JP2919846B2 - 光ファイバカプラ補強ケースの製造方法 - Google Patents

光ファイバカプラ補強ケースの製造方法

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JP2919846B2
JP2919846B2 JP1008026A JP802689A JP2919846B2 JP 2919846 B2 JP2919846 B2 JP 2919846B2 JP 1008026 A JP1008026 A JP 1008026A JP 802689 A JP802689 A JP 802689A JP 2919846 B2 JP2919846 B2 JP 2919846B2
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文生 鈴木
登 川上
佳夫 菊地
邦治 姫野
博久 藤本
良三 山内
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、複数本の光ファイバを融着延伸せしめ融
着延伸部を形成してなる光ファイバカプラの補強ケース
の製造方法に関する。
「従来の技術」 従来より、光信号を結合または分岐する際などに使用
される光ファイバカプラの1つとして、複数本の光ファ
イバを並列して一部を加熱融着し、更に延伸して融着延
伸部を形成して構成された光ファイバカプラが知られて
いる。第6図は、従来の融着延伸形の光ファイバカプラ
の一例を示す図であって、図中符号1は光ファイバ、2
は融着延伸部である。そして、このように構成された光
ファイバカプラにおいては、融着延伸部2の外径が細く
機械的強度が他のファイバ部分に比べて弱いために、融
着延伸部2を補強ケース内に入れて補強する方法が用い
られている。
第7図は、従来の光ファイバカプラ補強ケースの例を
示す図であって、図中符号3は補強ケース部材である。
この補強ケース3は、中央に溝4が形成された断面半円
形の柱状をなしている。この補強ケース部材3の材料と
しては、プラスチック、金属、ガラス等の各種材料が用
いられるが、光ファイバカプラの材料は石英系のガラス
であり、補強ケース部材3の材料として石英以外のもの
を用いると熱膨張係数が異なることに起因して歪を生
じ、光ファイバカプラの光結合特性が悪化し、損失増加
を招いてしまうので、補強ケース3の材料には石英が最
も好適に使用される。
この補強ケース部材3を用いて光ファイバカプラの補
強を行うには、第8図に示すように二つの補強ケース部
材3を対向させて補強ケースを構成するとともに、、溝
4内に光ファイバカプラの融着延伸部2を収納し、更に
溝4内に接着剤5を注入、固化させることによって、光
ファイバカプラの融着延伸部2を補強する。なお、補強
ケース部材3の形状は、半円形柱状に限定されることな
く、第9図に示すように断面矩形の柱状であっても良
い。
この補強ケース部材3は、第10図に示すように石英か
らなる断面半円形の柱状体6の平面部分に、長手方向に
沿って溝4を形成して作製される。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、この補強ケース部材3は小さく、上述
の作製方法のように補強ケース部材3の1個1個に溝切
り加工を施す製造方法では、工程数が多くなり、時間と
手間がかかり、高コストになってしまう問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、光ファ
イバカプラ補強ケースの作製を極めて容易に作製するこ
とのできる製造方法の提供を目的としている。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成する手段として、本発明は、太径のケ
ース母材に、光ファイバカプラの一部を挿入する溝と相
似形の溝を形成し、ついで該ケース母材を加熱延伸して
所定の太さ寸法に縮径し、更に所定の長さに裁断して複
数の補強ケース部材を形成し、この補強ケース部材を2
つ用い、前記溝の形成面を対向させて光ファイバカプラ
補強ケースを構成することを特徴とする光ファイバカプ
ラ補強ケースの製造方法である。
「作用」 太径のケース母材に、光ファイバカプラの一部を挿入
する溝と相似形の溝を形成し、次いで該ケース母材を加
熱延伸して所定の太さの寸法に縮径し、更に所定の長さ
に裁断して補強ケース部材を作製するので、1つのケー
ス母材から、溝を備えた多数の補強ケースを作製するこ
とができる。
「実施例」 以下、図面を参照して本発明方法を詳細に説明する。
本発明方法において使用されるケース母材は、作製す
べき補強ケース部材の断面形状と相似形で、補強ケース
部材よりも太径で任意の長さを有したものが使用され
る。このケース母材の材料は、光ファイバカプラの構成
材料と同一材料が使用され、通常は石英が使用される。
第1図および第2図は、本発明方法の一実施例を説明
するための図であって、この例では、第1図に示すよう
に中央に溝11が形成された半円形柱状のケース母材12を
用いて、相似形で寸法の小さい補強ケース部材を作製す
る例を示す。このケース母材12は、断面半円形の石英の
柱状体の平面部分を、長手方向に沿って所定寸法の光フ
ァイバカプラの一部を挿入する溝と相似形の溝11を形成
して作製される。この溝11を形成するには、石英の柱状
体を研摩して溝切りする方法の他、柱状体の寸法が比較
的大きいので、溝部分をエッチング除去する方法や溶融
石英を型内に注入して柱状体を作製する際に溝も同時に
形成する方法などの種々の方法が適用可能となる。
次いで、このケース母材12を、第2図に示すように、
カーボン抵抗炉等の高温加熱源13で加熱して溶融状態と
し、更に延伸処理を施す。
この延伸は、ケース母材12の太さ寸法が作製すべき補
強ケースの太さ寸法と同一に縮径されるように行なわれ
る。そしてこの延伸処理により、製造すべき補強ケース
部材の断面と同一形状の長尺の延伸体14が作製される。
次いで、得られた長尺の延伸体14を所望の長さに切断
し、これによって第7図に示すものと同等構成の補強ケ
ース部材3が作製される。
このように作製された補強ケース部材3は、第8図に
示すように二つの補強ケース部材3を対向させて補強ケ
ースを構成するとともに、溝4内に光ファイバカプラの
融着延伸部2を収納し、更に溝4内に装着剤5を注入、
固化させることによって光ファイバカプラの融着延伸部
2を補強する。
この例による補強ケース部材3の製造方法では、太径
のケース母材12に溝を形成し、次いでケース母材12を加
熱延伸して所定の太さ寸法に縮径し、更に所定の長さに
裁断して補強ケース部材3を作製するので、1つのケー
ス母材12から、溝を備えた多数の補強ケース部材3を作
製することができるので、溝切り加工に要する手間、時
間、工程等を削減することができ、補強ケース部材3の
生産効率を向上させることができる。
なお、この実施例では補強ケース部材の断面形状を半
円形としたが、補強ケース部材の断面形状は特に限定さ
れることなく、例えば断面が矩形のものでも同様に製造
することができる。
第3図は、本発明方法の他の実施例を説明するための
図である。この実施例では、まず、先の実施例と同様に
作製された二つのケース母材12を、第4図に示すように
対向させ、これらのケース母材12の両端部をダミーガラ
ス15で押さえて固定する。続いて2つのケース母材12を
高温熱源13で加熱し、更にダミーガラス15を引っ張っ
て、ケース母材12を延伸する。この延伸は、ケース母材
12の太さ寸法が作製すべき補強ケースの太さ寸法と同一
に縮径されるように行なわれる。そしてこの延伸処理に
より、製造すべき補強ケースの断面と同一形状の長尺の
延伸体14が作製される。次いで、得られた長尺の延伸体
14を所望の長さに切断し、これによって第7図に示すも
のと同等構成の補強ケース部材3が作製される。
この例による製造方法では、同時に二つのケース母材
12を延伸して延伸体14を作製することができるので、補
強ケース部材3の生産効率を一層向上させることができ
る。
「製造例」 第5図に示す断面形状をなし、図中符号aが30mm、b
が15mm、cが10mmのケース母材二本を、第3図に示すよ
うに対向させ、両端部をダミーガラスで押さて配置し、
ケース母材の部分をカーボン抵抗炉で1600〜1700℃に加
熱し、溶融させた後、ダミーガラスを引っ張ってケース
母材を延伸した、そして第5図の図中符号aが3mmとな
るように延伸し、長尺の延伸体を得た。次いで得られた
延伸体を、30mm長で切断し、多数の補強ケース部材を作
製した。
作製された補強ケース部材の寸法精度は良好であり、
この補強ケース部材を2つ用い、前記溝の形成面を対向
させて構成した光ファイバカプラ補強ケースは、充分に
使用可能なものであった。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明は次のような効果を奏す
る。
本発明方法は、太径のケース母材に溝を形成し、次い
でケース母材を加熱延伸して所定の太さ寸法に縮径し、
更に所定の長さに裁断して補強ケースを作製するので、
1つのケース母材から、溝を備えた多数の補強ケース部
材を作製することができるので、溝切り加工に要する手
間、時間、工程等を削減することができ、補強ケースの
生産効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明方法の一実施例を説明す
るための図であって、第1図はケース母材の斜視図、第
2図はケース母材の延伸操作を示す側面図、第3図およ
び第4図は本発明方法の他の実施例を説明するための図
であって、第3図はケース母材の延伸操作を示す側面
図、第4図は第3図のA−A線断面図、第5図は本発明
の製造例を説明するためのケース母材の正面図、第6図
は融着延伸形の光ファイバカプラの例を示す平面図、第
7図は従来の補強ケース部材の一例を示す斜視図、第8
図は補強ケースを用いて光ファイバカプラの補強を行っ
た状態を示す斜視図、第9図は第7図に示す補強ケース
部材の材料となる柱状体の斜視図、第10図は従来の補強
ケースの例を示す斜視図である。 1……光ファイバ、2……融着延伸部、3……補強ケー
ス部材、4……溝、11……溝、12……ケース母材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 佳夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 姫野 邦治 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 藤本 博久 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 山内 良三 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (56)参考文献 特開 平2−44304(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の光ファイバを融着延伸せしめて融
    着延伸部を形成してなる光ファイバカプラの補強ケース
    の製造方法あって、太径のケース母材に、光ファイバカ
    プラの一部を挿入する溝と相似形の溝を形成し、ついで
    該ケース母材を加熱延伸して所定の太さ寸法に縮径し、
    更に所定の長さに裁断して複数の補強ケース部材を形成
    し、この補強ケース部材を2つ用い、前記溝の形成面を
    対向させて光ファイバカプラ補強ケースを構成すること
    を特徴とする光ファイバカプラ補強ケースの製造方法。
JP1008026A 1989-01-17 1989-01-17 光ファイバカプラ補強ケースの製造方法 Expired - Lifetime JP2919846B2 (ja)

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