JP2921816B2 - アクティブマトリクス基板およびその製造方法 - Google Patents

アクティブマトリクス基板およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリクス
駆動方式の液晶表示装置に好適に用いられるドライバモ
ノリシック型のアクティブマトリクス基板およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の液晶表示装置は、原理的に、表示
部に光を照射して表示を得るものである。このため、そ
の光の一部は、表示部に形成されている表示用薄膜トラ
ンジスタ(以下、TFTと称する)の多結晶半導体層に
到達し、半導体層中に光起電力が生じて電子と正孔が発
生する。これらが半導体層中を拡散してP−N接合部分
まで達すると、P−N接合部にリーク電流が流れてしま
う。この光起電力によるリーク電流が生じると、画像が
ちらついたり消えたりして正しい表示が得られない。従
って、この光起電力によるリーク電流を押さえるため
に、表示用TFTは移動度を小さくする必要がある。
【0003】これに対して、表示部を駆動する駆動回路
部に形成される駆動用TFTは、高周波動作を行う必要
があるので、高い移動度が要求される。
【0004】上記表示用TFTおよび駆動用TFTに要
求される異なった移動度特性を満足させるために、例え
ば、特開平55−9790号公報および特開平2−61
302号公報には、駆動用TFTのみにレーザーアニー
ル加工を行って、表示用TFTに比べて移動度を高くす
る方法が開示されている。
【0005】具体的には、以下のように行う。まず、ホ
ウケイ酸ガラスからなる基板上に、625℃の減圧CV
D(化学気相成長)法により多結晶シリコン膜を形成
し、素子領域(表示用および駆動用TFT形成領域)を
残してパターニングする。次に、CW励起YAGレーザ
ーを光源として、ビーム径200μm、線速度50cm
/secでビームを左右の方向にスキャンさせながら、
駆動回路部のみにレーザービームを照射してアニール加
工を行う。その後、CVD法により基板全面にSiO2
からなるゲート絶縁膜を2000オングストローム堆積
し、その上に多結晶シリコンからなるゲート電極を形成
する。
【0006】次に、その状態の基板表面に1×1015
リンイオンを照射し、550℃のフォーミングガス中で
1時間のアニールを行って、拡散層を形成する。その
後、CVD法によりSiO2膜からなる層間絶縁膜を形成
し、コンタクトホールを開孔する。引き続いて電極を形
成して、アクティブマトリクス基板を完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
駆動用TFTのみにレーザーアニール加工を行っている
ので、表示用TFTに比べて移動度を高くすることがで
きる。しかし、レーザーアニール加工を行う場合には、
以下のような問題点があり、実用的ではない。
【0008】(1)レーザーを用いているので、大面積
を一度にアニール処理することができず、基板上をレー
ザーでスキャンする必要がある。このため、スループッ
トが非常に小さく、生産性が悪い。
【0009】(2)(1)に記載したようにレーザーを
スキャンする必要があるので、結晶性改善効果を均一に
することが困難であり、駆動用TFTの特性のバラツキ
が大きい。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、光起電力によるリーク電流が小さい
表示用TFTと、高移動度でバラツキの少ない駆動用T
FTとを備え、生産性よく製造することができるアクテ
ィブマトリクス基板およびその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブマト
リクス基板は、基板上の表示部に、マトリクス状に配設
された絵素電極と、該絵素電極の近傍を通って相互に交
差して設けられたデータ線およびゲート線と、該絵素電
極、走査線および信号線にそれぞれ電気的に接続された
表示用薄膜トランジスタとが形成され、該基板の表示部
以外の部分上に、該表示部を駆動すべく駆動用薄膜トラ
ンジスタを有する駆動回路部が形成されたアクティブマ
トリクス基板において、該表示用薄膜トランジスタおよ
び該駆動用薄膜トランジスタが、共に多結晶半導体層を
有し、該駆動用薄膜トランジスタの多結晶半導体層は水
素化処理が施され、該表示用薄膜トランジスタの多結晶
半導体層は水素化処理が施されておらず、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0012】本発明のアクティブマトリクス基板の製造
方法は、基板上の表示部に、マトリクス状に配設された
絵素電極と、該絵素電極の近傍を通って相互に交差して
設けられたデータ線およびゲート線と、該絵素電極、走
査線および信号線にそれぞれ電気的に接続された表示用
薄膜トランジスタとが形成され、該基板の表示部以外の
部分上に、該表示部を駆動すべく駆動用薄膜トランジス
タを有する駆動回路部が形成されたアクティブマトリク
ス基板の製造方法において、表示用および駆動用の薄膜
トランジスタを、その一部に多結晶半導体層を有する状
態で形成する工程と、駆動用薄膜トランジスタの多結晶
半導体層の上に、水素を含む絶縁膜を形成する工程と、
該絶縁膜が形成された基板に熱処理を施して、該絶縁膜
中に含まれる該水素を駆動用薄膜トランジスタの多結晶
半導体層中に拡散させる工程とを含み、そのことにより
上記目的が達成される。
【0013】本発明のアクティブマトリクス基板の製造
方法は、基板上の表示部に、マトリクス状に配設された
絵素電極と、該絵素電極の近傍を通って相互に交差して
設けられたデータ線およびゲート線と、該絵素電極、走
査線および信号線にそれぞれ電気的に接続された表示用
トランジスタとが形成され、該基板の表示部以外の部分
上に、該表示部を駆動すべく駆動用薄膜トランジスタを
有する駆動回路部が形成されたアクティブマトリクス基
板の製造方法において、表示用および駆動用の薄膜トラ
ンジスタを、その一部に多結晶半導体層を有する状態で
形成する工程と、表示部上に、水素阻止用マスクを形成
する工程と、該マスクが形成された基板を、水素を含有
するガスの放電中に曝し、該マスクにより表示用薄膜ト
ランジスタの他結晶半導体層中に該水素が拡散されるの
を阻止して、該水素を駆動用薄膜トランジスタの多結晶
半導体層中に拡散させる工程とを含み、そのことにより
上記目的が達成される。
【0014】
【作用】多結晶半導体層に水素化処理を行うことによ
り、多結晶半導体層中に水素が拡散されて、多結晶半導
体層中に存在する不対原子(ダングリングボンド)と結
合するので、多結晶半導体層中の欠陥を減少させて移動
度を向上させることができる。
【0015】本発明においては、駆動用薄膜トランジス
タの多結晶半導体層のみに水素化処理が施され、表示用
薄膜トランジスタの多結晶半導体層は水素化処理が施さ
れていない。このため、駆動用薄膜トランジスタを高移
動度とし、表示用薄膜トランジスタの移動度は小さくす
ることができる。
【0016】具体的には、(1)駆動用薄膜トランジス
タの多結晶半導体層の上に、水素を含む絶縁膜を形成
し、基板全体に熱処理を施して、絶縁膜中に含まれる水
素を駆動用薄膜トランジスタの多結晶半導体層中に拡散
させる;または、(2)表示部上に、水素阻止用マスク
を形成し、基板全体を水素を含有するガスの放電中に曝
して、該水素を駆動用薄膜トランジスタの多結晶半導体
層中に拡散させる:ことにより、基板全体を均一に処理
することができる。
【0017】水素の拡散は、デバイス表面から多結晶半
導体層まで、深さ方向で1μm程度拡散させればよい。
一方、駆動回路部と表示部との間隔は通常数100μm
程度であるので、駆動用TFTの特性を充分改善できる
条件で水素化処理を行っても、駆動回路部から表示部ま
で水素が拡散することはなく、表示用TFTに水素化処
理の影響が及ぶことはない。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0019】図3に、本発明のアクティブマトリクス基
板を用いた液晶表示装置の概略構成図を示す。この液晶
表示装置は、絶縁性基板1上に、表示部20と、表示部
20を駆動する駆動回路部10とが形成されている。
【0020】表示部20には、データ線21およびゲー
ト線22が交差して形成され、その交差部近傍には、各
配線21、22と液晶層24とに接続された表示用TF
T23が形成されて、液晶層24を選択的に駆動する構
成となっている。一方、駆動回路部10は、データ線2
1またはゲート線22に接続された駆動用TFTが形成
されて、表示部20を駆動する構成となっている。上記
各TFTは、多結晶シリコン半導体層から構成されてい
る。
【0021】図1に、上記液晶表示装置における各TF
T部分の断面図を示す。この液晶表示装置において、駆
動回路部10に形成される駆動用TFTは、CMOSト
ランジスタであり、pチャネルTFT13pおよびnチ
ャネルTFT13nを備えている。pチャネルTFT1
3pは、絶縁性基板1上にソース領域・ドレイン領域1
1p(p+領域)およびチャネル領域12pを有する多
結晶シリコン半導体層2pが形成され、その上に基板1
のほぼ全面を覆うようにSiO2膜が形成されてゲート
絶縁膜3となっている。その上にチャネル領域12pと
対向するように、ゲート線22と接続されたゲート電極
4pが形成され、ゲート電極4pを覆って層間絶縁膜5
が形成されている。さらに、データ線23と接続された
ソース電極6およびドレイン電極6が形成され、ゲート
絶縁膜3および層間絶縁膜5に形成されたコンタクトホ
ールを介してソース領域およびドレイン領域と電気的に
接続されている。
【0022】nチャネルTFT13nは、絶縁性基板1
上にソース領域・ドレイン領域11n(n+領域)およ
びチャネル領域12nを有する多結晶シリコン半導体層
2nが形成され、その上に基板1のほぼ全面を覆うよう
に形成された上記SiO2膜がゲート絶縁膜3となって
いる。その上にチャネル領域12nと対向するように、
ゲート線22と接続されたゲート電極4nが形成され、
ゲート電極4nを覆って上記層間絶縁膜5が形成されて
いる。さらに、データ線23と接続されたソース電極6
およびドレイン電極6が形成され、ゲート絶縁膜3およ
び層間絶縁膜5に形成されたコンタクトホールを介して
ソース領域およびドレイン領域と電気的に接続されてい
る。
【0023】表示部20に形成される表示用TFT23
はpチャネルTFTであり、絶縁性基板1上にソース領
域・ドレイン領域11(n+領域)およびチャネル領域
12を有する多結晶シリコン半導体層2が形成されてい
る。その上に基板1のほぼ全面を覆うように形成された
上記SiO2膜がゲート絶縁膜3となっている。その上
にチャネル領域12と対向するように、ゲート線22と
接続されたゲート電極4が形成され、ゲート電極4を覆
って上記層間絶縁膜5が形成されている。さらに、デー
タ線23と接続されたソース電極6およびドレイン電極
6が形成され、ゲート絶縁膜3および層間絶縁膜5に形
成されたコンタクトホールを介してソース領域およびド
レイン領域と電気的に接続されている。
【0024】以下に、上記液晶表示装置の製造方法を図
1を参照しながら説明する。
【0025】まず、絶縁性基板1の上に、ジシランを原
料ガスとして、減圧CVD法によりアモルファスシリコ
ン膜を1000オングストローム堆積し、これをN2
ス中、600℃で24時間熱処理することにより多結晶
シリコン膜とする。この多結晶シリコン膜を、素子領域
(表示用および駆動用TFT形成領域)のみを残してパ
ターニングして、図1に示す駆動用TFTの多結晶シリ
コン半導体層2n、2pおよび表示用TFTの多結晶シ
リコン半導体層2とする。
【0026】次に、CVD法により、各TFTのゲート
絶縁膜3として基板のほぼ全面に厚み850オングスト
ロームのSiO2膜を堆積し、その後、リンドープ多結
晶シリコン膜により、ゲート線22と各TFTのゲート
電極4n、4pおよび4とを形成する。
【0027】続いて、イオン注入法により、表示用TF
Tのソース領域・ドレイン領域116および駆動用TF
Tのソース領域・ドレイン領域11nにリンを注入し、
駆動用TFTのソース領域・ドレイン領域11pにほう
素を注入する。この時、ゲート電極4n、4p、4下の
半導体層部分には不純物イオンが注入されずにチャネル
領域12n、12p、12となる。
【0028】その後、CVD法により厚み5000オン
グストロームのSiO2膜を層間絶縁膜5として堆積
し、ゲート絶縁膜3および層間絶縁膜5の所定部分を除
去して、ソース領域・ドレイン領域11n、11p、1
1に達するようにコンタクトホールを形成する。さら
に、Alにより、ソース電極・ドレイン電極6および配
線を形成する。
【0029】次に、駆動用TFTの多結晶シリコン半導
体層2n、2pに対して水素化処理を行う。この工程
は、以下のようにして行う。まず、SiH4(シラン)
とNH3(アンモニア)とを原料ガスとして、プラズマ
CVD法により基板温度360℃でシリコン窒化膜を2
000オングストローム堆積し、これを駆動回路部上の
みを残してエッチング除去して、図1に示すようなシリ
コン窒化膜7とする。この実施例では、上記エッチング
をSF6(六弗化イオウ)と酸素ガスとを用いたドライ
エッチング法により行った。このようにして得られるシ
リコン窒化膜7は、原料ガスとして水素を含んだSiH
4、Si26(ジシラン)やNH3等を用い、450℃以
下の低温で形成することができるので、水素を含むもの
とすることができる。よって、このシリコン窒化膜7
は、水素の拡散源として用いることができる。このよう
な水素を含んだシリコン窒化膜7は、上記プラズマCV
D法以外に、上記と同様の原料ガスを用いたECR(El
ectron Cycrotron Resonance)−CVD法や光CVD法
等により形成することもできる。
【0030】その後、この状態の基板に対して、窒素雰
囲気中、420℃で60分間の熱処理を施して、シリコ
ン窒化膜7に含有される水素を、駆動用TFTの多結晶
シリコン半導体層2n、2pにのみ拡散させる。この
時、表示用TFTの多結晶シリコン半導体層2には、水
素は拡散されない。
【0031】さらに、表示部に、絵素電極用ITO膜を
堆積し、これをパターニングして、絵素電極(図示せ
ず)を形成する。
【0032】以上のようにして、駆動用TFTの多結晶
半導体層は水素化処理され、表示用TFTの多結晶半導
体層は水素化処理されていないアクティブマトリクス基
板が得られる。
【0033】さらに、上記アクティブマトリクス基板
と、対向電極が形成された対向基板とを貼り合わせた
後、それらの基板間に液晶を注入することにより液晶表
示装置を作製する。
【0034】この実施例の液晶表示装置において、駆動
用TFTは多結晶半導体層の水素化処理により高移動度
化して、高周波特性に優れたものとすることができた。
また、表示用TFTは多結晶半導体層の水素化処理を行
っていないので移動度が低いままであり、光起電力によ
るリーク電流を小さくすることができた。また、基板全
体を均一に処理して、生産性よくアクティブマトリクス
基板を製造することができた。
【0035】(実施例2)本発明の他の実施例を、図2
を参照しながら説明する。
【0036】この実施例においては、駆動用TFTの多
結晶半導体層2n、2pの水素化処理を以下のようにし
て行った。
【0037】まず、実施例1と同様にしてソース電極・
ドレイン電極6および配線が形成された基板の表示部の
みを覆って、水素の下方への拡散を阻害するマスク8を
形成する。このマスク8の材料としては、ポリイミド等
の高耐熱性樹脂を用いることができる。
【0038】その後、この状態の基板を水素プラズマ中
に曝す。この時の水素プラズマ処理の条件は、駆動用T
FTの多結晶半導体層2n、2pに水素を拡散させ、マ
スク8が形成された表示用TFTの多結晶半導体層2に
は水素を拡散させないものであり、例えば、以下のよう
にすることができる。
【0039】ガス:水素および窒素、 圧力:1Tor
r、 温度:300℃、パワー:1W/cm2(13.
56MHz)、 時間:60分間。
【0040】この実施例の液晶表示装置においても、実
施例1と同様に、駆動用TFTを高移動度化し、表示用
TFTは光起電力によるリーク電流を小さくすることが
できた。また、基板全体を均一に処理して、生産性よく
アクティブマトリクス基板を製造することができた。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、駆動用TFTの多結晶半導体層に水素化処理
を施すことにより、多結晶半導体層中の欠陥を減少させ
て移動度を向上させることができる。表示用TFTは、
水素化処理を施していないので、移動度を小さくして光
起電力によるリーク電流を小さくすることができる。ま
た、この水素化処理工程は、基板全体を一度に均一に処
理することができる。よって、各TFTに要求される特
性を同時に満足させるドライバモノリシック型のアクテ
ィブマトリクス基板を生産性よく得ることができる。
【0042】このアクティブマトリクス基板を用いて、
画質の優れた表示部と、高周波特性に優れ、高速動作が
可能な駆動回路部とを備えた高性能な液晶表示装置を製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のアクティブマトリクス基板を示す断
面図である。
【図2】実施例2のアクティブマトリクス基板を示す断
面図である。
【図3】本発明のアクティブマトリクス基板を用いて作
製した液晶表示装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 2、2n、2p 多結晶シリコン半導体層 3 ゲート絶縁膜 4、4n、4p ゲート電極 5 層間絶縁膜 6 ソース電極・ドレイン電極 7 シリコン窒化膜 8 マスク(ポリイミド) 11、11n、11p ソース領域・ドレイン領域 12、12n、12p チャネル領域 13n nチャネルTFT(駆動用TFT) 13p pチャネルTFT(駆動用TFT) 23 表示用TFT 10 駆動回路部 20 表示部 21 データ線 22 ゲート線 24 液晶層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の表示部に、マトリクス状に配設
    された絵素電極と、該絵素電極の近傍を通って相互に交
    差して設けられたデータ線およびゲート線と、該絵素電
    極、走査線および信号線にそれぞれ電気的に接続された
    表示用薄膜トランジスタとが形成され、該基板の表示部
    以外の部分上に、該表示部を駆動すべく駆動用薄膜トラ
    ンジスタを有する駆動回路部が形成されたアクティブマ
    トリクス基板において、 該表示用薄膜トランジスタおよび該駆動用薄膜トランジ
    スタが、共に多結晶半導体層を有し、該駆動用薄膜トラ
    ンジスタの多結晶半導体層は水素化処理が施され、該表
    示用薄膜トランジスタの多結晶半導体層は水素化処理が
    施されていないアクティブマトリクス基板。
  2. 【請求項2】 基板上の表示部に、マトリクス状に配設
    された絵素電極と、該絵素電極の近傍を通って相互に交
    差して設けられたデータ線およびゲート線と、該絵素電
    極、走査線および信号線にそれぞれ電気的に接続された
    表示用薄膜トランジスタとが形成され、該基板の表示部
    以外の部分上に、該表示部を駆動すべく駆動用薄膜トラ
    ンジスタを有する駆動回路部が形成されたアクティブマ
    トリクス基板の製造方法において、 表示用および駆動用の薄膜トランジスタを、その一部に
    多結晶半導体層を有する状態で形成する工程と、 駆動用薄膜トランジスタの多結晶半導体層の上に、水素
    を含む絶縁膜を形成する工程と、 該絶縁膜が形成された基板に熱処理を施して、該絶縁膜
    中に含まれる該水素を駆動用薄膜トランジスタの多結晶
    半導体層中に拡散させる工程と、 を含むアクティブマトリクス基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上の表示部に、マトリクス状に配設
    された絵素電極と、該絵素電極の近傍を通って相互に交
    差して設けられたデータ線およびゲート線と、該絵素電
    極、走査線および信号線にそれぞれ電気的に接続された
    表示用トランジスタとが形成され、該基板の表示部以外
    の部分上に、該表示部を駆動すべく駆動用薄膜トランジ
    スタを有する駆動回路部が形成されたアクティブマトリ
    クス基板の製造方法において、 表示用および駆動用の薄膜トランジスタを、その一部に
    多結晶半導体層を有する状態で形成する工程と、 表示部の上に、水素阻止用マスクを形成する工程と、 該マスクが形成された基板を、水素を含有するガスの放
    電中に曝し、該マスクにより表示用薄膜トランジスタの
    他結晶半導体層中に該水素が拡散されるのを阻止して、
    該水素を駆動用薄膜トランジスタの多結晶半導体層中に
    拡散させる工程と、 を含むアクティブマトリクス基板の製造方法。
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