JPH11289038A - 電子温度調整装置 - Google Patents

電子温度調整装置

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JPH11289038A
JPH11289038A JP10089835A JP8983598A JPH11289038A JP H11289038 A JPH11289038 A JP H11289038A JP 10089835 A JP10089835 A JP 10089835A JP 8983598 A JP8983598 A JP 8983598A JP H11289038 A JPH11289038 A JP H11289038A
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JP
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semiconductor
cooling
electronic
substrate
side substrate
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JP10089835A
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Naoyuki Mineo
尚之 峯尾
Yoshiki Shibuya
佳樹 澁谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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  • Semiconductor Lasers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱電半導体を挟持する基板の熱抵抗を低下さ
せて,温度調整能力を向上させることが可能な電子温度
調整装置を提供する。 【解決手段】 光モジュール100の電子冷却装置10
4を構成する冷却側基板130と放熱側基板132はシ
リコンから成り,各基板130,132の対向面には各
々シリコン酸化膜130a,132aと電極134が順
次形成される。電子冷却素子136は,P型熱電半導体
136aとN型熱電半導体136bを電極134を介し
て冷却側基板130と放熱側基板132で挟持し,電極
134によってP型熱電半導体136aとN型熱電半導
体136bを直列に接続することにより形成される。光
変調器110は,冷却側基板130上にベース106と
チップキャリア108を介して固定される。N型熱電半
導体136bからP型熱電半導体136a方向に電流を
流すと,光変調器110が冷却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,電子温度調整装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】光変調器や,レーザダイオードや,フォ
トダイオードなどの光素子は,その性質上,作動時に熱
を生じるが,最近の光素子の小型化及び高集積化傾向に
伴って,該熱の影響を無視することができなくなってき
た。例えば,光変調器は,自ら生じた熱で光変調器の温
度が所定温度よりも上昇すると,光の変調特性が変化し
てしまい,光のオン・オフの切り替えの動作性が低下し
て,所定の光信号を発生させることが困難となる。
【0003】そこで,最近,光変調器などの光素子から
生じる熱を電子温度調整装置,すなわち電子冷却装置で
吸熱(冷却)し,光素子の温度を所定温度に維持して,
均一かつ安定した光変調特性を確保する技術が提案され
ている。ここで,従来の電子冷却装置を用いた光モジュ
ールについて,図11及び図12を参照しながら説明す
る。
【0004】まず,図11を参照しながら光モジュール
10の全体構成について説明すると,光モジュール10
の容器(パッケージ)12内には,電子冷却装置14が
配置されており,この電子冷却装置14の後述する冷却
側基板26a上に,キャリア16を介して光変調器18
が載置されている。さらに,キャリア16上には,光変
調器18を挟んで一対のレンズ20が対向配置されてい
ると共に,これらのレンズ20を介して光変調器18に
光を入射,あるいは光変調器18を通過した光を受光す
ることができる位置に,一対の光ファイバ22が対向配
置されている。
【0005】次に,図12を参照しながら電子冷却装置
14について説明すると,当該電子冷却装置14は,図
12(a)に示すように,冷却(吸熱)側基板26aと
放熱側基板26bから成る一対のセラミックス板26
と,冷却側基板26aと放熱側基板26bの対向面に形
成される電極32と,一対のP型熱電半導体28とN型
熱電半導体30から構成されている。また,P型熱電半
導体28と,N型熱電半導体30と,電極32は,電子
冷却素子(電子温度調整素子)24を構成している。す
なわち,電子冷却素子24は,図12(a)及び図12
(b)に示すように,P型熱電半導体28とN型熱電半
導体30を,電極32を介して冷却側基板26aと放熱
側基板26bで挟持すると共に,それらP型熱電半導体
28とN型熱電半導体30を電極32を介して直列に接
続することにより形成され,いわゆるπ型回路を構成し
ている。なお,図12(a)に示す例では,冷却側基板
26aは,紙面上方に配され,放熱側基板26bは,紙
面下方に配されていると共に,電子冷却装置14のヒー
トポンプ能力を向上させるため,冷却側基板26aと放
熱側基板26bとの間に複数の電子冷却素子24が介装
されている。
【0006】そして,図12(b)に示すように,P型
熱電半導体28に電源34の負極を接続し,N型熱電半
導体30に電源34の陽極を接続して,N型熱電半導体
28からP型熱電半導体30方向に電流を流すと,ペル
チェ効果によって電子冷却素子24を構成するπ型回路
の上部で吸熱された熱エネルギがP型熱電半導体28又
はN型熱電半導体30を介して該π型回路の下部で放熱
される。かかる構成により,この電子冷却素子24を備
えた電子冷却装置14では,図12(a)に示す例で
は,上記π型回路の上方に配された冷却側基板26aで
吸熱された熱が,電子冷却素子24を介してπ型回路の
下方に配された放熱側基板26bから放熱される。
【0007】従って,図11に示す光モジュール10で
は,電子冷却素子24の作動により,光変調器18で生
じた熱をキャリア16と,冷却側基板26aと,電子冷
却素子24と,放熱側基板26bを介して強制的に放熱
させることができるため,光変調器18を所定温度に維
持して,光変調器18の光変調特性を安定させることが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の電子冷却装置14では,熱抵抗が大きく,熱伝導率
が低いセラミックス板26によって電子冷却素子24を
挟持しているため,電子冷却装置14の冷却効率の向上
には限界があった。すなわち,セラミックス板26(冷
却側基板26a)は,光変調器18と電子冷却素子24
との間に介装されるため,そのセラミックス板26の熱
抵抗により,光変調器18で生じた熱が電子冷却素子2
4に確実に伝熱されず,光変調器18に対する冷却能力
が低下する。さらに,放熱側基板26bもセラミックス
から形成されていると,上記セラミックス板26の熱抵
抗により,電子冷却素子24で吸熱した熱を電子冷却装
置14の外部に確実に放熱することができず,光変調器
18に対する冷却能力が低下する。その結果,電子冷却
素子24のヒートポンプ性能を十分に発揮させることが
できず,光変調器18を所定温度にまで冷却するために
は,電子冷却装置14の大型化及び多層化を図らなけれ
ばならないという問題があった。
【0009】本発明は,従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の第1の
目的は,熱電半導体から成る温度調整素子のヒートポン
プ性能を十分に発揮させて,相対的に小さな電子温度調
整装置を採用しても,温度調整対象を所定温度に調整す
ることが可能な,新規かつ改良された電子温度調整装置
を提供することである。
【0010】また,上記従来の光モジュール10では,
冷却側基板26a上にキャリア16を介して光変調器1
8を載置しているため,光変調器18と冷却側基板26
aとの間にキャリア16が介装されることとなる。その
結果,キャリア16の熱抵抗により,光変調器18に対
する冷却効率がさらに低下するという問題がある。
【0011】本発明は,従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の第2の
目的は,熱電半導体を挟持する基板に温度調整対象を直
接形成し,温度調整対象に対する温度調整能力をさらに
向上させることが可能な,新規かつ改良された電子温度
調整装置を提供することである。
【0012】さらに,本発明の第3の目的は,熱電半導
体を挟持する基板の温度調整面から所定の間隔をもって
温度調整対象を配置しなければならない場合でも,温度
調整対象の配置位置を変更することなく,該基板に温度
調整対象を直接形成することが可能な,新規かつ改良さ
れた電子温度調整装置を提供することである。
【0013】また,上記従来の光モジュール10では,
一体形成されたキャリア16上に光変調器18とレンズ
20が配置されており,それら光変調器18とレンズ2
0の配置位置は,キャリア16の形状により定まる。そ
の結果,キャリア16の形成時には,厳密な加工精度が
要求されると共に,歩留りが低下する原因にもなる。ま
た,キャリア16の検査工程も複雑化し,キャリア16
のみ成らず光モジュール10全体の生産コストが上昇す
る。さらに,キャリア16が一体形成されていると,取
り扱い性が悪くなるという問題もあった。
【0014】本発明は,上記従来の技術が有する上記の
ような問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の第
4の目的は,温度調整対象を支持する支持部材と,他の
部材を支持する支持部材を分割することにより,各支持
部材を容易に形成することができ,かつ歩留りを向上さ
せることができると共に,各支持部材の検査工程を簡素
化し,さらに各支持部材の取り扱い性を向上させること
が可能な,新規かつ改良された電子温度調整装置を提供
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,本発明によれば,請求項1に記載の発明のように,
一対の半導体基板と,各半導体基板の対向面に各々形成
される電極と,各電極を介して各半導体基板により挟持
される熱電半導体とを備えることを特徴とする電子温度
調整装置が提供される。
【0016】かかる構成によれば,熱電半導体を挟持す
る部材に半導体基板を採用したため,例えば請求項2に
記載の発明のように,各半導体基板の少なくともいずれ
か一方の温度調整面に,半導体から成る温度調整対象,
例えば光素子や半導体素子などを直接形成することがで
きる。その結果,半導体基板と温度調整対象との間に部
材が介装されないため,熱抵抗が低下し,伝熱効率を高
めることができ,温度調整対象の温度を確実に調整する
ことができる。
【0017】例えば,温度調整対象が光素子や半導体素
子である場合には,各半導体基板のうち,熱電半導体か
ら成る温度調整素子の吸熱(冷却)側に配される半導体
基板の温度調整面,すなわち冷却面にそれら光素子や半
導体素子を形成すれば,光素子や半導体素子から生じる
熱を上記半導体基板を介して温度調整素子により確実に
吸熱することができる。その結果,光素子や半導体素子
を常時所定温度に維持することができるため,光素子や
半導体素子を所望の状態で作動させることができる。ま
た,温度調整対象を加熱する場合には,温度調整素子の
放熱側に配される半導体基板の温度調整面,すなわち放
熱面にその温度調整対象を形成すればよい。この場合に
も,温度調整対象を常時所定の温度に維持することがで
きる。なお,本明細書において,温度調整面とは,各半
導体基板の対向面に対して反対側の面をいうものとす
る。
【0018】また,例えば請求項11に記載の発明のよ
うに,各半導体基板の少なくともいずれか一方にシリコ
ン(Si)基板を採用することができ,この場合には,
少なくともシリコン基板の電極との接触面にシリコン酸
化膜(SiO膜)を形成することが好ましい。かかる
構成によれば,熱電半導体を挟持する部材にセラミック
スよりも熱伝導率が高く,熱抵抗が小さいシリコン基板
を採用したため,熱電半導体から成る温度調整素子のペ
ルチェ効果によるヒートポンプ機能を十分に発揮させる
ことができる。その結果,相対的に小さな電子温度調整
装置を用いた場合でも,温度調整対象を所定温度に調整
することができる。さらに,一対の半導体基板の両方に
シリコン基板を採用すれば,温度調整素子による吸熱及
び放熱作用を所望の状態で行うことができ,温度調整素
子のヒートポンプ機能をさらに十分に発揮させることが
できる。
【0019】また,上述の如くシリコン基板を採用すれ
ば,シリコンから成る光素子や半導体装置などの温度調
整対象を,上記請求項2に記載の発明のように,シリコ
ン基板の温度調整面に直接形成することができる。その
結果,温度調整対象と半導体基板との間の熱抵抗がさら
に減少し,温度調整対象の温度安定性を向上させること
ができる。
【0020】また,シリコン基板の電極との接触面に
は,絶縁性のシリコン酸化膜が形成されるため,電極に
印加されている電力がシリコン酸化膜に漏電することを
防止できる。その結果,電極同士がショートして熱電半
導体が機能しなくなったり,温度調整対象が破壊された
りすることを防止できると共に,該電力による温度調整
対象の損傷も防止できる。
【0021】また,例えば請求項12に記載の発明のよ
うに,各半導体基板の少なくともいずれか一方に化合物
半導体基板を採用することもできる。かかる構成によれ
ば,熱電半導体を挟持する部材にセラミックスよりも熱
伝導率が高く,熱抵抗が小さい化合物半導体基板を採用
したため,上述した請求項13に記載の発明と同様に,
温度調整素子のヒートポンプ機能を十分に発揮させるこ
とができ,電子温度調整装置を小型化しても,温度調整
対象の温度を確実に調整することができる。さらに,一
対の半導体基板の両方に化合物半導体基板を採用すれ
ば,温度調整素子による吸熱及び放熱作用を確実に発揮
させることができる。
【0022】また,化合物半導体基板を採用すれば,化
合物半導体から成る光素子や半導体装置などの温度調整
対象を,上記請求項2に記載の発明のように,化合物半
導体基板の温度調整面に直接形成することができる。そ
の結果,上記請求項11に記載の発明のように,温度調
整対象と半導体基板との間の熱抵抗がさらに減少し,温
度調整対象の温度安定性を向上させることができる。ま
た,化合物半導体は,半絶縁性の材料であるため,化合
物半導体基板と電極との間に絶縁部材(絶縁膜)を介装
しなくても,電極に印加がされた電力が半導体基板に流
れることがない。その結果,化合物半導体基板に絶縁部
材を形成する必要がないため,電子温度調整装置の製造
工程数を減少させることができ,生産コストを減少させ
ることができる。
【0023】さらに,例えば請求項13に記載の発明の
ように,各半導体基板の一方に化合物半導体を採用し,
各半導体基板の他方にシリコン基板を採用することもで
き,この場合には,少なくともシリコン基板の電極との
接触面にシリコン酸化膜を形成することが好ましい。か
かる構成によれば,半導体基板の一方が化合物半導体基
板から成り,他方が化合物半導体よりもさらに熱抵抗が
小さいシリコン基板から成るため,化合物半導体から形
成される温度調整対象を化合物半導体基板の温度調整面
に直接形成することができると共に,例えば温度調整対
象から吸熱した熱を,シリコン基板を介して温度調整対
象の外部に効率よく放熱することができる。
【0024】また,上記請求項2に記載の発明のよう
に,温度調整対象を半導体基板の温度調整面に直接形成
できない場合でも,例えば請求項3に記載の発明のよう
に,各半導体基板,特に例えば請求項11〜請求項13
に記載の発明のようにシリコン基板や化合物半導体基板
の少なくともいずれか一方の温度調整面に温度調整対象
を直接固定すれば,半導体基板と温度調整対象との間の
熱抵抗を減少させることができ,温度調整対象の温度を
確実に調整することができる。
【0025】さらに,例えば請求項4に記載の発明のよ
うに,各半導体基板の少なくともいずれか一方の温度調
整面に,各半導体基板と一体形成された凸部を形成する
ことができる。従って,温度調整対象の高さ調整が必要
な場合,すなわち半導体基板の温度調整面から所定の間
隔を持って温度調整対象を配置する必要がある場合に
は,該温度調整面に凸部を形成し,例えば請求項5に記
載の発明のように,その凸部上に温度調整対象を直接形
成したり,例えば請求項6に記載の発明のように,その
凸部上に温度調整対象を固定することができる。その結
果,温度調整対象を所定位置に配置するための支持部
材,すなわち半導体基板と温度調整対象との間に介装さ
れる支持部材を設ける必要がなくなるため,温度調整対
象と半導体基板との間の熱抵抗を減少させることができ
る。さらに,上記支持部材を設けなければ,温度調整対
象と半導体基板との間の固定部分が減少し,電子温度調
整装置を備えた装置の製造コストを低下させることがで
きると共に,該装置の歩留りも向上させることができ
る。
【0026】また,例えば請求項7に記載の発明のよう
に,各半導体基板の少なくともいずれか一方の温度調整
面にリセスを形成すれば,そのリセスに例えば請求項8
に記載の発明のように,温度調整対象を嵌装することが
できる。その結果,構成上,温度調整対象を半導体基板
に埋め込む必要がある場合,例えば半導体基板内に形成
された光導波路に光を出力するレーザダイオードを,半
導体基板に埋め込む場合でも,本発明を実施することが
できる。
【0027】さらに,例えば請求項9に記載の発明のよ
うに,各半導体基板の少なくともいずれか一方の温度調
整面に,第1の支持部材を介して温度調整対象を固定し
てもよい。その結果,構成上,温度調整対象を半導体基
板に直接形成したり,直接固定することができない場合
でも,本発明を実施することができる。特に,例えば請
求項11〜請求項13に記載の発明のように,半導体基
板としてシリコン基板や化合物半導体基板を採用すれ
ば,従来のセラミックス板と比較して温度調整素子と第
1の支持部材との間の熱抵抗を減少させることができる
ため,半導体基板と温度調整対象との間に第1の支持部
材が介装されていても,温度調整対象を所定温度に確実
に維持することができる。
【0028】また,例えば請求項10に記載の発明のよ
うに,各半導体基板の少なくともいずれか一方の温度調
整面に,各半導体基板よりも低い熱伝導率を有し,他の
部材を支持する第2の支持部材を配置してもよく,この
場合には,その第2の支持部材の幅を,他の部材を支持
できる最小の大きさに設定することができる。かかる構
成によれば,第2の支持部材は,各半導体基板よりも熱
抵抗が高く,低い熱伝導率を有するため,例えばYAG
溶接法によって他の部材を第2の支持部材に固定するこ
とができる。その結果,半田によって部材を固定した際
に生じるいわゆるクリープ現象,すなわち経時的に部材
の位置がずれてしまうことを防止できるため,他の部材
を常時所定位置に確実に固定することができる。また,
第2支持部材の幅が他の部材を支持できる最小の大きさ
に設定されているため,半導体基板での吸熱あるいは放
熱作用を阻害することがない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかる電子温度調整装置を電子冷却装置に適用
した実施の形態について,詳細に説明する。
【0030】(第1の実施の形態) (1)光モジュールの全体構成 まず,図1及び図2を参照しながら,本発明を適用可能
な電子冷却装置104を備えた光モジュール100の全
体構成について説明する。図2(a)に示すように,光
モジュール100の容器102は,蓋部102aを有
し,その容器102内には,本実施の形態にかかる電子
冷却装置(モジュール)104が配置されている。な
お,電子冷却装置104の詳細な構成については,後述
する。
【0031】また,図1(a)及び図2(a)に示す例
では,電子冷却装置104の後述する冷却側基板130
上には,その冷却側基板130の上面(冷却面)全面を
覆うベース106が,例えば金とスズの合金を用いた半
田により固定されている。このベース106は,後述す
る光変調器110で生じた熱を電子冷却装置104に伝
達することができ,かつシリコンよりも低い熱伝導率を
有する,例えば厚みが0.1mm〜0.5mm程度のス
テンレスやコバルトなど金属材料から形成されている。
その結果,光変調器110を所定温度に維持することが
できると共に,YAG溶接(YAGレーザ光による溶
接)を使用することが可能となり,チップキャリア10
8と後述するレンズホルダ114を,上述したクリープ
現象が生じることなく確実に固定することができる。
【0032】また,ベース106上には,光変調器11
0を所定位置に配置するためのチップキャリア108を
介して,光変調器110が設けられている。チップキャ
リア108は,光変調器110で生じた熱を電子冷却装
置104に伝達することができる,例えば厚みが2mm
〜3mm程度の銅や,銅とタンタルの合金や,銅と金の
合金や,銅とコバルトの合金や,窒化アルミニウムなど
の金属材料から形成されている。また,チップキャリア
108は,金とスズの合金を用いた半田によってベース
106上に固定されている。このように,ベース106
とチップキャリア108を別体に構成したため,それら
ベース106とチップキャリア108を一体形成する場
合よりも加工性及び取り扱い性が向上すると共に,容易
に加工することができるため,歩留りを向上させること
ができる。さらに,ベース106とチップキャリア10
8の品質検査も容易に行うことができる。
【0033】また,光変調器110には,図1(a)及
び図1(b)に示す例では,電界吸収型光変調器が採用
されている。また,この光変調器110には,図1
(a)及び図1(b)に示すように,電極112と,ワ
イヤボンド114と,ストリップライン116を介して
高周波コネクタ118が接続されていると共に,ストリ
ップライン116には,終端抵抗120が接続されてい
る。また,光変調器110は,金とスズの合金を用いた
半田によってチップキャリア108上に固定されてい
る。
【0034】また,ベース106上には,図1(a)及
び図2(a)に示すように,チップキャリア108を挟
んで,一対のレンズキャリア122が設けられている。
このレンズキャリア122は,例えば厚みが0.1mm
〜1mm程度の上述したステンレスやコバルトなど金属
材料から形成されている。また,各レンズキャリア12
2上には,上記ステンレスやコバルトなどの金属材料か
ら成るレンズホルダ124が設けられており,図示の例
では,レンズホルダ124は,略管状の形状を有してい
る。
【0035】かかる構成により,ベース106上へのレ
ンズキャリア122の固定と,レンズキャリア122上
へのレンズホルダ124の固定を,上述の如くYAG溶
接で行うことができるため,レンズホルダ124とレン
ズキャリア122をベース106上に確実に固定するこ
とができる。また,レンズキャリア122の幅は,後述
するレンズホルダ124を支持することができる最小限
の大きさに設定されているため,電子冷却装置104の
冷却効率に影響を与えることがない。なお,レンズキャ
リア122とレンズホルダ124を一体に構成しても良
い。
【0036】また,各レンズホルダ124の光変調器1
10側開口部には,それぞれレンズ(非球面レンズ)1
26が固定されており,これらレンズ126は,光変調
器110を挟んで対向配置されている。さらに,図2
(a)に示すように,光変調器110と各レンズ126
を結ぶ光軸P上には,一対の光ファイバ128が対向配
置されている。
【0037】(2)電子冷却装置の構成 次に,図2を参照しながら,本実施の形態にかかる電子
冷却装置104について詳細に説明する。本実施の形態
にかかる電子冷却装置104は,図2(b)に示すよう
に,一対のシリコン基板を構成する冷却側基板130及
び放熱側基板132と,電極134と,P型熱電半導体
136aとN型熱電半導体136bから構成されてい
る。なお,図示の例では,P型熱電半導体136aとN
型熱電半導体136bと電極134から構成される電子
冷却素子136を挟んで,冷却側基板130が上方に,
また放熱側基板132が下方に配置されている。
【0038】まず,本実施の形態にかかる冷却側基板1
30と放熱側基板132について説明すると,冷却側基
板130と放熱側基板132は,厚みが0.8mm程度
のシリコン基板から構成されている。また,冷却側基板
130と放熱側基板132の対向面,すなわち冷却側基
板130と放熱側基板132の電子冷却素子136側面
には,それぞれに対応して,例えば熱酸化処理により形
成された絶縁性のシリコン酸化膜130a,132aが
形成されている。さらに,このシリコン酸化膜130
a,132aの厚みは,電極134に印加される電力が
冷却側基板130や放熱側基板132に漏電しない程度
の厚み,例えば1μmに設定されている。
【0039】また,冷却側基板130のシリコン酸化膜
130aと放熱側基板132のシリコン酸化膜132a
の形成面上には,それぞれに対応して,例えばめっき法
や真空蒸着法により形成された金属膜から成る電極13
4が複数形成されている。さらに,各電極134の厚み
は,P型熱電半導体136aとN型熱電半導体136b
に所定の電力を供給可能な厚み,例えば20μm〜30
μmに設定されている。
【0040】また,電子冷却素子136を構成する一対
のP型熱電半導体136aとN型熱電半導体136b
は,ビスマス・テルル(Bi−Te)半導体から成り,
それらP型熱電半導体136aとN型熱電半導体136
bの厚みは,電子冷却素子136が十分なヒートポンプ
性能を発揮することができる程度の厚み,例えば電子冷
却装置104の全体厚みの1/3程度に設定されてい
る。そして,電子冷却素子136は,P型熱電半導体1
36aとN型熱電半導体136bを,電極134を介し
て冷却側基板130と放熱側基板132によって挟持す
ると共に,その電極134によりP型熱電半導体136
aとN型熱電半導体136bを直列に接続することによ
り形成され,π型回路を成している。また,P型熱電半
導体136aと電極134,およびN型熱電半導体13
6bと電極134は,鉛とスズの合金を用いた半田によ
り固定されている。さらに,図示の例では,電子冷却装
置104の冷却効果を高めるため,冷却側基板130と
放熱側基板132との間に複数の電子冷却素子136が
形成されている。
【0041】また,P型熱電半導体136a又はN型熱
電半導体136bのみが接続されている電極134,す
なわち終端部を構成する電極134には,図1(a)に
示す電力供給端子138が接続されており,さらにこの
電力供給端子138には,不図示の電力供給源が接続さ
れている。なお,電子冷却素子136は,従来の電子冷
却装置の電子冷却素子と略同一に構成されている。ただ
し,本実施の形態では,シリコン酸化膜130aが形成
された冷却側基板130の厚みと,電子冷却素子136
の厚みと,シリコン酸化膜132aが形成された放熱側
基板132の厚みの比は,各々1:1:1に設定されて
いる。
【0042】かかる構成により,N型熱電半導体136
bからP型熱電半導体136a方向に電流が流れるよう
電子冷却素子136に電力を印加すると,ペルチェ効果
によって,電子冷却素子136のπ型構造の上方から下
方に熱エネルギが移動するため,そのπ型構造の上方に
配された冷却側基板130で吸熱された熱がπ型構造の
下方に配された放熱側基板132で放熱される。すなわ
ち,本光モジュール100では,光変調器110で生じ
た熱がチップキャリア108と,ベース106と,冷却
側基板130を介して電子冷却素子136で吸熱される
と共に,電子冷却素子136で吸熱した熱が,放熱側基
板132を介して電子冷却装置104の外部に放熱され
る。その結果,光変調器110の温度を常時所定の温度
に維持することができるため,光変調器110の光変調
特性を均一かつ安定させることができる。なお,本実施
の形態にかかる電子冷却装置104は,電子冷却素子1
36に,例えば3Vで1.5Aの直流電力を印加する
と,冷却側基板130の冷却面が−25℃程度に維持さ
れ,放熱側基板132の放熱面が70℃程度に維持され
るように構成されている。
【0043】本実施の形態にかかる電子冷却装置104
を備えた光モジュール100は以上のように構成されて
おり,電子冷却素子136を挟持する部材に,従来の電
子冷却装置で採用されていたセラミックス板よりも熱抵
抗が小さく,熱伝導率が高いシリコンから成る冷却側基
板130と放熱側基板132を採用したため,光変調器
110で生じた熱を効率よく電子冷却素子136に伝達
することができると共に,電子冷却素子136で吸熱し
た熱を効率よく放熱することができる。
【0044】また,冷却側基板130と電極134との
間と,放熱側基板132と電極134との間には,それ
ぞれに対応して絶縁性のシリコン酸化膜130a,13
2bが形成されるため,電極134に印加された電力が
それら冷却側基板130と放熱側基板132に漏電する
ことがない。その結果,電極134同士がショートして
電子冷却素子136が機能しなくなったり,電子冷却素
子136が損傷すること防止できると共に,電子冷却装
置104の周囲に配された光変調器110などの各種部
材の損傷も防止することができる。
【0045】また,ベース106とチップキャリア10
8を別体に構成したため,ベース106とチップキャリ
ア108を一体形成する場合よりも,ベース106とチ
ップキャリア108の加工性や取り扱い性を向上させる
ことができると共に,ベース106とチップキャリア1
08の検査も容易に行うことができる。
【0046】(第2の実施の形態)次に,図3を参照し
ながら,本発明の第2の実施の形態の電子冷却装置につ
いて説明する。なお,上述した光モジュール100と略
同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一
の符号を付することにより重複説明を省略する。ただ
し,上記光モジュール100は,冷却側基板130上に
ベース106を介してチップキャリア108を固定して
いるが,これに対して本実施の形態が適用される光モジ
ュール200は,冷却側基板130上に直接チップキャ
リア202を固定することを特徴としている。
【0047】すなわち,同図に示す光モジュール200
の容器102内には,電子冷却装置104が配置されて
おり,この電子冷却装置104の冷却側基板130上
に,本実施の形態にかかるチップキャリア202が金と
スズの合金を使用した半田により直接固定されている。
このチップキャリア202は,上記チップキャリア10
8と同一の材料から形成されていると共に,チップキャ
リア108の厚みとベース106厚みの和の厚みに設定
されている。
【0048】また,冷却側基板130上には,チップキ
ャリア202を挟んで上記光軸P方向に,本実施の形態
にかかる一対のレンズ固定ベース204が固定されてい
る。さらに,レンズ固定ベース204上には,上述した
レンズキャリア122が固定されている。レンズ固定ベ
ース204は,上記ベース106と同一の材料から形成
されていると共に,略同一の厚みを有しているが,レン
ズ固定ベース204の幅は,レンズキャリア122を支
持することができる最小の幅に設定されている。また,
レンズ固定ベース204は,光モジュール200の組立
前に,銀ロウなどのロウ付けや,金とスズの合金を用い
た半田によって予め冷却側基板130上に固定しても良
く,あるいは光モジュール200の組み立て時に,上記
固定手段により冷却側基板130上に固定しても良い。
さらに,レンズキャリア122は,上記第1の実施の形
態と同様に,金とスズの合金を用いた半田によってレン
ズ固定ベース204上に固定されている。
【0049】本実施の形態にかかる電子冷却装置104
を採用した光モジュール200は,以上のように構成さ
れており,光変調器110を支持するチップキャリア2
02を冷却側基板130上に直接固定したため,光変調
器110と冷却側基板130との間の熱抵抗を減少させ
ることができる。その結果,光変調器110の温度安定
性を向上させることができるため,光変調器110を所
望の状態で作動させることができる。また,冷却側基板
130とレンズキャリア122との間には,上記ベース
106と同一の材料から成るレンズ固定ベース204が
設けられるため,レンズキャリア122をYAG溶接に
よりレンズ固定ベース204上に確実に固定することが
できる。さらに,レンズ固定ベース204は,レンズキ
ャリア122を支持することができる最小の幅に設定さ
れているため,冷却側基板130の冷却効率が低下する
ことを防止できる。
【0050】(第3の実施の形態)次に,図4を参照し
ながら,本発明の第3の実施の形態の電子冷却装置につ
いて説明する。なお,上記光モジュール100,200
と略同一の機能及び構成を有する構成要素については,
同一の符号を付することにより重複説明を省略する。た
だし,上記光モジュール100は,光変調器110と冷
却側基板130との間にチップキャリア108とベース
106が介装され,また上記光モジュール200は,光
変調器110と冷却側基板130との間にチップキャリ
ア202が介装されているが,これに対して,本実施の
形態が適用される光モジュール300は,光変調器11
0を冷却側基板304上に直接固定することを特徴とし
ている。
【0051】すなわち,図4(a)に示す光モジュール
300の容器102内に配された電子冷却装置302
は,図4(a)及び図4(b)に示すように,冷却側基
板304の冷却側面に凸部304aが形成されている。
この凸部304aは,図4(b)に示すように,冷却側
基板304と一体形成されていると共に,その凸部30
4aの厚み(高さ)Aは,上記ベース106の厚みとチ
ップキャリア108の厚みの和の厚み,あるいはチップ
キャリア202の厚みと同一に設定されている。また,
凸部304aは,所定厚みの冷却側基板304をダイシ
ング(機械的な切断)することにより形成されている。
なお,電子冷却装置302は,冷却側基板304に凸部
304aが形成されていること以外は,上記電子冷却装
置104と略同一に構成されていると共に,冷却側基板
304の凸部304aが形成されている部分以外の厚み
は,上記冷却側基板130と同一に設定されている。
【0052】そして,光変調器110は,図4(a)に
示すように,凸部304a上に金とスズの合金を用いた
半田によって直接固定されている。また,冷却側基板1
30上には,凸部304aを挟んで上記光軸P方向に,
上述した一対のレンズ固定ベース204が金とスズの合
金を用いた半田により固定されている。さらに,それら
レンズ固定ベース204上には,レンズキャリア122
を介してレンズ126を備えたレンズホルダ124が固
定されている。
【0053】本実施の形態にかかる電子冷却装置302
を採用した光モジュール300は,以上のように構成さ
れており,冷却側基板304の冷却面に冷却側基板30
4と一体形成された凸部304aを設けたため,光変調
器110を冷却側基板304の冷却面の上方に配置する
必要がある場合でも,上述したベース106やチップキ
ャリア108,202を介することなく,冷却側基板3
04を構成する凸部304a上に直接固定することがで
きる。
【0054】すなわち,当該光モジュール300のよう
に,光変調器110を挟んでレンズ126を配置する場
合には,レンズ126は,レンズホルダ124の厚み
と,レンズキャリア122の厚みと,レンズ固定ベース
204の厚みの和の厚み分だけ冷却側基板304の上方
に配置されるため,光変調器110もレンズ126の配
置位置に合わせて冷却側基板304の上方に配置する必
要がある。そこで,本実施の形態の如く,所定厚みAを
有する凸部304a上に光変調器110を固定すれば,
上記ベース106やチップキャリア108,202を介
することなく,光変調器110を冷却側基板304上に
直接固定することができる。その結果,冷却側基板30
4と光変調器110との間の熱抵抗をさらに減少させる
ことができ,光変調器110に対する冷却効率を向上さ
せることができる。
【0055】また,光変調器110と冷却側基板304
との間にチップキャリア108,202や,ベース10
6を設ける必要がないため,光モジュール300の生産
コストを低下させることができる。さらに,凸部304
a上に光変調器110を直接固定することができるた
め,光変調器110と冷却側基板304との間の固定部
分を削減することができ,光モジュール300の信頼性
及び歩留りを向上させることができる。
【0056】(第4の実施の形態)次に,図5〜図8を
参照しながら本発明の第4の実施の形態の電子冷却装置
について説明する。なお,上記電子冷却装置104と電
子冷却装置302と略同一の機能及び構成を有する構成
要素については,同一の符号を付することにより重複説
明を省略する。ただし,第1〜第3の実施の形態は,光
変調器110をチップキャリア108,202やベース
106を介して,あるいは直接,電子冷却装置104の
冷却側基板130上に固定したが,これに対して,本実
施の形態は,各種光素子を電子冷却装置400の冷却側
基板402に直接形成することを特徴としている。
【0057】すなわち,図5に示すように,本実施の形
態にかかる電子冷却装置400の冷却側基板402は,
上述した冷却側基板130,304と同様にシリコンか
ら成り,電子冷却素子136側に配される基板部404
と,基板部404の上部に配されるデバイス部406か
ら構成されている。さらに,基板部404の電子冷却素
子136側面には,上記冷却側基板130,304と同
様に,シリコン酸化膜130aが形成されている。ま
た,冷却側基板402の全体の厚み,すなわち基板部4
04の厚みとデバイス部406の厚みとシリコン酸化膜
130aの厚みの和は,本実施の形態では1mm〜3m
m程度に設定されており,さらにデバイス部406の厚
みは,0.5mm程度に設定されている。なお,電子冷
却装置400は,冷却側基板402を上述のように構成
した以外,上記電子冷却装置104と略同一に構成され
ている。
【0058】次に,図6を参照しながら,デバイス部4
06に形成される光素子について説明すると,同図に示
すように,デバイス部406は,基板部404側に配さ
れる第1デバイス部408と,第1デバイス部408上
に配される第2デバイス部410から構成されている。
また,第1デバイス部408の上部には,リセスを構成
する凹部412とV溝414が形成されており,それら
凹部412とV溝414にそれぞれに対応して,例えば
裏面入射型のフォトダイオード416と光ファイバ41
8が嵌装されている。さらに,フォトダイオード416
と光ファイバ418は,光学的に接続されている。ま
た,第1デバイス部408の上面には,シリコン酸化膜
420を介して電極422が設けられており,この電極
422とフォトダイオード416が接続されている。そ
して,上述した各種光素子が形成されている第1デバイ
ス部408の上部を覆うように,第2デバイス部410
が形成されている。なお,基板部404とデバイス部4
06は,一体形成されていると共に,第1デバイス部4
08と第2デバイス部410も一体形成されている。
【0059】また,本実施の形態にかかる電子冷却装置
400は,上記構成に限定されず,次のような各種光素
子も形成することができる。すなわち,図7に示す例で
は,上記基板部404上に形成されたデバイス部(シリ
コンテラス)500の上部に第1〜第3凹部502,5
04,506が形成されており,第1凹部502には,
例えば石英製の平面光回路(PLC)508が嵌装さ
れ,第2凹部504には,導波型のフォトダイオード5
10が嵌装され,第3凹部506には,FP(Fabr
y−Perot)レーザダイオード512が嵌装されて
いる。さらに,平面光回路508内には,光導波路51
4が形成されていると共に,この光導波路514の端部
は,Y字状に分岐(Y−分岐)し,第1分岐光導波路5
16と第2分岐光導波路518を形成している。また,
フォトダイオード510とレーザダイオード512は,
それぞれに対応して各々第1分岐光導波路516と第2
分岐光導波路518に接続されている。なお,デバイス
部500は,上記デバイス部406を同一の材料から成
り,略同一の厚みを有している。
【0060】さらに,本実施の形態にかかる電子冷却装
置400は,次のような各種光素子も形成することがで
きる。すなわち,図8(a)に示す例では,上記基板部
404上に形成されたデバイス部600の上部にアレイ
状に配された複数のV溝602が形成されており,各V
溝602の溝方向沿って,それぞれに対応する複数の電
極604が形成されている。また,各V溝602と各電
極604との間には,V溝602の溝方向に対して垂直
方向に形成される短形溝606が設けられている。さら
に,図8(a)及び図8(b)に示すように,各V溝6
02には,それぞれに対応して複数の先球SMF(単一
モードファイバ)608がアレイ状に嵌装されている。
また,各電極604上には,それぞれに対応して複数の
レーザダイオード610がアレイ状に配されていると共
に,各レーザダイオード光素子610と各先球SMF6
08は,光学的に接続されている。デバイス部600
は,上記デバイス部406を同一の材料から成り,略同
一の厚みを有している。
【0061】本実施の形態にかかる電子冷却装置400
は,以上のように構成されており,デバイス部406,
500,600すなわち,冷却側基板402に,フォト
ダイオード416,510や,レーザダイオード51
2,610や,平面光回路508などの各種光素子や,
V溝414,602や,電極422,604などを直接
形成することができるため,各種光素子と電子冷却素子
136との間の熱抵抗を減少させることができ,各種光
素子に対する冷却能力を向上させることができる。その
結果,各種光素子の温度安定性を向上し,各種光素子を
所定温度に維持することができるため,それら各種光素
子の動作を安定させることができる。
【0062】また,シリコンから形成される光素子であ
れば,光素子の構成材料とデバイス部406,500,
600の構成材料を共有することができるため,光素子
をデバイス部406,500,600に直接形成するこ
とができる。その結果,電子冷却装置400と各種光素
子を別体に形成するよりも生産コストを低下させること
ができる。さらに,電子冷却装置400と各光素子との
固定部分が減少するため,信頼性が向上すると共に,装
置全体の大きさを小型化することができる。
【0063】(第5の実施の形態)次に,図9及び図1
0を参照しながら本発明の第5の実施の形態の電子冷却
装置について説明する。なお,上述した電子冷却装置1
04,302,400と略同一の機能及び構成を有する
構成要素については,同一の符号を付することにより重
複説明を省略する。ただし,上記第4の実施の形態は,
シリコンから成る冷却側基板402に光素子を形成した
が,これに対して本実施の形態にかかる電子冷却装置7
00は,化合物半導体から成る冷却側基板702に光素
子を形成することを特徴としている。
【0064】すなわち,本実施の形態にかかる電子冷却
装置700の冷却側基板702は,ガリウム−ヒ素(G
aAs)やインジウム−リン(InP)などの半絶縁性
化合物半導体から成り,上述した冷却側基板402と同
様に,電子冷却素子136側に配される基板部704
と,基板部704の上部に配されるデバイス部706か
ら構成されている。また,基板部704の電子冷却素子
136側面には,上述した導電性のシリコンから成る冷
却側基板130,304,402とは異なり,電極13
4が直接形成されている。また,冷却側基板702の全
体の厚み,すなわち基板部704の厚みとデバイス部7
06の厚みの和は,本実施の形態では1mm程度に設定
されており,さらにデバイス部706の厚みは,10μ
m〜100μm程度に設定されている。さらに,デバイ
ス部706は,上記所定厚みの冷却側基板702をエッ
チングすることにより形成される。なお,電子冷却装置
700は,冷却側基板702を上述のように構成した以
外,上記電子冷却装置104と略同一に構成されてい
る。
【0065】次に,図10を参照しながら,デバイス部
706に形成される光素子について説明すると,図10
(a)に示すように,デバイス部706上には,上述し
た光変調器110が直接形成されている。すなわち,当
該光変調器110は,ガリウム−ヒ素(GaAs)やイ
ンジウム−リン(InP)などの化合物半導体から形成
されているため,該化合物半導体から成るデバイス部7
06から直接形成することができる。また,デバイス部
706の上部には,図10(a)及び図10(b)に示
すように,光変調器110を挟んでリセスを構成する一
対のV溝710が形成されている。さらに,各V溝71
0には,同図に示すように,それぞれに対応して光ファ
イバ708が嵌装されており,各光ファイバ708は,
光変調器110を挟んで対向配置されている。
【0066】本実施の形態にかかる電子冷却装置700
は以上のように構成されており,冷却側基板702を化
合物半導体から形成したため,該化合物半導体から形成
される光変調器110やレーザダイオードやフォトダイ
オードなどの光素子を,デバイス部706,すなわち冷
却側基板702に直接形成することができる。その結
果,光変調器110と電子冷却素子136との間の熱抵
抗を減少させることができるため,光変調器110に対
する冷却効果を高めることができ,光変調器110を所
望の状態で作動させることができる。
【0067】また,光変調器110と冷却側基板702
を一体形成すれば,上述した第4の実施の形態と同様
に,電子冷却装置700と光変調器110を別体に形成
するよりも,生産コストを低下させることができる。さ
らに,電子冷却装置700と各光素子との固定部分が減
少するため,信頼性が向上すると共に,装置全体の大き
さを小型化することができる。また,冷却側基板702
は,半絶縁性化合物半導体から形成されているため,冷
却側基板702の表面に電極134を直接形成すること
ができる。その結果,冷却側基板702の表面に絶縁膜
(絶縁部材)を形成する工程を省略することができるた
め,生産工程を簡素化することができると共に,歩留り
も向上させることができる。
【0068】以上,本発明の好適な実施の形態につい
て,添付図面を参照しながら説明したが,本発明はかか
る構成に限定されるものではない。特許請求の範囲に記
載された技術的思想の範疇において,当業者であれば,
各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり,それ
ら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属
するものと了解される。
【0069】例えば,上記第1及び第2の実施の形態に
おいて,チップキャリア上に光変調器を固定した構成を
例に挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定され
るものではなく,複数の部材から成る支持部材上に光素
子や半導体装置などの温度調整対象を形成しても本発明
を実施することができる。
【0070】また,上記第1〜第3の実施の形態におい
て,冷却側基板上に光変調器を配置した構成を例に挙げ
て説明したが,本発明はかかる構成に限定されるもので
はなく,例えば上記冷却側基板を構成するシリコン基板
上に,レーザダイオードやフォトダイオードなどの光素
子や,石英などの誘電性材料から成る光素子などの温度
調整対象を配置しても本発明を実施することができる。
【0071】さらに,上記第4の実施の形態において,
デバイス部上にV溝や,平面光回路や,電極などを配置
した構成を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構成
に限定されるものではなく,シリコン基板上に,シリコ
ンから形成されるトランジスタや集積回路等の各種半導
体装置などの温度調整対象を形成しても本発明を実施す
ることができる。
【0072】さらにまた,上記第5の実施の形態におい
て,デバイス部上に光変調器やV溝を配置した構成を例
に挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定される
ものではなく,化合物半導体基板上に,化合物半導体か
ら形成されるトランジスタや集積回路等の各種半導体装
置などの温度調整対象を形成しても本発明を実施するこ
とができる。
【0073】また,上記第1〜第5の実施の形態におい
て,冷却側基板のみに光変調器やレーザダイオードやフ
ォトダイオードなどの光素子を形成した構成を例に挙げ
て説明したが,本発明はかかる構成に限定されるもので
はなく,温度調整対象を熱電半導体の放熱側に配される
半導体基板に形成すれば,温度調整対象を加熱すること
もできる。この場合には,熱電半導体の放熱側に配され
る半導体基板を,例えば上述した第1〜第5の実施の形
態で説明した冷却側基板の如く構成することにより,温
度調整対象を所望の状態で加熱することができる。
【0074】さらに,上記第1〜第4の実施の形態で
は,熱電半導体を一対のシリコン基板で挟持し,上記第
5の実施の形態では,熱電半導体をシリコン基板と化合
物半導体基板で挟持する構成を例に挙げて説明したが,
本発明はかかる構成に限定されるものではなく,熱電半
導体を一対の化合物半導体基板で挟持しても本発明を実
施することができる。
【0075】さらにまた,上記第1〜第5の実施の形態
において,一段のみの電子冷却装置を例に挙げて説明し
たが,本発明はかかる構成に限定されるものではなく,
電子温度調整装置を積層し,多段式の電子温度調整装置
とした場合でも本発明を実施することができる。この場
合には,一の電子温度調整装置の冷却側に配される半導
体基板と,他の電子温度調整装置の放熱側に配される半
導体基板が接するように,2以上の電子温度調整装置が
順次積層すればよい。
【0076】また,本発明は,冷却あるいは加熱が必要
な,いかなる温度調整対象にも適用することができると
共に,例えば上述した第1〜第5の実施の形態で説明し
た各種光素子や,半導体装置を,一の電子温度調整装置
に集積して形成しても本発明を実施することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば,熱電半導体を挟持する
基板として,従来のセラミックス板よりも熱抵抗の小さ
い半導体基板,例えばシリコン基板や化合物半導体基板
を採用したため,熱電半導体を備えた電子温度調整素子
で生じる吸熱および放熱作用を最大限に発揮させること
ができ,半導体基板に直接あるいは間接的に接触する温
度調整対象の温度を効率よく調整することができる。そ
の結果,光変調器やレーザダイオードなどの温度調整対
象を,常時所定温度に維持することができるため,温度
調整対象を均一かつ安定して作動させることができる。
また,シリコン基板や化合物半導体基板を採用すれば,
シリコンや化合物半導体から成る温度調整対象,例えば
光素子や半導体装置を半導体基板上に直接形成すること
ができるため,温度調整対象と半導体基板との間に介装
される支持部材や固定手段が不要となり,温度調整対象
と半導体基板との間の熱抵抗をさらに減少させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は,本発明を適用可能な光モジュールを
示す概略的な平面図であり,(b)は,該(a)に示す
光変調器を表す概略的な拡大平面図である。
【図2】(a)は,図1(a)に示す光モジュールを表
す概略的な断面図であり,(b)は,該(a)に示す電
子冷却装置を表す概略的な断面図である。
【図3】本発明を適用可能な他の実施の形態の光モジュ
ールを示す概略的な断面図である。
【図4】(a)は,本発明を適用可能な他の実施の形態
の光モジュールを示す概略的な断面図であり,(b)
は,該(a)に示す電子冷却装置を表す概略的な断面図
である。
【図5】本発明を適用可能な他の実施の形態の電子冷却
装置を示す概略的な断面図である。
【図6】図5に示す電子冷却装置に形成される光素子を
表す概略的な斜視図である。
【図7】図5に示す電子冷却装置に形成される他の光素
子を表す概略的な斜視図である。
【図8】(a)は,図5に示す電子冷却装置に形成され
る他の光素子を表す概略的な斜視図であり,(b)は,
該(a)に示す光素子を同図中のX−X線に沿う平面に
おいて切断した概略的な断面図である。
【図9】本発明を適用可能な他の実施の形態の電子冷却
装置を示す概略的な断面図である。
【図10】(a)は,図9に示す電子冷却装置に形成さ
れる他の光素子を表す概略的な斜視図であり,(b)
は,該(a)に示す光素子を同図中のY−Y線に沿う平
面において切断した概略的な断面図である。
【図11】従来の光モジュールを示す概略的な断面図で
ある。
【図12】(a)は,図11に示す電子冷却装置の構成
を説明するための概略的な説明図であり,(b)は,該
(a)に示す電子冷却装置の作用を説明するための概略
的な説明図である。
【符号の説明】
100 光モジュール 104 電子冷却装置 106 ベース 108 チップキャリア 110 光変調器 122 レンズキャリア 124 レンズホルダ 126 レンズ 128 光ファイバ 130 冷却側基板 130a,132a シリコン酸化膜 132 放熱側基板 134 電極 136 電子冷却素子 136a P型熱電半導体 136b N型熱電半導体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の半導体基板と,前記各半導体基板
    の対向面に各々形成される電極と,前記各電極を介して
    前記各半導体基板により挟持される熱電半導体とを備え
    ることを特徴とする,電子温度調整装置。
  2. 【請求項2】 前記各半導体基板の少なくともいずれか
    一方の温度調整面には,温度調整対象が形成されること
    を特徴とする,請求項1に記載の電子温度調整装置。
  3. 【請求項3】 前記各半導体基板の少なくともいずれか
    一方の温度調整面には,温度調整対象が固定されること
    を特徴とする,請求項1又は2に記載の電子温度調整装
    置。
  4. 【請求項4】 前記各半導体基板の少なくともいずれか
    一方の温度調整面には,前記各半導体基板と一体形成さ
    れた凸部が設けられることを特徴とする,請求項1,2
    又は3のいずれかに記載の電子温度調整装置。
  5. 【請求項5】 前記凸部上には,温度調整対象が形成さ
    れることを特徴とする,請求項4に記載の電子温度調整
    装置。
  6. 【請求項6】 前記凸部上には,温度調整対象が固定さ
    れることを特徴とする,請求項4又は5のいずれかに記
    載の電子温度調整装置。
  7. 【請求項7】 前記各半導体基板の少なくともいずれか
    一方の温度調整面には,リセスが形成されることを特徴
    とする,請求項1,2,3,4,5又は6のいずれかに
    記載の電子温度調整装置。
  8. 【請求項8】 前記リセスには,温度調整対象が嵌装さ
    れることを特徴とする,請求項7に記載の電子温度調整
    装置。
  9. 【請求項9】 前記各半導体基板の少なくともいずれか
    一方の温度調整面には,第1の支持部材を介して温度調
    整対象が固定されることを特徴とする,請求項1,2,
    3,4,5,6,7又は8のいずれかに記載の電子温度
    調整装置。
  10. 【請求項10】前記各半導体基板の少なくともいずれか
    一方の温度調整面には,各半導体基板よりも低い熱伝導
    率を有し,他の部材を支持する第2の支持部材が配置さ
    れ,前記第2の支持部材の幅は,前記他の部材を支持で
    きる最小の大きさに設定されることを特徴とする,請求
    項1,2,3,4,5,6,7,8又は9のいずれかに
    記載の電子温度調整装置。
  11. 【請求項11】 前記各半導体基板の少なくともいずれ
    か一方は,シリコン基板であり,少なくとも前記シリコ
    ン基板の前記電極との接触面には,シリコン酸化膜が形
    成されることを特徴とする,請求項1,2,3,4,
    5,6,7,8,9又は10のいずれかに記載の電子温
    度調整装置。
  12. 【請求項12】 前記各半導体基板の少なくともいずれ
    か一方は,化合物半導体基板であることを特徴とする,
    請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9又は10の
    いずれかに記載の電子温度調整装置。
  13. 【請求項13】 前記各半導体基板の一方は,化合物半
    導体であり,前記各半導体基板の他方は,シリコン基板
    であると共に,少なくとも前記シリコン基板の前記電極
    との接触面には,シリコン酸化膜が形成されることを特
    徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9
    又は10のいずれかに記載の電子温度調整装置。
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