JPH034623Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH034623Y2 JPH034623Y2 JP19696685U JP19696685U JPH034623Y2 JP H034623 Y2 JPH034623 Y2 JP H034623Y2 JP 19696685 U JP19696685 U JP 19696685U JP 19696685 U JP19696685 U JP 19696685U JP H034623 Y2 JPH034623 Y2 JP H034623Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- main body
- plate material
- flange
- notches
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 21
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は車両のトルーフパネルに関し、特に車
両トランクルームの後端コーナ部を構成するトル
ーフパネルに関する。
両トランクルームの後端コーナ部を構成するトル
ーフパネルに関する。
従来のトルーフパネルの一例を第3図に示す。
図においてトルーフパネル1は車両トランクルー
ムRの開口縁をなすとともに後端コーナ部を構成
している。すなわち、トルーフパネル1は、第4
図に示す如き略L字断面を有して車両前後方向に
配された本体部11と、本体部11の後端各辺に
形成したフランジ部12,13より成り、フラン
ジ部12にはロアバツクパネルP1が接合され、
フランジ部13にはクオータパネルP2が接合さ
れる。そして、上記本体部11のコーナラインl
はクオータパネルP2のアウトラインに沿つた曲
線としてある。
図においてトルーフパネル1は車両トランクルー
ムRの開口縁をなすとともに後端コーナ部を構成
している。すなわち、トルーフパネル1は、第4
図に示す如き略L字断面を有して車両前後方向に
配された本体部11と、本体部11の後端各辺に
形成したフランジ部12,13より成り、フラン
ジ部12にはロアバツクパネルP1が接合され、
フランジ部13にはクオータパネルP2が接合さ
れる。そして、上記本体部11のコーナラインl
はクオータパネルP2のアウトラインに沿つた曲
線としてある。
ところで、上記トルーフパネル1は、従来、絞
り加工により成形しているが、絞り深さ(第4図
のH)が深いことにより、SCP28E等の延伸性に
優れた高グレード鋼板を使用する必要があつてコ
ストが高い上に、成形品の表面にシワが生じやす
いという問題点があつた。また、深絞りを可能と
するため絞り型に機械クツシヨンピンを使用する
ことからその段取りに手間取るという問題もあつ
た。
り加工により成形しているが、絞り深さ(第4図
のH)が深いことにより、SCP28E等の延伸性に
優れた高グレード鋼板を使用する必要があつてコ
ストが高い上に、成形品の表面にシワが生じやす
いという問題点があつた。また、深絞りを可能と
するため絞り型に機械クツシヨンピンを使用する
ことからその段取りに手間取るという問題もあつ
た。
本考案はかかる問題点に鑑み、上記絞り成形に
比してより簡易かつ安価な折り曲げ成形により製
作できる車両のトルーフパネルを提供することを
目的とする。
比してより簡易かつ安価な折り曲げ成形により製
作できる車両のトルーフパネルを提供することを
目的とする。
第1図、第2図により本考案を説明すると、第
1図において、トルーフパネル1は、水平部11
1および垂直部112よりなる本体部11と、上
記水平部111の後端に形成されたフランジ部1
2と、上記垂直部112の後端に形成されたフラ
ンジ部13とを具備している。
1図において、トルーフパネル1は、水平部11
1および垂直部112よりなる本体部11と、上
記水平部111の後端に形成されたフランジ部1
2と、上記垂直部112の後端に形成されたフラ
ンジ部13とを具備している。
上記トルーフパネル1は第2図に示す板材1′
より製作される。すなわち、板材1′には上記本
体部11の折り曲げ線l′が設定され、板材1′の
一方の端部には上記折り曲げ線l′を挟んで両側に
それぞれ切欠き12a,13aが形成してある。
これら切欠き12a,13aの間には余肉部16
が設けてある。しかして、板材1′の上記切欠き
12a,13aを形成した端部を、ほぼ直角に下
方へ折り曲げて上記各フランジ部12,13を形
成するとともに、上記折り曲げ線l′に沿つて板材
1′全体をほぼ直角に上方に折り曲げて上記本体
部11を形成する。
より製作される。すなわち、板材1′には上記本
体部11の折り曲げ線l′が設定され、板材1′の
一方の端部には上記折り曲げ線l′を挟んで両側に
それぞれ切欠き12a,13aが形成してある。
これら切欠き12a,13aの間には余肉部16
が設けてある。しかして、板材1′の上記切欠き
12a,13aを形成した端部を、ほぼ直角に下
方へ折り曲げて上記各フランジ部12,13を形
成するとともに、上記折り曲げ線l′に沿つて板材
1′全体をほぼ直角に上方に折り曲げて上記本体
部11を形成する。
以上の如くして、本考案のトルーフパネルは折
り曲げ成形により製作することができるから、高
グレード鋼板を使用する必要はなく、比較的低グ
レードの例えばSCP28Bを使用することにより材
料コストを大幅に低減できる。
り曲げ成形により製作することができるから、高
グレード鋼板を使用する必要はなく、比較的低グ
レードの例えばSCP28Bを使用することにより材
料コストを大幅に低減できる。
また、折り曲げ成形であるから、製品の表面に
シワを生ずることがなく、見栄えが良い。
シワを生ずることがなく、見栄えが良い。
さらに、従来の絞り成形による場合に比して、
手間が大幅に削減できる。
手間が大幅に削減できる。
絞り成形では製品高さ(第4図のH)に制限が
あるが、折り曲げ成形によるから制限がないとい
う利点もある。
あるが、折り曲げ成形によるから制限がないとい
う利点もある。
第1図に本考案になるトルーフパネルの外形を
示す。トルーフパネル1は、トランクルームR内
に向く水平部111と垂直部112よりなる略L
字断面の本体部11を車両前後方向に配してあ
る。上記本体部11にはその内端縁に沿つてウエ
ザストリツプ取付用フランジ部14が形成され、
一方、本体部11の上端縁にはトルーフパネル1
を外方より覆うクオータパネルP2を接合するフ
ランジ部15が形成してある。上記本体部11の
コーナラインlはほぼ直線上に後端まで伸びてお
り、後端の各辺l1,l2にはそれぞれ下方およ
び外方へほぼ直角に折り曲がるフランジ部12,
13が形成してある。
示す。トルーフパネル1は、トランクルームR内
に向く水平部111と垂直部112よりなる略L
字断面の本体部11を車両前後方向に配してあ
る。上記本体部11にはその内端縁に沿つてウエ
ザストリツプ取付用フランジ部14が形成され、
一方、本体部11の上端縁にはトルーフパネル1
を外方より覆うクオータパネルP2を接合するフ
ランジ部15が形成してある。上記本体部11の
コーナラインlはほぼ直線上に後端まで伸びてお
り、後端の各辺l1,l2にはそれぞれ下方およ
び外方へほぼ直角に折り曲がるフランジ部12,
13が形成してある。
フランジ部12には切欠き12aが設けてあ
り、該切欠き12aにより区画されてコーナフラ
ンジ部121が形成されている。該フランジ部1
21は上記フランジ部13に連続している。フラ
ンジ部13は上記辺l2の中間に設けた切欠き1
3aにより、上端縁より延びるフランジ部15と
分離されている。そして、フランジ部12,12
1にはロアバツクパネルP1が接合され、フラン
ジ部13には上記クオータパネルP2が接合して
ある。
り、該切欠き12aにより区画されてコーナフラ
ンジ部121が形成されている。該フランジ部1
21は上記フランジ部13に連続している。フラ
ンジ部13は上記辺l2の中間に設けた切欠き1
3aにより、上端縁より延びるフランジ部15と
分離されている。そして、フランジ部12,12
1にはロアバツクパネルP1が接合され、フラン
ジ部13には上記クオータパネルP2が接合して
ある。
上記形状のトルーフパネル1は折り曲げ成形に
より容易に成形できる。これを第2図に示す。図
において、1′はトルーフパネル1の本体部11
および各フランジ部12,121,13を形成す
る直前の板材であり、図は板材1′の後端部を示
す。
より容易に成形できる。これを第2図に示す。図
において、1′はトルーフパネル1の本体部11
および各フランジ部12,121,13を形成す
る直前の板材であり、図は板材1′の後端部を示
す。
板材1′にはその長手方向にほぼ直線状の折り
曲げ線l′が設定してあり、かつ板材1′の一方の
端部には上記折り曲げ線l′にほぼ直交する方向に
折り曲げ線l1′,l2′が設定してある。各折り
曲げ線l1′,l2′と板材1′の後端間には折り
曲げ部12′,121′,13′および余肉部16
が形成される。上記切欠き12a,13aは折り
曲げ線l′を挟んで両側に設けられ、切欠き12a
は折り曲げ部12′と折り曲げ部121′を区画
し、切欠き13aは折り曲げ部13′とフランジ
部15を分離している。
曲げ線l′が設定してあり、かつ板材1′の一方の
端部には上記折り曲げ線l′にほぼ直交する方向に
折り曲げ線l1′,l2′が設定してある。各折り
曲げ線l1′,l2′と板材1′の後端間には折り
曲げ部12′,121′,13′および余肉部16
が形成される。上記切欠き12a,13aは折り
曲げ線l′を挟んで両側に設けられ、切欠き12a
は折り曲げ部12′と折り曲げ部121′を区画
し、切欠き13aは折り曲げ部13′とフランジ
部15を分離している。
成形時には折り曲げ線l1′,l2′に沿つて上
記折り曲げ部12′,121′,13′および余肉
部16を下方へほぼ直角に折り曲げ、続いて折り
曲げ線l′に沿つて板材1′全体を上方へ折り曲げ
て本体部11とする。この過程で上記余肉部16
は折り曲げ部121′,13′に吸収され、それぞ
れ上記フランジ部121,13となる。また、折
り曲げ部12′は上記フランジ部12となる。こ
の時、上記板材1′の曲げに伴なつて折り曲げ部
121′,13′には歪み応力が発生するが、これ
は上記両切り欠き12a,13aによつて緩和さ
れスムーズな曲げ成形がなされる。
記折り曲げ部12′,121′,13′および余肉
部16を下方へほぼ直角に折り曲げ、続いて折り
曲げ線l′に沿つて板材1′全体を上方へ折り曲げ
て本体部11とする。この過程で上記余肉部16
は折り曲げ部121′,13′に吸収され、それぞ
れ上記フランジ部121,13となる。また、折
り曲げ部12′は上記フランジ部12となる。こ
の時、上記板材1′の曲げに伴なつて折り曲げ部
121′,13′には歪み応力が発生するが、これ
は上記両切り欠き12a,13aによつて緩和さ
れスムーズな曲げ成形がなされる。
かくの如く、本考案のトルーフパネルは折り曲
げ成形により容易に製作され得るから、材料コス
トが安価であり、かつ成形品の面品質も良く、し
かも製作の手間も低減される。
げ成形により容易に製作され得るから、材料コス
トが安価であり、かつ成形品の面品質も良く、し
かも製作の手間も低減される。
第1図、第2図は本考案を示し、第1図はトル
ーフパネルの全体斜視図、第2図は板材の端部斜
視図、第3図は従来例を示すトルーフパネルの全
体斜視図、第4図は第3図の−線に沿う断面
図である。 1……トルーフパネル、11……本体部、11
1……水平部、112……垂直部、12……フラ
ンジ部、12a……切り欠き、13……フランジ
部、13a……切り欠き、16……余肉部、1′
……板材、l′……折り曲げ線、P1……ロアバツ
クパネル、P2……クオータパネル、R……トラ
ンクルーム。
ーフパネルの全体斜視図、第2図は板材の端部斜
視図、第3図は従来例を示すトルーフパネルの全
体斜視図、第4図は第3図の−線に沿う断面
図である。 1……トルーフパネル、11……本体部、11
1……水平部、112……垂直部、12……フラ
ンジ部、12a……切り欠き、13……フランジ
部、13a……切り欠き、16……余肉部、1′
……板材、l′……折り曲げ線、P1……ロアバツ
クパネル、P2……クオータパネル、R……トラ
ンクルーム。
Claims (1)
- 車両のトランクルームのコーナ部を構成するト
ルーフパネルであつて、水平部および垂直部より
なる本体部と、上記水平部の後端に形成されてロ
アバツクパネルを接合するフランジ部と、上記垂
直部の後端に形成されてクオータパネルを接合す
るフランジ部とを具備するトルーフパネルにおい
て、板材には上記本体部の折り曲げ線を設定する
とともに、上記板材の一方の端部には上記折り曲
げ線を挟んで両側にそれぞれ切欠きを形成し、か
つこれら切欠きの間には余肉部を設け、切欠きを
形成した上記板材端部をほぼ直角に下方へ折り曲
げて上記各フランジ部を形成するとともに、上記
折り曲げ線に沿つて板材全体をほぼ直角に上方へ
折り曲げて上記本体部を形成してなる車両のトル
ーフパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19696685U JPH034623Y2 (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19696685U JPH034623Y2 (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62103779U JPS62103779U (ja) | 1987-07-02 |
JPH034623Y2 true JPH034623Y2 (ja) | 1991-02-06 |
Family
ID=31156260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19696685U Expired JPH034623Y2 (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH034623Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-20 JP JP19696685U patent/JPH034623Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62103779U (ja) | 1987-07-02 |
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