JP2920095B2 - 合成樹脂製断熱二重壁容器およびその外容器の成形方法 - Google Patents

合成樹脂製断熱二重壁容器およびその外容器の成形方法

Info

Publication number
JP2920095B2
JP2920095B2 JP7260551A JP26055195A JP2920095B2 JP 2920095 B2 JP2920095 B2 JP 2920095B2 JP 7260551 A JP7260551 A JP 7260551A JP 26055195 A JP26055195 A JP 26055195A JP 2920095 B2 JP2920095 B2 JP 2920095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
outer container
synthetic resin
opening
injection molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7260551A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0998892A (ja
Inventor
雅司 山田
泰彦 小宮
孝文 藤井
篤彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Nippon Sanso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sanso Corp filed Critical Nippon Sanso Corp
Priority to JP7260551A priority Critical patent/JP2920095B2/ja
Priority to KR1019960038263A priority patent/KR100260956B1/ko
Priority to US08/710,056 priority patent/US5904264A/en
Priority to DE1996613920 priority patent/DE69613920T2/de
Priority to EP19960114453 priority patent/EP0763483B1/en
Priority to CA 2185298 priority patent/CA2185298A1/en
Priority to CN96122043A priority patent/CN1158235A/zh
Publication of JPH0998892A publication Critical patent/JPH0998892A/ja
Priority to US08/931,186 priority patent/US6036801A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2920095B2 publication Critical patent/JP2920095B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クーラーボック
ス、魔法瓶、保温弁当箱、保温食器などとして使用され
る合成樹脂製断熱二重壁容器およびその外容器の成形方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】このクーラーボックス等の断熱容器とし
ては、合成樹脂製の内容器と外容器で構成された二重壁
容器の断熱空間層に、空気より低熱伝導率ガスを封入し
たものが提案されている。このような合成樹脂製断熱二
重壁容器は断熱空間層内に低熱伝導率ガスを置換封入す
るために、外容器もしくは内容器の一部に置換封入用の
開孔部が形成されている。この開孔部は外観上目立たな
い位置に設けられる。また内容器と外容器を接合後、内
外容器により形成された空間に開孔部より低熱伝導率が
スを置換封入して封止板で封止されるが、このような一
連の作業がしやすいようにするために、開孔部は外容器
の底部中央部に設けられるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外容器
の成形時においては、外容器の底部中央部に開孔部が設
けられるように金型を作製するため、金型の射出成形用
のゲート位置を外容器の底部中央部以外の他の箇所に設
けなければならない。このため、中心に対して左右対称
形である外容器を形成する金型の成形空間への合成樹脂
の流れ込みが外容器の周壁端部に対して一様でなくなる
ため、外容器成形品はウエルドの不良を起こしやすく、
偏心、歪み等の外観不良や強度不足を生じやすくなり、
さらに不良率の増加によるコストアップを招く不都合が
ある。また、外容器の底部中央部に射出成形用のゲート
位置を配置した場合は、成形後にゲートカット部の穴開
け加工が必要となる。この穴開け加工は、穴径が約1m
mと小さい上に位置決め精度を必要とするので成形時の
コストの増加を招く。その結果として、外容器を安価に
製造できない不都合を生じる。
【0004】また、外容器と内容器とからなる合成樹脂
製二重壁容器で内外容器の空間に低熱伝導率ガスを充填
して断熱性能を得る場合、ガスの充填作業等のため外容
器の底部中央に開孔部を形成するが、開孔部を保護する
必要が生ずる。そのため、開孔部を中心とした凹部を設
けこの凹部に封止板を嵌合させて封止するが、凹部の形
成のため凹部近傍の肉厚が薄くなり強度が弱まる不都合
が生じる。本発明は前記不都合を有効に解決するもの
で、製造コストが小さく、ウエルド等の不良を起こすこ
となく、外観的にも強度的にも優れた合成樹脂製断熱二
重壁容器およびその外容器の製造方法を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の合成樹脂製断熱
二重壁容器は、合成樹脂製の内容器と外容器とをそれぞ
れの口部で連結して内容器を外容器内に空間を隔てて収
容して二重壁容器となし、前記内容器と外容器とで形成
した空間部を断熱層としてなる合成樹脂製断熱二重壁容
器において、前記外容器の底部中央部に、底部壁厚が均
一となるように、外側表面に凹部、断熱層側表面に凸部
を備えた段部が設けられ、該段部の中心に底部壁を貫通
する開孔部を設けてなるとともに、前記空間部にキセノ
ン、クリプトン、アルゴンのうちの少なくとも1種から
なる低熱伝導率ガスが封入され、前記凹部に封止板を配
して前記開孔部を封じてなることを特徴としている。
【0006】前記開孔部は、外容器の底部外表面の凹部
側から断熱層空間の凸部側に向けて開孔部が縮径してな
るとともに、該開孔部が接着剤で封止されてなることが
望ましい。この接着剤はシアノアクリレート系の接着剤
であることが望ましい。
【0007】また、合成樹脂製断熱二重壁容器を形成す
る内容器と外容器の空間部に面する裏面のうち少なくと
も内容器の表面に、金属製の輻射防止材が設けられてな
ることが望ましい。この輻射防止材は、メッキ膜、アル
ミ箔、銅箔、銀箔のうちの1種であることが望ましい。
【0008】本発明の合成樹脂製断熱二重壁容器の外容
器の成形方法は、合成樹脂製の内容器と外容器とをそれ
ぞれの口部で連結して内容器を外容器内に空間を隔てて
収容して二重壁容器を形成してなる合成樹脂製断熱二重
壁容器の外容器を、雄型と雌型からなる金型内に形成さ
れた射出成形用空間部の内部に射出成形用ゲートから合
成樹脂を射出して成形する方法において、外容器の内表
面を形成するための雄型には、外容器の底部壁中央部に
対応する射出成形面に成形用凹部を設け、かつ該成形用
凹部の中央部に射出成形用ゲートを設け、外容器の外表
面を形成するための雌型には、前記雄型に成形用凹部を
形成したことにより凸部が形成されるように、その射出
成形面に成形用凸部を設け、かつその径が前記射出成形
用ゲート径よりも小さく、その長さが前記射出成形用空
間部厚みより長くなるように該成形用凸部の中央に開孔
用凸部を設け、次いで前記射出成形用ゲート内に前記開
孔用凸部の先端を挿入するようにして、前記雄型と前記
雌型を組み合わせ、前記射出成形用空間部に前記射出成
形用ゲートから合成樹脂を射出して成形品を得た後、前
記射出成形用ゲートによって形成されたゲートピンを切
断することにより、前記外容器の底部中央部に開孔部を
形成することを特徴としている。前記開孔用凸部が基端
部から先端部に向けて縮径することが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の合成樹
脂製断熱二重壁容器の好適な実施例を示すものであり、
図1は容器全体、図2は外容器の底部中央部を示してい
る。この合成樹脂製断熱容器は、容器1と、容器1の開
口部を覆う蓋21からなるものである。この容器1は耐
熱水性のポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、
ABS樹脂、ポリエステル樹脂等で射出成形で成形され
た外容器2と内容器3からなり、内外容器の間の空間部
4を断熱層5とする二重壁構造のどんぶり状または椀状
の容器である。
【0010】外容器底部8の中央には断熱層5側に凸部
11が形成され、該凸部の裏面には外容器2の底部壁を
断熱層5側に突出せしめた結果該表面に生ずる凹部10
が凸部11の中心と一致させて形成されている。この凸
部11と凹部10の形成に伴う外容器底部8の厚みは、
底部壁の肉厚がほぼ均一になるように形成されている。
外容器底部8中央部の肉厚を他の部分の肉厚とほぼ均一
になるように成形すると、外容器底部8の中央部の強度
を損なわないようにすることができ、クーラーボックス
や保温弁当箱等に比べて内外容器の肉厚を薄くしなけれ
ばならない二重壁容器からなる食器の場合に特に有効で
ある。前記凹部10は封止板9を嵌合接着するためのも
ので、凹部10の深さは、内外容器と同じ樹脂で形成さ
れる封止板9の厚みと同じになるように形成されてい
る。このような構成により、容器1を組み上げたとき、
容器の底部を平滑にすることが可能となり、外観上も優
れたものとなる。
【0011】外容器底部8の中心、すなわち凹部10の
中心には、外容器底部8を内外に貫通する開孔部12が
形成されている。この開孔部12は、容器1の製造工程
において、内外容器を接合して二重壁容器とした後、低
熱伝導率ガスで置換封入するためのもので、封入後接着
剤で封止されるものである。この開孔部12の開孔径
は、封止の工程で、接着剤が垂れ落ちないようにするた
めに0.1〜3mmであることが望ましい。
【0012】前記外容器2と内容器3は、それぞれの端
部6、7において、振動溶着あるいはスピン溶着などの
方法で、二重壁容器となるように接合されている。この
ように振動溶着あるいはスピン溶着によって接合されて
いるので、内外容器の接合部の密閉度が高く、その接合
強度も大きい。
【0013】外容器と内容器の間に形成された断熱層に
は、キセノン、クリプトン、アルゴンのうち少なくとも
1種の低熱伝導率ガスが封入されている。これらのガス
の熱伝導度はキセノン(k=0.52×10-2W・m-1
・K-1;0℃)、クリプトン(k=0.87×10-2
・m-1・K-1;0℃、アルゴン(k=1.63×10-2
W・m-1・K-1;0℃)で、空気(k=2.41×10
-2W・m-1・k-1;0℃)よりも小さく、これらを単独
で用いたり、2種以上の混合ガスにして用いることがで
きる。これらの低熱伝導率ガスを用いることにより、断
熱性能の高い容器にすることができる。
【0014】外容器底部8の開孔部12は、図2に示す
ように、外容器2の底部外表面の凹部10側から断熱層
空間の凸部11側に向けて縮径するように形成されてい
る。ここで凸部11側の開孔径は、好ましくは0.1〜
3mm、より好ましくは0.1〜1mm、また凹部10
側の開孔径は、好ましくは3〜5mm、より好ましくは
3〜4mmとする。これは、後述するように、二重壁容
器の製造工程で、二重壁容器を倒置させて低熱伝導率ガ
スを封入し、そのまま接着剤で開孔部を封止するが、そ
の際、開孔部が断熱層空間に向けて縮径していれば、開
孔部12がロート状となり、接着剤の液滴を上から落下
させても凹部10側の開孔径が広く形成されるので、接
着剤の液滴を受け易くなり、接着剤による開孔部の封止
が容易になるからである。また、凸部側の開孔径が0.
1〜3mmと狭いので、接着剤の表面張力が働き垂れ落
ちることがない。
【0015】前記開孔部12はシアノアクリレート系の
接着剤によって封止されている。この接着剤は気密性が
高く接着部19にガスバリアー性を付与させることがで
き、かつ瞬間的に強力な接着力が得られるので、二重壁
容器の空間部4に充填された低熱伝導率ガスを効果的に
封止できる。
【0016】外容器2の凹部10には封止板9が嵌合接
着されている。すなわち、封止板12は開孔部12を接
着剤で封止後、シアノアクリレート系の接着剤を付して
外容器2の凹部10に嵌合接着されたものであり、これ
により接着部19が外部より保護される。また、凹部1
0に封止板9が嵌合接着されるので、二重壁容器製造の
際に封止板9の位置決めも容易になり、封止板9が位置
ズレすることもない。
【0017】内容器3と外容器2の空間部4に面する裏
面には、少なくとも内容器3の表面に金属製の輻射防止
材18が設けられており、これにより合成樹脂製断熱二
重壁容器の輻射伝熱を抑えることができる。さらに外容
器の内面にも輻射防止材18を設けておけば、輻射伝熱
をより少なくすることができる。前記輻射防止材18と
しては、メッキ膜、アルミ、銅箔、銀箔のうちから選
ばれた1種が用いられる。アルミ箔、銅箔、銀箔の箔
は、接着剤や両面テープにより取り付けることができ、
安価にしかも簡単に取り付けることができる。また、メ
ッキ膜は化学メッキの上に電気メッキで付けられる。メ
ッキ膜の場合は輻射伝熱の低減化に加えて、ガスバリア
ー性を高めるという利点もある。
【0018】このように形成された容器1の開口部は、
蓋21によって容器開口部内部で係合可能に覆われるよ
うになっている。蓋21は、下面壁22と上面壁23か
らなり、上、下面壁で形成される空間には発泡スチロー
ル、ウレタン等で形成された断熱材24が挿入され、密
閉構造になるようにして接合されたものである。また上
面壁23にはツマミ25となる凸部が形成されている。
このような蓋21を容器1にかぶせることにより、容器
1の保温効果を高めることができる。
【0019】次に図3および図4を用いて、本発明の合
成樹脂製断熱二重壁容器の外容器の成形方法を説明す
る。図3は、外容器の射出成形のために形成される型を
示したものである。図3に示すように、外容器2を射出
成形するために、外容器2の内表面を形成する雄型15
と、外容器2の外表面を形成する雌型13を用いて、以
下のように、射出成形用空間部17を形成する。
【0020】まず、雄型15の射出成形面には、外容器
2の凸部11を形成するべく、その対応する位置に成形
用凹部15aを形成しておく。また、雌型13の射出成
形面には、外容器2の凹部10を形成するべく、その対
応する位置に成形用凸部13aを形成しておく。そし
て、雌型13の成形用凸部13a中央には、外容器2の
底部壁を貫通させて底部壁の中央に開孔部12を形成す
る開孔用凸部14を形成しておく。この開孔用凸部14
は、外容器2の開孔部12近傍の底部壁の肉厚よりも長
くなるように形成され、かつ基端部14aから先端部1
4bに向けて縮径して形成されている。
【0021】そして雄型15の成形用凹部15aの中央
位置には雌型13の開孔用凸部14の径よりも大きい径
を有する射出成形用ゲート16を設け、この射出成形用
ゲート16内に雌型13の開孔用凸部14の先端を挿入
しながら、雄型15と雌型13の接合面(図示せず)を
合わせて射出成形用空間部17を形成する。ここで雄型
15と成形用凹部15aと成形用凸部13aとの間の射
出成形用空間部17は、外容器底部8の中央部を形成す
るためのものであるが、外容器底部8全体の肉厚が一様
になるように、空間部の厚みは均一となるようにする。
【0022】次いで、図4に示すように、射出成形用ゲ
ート16から射出成形用空間部17に合成樹脂を供給し
て外容器2を成形する。次いで、外容器2の成形品には
射出成形用ゲート16によって付随したゲートピン20
をゲートカットすることにより外容器底部8に開孔部1
2を形成し、外容器2を完成させる。
【0023】このように、本発明の外容器の成形方法で
は、開孔部形成のための特別な穴開け加工が不要とな
る。また、雄型15側の中心位置、すなわち雄型15の
射出成形面の成形用凹部16の中心位置に射出成形用ゲ
ート16を設けたので、左右対称である外容器2を形成
する際に、射出成形用空間部17への合成樹脂の流れ込
みに偏りが無くなり、ウエルドの不良や偏心、歪み等の
外観不良や強度不足の発生が極端に少なくなる。しか
も、ゲートカット位置が外容器2の内面側であるので、
外容器2と内容器3を組み上げたときゲートカット部が
外部から見えなくなり外観上都合が良い。また、断熱層
側に凸部11が形成され、外容器底部8の他の部位より
も上げ底になっているので、ゲートカット作業がやり易
くなる。
【0024】一方、内容器3の成形に当たっては、内容
器3の外面の底部中心に射出成形用ゲートを設けておけ
ば特に成形上の問題はない。上述のように、外容器2と
内容器3を成形後、外容器2の内面と内容器3の外面
に、金属からなる輻射防止材18を形成する。輻射防止
材18は、銅や銀等により化学メッキの上に電気メッキ
を施すか、アルミ箔、銅箔、銀箔のいずれか1つの箔を
接着剤あるいは両面テープで貼着する。その後、外容器
2と内容器3のそれぞれの口部6,7を振動着または
スピン溶着で接合して二重壁容器を形成する。ついでこ
の二重壁容器を倒立させ、内外容器の間の空間部4にキ
セノン、クリプトン、アルゴンのうち少なくとも1種の
ガスを充填した後、二重壁容器を倒立させたまま開孔部
12をシアノアクリレート系の接着剤で封止する。
【0025】上述したように、外容器2の開孔部12を
形成する雌型13の開孔用凸部14は、基端部14aか
ら先端部14bに向けて縮径して形成され、成形用凸部
13aの上面に設けられる。したがって、外容器2の開
孔部12は、外表面の凹部10側から内表面の凸部11
側に向けて縮径された構造となる。したがって開孔部1
2に接着剤の液滴を垂らしても凹部10側の開孔径が大
きいので、接着剤が開孔部12に取り込まれ易くなり、
開孔部の封止作業が簡易になる。この開孔部において、
凸部11側の開孔径を0.1〜3mmとしたとき、凹部
10側の開孔径を3〜5mmにするのが好ましく、さら
に凸部11側の開孔径を0.1〜1mmとしたとき、凹
部10側の開孔径を3〜4mmにするのがより好まし
い。
【0026】こうして得られた容器1は、断熱性能が優
れている上、強度的にも外観的にも優れたものとなる。
【0027】
【実施例】図1および図2に示すような構造の容器1を
形成する外容器2、内容器3を耐熱水性のポリカーボネ
ートを用いてそれぞれ射出成形により製作した。まず外
容器2の形成の際、外容器底部8の中央に凸部11と凹
部10を形成し、凹部10の径が10mmとし、外容器
底部8の肉厚がほぼ一様になるようにした。また、外容
器底部8の中央に開孔部12の凸部11側の径を1mm
とし、凹部10側の径を3mmとして凹部10側から凸
部11側に向けて縮径した開孔部12を形成した。
【0028】この開孔部12を形成するに当たり、雌型
13の開孔用凸部14の先端部14bは、雄型15の射
出成形用ゲート16内に2〜3mm挿入できるようにす
る。そして、雄型15に射出成形用ゲート16をゲート
径4mmにして設けた。そして、雄型15の射出成形用
ゲート16内に雌型13の開孔用凸部14の先端を挿入
し、雄型15と雌型13の接合面を合わせ、射出成形用
空間部17に合成樹脂を射出し外容器2を成形した。外
容器2の内面中央には成形後ゲートピンが付随するの
で、このゲートピンをカットすることにより、開孔部1
2を形成した。次に内容器3は、内容器3の内表面を形
成する雄型と外表面を形成する雌型を用い、雌型側の内
容器3の底部の中心に対応する位置に射出成形用ゲート
を設けて形成した。
【0029】続いて、外容器2の内表面と内容器3の外
表面に輻射伝熱低減とガスバリア性付与の目的で銅メッ
キを施した。その後、外容器2と内容器3をそれぞれの
口部6、7で振動溶着法により接合一体化し、容器1を
得た。次いでこの容器1を倒置し、真空ポンプに連通し
た排気管路とクリプトンガス供給管路とが切り替え可能
に接続された接続管路の先端にパッキンを備えたガス置
換封入封止装置を用い、該接続管路の先端のパッキンを
容器の開孔部12周辺に押し付けた状態で、開孔部12
から空間部4内の空気を真空排気し、その後空間部4に
クリプトンガスを大気圧程度の封入圧力となるように封
入した。そして、その直後にシアノアクリレート系の接
着剤を開孔部12に垂らし、かつ凹部10に接着剤を塗
布すると同時に封止板9を嵌合接着し封止を完了した。
以上のように作製した容器1は、製作不良がほとんど発
生せず製造コストが小さい上に強度的外観的に優れ、耐
久的性も備え断熱性能の高い容器1を得ることができ
た。
【0030】(断熱性能の確認)得られた容器1に95
℃の湯を入れ、発泡ポレスチレンからなる断熱材を充填
した蓋をかぶせて放置し、1時間後の湯温を測定した結
果、75℃であった。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、外容器の底部中央部の
断熱層側に凸部を形成してなるとともに、この凸部の裏
面に凸部の中心と一致させて凹部が形成されるので、外
容器底部中央の肉厚を他部の肉厚と同等にでき、外容器
の底部、とりわけ、開孔の周囲の強度を高めることがで
きるとともに、封止板を凹部に嵌合させて封止すること
ができる。また、断熱層となる空間部にキセノン、クリ
プトン、アルゴンのうちの少なくとも1種からなる低熱
伝導率ガスが封入されてなるので断熱性能の高い合成樹
脂製断熱二重壁容器とすることができる。
【0032】また、外用器の凹部に封止板を嵌合接着す
るので、開孔部を接着剤で封止後、封止板により開孔部
を保護することにができる。さらに、外容器の底部外表
面の凹部側から断熱層空間の凸部側に向けて開孔部が縮
径してなるとともに、該開孔部が接着剤で封止されてな
ることにより、合成樹脂製断熱二重壁容器の封止の際、
二重壁容器を倒置して封止するが、開孔部が外容器の底
部外表面の凹部側から断熱層空間の凸部側に向けて縮径
してなるので、外容器の底部外表面側の開孔径が広くな
り、接着剤の受けが良くなり接着剤による開孔部の封止
が容易になる。
【0033】また、接着剤がシアノアクリレート系の接
着剤とすることにより、気密性が高くかつ瞬間的に強力
な接着力が得られるので、二重壁容器の空間部に充填さ
れた断熱性のガスの封止が可能となる。さらに、合成樹
脂製断熱二重壁容器を形成する内容器と外容器の空間部
に面する裏面のうち少なくとも内容器の表面に金属より
なる輻射防止材を形成することにより、合成樹脂製断熱
二重壁容器の輻射電熱を抑えることができ、断熱性能を
高くすることができる。また、外容器の内面にも輻射防
止材を設けておけば、輻射伝熱のさらなる低減が可能と
なる。また、輻射防止材をメッキ膜、アルミ箔、銅箔、
銀箔のうちの1種とすることにより、輻射防止材を安価
にしかも簡易に取り付けることができる。輻射防止材を
メッキ膜にすると、輻射伝熱の低減の他にガスバリアー
性を高めることができる。
【0034】また、本発明に係る外容器の成形方法によ
れば、外容器の底部の中心に対応する位置、すなわち雄
型の成形用凹部の中央部に射出成形用ゲートを設けたの
で、左右対称である外容器の底部の中心から射出成形で
き、金型の成形空間への合成樹脂の流れ込みを均一にす
ることができ、ウエルドの不良や偏心、歪み等の外観不
良や強度不足の発生を極端に少なくすることができ、不
良率を低下させることができる。
【0035】また、径の大きな射出成形用ゲート内に径
の小さな開孔用凸部の先端を挿入して、射出成形用空間
部に射出成形用ゲートから合成樹脂を射出して成形する
ので、ゲートピンをカットすれば容易に開孔部が得ら
れ、ドリル等による別段の穴開け加工が不要となる。さ
らに、雌型の開孔用凸部が基端部から先端部に向けて縮
径することにより、外容器の開孔部は、外表面の凹部側
から内表面の凸部側に向けて縮径するように成形するこ
とができ、外容器と内容器を接合して形成した二重壁容
器を倒立させて開孔部を接着剤封止する際、接着剤が開
孔部に取り込まれ易くなり、開孔部の封止作業が簡易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の合成樹脂製断熱二重壁容器の一実施
例を示す断面図である。
【図2】 本発明の合成樹脂製断熱二重壁容器の一実施
例を示すもので、外容器の底部中央部の断面図である。
【図3】 本発明の合成樹脂製断熱二重壁容器の外容器
の製造方法の一実施例を示す断面図である。
【図4】 本発明の合成樹脂製断熱二重壁容器の外容器
の製造方法の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…容器、2…外容器、3…内容器、4…空間部、5…
断熱層、6…外容器口部、7…内容器口部、8…外容器
底部、9…封止板、10…凹部、11…凸部、12…開
孔部、13…雌型、13a…成形用凸部、14…開孔用
凸部、14a…基端部、14b…先端部、15…雄型、
15a…成形用凹部、16…射出成形用ゲート、17…
射出成形用空間部、18…輻射防止材、19…接着部、
20…ゲートピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 篤彦 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本 酸素株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−242983(JP,U) 実開 昭63−10662(JP,U) 実開 昭55−131163(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 41/02 C23C 18/16 - 18/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の内容器と外容器とをそれぞ
    れの口部で連結して内容器を外容器内に空間を隔てて収
    容して二重壁容器となし、前記内容器と外容器とで形成
    した空間部を断熱層としてなる合成樹脂製断熱二重壁容
    器において、 前記外容器の底部中央部に、底部壁肉厚がほぼ均一とな
    るようにして、外側表面に凹部、断熱層側表面に凸部を
    備えた段部が設けられ、 該段部の中心に底部壁を貫通する開孔部を設けてなると
    ともに、 前記空間部にキセノン、クリプトン、アルゴンのうちの
    少なくとも1種からなる低熱伝導率ガスが封入され、 前記凹部に封止板を配して前記開孔部を封じてなること
    を特徴とする合成樹脂製断熱二重壁容器。
  2. 【請求項2】 前記開孔部が、前記外容器の底部外表面
    の凹部側から断熱層空間の凸部側に向けて縮径してなる
    とともに、前記開孔部が接着剤で封止されてなることを
    特徴とする請求項1記載の合成樹脂製断熱二重壁容器。
  3. 【請求項3】 前記接着剤がシアノアクリレート系の接
    着剤であることを特徴とする請求項2記載の合成樹脂製
    断熱二重壁容器。
  4. 【請求項4】 合成樹脂製断熱二重壁容器を形成する内
    容器と外容器の空間部に面する表面のうち少なくとも内
    容器の表面に金属製の輻射防止材が設けられてなること
    を特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載
    の合成樹脂製断熱二重壁容器。
  5. 【請求項5】 前記輻射防止材がメッキ膜、アルミ箔、
    銅箔、銀箔のうちの1種であることを特徴とする請求項
    4記載の合成樹脂製断熱二重壁容器。
  6. 【請求項6】 合成樹脂製の内容器と外容器とをそれぞ
    れの口部で連結して内容器を外容器内に空間を隔てて収
    容して二重壁容器を形成してなる合成樹脂製断熱二重壁
    容器の外容器を、雄型と雌型からなる金型内に形成され
    た射出成形用空間部の内部に射出成形用ゲートから合成
    樹脂を射出して成形する方法において、 外容器の内表面を形成するための雄型には、外容器の底
    部壁中央部に対応する射出成形面に成形用凹部を設け、
    かつ該成形用凹部の中央部に射出成形用ゲートを設け、 外容器の外表面を形成するための雌型には、前記雄型に
    成形用凹部を形成したことにより凸部が形成されるよう
    に、その射出成形面に成形用凸部を設け、かつその径が
    前記射出成形用ゲート径よりも小さく、その長さが前記
    射出成形用空間部厚みより長くなるように、該成形用凸
    部の中央に開孔用凸部を設け、 次いで前記射出成形用ゲート内に前記開孔用凸部の先端
    を挿入するようにして、前記雄型と前記雌型を組み合わ
    せ、前記射出成形用空間部に前記射出成形用ゲートから
    合成樹脂を射出して成形品を得た後、 前記射出成形用ゲートによって形成されたゲートピンを
    切断することにより、前記外容器の底部中央部に開孔部
    を形成することを特徴とする合成樹脂製断熱二重壁容器
    の外容器の成形方法。
  7. 【請求項7】 前記開孔用凸部が基端部から先端部に向
    けて縮径することを特徴とする請求項6記載の合成樹脂
    製断熱二重壁容器の外容器の成形方法。
JP7260551A 1995-09-13 1995-10-06 合成樹脂製断熱二重壁容器およびその外容器の成形方法 Expired - Fee Related JP2920095B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7260551A JP2920095B2 (ja) 1995-10-06 1995-10-06 合成樹脂製断熱二重壁容器およびその外容器の成形方法
KR1019960038263A KR100260956B1 (ko) 1995-09-13 1996-09-04 합성수지제 단열 이중벽 용기 및 합성수지제 단열 이중벽 덮개
DE1996613920 DE69613920T2 (de) 1995-09-13 1996-09-10 Wärmeisolierter, doppelwandiger Kunstharzbehälter und wärmeisolierter, doppelwandiger Kunstharzdeckel
EP19960114453 EP0763483B1 (en) 1995-09-13 1996-09-10 Thermally insulated double-walled synthetic resin container and thermally insulated double-walled synthetic resin lid
US08/710,056 US5904264A (en) 1995-09-13 1996-09-10 Thermally insulated double-walled synthetic resin container and thermally insulated double-walled synthetic resin lid
CA 2185298 CA2185298A1 (en) 1995-09-13 1996-09-11 Thermally insulated double-walled synthetic resin container and thermally insulated double-walled synthetic resin lid
CN96122043A CN1158235A (zh) 1995-09-13 1996-09-13 合成树脂绝热双层壁容器及合成树脂绝热双层壁盖
US08/931,186 US6036801A (en) 1995-09-13 1997-09-16 Method for producing a thermally insulated double-walled synthetic resin container and lid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7260551A JP2920095B2 (ja) 1995-10-06 1995-10-06 合成樹脂製断熱二重壁容器およびその外容器の成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0998892A JPH0998892A (ja) 1997-04-15
JP2920095B2 true JP2920095B2 (ja) 1999-07-19

Family

ID=17349535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7260551A Expired - Fee Related JP2920095B2 (ja) 1995-09-13 1995-10-06 合成樹脂製断熱二重壁容器およびその外容器の成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2920095B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013150644A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd スープ保温用真空二重容器

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2963664B2 (ja) * 1996-11-22 1999-10-18 日本酸素株式会社 合成樹脂製断熱容器および合成樹脂製断熱蓋
KR20020091189A (ko) * 2000-04-12 2002-12-05 닛폰산소 가부시키가이샤 단열용기
JP2002282110A (ja) * 2001-03-22 2002-10-02 Nippon Sanso Corp 断熱容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013150644A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd スープ保温用真空二重容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0998892A (ja) 1997-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100260956B1 (ko) 합성수지제 단열 이중벽 용기 및 합성수지제 단열 이중벽 덮개
JP2920060B2 (ja) 断熱容器とその製造方法
JP2963664B2 (ja) 合成樹脂製断熱容器および合成樹脂製断熱蓋
US5769262A (en) Thermally-insulated double-walled synthetic-resin container
CA2419437C (en) Thermally insulated container
WO1998005573A1 (fr) Recipient thermoisolant en resine synthetique et couvercle thermoisolant en resine synthetique
JP2920095B2 (ja) 合成樹脂製断熱二重壁容器およびその外容器の成形方法
JP3049220B2 (ja) 合成樹脂製二重壁構造断熱器物の製造方法
JP3012207B2 (ja) 低熱伝導率ガス封入断熱器材
JP3009832B2 (ja) 合成樹脂製断熱容器及びその製造方法
JP3108617B2 (ja) 食器および食器の蓋
JP2892484B2 (ja) アウターシェル一体型真空断熱材およびその製造方法
JP2920094B2 (ja) 合成樹脂製断熱二重壁容器およびその製造方法
KR100239158B1 (ko) 단열용기와 단열재료 및 단열용기의 제조방법
JP3158729B2 (ja) 真空断熱パネルの製造方法
JPH05331924A (ja) 真空断熱パネルの製造方法
JPH04276222A (ja) 合成樹脂製真空断熱容器およびその製造方法
JP3461524B2 (ja) 真空断熱材パック
JPH02134492A (ja) 減圧断熱体
JP2947541B2 (ja) 真空断熱材パック
JP2928145B2 (ja) 断熱容器とその製造方法
JP2577941Y2 (ja) 金属製真空二重容器
JP4183530B2 (ja) 断熱箱体
JPH07149378A (ja) 断熱容器とその製造方法
JPH10287378A (ja) 合成樹脂製断熱容器と断熱蓋体及びこれらの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990323

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees