JPH068534A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH068534A
JPH068534A JP16895992A JP16895992A JPH068534A JP H068534 A JPH068534 A JP H068534A JP 16895992 A JP16895992 A JP 16895992A JP 16895992 A JP16895992 A JP 16895992A JP H068534 A JPH068534 A JP H068534A
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JP
Japan
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program
cartridge
area
control program
control
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JP16895992A
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Kunio Okada
邦男 岡田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御プログラムの動作モードを決定するパラ
メータなどをその制御プログラムに対応付けて保存する
ことにより、別の制御プログラムに切り替えられた時、
その制御プログラムに応じた動作モードで印刷処理を継
続できるようにした印刷装置提供することを目的とす
る。 【構成】 複数の制御プログラム切り替えて実行できる
印刷装置であって、指示部により複数の制御プログラム
のいずれを実行させるかが指示されると、その指示部よ
りの切替指示に応じて、制御プログラムに対応してその
制御プログラムが動作する上で必要な動作情報をメモリ
に記憶する。そして、この制御プログラムの切替時に、
実行中の第1の制御プログラムの動作情報をそのメモリ
に記憶し、次に実行される第2の制御プログラムの動作
情報をそのメモリより読出す読出し、その読出した動作
情報に基づいて動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の制御プログラム
切り替えて実行できる印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷装置の中には、内蔵している
第1の制御プログラム(主要な制御プログラム)の他
に、着脱可能なプログラム記憶媒体を用いて他の動作を
実現できるものがある。このような記憶媒体に記憶され
ているプログラムは、第1の制御プログラムとは異なっ
た動作(一般には別のコマンド体系をサポートする場合
が多い)を実施するための第2の制御プログラムであ
り、この記憶媒体を装置に装着し、装置上の操作パネル
により切り換えを指示することにより、第1の制御プロ
グラムと第2の制御プログラムを切替えて、印刷装置の
動作を切り換えていた。
【0003】また、前述のような着脱可能な記憶媒体
に、前述の第1の制御プログラムとは異なる第2、第3
の制御プログラムを記憶させるのではなく、これらの制
御プログラムを第1の制御プログラムと同様に装置に内
蔵して、操作パネルで切替えるものも存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来例
の印刷装置では、一方の制御プログラムから他方の制御
プログラムへプログラムを切替えると、その切替わった
側の制御プログラムは、メモリや回路の動作モードを初
期化して、新たにそのプログラムのための動作環境を設
定していた。また、再度元の制御プログラムへ切替えた
場合も、その切替わった制御プログラムも同様に、初期
化により新たにそのプログラムの動作環境に設定し直し
ていた。このため、一方の制御プログラムの動作中に、
他方の制御プログラムへ切替えると、予め設定されてい
るフォント選択状態やコピー枚数の設定等の動作環境の
設定が初期化されてしまうことになる。このため、この
ようなプログラムの切り換えは、記録データの切れ目等
を見計らって行う必要があった。また、このような印刷
装置の場合、ホストコンピュータからのデータを一旦受
信バッファに記憶して、そのデータの受信・記憶と並行
してデータの解析処理を進めるものが多い。そこで、受
信バッファにデータが残っている時に前述の制御プログ
ラムの切り換えを行うと、その時点で受信バッファに記
憶されていた記録データが消去されてしまうため、印刷
されたデータの抜け等を引き起こすことがあった。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、制御プログラムの動作モードを決定するパラメータ
などをその制御プログラムに対応付けて保存することに
より、別の制御プログラムに切り替えられた時、その制
御プログラムに応じた動作モードで印刷処理を継続でき
るようにした印刷装置提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の印刷装置は以下のような構成を備える。即
ち、複数の制御プログラム切り替えて実行できる印刷装
置であって、複数の制御プログラムのいずれを実行させ
るかを指示する指示手段と、前記指示手段よりの切替指
示に応じて、制御プログラムに対応してその制御プログ
ラムが動作する上で必要な動作情報を記憶する記憶手段
と、前記制御プログラムの切替時に、実行中の第1の制
御プログラムの動作情報を前記記憶手段に記憶し、次に
実行される第2の制御プログラムの動作情報を前記記憶
手段より読出す読出し手段とを備える。
【0007】
【作用】以上の構成において、実行中の第1の制御プロ
グラムより第2の制御プログラムへの切り替えが指示さ
れると、第1の制御プログラムの動作情報を記憶手段に
記憶し、次に実行される第2の制御プログラムは記憶手
段より読出した対応する動作情報に基づいて動作する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0009】図1は、実施例のプリンタの制御部100
の概略構成を示すブロック図である。
【0010】図中、102はデータ発生源となるホスト
コンピュータで、このプリンタに記録データを出力して
いる。101は、このプリンタ装置全体を制御するCP
Uである。103は入力インターフェース回路で、ホス
トコンピュータ102からのデータを入力信号線S1
介して入力している。この入力インターフェース回路1
03はまたCPU101の指示に従い、ビジー(BUS
Y)信号線S2 をオン/オフし、ホストコンピュータ1
02にデータ送信の不可/可を知らせる。104はこの
プリンタの制御プログラム及び文字パターンを格納して
おくROMであり、その格納形式が後述する図2に、プ
ログラムの流れが後述する図10、図11、図12に示
されている。
【0011】105は後述の制御プログラム(図10〜
図14)がワークエリアとして使用するRAMであり、
その詳細は図5を参照して後述する。106は不揮発性
RAM(Non-Volatile RAM) であり、一般のEEPRO
Mで構成されており、電源切断後も保存しておくべき情
報を記憶している。その詳細は図7を参照して後述す
る。なお、以後この不揮発性RAM106をNVRAM
と称す。107は増設用のRAMカードであり、RAM
105の拡張用として使用される。
【0012】108はプログラムカートリッジ0(10
9),プログラムカートリッジ1(110)とのハード
ウェア的インターフェースを司るカートリッジインター
フェース回路であり、CPU101は、この回路108
を介してこれらプログラムカートリッジ上のROMへア
クセスすることができる。これらカートリッジ109,
110は、複数のROMと関連素子で構成されたROM
ボードをカートリッジに収めたプログラムカートリッジ
である。これらプログラムカートリッジ上のROMに、
本体内蔵のROM104に格納された制御プログラムと
は別の制御プログラム及び文字パターン等が記憶されて
いる。その格納形式が図2に、プログラムの流れが図1
3,図14を参照して後述される。
【0013】これらプログラムカートリッジ0(10
9),1(110)は図15に示すように本プリンタ本
体に用意された左右2つのカートリッジコネクタ150
1,1502により本体との着脱が可能となる。ここで
は、プログラムカートリッジ0(109)を左側カート
リッジコネクタ1501に、プログラムカートリッジ1
(110)を右側カートリッジコネクタ1502に装着
して使用する。
【0014】111はパネルインターフェース回路で、
操作パネル112への信号をCPU101へ入出力して
おり、この回路111を経由してCPU101は操作パ
ネル112上のLEDを点灯したり、パネル103上の
キースイッチが押されたどうかセンスしている。112
は本プリンタの操作パネルであり、その構成は図9を参
照して後述する。113は後述するページバッファ51
7(図5参照)上に展開された1ページ分の画像データ
を画像信号に変換する画像信号発生器であり、印刷機構
部115よりの同期信号に同期して画像信号を印刷機構
部115へ出力する。114は制御部100と印刷機構
部115との間の入出力を行なう出力インターフェース
回路である。115は本プリンタの印刷機構部であり、
画像信号を受けて用紙の給紙、レーザ光の発生、画像の
用紙への転写、定着といったプリンタの一連の印刷プロ
セスを実現する。
【0015】以上の構成により、本プリンタはROM1
04上の制御プログラム及びプログラムカートリッジ0
(109),プログラムカートリッジ1(110)上の
制御プログラムのそれぞれ異なった3種の制御プログラ
ムを用意し、これを切替えて使用できる。
【0016】図2は制御プログラムを記憶しているRO
M104及びプログラムカートリッジ109,110上
のROMの格納形式を示した図である。以後、ROM1
04へ収められる本来、本プリンタが保っている制御プ
ログラムを本体プログラム、着脱可能なプログラムカー
トリッジ109,110に収められている制御プログラ
ムを総称してカートリッジプログラム、そのうち特にプ
ログラムカートリッジ0(109)に収められるものを
カートリッジプログラム0、プログラムカートリッジ1
(110)に収められるものをカートリッジプログラム
1と呼ぶことにする。200は本体プログラムの格納形
式を示したものであり、201はCPU101の割込ベ
クトルである。本CPU101は、0番地から順にスタ
ックポインタ初期アドレスa0 番地、プログラムスター
トアドレスa1 番地、各種割込スタートアドレスa2
n 番地をアクセスする。尚、a2 〜an 番地はRAM
105の先頭アドレスから昇順に割り振られている。
【0017】202は本体プログラムの識別名を表わす
もので、制御プログラム毎に一意の2桁の番号が付けら
れる。これを「プログラムID」と呼ぶ。203は本体
プログラム再スタートアドレス格納領域であり、カート
リッジプログラムから本体プログラムへ切替わる際のジ
ヤンプ命令(再スタートアドレスb1 番地へジャンプ)
が収められる。このアドレス格納領域は、b0 番地に割
付けられ固定化される。
【0018】204は本体プログラム割込ベクトルテー
ブルである。各種割込に対して本体プログラム上には、
それぞれアドレスC2 ,C3 ,…,Cn からスタートす
る割込処理ルーチンが用意され、この割込ベクトルテー
ブル204上にそれぞれの割込処理ルーチンへのジャン
プ命令が用意される。205は外部参照ルーチン呼出し
テーブルである。これはROM104上に用意したプロ
グラム(サブルーチン)をカートリッジプログラムが呼
び出して利用できるように設けられたもので、本実施例
ではNVRAM106への書込及び読出しのためのサブ
ルーチンを用意している。このテーブル205中、20
6はNVRAM106への書込ルーチン212へのジャ
ンプ先e1 番地を収めた領域で、d1 番地に割り振られ
固定化されている。207はNVRAM読み出しルーチ
ン213へのジャンプ先e2 番地を収めた領域でd2
地に割振られ固定化される。208はNVRAM書込ル
ーチン212又は読出しルーチン213に対してNVR
AM106への書込または読出しのアドレスを指示する
もので、本領域208に書き込まれたRAM104上の
アドレスe3 の内容、即ち、NVRAMの指定アドレス
507(図5)が指定書込(読出し)アドレスとなる。
【0019】同様に、209はNVRAM書込ルーチン
212又は読出しルーチン213に書込値を与える、又
は読出し値を受取るための領域を指定するもので、本領
域209に書込まれたRAM104上のアドレスe4
内容、即ち、NVRAM設定値508(図5)がその値
となる。210はNVRAM書込みルーチン212、N
VRAM読出しルーチン213の使用するRAM領域5
06の総数(Kバイト)である。RAM105のNVR
AM指定アドレス領域507を先頭にKバイト分がNV
RAM106への書込み、読出しのために用意され、こ
の領域506(図5)は本体プログラム、カートリッジ
プログラムの使用RAM領域とは分離されて使われる。
【0020】211は、図10〜図12のフローチャー
トで示される本体プログラムの格納領域である。212
は外部参照ルーチンの1つであるNVRAM書込ルーチ
ン212の格納領域であり、213はNVRAM読出し
ルーチン213の格納領域である。214はフォント領
域で、ホストコンピュータ102から入力される文字コ
ードに対する文字のドットパターン群を記憶している。
このフォント領域214の構成を説明すると、215は
フォントの種別領域であり、216はフォント領域21
4の総容量を表わすフォント容量m、217は文字ドッ
トパターンの実体を収める文字パターン領域である。
【0021】この本体プログラムの格納形式200にお
いて、201〜205はROM104のアドレス0番地
からの固定番地に割振られる。カートリッジプログラム
は本体プログラム211や外部参照ルーチン212,2
13を、固定的に定義された番地の内容から間接的に参
照する。従って、プログラム修正などにより、本体プロ
グラム211以下の領域の内容が変更されることにより
ROM104の番地にずれが生じても、201〜205
の領域の内容がその変更に対応されるため、カートリッ
ジプログラム側に影響を与えない。
【0022】250はカートリッジプログラムの格納形
式を示したものである。この格納形式250において、
251はカートリッジ識別領域であり、その内訳を図3
に示す。
【0023】図3に示すように、この領域251は4バ
イト構成であり、301はカートリッジタイプ領域で、
“P”又は“F”がセットされる。“P”は以下の領域
がカートリッジプログラムであることを表わし、“F”
は以下の領域がフォント(文字パターン)領域であるこ
とを表わしている。302はカートリッジサブタイプを
示し、カートリッジタイプ301が“P”の場合、
“L”,“R”,“B”のいずれかが入れられる。
“L”はプログラムカートリッジ0(109)専用のカ
ートリッジプログラムであることを表し、“R”はプロ
グラムカートリッジ1(110)専用のカートリッジプ
ログラムであることを表わす。また、“B”はプログラ
ムカートリッジ0,1共用のカートリッジプログラムで
あることを表わす。
【0024】後述の図8に示すようにプログラムカート
リッジ0と1との間でアドレス領域が異なるため、それ
ぞれの領域で利用するカートリッジプログラムを本カー
トリッジサブタイプ302で識別する。“B”は、例え
ばカートリッジプログラムのROM領域を全て相対アド
レスで記述し、アドレス領域に依存しないものに対して
適用される。カートリッジタイプ301が“F”の場
合、カートリッジサブタイプ302はフォントの小分類
としての識別子に使われる。即ち、本実施例では、
“A”を本体プログラム専用フォントを表わす識別子と
して定義し、“B”,“C”,“D”…をそれぞれ作成
される種々のカートリッジプログラムの専用フォントを
表わす識別子として定義する。301のカートリッジタ
イプ、302のカートリッジサブタイプを総称して、カ
ートリッジIDコード303と呼ぶ。304はカートリ
ッジプログラムやフォントデータに一意に付けられる識
別子で、2桁の番号で表わされる。これをカートリッジ
ID番号304と呼ぶ。
【0025】252はカートリッジプログラム関連領域
257の総容量M0 を格納するカートリッジ容量領域で
ある。253は製品適合フラグと名付けられた情報を格
納する領域である。この製品適合フラグ253はシリー
ズ化された本プリンタの製品系列において、いずれの製
品(複数)に適合可能かを示すものである。図4に示す
ように、16ビットの独立したビット単位のフラグから
なり、それぞれのビットが製品系列上の1製品(将来の
製品を含んで)を表わし、ビット内容“1”が適合可
能、“0”が適合不可能を表わしている。この適合可
能、不可能は、各製品の制御部100のハードウェア構
成や、格納される本体プログラム、特に外部参照ルーチ
ン205の提供状況などにより、カートリッジプログラ
ム作成時に決定される。
【0026】254はカートリッジプログラムのスター
トアドレスの格納領域で、本体プログラムからカートリ
ッジプログラムへ切替る際のジャンプ命令(スタートア
ドレスα1 番地へジャンプ)が収められる。本格納領域
はα0 番地に割振られ固定化される。255はカートリ
ッジプログラムの割込ベクトルテーブルであり、前述し
た本体プログラムの割込ベクトルテーブル204と構造
は同様のものである。図示のように、各種割込に対して
カートリッジプログラム上にそれぞれβ2 ,β 3 ,…,
βn からスタートする割込処理ルーチンが用意され、そ
の割込ベクトルテーブル255上にそれぞれの割込処理
ルーチンへのジャンプ命令が用意される。
【0027】256は図13,図14のフローチャート
で示されるカートリッジプログラムが格納されるカート
リッジプログラム格納領域である。258は前述のフォ
ント領域214と同じ形式のフォント領域であり、ここ
ではカートリッジプログラム用の文字パターン群が収め
られる。259はこのフォント領域のカートリッジ識別
領域であり、形式は前述のカートリッジ識別領域251
と同様である。カートリッジプログラム用フォントとし
て、カートリッジIDコード303に“FB”が付けら
れる。
【0028】260はフォント領域258の総容量M1
を収めるカートリッジ容量格納領域である。261はカ
ートリッジプログラムが使用する文字ドットパターンの
実体を収める文字パターン領域である。262も前述の
フォント領域258と同一形式のフォント領域であり、
ここでは本体プログラムの追加文字セットとしての文字
パターン群が収められる。263が、そのカートリッジ
識別領域であり、本体プログラム用フォントとしてカー
トリッジIDコード303“FA”が付けられる。26
4はフォント領域262の総容量M2 の格納領域、26
5は文字パターン領域である。
【0029】次に、図5はRAM105上のデータ構造
を示した図である。501はRAM105の固定アドレ
スa2 〜an に記憶された割込処理ジャンプテーブル
で、本体プログラムのスタート時、又は再スタート時に
ROM104の本体割込ベクトルテーブル204からコ
ピーされる。また、カートリッジプログラムのスタート
時にプログラムカートリッジ上のカートリッジプログラ
ム割込ベクトルテーブル255からコピーされる。CP
U割込ベクトル201はROM104上のアドレスa
2 ,a3 ,…,an へ向けられており、上記のようにそ
れぞれの制御プログラムがスタート(再スタート)する
毎に、割込みジャンプテーブル501を書き換えること
により、それぞれの制御プログラムの割込処理ルーチン
が使用可能となる。
【0030】502は、それぞれの制御プログラムが他
方の制御プログラムへ切替わる際に必要情報を保存して
おくために用いる保存領域で、それぞれの制御プログラ
ムに専用に本体保存領域503、カートリッジ0用の保
存領域504,カートリッジ1用の保存領域505が用
意される。これらの領域は、RAM104の固定アドレ
スf1 ,f2 ,f3 を先頭に固定化される。
【0031】506は、外部参照ルーチンとして定義さ
れたNVRAM書込みルーチン212及びNVRAM読
出しルーチン213が使用する外部参照RAM領域であ
る。この領域506の先頭部分は、これら外部参照ルー
チンと読出し側の制御プログラムとのデータの引き渡し
に使用される部分で、507はNVRAMの読み書きア
ドレスを指定するNVRAM指定アドレス領域、508
はNVRAMへの書込み値の指定、又はNVRAMから
の読み出し値の引渡しに使用されるNVRAM設定値領
域である。NVRAM指定アドレス領域507及びNV
RAM設定値領域508は、前述のように外部参照ルー
チン呼び足しテーブル205を介して間接的にそれぞれ
の番地e3 ,e4 よりアクセスされる。509はNVR
AM書込ルーチン21やNVRAM読出しルーチン21
3が、内部でフラグや変数として使用する作業用RAM
領域である。
【0032】510はフリー領域と呼ばれ、制御プログ
ラムが切替わる毎に制御部100の制御権を得た制御プ
ログラムが自分自身のプログラムを実行させるために利
用するRAM(ワークエリア)領域であり、図5の51
1〜517はそのRAM構造の一例である。511はホ
ストコンピュータ102からコマンドデータとして指示
されたプリンタ動作モードを記憶しておく動作モードテ
ーブルである。ここでは、ROM104やプログラムカ
ートリッジ0(109),1(110)上に複数用意さ
れるフォント領域のどのフォントを選択して、文字パタ
ーンを発生させるかを指定する選択フォント512、及
び後述のページバッファ517に作成した1ページ分の
画像の複数枚印刷を指示するコピー枚数513が用意さ
れる。なお、選択フォント512では、前述の図2のフ
ォント領域の先頭の識別コード215,259,263
が利用される。
【0033】514は制御プログラムの作業用領域で、
変数やフラグ類が設定される。515は、作業用領域5
14上に取られるデータフラグと呼ばれるフラグであ
り、後述のページバッファ517に未印刷のデータが残
っているか否かを表わすフラグである。516は受信バ
ッファであり、ホストコンピュータ102から入力され
た受信データは、入力インターフェース回路103を介
して、制御プログラムの受信割込処理により、このバッ
ファ516に一時保存される。517はホストコンピュ
ータ102からの入力データを基に、1ページ分のビッ
トマップ化された画像データを保存するためのページバ
ッファである。
【0034】図6は、図5の保存領域502の構造及び
フリー領域510との関係を示す図である。504は保
存領域の一例としてのカートリッジ0保存領域であり、
以下の項目が含まれる。まず、601はその保存領域を
着脱可能で複数供給されるカートリッジプログラム0
の、どの制御プログラムが使用しているかを示す保存I
D番号をセットする領域である。この保存ID番号に
は、カートリッジ識別領域251のカートリッジID番
号304(図3)が利用される。602は動作モード保
存領域であり、フリー領域510の動作モードテーブル
511の内容が保存/復帰される。605は受信バッフ
ァ保存領域であり、フリー領域510の受信バッファ5
16が保存/復帰される。
【0035】図7は、NVRAM106のデータ構造を
示す図である。
【0036】このNVRAM106は、16ビット幅で
16ワードの容量を有し、それぞれワード単位に0,
1,…,15のアドレスが付されている。701はアド
レス0に記憶されたプログラムモード領域で、現在動い
ている制御プログラム又は本プリンタの電源がオフされ
る直前に動作していた制御プログラムが本体プログラム
であるか、カートリッジプログラム0であるか、カート
リッジプログラム1であるかを記憶する領域である。こ
のプログラムモードに文字コード“M”が記憶されてい
る時は本体プログラム実行、文字コード“L”が記憶さ
れている時はプログラム0実行、文字コード“R”が記
憶されている時はカートリッジプログラム1が実行と定
義される。このプログラムモード領域701の15ビッ
ト目は奇数パリティビット領域702であり、プログラ
ムモード領域701の奇数パリティが収められ、このパ
リティビット702はNVRAM106の読み出し/書
込み時の誤り検知に利用される。図8は、CPU101
のアドレス空間を示す図である。
【0037】図8において、801は本体プログラム領
域であり、アドレス0H(Hは16進数を示す)番地か
ら割り振られ、物理的にROM104に対応づけされ
る。そして、図2に示した本体プログラム格納形式20
0の形式で、本体プログラムの情報が収められる。80
2はカートリッジ0領域で、200000H番地から割
り振られ、物理的にプログラムカートリッジ0(10
9)上のROMに対応づけられる。そして、図2に示す
カートリッジプログラム格納形式250の形式でカート
リッジプログラム0の情報が収められる。また、803
はカートリッジ1領域で、400000H番地から割り
振られ、物理的にプログラムカートリッジ1(110)
上のROMに対応づけられる。そしてカートリッジプロ
グラム1の情報が収められる。
【0038】804はRAM領域で、800000H番
地から割り振られ、物理的にRAM105に対応付けら
れる。そして、図5に示すデータ構造が適用される。8
05は増設RAM領域で、0A00000H番地から割
り振られ、物理的に増設RAMカード107に対応づけ
られる。806はI/Oアドレス領域で、アドレス0F
00000Hから割り振られ、CPU101が、入力イ
ンターフェース回路103やパネルインターフェース回
路111、NVRAM106等の制御部100の各回路
との間で信号のやり取りを行うI/Oポートのアドレス
が割り振られている。
【0039】図9は、操作パネル112上の表示器やス
イッチ等の配置を示した図であり、901は、一般の7
セグメントLED2桁で構成された状態表示器で、制御
プログラムの指示により、現在実行中の制御プログラム
の種類やエラー発生時のエラー表示を行なう。902,
903,904はプログラムモード切替スイッチであ
り、902の[MAIN]スイッチの押下が本体プログ
ラムへの切替要求、903の[L]スイッチがカートリ
ッジプログラム0への切替要求、904の[R]スイッ
チがカートリッジプログラム1への切替要求となる。こ
れらのスイッチは、制御プログラムにより、CPU10
1がこれらのスイッチの押下状態をセンスすることによ
って検知され、対応する処理が実行される。
【0040】以上の構成を備えた本実施例のプリンタの
本体プログラムのフローチャートを図10、図11、図
12に示し、この本体プログラムが実行される際のプリ
ンタの動作を説明する。
【0041】図10は、本体プログラムのスタート処理
を示すフローチャートである。プリンタの電源が投入さ
れると、CPU101はCPU割込ベクトル201のプ
ログラムスタート番地a1 を参照して、a1 番地からス
タートする本体プログラムへジャンプする。そこで、ま
ずステップS1において、制御部100のセルフテスト
を実行し、ステップS2で保存領域502を初期化し、
ステップS3で外部参照RAM領域506を初期化して
おく。次に、ステップS4でNVRAM読み込みルーチ
ン212を利用して、NVRAM106のプログラムモ
ード領域701からプログラムモードを読込み、ステッ
プS5でどの制御プログラムをスタートさせるかを判断
する。
【0042】ステップS5でプログラムモードが“M”
の場合、本体プログラム実行を表わすので、ステップS
6以下へ進み、本体プログラムによる処理を続行する。
まずステップS6で本体割込ベクトルテーブル204を
RAM105上の割込処理ジャンプテーブル501へコ
ピーする。次に、ステップS7でフリー領域510を本
体プログラム用に初期化する。続いてステップS8に進
み、ビジー信号S2をオフにして、ホストコンピユータ
102にデータの送信が可能であることを知らせる。次
にステップS9に進み、状態表示器901にプログラム
ID202を表示し、現在実行中の制御プログラムが本
体プログラムであることを示す。そして、ステップS1
0で図11に示す本体プログラムのメインルーチンへ飛
ぶ。
【0043】ステップS5でプログラムモードが“L”
の場合は、カートリッジプログラム0の実行の要求を表
わすのでステップS11へ進み、まずプログラムカート
リッジ0(109)側のカートリッジ識別領域251の
カートリッジ1(110)専用のカートリッジIDコー
ド303をチェックする。カートリッジIDコード30
3が“PL”の場合は、このプログラムカートリッジが
プログラムカートリッジ0,1兼用の制御プログラムを
有することを表わす。従って、カートリッジIDコード
303が“PL”,“PB”以外のものの場合はカート
リッジプログラム0への移行が不適であるので移行を中
止し、ステップS6へ進んで本体プログラムによる処理
を続行する。
【0044】ステップS11でカートリッジIDコード
303が“PL”,“PB”の場合は、現在装着されて
いるプログラムカートリッジ0上のカートリッジプログ
ラムが利用可能であることを示すので、次にステップS
12へ進み、もう1つのチェックである製品適合フラグ
253のチェックを行なう。このプリンタに定義されて
いる製品モデルに対応するビットフラグが製品適合フラ
グ253中に立っているか否かをチェックし、立ってい
れば現在装着されているプログラムカートリッジ0上の
カートリッジプログラムが、このプリンタに適用可能で
あるとしてステップS13へ進み、カートリッジ0領域
802上の番地(200000H+α0)、即ち、カー
トリッジプログラムスタートアドレス格納領域254へ
ブランチする。そして、そのアドレスα1 番地の内容の
ジャンプ命令(JP α1 )に従って、図13のフロー
チャートで示すカートリッジプログラムのスタート処理
1300へ進む。
【0045】一方、ステップS12で製品適合フラグ2
53の対応ビットが立っていない場合、このカートリッ
ジプログラム0が本プリンタに適用不可能であることを
示すので、カートリッジプログラム0への移行を中断し
て、ステップS6以下の本体プログラムの移行へ進む。
【0046】また、ステップS5でプログラムモードが
“R”の場合、カートリッジプログラム1の実行を表わ
すので、ステップS11〜S13のカートリッジプログ
ラム0の場合と同様に、ステップS14でプログラムカ
ートリッジ1についてカートリッジIDコード303の
チェック、ステップS15での製品適合フラグ253の
チェックを経てステップS16へ進む。ステップS16
では、カートリッジ1領域803上の番地(40000
0H+α0 )へ飛び、カートリッジプログラム1へCP
U101の制御が渡される。
【0047】図11は、図10のプログラムスタート処
理、又は後述の図12の本体プログラム再スタート処理
からジャンプされる本体プログラムのメインルーチンの
処理を示すフローチャートである。
【0048】まず、ステップS21でプログラムモード
切替スイッチ902,903,904のいずれが押され
たかをチェックする。どれも押されていなければステッ
プS21〜S28の処理を繰返し実行する。まず、ステ
ップS22で受信バッファ516にデータがセットされ
るまで、ステップS21のスイッチの押下チェックを行
ないながら待つ。受信バッファ516にデータが存在す
る場合はステップS23へ進み、まず受信バッファ51
6からデータを取り出し、そのデータの解析を行なう。
ここで、コマンドか文字コードかが見分けられ、フオン
ト選択コマンドの場合は、指定値を選択フォント領域5
12へ、コピー枚数指定コマンドの場合は指定値をコピ
ー枚数領域513へ記憶する。
【0049】ここで文字コードの場合はステップS24
に進み、選択フォント領域512に指定されている識別
コードから、対応するフォント領域214又は265を
選び出し、対応する文字ドットパターンをページバッフ
ァ517上に展開する。これと同時にデータフラグ51
5をオンにして、ページバッファ517上に印刷データ
があることを示す。そして、ステップS25へ進み、1
ページ分のデータの解析が終了するまでステップS21
〜S25を繰り返す。こうして1ページ分のデータ解析
が終了するとステップS26へ進み、ページバッファ5
17上の画像データを画像信号発生器113に送って、
印刷機構部115により印刷を実行する。そしてステッ
プS27に進み、コピー枚数領域513で指定されてい
るコピー枚数分ステップS26〜S27を繰返し実行す
る。こうして指定枚数分の印刷が終了するとステップS
28へ進み、データフラグ515をオフにして、ページ
バッファ517上に印刷すべきデータが無いことを指示
してステップS21へ戻る。
【0050】ステップS21でプログラムモード切替ス
イッチ902,903,904のいずれかが押されてい
た場合はステップS29以下のプログラム切替処理へ進
む。まず、ステップS29でビジー信号S2をオンにし
て、ホストコンピュータ102にデータ送信停止の要求
を出し、これ以上ホストコンピュータ102からデータ
が送られてこないようにする。次に、ステップS30で
データフラグ515をチェックする。データフラグ51
5がオンの場合、ページバッファ517上に印刷データ
が残っているので、プログラム切替不可としてステップ
S30で状態表示器901にエラー表示を出し、ステッ
プS31でビジー信号S2を元に戻して(オフして)ス
テップS21へ戻る。
【0051】一方、ステップS30でデータフラグ51
5がオフならばステップS31へ進み、プログラムモー
ド切替スイッチ902〜904のいずれが押されたかを
チェックする。[MAIN]スイッチ902が押された
場合、現在本体プログラムが実行中なので、このスイッ
チ押下は無効としてステップS40のエラー表示を行
い、ステップS41でビジー信号S2の復帰を経由して
ステップS21へ戻る。一方、[L]スイッチ903が
押された場合、ステップS32以下へ進み、カートリッ
ジプログラム0への移行手続きにはいる。
【0052】ここでは、前述のステップS11,S12
と同様に、ステップS32でカートリッジIDコード3
03をチェックし、ステップS33で製品適合フラグ2
53をチェックする。これで問題がなければステップS
34へ進み、動作モードテーブル511及び受信バッフ
ァ516の内容を本体保存領域507へコピーして記憶
させる。そして、ステップS35で(200000H+
α0 )番地経由で始まるカートリッジプログラム0へC
PU101の制御を移す。一方、ステップS32,S3
3てチェックをパスしなかった場合はステップS40に
進み、状態表示器901にエラーが表示され、ステップ
S41でビジー信号S2が戻されてステップS21へ戻
る。
【0053】また、ステップS31で[R]スイッチ9
04が押されていた場合、ステップS36以下のカート
リッジプログラム1への移行手続きにはいる。これは、
ステップS32〜S35のカートリッジプログラム0と
同様の処理をプログラムカートリッジ1(110)に対
して行なうもので、ステップS36でのカートリッジI
Dコード303のチェック、ステップS37の製品適合
フラグ253のチェック、ステップS38の本体保存領
域への動作モードテーブル511及び受信バッファ51
6の保存を経て、ステップS39で(400000H+
α0 )番地を経由して始まるカートリッジプログラム1
へCPU101の制御を移す。
【0054】図12は、カートリッジプログラムから本
体プログラムへCPU101の制御が移される際の本体
プログラムの再スタート処理の流れを表わすフローチャ
ートである。
【0055】この再スタート処理は、カートリッジプロ
グラムから本体プログラムb0 番地へのジャンプから始
まる。まず、ステップS51でb0 番地の領域、即ち、
本体プログラム再スタートアドレス格納領域203を参
照して、再スタート処理の実体b1 番地へジャンプし、
ステップS52以下の再スタート処理を実行する。
【0056】ステップS52で現在、カートリッジプロ
グラム用の割込ベクトルテーブル255がコピーされて
いる割込処理ジャンプテーブル501を本体割込ベクト
ルテーブル204でコピーし直す。次に、ステップS5
3でカートリッジプログラム用に使用されていたフリー
領域510を本体プログラム用に初期化し直し、ステッ
プS54で前回本体プログラムからカートリッジプログ
ラムへ切替えた際、保存した情報(ステップS34,S
38)を本体保存領域503からフリー領域510の所
定の領域へコピーする。
【0057】次に、ステップS55でビジー信号S2を
オフにして、ホストコンピュータ102へデータ送信可
能を知らせ、ステップS56で状態表示器501にプロ
グラムID202を表示し、本体プログラムが再び動き
始めたことを知らせる。そして、ステップS57でNV
RAM書込ルーチン212を用いてプログラムモードと
して“M”(本体プログラム実行)をNVRAM106
のプログラムモード領域701へ保存し、ステップS5
8で図11のフローチャートで示す本体メインルーチン
へ進む。
【0058】図13,図14はプログラムカートリッジ
上のカートリッジプログラムの一例を示すフローチャー
トである。
【0059】図13はカートリッジプログラムのスター
ト処理を示すフローチャートである。まずステップS6
1で、本体プログラム又は他方のカートリッジプログラ
ムから、カートリッジ領域802又は803の先頭から
の相対アドレスα0 番地へジャンプ(ステップS35,
S39,S91)する。このプログラムの制御はα0
地のカートリッジスタートアドレス格納領域254を参
照して、スタート処理の実体α1 番地へジャンプ(JP
α1 )し、ステップS62以下のスタート処理を実行
する。ステップS62で本体側のプログラムID202
をチェックし、所定のプログラムIDであれば本カート
リッジプログラムは本体プログラムと適合するものとし
てステップS63へ進み、メモリ容量のチェックを行な
う。特定のカートリッジプログラムで増設RAMカード
107が必須の構成となる場合、ここでチェックをうけ
ることになる。
【0060】ここでメモリ容量に問題がなければステッ
プS64に進み、カートリッジプログラム用振込ベクト
ルテーブル255をRAM105上の割込処理ジャンプ
テーブル501へコピーする。次にステップS65に進
み、フリー領域510をカートリッジプログラム用に初
期化する。次にステップS66に進み、カートリッジ保
存領域(カートリッジプログラム0の場合はカートリッ
ジ0保存領域504、カートリッジプログラム1の場合
はカートリッジ1保存領域505)の保存ID601を
チェックする。この保存ID601が空(初期化状態の
まま)ならばステップS70へ飛ぶ。
【0061】ステップS66で保存ID601が現在実
行中のカートリッジプログラムのカートリッジID番号
304と一致しているならば、これは保存領域の内容が
前回このカートリッジプログラムから本体プログラムへ
移行する直前に保存されたカートリッジプログラムの情
報を表わすので、ステップS67へ進み、カートリッジ
保存領域504又は505の内容をフリー領域510の
所定の場所に戻す。
【0062】ステップS66で保存ID601とカート
リッジID番号304が一致しない場合、これはプログ
ラムカートリッジが別のものに交換され、前回カートリ
ッジ保存領域504又は505に情報が保存されたとき
とは別のカートリッジプログラムが実行していることを
示すのでステップS68に進み、状態表示器901へ警
告のエラー表示を行なう。そしてステップS69で操作
パネル112上のプログラムモード切替スイッチスイッ
チ902,903,904のいずれかが押されるのを待
ってステップS70へ飛ぶ。
【0063】次にステップS70では、ビジー信号S2
をオフにしてホストコンピュータ102へデータ送信が
可能であることを知らせ、ステップS71で状態表示器
901にカートリッジID番号304を表示する。次に
ステップS72に進み、NVRAM書込ルーチン212
を用いて、プログラムモードとして“L”(または
“R”)をNVRAM109のプログラムモード領域7
21へ保存し、ステップS73でカートリッジプログラ
ムのメインルーチン(図のフローチャートで示す)へ進
む。
【0064】ステップS62,S63のチェックで条件
が合わなかった場合はステップS74へ進み、状態表示
器901にエラー表示を行ない、ステップS75で操作
パネル112上のプログラムモード切替スイッチ90
2,903,904のいずれかが押されるのを待ってス
テップS76に進み、本体プログラムのスタートアドレ
スa1 番地へジャンプさせる。
【0065】図14はカートリッジプログラムのメイン
ルーチンの一例を示すフローチャートであり、ここでは
説明上、カートリッジプログラム0の場合のメインルー
チンを示す。
【0066】まず、ステップS81でプログラムモード
切替スイッチ902,903,904のいずれかが押さ
れたかをチェックする。どれも押されていなければステ
ップS81〜S86の処理を繰返し移行する。まず、ス
テップS82で受信バッファ516にデータがあるか否
かをチェックし、ホストコンピュータ102からの入力
データが受信バッファ516にセットされるまで、ステ
ップS81のプログラムモード切替スイッチ902〜9
04が押されたかどうかをチェックしながら待つ。受信
バッファ516にデータが存在する場合はステップS8
3へ進み、まず受信バッファ516からデータを取り出
し、本体プログラムとは別のコマンド体系に従ったデー
タ解析を行なう。ここで、コマンドか文字コードかが見
分けられ、フォント選択コマンドの場合は指定値を選択
フォント領域512へ、コピー枚数指定コマンドの場合
は指定値をコピー枚数領域513へ記憶する。
【0067】文字コードの場合は選択フォント領域51
2に指定されている識別コードから対応するフォント領
域258を選び出し、対応する文字ドットパターンをペ
ージバッファ517上に展開する。そしてステップS8
4へ進み、1ページ分のデータの解析が終了するまでス
テップS81〜S84を繰り返させる。1ページ分のデ
ータ解析が終了するとステップS85へ進み、ページバ
ッファ517上の画像データを画像信号発生器113に
送って、印刷機構部115にて印刷を行う。そして、ス
テップS86でコピー枚数領域513で指定されている
コピー枚数分ステップS85〜S86を繰返し実行し、
指定枚数分の印刷が終了するとステップS81へ戻る。
【0068】ステップS81でプログラムモード切替ス
イッチ902,903,904のいずれかが押されてい
た場合、ステップS87以下のプログラム切替処理へ進
む。ステップS87で、どのプログラムモード切替スイ
ッチが押されたかをチェックし、[L]スイッチ903
が押された場合は、現在実行中のカートリッジプログラ
ム0を切替要求しているので、これは無効としてステッ
プS81へ戻る。[R]スイッチ904が押されていた
場合は、ステップS88以下のカートリッジプログラム
1への移行手続きにはいる。
【0069】ここでは本体プログラムのステップS32
(図11)と同様に、ステップS88でカートリッジI
Dコード303をチェックし、カートリッジコネクタ1
502に有効なカートリッジプログラムが装着されてい
るか否かをチェックする。有効なカートリッジプログラ
ムの存在が確認されればステップS89へ進み、カート
リッジ0保存領域504の保存ID領域601に、現在
実行しているカートリッジプログラム0のカートリッジ
ID番号304を記録し、ステップS90でフリー領域
510上の動作モードテーブル511及び受信バッファ
516の内容をカートリッジ0保存領域504にコピー
する。そして、ステップS91へ進み、アドレス(40
0000H+α0 )番地を経由して、始まるカートリッ
ジプログラム1へCPU101の制御を移す。尚、ステ
ップS88で有効なカートリッジプログラムの存在が確
認できなかった場合は、ステップS81へ戻る。
【0070】一方、ステップS87で[MAIN]スイ
ッチ902が押された場合はステップS91,S93へ
進み、前述のステップS89,S90と同様にカートリ
ッジID番号304及びフリー領域510上の必要情報
をカートリッジ0保存領域504にコピーし、ステップ
S94でb0 番地(JP b1 )経由で始まる本体プロ
グラムの再スタート処理へ飛ぶ。
【0071】以上説明したように、プログラムの切替時
に、受信バッファ516に記憶されている、それまでに
受信したデータ内容を保存することにより、データ抜け
なしに1ページ単位に制御プログラムの切替えが可能と
なる。
【0072】また、これによりコピー枚数設定やフォン
ト選択の状況が保存されるので、制御プログラムの切替
後、わざわざホストコンピュータからこれらのパラメー
タを再送して、再設定する必要もなくなる。
【0073】又、本実施例によれば、制御プログラムが
切り替えられた際、それまでの動作環境をその時の制御
プログラムの識別符号と共に記憶しておき、制御プログ
ラムの切替時にそれに応じた動作環境を設定することに
より、制御プログラムの切り替わり時に以前の動作環境
のままで動作したり、他の制御プログラムの動作環境を
破壊する等の不具合がなくなる。
【0074】また本実施例では、それぞれの制御プログ
ラム毎に、メモリ上に動作環境の保存領域を設けたもの
であるが、この保存領域はメモリに限らず、外部記憶装
置としてハードウェアやフロッピィディスク装置を接続
し、これに保存してもよい。この場合、動作速度はやや
遅くなるが、大量の保存領域が確保できることになる。
【0075】更にまた本実施例では、保存する情報を、
受信バッファの内容や選択されたフォント情報、コピー
の設定枚数等としたが本発明はこれに限らず、例えばダ
ウンロードフォントや、フォーム情報などの登録データ
を保存してもよい。このような登録データは、一旦ホス
トコンピュータから印刷装置へ送られ、登録されるとそ
の後、続けて使用される場合が多いため、制御プログラ
ムの切替において保存すると、この登録データの有無の
管理が非常に楽になる。
【0076】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0077】以上説明したように本実施例によれば、各
制御プログラムのそれぞれが動作環境の保存領域を持
ち、制御プログラムの切替の直前に次の再開に必要な動
作環境を保存し、次に他の制御プログラムから元の制御
プログラムに制御権が切替わった直後、その保存領域に
記憶されている動作環境に復帰させることにより、前回
に引き続いて制御作業が進められる。
【0078】特に、保存する動作環境の種類を種々に設
定することにより、制御プログラムの切替タイミング
を、例えば印刷ジョブの切れ目や1ページの切れ目など
というように、種々のレベルに設定できる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
制御プログラムに対応する動作情報を、その制御プログ
ラムに対応した識別符号とともに記憶することにより、
他の制御プログラムの実行時に、この動作情報が消去さ
れるのを防止できる。
【0080】また本発明によれば、制御プログラムに応
じて動作情報を記憶する領域を設け、制御プログラムが
切り替わる時にそれまでの動作情報を記憶し、他の制御
プログラムの実行が開始される時に対応する動作情報を
読出して実行することにより、制御プログラムの切替に
よる動作情報の破壊などを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のプリンタの構成及び制御部の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】実施例の制御部のROMに格納された制御プロ
グラムの格納形式を示す図である。
【図3】図2のROMのカートリッジ識別領域のデータ
構成を説明するための図である。
【図4】図2のROMの製品適合フラグのデータ構成を
説明するための図である。
【図5】制御部のRAMのデータ構造を示す図である。
【図6】図5のRAMのカートリッジ保存領域のデータ
構造を説明するための図である。
【図7】制御部のNVRAMに記憶されたデータ構造を
説明するための図である。
【図8】制御部のCPUのアドレス空間を示す図であ
る。
【図9】操作パネルの表示部及び切替スイッチの配置例
を示す図である。
【図10】制御部のROMに記憶された本体プログラム
の処理を示すフローチャートである。
【図11】制御部のROMに記憶された本体プログラム
の処理を示すフローチャートである。
【図12】制御部のROMに記憶された本体プログラム
の処理を示すフローチャートである。
【図13】カートリッジプログラムの処理を示すフロー
チャートである。
【図14】カートリッジプログラムの処理を示すフロー
チャートである。
【図15】本実施例のプリンタの外観図である。
【符号の説明】
100 制御部 101 CPU 102 ホストコンピュータ 103 入力インターフェース回路 104 ROM 105 RAM 106 NVRAM 108 カートリッジインターフェース回路 109 プログラムカートリッジ0 110 プログラムカートリッジ1 112 操作パネル 113 画像信号発生器 114 出力インターフェース回路 115 印刷機構部 202 プログラムID 203 本体プログラム再スタートアドレス格納領域 251 カートリッジ識別領域 504,505 カートリッジ保存領域 511 動作モードテーブル 516 受信バッファ 517 ページバッファ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御プログラム切り替えて実行で
    きる印刷装置であって、 複数の制御プログラムのいずれを実行させるかを指示す
    る指示手段と、 前記指示手段の指示に応じて、実行中の制御プログラム
    が動作する上で必要な動作情報を、その識別情報と共に
    記憶する記憶手段と、 を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 複数の制御プログラム切り替えて実行で
    きる印刷装置であって、 複数の制御プログラムのいずれを実行させるかを指示す
    る指示手段と、 前記指示手段よりの切替指示に応じて、制御プログラム
    に対応してその制御プログラムが動作する上で必要な動
    作情報を記憶する記憶手段と、 前記制御プログラムの切替時に、実行中の第1の制御プ
    ログラムの動作情報を前記記憶手段に記憶し、次に実行
    される第2の制御プログラムの動作情報を前記記憶手段
    より読出す読出し手段とを備え、 前記第2の制御プログラムは前記記憶手段より読出した
    対応する動作情報に基づいて動作することを特徴とする
    印刷装置。
  3. 【請求項3】 制御プログラムを格納する記憶媒体を装
    着する装着手段を有し、前記制御プログラムの少なくと
    も1つは前記記憶媒体に記憶されていることを特徴とし
    た請求項1又は2の少なくとも1項に記載の印刷装置。
JP16895992A 1992-06-26 1992-06-26 印刷装置 Withdrawn JPH068534A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7325235B2 (en) 2001-10-23 2008-01-29 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus, data processing method, program, and storage medium
JP2013013100A (ja) * 2005-07-11 2013-01-17 Ricoh Co Ltd 装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記録媒体

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