JP2868353B2 - 光半導体モジュールの製造方法 - Google Patents
光半導体モジュールの製造方法Info
- Publication number
- JP2868353B2 JP2868353B2 JP2310192A JP2310192A JP2868353B2 JP 2868353 B2 JP2868353 B2 JP 2868353B2 JP 2310192 A JP2310192 A JP 2310192A JP 2310192 A JP2310192 A JP 2310192A JP 2868353 B2 JP2868353 B2 JP 2868353B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical semiconductor
- peltier
- package
- fixed
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光半導体レーザモジュー
ルに関し、特に温調用のペルチェクーラ素子を搭載する
光半導体モジュールの製造方法に関する。
ルに関し、特に温調用のペルチェクーラ素子を搭載する
光半導体モジュールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信に用いられる光半導体モ
ジュールは半導体レーザを安定動作させるために温調用
のペルチェクーラ素子を搭載するものが多い。図2は従
来の光半導体モジュールの縦断面図である。半導体レー
ザ1はレンズ6を介して光ファイバピグテール9と光軸
調整されホルダ7に固定される。ペルチェクーラはペル
チェクーラ上基板11,ペルチェ素子12およびペルチ
ェクーラ下基板14とがあらかじめ組み立てられ単体の
部品として製造されている。ペルチェクーラはハンダで
パッケージ底板13に固定され、さらに光学調整済みの
ホルダはペルチェクーラ上面にハンダで固定される。ペ
ルチェクーラとパッケージは各々単独の部分を構成して
いた。
ジュールは半導体レーザを安定動作させるために温調用
のペルチェクーラ素子を搭載するものが多い。図2は従
来の光半導体モジュールの縦断面図である。半導体レー
ザ1はレンズ6を介して光ファイバピグテール9と光軸
調整されホルダ7に固定される。ペルチェクーラはペル
チェクーラ上基板11,ペルチェ素子12およびペルチ
ェクーラ下基板14とがあらかじめ組み立てられ単体の
部品として製造されている。ペルチェクーラはハンダで
パッケージ底板13に固定され、さらに光学調整済みの
ホルダはペルチェクーラ上面にハンダで固定される。ペ
ルチェクーラとパッケージは各々単独の部分を構成して
いた。
【0003】なおヒートシンク2,チップキャリア3,
モニタホトダイオード4,パッケージ側壁5,スライド
リング8,ハンダ10は発明の要旨と直接関係ないので
説明は省略する。
モニタホトダイオード4,パッケージ側壁5,スライド
リング8,ハンダ10は発明の要旨と直接関係ないので
説明は省略する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の光半導体モ
ジュールではペルチェクーラとパッケージが独立した部
品であるためハンダもしくはその他の方法でペルチェク
ーラ素子とパッケージを固定しなければならないため、
放熱効果を制限する要因の1つとなる。また組立上のバ
ラツキによりペルチェクーラ素子とパッケージの間に空
気の層が生じた場合冷却効果が著しく悪いものが発生す
ることがある。またハンダで固定する場合、温度が上が
りすぎるとペルチェクーラ自体を破壊する可能性があ
る。さらにペルチェクーラ自体が一つの部品であるため
にペルチェクーラ上基板とペルチェクーラ下基板は必ず
必要で厚み方向の寸法が大きくなってしまう。このよう
に従来の光半導体モジュールでは様々の問題をかかえて
いる。
ジュールではペルチェクーラとパッケージが独立した部
品であるためハンダもしくはその他の方法でペルチェク
ーラ素子とパッケージを固定しなければならないため、
放熱効果を制限する要因の1つとなる。また組立上のバ
ラツキによりペルチェクーラ素子とパッケージの間に空
気の層が生じた場合冷却効果が著しく悪いものが発生す
ることがある。またハンダで固定する場合、温度が上が
りすぎるとペルチェクーラ自体を破壊する可能性があ
る。さらにペルチェクーラ自体が一つの部品であるため
にペルチェクーラ上基板とペルチェクーラ下基板は必ず
必要で厚み方向の寸法が大きくなってしまう。このよう
に従来の光半導体モジュールでは様々の問題をかかえて
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はパッケージ内
に、ホルダに固定された光半導体レーザと、該光半導体
レーザの温度調節のために前記ホルダに固定されるペル
チェクーラ上基板が上端に固定されたペルチェ素子とを
収めた光半導体モジュールの製造方法において、 前記パ
ッケージの底板に前記ペルチェ素子の下端を半田で固定
し、前記ペルチェクーラ上基板と前記ホルダとを、前記
パッケージの底板と前記ペルチェ素子の下端との固定に
使用した半田よりも融点の低い半田で固定することを特
徴としている。
に、ホルダに固定された光半導体レーザと、該光半導体
レーザの温度調節のために前記ホルダに固定されるペル
チェクーラ上基板が上端に固定されたペルチェ素子とを
収めた光半導体モジュールの製造方法において、 前記パ
ッケージの底板に前記ペルチェ素子の下端を半田で固定
し、前記ペルチェクーラ上基板と前記ホルダとを、前記
パッケージの底板と前記ペルチェ素子の下端との固定に
使用した半田よりも融点の低い半田で固定することを特
徴としている。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の光半導体モジュールの縦
断面図である。半導体レーザ1はヒートシンク2にAu
Snで固定され前記ヒートシンク2はチップキャリア3
にAuSnで固定される。レンズ6はホルダ7にAuS
nで固定される。次にチップキャリア3はホルダ7にP
bSnとYAG溶接で固定されモニタホトダイオード4
もPbSnで固定される。光ファイバピグテール9はス
ライドリング8を介してホルダ7と光学調整されYAG
溶接で固定される。
る。図1は本発明の一実施例の光半導体モジュールの縦
断面図である。半導体レーザ1はヒートシンク2にAu
Snで固定され前記ヒートシンク2はチップキャリア3
にAuSnで固定される。レンズ6はホルダ7にAuS
nで固定される。次にチップキャリア3はホルダ7にP
bSnとYAG溶接で固定されモニタホトダイオード4
もPbSnで固定される。光ファイバピグテール9はス
ライドリング8を介してホルダ7と光学調整されYAG
溶接で固定される。
【0007】ペルチェ素子12は、アルミナまたはAl
Nのパッケージ底板13とペルチェクーラ上基板11に
はさまれ、固定はハンダで行われる。ホルダ7とペルチ
ェクーラ上基板11の固定はペルチェ素子12の固定に
使用されたハンダよりも低い温度の融点を持つハンダで
行われる。ペルチェ素子12の固定が融点138℃のB
iSnで行われた場合はホルダ7の固定は融点118℃
のInSnで行われる。このように、パッケージ底板1
3上に直接ペルチェ素子12を組み立て、パッケージ底
板の材料にアルミナやAlNを使用したことにより、ペ
ルチェ素子12の吸熱能力が十分に発揮され、光半導体
モジュールとしての冷却能力を向上させることが可能と
なる。環境温度が70℃で比較すると、ペルチェクーラ
の消費電力が5〜10%減少し、冷却能力の限界は70
℃から75℃へ改善される。 また、ペルチェクーラ下基
板が不用になり、その厚みの0.6mm程度、光半導体
モジュールを薄型化する要求に対して有利になる。 さら
に、ホルダ7とペルチェクーラ上基板11との固定に、
ペルチェ素子12とパッケージ底板13との固定に用い
たハンダよりも融点が低いハンダを用いているので、ホ
ルダ7とペルチェクーラ上基板11との固定の際に、ペ
ルチェ素子12とパッケージ底板13との固定に用いた
ハンダが溶けることがなく、ペルチェ素子12はパッケ
ージ底板13に確実に固定されたままとなる。
Nのパッケージ底板13とペルチェクーラ上基板11に
はさまれ、固定はハンダで行われる。ホルダ7とペルチ
ェクーラ上基板11の固定はペルチェ素子12の固定に
使用されたハンダよりも低い温度の融点を持つハンダで
行われる。ペルチェ素子12の固定が融点138℃のB
iSnで行われた場合はホルダ7の固定は融点118℃
のInSnで行われる。このように、パッケージ底板1
3上に直接ペルチェ素子12を組み立て、パッケージ底
板の材料にアルミナやAlNを使用したことにより、ペ
ルチェ素子12の吸熱能力が十分に発揮され、光半導体
モジュールとしての冷却能力を向上させることが可能と
なる。環境温度が70℃で比較すると、ペルチェクーラ
の消費電力が5〜10%減少し、冷却能力の限界は70
℃から75℃へ改善される。 また、ペルチェクーラ下基
板が不用になり、その厚みの0.6mm程度、光半導体
モジュールを薄型化する要求に対して有利になる。 さら
に、ホルダ7とペルチェクーラ上基板11との固定に、
ペルチェ素子12とパッケージ底板13との固定に用い
たハンダよりも融点が低いハンダを用いているので、ホ
ルダ7とペルチェクーラ上基板11との固定の際に、ペ
ルチェ素子12とパッケージ底板13との固定に用いた
ハンダが溶けることがなく、ペルチェ素子12はパッケ
ージ底板13に確実に固定されたままとなる。
【0008】なお、図中5はパッケージ側壁で、10は
光ファイバピグテールを固定する半田である。
光ファイバピグテールを固定する半田である。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ペルチェ
素子はパッケージの底板に直接固定するので、その分だ
け薄型化を達成することができるとともに、冷却能力を
向上させることができる。しかも、ペルチェクーラ上基
板とホルダとを固定する際に、パッケージの底板とペル
チェ素子の下端との固定に使用した半田よりも融点の低
い半田で固定することにより、薄型化が達成されかつ冷
却能力が向上した光半導体モジュールを、製造歩留まり
を低下させずに安定に製造することができる。
素子はパッケージの底板に直接固定するので、その分だ
け薄型化を達成することができるとともに、冷却能力を
向上させることができる。しかも、ペルチェクーラ上基
板とホルダとを固定する際に、パッケージの底板とペル
チェ素子の下端との固定に使用した半田よりも融点の低
い半田で固定することにより、薄型化が達成されかつ冷
却能力が向上した光半導体モジュールを、製造歩留まり
を低下させずに安定に製造することができる。
【0010】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】従来の光半導体モジュールの縦断面図である。
1 半導体レーザ 2 ヒートシンク 3 チップキャリア 4 モニタホトダイオード 5 パッケージ側壁 6 レンズ 7 ホルダ 8 スライドリング 9 光ファイバピグテール 10 ハンダ 11 ペルチェクーラ上基板 12 ペルチェ素子 13 パッケージ底板
Claims (1)
- 【請求項1】 パッケージ内に、ホルダに固定された光
半導体レーザと、該光半導体レーザの温度調節のために
前記ホルダに固定されるペルチェクーラ上基板が上端に
固定されたペルチェ素子とを収めた光半導体モジュール
の製造方法において、 前記パッケージの底板に前記ペルチェ素子の下端を半田
で固定し、前記ペルチェクーラ上基板と前記ホルダと
を、前記パッケージの底板と前記ペルチェ素子の下端と
の固定に使用した半田よりも融点の低い半田で固定する
ことを特徴とする光半導体モジュールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2310192A JP2868353B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 光半導体モジュールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2310192A JP2868353B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 光半導体モジュールの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05226779A JPH05226779A (ja) | 1993-09-03 |
JP2868353B2 true JP2868353B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=12101068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2310192A Expired - Lifetime JP2868353B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 光半導体モジュールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2868353B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09251120A (ja) * | 1996-03-15 | 1997-09-22 | Nec Corp | 半導体レーザモジュール |
DE19827602A1 (de) * | 1998-06-20 | 1999-12-23 | Zeiss Carl Fa | Verfahren zur Korrektur nicht-rotationssymmetrischer Bildfehler |
US6697399B2 (en) * | 2000-05-26 | 2004-02-24 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Semiconductor laser module with peltier module for regulating a temperature of a semiconductor laser chip |
JP3804629B2 (ja) | 2002-04-25 | 2006-08-02 | ヤマハ株式会社 | 熱電装置用パッケージ |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP2310192A patent/JP2868353B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05226779A (ja) | 1993-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5068865A (en) | Semiconductor laser module | |
US6872011B2 (en) | Light source having plural laser diode modules | |
US5706302A (en) | Temperature control type semiconductor laser device | |
US5845031A (en) | Optical module having an improved heat dissipation and reduced mechanical distortion | |
US6404042B1 (en) | Subcarrier and semiconductor device | |
JPH10223986A (ja) | 半導体レーザ装置 | |
JP3076246B2 (ja) | ペルチェクーラ内蔵半導体レーザモジュール | |
JP2002151784A (ja) | レーザダイオードモジュールからなる光源 | |
US6178188B1 (en) | Laser assembly platform with silicon base | |
JPH09251120A (ja) | 半導体レーザモジュール | |
JP2002111083A (ja) | 熱電モジュール及びその製造方法 | |
JP2868353B2 (ja) | 光半導体モジュールの製造方法 | |
US6774298B2 (en) | Thermoelectric module and method of producing the same | |
JP2010103193A (ja) | 光モジュール及びその製造方法 | |
JP3149965B2 (ja) | 光半導体モジュ−ル | |
JP2880890B2 (ja) | 半導体レーザモジュール | |
JP2009152339A (ja) | 光デバイス及びその製造方法 | |
JPH07131106A (ja) | 半導体レーザモジュール | |
JP3246519B2 (ja) | 光半導体モジュール | |
JPH0452636B2 (ja) | ||
JPH0715091A (ja) | 半導体レーザ装置 | |
CA2324808C (en) | Semiconductor laser module | |
JPH11289038A (ja) | 電子温度調整装置 | |
JP2003338654A (ja) | 半導体レーザモジュール | |
JP2002280661A (ja) | レーザダイオードモジュールからなる光源 |