JP2916471B2 - ディスクプレーヤー - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はディスクプレーヤー
に係り、特にディスクトレーのローディング構造及び光
ピックアップの移送構造が改善されたディスクプレーヤ
ーに関する。

【０００２】

【従来の技術】ディスクプレーヤーは一般的にハウジン
グと、このハウジングの内外にディスクを運搬するよう
にハウジングに挿入及び取出可能に設けられるディスク
トレーとを具備している。前記ハウジング内には、ディ
スクトレーにより運搬されたディスクが置かれるターン
テーブルと、ターンテーブル上のディスクをクランピン
グするためのチャックを具備している。ハウジング内に
はまた、前記クランピングされたディスクから情報を読
取るためにそのディスクで光ビームを照射する光ピック
アップが、ディスクの半径方向に摺動自在に設けられて
いる。

【０００３】ところが従来のディスクプレーヤーにおい
ては、ディスクトレーをハウジングの内外に挿入及び取
出させるためのモータと、光ピックアップを移送させる
ためのモータが各々別設されている。従って、ディスク
プレーヤーの全体的な構造が複雑になり、又重量の減少
及びコスト節減が期待できない問題点がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するために案出されたことであって、ディス
クトレーの挿入／取出、光ピックアップの移送構造を改
善して小型化、軽量化及びコスト節減に尽くしうるディ
スクプレーヤーを提供することにその目的がある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明によるディスクプレーヤーは、ハウジングと、
前記ハウジングの内外にディスクを運搬するようにその
ハウジングに挿入及び取出可能に設けられるディスクト
レーと、前記ハウジング内に回転可能に設けられ、その
ハウジング内に運搬されたディスクが置かれるターンテ
ーブルと、前記ハウジング内に摺動自在に設けられ、前
記ターンテーブル上のディスクから情報を読取る光ピッ
クアップとを具備してなるディスクプレーヤーにおい
て、前記ハウジング内に設けられる駆動モータと、前記
駆動モータからの動力を伝達されて前記ディスクトレー
を移動させるトレー駆動ユニットと、前記駆動モータか
らの動力を伝達されて前記光ピックアップを摺動させる
光ピックアップ移送ユニットと、前記駆動モータの動力
を前記トレー駆動ユニットと光ピックアップ移送ユニッ
トに選択的に伝達するためのクラッチユニットとを具備
してなることに特徴がある。

【０００６】前記目的を達成するための本発明による他
の類型のディスクプレーヤーは、ハウジングと、前記ハ
ウジングの内外にディスクを運搬するようにそのハウジ
ングに挿入及び取出可能に設けられるディスクトレー
と、前記ハウジング内に回転可能に設けられ、そのハウ
ジング内に運搬されたディスクが置かれるターンテーブ
ルと、前記ターンテーブルに置かれたディスクをそのタ
ーンテーブルと共にクランピングするようにターンテー
ブルに対して接近及び離隔可能に設けられるチャック
と、前記ハウジング内に摺動自在に設けられ、前記ター
ンテーブル上のディスクから情報を読取る光ピックアッ
プを具備してなるディスクプレーヤーにおいて、前記ハ
ウジング内に設けられる駆動モータと、前記駆動モータ
から動力を伝達されて前記ディスクトレーを移動させる
トレー駆動ユニットと、前記駆動モータから動力を伝達
されて前記光ピックアップを摺動させる光ピックアップ
移送ユニットと、前記駆動モータの動力を前記トレー駆
動ユニットと光ピックアップ移送ユニットに選択的に伝
達するためのクラッチユニットと、前記クラッチユニッ
トの作動に連動して前記チャックを移動させるためのチ
ャック移動ユニットとを具備してなることに特徴があ
る。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して本
発明の望ましい実施例に対して詳細に説明する。図１を
参照するに、本実施例のディスクプレーヤーはハウジン
グ１と、このハウジング１内への挿入方向A1及びハウジ
ング１からの取出方向A2に移動可能に設けられたディス
クトレー20とを具備している。前記ディスクトレー20は
トレー本体21と、ディスクサポーター22とを具備してい
る。ディスクサポーター22はハウジング１の内外に運搬
されるディスク５を支持し、図２に示したように、トレ
ー本体21に対して昇降可能に設けられてスプリング25に
より上昇されている。トレー本体21の底面には第１ラッ
ク部211 と第２ラック部212 が形成されている。第１ラ
ック部211 はディスクトレー20の移動方向に、即ちディ
スクトレーの挿入／取出方向に長く配置されている。第
２ラック部212 は第１ラック部211 とは違う高さ上に形
成されている。

【０００８】図３に示したように、前記ハウジング１の
内部にはデッキ10が設けられている。前記デッキ10には
ディスクトレー20によりそのハウジング１の内に運搬さ
れるディスクが置かれるターンテーブル15と、ターンテ
ーブル15の上のディスクから情報を読取るためにそのデ
ィスクに光ビームを照射する光ピックアップ30が設けら
れている。ターンテーブル15はデッキ10に設けられたス
ピンドルモータ16の回転軸に固定されてそのスピンドル
モータ16により回転できる。前記光ピックアップ30はタ
ーンテーブル15に対して接近及び離隔される方向に摺動
自在にデッキ10に支持されている。図３に示したよう
に、ディスクトレー20がハウジング１から取出された状
態では、光ピックアップ30はターンテーブル15から遠く
離れたところに位置する。光ピックアップ30にはプッシ
ュ部材31を介在させてラック部材40が結びついている。
このラック部材40のラック部は光ピックアップ30の摺動
方向を追って長く配置されている。

【０００９】ハウジング１の内には更に、図３及び図４
に示したように、駆動モータ50と、この駆動モータ50に
より回転される第１ギア60及び第２ギア70が設けられて
いる。前記第１ギア60と第２ギア70は各々大直径の大ギ
ア部61、71と小直径の小ギア部62、72を有している。駆
動モータ50はデッキ10に固定されたブラケット19に支持
されており、その駆動モータ50の回転軸にはピニオン51
が固定されている。このピニオン51には中継ギア55の大
ギア部55a と前記第２ギア70の大ギア部71が噛合してお
り、前記中継ギア55の大ギア部55b には第１ギア60の大
ギア部61が噛合している。図３に示したようにディスク
トレー20が取されている状態で、前記第１ギア60の小ギ
ア部62は前記ディスクトレー20の第１ラック部211 に噛
合している。前記第２ギア70の小ギア部72は、図３に示
したように、ディスクトレー20が取出されている状態で
はラック部材40と噛合を解除されているが、後述するよ
うにディスクトレー20がハウジング１に完全に挿入され
た状態では前記ラック部材40と噛合する。

【００１０】前記第１ラック部211 と第１ギア60はディ
スクトレー20を移動させるためのトレー駆動ユニットに
含まれ、前記第２ラック部212 と第２ギア70は光ピック
アップ30を移送させるための光ピックアップ移送ユニッ
トに含まれる。ディスクプレーヤーには前記駆動モータ
50の動力を前記トレー駆動ユニットと光ピックアップ移
送ユニットに選択的に伝達するためのクラッチユニット
が備わっている。本実施例において、前記クラッチユニ
ットはギア部材90と、前記ディスクトレー20の第２ラッ
ク部212 と、摺動部材100 と、回動部材110 とを含んで
なる。

【００１１】前記ギア部材90はデッキ10にピボット95を
中心として回転可能に設けられており、その外周面には
ギア部91が形成されている。このギア部材90は、図３に
示したような第１回転位置とその第１回転位置から所定
角度回転された第２回転位置（図１５に示した状態）と
の間で回転できる。ギア部材90が前記第１回転位置に位
置する時ギア部91は、ディスクトレー20の挿入移動によ
る前記第２ラック部212 の移動軌跡上に位置する。これ
により、ディスクトレー20がハウジング１の内に挿入さ
れる途中で第２ラック部212 はギア部材90のギア部91と
噛合する。前記第１回転位置に位置したギア部材90は、
そのギア部材90の下面に形成されたストッパ突起92が後
述する回動部材110 のギア歯111 に干渉されることによ
って、図３において反時計方向への回転が防止される。
一方、前記第１回転位置に位置したギア部材90が前記第
２回転位置側に任意で回転されることを効果的に抑制す
るためにそのギア部材90に弾性力を提供する弾性手段を
具備することが望ましい。本実施例においては前記弾性
手段として、両端がデッキ10の結合部13とギア部材90の
結合部93に各々結びついた引張コイルスプリング119 が
備えられている。ギア部材90が前記第２回転位置に回転
されている状態では、引張コイルスプリング119 はその
ギア部材90に前記第１回転位置側に任意で回転されるこ
とを抑制するための弾性力を提供する。即ち、前記引張
コイルスプリング119 は、ギア部材90が前記第１回転位
置から第２回転位置に回転される途中で、前記ギア部材
90の結合部93がそのギア部材90の回転中心（ピボット9
5）とデッキ10の結合部13をつなぐ仮想の直線に到達す
るまではそのギア部材90を前記第１回転位置側に回転さ
せる方向に弾性力を提供し、ギア部材90の結合部93が前
記仮想の直線をすぎるとギア部材90を前記第２回転位置
側に回転させる方向に弾性力を提供する。

【００１２】前記摺動部材100 はデッキ10にディスクト
レー20の移動方向を追って往復移動可能に結びついてい
る。摺動部材100 には第１クラッチングラック部101
と、第２クラッチングラック部102 が備えられている。
第１クラッチングラック部101はギア部材90が前記第２
回転位置側に回転される時そのギア部材90のギア部91に
噛合可能であり、第２クラッチングラック部102 は摺動
部材100 がハウジング１から突出される方向に移動する
時前記第１ギア60に結合可能である。摺動部材100 の内
側面には図５及び図７に示したように傾斜カム部105 が
形成されている。この傾斜カム部105 はターンテーブル
15の回転中心線、即ちスピンドルモータ16の回転軸に対
して傾いて形成されている。摺動部材100 はまた、デッ
キ10に結びついた状態で左右振動及び上方への離脱が防
止されるように、デッキ10の側壁の内面に接触される内
壁部106 と、デッキ10の側壁の外面に接触される外壁部
107(図６参照）と、デッキ10の側壁に摺動部材100 の移
動方向に長く形成されたガイド溝18（図６参照）に結び
つくフック部108 とを具備している。

【００１３】前記回動部材110 はデッキ10にピボット11
5 を中心として回動可能に設けられており、２つのギア
歯111 、112 よりなるギア部分と、アーム部113 とを具
備している。前記アーム部113 の自由端部には突起部11
4 が形成されている。図３に示したようにディスクトレ
ー20が取出されている状態では、前記回動部材110 の突
起部114 は前記プッシュ部材31とラック部材40の間に挟
まれることになる。図３に示したようにディスクトレー
20が取出されている状態で前記回動部材110 は、前記ギ
ア歯112 とギア部材90との干渉により図３において反時
計方向への回動が防止され、デッキ10に形成されたスト
ッパ部（図示せず）により時計方向への回動が防止され
る。

【００１４】デッキ10には、前記摺動部材100 と対面す
る位置に、移動部材150 が摺動部材100 の移動方向を追
って往復移動可能に設けられている。移動部材150 も、
摺動部材100 と同じように、デッキ10の側壁の内面に接
触される内壁部156 とデッキ10の側壁の外面に接触され
る外壁部157 とデッキ10の側壁にその摺動部材100 の移
動方向に長く形成されたガイド溝18に結びつくフック部
158 を具備している。そして、移動部材150 の内側面に
も図８に示したように前記摺動部材100 の傾斜カム部10
5 と対応される傾斜カム部155 が形成されている。この
移動部材150 は、移動部材の駆動ユニットにより、前記
摺動部材100 の移動時にその摺動部材100 と同じ方向に
移動する。前記移動部材の駆動ユニットとして、本実施
例においては摺動部材100 の上面にその摺動部材100 の
移動方向を沿って形成された第１連結ラック部109 と、
移動部材150 の上面に前記第１連結ラック部109 と並ん
で配置された第２連結ラック部159 と、前記デッキ10に
回転可能に設けられた連結ギア170 が備えられている。
連結ギア170 はその両端の連結ギア部171 を通じて第１
連結ラック部109 及び第２連結ラック部159 と同時に噛
合する。

【００１５】前記摺動部材100 の傾斜カム部105 及び移
動部材150 の傾斜カム部155 には、図３には示されてい
ないが、図５に示したようなチャック支持体140 の第２
ガイド部142 が各々結びつく。前記チャック支持体140
はターンテーブル15と共にディスクをクランピングする
ためのチャック130 を回転可能に支持するものであっ
て、前記第２ガイド部142 の他に第１ガイド部141 を具
備している。第１ガイド部141 は、図５に示したよう
に、デッキ10に前記ターンテーブル15の回転中心線と並
んだ方向に設けられたガイドレール11に各々結びつく。
チャック130 は前記クラッチユニットに含まれる摺動部
材100 の移動時にチャック移動ユニットによって、後述
するようにターンテーブル側に接近または離隔される方
向に移動できる。前記チャック移動ユニットは、前記ガ
イドレール11と前記摺動部材100 の傾斜カム部105 と前
記移動部材150 と移動部材の駆動ユニットとチャック支
持体140 とを含む。

【００１６】このようになるディスクプレーヤーにおい
て、ディスクトレー20の移動及び光ピックアップ30の移
送に対して図３及び図９乃至図１５を参照して説明す
る。一方、図１０乃至図１５には説明に不要な部材や部
位は大部分省略され、説明に必要な主要部材や部位だけ
が主に示されている。まず、図３に示したように、ディ
スクトレー20が取出されている状態で、駆動モータ50が
作動するとピニオン51と中継ギア55を通じて第１ギア60
が回転する。これにより、第１ギア60の小ギア部62と噛
合した第１ラック部211 を通じてディスクトレー20が矢
印A1の方向にハウジング１の内部に挿入される。一方、
駆動モータ50の回転時にピニオン51と噛合した第２ギア
70も前記第１ギア60と共に回転される。しかし、第２ギ
アが回転されても図３に示したような状態ではラック部
材40が第２ギア70と噛合されていないので、そのラック
部材40に結合した光ピックアップ30はディスクトレー20
が挿入される途中で図３に示したところに位置する。

【００１７】前述したように駆動モータ50によりディス
クトレー20がハウジング１の内部に挿入される途中で、
前記ディスクトレー20の第２ラック部212 が図９に示し
たようにギア部材90のギア部91と噛合が始まる。その
後、ディスクトレー20は、第１ラック部211 と第１ギア
60の小ギア部62との噛合によりハウジング１の内に挿入
されながら、前記第２ラック部212 及びその第２ラック
部212 に噛合されたギア部91を通じてギア部材90を前記
第２回転位置側に、即ち矢印R1方向に回転させる。ギア
部材90が前記第２回転位置側に回転させる途中にそのギ
ア部材90のギア部91は図１０に示したように摺動部材10
0 の第１クラッチングラック部101 と噛合が始まる。そ
して、図１０に示したような状態でディスクトレー20が
矢印A1方向に移動することによって摺動部材100 は、第
２ラック部212 とギア部91との噛合及びギア部91と第１
クラッチングラック部101 との噛合を通じて、前記ハウ
ジング１から突出される方向、即ち矢印Ｂ方向に移動す
る。そして、摺動部材100 が移動する途中で第２クラッ
チングラック部102 は図１１に示したように第１ギア60
の小ギア部62に噛合する。その後、摺動部材100 は前記
駆動モータ50（図９参照）により回転される第１ギア60
により矢印Ｂ方向に移動する。摺動部材100 が第１ギア
60により移動する途中で、前記ギア部材90は、ギア部91
と摺動部材100の第１クラッチングラック部101 との結
合を通じて、矢印R1方向に回転される。回転されるギア
部材90は、噛合されたギア部91と第２ラック部212 とを
通じて、ディスクトレー20を矢印A1方向に移動させる。
これにより、図１２に示したように、ディスクトレー20
の第１ラック部211 と第１ギア60との噛合が解除され、
ディスクトレー20は第２ラック部212 とギア部91との噛
合が解除される時点まで挿入された後その位置で停止す
ることによってディスクトレー20の挿入移動が完了す
る。

【００１８】ディスクトレー20の挿入が完了した後にも
前記駆動モータ50（図９参照）は更に継続的に作動して
前記第１ギア60を同じ方向に更に回転させ、これにより
前記光ピックアップ30はその駆動モータ50により摺動さ
れるが、その過程を説明する。図１２に示したような状
態で摺動部材100 が第１ギア60により矢印Ｂ方向に移動
するとギア部材90は、第１クラッチングラック部101 と
ギア部91との噛合を通じて、矢印R1方向に更に回転され
る。ギア部材90が回転される途中で、図１３に示したよ
うに、そのギア部材90のギア部91中でその回転方向R1へ
の最先のギア歯が回動部材110 のギア歯112 に接触され
る。次いで、ギア部材90のギア部91は回動部材110 のギ
ア歯111 、112 と噛合されながら、回動部材110 を矢印
R2方向に回動させる。回動部材110 が矢印R2方向に回転
される間、その回動部材110 のアーム部113 に形成され
た突起部114 は、図１４に示したようにラック部材40を
押さえて前記駆動モータ50により回転される第２ギア70
に噛合させる。ラック部材40が第２ギア70に連結される
と、その第２ギア70とラック部材40との噛合により、光
ピックアップ30が矢印Ｃ方向に移動する。光ピックアッ
プ30が移動する途中でその光ピックアップ30に結合した
プッシュ部材31は、前記回動部材110 のアーム部に形成
された突起部114 を押さえて、回動部材110 を図１５に
示したように回転させる。回動部材110 が図１４に示し
た状態から図１５に示した状態でプッシュ部材31により
押さえられる間に、ギア部91と回動部材110 のギア歯11
1 、112 間の噛合により、ギア部材90が回転されながら
図１４に示したように前記第２回転位置に位置する。そ
して、そのギア部材90が第２回転位置まで回転される間
摺動部材100 は第１クラッチングラック部101 とギア部
材90のギア部との噛合を通じ矢印Ｂ（図１４参照）方向
に移動して、第２クラッチングラック部102 と第１ギア
60との噛合が解除される。このような状態で第１ギア60
が回転しても、摺動部材100 は第１ギア60との噛合が解
除されているのでこれ以上移動しない。

【００１９】一方、図１５に示したような状態で前記引
張コイルスプリング119 はギア部材90が再び第１回転位
置側に回転されることを抑制するように弾性力を提供す
る。従って、ギア部91と第１クラッチングラック部101
を通じてギア部材90と噛合している摺動部材100 も逆方
向に移動することが抑制される。このように引張コイル
スプリング119 によりギア部材90及び摺動部材100 に弾
性力が加えることによって、ディスクプレーヤーに振動
などの望ましくない外力により振動が発生しても、その
ギア部材90と摺動部材100 は振動が抑制される。

【００２０】前述したように回動部材110 が図１４に示
した状態から図１５に示した状態でプッシュ部材31によ
り押さえられる間に、プッシュ部材31とラック部材40間
に位置していた突起部114 はそのプッシュ部材31とラッ
ク部材40間のすきまから抜け出る。従って、前記第２ギ
ア70が更に回転される時光ピックアップ30は突起部114
に干渉されず、図１５に仮想線で示したようにターンテ
ーブル15に接近した位置に移動する。したがって、ディ
スクから情報を読取るために光ピックアップ30が摺動さ
れるべきの移動範囲が図15に実線で示した位置と仮想線
で示した位置の間にあるように設定しておけば、光ピッ
クアップ30がディスクから情報を読取るように摺動され
る間にはディスクトレー20や摺動部材100 が動かなくな
る。

【００２１】一方、摺動部材100 が図１０に示した位置
から図１５に示した位置まで移動する間に、移動部材15
0 も、前記摺動部材100 の第１連結ラック部109 とその
移動部材150 の第２連結ラック部159 に同時に噛合した
連結ギア170 とを通じて、摺動部材100 と同じ方向に移
動する。そして、摺動部材100 が図１２に示したような
位置から図１４に示したような位置に移動する間に摺動
部材100 の傾斜カム部105 の位置が変更される。従っ
て、図７に示したように、その傾斜カム部105 に第２ガ
イド部142 が結合し、デッキ10のガイドレール11に第１
ガイド部141 が結合しているチャック支持体140 は図１
６に示したように第１ガイド部141 がガイドレール11に
ガイドされながら下降する。下降するチャック支持体14
0 はハウジング１の内に挿入完了したディスクトレー20
のディスクサポーター22をトレー本体21に対して下降さ
せる。ディスクサポーター22が下降される途中で、その
ディスクサポーター22に置かれて支持されていたディス
ク５はターンテーブル15の上に置かれるようになり、前
記チャック支持体140 に支持されているチャック130に
より上面が押さえられることによってそのディスク５の
クランピングが完了する。

【００２２】クランピングされたディスク５はスピンド
ルモータ16によりターンテーブル15が回転する時そのタ
ーンテーブル15と共に回転する。このようにディスク５
が回転される間光ピックアップ30はディスク５の下方か
らディスク５の半径方向に沿って移動しながらそのディ
スク５から情報を読取る。図１６に示したように、クラ
ンピングされたディスク５を取り出すためにディスクト
レー20を取出そうとする場合には、駆動モータ50を逆方
向に回転させて、前記第１ギア60と第２ギア70とを前記
ディスクトレー20の挿入時とは反対方向に回転させれば
よい。このようにすると、第２ギア70によりラック部材
40が図１４に示したような位置に移動しながら突起部11
4 を押さえて回動部材110 を矢印R2の反対方向に回動さ
せ、これにより摺動部材100 は第２クラッチングラック
部10２を通じて第１ギア60と噛合する。回動部材110 が
図１５に示した状態から図１４に示した状態に回転され
る間、突起部114 はラック部材40とプッシュ部材31の間
に挟み込まれる。

【００２３】前記第１ギア60と噛合された摺動部材100
はその第１ギア60によりハウジング１の内側方向に移動
しながら回動部材110 を図１３に示したような位置に回
動させる。回動部材110 が図１４に示した状態から図１
３に示した状態に回動される間、その回動部材110 の突
起部114 は前記プッシュ部材31を押さえて、光ピックア
ップ30に結合したラック部材40を第２ギア70から分離さ
せる。その後、前記ディスクトレー20の挿入過程とは反
対の過程を経ってディスクトレー20が取出される。

【００２４】このように本発明によるディスクプレーヤ
ーにおいては、一つの駆動モータ50及びその駆動モータ
50の回転力をディスクトレー20及び光ピックアップ30に
選択的に伝達するクラッチユニットにより、ディスクト
レー20の挿入／取出と光ピックアップ30の移送が行なわ
れる。従って、本発明によるディスクプレーヤーは全体
的に単純な構成を有し、これによりコストが節減され、
軽量化及び小型化が可能である。

【００２５】以上、本発明による一実施例のディスクプ
レーヤーに対して説明したが、本発明によるディスクプ
レーヤーは必ずしも上述した構成を有する必要はなく、
本発明の目的や技術的な思想を逸脱しない範囲内で変形
できる。例えば、本実施例においては、ラック部材40が
プッシュ部材31を介在させて光ピックアップ30に結合す
ることによって光ピックアップ30とラック部材40とプッ
シュ部材31は相対固定されるとして説明したが、この固
定構造は例えば図１７に示したような形態になる場合も
ある。図１７は前述した実施例の説明のための図１５に
適する図である。図１７において図１５に示した部材や
部位と同じ参照符号を有する部材や部位はお互い同じで
あるので、その詳細な説明は省略する。図１７を参照す
るに、前記実施例におけるラック部材40（図１５参照）
と同じ機能を行なうラック部材40’は光ピックアップ30
に結合している。そして、前記実施例におけるプッシュ
部材31（図１５参照）と同じ機能を行なうプッシュ部材
31’はラック部材40’にそのラック部材40’の移動方向
と垂直の方向に所定間隔に摺動自在に設けられてスプリ
ング48によりラック部材40’のラック部側に前進するよ
うに弾性バイアスされる。

【００２６】このように構成すると、ディスクトレー20
を取出すために光ピックアップ30が図１７に示した状態
から矢印Ｃの反対方向に移動する時、実線で示したよう
な位置にあるべきアーム部113 が回動部材110 の振動や
寸法公差により仮想線で示したような位置にやや回転さ
れていても、そのアーム部113 の突起部114 は前記光ピ
ックアップ30の移動時にプッシュ部材31’を仮想線で示
したように押さえながらラック部材40’に接触できる。
突起部114 がラック部材40’に接触されると、プッシュ
部材31’はスプリング48の復原力により再び実線で示し
たように突出される。これにより突起部114 は前記実施
例と同じようにプッシュ部材31’とラック部材40’の間
に挟まれうる。

【００２７】本実施例のディスクプレーヤーは、ターン
テーブル15が位置固定され、チャック130 が下降してデ
ィスクをクランピングするようになっているが、本発明
は必ずこのような形態のディスククランピング構造を有
するディスクプレーヤーにだけ適用されるものではな
い。例えば、チャックがハウジングに対して固定され、
ターンテーブルがハウジング内で上昇することによって
ディスクをクランピングする構造を採用しても本発明に
従って一つの駆動モータによりディスクトレーと光ピッ
クアップの駆動を行なわせうる。

【００２８】

【発明の効果】以上、述べたように本発明によるディス
クプレーヤーにおいては、ディスクトレーの挿入／取出
移動とディスクから情報を読取るための光ピックアップ
の移送が一つの駆動モータ及びその駆動モータの回転力
をディスクトレー及び光ピックアップに選択的に伝達す
るクラッチユニットにより行なわれるようになっている
ので、全体的に単純な構成を有し、これによりコスト節
減が可能になるだけでなく軽量化及び小型化ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例によるディスクプレーヤーの
概略的な平面図である。

【図２】図１のII−II線による概略的な断面図である。

【図３】図１に示したハウジングの上部を切除してその
ハウジングの内部構造を示す概略的な平面図である。

【図４】図５に示した駆動モータからの動力を第１ギア
及び第２ギアに伝達するためのギアトレインを示す概略
的な断面図である。

【図５】図３に示したデッキの主要部位の概略的な分離
斜視図である。

【図６】図５のVI−VI線に沿う概略的な断面図である。

【図７】図５に示した摺動部材の部位を"Y" 方向から示
した概略的な側面図である。

【図８】図５に示した移動部材の部位を"Z" 方向から示
した概略的な側面図である。

【図９】図３に示した状態からディスクトレーがローデ
ィングされ、光ピックアップが移送される過程を順次に
示す概略的な平面図である。

【図１０】図３に示した状態からディスクトレーがロー
ディングされ、光ピックアップが移送される過程を順次
に示す概略的な平面図である。

【図１１】図３に示した状態からディスクトレーがロー
ディングされ、光ピックアップが移送される過程を順次
に示す概略的な平面図である。

【図１２】図３に示した状態からディスクトレーがロー
ディングされ、光ピックアップが移送される過程を順次
に示す概略的な平面図である。

【図１３】図３に示した状態からディスクトレーがロー
ディングされ、光ピックアップが移送される過程を順次
に示す概略的な平面図である。

【図１４】図３に示した状態からディスクトレーがロー
ディングされ、光ピックアップが移送される過程を順次
に示す概略的な平面図である。

【図１５】図３に示した状態からディスクトレーがロー
ディングされ、光ピックアップが移送される過程を順次
に示す概略的な平面図である。

【図１６】図７に示した状態からディスクのクランピン
グのためにチャックが下降された状態を示す概略的な内
側面図である。

【図１７】本発明の他の実施例によるディスクプレーヤ
ーの概略的な平面図である。

【符号の説明】

１ ハウジング 10 デッキ 11 ガイドレール 15 ターンテーブル 20 ディスクトレー 30 光ピックアップ 31 プッシュ部材 40 ラック部材 50 駆動モータ 60 第１ギア 70 第２ギア 90 ギア部材 91 ギア部 100 摺動部材 101 第１クラッチングラック部 102 第２クラッチングラック部 105 傾斜カム部 109 第１連結ラック部 110 回動部材 114 突起部 119 引張コイルスプリング 130 チャック 140 チャック支持体 141 第１ガイド部 142 第２ガイド部 150 移動部材 155 傾斜カム部 159 第２連結ラック部 170 連結ギア 211 第１ラック部 212 第２ラック部

Claims (8)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハウジングと、 前記ハウジングの内外にディスクを運搬するようにその
   ハウジングに挿入及び取出可能に設けられるディスクト
   レーと、 前記ハウジング内に回転可能に設けられてそのハウジン
   グ内に運搬されたディスクが置かれるターンテーブル
   と、 前記ハウジング内に摺動自在に設けられ、前記ターンテ
   ーブル上のディスクから情報を読取る光ピックアップ
   と、 前記ハウジング内に設けられる駆動モータと、 前記駆動モータから動力を伝達されて前記ディスクトレ
   ーを移動させるトレー駆動ユニットと、 前記駆動モータから動力を伝達されて前記光ピックアッ
   プを摺動させる光ピックアップ移送ユニットと、 前記駆動モータの動力を前記トレー駆動ユニットと光ピ
   ックアップ移送ユニットに選択的に伝達するためのクラ
   ッチユニットとを含むディスクプレーヤーにおいて、 前記トレー駆動ユニットは、前記ハウジング内に設けら
   れて前記駆動モータにより回転される第１ギアと、前記
   ディスクトレーにそのディスクトレーの移動方向に長く
   配置され、前記第１ギアと噛合及び結合解除可能な第１
   ラック部とを具備してなり、 前記光ピックアップ移送ユニットは、前記ハウジング内
   に設けられて前記駆動モータにより回転される第２ギア
   と、前記光ピックアップにその光ピックアップの摺動方
   向に長く配置され、前記第１ラック部が前記第１ギアと
   噛合された状態では前記第２ギアとの噛合が解除され、
   前記第１ラック部と第１ギアとの噛合が解除した状態で
   は前記第２ギアと噛合するラック部材とを具備してな
   り、 前記クラッチユニットは、 前記ハウジング内に第１回転位置と第２回転位置の間で
   回転可能に設けられ、前記ディスクトレーが取出されて
   いる時前記第１回転位置に位置され、その外周面の一部
   に形成されたギア部を有するギア部材と、 前記ディスクトレーに形成され、前記ディスクトレーが
   ハウジング内に挿入される途中で前記ギア部材のギア部
   と噛合されながらそのギア部材を前記第２回転位置側に
   回転させる第２ラック部と、 前記ハウジング内に往復移動可能に設けられ、第１クラ
   ッチングラック部と第２クラッチングラック部を有し、
   前記第１クラッチングラック部が前記第２回転位置側に
   回転されるギア部材のギア部に噛合されながら一方向に
   移動し、前記一方向への移動中に前記第２クラッチング
   ラック部が前記第１ギアに噛合されることによって前記
   駆動モータの動力を伝達されて前記一方向への移動が続
   き、その継続移動中に前記第１クラッチングラック部と
   前記ギア部材のギア部と前記第２ラック部を通じて前記
   ディスクトレーを前記ハウジング内に完全挿入させなが
   らそのディスクトレーの第１ラック部と前記第１ギアと
   の噛合を解除させる摺動部材と、 前記ハウジング内に回動可能に設けられ、前記ギア部材
   が前記第２回転位置側に回転される途中にそのギア部材
   のギア部と噛合されるギア部分を有し、前記ギア部分と
   前記第２回転位置側に回転されるギア部材のギア部との
   結合を通じて回動されながら前記光ピックアップが前記
   駆動モータにより摺動できるように前記ラック部材を一
   方向に押さえて前記第２ギアに噛合させる回動部材と、 光ピックアップの移動に連動するように設けられ、前記
   ラック部材を押さえている回動部材を前記ラック部材を
   押さえる方向に所定角度更に回転させることによって、
   前記ギア部材を前記第２回転位置に位置させ、前記摺動
   部材を移動させて前記第２クラッチングラック部と前記
   第１ギアとの噛合を解除させるプッシュ部材とを具備し
   てなることを特徴とするディスクプレーヤー 。
2. 【請求項２】 前記ギア部材が前記第１回転位置に位置
   した状態で前記第２回転位置に回転されることを抑制す
   るように弾性力を提供する手段を更に具備することを特
   徴とする請求項１に記載のディスクプレーヤー。
3. 【請求項３】 前記一方向に移動した状態で摺動部材が
   他方向に移動することを抑制するために、その摺動部材
   に弾性力を提供する手段を更に具備することを特徴とす
   る請求項１に記載のディスクプレーヤー。
4. 【請求項４】 ハウジングと、 前記ハウジングの内外にディスクを運搬するようにその
   ハウジングに挿入及び取出可能に設けられるディスクト
   レーと、 前記ハウジング内に回転可能に設けられてそのハウジン
   グ内に運搬されたディスクが置かれるターンテーブル
   と、 前記ターンテーブルに置かれたディスクをそのターンテ
   ーブルと共にクランピングするようにターンテーブルに
   対して接近及び離隔可能に設けられるチャックと、 前記ハウジング内に摺動自在に設けられ、前記ターンテ
   ーブル上のディスクから情報を読取る光ピックアップ
   と、 前記ハウジング内に設けられる駆動モータと、 前記駆動モータから動力を伝達されて前記ディスクトレ
   ーを移動させるトレー駆動ユニットと、 前記駆動モータから動力を伝達されて前記光ピックアッ
   プを摺動させる光ピックアップ移送ユニットと、 前記駆動モータの動力を前記トレー駆動ユニットと光ピ
   ックアップ移送ユニットに選択的に伝達するためのクラ
   ッチユニットと、 前記クラッチユニットの作動に連動して前記チャックを
   移動させるためのチャック移動ユニットとを含むディス
   クプレーヤーにおいて、 前記トレー駆動ユニットは、前記ハウジング内に設けら
   れて前記駆動モータにより回転される第１ギアと、前記
   ディスクトレーにそのディスクトレーの移動方向に長く
   配置され、前記第１ギアと噛合及び結合解除可能な第１
   ラック部とを具備し、 前記光ピックアップ移送ユニットは、前記ハウジング内
   に設けられて前記駆動モータにより回転される第２ギア
   と、前記光ピックアップにその光ピックアップの摺動方
   向に長く配置され、前記第１ラック部が前記第１ギアと
   噛合された状態では前記第２ギアとの噛合が解除され、
   前記第１ラック部と第１ギアとの噛合が解除した状態で
   は前記第２ギアと噛合するラック部材とを具備し、 前記クラッチユニットは、 前記ハウジング内に第１回転位置と第２回転位置の間で
   回転可能に設けられ、 前記ディスクトレーが取出されて
   いる時前記第１回転位置に位置され、その外周面の一部
   に形成されたギア部を有するギア部材と、 前記ディスクトレーに形成され、前記ディスクトレーが
   ハウジング内に挿入される途中で前記ギア部材のギア部
   と噛合されながらそのギア部材を前記第２回転位置側に
   回転させる第２ラック部と、 前記ハウジング内に往復移動可能に設けられ、第１クラ
   ッチングラック部と第２クラッチングラック部を有し、
   前記第１クラッチングラック部が前記第２回転位置側に
   回転されるギア部材のギア部に噛合されながら一方向に
   移動し、前記一方向への移動中に前記第２クラッチング
   ラック部が前記第１ギアに噛合されることによって前記
   駆動モータの動力を伝達されて前記一方向への移動が続
   き、その継続移動中に前記第１クラッチングラック部と
   前記ギア部材のギア部と前記第２ラック部を通じて前記
   ディスクトレーを前記ハウジング内に完全挿入させなが
   らそのディスクトレーの第１ラック部と前記第１ギアと
   の噛合を解除させる摺動部材と、 前記ハウジング内に回動可能に設けられ、前記ギア部材
   が前記第２回転位置側に回転される途中にそのギア部材
   のギア部と噛合されるギア部分を有し、前記ギア部分と
   前記第２回転位置側に回転されるギア部材のギア部との
   結合を通じて回動されながら前記光ピックアップが前記
   駆動モータにより摺動できるように前記ラック部材を一
   方向に押さえて前記第２ギアに噛合させる回動部材と、 前記光ピックアップの移動に連動するように設けられ、
   前記ラック部材を押さえている前記回動部材を前記ラッ
   ク部材を押さえる方向に所定角度を更に回転させること
   によって、前記ギア部材を前記第２回転位置に位置さ
   せ、前記摺動部材を移動させて前記第２クラッチングラ
   ック部と前記第１ギアとの噛合を解除させるプッシュ部
   材とを具備してなることを特徴とするディスクプレーヤ
   ー 。
5. 【請求項５】 前記チャック移動ユニットは、 前記ハウジング内に前記ターンテーブルの回転中心線と
   並んだ方向に設けられた一対のガイドレールと、 前記摺動部材に前記ターンテーブルの回転中心線に対し
   て傾いて形成された傾斜カム部と、 前記ハウジング内に前記摺動部材の移動方向を追って往
   復移動可能に設けられ、前記ターンテーブルの回転中心
   線に対して傾いてなった傾斜カム部を有する移動部材
   と、 前記摺動部材の移動に連動して前記移動部材を移動させ
   る移動部材駆動ユニットと、 前記チャックを支持し、前記摺動部材の往復移動時に前
   記チャックが前記ガイドレールに案内されて前記ターン
   テーブルに対して接近及び離隔されるように前記各ガイ
   ドレールに結びつく第１ガイド部と各々前記摺動部材の
   傾斜カム部及び移動部材の傾斜カム部に結びつく第２ガ
   イド部を有するチャック支持体とを含むことを特徴とす
   る請求項４に記載のディスクプレーヤー。
6. 【請求項６】 前記移動部材の駆動ユニットは、 前記摺動部材に形成された第１連結ラック部と、 前記移動部材に前記第１連結ラック部と並んで配置され
   た第２連結ラック部と、 前記ハウジング内に回転可能に設けられて前記第１連結
   ラック部及び第２連結ラック部と同時に噛合する連結ギ
   アとを含むことを特徴とする請求項５に記載のディスク
   プレーヤー。
7. 【請求項７】 前記ギア部材が前記第１回転位置に位置
   した状態で前記第２回転位置に回転することを抑制する
   ように弾性力を提供する手段を更に具備することを特徴
   とする請求項４に記載のディスクプレーヤー。
8. 【請求項８】 前記一方向に移動した状態で摺動部材が
   他方向に移動することを抑制するためにその摺動部材に
   弾性力を提供する手段を更に具備することを特徴とする
   請求項４に記載のディスクプレーヤー。