JP2963575B2 - 移動物体検出装置 - Google Patents

移動物体検出装置

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JP2963575B2 JP12352692A JP12352692A JP2963575B2 JP 2963575 B2 JP2963575 B2 JP 2963575B2 JP 12352692 A JP12352692 A JP 12352692A JP 12352692 A JP12352692 A JP 12352692A JP 2963575 B2 JP2963575 B2 JP 2963575B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動物体検出装置に関
し、さらに詳しくは、例えばラックピニオン機構におけ
るラックや、歯車の如き直線移動や回転移動を行う移動
物体の移動状態を検出する移動物体検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の移動物体検出装置の従来例を図
7を参照して説明する。図7において、移動物体検出装
置50は、略円筒状で非磁性軟質金属製例えばアルミニ
ウム製のケース本体52と、このケース本体52内に配
置した合成樹脂製で略円筒状のホルダ(絶縁性保持体)
53と、このホルダ53に保持された信号変換素子とし
て動作するホールIC54と、ホールIC54に磁界を
印加するためにこれに接しているマグネット55及びヨ
ーク56の重合構造からなる検出部57と、前記ケース
本体52の一方の開口端に装着した非磁性金属例えば薄
いステンレス板製の頂板部58a,折曲部58bの一体
構成からなる蓋体58と、前記ケース本体52の他方の
開口端側に挿通配置された3芯構成のケーブル59と、
前記ホルダ53の内部に亘って充填された合成樹脂製の
充填材62とを有している。
【0003】また、ホルダ53の軸方向には上端部から
下端部まで貫通する3個の接続孔部65が設けられ、こ
の接続孔部65内には接続部材66が挿入配置されて、
前記ホールIC54から引出された3本のリード線54
aと接続されると共に芯線67と接続されることによっ
て前記ケーブル59と導通されている。接続部材66の
各リード線54a及び芯線67との各接続部分は各々が
絡げられた状態で半田等により接続されている。
【0004】このような移動物体検出装置50は、その
蓋体58の頂板部58aを被検出対象である移動物体6
0例えば車両のギヤに近接させるように設置されて検出
動作を行う。ここで信号変換素子として動作するホール
IC54は、検出感度を上げるため移動物体60に近接
するように蓋体58の内壁面に接するように配置されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の移動物
体検出装置50では、移動物体60の検出動作を行う際
移動物体60から衝撃を受け易いので、この際の応力が
ホールIC54に加わるという問題がある。このためホ
ールIC54が不良になり易くなるため、誤った検出動
作が行われるおそれがある。
【0006】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、移動物体から衝撃を受けた場合でもホール
ICに加わる応力が緩和されるようにした移動物体検出
装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明は、筒状の絶縁性保持体の上面
に信号変換素子を保持すると共に信号変換素子を金属製
蓋体で覆い、前記信号変換素子からリード線を引出して
なる移動物体検出装置であって、金属製蓋体の内壁面
に、外力による衝撃を緩衝するためのクッション作用を
有する不織布製テープ状部材からなる緩衝部材を取り付
け、この緩衝部材が前記信号変換素子上面に接するよう
に前記金属製蓋体を配置したことを特徴とするものであ
る。また、請求項2記載の発明は、筒状の絶縁性保持体
の上面に信号変換素子を保持すると共に信号変換素子を
金属製蓋体で覆い、前記信号変換素子からリード線を引
出してなる移動物体検出装置であって、前記金属製蓋体
の内壁面に貼着された不織布製のテープ状部材と、この
テープ状部材と信号変換素子との間に設けられたシリコ
ーン樹脂部材とを有することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明の構成によれば、信号変
換素子を、金属製蓋体の内壁面に取り付けられた外力に
よる衝撃を緩衝するためのクッション作用を有する不織
布製テープ状部材からなる緩衝部材で覆ったので、移動
物体から衝撃を受けた場合でも、ホールICに加わる応
力は緩衝部材のクッション作用によって緩和される。
【0009】
【0010】請求項記載の本発明の構成によれば、信
号変換素子を、金属製蓋体の内壁面に取り付けられた不
織布製のテープ状部材及びシリコーン樹脂部材で覆った
ので、移動物体から衝撃を受けた場合でも、ホールIC
に加わる応力は不織布製のテープ状部材及びシリコーン
樹脂部材によって緩和される。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0012】図1,図2,図5及び図6は本発明の移動
物体検出装置の第1の実施例を示すもので、図1及び図
2は断面図、図5は正面図、図6は平面図である。本実
施例移動物体検出装置1は、略円筒状で下端側に円形の
取付板部2aを形成した非磁性軟質金属製例えばアルミ
ニウム製のケース本体2と、このケース本体2内に配置
した合成樹脂で略円筒状のホルダ(絶縁性保持体)3
と、このホルダ3により保持されたホールIC4、マグ
ネット5及びヨーク6の重合構造からなる検出部7と、
前記ケース本体2の一方の開口端に装着した非磁性金属
製例えば薄いステンレス板製の頂板部8a,折曲部8b
の一体構成からなる蓋体8と、前記ケース本体2の他方
の開口端側に挿通配置された3芯構成のケーブル9と、
このケーブル9のケース本体2内及びケース本体2から
下方に突出する部分を包囲するゴム製のケーブルカバー
10と、このケーブルカバー10のケース本体2内に挿
入される部分より前記ホルダ3の内部に亘って充填され
た合成樹脂製の充填材12とを有している。
【0013】前記蓋体8の頂板部8aはケース本体2の
一方の開口端全域を覆うようになっている。また、蓋体
8の折曲部8bは、ケース本体2の一方の開口端の内周
面に摺接して嵌装されていると共に、ケース本体2の内
周面と折曲部8bとの間にはシール構造が設けられてい
る。すなわち、ケース本体2の内周面に沿って設けた凹
溝2bに嵌装したシール部材としてのOリング14が折
曲部8bに密接し、これによりケース本体2の内部が外
部空間からシールされるようになっている。
【0014】また、ホルダ3の軸方向には、前記検出部
7の右側肉厚部を上端部から下端部まで貫通する3個の
接続孔部15が設けられている。この接続孔部15は、
図1に示すように前記ケーブル9の3本の芯線17の端
部を挿通する下孔部15aと、前記ホールIC4の各リ
ード4aの端部を各々絡ませる上孔部15bと、下孔部
15a、上孔部15bを連通する小孔部15cとから構
成され、この各接続孔部15に3個の接続部材16を各
々挿通して、各芯線17とホールIC4の各リード4a
とを接続するようになっている。
【0015】すなわち、接続部材16は、導電材料製で
略長方形状に形成され、下端部側に円形孔からなる芯線
係止部16aを、上端部側にU状のリード係止部16b
を備えると共に、中央部に弾性を持った逆抜防止片16
cを斜め下方に向けて形成している。
【0016】ここで、図1及び図2に示すように本実施
例では、金属製蓋体8の内壁面には緩衝部材として働く
不織布等からなるテープ22が貼着されており、このテ
ープ22を介在してホールIC4が金属製蓋体8で覆わ
れるようになっている。このテープ22は検出動作を行
う際移動物体60から衝撃を受けた場合、クッションの
作用をしてホールIC4に加わる応力を緩和するように
働く。
【0017】移動物体検出装置1の組立てに際して、先
ずケース本体2内に配置したホルダ3にヨーク6,マグ
ネット5及びホールIC4をこの順序で保持させる。次
に芯線17を接続部材16の芯線係止部16aに挿入し
て半田付処理及び折曲げを施した後、この接続部材16
を前記接続孔部15の下孔部15a側から上孔部15b
に向けて挿通し、接続部材16の逆抜防止片16cを上
孔部15bの底部に係止させることで、この接続部材1
6の抜け止めを図ると共に、上孔部15bから上方に突
出する前記リード係止部16bにホールIC4のリード
4aを係止し半田付処理及び折曲げ処理をする等して、
各リード4aと各芯線17とを各々接続部材16を介し
て接続する。
【0018】続いて、予めテープ22を内壁面に貼着し
た金属製蓋体8を、そのテープ22がホールIC4に接
するようにホルダ3に覆せるようにする。
【0019】なお、図1中、2cは取付孔、18は前記
ケーブルホルダ10をケーブル9に密着させる締付具で
ある。
【0020】次に本実施例の作用を説明する。
【0021】ホールIC4と金属製の蓋体8の内壁面は
テープ22を介在して接触している。この構造に基き、
移動物体検出装置1により検出動作を行う際に、移動物
体60から衝撃を受けた場合、これによって生じる応力
はテープ22のクッション作用によって緩和されてホー
ルIC4に加わる。この結果ホールIC4は、ほとんど
応力の影響を受けないので、正常な検出動作を行うこと
ができるようになる。
【0022】図3は本実施例の第2の実施例を示すもの
で、第1の実施例におけるテープ22に加えてこれに樹
脂体24を接着し、ホールIC4を樹脂体24とテープ
22を介在して金属製蓋体8の内壁面に接触させた構造
を示すものである。樹脂体24をテープ22に接着させ
るには、図4に示すように予め蓋体8の内壁面にテープ
22を貼着した後、このテープ22にシリコーン樹脂2
4′を矢印のようにポッティングすることにより、硬化
させるようにする。
【0023】このような第2の実施例によっても、テー
プ22と樹脂体24が緩衝部材として働くことにより、
移動物体60から衝撃を受けた場合、これによって生じ
る応力はそれらのクッション作用によって緩和されてホ
ールIC4に加わるようになる。従って第1の実施例と
同様な効果を得ることができる。
【0024】また、特にこの第2の実施例の構造によれ
ば、テープ22のクッション作用によって応力が十分に
緩和されなかったような場合でも、樹脂体24がその不
足分を補うようなクッション作用を行うことによって、
応力を充分に緩和することができるようになる。
【0025】このように本発明の各実施例によれば、移
動物体60の接触によって衝撃を受けたような場合で
も、テープ22あるいはテープ22と樹脂体24から成
る緩衝部材をホールIC4と金属製蓋体8との間に介在
させることにより、ホールIC4に加わる応力を緩和さ
せることかできる。テープ22あるいは樹脂体24の種
類としては実施例中に示した例に限らず、通常使用され
ているものをそのまま利用することができるので、特別
な材料を用意する必要はないためコストアップを伴うこ
となく目的を達成することができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、信号
変換素子を、金属製蓋体の内壁面に取り付けられた外力
による衝撃を緩衝するためのクッション作用を有する不
織布製のテープ状部材からなる緩衝部材で覆ったので、
移動物体から衝撃を受けたような場合でも信号変換素子
に加わる応力は緩衝部材のクッション作用によって緩和
されるので、信号変換素子に対して正常な検出動作を行
わせることができる。そして、前記緩衝部材は、金属製
蓋体の内壁面に取り付けた状態で組み立てられることに
なるので、組立工程の簡略化、緩衝部材の位置決めの容
易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動物体検出装置の第1の実施例を示
す断面図である。
【図2】第1の実施例の主要部を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の主要部を示す断面図で
ある。
【図4】第2の実施例の主要部の説明図である。
【図5】各実施例検出装置を示す正面図である。
【図6】各実施例検出装置を示す平面図である。
【図7】従来の検出装置を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ケース本体 3 ホルダ 4 ホールIC 5 マグネット 8 蓋体 22 テープ 24 樹脂体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真保 信之 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−298809(JP,A) 実開 平3−33322(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 21/00 - 21/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の絶縁性保持体の上面に信号変換素
    子を保持すると共に信号変換素子を金属製蓋体で覆い、
    前記信号変換素子からリード線を引出してなる移動物体
    検出装置であって、金属製蓋体の内壁面に、外力による
    衝撃を緩衝するためのクッション作用を有する不織布製
    テープ状部材からなる緩衝部材を取り付け、この緩衝部
    材が前記信号変換素子上面に接するように前記金属製蓋
    体を配置したことを特徴とする移動物体検出装置。
  2. 【請求項2】 筒状の絶縁性保持体の上面に信号変換素
    子を保持すると共に信号変換素子を金属製蓋体で覆い、
    前記信号変換素子からリード線を引出してなる移動物体
    検出装置であって、前記金属製蓋体の内壁面に貼着され
    た不織布製のテープ状部材と、このテープ状部材と信号
    変換素子との間に設けられたシリコーン樹脂部材とを有
    することを特徴とする移動物体検出装置。
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