JP2918241B2 - 多用途ラグ付きタイヤ - Google Patents

多用途ラグ付きタイヤ

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JP2918241B2 JP1166263A JP16626389A JP2918241B2 JP 2918241 B2 JP2918241 B2 JP 2918241B2 JP 1166263 A JP1166263 A JP 1166263A JP 16626389 A JP16626389 A JP 16626389A JP 2918241 B2 JP2918241 B2 JP 2918241B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トラクタ、耕耘機等の農耕用車輌、除雪車
等の雪上用車輌、バインダ等の刈り取り用車輌、または
オフロードを走行するレジャー用車輌等、かなり広範囲
な車輌に装着可能な多用途ラグ付きタイヤに関する。
(従来の技術) 舗装路等の整備された道路以外を走行する車輌用のタ
イヤとしては、大きくは次の2種類に分けられる。
従来例I(ブロックタイプ) これは主として雪路または砂地盤上走行用に多用され
るタイヤであり、その代表的なものとしては第11、12図
に示す如く、タイヤ本体30のトレッド部33からショルダ
部32、サイドウォール部31に到るまで多数のブロック34
が突設され、タイヤ軸方向X(以下、X方向という。)
及びタイヤ周方向Y(以下、Y方向という。)に規則正
しく配列されている。また、第12図に示す如く、このブ
ロック34のX方向の並びによって形成されるブロック間
35は、Y方向において該ブロック34と夫々隣り合うよう
に配列されているので、ブロック34のY方向の実質距離
Lは、図示のピッチpの約2倍となり、ブロック34の周
囲に雪や土砂が付着しにくい構成となっている。このブ
ロック34は後述のラグ36に比べると、平面形状、突出高
共に小さいので、牽引力向上という点では劣っている
が、雪路または、砂地盤上では、このことが幸いして、
一旦踏みかためた雪や砂を極端に荒らすことなくそれら
とうまくかみ合うので、かえって走行可能となる。尚、
該ブロック34の平面形状は図示の略方形だけではなく、
様々な形状のものがある。
従来例II(ラグタイプ) このタイプは主として田畑等の湿地上走行用に多用さ
れるタイヤであり、その代表的なものとしては第13、14
図に示す如くである。図において、36はラグであり、タ
イヤ本体30の外周面上のトレッド範囲Wに突設され、そ
の長手方向がX方向に対して一定角度θをなし、タイヤ
中心線CL付近から前記範囲Wの両端まで夫々左右交互に
伸びて、多数の略八字状をなすようにY方向に配列され
ている。このラグ36は主として牽引力向上のためのもの
で、そのため前記ブロック34と比較すると、突出高はよ
り大きくして土砂とラグ36の蹴面37との係合をより大き
くし、接地面にかかる面圧はより大きくなるように、ラ
グ36の接地面を細長く形成して、ラグ36が地中に埋没し
やすくなるように構成されている。また、このタイプに
係るタイヤにおいては、前述のように田畑等の湿地上を
走行する場合が多いので、トレッド部33を比較的扁平に
することによりタイヤ本体30の接地面積を大きくし、摩
擦力向上とそれによるラグ36の蹴面面積の増大により、
牽引力を向上させている。
尚、ラグ36の平面形状においても、第14図図示のもの
だけではなく、例えば特公昭64−10363号、特公昭63−4
8721号、特公昭57−4528号公報に記載のもの等、様々な
形状のものが考案されている。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、これら従来例I、IIに係るタイヤは、
主として車輌の走行する地盤の性質に合わせて設計され
た、いわば専用タイヤであり、夫々不適合な地盤に対応
させようとすれば忽ち不都合が生じる。すなわち、従来
例I(ブロックタイプ)に係るタイヤを田畑等の湿地上
走行用として用いれば、田畑のような湿地では土の粘着
力が高いためブロック間に土がつまってしまい、所謂丸
ボウズの状態となり、タイヤが空回りして走行不能にな
る。また逆に、従来例II(ラグタイプ)に係るタイヤを
雪路または砂地盤上走行用として用いれば、雪や砂は田
畑等の湿地にある土砂ほど粘着力が高くないので、ラグ
36は、即地中に埋まってしまい、また、該粘着力の低さ
ゆえ田畑等の湿地における土砂ほど支持力を期待できな
いので、地中に埋まっても牽引力向上が図れず、雪や砂
をY方向に削って地中へ深く掘りこんでしまうだけで、
従ってタイヤは沈下してしまって走行不能となる。
このように、所謂専用タイヤを不適合な地盤上で使用
すれば、本来それのもつ長所が短所となって作用し、タ
イヤとしての機能を発揮できなくなる。しかし、いくら
専用タイヤであるからと言っても、実際の使用上やむを
得ず不適合な地盤上を走行しなければならない状況は十
分考えられ、このような場合にその都度タイヤを交換し
たり、他車輌で牽引しなければならないとすれば著しく
不便であり、前記雪路または砂地盤上、及び田畑等の湿
地上をも苦もなく走行できる汎用性のあるタイヤは、誰
もが望むところである。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、タイ
ヤ本体のトレッド部にはラグを、ショルダ部からサイド
ウォール部にかけてはブロックを設けることにより、前
記雪路または砂地盤、及び田畑等の湿地をも含む広範囲
な地盤にわたり走行可能となる汎用性の高い多用途ラグ
付きタイヤを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、一対のビード部3を有し、夫々該ビード部
3からタイヤ外周方向へサイドウォール部7が伸び、さ
らにショルダ部8を介して左右のサイドウォール部7を
連接したトレッド部9を備え、該トレッド部9のトレッ
ド範囲Wにタイヤ軸方向成分を有するラグ10が突設され
てタイヤ周方向の間隔を有して列設されているラグ付タ
イヤにおいて、上記目的を達成するために、次の技術的
手段を講じている。
すなわち、本発明の第1の手段は、前記トレッド範囲
Wにおける中央範囲W1において前記ラグ10がタイヤ軸方
向に対して一定角度αで斜め方向に延伸されて斜めラグ
10とされており、該斜めラグ10の延伸両端は曲部10aを
介して該延伸線に対して挟角β1を有するタイヤ軸
方向とほぼ平行な延伸ラグ部を前記中央範囲W1の両側範
囲W2に備え、前記左右のショルダ部8から左右両サイド
ウォール部7にかけてのサイドウォール範囲Sにおい
て、前記延伸ラグ部の延伸上において第1ブロック11が
間隔12を介して列設されることで、第1ブロック列を構
成しており、タイヤ周方向で隣り合う前記第1ブロック
列間には前記間隔12と対応する位置に第2ブロック11が
形成され、この第2ブロック11が前記間隔12と同様な間
隔12を介して列設されることで第2ブロック列が構成さ
れ、第1・2ブロック列が互いに平行とされていること
を特徴とするものである。
さらに本発明は、その第2の手段として、前記第1の
手段に加えて、前記斜めラグ10の前記トレッド範囲Wの
タイヤ軸方向中途に、タイヤ軸方向の間隔を有して切欠
凹部17又は突起20で構成した立側面18,21を有し、該立
側面18,21は斜めラグ10の接地面13と略直交し、該立側
面18,21の法線方向ベクトルは少なくともタイヤ軸方向
成分を有することを特徴とするものである。
(作 用) 田畑等の湿地上においては、土の粘着力が高く、地盤
の支持力も大きいので、タイヤ本体1は地中に埋没する
ことなく、トレッド範囲Wにおける中央範囲W1にある斜
めラグ10および両側範囲W2にある延伸ラグ部によって通
常の牽引力を発揮できる。雪路または砂地盤上において
は、雪または砂の粘着力は低く、地盤の支持力も小さい
ので、斜めラグ10および左右の延伸ラグ部が雪または砂
を削りとることによってタイヤ本体1が地中に埋もれて
しまう可能性があるが、このようなときには、サイドウ
ォール範囲Sに配列された第1・2ブロック11による第
1・2ブロック列が、雪または砂をくずすことなくこれ
らとかみ合うことによって、雪路等の走行ができる。
また、斜めラグ10の両端は曲部10aを介して軸方向の
延伸ラグ部を有し、この延伸ラグ部は挟角β1,β2によ
って逆向とされているので、ラグの蹴面の方向が変化
し、車輌の直進性、操作性が向上する。
さらに、前記第1・2ブロック列は、サイドウォール
範囲S内において、前記両側範囲W2における延伸ラグ部
の延伸上において第1ブロック列を、タイヤ周方向で隣
り合う第1ブロック列間に第2ブロック列を構成し、斜
めラグ10のパターンと関連づけることにより、該斜めラ
グ10が雪または砂を削りとると同時に、前記第1・2ブ
ロック列のブロック11は確実に雪または砂とかみ合い、
所謂空回りを生じさせない。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明に係る実施例について説
明する。
第1、2図は第1実施例も示し、1はタイヤ本体、2
は割型リムであり、前記本体1は該リム2のビード座3
及びリムフランジ4に、そのビード部6を嵌合密着させ
て装着されており、該ビード部6を周回して嵌入された
ビードリング5によってより強固な密着が図られてい
る。さらに、前記本体1は、その左右対称両側にサイド
ウォール部7、ショルダ部8を有し、トレッド部9で左
右一体化して第1図に示す如くの断面形状を成してい
る。タイヤ本体1の外周面のうち、トレッド範囲Wには
ラグ10が、サイドウォール部Sにはブロック11が突設さ
れており、その展開平面形状パターンは第2図の如くで
ある。すなわち、前記ラグ10は、トレッド範囲Wの一端
から他端にまで渡って伸びており、その長手方向途中の
タイヤ中心線CLから左右等距離の位置に2つの曲部10a
を有し、この2つの曲部10aの間を示す中央範囲W1にお
けるラグ10の長手方向は、X方向に対して一定角度α
(反時計回り)を成して斜めラグとされており、該斜め
ラグの延伸両端は曲部10aを介して該延伸線に対して挟
角β1を有するタイヤ軸方向とほぼ平行な延伸ラグ
部を前記中央範囲W1の両側範囲W2を備えて構成されて、
その平面形状略S字状を成し、Y方向には、このように
構成された夫々のラグ10が一定の間隔Pをもって、範囲
Wの外周を周回して並べて設けられている。また、前記
ブロック11はサイドウォール範囲Sにおいて多数配列さ
れている。
すなわち、前記左右のショルダ部8から左右両サイド
ウォール部7にかけてのサイドウォール範囲Sにおい
て、前記延伸ラグ部の延伸上において第1ブロック11が
間隔12を介して列設されることで第1ブロック列を構成
しており、タイヤ周方向で隣り合う前記第1ブロック列
間には前記間隔12と対応する位置に第2ブロック11が形
成され、この第2ブロック11が前記間隔12と同様な間隔
12を介して列設されることで、第2ブロック列を構成
し、第1・2ブロック列はY方向に等距離(1/2P)をも
って互いに平行して備えられ、この並びによって形成さ
れる間隔12とブロック11とが、排土性向上のためY方向
に互いに隣り合うように配列されている。尚、このブロ
ック11の平面形状は図示の長方形に限られるものではな
く、略正方形、略平行四辺形、あるいはその立側面に凹
部等を有するもっと複雑な形状のもの等であってもよ
い。
本実施例においては、上記のようなパターン構成を採
用しているので、田畑等の湿地上においては、ラグ10の
牽引力により通常のラグ付きタイヤと同様に走行可能で
あり、また、雪路または砂地盤上において、ラグ10が雪
または砂を削りとってタイヤ本体1が地中に埋設して
も、今度はブロック11が雪または砂をくずすことなくこ
れらとかみ合うので、上記いずれの場合によっても走行
可能である。さらに、ラグ10の平面形状が略S字状とさ
れ、前記中央範囲W1と両側範囲W2においてその蹴面14の
法線方向が変化し、ラグ10の牽引力の一部がX方向左右
に変化されているので、横すべりが少なく、車輌の直進
性、操作性が向上し、ブロッグ11の配列を、前記ラグ10
の両側範囲W2における長手方向延長線上及びその平行線
上とすることで、トレッド範囲Wからサイドウォール範
囲Sに至るまで一連の構成としたので、前記ラグ10が雪
または砂を削りとると同時に(タイヤが空回りを起こさ
ないうちに)、確実にブロック11が雪または砂とかみ合
い、地盤に対して実にタイミングよく本来の作用を発揮
し、車輌の走行性能がより向上することとなる。尚、前
記ブロック11は、サイドウォール範囲の内タイヤの最大
幅を表す位置にまで設けてあれば十分であり、該位置よ
りリム2側に設けても本来の作用を発揮し難い。
また、16は突起帯であり、タイヤ中心線CL上にあって
かつ前記ラグ10の間をY方向全周にわたり、トレッド部
9の接地面から突設されている。この突起帯16によっ
て、トレッド部9のX方向曲げに対する剛性を高め、空
気圧によってトレッド部9が必要以上に湾曲するのを防
止するよう、工夫がなされている。
ところで、前記角度α及び左右の挟角β1の値
は、本実施例においてはα=30゜,β=β=35゜と
したが、第3図に示す如く、これらの値の組み合せによ
って様々な展開平面形状パターンが考えられる。まず、
左側の挟角β及び右側の挟角βが夫々、β>α,
β=α,0<β<α(i=1,2)の3通りに分けるこ
とができ、このことによって計9通りのラインL1〜L9
得られる。この内、ラインL1は本実施例と同じパターン
であり、残りのラインL2〜L9においても本実施例と略同
様の作用効果を期待できる。更に、第4,5及び第6図
は、第2実施例を示しており、第1実施例におけるラグ
10に切欠凹部17を設けたものである。該凹部17は、タイ
ヤ中心線CLに対してX方向等距離の左右対称な位置に夫
々2つずつ(中央範囲W1と両側範囲W2において左右各1
つずつ)設けられ、その深さは、ラグ高さHに対してタ
イヤ中心線CLに近い方で略1/3H、遠い方で略2/3Hとなる
ように形成されており、また逆に、近い方で2/3H遠い方
で1/3Hとしてもよい。さらに、この切欠凹部17を設ける
ことによって、第6図に示す如く、ラグ10の蹴面14と交
差しかつ接地面13と略直交する立側面18が形成され、該
立側面18と他の2つの面13,14との交線としてエッジ19
が形成される。このエッジ19の地面への食いつき(エッ
ジ効果)により、X方向の摩擦抵抗力が増し、またラグ
10が地面に埋没したときには、立側面18の法線方向への
抵抗力も加わってさらにX方向の抵抗力が増し、タイヤ
全体の横すべりを防止できる。
第7、8図は、第3実施例を示しており、上記第2実
施例における切欠凹部17の代わりに、ラグ10の途中の同
じ位置に突起20を設けたものである。該突起20は、第8
図に示す如く、その接地面形状が略直角三角形であり、
ラグ10の高さと同じ高さを有し、該ラグ10の蹴面14の片
方に突設されている。この突起20の形成によって、立側
面21及びエッジ22が構成され、本実施例においても第2
実施例と同様の作用効果が得られ、横すべりを防止でき
る。尚、突起20の接地面形状は立側面21を形成しうるも
のであれば任意であり、その高さは、ラグ10の高さより
低くてもよいがなるべく高い方向が望ましい。また、立
側面21の抵抗力を横すべり防止に最大限に生かすには、
その法線方向はX方向に一致することが望ましい。
尚、上記第2実施例及び第3実施例においては、ラグ
10に夫々切欠凹部17及び突起20のいずれか一方のみを設
けたが、1本のラグ10にそれらの両方を設けることとし
てもよい。
第9図は上記第1実施例乃至第3実施例におけるラグ
10の横断面を示しており(第2、5、7図におけるA−
A断面)、ラグ10の蹴面14は外部にやや湾曲した曲面と
され、更にラグ10の裾野15は逆に内部に湾曲されている
ので、従来のラグの断面形状(図示破線部分)に比べて
土が付着しにくく、また、ラグ10の裾野15に生ずる応力
集中を緩和して、ラグ10より高い耐久性をもたらす構造
となっている。
第10図は第1実施例の変形例を示し、タイヤ本体1と
して補強層付きのものを採用したものである。すなわ
ち、タイヤ本体1のゴム層内部にカーカス層23が埋設さ
れ、該カーカス層23は左右両端のビード部6の内部にお
いては、Y方向に周回してリング状を成すビードコア24
を巻回して、前記タイヤ本体1の剛性が増すように構成
され、該本体1に第1実施例に係るラグ10及びブロック
11を設けることにしたものである。尚、この場合におい
て、前記ラグ10に前述の切欠凹部17または/及び突起20
を設けてもよい。
以上、本発明に係る実施例について説明したが、トレ
ッド範囲Wにラグ10を、サイドウォール範囲Sにブロッ
ク11を設ける構成については、様々なものが考えられ、
上記実施例に限られるものではないこと勿論である。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明によれば、トレッド部9の
トレッド範囲Wにおける中央範囲W1において前記ラグ10
がタイヤ軸方向に対して一定角度αで斜め方向に延伸さ
れて斜めラグ10とされており、該斜めラグ10の延伸両端
は曲部10aを介して該延伸線に対して挟角β1を有
するタイヤ軸方向とほぼ平行な延伸ラグ部を前記中央範
囲W1の両側範囲W2に備えているので、比較的粘着力及び
地盤の支持力の高い田畑等ではタイヤ本体1は地中に埋
没することなくラグ本来の牽引力が発揮されて通常のラ
グ付きタイヤと同様に走行可能であるし、この際、横す
べりを防止して車輌の直進性、操作性が向上する。
また、左右のショルダ8から左右両サイドウォール部
7にかけてのサイドウォール範囲Sにおいて、前記延伸
ラグ部の延伸上において第1ブロック11が間隔12を介し
て列設されることで第1ブロック列を構成し、タイヤ周
方向で隣り合う前記第1ブロック列間には前記間隔12と
対応する位置に第2ブロック11が形成され、この第2ブ
ロック11が前記間隔12と同様な間隔12を介して列設され
ることで第2ブロック列が構成され、この第1・2ブロ
ック列が互いに平行とされていることから、雪路または
砂地等の粘着力及び支持力が低いところでタイヤ本体1
が地中に埋没しとしても前記サイドウォール範囲Sの第
1・2ブロック列によって雪または砂をくずすことなく
走行可能となり、ここに、汎用性の高いラグ付きタイヤ
を提供できる。
更に、前記斜めラグ10の前記トレッド範囲Wのタイヤ
軸方向中途に、タイヤ軸方向の間隔を有して切欠凹部17
又は突起20で構成した立側面18,21を有し、該立側面18,
21は斜めラグ10の接地面13と略直交し、該立側面18,21
の法線方向ベクトルは少なくともタイヤ軸方向成分を有
することによって、タイヤ全体の横すべりを確実に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図のそれぞれは本発明の第1実施例を示
し、第1図はタイヤの縦断面図、第2図はタイヤ本体の
一部展開平面図、第3図は第1実施例の変形例を示す展
開平面形状パターンの説明図、第4図乃至第6図は第2
実施例を示し、第4図はタイヤの縦断面図、第5図はタ
イヤ本体の一部展開平面図、第6図は切欠凹部の拡大斜
視図、第7図及び第8図は第3実施例を示し、第7図は
タイヤ本体の一部展開平面図、第8図は突起の拡大斜視
図、第9図は第1実施例乃至第3実施例に係るラグを示
す第2図、第5図及び第7図のA−A線断面図、第10図
は第1実施例の変形例を示すタイヤの縦断面図、第11図
及び第12図は従来例Iを示し、第11図はタイヤの縦断面
図、第12図はタイヤ本体の一部展開平面図、第13図及び
第14図は従来例IIを示し、第13図はタイヤの縦断面図、
第14図はタイヤ本体の一部展開平面図である。 1……タイヤ本体、3……ビード座、4……リムフラン
ジ、6……ビード部、7……サイドウォール部、8……
ショルダ部、9……トレッド部、10……ラグ、10a……
曲部、11……ブロック、S……サイドウォール範囲、W
……トレッド範囲、W1……中央範囲、W2……両側範囲、
α……角度、β……左角度、β……右角度。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のビード部(3)を有し、夫々該ビー
    ド部(3)からタイヤ外周方向へサイドウォール部
    (7)が伸び、さらにショルダ部(8)を介して左右の
    サイドウォール部(7)を連接したトレッド部(9)を
    備え、該トレッド部(9)のトレッド範囲(W)にタイ
    ヤ軸方向成分を有するラグ(10)が突設されてタイヤ周
    方向の間隔を有して列設されているラグ付タイヤにおい
    て、 前記トレッド範囲(W)における中央範囲(W1)におい
    て前記ラグ(10)がタイヤ軸方向に対して一定角度
    (α)で斜め方向に延伸されて斜めラグ(10)とされて
    おり、該斜めラグ(10)の延伸両端は曲部10aを介して
    該延伸線に対して挟角(β)(β)を有するタイヤ
    軸方向とほぼ平行な延伸ラグ部を前記中央範囲(W1)の
    両側範囲(W2)に備え、前記左右のショルダ部(8)か
    ら左右両サイドウォール部(7)にかけてのサイドウォ
    ール範囲(S)において、前記延伸ラグ部の延伸上にお
    いて第1ブロック(11)が間隔(12)を介して列設され
    ることで第1ブロック列を構成しており、タイヤ周方向
    で隣り合う前記第1ブロック列間には前記間隔(12)と
    対応する位置に第2ブロック(11)が形成され、この第
    2ブロック11が前記間隔(12)と同様な間隔12をを介し
    て列設されることで第2ブロック列が構成され、第1・
    2ブロック列が互いに平行とされていることを特徴とす
    る多用途ラグ付きタイヤ。
  2. 【請求項2】前記斜めラグ(10)の前記トレッド範囲
    (W)のタイヤ軸方向中途に、タイヤ軸方向の間隔を有
    して切欠凹部(17)又は突起(20)で構成した立側面
    (18)(21)を有し、該立側面(18)(21)は斜めラグ
    (10)の接地面(13)と略直交し、該立側面(18)(2
    1)の法線方向ベクトルは少なくともタイヤ軸方向成分
    を有することを特徴とする請求項1記載の多用途ラグ付
    きタイヤ。
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