようになっている。そして前記蓋体8の折曲部8bの下端
と前記鍔部8cとは、前記ケース本体2の内周面に設けた
段部2dと前記ホルダ3の外周面との間に挾持されて、抜
け防止が図れるようになっている。なお、この鍔部8c
は、第1図に示すように前記段部2dと完全に密着して係
合する形状であることも、あるいは第2図に示すように
前記段部2dと部分的に密着し係合する形状であることも
できる。
前記検出部7は、ホルダ3に対し、第1図において上
から順にホールIC4,マグネット5,ヨーク5の順で装着す
ることにより構成されており、ホールIC4はホルダ3の
上端部に載置され、かつ、その検出面を前記頂板部8aの
内面側に当接させている。
また、ホルダ3には、前記検出部7の右側肉厚部を上
端部から下端部まで貫通する3個の接続孔部15が設けら
れている。
この接続孔部15は、第1図に示すように前記ケーブル
9の3本の芯線17の端部を挿通する下孔部15aと、前記
ホールIC4の各リード4aの端部を各々臨ませる上孔部15b
と、下孔部15a,上孔部15bを連通する小孔部15cとから形
成され、この各接続孔部15に3個の接続部材16を各々挿
通して、各芯線17とホールIC4の各リード4aとを接続部
材16により接続するようにしている。
尚、第1図中、2cは取付孔、18は前記ケーブルホルダ
10をケーブル9に密着させる締付具である。
次に、上述した移動物体検出装置1の作用を、前記蓋
体8及びOリング14の作用を主にして説明する。
この移動物体検出装置1によれば、ケース本体2の一
方の開口端部側に臨むホールIC4の検出面が、ステンレ
ス製の頂板部8aで完全に覆われているので、頂板部8aを
回転体60に極めて接近させこの回転体60の検出動作を行
う際に、仮にガラス片や小石等の硬い小さい物質が頂板
部8aに当ったり、付着したりして回転体60の外周と接触
し、頂板部8aが衝撃を受ける場合にも、この頂板部8aが
破壊したり損傷することはなく、従って、ホールIC4の
検出面も外傷を受けることがなく、その検出特性の悪化
を回避することができる。
また、硬質金属(ステンレス)で取付板を一体的に作
製するのは困難であり、本実施例のようにケース本体2
として軟質金属を用いることにより加工がし易いという
利点も生じる また、蓋体8の折曲部8bは、Oリング14によりシール
されるので、蓋体8とケース本体2との隙間から水分等
がケース本体2内に侵入することを完全に阻止でき、防
水性も良好となる。
さらに、Oリング14は、蓋体8側ではなく、ケース本
体2側の凹溝2bに嵌着する構造であるため、薄い蓋体8
に面倒なOリング14用の装着部を設ける必要がなく、移
動物体検出装置1の設計や組立てが容易となる。さら
に、蓋体8の鍔部8cは、ケース本体2の内周面に設けた
段部2dとしっかり係合するので、蓋体8がケース本体2
から脱落することを完全に阻止でき、併せて防水性もさ
らに良好となる。
本発明は上述した実施例のほか、その要旨の範囲内で
種々の変形が可能である。例えば前記蓋体は、ステンレ
ス以外に、チタン合金,真ちゅう等を用いても良い。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、硬質金属製の蓋体によ
り検出部の検出面を覆ったものであるから、検出部の検
出面が外部要因により損傷することがなくなり、安定し
た検出特性を発揮する移動物体検出装置を提供すること
ができる。そして、蓋体の鍔部とケース本体内周面の段
部とが係合すると共に、前記鍔部を含む蓋体の折曲部が
前記ケース内周面の段部と前記ホルダとの間に挾持され
ることにより蓋体の抜け防止が図れ、外部要因による蓋
体の脱落が確実に防止される。
また、ケース本体に非磁性軟質金属を用いるので加工
性が良好となる。
さらに、蓋体の折曲部とケース本体との間はシール構
造によりシールされているので、検出部の防水性が完全
な移動物体検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の移動物体検出装置の実施例を示す断面
図、第2図は本実施例における蓋体及びOリングを示す
拡大部分断面図、第3図は本実施例の移動物体検出装置
の正面図、第4図は同上の平面図、第5図は従来の移動
物体検出装置の断面図である。 1……移動物体検出装置、2……ケース本体、 2b……凹溝、7……検出部、8……蓋体、 8a……頂板部、8b……折曲部、 14……Oリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−13912(JP,A) 特開 平2−201183(JP,A) 特開 昭63−235811(JP,A) 実開 平2−7584(JP,U) 実開 平2−7585(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 13/00 G01R 33/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性軟質金属製のケース本体の一方の開
    口端に検出部の検出面を臨ませるとともに、前記ケース
    本体の他方の開口端側に前記検出部に接続したケーブル
    を備えた移動物体検出装置であって、前記検出部を保持
    すると共に前記ケース内に配置された略円筒状のホルダ
    と、前記検出部の検出面を含む一方の開口端側を覆う頂
    板部と、前記ケース本体の内周面に摺接させた折曲部
    と、前記折曲部の下端部を外方に向かって折り曲げた鍔
    部との一体構成からなる非磁性硬質金属製の蓋体と、ケ
    ース内周面に設けた前記蓋体の鍔部に係合する段部とを
    有し、前記蓋体の前記鍔部を前記ホルダと前記ケースの
    内周面に設けた段部との間で挾持してなることを特徴と
    する移動物体検出装置。
  2. 【請求項2】前記ケース本体の一方の開口端側の内周面
    と前記蓋体の折曲部との間は、シール構造によりシール
    されたものである請求項1記載の移動物体検出装置。
  3. 【請求項3】前記ケース本体はアルミニウム製であり、
    前記蓋体はステンレス製である請求項1記載の移動物体
    検出装置。
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