JP2916064B2 - プレス方法及び装置 - Google Patents

プレス方法及び装置

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JP2916064B2
JP2916064B2 JP10427393A JP10427393A JP2916064B2 JP 2916064 B2 JP2916064 B2 JP 2916064B2 JP 10427393 A JP10427393 A JP 10427393A JP 10427393 A JP10427393 A JP 10427393A JP 2916064 B2 JP2916064 B2 JP 2916064B2
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泰博 長田
正行 貴志
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達宏 今本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス方法及び装置に
関し、特に、ワーク受台及び廃材取出機をスライドプレ
ートと共に連動して上下動させることにより、プレス加
工時のワークの折損及び曲りを防止するための新規な改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のプレス方
法及び装置としては、一般に、図2で示す、例えば、実
開昭56−165530号公報及び特開昭62−292
227号公報に開示された構成が採用されていた。すな
わち、図2において符号1で示されるものはプレスボル
スター2上に固定された下金型であり、この下金型1の
図中左側位置には、第1ばね3、第1基部4及び軸受5
により上下動自在に構成されたワーク受台6が矢印Aの
方向に沿って上下動自在に設けられている。
【0003】また、この下金型1の図中右側位置には、
第2ばね7を介して第2基部8に廃材取出機9が矢印A
の方向に沿って上下動自在に設けられており、この廃材
取出機9には、プレス加工後のワークからなる廃材10
をクランプするための廃材クランプ11が設けられてい
る。
【0004】前記ワーク受台6の上方位置には、フープ
材からなるワーク12をチャッキングするためのロボッ
トハンド13が配設されており、このワーク12はこの
ロボットハンド13の吸着部13aにより吸着してチャ
ッキングされると共に、プレス加工動作に同期してワー
ク12を間欠送りするように構成されている。
【0005】前記下金型1に設けられた複数のガイドポ
スト14は、上金型15をこの下金型1と当接可能にガ
イドするよう配設されており、この下金型1上には前記
ワーク12をガイドするための基準ピン17が配設され
ている。
【0006】次に動作について述べる。まず、ワーク受
台6上にロボットハンド13によって搬送されたワーク
12は、スライドプレート16上に基準ピン17に案内
されて載置される。この状態で、上金型15が図示しな
い手段により降下することにより上金型15と下金型1
によりワーク12が挟まれて、ワーク12のプレス加工
が行われる。このプレス加工後、ロボットハンド13が
次の送り動作によりワーク12をチャッキングして送る
ため、プレス加工後のワーク12は、廃材10として廃
材取出機9の廃材クランプ11によりクランプされて図
示しない場所に送られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のプレス方法及び
装置は、以上のように構成されていたため、次のような
課題が存在していた。すなわち、プレス加工時に下金型
のスライドプレートが沈み込むため、このスライドプレ
ートと共にワークが沈むことになり、スライドプレート
とワーク受台及び廃材取出機との水平位置が揃わなくな
って段差が生じることになり、プレス加工後の製品ある
いは製品打抜き後の枠状のワークからなる廃材に対して
折損あるいは曲りが生じていた。このようなことになる
と、製品の場合は不良品となると共に、廃材の場合は折
損及び曲りにより廃材クランプにクランプされにくく、
また、図示しない後工程の廃材コンベア上で引っかかり
易くなることがあり、廃材取出作業がスムーズに行かな
くなって、プレス加工自体も停止せざるを得ない状態と
なっていた。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、スライドプレートをワーク
受台及び廃材取出機をスライドプレートと共に連動して
上下動させることにより、プレス加工時のワークの折損
及び曲りを防止するようにしたプレス方法及び装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるプレス方法
は、ワークを送る工程において、下金型の前に設置され
たワーク受台と、前記下金型の上方に位置するスライド
プレートとで長尺ワークを支持し、前記長尺ワークを一
定ピッチで順送りしてプレス打抜き加工すると共に前記
プレス加工後のワークの打抜廃材を廃材取出機にて取出
すようにしたプレス方法において、前記プレス加工時に
前記ワーク受台及び廃材取出機をスライドプレートと共
に上下動させる方法である。
【0010】本発明によるプレス装置は、上下動自在な
ワーク受台と下金型の上方に位置するスライドプレート
上に長尺ワークを載置し、前記下金型に当接する上金型
により前記長尺ワークをプレス加工すると共に、前記プ
レス加工後の前記長尺ワークを上下動自在な廃材取出機
にて取出すようにしたプレス装置において、前記ワーク
受台及び前記廃材取出機が、前記スライドプレートを介
して保持されているようにした構成である。
【0011】さらに詳細には、前記ワーク受台に一体状
に設けられたブラケットと、前記廃材取出機に一体状に
設けられたガイド部とを備え、前記ブラケット及びガイ
ド部が前記スライドプレートの下に保持されている構成
である。
【0012】
【作用】本発明によるプレス方法及び装置においては、
ワーク受台と廃材取出機がスライドプレートにより保持
されているため、プレス加工時において、スライドプレ
ートの沈み込みと連動してワーク受台及び廃材取出機も
共に沈み込むため、プレス加工時においてもワーク受
台、スライドプレート及び廃材取出機は常に同一水平位
置となり、ワークの折損や曲りを避けることができる。
そのため、製品や廃材の歩留まりを100%とすること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるプレス方法及
び装置の好適な実施例について詳細に説明する。なお、
従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて
説明する。図1において符号1で示されるものはプレス
ボルスター2上に固定された下金型であり、この下金型
1の図中左側位置には、第1ばね3、第1基部4及び軸
受5により上下動自在に構成されたワーク受台6が矢印
Aの方向に沿って上下動自在に設けられている。
【0014】また、この下金型1の図中右側位置には、
第2ばね7を介して第2基部8に廃材取出機9が矢印A
の方向に沿って上下動自在に設けられており、この廃材
取出機9には、プレス加工後のフープ材のワーク12か
らなる枠状の連続した廃材10をクランプするための廃
材クランプ11が設けられている。
【0015】前記ワーク受台6の上方位置には、前記ワ
ーク12をチャッキングするためのロボットハンド13
が配設されており、このワーク12はこのロボットハン
ド13の吸着部13aにより吸着してチャッキングされ
ると共に、プレス加工動作に同期してワーク12を間欠
送りするように構成されている。
【0016】前記下金型1に設けられた複数のガイドポ
スト14は、上金型15をこの下金型1と当接可能にガ
イドするよう配設されており、この下金型1上には前記
ワーク12をガイドするための基準ピン17が配設され
ている。
【0017】スライドプレート16は、従来構成よりも
その幅を大きくすると共に、その一端部16aは、前記
ワーク受台6に一体状に接続して設けられたほぼL字型
のブラケット20の段部20a上に載置して保持され、
その他端部16bは前記廃材取出機9に一体状に形成さ
れた段状のガイド部9a上に載置して保持されている。
従って、このスライドプレート16の上面16cは、前
記ワーク受台6の上面6a及び廃材取出機9のガイド材
9bの上面9bAとほぼ面一状態に構成され、これらの
ワーク受台6、スライドプレート16及び廃材取出機9
は同時に上下動できるように構成されている。
【0018】次に動作について述べる。まず、ワーク受
台6上にロボットハンド13によって搬送されたワーク
12は、スライドプレート16上に基準ピン17に案内
されて載置される。この状態で、上金型15が図示しな
い手段により降下することにより上金型15と下金型1
によりワーク12が挟まれて、ワーク12のプレス加工
が行われる。この場合、下金型1のスライドプレート1
6は、上金型15に押圧されて沈下するが、このスライ
ドプレート16に押されてワーク受台6及び廃材取出機
9も同時に沈下するため、各上面6a,16c及び9b
Aは常に水平を保つことができ、ワーク12も折れ曲が
り等のない水平状態でプレス加工される。このプレス加
工後、ロボットハンド13が次の送り動作によりワーク
12をチャッキングして送るため、プレス加工後のワー
ク12は、廃材10として廃材取出機9の廃材クランプ
11により確実にクランプされて図示しない場所に送ら
れる。同時に、プレス加工されてワーク12から打ち抜
かれた製品(図示せず)も折損や曲がりのない100%
歩留まりを得ることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によるプレス方法及び装置は、以
上のように構成されているため、次のような効果を得る
ことができる。すなわち、スライドプレートの幅を従来
よりも大きくし、ワーク受台と廃材取出機をスライドプ
レートの下に保持しているため、プレス加工時において
も受け台、スライドプレート及び廃材取出機の各上面が
段差のない水平面を保ち、ワークが水平状を保つことが
できる。製品及び廃材の折損や曲りを防止し、製品の歩
留まり及び廃材の確実な送り出しを確実に行うことがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプレス方法に適用した装置を示す
断面図である。
【図2】従来のプレス方法に適用した装置を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 下金型 6 ワーク受台 9 廃材取出機 9a ガイド部 12 ワーク 15 上金型 16 スライドプレート 20 ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今本 達宏 神奈川県横浜市金沢区福浦2丁目2番1 号 株式会社日本製鋼所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21D 43/00 B21D 43/05

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを送る工程において、下金型(1)
    の前に設置されたワーク受台(6)と、前記下金型(1)の上
    方に位置するスライドプレート(16)とで長尺ワーク(12)
    を支持し、前記長尺ワーク(12)を一定ピッチで順送りし
    てプレス打抜き加工すると共に前記プレス加工後のワー
    ク(12)の打抜廃材を廃材取出機(9)にて取出すようにし
    たプレス方法において、前記プレス加工時に前記ワーク
    受台(6)及び廃材取出機(9)を前記スライドプレート(16)
    と共に上下動させることを特徴とするプレス方法。
  2. 【請求項2】 上下動自在なワーク受台(6)と下金型(1)
    の上方に位置するスライドプレート(16)上に長尺ワーク
    (12)を載置し、前記下金型(1)に当接する上金型(15)に
    より前記長尺ワーク(12)をプレス加工すると共に、前記
    プレス加工後の前記長尺ワーク(12)の廃材を上下動自在
    な廃材取出機(9)にて取出すようにしたプレス装置にお
    いて、前記ワーク受台(6)及び前記廃材取出機(9)が、前
    記スライドプレート(16)を介して保持されている構成と
    したことを特徴とするプレス装置。
  3. 【請求項3】 前記ワーク受台(6)に一体状に設けられ
    たブラケット(20)と、前記廃材取出機(9)に一体状に設
    けられたガイド部(9a)とを備え、前記ブラケット(20)及
    びガイド部(9a)が前記スライドプレート(16)の下に保持
    されていることを特徴とする請求項2記載のプレス装
    置。
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