JP2913378B2 - 弁駆動装置 - Google Patents

弁駆動装置

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JP2913378B2
JP2913378B2 JP11110595A JP11110595A JP2913378B2 JP 2913378 B2 JP2913378 B2 JP 2913378B2 JP 11110595 A JP11110595 A JP 11110595A JP 11110595 A JP11110595 A JP 11110595A JP 2913378 B2 JP2913378 B2 JP 2913378B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスや液体のパイプラ
インに設けた遮断弁または放出弁を作動させるための弁
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばガスパイプラインにおいては、敷
設距離の間の種々の場所に遮断弁が設けられ、この遮断
弁の近傍から得られるパイプライン内のガス圧力を動力
源とするアクチュエータによって、これらの遮断弁を作
動する装置が知られている。ところが、この場合は、ア
クチュエータの動力源として用いたガスが大気中に排気
放出されるので危険であり、また、ガスが大気中に放出
されるので、人畜等に害を及ぼすおそれのある場所で
は、パイプラインのガス圧力を動力源として使用するこ
とができないため、別に空気や窒素或は二酸化炭素など
の圧力ボンベを設け、これらをアクチュエータの動力源
として使用する場合が多いのが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように圧力ボンベ
を用いる場合は、ボンベの圧力がガスパイプラインのガ
ス圧力に抗して遮断弁を作動するため、アクチュエータ
が必要とする圧力より高くなくてはならない。また、ボ
ンベには容量に限りがあり、遮断弁が開閉途中で圧力が
不足して動かなくなる危険性もあるために、ボンベの補
給交換に多大な労力を必要としているのが実状である。
さらには、このようなボンベの補給交換が必要な時に遮
断弁を作動することができず、事故の発生や拡大を招く
ことにもなる。
【0004】このため、パイプラインのガスをアクチュ
エータの動力源として使用し、このガスを再びパイプラ
インに戻すような構成の、密封回路のガスラインを設け
た駆動装置も提案されているが、これらの装置もパイプ
ラインの圧力が低下した場合には、遮断弁を作動するこ
とができず事故の発生や拡大を招くことになる。
【0005】その他、不燃性ガスなどの圧縮気体を充填
したガスタンクとブースタを個別に設け、このガスタン
クとブースタを配管で接続した構造のものは、接続部分
からのリーク等により作動不良の心配がある。しかも、
ブースタとガスタンクが別体であるため据付けスペース
が大きくなり、駆動装置自体のコンパクト化が困難であ
った。又、油圧系統のリークによりブースタ内の油が減
少し、遮断弁を確実に締め切ることができないおそれが
あるため、安全性の点にも問題を有していた。
【0006】従って、ガスタンク内にブースタを設けて
コンパクト化を図り、しかも、ブースタの作動の際にガ
スタンク内のガス圧力が規定値より下がった場合、パイ
プラインを流れる流体を自動的にガスタンクに充填して
ガスタンク内のガス圧力を常に所定値に保つようにすれ
ば、これを解決でき、ガスタンクのガス補給やボンベの
交換を一切必要とせず、リーク箇所の少ない安全性と経
済性に優れた弁駆動装置を提供することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、流体移送用のパイプラインに設けた遮
断弁または放出弁を作動する弁駆動装置であって、弁駆
動用のアクチュエータに接続されるブースタをガスタン
クの内部に設け、このガスタンクとブースタの一部を内
部で連通させると共にガスタンクとパイプラインを定圧
供給手段を介して供給管で接続し、前記したガスタンク
の圧力を動力源としてブースタで増圧した圧力により弁
駆動用アクチュエータを駆動させて遮断弁または放出弁
を作動させるように構成した。また、流体移送用のパイ
プラインに設けた遮断弁または放出弁を作動する弁駆動
装置において、上記したガスタンク(ガスタンク分離型
も含む)を他のパイプラインに定圧供給手段を介して供
給管で接続し、前記したガスタンクの圧力を動力源とし
てブースタで増圧した圧力により弁駆動用アクチュエー
タを駆動させて遮断弁または放出弁を作動させるように
構成してもよい。
【0008】いずれの場合も、背圧弁の2次側と逆止弁
の流入側を接続すると共に、背圧弁の1次側と逆止弁の
流出側を接続して定圧供給手段を形成し、背圧弁の2次
側をパイプライン側の供給管に接続する一方、背圧弁の
1次側をガスタンク側の供給管に接続するのが好まし
い。また、はじめに空気、窒素、二酸化炭素、不活性ガ
ス等でパイプラインの流体と混合しても支障のない流体
の何れかを所定圧力でガスタンクに充填し、このガスタ
ンクのガス圧力が所定値を下回ったときに、パイプライ
ンを流れる流体をガスタンクに補充し、前記したガス圧
力を一定値に保つようにするのが好ましい。さらに、上
記したブースタにガス/油圧式ブースタを用い、さら
に、上記したブースタが1行程で排出する油量が、上記
したアクチュエータのピストンを2行程以上作動させる
油量を有するのが好ましい。
【0009】
【0010】
【作用】本発明は上述のように構成したので、ガスタン
ク内のガス圧力がブースタで増圧された油圧によって弁
駆動用のアクチュエータが駆動され、パイプラインに設
けられた遮断弁(放出弁)の開閉が行われる。
【0011】いま仮に、パイプラインに設けられた遮断
弁(放出弁)が開弁状態であって、パイプライン内をガ
スが平常状態で流れているものとする。また、ガスタン
クのガス室とブースタのガス室とが内部で連通されてい
て常にガス圧力が加わっている。ブースタの油室は弁駆
動用のアクチュエータのシリンダに接続されており、こ
の間に設けられた切換弁によって、ブースタで増圧され
た油圧がシリンダの開弁用加圧側に加えられており、一
方、シリンダの閉弁用加圧側は油配管によって油タンク
に接続されている。
【0012】この状態において、例えばこのパイプライ
ンのパイプが損傷するなどの原因で上流側または下流側
の圧力が降下した場合など必要に応じて検知し、自動的
に送られた信号で上記の遮断弁(放出弁)を作動しよう
とする時には、この信号が上記の切換弁を切り換えるの
で、油はシリンダの開弁用加圧側から油タンクへ排出さ
れる。これにより、上述のブースタの油室からの油圧は
シリンダの閉弁用加圧側に加えられてピストンを作動さ
せ、遮断弁(放出弁)を閉弁させる。遮断弁(放出弁)
の閉弁後、切換弁はそのままであるから、ブースタの油
圧はシリンダの閉弁用加圧側に加えられたままのため、
遮断弁(放出弁)は閉弁状態であるとともにブースタの
位置を保持する。
【0013】この状態で、位置検出機構によりブースタ
の変位を検出して油圧ポンプを作動させ、油タンク内の
油をブースタの油室に増圧して自動的に送り、この油圧
がブースタのガス室に掛っているガス圧力に打ち勝っ
て、ガス室内のガスをガスタンクのガス室に戻しながら
ブースタの復帰がなされる。ガスタンクのガス圧力はブ
ースタの作動のために一定の変動幅を有しているが、度
重なる遮断弁(放出弁)の開閉によってガスタンクのガ
ス圧力が弱まって通常の変動幅を下回ると、定圧供給手
段を介してパイプラインの流体がガスタンクに補充され
る。
【0014】つまり、定圧供給手段は背圧弁と逆止弁か
らなっているので、ガスタンクのガス圧力が所定値より
も低い場合は、パイプラインを流れる流体が逆止弁を通
ってガスタンクに流れ込み、所定の圧力まで充填され
る。また、ガスタンクのガス圧力が所定値よりも高くな
った場合は、背圧弁が作動してガスタンクのガス圧力は
背圧弁の1次側(パイプライン)に放出される。従っ
て、ガスタンクのガス圧力は常に所定の圧力を維持する
ことができ、ガス補給やボンベの交換を一切必要としな
い。しかも、ガスタンクのガス圧力が所定値よりも高く
なっても、余分なガスはパイプラインに戻され、大気中
に排気されることがないので安全性と経済性に優れてい
る。
【0015】次いで、制御室からの操作信号や手動で遮
断弁(放出弁)を開弁する場合は、切換弁を切換えて、
シリンダの開弁用加圧側にブースタからの油圧が加えら
れる状態にし、一方、シリンダの閉弁用加圧側に在る油
を油タンクへ排出する。これにより、上述のブースタの
油室からの油圧がピストンを作動させて遮断弁(放出
弁)を開弁させる。遮断弁(放出弁)の開弁後は、シリ
ンダの開弁用加圧側にブースタの油圧を加えた状態のま
まとする。
【0016】また、ブースタの1行程で排出する油量、
すなわち弁駆動用のアクチュエータのシリンダに送られ
た油量がピストンの2行程以上を作動させる油量であり
油タンクが十分大きい場合、上述の説明の中の油圧ポン
プで油タンク内の油をブースタに送る作業は、ピストン
の2行程以上に対して1回行えばよい。また、油量がピ
ストンの2行程以上を作動させる油量がある場合は、ブ
ースタは復帰させることなく、その行程分を切換弁の操
作のみで遮断弁(放出弁)を作動させることができる。
【0017】上述したガス/油圧式のブースタは、ガス
タンクにおけるガス圧力の通常の変動幅において、この
ガス圧力の変動によって生ずる遮断弁(放出弁)の開閉
の所要トルクの変動幅に対して、常にアクチュエータの
ピストンを駆動して遮断弁を開閉することができる増圧
比を持つものである。また、ブースタとは分離した分離
型ガスタンクの他の発明の場合も、上記と同様の作用を
発揮する。
【0018】なお、本発明の弁駆動装置の操作に用いた
切換弁やそれを用いた操作方法は、一例を示したもので
あって、これに限るものでないことは勿論であり、油圧
ポンプは、手動式であっても動力式であっても、さらに
は遠隔操作式のものであってもよく、ブースタをガス圧
力に抗して復帰させることのできるものであればよい。
また、ガスタンク内に充填された当初の圧縮気体は、窒
素ガスや空気等を使用すれば安全である。
【0019】
【実施例】図1は、本発明における弁駆動装置をパイプ
ラインに設けた遮断弁に適用した一実施例を示す配管系
統図であり、以下の説明は、ブースタをガスタンクに内
蔵した例を特に説明する。同図において、1はパイプラ
インであり、矢印で示した方向にガスが流れている。2
はこのパイプライン1に設けた遮断弁であり、3はこの
遮断弁2に装着されて、この遮断弁2を開閉する油圧シ
リンダ式のアクチュエータであって、このアクチュエー
タ3のシリンダ3aに加えられる油圧によるピストン3
b、3eの作動によって遮断弁2の開閉が行われる。な
お、図1は遮断弁2が開弁状態である場合を示してい
る。
【0020】上記したアクチュエータ3は、ガスタンク
4のガス圧力をブースタ6で増圧した油圧で作動し、ア
クチュエータ3とブースタ6は油圧ライン5で接続され
ている。この場合、ガスタンク4は窒素ガス、空気等の
不燃性ガスを封入しており、このガスタンク4の内部に
は、後で詳述するガス/油圧式ブースタ6が設けられて
いる。なお、遮断弁2の作動回数を複数回(例えば2〜
3回)とする場合は、その回数分に必要な油量を発生す
るブースタ6にすればよい。
【0021】アクチュエータ3のシリンダ3aは、開弁
用加圧側3cと閉弁用加圧側3dからなり、このシリン
ダ3a内には互いに連動するピストン3b、3eが設け
られる。シリンダ3aの開弁用加圧側3cは油配管5a
で接続され、シリンダ3aの閉弁用加圧側3dは油配管
5bで油タンク8に接続される。また、油タンク8に接
続した油配管5cには、ブースタ6の変位を検出するセ
ンサ30により自動運転される油圧ポンプ7が設けられ
る。
【0022】この油圧ポンプ7により油配管5a内の圧
力よりもさらに増圧された圧力により、油タンク8内の
油を含めて油圧ライン5内の油をブースタ6の油室6a
に送り込んでブースタ6を復帰させ、また、ブースタ6
の油室6aの油量を自動的に補充することができる。さ
らに、油配管5aの途中には、手動式の開閉弁9を設
け、油配管5cには手動ポンプ7aを設けてブースタ6
の油室6aに油量を補充することもできる。
【0023】上記した油配管5a,5bの途中には、油
圧ライン5の切換弁として電磁弁10が設けられ、この
電磁弁10による油圧ライン5の切り換えによるアクチ
ュエータ3内のピストン3b、3eの作動によって遮断
弁2の開閉が行われる。この電磁弁10は、例えば4方
電磁弁または2方電磁弁の組合わせなどによって構成さ
れる。図1において、11および12はスピードコント
ローラ、13はリリーフ弁、14,14aは逆止め弁、
15は閉止弁である。また、16は流量調節弁、17は
圧力スイッチ、18は逆止め弁、19および20は閉止
弁、21は電源であって、圧力スイッチ17は電磁弁1
0に連動していることが破線により示されている。な
お、圧力スイッチ17は任意に設けられるものであり、
図2に示すような圧力スイッチ17を有しない回路構成
とすることもできる。
【0024】本実施例では、ガスタンク4とパイプライ
ン1は供給管101で接続されており、この供給管10
1の途中には定圧供給手段100が設けられている。こ
の定圧供給手段100は、背圧弁103と逆止弁104
を並列に接続してなり、具体的には、背圧弁103の2
次側と逆止弁104の流入側を接続すると共に、背圧弁
103の1次側と逆止弁104の流出側を接続して構成
している。そして、背圧弁103の2次側をパイプライ
ン1側の供給管101に接続する一方、背圧弁103の
1次側をガスタンク4側の供給管101に接続してい
る。なお、パイプライン1側の供給管101には閉止弁
102が設けられる。
【0025】この場合、背圧弁103と逆止弁104
は、各々所定のガス圧力で作動するものとし、この値は
任意値に設定できるものとする。なお、ここで説明した
定圧供給手段100は例示であり、これに限定されるも
のではない。従って、上記した構成と同等の動作を有す
るものであれば他の構成を採ってもよい。また、定圧供
給手段100を有する供給管101は、図1の鎖線で示
されるように、パイプライン1とは他のパイプライン
1'に接続することができる。
【0026】ところで、ガスタンク4へガスを充填する
際には充填圧力が高い方が効率よく行われるので、ガス
タンク4に接続する供給管101は、パイプライン1の
圧力の高い方に接続することが好ましい。このため、本
実施例では、図3に示すような付属回路を設けることも
できる。
【0027】これによると、パイプライン1に設けられ
た遮断弁2の流入側に供給管101aの一端が接続さ
れ、一方、遮断弁2の流出側に供給管101bの一端が
接続される。そして、両供給管101a,101bの両
他端にシャトル弁107が設けられ、このシャトル弁1
07の流出側に供給管101が接続され、定圧供給手段
100を介してガスタンク4に接続されている。なお、
105,106は閉止弁である。これにより、シャトル
弁107がパイプライン1の高圧側を自動的に選択して
供給管101を接続することができるので、必要時にお
いて、ガスタンク4へガスを効率よく充填することがで
きる。
【0028】上記したガスタンク4とガス/油圧式ブー
スタ6との構造の各例について説明すると、図7は、ガ
スシリンダ4a,4aの中間位置にセンタフランジ4b
を、両端部にヘッドカバー4c、4dを設け、各所を溶
接手段、またはOリングなどでシールし、タイロッド4
eでガスタンク4を密封状態に組み付ける。このガスタ
ンク4の内部にはブースタ6を収納しており、具体的に
は、ガスシリンダ4aの同心位置で、ヘッドカバー4c
とセンタフランジ4bとの間に油シリンダ6eを設けて
油シリンダ6eの外周空間をガスタンク4のガス室4f
とし、このガス室4fと連通口4iを介してピストン6
cのガス室6jとを連通させている。
【0029】さらにガスシリンダ4aの同心位置で、ヘ
ッドカバー4dとセンタフランジ4bとの間に区画シリ
ンダ6bを設けて区画シリンダ6bの外周空間をガスタ
ンク4のガス室4f'とし、連通孔4hを介してガス室
4fの大容量化を図っている。また、ブースタ6には、
ピストン6cとピストンロッド6dおよび油室6aを設
け、油室6aとアクチュエータ3のシリンダ3aを接続
するための油ポート6iを設け、ピストンロッド6dの
先端に大気室6fと小ロッド6gとインジケータ6hを
設けている。30aは、ピストン6cが所定の間隔で離
間したときに検知して油圧ポンプ7を作動させるための
センサである。
【0030】図8は、ガスタンク4の内部に設けたガス
/油圧式ブースタ6の他例を示したものであり、ガスシ
リンダ24aの両端をヘッドカバー24bとヘッドカバ
ー24cを溶接手段やOリングなどでシールして、タイ
ロッド24dで密封状態に組み付ける。ガスシリンダ2
4aの同心位置に油シリンダ26aを設けて油シリンダ
26aの外周空間をガスタンク4のガス室24eとし、
ブースタ6の内部には、ピストン26bとピストンロッ
ド26cを設け、油シリンダ26aとピストンロッド2
6cとの間に油室26dを設ける。ヘッドカバー24b
には、油室26dと連通し、且つ、アクチュエータ3の
シリンダ3aと接続する油ポート26eとドレンポート
26fを設ける。
【0031】上記したピストン26bとピストンロッド
26cの内部を凹状に形成してガス室26gを設け、ヘ
ッドカバー24cに設けた連通孔24gでガス室26g
とガス室24eを連通すると共に、ガスポート24hを
設ける。また、ピストンロッド26cの先端部にスケー
ル31を設け、ピストンロッド26cの進出位置を確認
すると共に、位置を移動調整することができるリミット
スイッチ30b(同機能のものであれば何でもよい)を
設けてピストンロッド26cが移動に伴ってスイッチ3
0bに当接するように設けられ、油圧ポンプ7を作動す
るようにしている。
【0032】図9は、ガスタンク4の内部に設けたガス
/油圧式ブースタ6のさらに他例を示したものであり、
ガスシリンダ34aの両端をヘッドカバー34b,34
cで溶接手段やOリングでシールして、タイロッド34
dで密封状態に組み付ける。ガスシリンダ34aの同心
位置に油シリンダ36aを設け、油シリンダ36aの外
周空間をガスタンク4のガス室34eとし、ブースタ6
の内部には、ピストン36bとピストンロッド36cを
設け、油シリンダ36aとピストンロッド36cとの間
を大気室36dとし、ガス室34eとガス室36iとを
連通孔34gで連通し、かつ、ガスポート34hを設け
る。また、ピストンロッド36cの先端に設けた油室3
6eの先端に、アクチュエータ3のシリンダ3aと接続
する油ポート36fを設けている。ピストンロッド36
cの移動位置は、大気ポート36gを利用して適宜の位
置検出機構(センサ30等)を配設する。
【0033】ここで、上記したガスタンク4とブースタ
6との増圧比について説明する。ブースタ6の増圧比
は、動力源として取り出すガスタンク4のガス圧力の変
動幅と、この変動幅におけるバルブ(遮断弁2)の必要
トルクに対し、アクチュエータ3本体(シリンダ径とア
ーム長)にブースタ6の増圧比を乗じたトルクが図5の
ように常に上回るようにすれば、バルブ(遮断弁2)は
正常に作動する。
【0034】この状態を図6における説明図で示すと、
例えば遮断弁2に必要トルク2,200 kgmのボールバ
ルブを用い、アクチュエータ3にラム型スカッチョーク
式を用いた場合を例に説明する。まず、動力源であるガ
ス圧力をブースタ6で増圧した後、増圧された油圧をア
クチュエータ3に供給する方式の場合、出力トルクTは
次の通りである。数1に示すように、図6における動力
源圧力P=70 kgf/cm2Gであれば、必要トルクを上回
ることが理解できる。なお、図6に記したブースタ6の
寸法は、一例として図9の構造で説明した。勿論、図
7、図8でも機能は同じであるが、図9と同増圧比の場
合の寸法は変わる。
【0035】
【数1】
【0036】この動力源に図1に示すガスタンク4を使
用する場合について検討すると、初圧力と容量は次のよ
うな計算式となる。このアクチュエータ3は、緊急遮断
用で、常時バルブ開状態であり、停電時でも3作動、す
なわち、開→閉→開→閉ができるようにする。この場合
は、2作動目の閉→開時のトルクが大であり、上記の必
要トルクが必要となる。
【0037】アクチュエータ3の油の移動量は、
【数2】
【0038】ブースタ6のロッドの移動量は、
【数3】
【0039】ブースタ6のロッドの1作動に必要な動力
源側の容量は、
【数4】
【0040】いま、ガスタンク4の容量を20リット
ル、初圧力を80 kgf/cm2Gとすると、1作動後(2作
動前)のガスタンク4の圧力P1は、
【数5】
【0041】2作動後(3作動前)のガスタンク4の圧
力P2は、
【数6】
【0042】3作動後のガスタンク4の圧力P3は、
【数7】
【0043】2作動時の出力トルクT2は、
【数8】
【0044】3作動時の出力トルクT3は、
【数9】
【0045】3作動後の出力トルクT3は、
【数10】
【0046】これらの結果を線図に示すと表1のように
なる。
【表1】
【0047】なお、本例遮断弁2の開→閉時のトルク
は、約450 kgmで十分である。以上のことから、ガス
タンク4は、上記した計算のように容量20リットル、
初圧力80 kgf/cm2Gであればよいことが確認された。
なお、この実験例は、本願発明の好ましい一例を示した
ものであり、これに限定されるものでないことは勿論で
ある。
【0048】次に、上記した実施例の作用を説明する。
図1に示したようにブースタ6とアクチュエータ3のシ
リンダ3aの両側との間に設けられた油配管5a,5
b,5cには、油圧ライン5切り換え用の電磁弁10、
油圧ポンプ7、手動ポンプ7a、スピードコントローラ
11,12、逆止め弁14,14aおよびリリーフ弁1
3が設けられており、電磁弁10には、手動操作用レバ
ーも付いているが、圧力スイッチ17による緊急時の信
号や制御室からの操作信号によって作動するようになっ
ている。
【0049】これにより、ガスタンク4内のガス圧力が
ブースタ6で増圧された油圧によって弁駆動用のアクチ
ュエータ3が駆動され、パイプライン1に設けられた遮
断弁2の開閉が行われる。なお、図2に示された第2実
施例は、圧力スイッチ17を用いずに、電磁弁10を図
示しない手動スイッチ等で操作するものであるが、第1
実施例と同様に作用するので説明を省略する。
【0050】図1において、パイプライン1に設けられ
た遮断弁2が開弁状態であって、パイプライン1内をガ
スが平常状態で流れているものとする。また、ガス/油
圧式ブースタ6のガス室6j(26g,36i)は、窒
素ガス等の不燃性ガスが封入されたガスタンク4から連
通口4i(24g,34g)を通って所定の変動幅でガ
ス圧力が掛けられている。ブースタ6の油室6a(26
d,36e)は、油配管5aで油ポート6i(26e,
36f)とアクチュエータ3のシリンダ3aの開弁用加
圧側3cが接続されていて、ガス圧力を動力源としたブ
ースタ6で増圧された油圧が、開弁用加圧側3cのピス
トン3bに加わっている。一方、シリンダ3aの他方の
側、すなわち閉弁用加圧側3dは、油配管5bにより電
磁弁10を経て油タンク8に接続されている。
【0051】この状態において、例えばこのパイプライ
ン1の下流側でパイプが損傷するなどの原因で漏れを生
じパイプライン1の圧力が降下した場合、圧力スイッチ
17がこれを感知して、遮断弁2を緊急閉止または放出
するように信号を発した場合や、制御室から遮断弁2を
作動するための信号が出された場合は、図4に示すよう
に、電磁弁10で油圧ライン5が切り換えられる。
【0052】すると、シリンダ3aの開弁用加圧側3c
と油タンク8とが連通し、一方、シリンダ3aの閉弁用
加圧側3dとブースタ6の油室6a(26d,36e)
が連通する。これにより、ブースタ6で増圧された油圧
がシリンダ3aの閉弁用加圧側3dに加わって、ピスト
ン3eを右側へ移動させて遮断弁2を閉弁すると共に、
ピストン3eと連動するピストン3bに押されて、シリ
ンダ3aの開弁用加圧側3c内の油は油タンク8へ排出
される。
【0053】センサ30(30a,30b)あるいは適
宜の位置検出機構がブースタ6のピストン6c(26
b,36b)の変位を検出するすると油圧ポンプ7が作
動し、油タンク8内の油が逆止め弁14を開いてブース
タ6の油室6a(26d,36e)に送られ、この油圧
がブースタ6のガス室6j(26g,36i)に加わっ
ているガス圧力に打ち勝って、ガス室内6j(26g,
36i)のガスをブースタ6の外周囲に設けたガスタン
ク4へ戻しながらブースタ6のピストン6c(26b,
36b)を復帰させる。
【0054】次いで、制御室からの操作信号や手動で遮
断弁2を開弁する場合は、上記した電磁弁10を切り換
えて図1に示した状態となる。これにより、シリンダ3
aの開弁用加圧側3cにはブースタ6からの油圧が加え
られてピストン3bは左側に移動させて遮断弁2を開弁
すると共に、ピストン3bと連動するピストン3eに押
されて、シリンダ3aの閉弁用加圧側3d内の油は油タ
ンク8へ排出される。遮断弁2の開弁後は電磁弁10は
そのままであるから、ブースタ6の油圧はシリンダ3a
の開弁用加圧側3cに油圧を加えた状態が保持される。
再び遮断弁2を閉弁する場合は、上記したように電磁弁
10を切り換えることで、遮断弁2は閉弁する。
【0055】ガスタンク4のガス圧力はブースタ6の作
動のために一定の変動幅を有しているが、度重なるアク
チュエータ3の作動(遮断弁2の開閉)によってガスタ
ンク4のガス圧力が弱まって通常の変動幅を下回ると、
定圧供給手段100を介してパイプライン1の流体がガ
スタンク4に充填される。
【0056】つまり、定圧供給手段100は背圧弁10
3と逆止弁104からなっているので、ガスタンク4の
ガス圧力が所定値よりも低い場合は、パイプライン1を
流れる流体が逆止弁104を通ってガスタンク4に流れ
込み、所定の圧力まで充填される。また、油圧ポンプ7
の作動に伴いガスタンク4のガス圧力が所定値よりも高
くなった場合は、ガスタンク4のガス圧力が設定圧力で
一定に保たれるように背圧弁103が作動して、余分な
ガスは背圧弁103の2次側(パイプライン1)に放出
される。また、図1の鎖線で示されるように、供給管1
01が他のパイプライン1'に接続されている場合は、
余分なガスは他のパイプライン1'に放出される。
【0057】従って、ガスタンク4のガス圧力は常に所
定の圧力を維持することができ、ガス補給やボンベの交
換を一切必要としない。しかも、ガスタンク4のガス圧
力が所定値よりも高くなっても、余分なガスはパイプラ
イン1に戻され、大気中に排気されることがないので安
全性と経済性に優れている。また、図3に示すような回
路を付加することで、パイプライン1の高圧側を自動的
に選択して供給管101を接続することができるので、
ガスタンク4へのガス充填を効率よく行うことができ
る。
【0058】また、本実施例のブースタ6のピストン6
c(26b,36b)の1行程で排出する油量は、弁駆
動用のアクチュエータ3のピストン3b,3eの2行程
以上を作動させる油量であるので、上述の説明の中の油
圧ポンプ7で油タンク8内の油をブースタ6の油室6a
(26d,36e)に送る作業は、アクチュエータ3の
ピストン3b,3eの2行程以上に対して1回行えばよ
い。また、油量がアクチュエータ3のピストン3b,3
eの2行程以上を作動させる油量がある場合は、ブース
タ6のピストン6c(26b,36b)を1行程毎に復
帰させることなく、その行程分を電磁弁10の操作のみ
で遮断弁2を作動させることができる。
【0059】上述したブースタ6は、ガスタンク4内に
おけるガス圧力の通常の変動幅において、このガス圧力
の変動によって生ずるアクチュエータ3の発生トルクが
遮断弁2の作動に必要なトルクの変動幅に対して、常に
シリンダ3a内のピストン3b,3eを駆動して遮断弁
2を作動することができる増圧比を持つものである。ま
た、閉止弁15、19、20は、保全、点検等のための
ものであり、リリーフ弁13は、油配管を含むラインの
安全のためのものである。
【0060】本実施例は、遮断弁2を閉にする弁駆動装
置の例を示したものであるが、その他、パイプラインに
設けた放出弁に適用する弁駆動装置にも適用することが
できる。この場合の放出弁の機能は、上記の第1実施例
における遮断弁の機能とを入れかえているのみで、その
他の構成並びに作用効果は、上記した第1実施例と略同
様である。
【0061】
【発明の効果】本発明の弁駆動装置は、ガスタンク内に
ブースタを設けたので装置自体をコンパクトに製造する
ことができる。しかも、このガスタンクは定圧供給手段
を介してパイプラインのガスを所定の圧力で供給するこ
とができるので、ガス補給作業やボンベの交換作業を一
切必要としない。また、ガスタンクのガスは、如何なる
場合も大気中に排気されることがないので、周辺環境を
汚染することがない。このように、本発明はメンテナン
スフリーで信頼性、経済性および安全性に優れた弁駆動
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弁駆動装置の一実施例を示す配管系統
図である。
【図2】本発明の弁駆動装置の他の実施例を示す配管系
統図である。
【図3】定圧供給手段へのガス供給方法の一例を示した
部分配管系統図である。
【図4】遮断弁の閉弁状態における油圧ラインの切り換
え状態を示す部分配管系統図である。
【図5】アクチュエータの出力トルクとバルブの必要ト
ルクを比較した図表である。
【図6】アクチュエータの出力トルクを説明する説明図
である。
【図7】ガスタンク内にブースタを設けた状態の一例を
示す断面図である。
【図8】ガスタンク内にブースタを設けた状態の他例を
示す断面図である。
【図9】ガスタンク内にブースタを設けた状態の他例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 パイプライン 2 遮断弁(放出弁) 3 アクチュエータ 4 ガスタンク 6 ブースタ 100 定圧供給手段 101 供給管 103 背圧弁 104 逆止弁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F17D 1/04 F15B 3/00 F15B 20/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体移送用のパイプラインに設けた遮断
    弁または放出弁を作動する弁駆動装置において、弁駆動
    用のアクチュエータに接続されるブースタをガスタンク
    の内部に設け、このガスタンクとブースタの一部を内部
    で連通させると共にガスタンクとパイプラインを定圧供
    給手段を介して供給管で接続し、前記したガスタンクの
    圧力を動力源としてブースタで増圧した圧力により弁駆
    動用アクチュエータを駆動させて遮断弁または放出弁を
    作動させるように構成したことを特徴とする弁駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 背圧弁の2次側と逆止弁の流入側を接続
    すると共に、背圧弁の1次側と逆止弁の流出側を接続し
    て定圧供給手段を形成し、背圧弁の2次側をパイプライ
    ン側の供給管に接続する一方、背圧弁の1次側をガスタ
    ンク側の供給管に接続した請求項1記載の弁駆動装置。
  3. 【請求項3】 空気、窒素、二酸化炭素、不活性ガス等
    でパイプラインの流体と混合しても支障のない流体の何
    れかのガスを所定圧力でガスタンクに充填し、このガス
    タンクのガス圧力が所定値を下回ったときに、パイプラ
    インを流れる流体をガスタンクに充填し、前記したガス
    圧力を一定値に保つようにした請求項1または2に記載
    の弁駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記したブースタにガス/油圧式ブース
    タを用いた請求項1乃至3の何れか1項に記載の弁駆動
    装置。
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