JP2913943B2 - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

Info

Publication number
JP2913943B2
JP2913943B2 JP3266345A JP26634591A JP2913943B2 JP 2913943 B2 JP2913943 B2 JP 2913943B2 JP 3266345 A JP3266345 A JP 3266345A JP 26634591 A JP26634591 A JP 26634591A JP 2913943 B2 JP2913943 B2 JP 2913943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulation
printing
data
mode
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3266345A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05104827A (ja
Inventor
勝央 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP3266345A priority Critical patent/JP2913943B2/ja
Publication of JPH05104827A publication Critical patent/JPH05104827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2913943B2 publication Critical patent/JP2913943B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホスト装置等のプリント
情報源から送られてきたデータの印字を行わせるための
プリンタ制御装置に係わり、詳細には装置がエミュレー
ションの選択を行う所定の場合に扱者に注意を喚起させ
ることができるようにしたプリンタ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、プリント情報源の一例としての
ホストコンピュータとプリンタ装置との一般的な接続関
係を表わしたものである。ホストコンピュータ11とプ
リンタ装置12とは通信ケーブル13によって接続さ
れ、この通信ケーブル13を介して画像データや各種の
制御コードが伝送されるようになっている。プリンタ装
置12内にはプリンタ制御装置(コントローラ)14と
印字機構としての印字部15とが配置されている。プリ
ンタ制御装置14は、印字のためのイメージの展開処理
を行ったり印字部15の印字制御を行うようになってい
る。
【0003】このようなプリントシステムで、ホストコ
ンピュータ11とプリンタ装置12が同一年代に製造さ
れた同一メーカの製品で両者がセットで販売されている
ようなものであれば、ホストコンピュータ11から供給
される画像データをプリンタ装置12が印字する際に特
に問題が生じることはない。
【0004】ところが、現実にはホストコンピュータ1
1とプリンタ装置12の製造メーカが同一ではなかった
り、同一メーカの製造に係わるものでも製造された年代
が異なるような場合が多い。このような場合でもホスト
コンピュータ11側が送出した制御コードをプリンタ装
置のプリンタ制御装置14が正しく解読して印字作業を
行う必要がある。
【0005】そこで従来からコントローラ内に複数のエ
ミュレーションと、これらの切換スイッチを配置したプ
リンタ装置が存在している。このようなプリンタ装置で
は、接続先のホストコンピュータの種類によってスイッ
チを切り換えて適切なエミュレーションを選択するよう
になっている。
【0006】ところがこのようにスイッチでエミュレー
ションの切り換えを行うプリンタ装置では、ホストコン
ピュータが変更されるたびにスイッチ操作が必要であ
り、煩わしいばかりでなくスイッチの操作を間違えると
プリンタ装置が誤動作を行ったり印字を全く行うことが
できないといった問題があった。
【0007】このような問題点を解決するためにエミュ
レーションの切り換えを自動化したプリンタ装置が提案
されている。このうち特開平1−180621号公報で
は、それぞれのエミュレーションに対応した制御コード
テーブルを用意しておき、データバッファに記憶した制
御コードについてそれぞれの制御コードテーブルを検索
するようにする。そして、未定義の制御コードの数を制
御コードテーブルごとに計数して、この数に基づいて制
御コードテーブルの選択を行うようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの提案で
は、ホスト装置等のプリント情報源から送られてきた印
字用のデータに対応するエミュレーションがプリンタ制
御装置自体に必ず備わっていることをその大前提として
いる。しかしながら、そのプリンタ制御装置に備わって
いないプリンタ制御言語を使用して印字用のデータが送
られてくることは可能性として大いにあることである。
このような場合に、未定義の制御コードの数だけを比較
して相対的にもっとも適切なエミュレーションを決定し
ても、その決定は無意味となる。
【0009】このような問題点を解決するためには、現
存するありとあらゆるエミュレーションについてのプロ
グラム(エミュレーションプログラム)と、それらの制
御コードテーブルをプリンタ制御装置側に用意すればよ
い。ところが、これではエミュレーションプログラムを
格納するメモリ領域としてかなりのメモリ容量を要求す
ることになり、実現が事実上不可能である。
【0010】そこで本発明の目的は、装置内で最終的に
選択されたエミュレーション以外にもっと適切なエミュ
レーションが存在する可能性がある場合には、その旨の
警告表示を行うことができるようにしたプリンタ制御装
置を提供することにある。ここで警告表示とは、視覚、
聴覚等の五感のいずれかに訴えて注意を喚起するような
ものをいう。
【0011】本発明の他の目的は、装置内に用意されて
いないエミュレーションプログラムが最適と判定された
場合に、そのエミュレーションプログラムの収容された
記憶媒体の所在を明らかにすることのできるプリンタ制
御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)ホスト装置等のプリンタ情報源から送られて
きた印字用のデータを処理するためのエミュレーション
プログラムを格納した格納部と、(ロ)この格納部に格
納されていないエミュレーションプログラムの適否を判
定するためのデータを格納した判定用テーブルと、
(ハ)この判定用テーブルを用いた判定結果から印字用
のデータが格納部に格納されていないエミュレーション
プログラムに適合するとされたときに格納部に格納され
ているエミュレーションプログラムを用いてその中の最
も適切なものを選択して印字用のデータについて印字を
実行する第1のモードと、印字を実行しない第2のモー
ドとの2つのモードのいずれか1つを選択するモード選
択手段と、(ニ)このモード選択手段によって第2のモ
ードが選択され、かつ判定用テーブルを用いた判定結果
から印字用のデータが格納部に格納されていないエミュ
レーションプログラムに適合するとされたとき警告表示
を行う警告表示手段とをプリンタ制御装置に具備させ
る。
【0013】すなわち請求項1記載の発明では、エミュ
レーションプログラムの適否を判定するための判定用テ
ーブルを、プリンタ制御装置に備えられているエミュレ
ーションプログラムよりも多く用意しているような通常
想定される場合のために、判定用テーブルを用いた判定
結果から印字用のデータが格納部に格納されていないエ
ミュレーションプログラムに適合するとされたときに格
納部に格納されているエミュレーションプログラムを用
いてその中の最も適切なものを選択して印字用のデータ
について印字を実行する第1のモードと、印字を実行し
ない第2のモードとの2つのモードのいずれか1つを選
択するモード選択手段を用意している。そして、モード
選択手段によって第2のモードが選択され、かつ判定用
テーブルを用いた判定結果から印字用のデータが格納部
に格納されていないエミュレーションプログラムに適合
するとされたときには、警告表示手段によって警告表示
を行うことにしている。
【0014】請求項2記載の発明では、ホスト装置等の
プリンタ情報源から送られてくる印字用のデータを処理
するためのエミュレーションプログラムを格納した記憶
媒体を着脱自在に保持する記憶媒体保持手段と、この記
憶媒体保持手段に保持されているエミュレーションプロ
グラムを含む複数のエミュレーションプログラムの中か
ら印字用のデータを処理するための最適のエミュレーシ
ョンプログラムを選択する選択手段と、複数のエミュレ
ーションプログラムについてそれらの格納されている記
憶媒体の所在を示す所在テーブルと、選択手段によって
記憶媒体保持手段に保持されていないエミュレーション
プログラムが選択されたとき、所在テーブルを用いてそ
のエミュレーションプログラムの格納された記憶媒体の
所在を表示する所在表示手段とをプリンタ制御装置に具
備させる。
【0015】すなわち請求項2記載の発明では、エミュ
レーションプログラムを格納した記憶媒体を装置本体に
着脱自在とさせておき、現在装着されていない記憶媒体
に収容されているエミュレーションプログラムが最適で
あると判定された場合には、そのエミュレーションプロ
グラムの収容されている記憶媒体を表示することにし
て、これを装置本体に装着できるようにしたものであ
る。
【0016】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例におけるプリンタ
制御装置の回路構成の概要を表わしたものである。プリ
ンタ制御装置21は、通信ケーブル22を介してワーク
ステーション等からなる複数のホストコンピュータ23
1 〜23N と接続されており、印字用のデータの供給を
受けるようになっている。また、プリンタ制御装置21
は、作成された印字データを用いて印字を行うためのプ
リンタエンジン24を接続している。プリンタエンジン
24は、レーザプリンタとしての基本的な構成部分から
構成されている。そして、受信した印字データを用いて
レーザビームを変調し、図示しない感光ドラムにこれを
露光走査して静電潜像の形成を行わせる。静電潜像は図
示しない現像装置で現像されトナー像が作成される。こ
のトナー像は図示しない印字用紙に転写され定着されて
印字済みの用紙として図示しないトレイに排出されるこ
とになる。
【0018】プリンタ制御装置21は各種制御の中枢と
なるCPU31を備えている。CPU31はデータバス
等のバス32を介してROM33、RAM34、不揮発
性メモリ(NVM)35、ネットワークインタフェース
(I/F)部36、パネル制御部37、カートリッジ制
御部38および出力インターフェース部39と接続され
ている。
【0019】ここでROM(リード・オンリ・メモリ)
33には、このプリンタ制御装置21の各種制御を行う
ためのプログラムと、一般に多用される複数のエミュレ
ーションプログラムが格納されている。RAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)34は、CPU31が各種制御
を実行する上での一時的に必要とするデータを格納する
作業用メモリとしての役割を持っている他、イメージデ
ータを展開するためのページメモリや受信した印字用の
データを格納する受信バッファとしての役割も備えてい
る。ここで、イメージデータは印字のためにプリンタエ
ンジン24に送られるデータである。
【0020】次に、本実施例で使用される不揮発性メモ
リ35は、書き換えが可能な不揮発性メモリであり、こ
こには各種のエミュレーションプログラムにそれぞれ対
応して設けられ、エミュレーションの判別を行うための
エミュレーションチェックテーブルと、エミュレーショ
ンプログラムの所在等を表わしたエミュレーションID
リストとが格納されている。エミュレーションチェック
テーブルは、それぞれのエミュレーションごとに文字コ
ードとそれらに対応する制御コードを一覧表として表わ
したものである。エミュレーションIDリストについて
は後に説明する。不揮発性メモリ35は、揮発性ではな
いので電源を切ってもその内容が保存されるようにな
っている。書き換えが可能な不揮発性メモリとしては、
フラッシュ電気的消去ROM(Flash E2 PROM)や
電気的消去ROM(E2 PROM)あるいはハードディ
スク記憶装置が代表的である。本実施例ではフラッシュ
電気的消去ROMを不揮発性メモリとして使用してい
る。電池によってバックアップされたRAMも、場合に
より不揮発性メモリとして使用することができる。
【0021】ネットワークインタフェース部36は、ネ
ットワークとの通信上のインタフェースをとるために用
意されたものである。ネットワークインタフェース部3
6は、ホストコンピュータ231 、……23N から送ら
れてきたデータを通信ケーブル22を通して取り込み、
CPU31が処理できる状態にするようになっている。
このネットワークインタフェース部36には図示しない
がFIFO(ファースト・イン・ファースト・アウト)
メモリが配置されており、データの転送速度の差を吸収
するようになっている。パネル制御部37はコントロー
ルパネル41を接続しており、各種キーと液晶ディスプ
レイに対するデータの入出力制御を行うようになってい
る。カートリッジ制御部38には必要に応じてエミュレ
ーションカートリッジ42が着脱自在に取りつけられる
ようになっている。エミュレーションカートリッジ42
は、ROM33に格納された複数のエミュレーションプ
ログラムに追加する形で使用されるエミュレーションプ
ログラムを格納したメモリである。エミュレーションカ
ートリッジ42は、幾つかの種類に分かれており、使用
するホストコンピュータ231 、……23N 等のプリン
ト情報源に対応させて最適と思われるものを選択してプ
リンタ制御装置21に装着できるようになっている。
【0022】図2は、本実施例で用いられるエミュレー
ションIDリストの内容を表わしたものである。このエ
ミュレーションIDリスト51には、各エミュレーショ
ンごとにそれらが収容されたエミュレーションカートリ
ッジ42の番号と、それぞれのエミュレーションのカテ
ゴリおよびエミュレーションプログラムのバージョンが
記入されている。エミュレーションカートリッジ42の
番号が記入されているのは、適合するエミュレーション
がプリンタ制御装置21にセットされていなかった場合
に、どのエミュレーションカートリッジ42を装置にセ
ットすればよいかを知らせるためである。
【0023】ところで、この実施例のプリンタ制御装置
21では、いずれかのホストコンピュータ231 〜23
N から印字用のデータが供給されたときに、プリンタ制
御装置21に備えられているエミュレーションプログラ
ムを用いて印字を実行する第1のモードと、これらのエ
ミュレーションプログラムに適切なものがない場合には
警告表示を行い適切なエミュレーションが設定されたら
印字を実行する第2のモードのいずれかを選択すること
ができるようになっている。いずれを選択するかは、コ
ントロールパネル41によるモード設定で可能になる。
【0024】図3は、このモード設定の様子を表わした
ものである。扱者がコントロールパネル41の図示しな
いモード選択キーを押下すると(ステップS101)、
CPU31がこれを検出して不揮発性メモリ34に格納
されている現在のモードを読み出してコントロールパネ
ル41の図示しない液晶ディスプレイに表示する(ステ
ップS102)。この状態で、CPU31はシフトキー
あるいは終了キー(ともに図示せず)の押されるのを監
視する(ステップS103、S104)。そして、終了
キーが押された場合には(ステップS104;Y)、モ
ードの変更作業を行うことなく制御が終了する(エン
ド)。すなわち、現在のモードの確認を行う際には以上
の作業を行うことになる。
【0025】これに対して、扱者が終了キーを押すこと
なくシフトキーを押した場合には、現在表示されている
モード以外のモードが表示される(ステップS10
5)。例えば現在、第1のモードが表示されていれば、
第2のモードが表示される。第2のモードが表示されて
いれば、第1のモードが表示されることになる。扱者が
シフトキーを押すたびに(ステップS106;Y)、表
示されるモードが反転する(ステップS105)。所望
のモードがディスプレイに表示された状態で扱者が終了
キーを押すと(ステップS107;Y)、CPU31は
現在表示されているそのモードを不揮発性メモリ34に
更新登録する(ステップS108)。
【0026】図4は、本実施例のプリンタ制御装置にエ
ミュレーションカートリッジを装着した場合の制御の様
子を表わしたものである。扱者が図1に示したエミュレ
ーションカートリッジ42をプリンタ制御装置21に装
着すると、CPU31はこのカートリッジのエミュレー
ションがエミュレーションチェックテーブルとエミュレ
ーションIDリスト51に登録されているかどうかを判
別する(ステップS201)。これらが登録されていな
い場合(N)、すなわち新しいエミュレーションプログ
ラムの出現に対応させて新規のエミュレーションカート
リッジが製造され、これが初めてこのプリンタ制御装置
21に装着されたような場合には、エミュレーションチ
ェックテーブルとエミュレーションIDリスト51にそ
れぞれのデータが追加される(ステップS202)。
【0027】一方、エミュレーションカートリッジ42
に収容されたエミュレーションプログラム自体に変更は
なくてもその内容が改定されているような場合がある。
このような場合を想定して、CPU31はエミュレーシ
ョンチェックテーブルとエミュレーションIDリスト5
1に登録されているエミュレーションカートリッジ42
が装着されている場合には、その改定が必要かどうかを
チェックする(ステップS203)。そして、改定が必
要ではない場合にはそのまま作業を終了させ(エン
ド)、改定が必要な場合にはステップS202に進んで
改定作業を行った後に作業を終了させる(エンド)。
【0028】図5および図6は、図4の説明を補足する
ためのもので、プリンタ制御装置21の初期段階でエミ
ュレーションカートリッジを装着するたびに不揮発性メ
モリ内のエミュレーションIDリストとエミュレーショ
ンチェックテーブルの内容が変化する様子を説明するた
めのものである。このうち図5の(a)〜(d)は、プ
リンタ制御装置21に装着することのできる第1〜第4
のエミュレーションカートリッジ421 〜424 の構成
を表わしたものである。このうち同図(a)に示す第1
のエミュレーションカートリッジ421 を例として説明
する。第1のエミュレーションカートリッジ421
は、エミュレーションIDリスト51とエミュレーショ
ン1010およびエミュレーション1020の2つにつ
いてのエミュレーションチェックテーブルおよびエミュ
レーションプログラム52が収容されている。他のエミ
ュレーションカートリッジ422 〜424 についても同
様である。
【0029】図6は、プリンタ制御装置の初期状態から
エミュレーションカートリッジ42 1 〜42N を順次装
着していった場合における不揮発性メモリに格納される
内容の変化を表わしたものである。まず第のエミュレー
ションカートリッジ421 がプリンタ制御装置21に装
着されると、同図(a)に示したように第1のエミュレ
ーションカートリッジ421 におけるエミュレーション
1010および1020についてのエミュレーションI
Dリスト51の内容とエミュレーションチェックテーブ
ルの内容が不揮発性メモリ35の所定の領域にコピーさ
れる。続いて第2のエミュレーションカートリッジ42
2 が代って装着されると、図6(b)に示したようにエ
ミュレーション2030および2040についてのエミ
ュレーションIDリスト51の内容とエミュレーション
チェックテーブルの内容とが不揮発性メモリ35の前記
した領域に追加される。以下同様にして同図(c)およ
び(d)に示したようにエミュレーション3050、3
031、4011および4060それぞれについてのエ
ミュレーションIDリスト51の内容とエミュレーショ
ンチェックテーブルの内容とが不揮発性メモリ35に格
納されることになる。
【0030】図7は、このようにしてエミュレーション
IDリスト等の設定が終了した時点で、ホストコンピュ
ータのいずれかから印字用のデータが受信された場合の
制御の様子を表わしたものである。ホストコンピュータ
231 〜23N のいずれかから印字用のデータの受信が
開始されたら(ステップS301;Y)、受信が終了す
るまでそのデータをRAM34に順次格納する(ステッ
プS302、S303)。そして、ビジー信号の出力を
開始して(ステップS304)、他からのデータの受信
を阻止する。この状態で、CPU31はエミュレーショ
ンチェックテーブルを各エミュレーションごとに検索し
て、この印字用のデータに対する最適のエミュレーショ
ンを判別する(ステップS305)。
【0031】最適のエミュレーションが判別されたら、
このプリンタ制御装置21にもともと備えられているエ
ミュレーションプログラムと、現在装着されているエミ
ュレーションカートリッジ42に収容されているエミュ
レーションプログラムのいずれかにこのエミュレーショ
ンが該当しているかどうかをチェックする(ステップS
306)。該当していれば最適のエミュレーションによ
って印字が可能なので(Y)、これによる印字用のデー
タの処理を行ってプリンタエンジン24によるプリント
を実行させる(ステップS307)。この後、ビジー信
号の出力を停止させて(ステップS308)、新たな印
字用のデータを受け入れる態勢になる(リターン)。
【0032】これに対して、最適のエミュレーションが
備えられておらずこれによる印字が不可能な場合には
(ステップS306;N)、コントロールパネル41に
警告表示を行う(ステップS309)。例えば「199
1年×月×日×時×分に受信したデータについては○○
カートリッジが最適です。」というような表示が行われ
る。この後、CPU31は現在設定されているモードが
第1のモードか第2のモードかの判別を行う(ステップ
S310)。第1のモードであれば、プリンタ制御装置
21に備えられているエミュレーションプログラムの範
囲内で印字を実行することになるので、装置にすでに設
定されているエミュレーションの範囲で最適のものを選
択する(ステップS311)。そして、警告表示を停止
した(ステップS313)後、このエミュレーションに
よってプリントを実行し(ステップS307)、ビジー
信号の出力を停止する(ステップS308)。
【0033】一方、ステップS310で第1のモードが
選択されていなかった場合(N)、CPU31は最適な
エミュレーションプログラムが収容されたエミュレーシ
ョンカートリッジ42に交換が行われるか(ステップS
312)、未登録のエミュレーションに交換されたか
(ステップS314)、あるいは第1のモードへの切り
替えが行われるか(ステップS310)どうかを監視す
る。扱者がステップS309の警告表示で示されたエミ
ュレーションカートリッジ42に交換した場合には(ス
テップS312;Y)、警告表示が停止し(ステップS
313)、その最適なエミュレーションによってプリン
トが実行される(ステップS307)。そして、ビジー
信号の出力が停止されて(ステップS308)、初期状
態に戻る(ステップS301)。
【0034】なお、未登録エミュレーションに交換され
たか(ステップS314)という判断のステップは、こ
のプリンタ制御装置がステップS305で判別した最適
のエミュレーションよりも更に適切なエミュレーション
を知っていてその未登録のエミュレーションに交換した
かどうかを判別するためのものである。未登録エミュレ
ーションにエミュレーションを交換した場合には(ステ
ップS314;Y)、図3で説明したモードでその未登
録のエミュレーションを登録し(ステップ315)、ス
テップS305で最適エミュレーションの判別が行われ
ることになる。
【0035】また、警告表示において、最適エミュレー
ション、次エミュレーション、次次エミュレーション等
というように表示することにより、ユーザの持っている
もので最適のエミュレーションを実行することができ
る。
【0036】最適なエミュレーション用のエミュレーシ
ョンカートリッジ42を購入していなかった場合のよう
に最適のエミュレーションを使用することができない場
合、扱者は図3および図7で説明したモード変更を行っ
て、第1のモードに設定することができる。この場合に
は(ステップS310;Y)、設定されたエミュレーシ
ョンの中で最適なものが選択されて(ステップS31
1)、プリントが実行される(ステップS307)。
【0037】以上説明した実施例のプリンタ制御装置で
は最適なエミュレーションが存在しない場合でも、プリ
ントを実行しないと次のデータを受信できない構成とな
っているが、装置に設定されているエミュレーションの
うちの最適のものにおけるプリントデータの一部をプリ
ントアウトさせるかディスプレイに表示して、その内容
が不適当な場合には扱者の指示によって受信データを消
去するようにしてもよい。また、実施例では警告表示を
ディスプレイのみで行ったが、所定の場合にはプリント
アウトされた用紙の先端部分等に表示して表示自体はそ
の時点でオフにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、操作者が第1のモードと第2のモードを選択
することができるので、たとえば格納部に格納されてい
ないエミュレーションプログラムを追加して最適なエミ
ュレーションプログラムを使用して印字を実行したい場
合には第2のモードに選択しておくことで、事前にエミ
ュレーションプログラムが適合しているかどうかを調べ
る必要がない。また、格納部に格納されていないエミュ
レーションプログラムを追加できないような場合や、緊
急にとりあえずの印字内容で印字を実行したいような場
合には、第1のモードを選択しておくことで印字作業を
確実に実行することができる。
【0039】また、請求項2記載の発明によれば、警告
表示を行うときに適合するエミュレーションの所在を表
示するようにしたので、カートリッジやカードによって
エミュレーションの設定を行うような装置では、指示さ
れたカートリッジやカードに交換するだけで適合するエ
ミュレーションによるデータのプリントアウトを行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるプリンタ制御装置
とその周辺を表わしたブロック図である。
【図2】 本実施例のエミュレーションIDリストの内
容の一例を表わした説明図である。
【図3】 本実施例における第1のモードと第2のモー
ドの切り替えの様子を表わした流れ図である。
【図4】 本実施例のプリンタ制御装置にエミュレーシ
ョンカートリッジを装着した場合の制御の様子を表わし
た流れ図である。
【図5】 それぞれのエミュレーションカートリッジの
収容内容を示した説明図である。
【図6】 不揮発性メモリ内におけるエミュレーション
IDリストおよびエミュレーションチェックテーブルの
アップデートの様子を表わした説明図である。
【図7】 本実施例で印字用のデータが受信された場合
の装置の制御の様子を表わした流れ図である。
【図8】 プリント情報源の一例としてのホストコンピ
ュータとプリンタ装置との一般的な接続関係を表わした
ブロック図である。
【符号の説明】
21…プリンタ制御装置、23…ホストコンピュータ
(ホスト装置)、24…プリンタエンジン、33…RO
M、34…RAM、35…不揮発性メモリ、36…ネッ
トワークインターフェース部、41…コントロールパネ
ル、42…エミュレーションカートリッジ、51…エミ
ュレーションIDリスト、52…エミュレーションチェ
ックテーブルおよびエミュレーションプログラム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置等のプリンタ情報源から送ら
    れてきた印字用のデータを処理するためのエミュレーシ
    ョンプログラムを格納した格納部と、 この格納部に格納されていないエミュレーションプログ
    ラムの適否を判定するためのデータを格納した判定用テ
    ーブルと、 この判定用テーブルを用いた判定結果から印字用のデー
    タが格納部に格納されていないエミュレーションプログ
    ラムに適合するとされたときに前記格納部に格納されて
    いるエミュレーションプログラムを用いてその中の最も
    適切なものを選択して前記印字用のデータについて印字
    を実行する第1のモードと、印字を実行しない第2のモ
    ードとの2つのモードのいずれか1つを選択するモード
    選択手段と、 このモード選択手段によって第2のモードが選択され、
    かつ前記判定用テーブルを用いた判定結果から前記印字
    用のデータが前記格納部に格納されていないエミュレー
    ションプログラムに適合するとされたとき警告表示を行
    う警告表示手段とを具備することを特徴とするプリンタ
    制御装置。
  2. 【請求項2】 ホスト装置等のプリンタ情報源から送ら
    れてくる印字用のデータを処理するためのエミュレーシ
    ョンプログラムを格納した記憶媒体を着脱自在に保持す
    る記憶媒体保持手段と、 この記憶媒体保持手段に保持されているエミュレーショ
    ンプログラムを含む複数のエミュレーションプログラム
    の中から前記印字用のデータを処理するための最適のエ
    ミュレーションプログラムを選択する選択手段と、 前記複数のエミュレーションプログラムについてそれら
    の格納されている記憶媒体の所在を示す所在テーブル
    と、 前記選択手段によって前記記憶媒体保持手段に保持され
    ていないエミュレーションプログラムが選択されたと
    き、前記所在テーブルを用いてそのエミュレーションプ
    ログラムの格納された記憶媒体の所在を表示する所在表
    示手段とを具備することを特徴とするプリンタ制御装
    置。
JP3266345A 1991-10-15 1991-10-15 プリンタ制御装置 Expired - Fee Related JP2913943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3266345A JP2913943B2 (ja) 1991-10-15 1991-10-15 プリンタ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3266345A JP2913943B2 (ja) 1991-10-15 1991-10-15 プリンタ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05104827A JPH05104827A (ja) 1993-04-27
JP2913943B2 true JP2913943B2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=17429648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3266345A Expired - Fee Related JP2913943B2 (ja) 1991-10-15 1991-10-15 プリンタ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2913943B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05104827A (ja) 1993-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102348034B (zh) 操作装置、具有该操作装置的图像形成装置以及操作方法
JP2913943B2 (ja) プリンタ制御装置
JP2002073241A (ja) 表示言語切替装置
US6415351B1 (en) Switching access to a flash memory from an IC card, after downloading is complete, while the power is still on
JP2001119510A (ja) 操作パネル及び該操作パネルを備えた情報処理装置
JP3652156B2 (ja) 画像形成装置
JP2913941B2 (ja) プリンタ制御装置
KR100321661B1 (ko) 재생장치
JP2002120444A (ja) 画像形成装置
JP2910821B2 (ja) 印字装置
JP2002091239A (ja) 報知方法および画像形成装置
JPH0543068A (ja) 画像形成装置
JP2913942B2 (ja) プリンタ制御装置
JP2004243593A (ja) 画像形成装置
JP2003131526A (ja) 画像形成装置および記憶媒体
JPH08212079A (ja) 画像形成装置
JP2001075430A (ja) 画像形成装置
JP2988485B2 (ja) プリンタ
KR100213119B1 (ko) 프린터의 인쇄대상목록 표시방법
US20060133830A1 (en) Image forming apparatus and method
JP2002281259A (ja) 画像形成装置
JPH068534A (ja) 印刷装置
JP2004243592A (ja) 画像形成装置
JPH04301484A (ja) 画像形成装置
JPH05131715A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees