JP2550839Y2 - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ

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JP2550839Y2
JP2550839Y2 JP1991045019U JP4501991U JP2550839Y2 JP 2550839 Y2 JP2550839 Y2 JP 2550839Y2 JP 1991045019 U JP1991045019 U JP 1991045019U JP 4501991 U JP4501991 U JP 4501991U JP 2550839 Y2 JP2550839 Y2 JP 2550839Y2
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JP
Japan
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magnetoresistive element
conductor wire
magnetic sensor
case
rim
Prior art date
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JP1991045019U
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JPH04138285U (ja
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▲吉▼治 重野
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気抵抗素子をケース
内に収納するとともに、イニシャルチェック(初期診
断)用の導体線を収納した磁気センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁気抵抗素子を用いた磁気セ
ンサが知られている。磁気抵抗素子は、加えられる磁界
に応じて異なるレベルの電圧を出力する素子である。従
って、磁気抵抗素子の感磁部近傍を磁性体が通過するこ
とによりその出力信号レベルが変化するため、磁性体を
検知するセンサとして従来から用いられている。
【0003】図5には、第1従来例に係る磁気センサの
構成が示されている。この図に示される磁気センサにお
いては、磁気抵抗素子10がケース12内に磁石14と
接着された状態で収納されている。磁石14は、磁気抵
抗素子10に磁気バイアスを加え、磁気抵抗素子の出力
信号レベルを確保するためのものである。また、ケース
12はリム16を有している。リム16は、箱状のケー
ス12の内部を複数の室に仕切る壁である。すなわち、
この従来例に係る磁気センサにおいては、複数の磁気抵
抗素子10及び磁石14が、各室ごとに収納されてい
る。
【0004】ケース12の上部には、メタルカバー18
が被せられている。メタルカバー18は、磁気抵抗素子
10を保護するとともに、検知ヘッドとして検知対象物
に近接する部材である。さらに、この従来例において
は、イニシャルチェック(初期診断)のための導体線2
0がメタルカバー18の下に収納されている。
【0005】導体線20は、所定の電流(基準交流電
流)が供給されることにより所定の磁界(基準交流磁
界)を発生させる部材である。このようにして基準交流
磁界が発生すると、磁気抵抗素子10の出力電圧は、当
該磁気抵抗素子10が正常に動作しているならば所定の
値となる。すなわち、導体線10に基準交流電流を供給
した場合に磁気抵抗素子10の出力が所定値であれば、
磁気抵抗素子10の特性は劣化しておらず、また、故障
してもいないと判断することができる。このような機能
を初期診断機能という。
【0006】図6には、第2従来例に係る磁気センサの
構成が示されている。この図に示される従来例において
は、第1従来例と異なり、導体線20が単線ではなく、
いわゆるフレキシブルプリント基板(PC板)23を構
成している一導線である。このような構成であっても、
図5に示される第1従来例と同様、自己診断機能を有す
る磁気センサが実現される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の磁気センサにおいては、メタルカバーとリム
との間に導体線が挾まれる構造となり、検知ヘッド面の
平面の寸法や、導体線の位置精度、導体線への加圧変型
等の問題点があった。
【0008】すなわち、検知ヘッドであるメタルカバー
の直下に導体線を収納する構造であるため、メタルカバ
ーの表面に歪みe(図5及び図6(a)参照)が生じて
しまう。これは、検知ヘッド面の平面の寸法の劣化原因
である。
【0009】また、ケースのリムとメタルカバーとの間
に導体線が挾まれるため、特にリム近傍において図6
(b)に示すように導体線20に圧力が加わり、この結
果、導体線の芯がつぶれたり、変形したり、顕著な場合
には切断する恐れも生ずる。これは、自己初期診断機能
の劣化ないし故障につながるものである。
【0010】そして、図6に示されるようなPC板を用
いた構成では、導体線の位置精度を確保しにくい。すな
わち、所定の初期診断機能を実現するためには、導体線
20は磁気抵抗素子10に対して所定の位置に存してい
なければならないが、PC板23が図6(a)において
左右方向にずれて配置されると、これに伴い導体線20
と磁気抵抗素子10との位置関係もずれることとなって
しまう。これは、初期診断機能のばらつき原因となる。
【0011】本考案は、このような問題を解決すること
を課題としてなされたものであり、検知ヘッド面をより
平面に近づけることができ、導体線の加圧変形等が生ず
ることがなく、かつ導体線の位置精度が良好な磁気セン
サを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本考案は、ケースが、リムによって仕切られ
た複数に室を有し、複数の室それぞれに磁気抵抗素子が
収納され、リムが各々切欠きを有し、各室の磁気抵抗素
子に対する位置関係のばらつきが生じないよう導体線を
リムの切欠きに挿通したことを特徴とする。
【0013】
【作用】本考案の磁気センサにおいては、導体線が、リ
ムに形成されている切欠き内を挿通する。従って、カバ
ーがケースに被せられることに伴う導体線への加圧が生
ずることなく、従って導体線の変形や切断も生じない。
また、この切欠きによって導体線が位置決めされる結
果、磁気抵抗素子に対する導体線の位置精度が向上する
とともに、切欠き内に導体線が収納されるためケース上
部がより平坦に近くなり、従って検知ヘッド面もより平
坦となる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図5乃至図6に示される従来例
と同様の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
【0015】図1及び図2には、本考案の第1実施例に
係る磁気センサの構成が示されている。図1は特にその
切欠斜視図であり、図2は断面図である。なお、図1に
おいては、構成を明瞭に示すため、カバー18、磁石1
4等の構成は省略されている。
【0016】これらの図に示されるように、第1実施例
は、リム16にそれぞれ溝22を設けた構成である。導
体線20は、例えばウレタン被膜で絶縁されており、そ
の太さは例えば30μm程度である。溝22の深さは、
導体線20を収納した場合にメタルカバー18とのギャ
ップが30〜50μm程度となるよう設定されている。
このようにすると、メタルカバー18を被せた状態で
は、検知ヘッドであるメタルカバー18上面が0.1m
m以内の歪みeにとどまり、検知ヘッドの平面度が著し
く向上することとなる。また、このように溝22を設け
導体線20を収納することにより、メタルカバー18に
よって導体線20に圧力が加わることが防止される。従
って、導体線20がつぶれたり変形したり、あるいは切
断したりするおそれがない。
【0017】従って、本実施例によれば、基準交流磁界
発生用の導体線20を、より精度良くかつ安全に取り付
けることができる。
【0018】なお、図1において、24は導体線20を
外部と接続するためのピンである。図3には、本考案の
第2実施例に係る磁気センサの構成が示されている。こ
の図に示される構成は、図2に示される構成と異なり、
絶縁粘着テープ26をケース12上部に貼り付けた構成
である。
【0019】この実施例が図1及び図2に示される実施
例と異なる点は、図1及び図2に示される実施例におけ
る導体線20が磁気抵抗素子10の面において位置決め
されていたのに対し、リム16の上面を基準として位置
決めされている点にある。この場合、導体線20をリム
16の上面に正確に位置決めするため、導体線20は絶
縁粘着テープ26に接着されている。このようにリム1
6の上面を基準として位置決めを行った場合であって
も、前述の第1実施例において得られる効果はやはり得
られることとなる。
【0020】図4には、本考案の第3実施例に係る磁気
センサの構成が示されている。
【0021】この図に示される実施例は、第1及び第2
実施例と異なり、導体線20がフレキシブルPC板23
の内部構成である。この場合、溝22の形状は、フレキ
シブルPC板23の形状に一致させ、段差を有するよう
にする。このようにすると、フレキシブルPC板23の
厚みを吸収することができ、やはり、第1及び第2実施
例と同様の効果がえられる。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ケースのリムに切欠きを形成しこの切欠きに導体線を収
納するようにしたため、導体線が存在することによる検
知ヘッド面の非平面化、導体線の加圧変形、導体線の位
置ずれ等が生ずることが防止され、より精度が高い磁気
センサを簡易に実現することができる。すなわち、より
信頼性が高いイニシャルチェック機能を有し、より出力
信号の再現性が高い磁気センサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る磁気センサの構成を
示す切欠斜視図である。
【図2】第1実施例の構成を示す断面図である。
【図3】本考案の第2実施例に係る磁気センサの構成を
示す断面図である。
【図4】本考案の第3実施例に係る磁気センサの構成を
示す図であり、図4(a)はフレキシブルPC板取り付
け前の状態を示す断面図、図4(b)はメタルカバー取
り付け後の上部断面図である。
【図5】第1従来例に係る磁気センサの構成を示す断面
図である。
【図6】第2従来例に係る磁気センサの構成を示す図で
あり、図6(a)は横断面図、図6(b)は縦断面図で
ある。
【符号の説明】
10 磁気抵抗素子 12 ケース 14 磁石 16 リム 18 メタルカバー 20 導体線 22 溝 23 フレキシブルPC板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加わる磁界の変化に応じ抵抗値が変化し
    出力信号のレベルが変化する磁気抵抗素子と、磁気抵抗
    素子を収納するケースと、診断時に磁気抵抗素子に基準
    交流磁界を作用させる導体線と、磁気抵抗素子及び導体
    線を覆うようケースに被せられるカバーと、を備え、基
    準交流磁界を磁気抵抗素子に作用させた際の磁気抵抗素
    子の出力信号のレベルが所定値であるか否かにより磁気
    抵抗素子が良好に動作しうるか否かが判断される磁気セ
    ンサにおいて、上記ケースが、リムによって仕切られた複数の室を有
    し、 上記複数の室それぞれに磁気抵抗素子が収納され、 上記リムが各々切欠きを有し、 各室の磁気抵抗素子に対する位置関係のばらつきが生じ
    ないよう 導体線をリムの切欠きに挿通したことを特徴と
    する磁気センサ。
JP1991045019U 1991-06-14 1991-06-14 磁気センサ Expired - Lifetime JP2550839Y2 (ja)

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JPH04138285U JPH04138285U (ja) 1992-12-24
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JPS60145941A (ja) * 1984-01-06 1985-08-01 住友金属鉱山株式会社 軽量骨材の製造方法
JPS62143508A (ja) * 1985-12-18 1987-06-26 Fujitsu Ltd 高周波増幅器
JPH0275087A (ja) * 1988-09-12 1990-03-14 Fujitsu Ltd 磁気ラインセンサ

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