JP2920046B2 - コンクリート型枠 - Google Patents

コンクリート型枠

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JP2920046B2
JP2920046B2 JP17939093A JP17939093A JP2920046B2 JP 2920046 B2 JP2920046 B2 JP 2920046B2 JP 17939093 A JP17939093 A JP 17939093A JP 17939093 A JP17939093 A JP 17939093A JP 2920046 B2 JP2920046 B2 JP 2920046B2
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groove
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捷也 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば布基礎コンクリ
ートを打設するためのコンクリート型枠に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば布基礎コンクリートを打
設する際には、コンクリート型枠が複数個横方向に組み
合わされる。各コンクリート型枠にはそれぞれ成形板が
設けられ、その左右両側部は直角に折り曲げられ、一対
の側板が形成されるとともに、成形板の上下両端部も直
角に折り曲げられ、一対の水平補強板が形成されてい
る。この成形板を直角に折り曲げる加工方法として、従
来、図7に示すように、成形板1を直角のV字成形溝2
aを有する第1成形型2と、直角のV字成形部3aを有
する第2成形型3との間に介在して、両成形型2,3を
接近させて、成形板1を直角に折り曲げるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
成形板1の折り曲げ加工方法においては、V字成形溝2
aとV字成形部3aとにより成形板1の折曲部Cの外側
角部に成型板1の厚さに応じて大きい曲面Mが形成され
る。このため、成形板1を使用したコンクリート型枠を
図6に示すように、互いに接合した状態で、曲面M,M
間に溝Kができる。従って、コンクリートを打設した
後、コンクリートの成形面に前記溝Kにより継ぎ目の筋
が成形されるという問題があった。なお、コンクリート
の成形面に上塗りをする場合には継ぎ目の筋は美観上問
題はないが、上塗りをしない場合には問題となる。
【0004】この発明の目的はコンクリート打設時に複
数の型枠の接合部に形成される溝を無くしてコンクリー
トの成形面に継ぎ目の筋ができるのを防止することがで
きるコンクリート型枠を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、成形板の外周部を直角に折り曲げて側板を
形成したコンクリート型枠において、前記成形板の折曲
部の内側角部に凹状溝をプレス成形して折曲部の外側角
部の曲面を小さくするという手段をとっている。
【0006】
【作用】この発明は成形板の折曲部の内側縁に凹状溝が
プレス形成されているので、折曲部の外側角部の曲面が
非常に小さくなる。このため複数の型枠を互いに接合し
た状態でその接合部に形成される溝が非常に小さくなる
ので、コンクリートの成形面の継ぎ目の筋は無視し得る
程度になり、美観上問題はなくなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図5に基づいて説明する。先ず、最初にコンクリート
型枠に使用される成形板1の折曲加工方法について、述
べると、この実施例においては、図3,4に示すように
第1成形型2の上面には直角よりも若干小さい形成角α
のV字成形溝2aが形成されている。さらに、前記V字
成形溝2aと対応する位置には、第2成形型3が上下方
向の往復動可能に装設されている。この第2成形型3の
下部には直角よりも若干小さい形成角βのV字成形部3
aが形成されている。このV字成形部3aの下端部には
後述するように前記成形板1の折曲部Cの内側角部に凹
状溝1aを形成するための凹状溝成形突条3bが一体に
形成されている。
【0008】上記両成形型2,3を使用して成形板1を
直角に折り曲げ加工するには、図4に示すように、第1
成形型2の上面に成形板1を水平に載置するとともに、
第2成形型3をV字成形溝2aに対応させる。この状態
で第2成形型3を下方へ移動すると、図5に示すよう
に、成形板1は直角状に折り曲げられる。この時、成形
板1の折曲部Cの内側角部には凹状溝成形突条3bによ
って凹状溝1aが形成される。又、V字成形部3aは成
形板1の上面に押圧されるが、この押圧状態で凹状溝成
形突条3bとV字成形溝2aとの間には、所定の隙間が
形成される。この結果、成形板1の折曲部Cの外側角部
には、薄肉部1bが形成される。従って、凹状溝1aの
底部が薄肉部1bとなっているので、成形板1の折曲部
Cの外側角部はこの厚さに応じた曲率の非常に小さい曲
面Mに成形される。
【0009】前記V字成形溝2aの形成角α及びV字成
形部3aの形成角βを90°よりも少し小さい形成角に
したのは、成形板1の成形終了直後に成形板1と側板1
c(1d)が弾性変形した状態で丁度90°になるよう
にするためである。
【0010】このようにして成形された成形板1は図2
に示すように例えば布基礎コンクリートを打設するため
のコンクリート成形型枠5として使用される。この型枠
5は、成形板1の左右及び上下を共に直角に湾曲して、
左右の補強側板1c,1dと、上下の補強側板1e,1
fとを形成している。前記成形板1と補強側板1c,1
dとの折曲部Cには凹状溝1aが形成されている。
【0011】又、コンクリート型枠5には該型枠5同士
を互いに接合するため、取付金具6を成形板1の裏面に
溶接固定し、該取付板6に透設した案内孔6aと前記側
板1cに透設した案内孔1gとにガイド棒7を左右方向
に往復動可能に貫通支持している。さらに、このガイド
棒7の途中には両型枠5,5の互いに接合される側板1
c,1dを挟着するためのU字金具8が連結されてい
る。前記成形板1の裏面には複数の補強部材9が縦方向
に溶接固定されている。
【0012】以上のように構成された型枠5,5の接合
部は、図1に示すように折曲部Cの外側角部の曲面Mが
非常に小さいので、接合部に形成される溝Kも極めて小
さい。このため布基礎コンクリートを打設した場合に、
コンクリートの成形面に目立つような継ぎ目の筋が形成
されることはなく、綺麗に仕上げられる。
【0013】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、次のように具体化することも可能であ
る。 (1)前記凹状溝成形突条3bを焼き入れして剛性をあ
げたり、別部材として第2成形型3のV字成形部3aに
嵌合固定したりすること。
【0014】(2)前記凹状溝成形突条3bの先端部の
形成角γは直角が望ましいが、この部分を鋭角あるいは
鈍角にすることもできる。 (3)前記凹状溝1aの深さを成形板1の厚さに応じて
適宜に変更すること。
【0015】(4)コンクリート型枠の四辺にそれぞれ
他のコンクリート型枠を接合する場合には、前記凹状溝
1aを各辺に設けること。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は複数の
コンクリート型枠の成形板の接合部に溝ができるのを防
止でき、この結果コンクリートの成形面に継ぎ目の筋が
形成されるのを防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した型枠を構成する成形板の
部分断面図である。
【図2】コンクリート型枠の斜視図である。
【図3】成形板の折り曲げ加工方法を示す斜視図であ
る。
【図4】成形板の折り曲げ加工方法を示す断面図であ
る。
【図5】成形板の折り曲げ加工終了状態を示す断面図で
ある。
【図6】従来の加工方法により成形された成形板の接合
状態を示す断面図である。
【図7】従来の成形板の折曲加工方法を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…成形板、1a…V字溝、1b…薄肉部、1c,1d
…側板、C…折曲部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形板の外周部を直角に折り曲げて側板
    を形成したコンクリート型枠において、前記成形板の折
    曲部の内側角部に凹状溝をプレス成形して折曲部の外側
    角部の曲面を小さくしたことを特徴とするコンクリート
    型枠。
JP17939093A 1993-07-20 1993-07-20 コンクリート型枠 Expired - Lifetime JP2920046B2 (ja)

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