JP2913890B2 - 半導体レーザモジュール - Google Patents

半導体レーザモジュール

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JP2913890B2 JP3101135A JP10113591A JP2913890B2 JP 2913890 B2 JP2913890 B2 JP 2913890B2 JP 3101135 A JP3101135 A JP 3101135A JP 10113591 A JP10113591 A JP 10113591A JP 2913890 B2 JP2913890 B2 JP 2913890B2
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和芳 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信装置や光情報処理
装置等に用いられる半導体レーザモジュールに関し、特
にペルチェ素子による電子冷却器を用いた温度制御可能
な半導体レーザモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の半導体レーザモジュール
について、図2に示す一部載欠した斜視図を参照して説
明する。
【0003】半導体レーザモジュールは、半導体レーザ
11と半導体レーザ1に光学的に結合された光ファイバ
2を搭載するサブキャリア11と、高温側セラミック板
31と低温側セラミック板35に半田33によってそれ
ぞれ結合されているペルチェ素子32とを有し低温側セ
ラミック板35がサブキャリア11に結合され高温側セ
ラミック板31がパッケージ4に結合されサブキャリア
11を冷却する電子冷却器3と、サブキャリア11およ
び電子冷却器3を収容するパッケージ4とを含んでい
る。図2において、パッケージ4には外部との電気接続
を行うリード端子9が設けられており、またパッケージ
4のカバーは取り外された状態となっている。尚、電子
冷却器3の電源はリード36によって外部から供給され
ている。
【0004】詳しく説明すると、半導体レーザ1は金メ
ッキされたサブキャリア11上に搭載され、光ファイバ
2は半導体レーザ1からの前方出射光が最大に結合され
るように調整され固定材7で固定される。モニタ用フォ
トダイオード6は半導体レーザ1からの後方出射光が最
大に結合されるように調整され固定材12で固定され
る。また温度測定用のサーミスタ8がサブキャリア11
上に搭載されている。
【0005】また、電子冷却器3とパッケージ4との結
合は、電子冷却器3の高温側セラミック板31とパッケ
ージ4との熱的接続を半田10で行っていた。すなわ
ち、高温側セラミック板31の裏面に予備半田10を施
しておき、電子冷却器3を金メッキされたパッケージ4
の上に載せ、パッケージ4および電子冷却器3を加熱し
半田10を溶融させた後、冷却し熱的接続を行ってい
た。
【0006】さらに、電子冷却器3とサブキャリア11
との結合について説明すると、まず電子冷却器3の低温
側セラミック板35の上面に半田34を予備半田し、つ
いで半田34の上にサブキャリア11を載せる。そし
て、電子冷却器3およびサブキャリアを加熱して半田3
4を溶融させた後、これらを冷却し、熱的接続を行って
いた。この電子冷却器3とサブキャリア11との熱的接
続を行う半田34は、融点温度が半田10(融点温度:
145°C)よりやや低い、117°Cの半田を用いて
いた。
【0007】次に、電子冷却器3の詳細について、図3
に示す側面図を参照して説明する。
【0008】電子冷却器3は、リード36から電源供給
されるペルチェ素子32が低温側セラミック板35およ
び高温側セラミック板31に各々半田33(33aおよ
び33b)で固定されている構造になっている。半田3
3は、融点温度が半田10より多少高いものが用いら
れ、通常、融点温度が183°Cの共晶半田が用いられ
ている。尚、図2に示した従来の半導体レーザモジュー
ルにおいて、パッケージ4と電子冷却器3との熱的接続
を行う半田10は、融点温度が半田33(融点温度:1
83°C)よりやや低い、145°Cの半田を用いてい
た。
【0009】以上、図2および図3によって説明した従
来の半導体モジュールの組立てにおいて、3種類の融点
の異なる半田10,33,34を用いるのは、通常組立
手順として、ペルチェ素子32を高温側セラミック板3
1および低温側セラミック板35に固定し電子冷却器3
を形成し、パッケージ4に電子冷却器3を固定した後に
サブキャリア11を電子冷却器3に固定する必要がある
ためである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体レー
ザモジュールでは、パッケージと電子冷却器を結合する
半田を溶融させるために、これらを短時間で加熱する
と、電子冷却器の温度は過渡的にペルチェ素子を高温側
セラミック板に固定している半田の融点温度に近くな
り、電子冷却器を壊す可能性がある。
【0011】このため、パッケージおよび電子冷却器を
加熱するときは、電子冷却器の半田が溶けないようにゆ
っくり時間をかけて行う必要があり、作業時間が長くな
るという問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザモ
ジュールは、半導体レーザと前記半導体レーザに光学的
に結合された光ファイバとを搭載するサブキャリアと、
低温側セラミック板が前記サブキャリアに結合される電
子冷却器と、前記電子冷却器の高温側セラミック板と
合・固定され,前記サブキャリアおよび前記電子冷却器
を収容するパッケージとを有する半導体レーザモジュー
ルにおいて、前記低温側セラミック板と前記サブキャリ
アとが低温半田によって結合され、前記低温側セラミッ
クと前記高温側セラミック板とが前記電子冷却器のペル
チェ素子に共晶半田によって結合され、前記高温側セラ
ミック板と前記パッケージとの結合・固定は銀ろう付け
によって行われる。
【0013】
【実施例】次に本発明の半導体レーザモジュールについ
て図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例の斜視図である。
【0015】この半導体レーザモジュールは、図2の従
来例と同様の、半導体レーザ1,光ファイバ2,モニタ
用フォトダイオード6,サーミスタ8および固定材7,
12を搭載するサブキャリア11と、低温側セラミック
板35,高温側セラミック板31,ペルチェ素子32,
半田33(33a,33b)およびリード36を含む電
子冷却器3と、リード端子9を含むパッケージ4とを含
んでいる。また同様に、サブキャリア11は電子冷却器
3の低温側セラミック板35と半田34によって結合さ
れている。
【0016】しかしながら、半導体レーザモジュールの
組み立てにおいては、電子冷却器3の高温側セラミック
板31が、まず銀ろう材5によってパッケージ4に固定
される。なお、銀ろう材5の融点温度は、周知のとお
り、250°〜300°Cである。
【0017】次に、電子冷却器3が融点温度183°C
の半田33によって組立てられ、最後に電子冷却器3の
低温側セラミック板35が半田34によってサブキャリ
ア11と結合される。
【0018】ここで、電子冷却器3の高温側セラミック
板31は、窒化アルミニウムからなり、裏面には金メッ
キが施されている。また、パッケージ4は、コバールか
らなり、表面には金メッキが施されている。従って、パ
ッケージ4と高温側セラミッキ31との銀ろう材5によ
る結合は強固にできる。
【0019】このように、電子冷却器3の高温側セラミ
ック板31をまず銀ろう材5によりパッケージ4にろう
付けし固定しておくことにより、電子冷却器3に対する
半田固定は、電子冷却器3に組立てに用いた半田33よ
り充分融点の低い半田34(融点温度:117°C)よ
る、サブキャリア11に対してだけとなる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体レー
ザモジュールは、電子冷却器の高温側セラミック板をパ
ッケージにろう付し固定しておくことにより、電子冷却
器に対する半田固定箇所はサブキャリアに対してのみと
なり、その半田としては充分融点の低い半田(融点温
度:117°C)が使用できる。この結果、電子冷却器
とサブキャリアとを半田による固定のために短時間に加
熱しても、この固定用半田は電子冷却器組立て用の半田
との融点温度差が66°Cと大きいので、電子冷却器を
壊す恐れがなくなる。すなわち、このろう付固定により
組立て作業時間の短縮が計れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体レーザモジュールの一実施例を
示す一部載欠した斜視図である。
【図2】従来の半導体レーザモジュールを示す一部載欠
した斜視図である。
【図3】電子冷却器の側面図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 光ファイバ 3 電子冷却器 4 パッケージ 5 銀ろう材 6 モニタ用フォトダイオード 7 固定材 8 サーミスタ 9 リード端子 10 半田 11 サブキャリア 12 固定材 31 高温側セラミック板 32 ペルチェ素子 33,33a,33b 半田 34 半田 35 低温側セラミック板 36 リード

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと前記半導体レーザに光学
    的に結合された光ファイバとを搭載するサブキャリア
    と、低温側セラミック板が前記サブキャリアに結合され
    る電子冷却器と、前記電子冷却器の高温側セラミック板
    結合・固定され,前記サブキャリアおよび前記電子冷
    却器を収容するパッケージとを有する半導体レーザモジ
    ュールにおいて、前記低温側セラミック板と前記サブキャリアとが低温半
    田によって結合され、前記低温側セラミックと前記高温
    側セラミック板とが前記電子冷却器のペルチェ素子に共
    晶半田によって結合され、前記高温側セラミック板と
    記パッケージとの結合・固定は銀ろう付けによって行わ
    れることを特徴とする半導体レーザモジュール。
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JP4620268B2 (ja) * 2001-02-27 2011-01-26 アイシン精機株式会社 熱電モジュールを放熱部材に組み付ける方法
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