JP2914539B2 - 大規模rc構造物における鉄骨ビームの組付工法 - Google Patents
大規模rc構造物における鉄骨ビームの組付工法Info
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- JP2914539B2 JP2914539B2 JP35487991A JP35487991A JP2914539B2 JP 2914539 B2 JP2914539 B2 JP 2914539B2 JP 35487991 A JP35487991 A JP 35487991A JP 35487991 A JP35487991 A JP 35487991A JP 2914539 B2 JP2914539 B2 JP 2914539B2
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- steel beam
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- steel
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所のような
大規模RC構造物の水平部材(床,梁)支保工として使
用されると共に配管等の取付基盤として存置される鉄骨
ビームの組付工法に関する。
大規模RC構造物の水平部材(床,梁)支保工として使
用されると共に配管等の取付基盤として存置される鉄骨
ビームの組付工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大規模RC構造物の水平部材支保
工として使用されると共に配管等の取付基盤として躯体
に存置される鉄骨ビームの組付けは、図3,4に示す要
領にてとり行なわれている。すなわち、1次コンクリー
ト打設8によって構築された壁1の上に組立された壁,
梁の型枠2,3と共に床捨型枠として本設のデッキプレ
ート4も敷設され、このデッキプレート4を受止する態
様で鉄骨ビーム5も配置される。当該鉄骨ビーム5は本
設であって、図示省略するもビーム上端面に植立のスタ
ッドジベルがデッキプレート4に設けられた間隙部より
2次コンクリート打設6内に突き出ており、当該2次コ
ンクリート打設6の強度発現期間(約1ケ月)をもって
躯体に一体化されるものである。そして、この鉄骨ビー
ム5は大型であるので、高強度支保工(通称重量支保
工)7,7によって支持されている。
工として使用されると共に配管等の取付基盤として躯体
に存置される鉄骨ビームの組付けは、図3,4に示す要
領にてとり行なわれている。すなわち、1次コンクリー
ト打設8によって構築された壁1の上に組立された壁,
梁の型枠2,3と共に床捨型枠として本設のデッキプレ
ート4も敷設され、このデッキプレート4を受止する態
様で鉄骨ビーム5も配置される。当該鉄骨ビーム5は本
設であって、図示省略するもビーム上端面に植立のスタ
ッドジベルがデッキプレート4に設けられた間隙部より
2次コンクリート打設6内に突き出ており、当該2次コ
ンクリート打設6の強度発現期間(約1ケ月)をもって
躯体に一体化されるものである。そして、この鉄骨ビー
ム5は大型であるので、高強度支保工(通称重量支保
工)7,7によって支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の組付け工法にあ
っては、高強度支保工7は、重量物であるため、その設
置及び解体作業に大変な労力と時間を要すること、2次
コンクリートの強度発現期間を待たねば高強度支保工7
の解体ができないため、スラブ下の作業を早期に進める
ことができないこと等の不都合な問題点があった。本発
明は、高強度支保工7を不要とし、この設置及び解体作
業の省略により、工期短縮化が期し得る工法を提供する
ことを目的としている。
っては、高強度支保工7は、重量物であるため、その設
置及び解体作業に大変な労力と時間を要すること、2次
コンクリートの強度発現期間を待たねば高強度支保工7
の解体ができないため、スラブ下の作業を早期に進める
ことができないこと等の不都合な問題点があった。本発
明は、高強度支保工7を不要とし、この設置及び解体作
業の省略により、工期短縮化が期し得る工法を提供する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の工法にあっては、1次コンクリート打設の
天端より鉄骨ビーム支持用の内蔵鉄骨柱を立ち上げ、こ
れに延長された鉄骨ビームを支持させて端部を梁,壁の
躯体内に内蔵させるとしたものである。
に、本発明の工法にあっては、1次コンクリート打設の
天端より鉄骨ビーム支持用の内蔵鉄骨柱を立ち上げ、こ
れに延長された鉄骨ビームを支持させて端部を梁,壁の
躯体内に内蔵させるとしたものである。
【0005】
【作用】上記のようにして組付けされた鉄骨ビームは、
高強度支保工無しで支持されるため、その設置,解体作
業が不要となる分だけの工期短縮,安全性の向上,コス
トの低減となると共に作業の障害となる高強度支保工の
不存在は作業スペースの確保となり、現場全体における
工期の短縮につながる。
高強度支保工無しで支持されるため、その設置,解体作
業が不要となる分だけの工期短縮,安全性の向上,コス
トの低減となると共に作業の障害となる高強度支保工の
不存在は作業スペースの確保となり、現場全体における
工期の短縮につながる。
【0006】
【実施例】実施例について図を参照して説明すると、図
1,2において、1次コンクリート打設8によって構築
された壁1の天端より内蔵鉄骨柱9を立ち上げる。当該
柱9は鉄骨ビーム支持用の柱である。したがって柱9,
9間に架設される本発明における鉄骨ビーム5′は延長
したものとなる。つまり、鉄骨ビーム5′はその端部を
躯体内蔵型とする。しかして、高強度支保工無しでもっ
て鉄骨ビームの躯体への組付けが可能となる。
1,2において、1次コンクリート打設8によって構築
された壁1の天端より内蔵鉄骨柱9を立ち上げる。当該
柱9は鉄骨ビーム支持用の柱である。したがって柱9,
9間に架設される本発明における鉄骨ビーム5′は延長
したものとなる。つまり、鉄骨ビーム5′はその端部を
躯体内蔵型とする。しかして、高強度支保工無しでもっ
て鉄骨ビームの躯体への組付けが可能となる。
【0007】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。 (1)鉄骨ビームを受けるための高強度支保工(通称特
殊支保工)の設置及び解体作業が省略される。 (2)同作業の省略により、工期が短縮,安全性が向
上,コストが低減する。 (3)2次コンクリート強度確保のための高強度支保工
存置期間が省略されるため、工期が大巾に短縮できる。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。 (1)鉄骨ビームを受けるための高強度支保工(通称特
殊支保工)の設置及び解体作業が省略される。 (2)同作業の省略により、工期が短縮,安全性が向
上,コストが低減する。 (3)2次コンクリート強度確保のための高強度支保工
存置期間が省略されるため、工期が大巾に短縮できる。
【図1】本発明の工法の説明図である。
【図2】図1の要部詳示図である。
【図3】従来の工法の説明図である。
【図4】図3の要部詳示図である。
1 壁 2 壁 3 梁 4 デッキプレート 5,5’鉄骨ビーム 6 2次コンクリート打設 7 高強度支保工 8 1次コンクリート打設 9 内蔵鉄骨柱
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/14 E04B 1/16
Claims (1)
- 【請求項1】 1次コンクリート打設の天端より鉄骨ビ
ーム支持用の内蔵鉄骨柱を立ち上げ、これに延長された
鉄骨ビームを支持させて端部を梁,壁の躯体内に内蔵さ
せるとしたことを特徴とする大規模RC構造物における
鉄骨ビームの組付工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35487991A JP2914539B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 大規模rc構造物における鉄骨ビームの組付工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35487991A JP2914539B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 大規模rc構造物における鉄骨ビームの組付工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05171813A JPH05171813A (ja) | 1993-07-09 |
JP2914539B2 true JP2914539B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=18440525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35487991A Expired - Fee Related JP2914539B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 大規模rc構造物における鉄骨ビームの組付工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2914539B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP35487991A patent/JP2914539B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05171813A (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |