JP3168812B2 - 弁駆動装置 - Google Patents

弁駆動装置

Info

Publication number
JP3168812B2
JP3168812B2 JP05985594A JP5985594A JP3168812B2 JP 3168812 B2 JP3168812 B2 JP 3168812B2 JP 05985594 A JP05985594 A JP 05985594A JP 5985594 A JP5985594 A JP 5985594A JP 3168812 B2 JP3168812 B2 JP 3168812B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
gas
booster
oil
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05985594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07243408A (ja
Inventor
定之 中西
好治 佐藤
昭男 福永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitz Corp filed Critical Kitz Corp
Priority to JP05985594A priority Critical patent/JP3168812B2/ja
Publication of JPH07243408A publication Critical patent/JPH07243408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3168812B2 publication Critical patent/JP3168812B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Pipeline Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプラインのガス圧
力を動力源としてガスパイプラインに設けた遮断弁又は
放出弁を作動させる弁駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガスパイプラインでは、例えば
その長い敷設距離の間の種々の場所に遮断弁が設けら
れ、遮断弁の近くから得られるパイプラインのガス圧力
を動力源とするアクチュエータによって、これらの遮断
弁を作動するようにしている。しかしながら、この場合
は、アクチュエータから排気としてガスが大気中に放出
されるので、危険であり、また、人畜等に害を及ぼす虞
のある場所では、パイプラインのガス圧力を動力源とし
て使用することができず、そのため、空気や窒素或は二
酸化炭素の圧力ボンベを設けて、これらを動力源として
使用する場合が多いのが実状である。
【0003】このように圧力ボンベを用いる場合は、ボ
ンベの圧力がガスパイプラインのガス圧力に抗して、遮
断弁を作動するために、アクチュエータが必要とする圧
力より高くなくてはならず、ボンベでは容量に限りがあ
り、開閉途中で圧力が不足して動かなくなる危険性もあ
るために、ボンベの補給交換に多大の労力を必要とす
る。更には、このような補給交換の不備が、必要な時に
遮断弁を作動することができず、事故の発生や拡大を招
く場合もある。そのため、ラインガスを密封回路のまま
使用できる弁駆動装置の開発が強く望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うに、ガスパイプライン中の遮断弁を作動するためのア
クチュエータが、動力源としてパイプラインのガス圧力
を用いても外気に排出されることなく、安全であり、ま
た、人畜に害を与えるおそれがなく、しかも、空気、窒
素、二酸化炭素などの圧力ボンベの動力源を全く必要と
しない安全性の高い弁駆動装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ガスパイプラインに設けた遮断弁を作動
する弁駆動装置であって、このガスパイプラインの1次
側から分岐したガス配管とアクチュエータのシリンダと
の間に、ガス/油式ブースタと油圧ポンプを設けて、こ
れらを配管で結び、更に、これらの配管の途中に開閉用
の電磁弁と切替用の電磁弁を介在させ、このガスパイプ
ラインの1次側の圧力を動力源とし、かつ、前記二つの
電磁弁を介してブースタで増圧された油圧によアクチ
ュエータを駆動させて遮断弁を閉にし、一方、ブ−スタ
とアクチュエ−タとの間に設けた油圧ポンプにより、ブ
ースタを復帰させ、該ブースタ内のガスが上記のガス配
管を通ってガスパイプラインに戻されるように構成し
た。
【0006】この場合、上記した油圧ポンプに油タンク
が接続され、また、上記したブースタが1行程で排出す
る油量が該シリンダを2行程以上を作動させる油量であ
ればなお好ましい。また、その他の発明における弁駆動
装置として、ガスパイプラインに設けた放出弁を作動す
る弁駆動装置であって、このガスパイプラインの1次側
から分岐したガス配管とアクチュエータのシリンダとの
間に、ガス/油式ブースタと油圧ポンプを設けて、これ
らを配管で結び、更に、これらの配管の途中に開閉用の
電磁弁と切替用の電磁弁を介在させ、このガスパイプラ
インの1次側の圧力を動力源とし、かつ、前記二つの電
磁弁を介してブースタ増圧された油圧によりアクチュ
エータを駆動させて放出弁を開にし、一方、ブースタと
アクチュエータの間に設けた油圧ポンプによりブースタ
を復帰させ、このブースタ内のガスが上記のガス配管を
通ってガスパイプラインに戻されるように構成した。
【0007】
【作用】本発明の弁駆動装置は、ブースタとシリンダと
の間に設けられる電磁弁が適宜切り替えられ、これらの
電磁弁には手動操作用のレバーも付いているが、通常
は、緊急時の信号や制御室からの遠隔操作信号によって
作動するようになっている。
【0008】今仮に、ガスパイプラインに設けられた遮
断弁が開弁状態であって、パイプライン内をガスが平常
状態で流れているものとする。ガスパイプラインのこの
遮断弁の1次側から分岐されたガス配管は、ガス/油式
ブースタのガス室に接続されていて、ガス圧力が加わっ
ている。ブースタの油室は、油配管によってシリンダに
接続されており、この間に設けられた切替用の電磁弁に
よって、シリンダの開弁用加圧側に、ブースタによって
増圧された油圧が加えられている。一方、シリンダの閉
弁用加圧側は、油配管によって油タンクに接続された状
態になっているが、その間に設けられた開閉用の電磁弁
が閉じているので、シリンダから油の排出ができないの
で、遮断弁の開弁状態とともにブースタの位置を保持し
ている。
【0009】この状態において、例えばこのガスパイプ
ラインの下流側でパイプが損傷したりして圧力が降下し
た場合や、下流側の圧力が上昇した場合など必要に応じ
て検知すると、自動的に送られた信号で上記の遮断弁を
作動しようとする時には、この信号が上記の切替用の電
磁弁を切り替えると共に開閉用の電磁弁を開いて、シリ
ンダの開弁用加圧側から油を油タンクへ排出することが
できるようにする。これにより、上述のブースタの油室
からの油圧がシリンダの閉弁用加圧側に入って、シリン
ダを作動させて遮断弁を閉弁させる。閉弁後、開閉用電
磁弁は復帰して図1に示した状態に戻るが、切替用の電
磁弁はそのままなので、ブ−スタの油圧はシリンダの閉
弁用加圧側に油圧は加えられたままのため、遮断弁は閉
弁状態とともにブースタの位置を保持する。
【0010】この状態で、油配管に設けられた油圧ポン
プによって、油タンク内の油をブースタの油室に、油配
管内の圧力よりも更に増圧して送り、この油圧がブース
タのガス室に掛っているガス圧力に打ち勝って、ガス室
内のガスをガスパイプラインに戻しながらブースタを復
帰させる。
【0011】次いで、制御室からの操作信号や手動で遮
断弁を開弁する場合は、切替用の電磁弁を切替えて、シ
リンダの開弁用加圧側に、ブースタからの油圧が加えら
れる状態にして、開閉用の電磁弁を開き、シリンダの閉
弁用加圧側の油を油タンクへ排出することができるよう
にする。これにより、上述のブ−スタの油室からの油圧
がシリンダを作動させて遮断弁を開弁させる。開弁後は
切替用の電磁弁は図1の状態に戻り、ブ−スタの油圧は
シリンダの開弁用加圧側に油圧を加えた状態のままとす
る。この開状態から遮断弁を閉弁する場合は、切替用の
電磁弁を切り替えると共に開閉用の電磁弁を閉側に切替
れば、遮断弁は閉弁する。また、両電磁弁の手動レバを
使用しても、同様に遮断弁を開弁及び閉弁はできる。
【0012】ブースタの1行程で排出する、すなわちシ
リンダに送られる油量が、シリンダの2行程以上を作動
させる油量であり、油タンクが十分大きいと、上述の説
明の中の油圧ポンプで油タンク内の油をブースタに送る
作業は、シリンダの2行程以上に対して1回行えばよ
い。なお、油量がシリンダの2工程以上を作動させる油
量がある場合は、ブ−スタは復帰させることなく、その
工程分を両電磁弁の操作のみで遮断弁を作動させること
ができる。
【0013】また、上述のガス/油式ブースタは、ガス
パイプライン内のガス圧力の通常の変動幅において、こ
のガス圧力の変動によって生ずる遮断弁の開閉の所要ト
ルクの変動幅に対して、常にシリンダを駆動して遮断弁
を開閉することができる増圧比を持つものでなければな
らない。また、上記の説明において、本発明の弁駆動装
置の操作に用いた開閉用及び切替用の電磁弁やそれを用
いた操作方法は、一例を示したものであって、これに限
るものでないことはもちろんであり、油圧ポンプは、手
動式であっても動力式であっても、更には遠隔操作式の
ものであってもよく、ブースタをガス圧力に抗して復帰
させることのできるものであれば良い。また、本発明に
おける弁駆動装置は、上記の遮断弁を放出弁に変えた場
合についても適用でき、この場合は、閉状態の放出弁を
上記と同様の作用により開状態にすることができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の弁駆動装置の一実施例を示
す配管系統図である。同図において、1はガスパイプラ
インで、矢印で示した方向にガスが流れている。2はこ
のガスパイプライン1に設けられた遮断弁であり、3は
この遮断弁2に装着されて、この遮断弁2を開閉する油
圧シリンダ式の弁駆動装置であって、このアクチュエー
タ3のシリンダ3a内のピストン3bの油圧による作動
によって遮断弁2が開閉させられる。図1は、遮断弁2
が開弁状態である場合を示している。
【0015】ガスパイプライン1の1次側から分岐され
たガス配管4と、シリンダ3aに接続された油配管5と
の間にガス/油式ブースタ6が設けられていて、ガスパ
イプライン1の1次側の圧力を動力源として、ブースタ
6によって増圧された油配管5内の油圧によって、アク
チュエータ3が作動して遮断弁2を作動するようになっ
ている。遮断弁2の作動回数を複数回(例えば2〜3
回)とする場合は、その回数分に必要な油量を発生する
ブースタ6にすれば良い。
【0016】油配管5には油圧ポンプ7が設けられ、油
タンク8に接続されており、油圧ポンプ7によって油配
管5内の圧力よりも更に増圧された圧力によって、油タ
ンク8内の油を含めて油配管5内の油をブースタ6の油
室6aに送り込んでブースタ6を復帰させ、ブースタ6
のガス室6b内のガスがガス配管4を通ってパイプライ
ン1に戻される。
【0017】ブースタ6の増幅比は、動力源としてガス
圧を取り出すラインガス圧力の変動幅と、このラインガ
ス圧力の変動幅におけるバルブの必要トルクに対し、弁
駆動装置本体(シリンダ径とアーム長)にブースタの増
幅比を乗じたトルクが図3のように常に上廻るようにす
れば、ライン圧力がいかなる状態であってもバルブは正
常に作動する。この状態を図4における説明図で示すと
明らかである。例えば、必要トルク2200kgmのボ−
ルバルブで、アクチュエータ形式がラム型スカッチョー
ク式の場合を例に説明すると、動力源圧力を増圧器(ブ
ースタ)にて増圧した後、アクチュエータに入れる方式
の場合、出力トルクTは、次の通りである。
【0018】
【数1】
【0019】図4における動力源圧力p=70kgf/cm2
Gであれば、必要トルクを上回る。このアクチュエータ
は、緊急遮断用で、常時バルブ開状態であり、停電時で
も3作動、すなわち、開→閉→開→閉ができるようにす
る。
【0020】図1において、9は開閉用の電磁弁、10
は切替用の電磁弁であり、これらの電磁弁9、10は、
4方電磁弁又は2方電磁弁の組合わせなどを用いる。1
1及び12はスピードコントローラ、13はリリーフ
弁、14は逆止め弁、15は閉止弁である。また、16
は流量調節弁、17は圧力スイッチ、18は逆止め弁、
19及び20は閉止弁、21は電源であって、破線は制
御用の電気配線を示している。なお、上記した開閉用電
磁弁9は、仮に切替用電磁弁10に漏れがあっても、ブ
−スタ6の位置を保持する構造のものが好ましく、特
に、ノンリ−ク(完全シ−ル)型を使用すれば、長期間
ブ−スタ6の位置を保持することができる。
【0021】次に、上記した実施例の作用を説明する。
図1に示したようにブースタ6とシリンダ3aの両側と
の間に設けられた油配管5には、開閉用の電磁弁9、切
替用の電磁弁10、油圧ポンプ7、スピードコントロー
ラ11、12、逆止め弁14及びリリーフ弁13が設け
られており、開閉用の電磁弁9と切替用の電磁弁10に
は、手動操作用レバーも付いているが、後述する緊急時
の信号や制御室からの操作信号によって作動するように
なっている。
【0022】図1において、遮断弁2は開弁状態であっ
て、パイプライン1内をガスが平常状態で矢印で示した
方向に流れている。ガス/油式ブースタ6のガス室6b
は、ガスパイプライン1の1次側から分岐されたガス配
管4を通ってガス圧力が掛けられている。ブースタ6の
油室6aは、油配管5を通ってシリンダ3aの開弁用加
圧側3cに接続されていて、ガス圧力を動力源としたブ
ースタ6で増圧された油圧が、ピストン3bの開弁用加
圧側3dに加わっている。一方、シリンダ3aの他方の
側、すなわち閉弁用加圧側3eは、切替用の電磁弁10
を経て油タンク8に接続されているが、開閉用の電磁弁
9が閉じられているので、遮断弁2は開弁状態とともに
ブースタの位置を保持している。
【0023】この状態において、例えばこのガスパイプ
ライン1の下流側でパイプが損傷したりして大量の漏れ
を生じ、図中の流量調整弁16より下流側の圧力が下が
ったり下流側圧力が何かの原因により上昇した場合、圧
力スイッチ17がこれを感知して、遮断弁2を緊急閉止
または放出するように信号を発した場合や、制御室から
遮断弁2を作動するための信号が出された場合は、図2
に示すように、切替用の電磁弁10が切り替わると共に
開閉用の電磁弁9が開いて、シリンダ3aの開弁用加圧
側3c(3d)と油タンク8との間が通じて、シリンダ
3aの開弁用加圧側3c(3d)内の油を油タンク8へ
排出することができるようになる。これにより、ブース
タ6で増圧された油圧がシリンダ3aの閉弁用加圧側3
eに加わって、ピストン3fを図1の右方へ移動させて
遮断弁2を閉弁する。
【0024】この状態で、油圧ポンプ7を作動させる
と、油タンク8内の油が逆止め弁14を開いてブースタ
6の油室6aに送られ、この油圧がブースタ6のガス室
6bに加わっているガス圧力に打ち勝って、ガス室6b
内のガスをパイプライン1へ戻しながらブースタ6を復
帰させる。
【0025】次いで、制御室からの操作信号や手動で遮
断弁2を開弁する場合は、切替用の電磁弁10を切替え
て、シリンダ3aの開弁用加圧側3cにブースタ6から
の油圧が加えられる状態にして、開閉用の電磁弁9を開
いて、シリンダ3aの閉弁用加圧側3eから油を油タン
ク8へ排出することができるようにする。これにより、
上述のブ−スタ6の油室6aからの油圧がシリンダ3a
を作動させて遮断弁2を開弁させる。開弁後は開閉用電
磁弁9は図1の状態に戻るが切替用電磁弁10はそのま
まなので、ブ−スタ6の油圧はシリンダ3aの開弁用加
圧側3cに油圧を加えた状態のままになる。この方法で
遮断弁2を閉弁する場合は切替用の電磁弁10を切り替
えると共に開閉用の電磁弁9を開にすれば、遮断弁2は
閉弁する。また、両電磁弁9、10の手動レバを使用し
ても、同様に遮断弁2を開弁及び閉弁はできる。
【0026】また、ブースタ6は、ガスパイプライン1
内のガス圧力の通常の変動幅において、このガス圧力の
変動によって生ずる遮断弁2の作動の必要トルクの変動
幅に対して、常にシリンダ3aを駆動して遮断弁2を作
動することができる増圧比を持つものでなければならな
い。閉止弁15、19、20は、保全、点検等のための
ものであり、リリーフ弁13は、油配管5を含むライン
の安全のためのものである。なお、この弁駆動装置は、
ガスラインに適用する場合以外に、液体のパイプライン
に設けられる遮断弁に装着することもできる。
【0027】上記した第1実施例は、遮断弁を閉にする
弁駆動装置の例を示したものであるが、その他、ガスパ
イプラインに設けた放出弁に適用する弁駆動装置にも適
用することができる。即ち、図2に示すように、ガスパ
イプライン1の1次側から分岐したガス配管4とアクチ
ュエータ3のシリンダ3aとの間に、ガス/油式ブース
タ6と油圧ポンプ7を設け、これらを油配管5で結び、
このガスパイプライン1の1次側の圧力を動力源とし
て、ブースタ6によって増圧された油圧でアクチュエー
タ3を駆動させて図1に示すように放出弁2を開にし、
一方、ブースタ6とアクチュエータ3の間に設けた油圧
ポンプ7によりブースタ6を復帰させ、このブースタ6
内のガスがガス配管4を通ってガスパイプラインに戻さ
れるように構成している。この場合、本実施例における
放出弁の機能は、上記の第1実施例における遮断弁の機
能とを入れかえているのみで、その他の構成並びに作用
効果は、上記した第1実施例と略同様である。
【0028】
【発明の効果】本発明の弁駆動装置は、既に述べたよう
にガスパイプラインのガス圧力を遮断弁(又は放出弁)
の操作動力源とするので、他に圧力ボンベ等の動力源を
必要とせず、ボンベの補給交換の労力を必要としないた
め、その補給交換の不備によって事故が発生したり拡大
したりすることがない。しかも、ガスを大気中に排出し
ないので、ガスを消費したり他に害を与えたりすること
がなく、極めて安全に用いることができる。また、パイ
プラインからのガスの取出しとパイプラインへのガスの
戻しに1本の分岐管を設けるだけでよく、配管等の設備
も簡易化される。また、動力源圧力をブースタを経てア
クチュエータに供給するので、ブースタとアクチュエー
タは最適選定が可能で、コンパクトで安価な弁駆動装置
を提供でき、更に、ブースタ復帰用の油圧ポンプによ
り、ガス圧力のない場合や停電の場合に、動力源ガスの
ラインへの戻しができ、また、ポンプは手動、自動とも
使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弁駆動装置の一実施例を示す配管系統
図である。
【図2】図1の弁駆動装置における閉弁状態を示す部分
配管系統図である。
【図3】弁駆動装置の出力トルクを比較した図表であ
る。
【図4】アクチュエータの出力トルクを説明する説明図
である。
【符号の説明】
1 ガスパイプライン 2 遮断弁(放出弁) 3 アクチュエータ 3a シリンダ 4 ガス配管 5 油配管 6 ブースタ 7 油圧ポンプ 8 油タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17D 1/02 F13K 31/11

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスまたは液体のパイプラインに設けた
    遮断弁を作動する弁駆動装置であって、このガスパイプ
    ラインの1次側から分岐したガス配管とアクチュエータ
    のシリンダとの間に、ガス/油式ブースタと油圧ポンプ
    を設けて、これらを配管で結び、更に、これらの配管の
    途中に開閉用の電磁弁と切替用の電磁弁を介在させ、
    のガスパイプラインの1次側の圧力を動力源とし、か
    つ、前記二つの電磁弁を介してブースタで増圧された油
    圧によアクチュエータを駆動させて遮断弁を閉にし、
    一方、ブ−スタとアクチュエ−タの間に設けた油圧ポン
    プによりブースタを復帰させ、このブースタ内のガスが
    上記のガス配管を通ってガスパイプラインに戻されるよ
    うに構成したことを特徴とする弁駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記した油圧ポンプに油タンクを接続し
    たことを特徴とする請求項1記載の弁駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記したブースタが1行程で排出する油
    量が上記したシリンダを2行程以上を作動させる油量で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の弁駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 ガスまたは液体のパイプラインに設けた
    放出弁を作動する弁駆動装置であって、このガスパイプ
    ラインの1次側から分岐したガス配管とアクチュエータ
    のシリンダとの間に、ガス/油式ブースタと油圧ポンプ
    を設けて、これらを配管で結び、更に、これらの配管の
    途中に開閉用の電磁弁と切替用の電磁弁を介在させ、
    のガスパイプラインの1次側の圧力を動力源とし、か
    つ、前記二つの電磁弁を介してブースタ増圧された油
    によりアクチュエータを駆動させて放出弁を開にし、
    一方、ブースタとアクチュエータの間に設けた油圧ポン
    プによりブースタを復帰させ、このブースタ内のガスが
    上記のガス配管を通ってガスパイプラインに戻されるよ
    うに構成したことを特徴とする弁駆動装置。
JP05985594A 1994-03-07 1994-03-07 弁駆動装置 Expired - Fee Related JP3168812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05985594A JP3168812B2 (ja) 1994-03-07 1994-03-07 弁駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05985594A JP3168812B2 (ja) 1994-03-07 1994-03-07 弁駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07243408A JPH07243408A (ja) 1995-09-19
JP3168812B2 true JP3168812B2 (ja) 2001-05-21

Family

ID=13125226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05985594A Expired - Fee Related JP3168812B2 (ja) 1994-03-07 1994-03-07 弁駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3168812B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6341384B2 (ja) * 2015-10-20 2018-06-13 Jfeスチール株式会社 緊急ガス遮断システム
CN107228201B (zh) * 2016-03-25 2019-06-04 南京理工大学 一种高低压转换热油供给装置
CN106996403B (zh) * 2017-06-02 2018-06-29 中国科学院地球化学研究所 一种可精确控制压力的流体动力装置和加压方法
CN107035739B (zh) * 2017-06-02 2018-06-29 中国科学院地球化学研究所 一种可精确控制压力的气体动力装置和加压方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07243408A (ja) 1995-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3400557B2 (ja) 弁駆動装置
US5422808A (en) Method and apparatus for fail-safe control of at least one electro-mechanical or electro-hydraulic component
WO1997011298A1 (fr) Dispositif de commande de vanne
US4339154A (en) Vehicle brake system
CN1007335B (zh) 牵引车气压制动系统
CA1234750A (en) Oilfield closing device operating system
US4864914A (en) Blowout preventer booster and method
JP3168812B2 (ja) 弁駆動装置
US4141533A (en) Hydraulically operated shutoff valve
US5301505A (en) Fail safe linear actuator system
JP2913378B2 (ja) 弁駆動装置
JP3598130B2 (ja) 弁駆動装置
JP2850308B2 (ja) 弁駆動装置
CN1734105A (zh) 能可靠地进行手动操作的先导控制的锁定阀
JP2889813B2 (ja) 弁駆動装置
US9709456B1 (en) Apparatus and methods for pressure testing of tools and conduits
JP2869598B2 (ja) 設備配管の耐圧試験装置
US3580282A (en) Valve-operating system
US11225938B2 (en) Hydraulic start systems and methods for the same
JPS5919827Y2 (ja) アキユムレ−タ付き油圧式コンクリ−トポンプの安全装置
JP7349375B2 (ja) ブローアウトパネル開放装置およびブローアウトパネル作動方法
JP3042898B2 (ja) ボンベ元弁開閉装置
JPH0419218Y2 (ja)
JPH062630A (ja) ディーゼル機関緊急停止装置
RU2133683C1 (ru) Способ защиты гидросистемы транспортного средства от потери рабочей жидкости через элементы системы торможения

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees