JP2912806B2 - 光ファイバコードの引留方法 - Google Patents

光ファイバコードの引留方法

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JP2912806B2 JP32091693A JP32091693A JP2912806B2 JP 2912806 B2 JP2912806 B2 JP 2912806B2 JP 32091693 A JP32091693 A JP 32091693A JP 32091693 A JP32091693 A JP 32091693A JP 2912806 B2 JP2912806 B2 JP 2912806B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として光伝送路に
用いられる光ファイバコードの成端箱から光ファイバコ
ードを引き出すときなど、光ファイバコードを金属板や
プラスチック板に引留める方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】主として光ファイバケーブルの成端箱か
ら光ファイバコードを引き出すときなど、光ファイバコ
ードを金属板やプラスチック板に引き留める場合に、そ
の引留方法の従来例を図5および図6に示す。
【0003】用いる光ファイバコードの横断面を図4に
示す。同図において、光ファイバ心線1の周りに芳香族
ポリアミド系繊維(デュポン社商品名ケブラー)などの
抗張力体2を縦添えし、その周りに塩化ビニル樹脂など
からなるプラスチック外被3を被覆して光ファイバコー
ド4が構成されている。
【0004】図5は、成端箱等の金属またはプラスチッ
クからなる平板面に光ファイバコードを添わせて引留め
る方法を示す概略図である。同図において、5は金属ま
たはプラスチックからなる平板面であり、光ファイバコ
ード4の口出しした端部から抗張力体2を取出して束
ね、ねじ6の周りに巻きつけて、平ワッシャー7で押え
てねじ6で締めつけることによって光ファイバコードを
引留めしている。
【0005】図6は、成端箱等の金属またはプラスチッ
クからなる平板面に垂直に貫通して光ファイバコードを
引出すような場合の、光ファイバコードを引留める方法
を示す概略図である。図6(a)は引留部の断面概略図
であり、同図において、便宜上8を雌リング、9を雄リ
ングと呼ぶことにし、それぞれ斜視図を図6(b)、図
6(c)に示す。図6(a)により光ファイバコードの
引留方法を説明すると、光ファイバコード4を金属また
はプラスチックからなる平板10の貫通孔11に挿通
し、雌リング8と雄リング9とをそれぞれの縦割溝81
および91を利用して、図6(a)に示す如く、光ファ
イバ心線1および抗張力体2を分離して装着し、縦割溝
81と91とは相対的に位置をずらせ、雌リング8と雄
リング9との間には抗張力体2を挾んで接着剤12で固
着し、雌リング8をねじ13により平板10に固定する
ことによって光ファイバコードの引留めを行なうもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の図5で示した光
ファイバコードの引留方法の例では、接着剤は使用して
いないが、繰返し引張力が加わると、徐徐にねじ部分が
緩んで抗張力体の固定があまくなる。また、図6で示し
た光ファイバコードの引留方法の例では、接着剤を使用
しており、誤って間違えた光ファイバコードを配線した
場合に正しい光ファイバコードと入れ替える必要がある
ときやり直しが困難であり、また、接着剤が多すぎると
光ファイバ心線と抗張力体とが一体に接着され、必要な
相互間の滑りが阻害されるおそれがある。さらにまた、
図5および図6のいずれの場合においても複数の光ファ
イバコードを引留める場合は各コード毎に引留めを行な
わなければならず作業性が悪い。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するためになされたものであり、光ファイバ心線の
周りに繊維状の抗張力体を縦添えし、その上にプラスチ
ック外被を被覆してなる光ファイバコードの引留方法に
おいて、コ字状溝を有するクランプの溝底に光ファイバ
コードを一列に並べ、列の両端の光ファイバコードと溝
側面との間には弾性ゴムの緩衝体を装着し、溝部を完全
に覆うように平板を前記クランプに装着し、該平板上に
前記光ファイバコードの抗張力体を折返して重ね、該抗
張力体を挾んで上から押え板を押圧して固定する光ファ
イバコードの引留方法とする。
【0008】上記の引留方法において、平板と押え板の
相対する面には、それぞれおろし金状突起が形成されて
おり、それぞれのおろし金状突起が逆向きになるよう平
板と押え板とを装着する方法をとる。
【0009】または、上記の引留方法において、平板と
押え板とのおろし金状突起に代えてやすり目の形状を形
成して前記同様の引留方法をとる。
【0010】または、前記の引留方法において、平板と
押え板とも相対する面には特別な加工は施さず平滑な面
とし、前記同様平板上に折返した抗張力体は平板上で適
宜編み込み、この上から押え板を押圧固定し、平板と押
え板の重なり部からはみ出た部分は適宜しばって瘤を作
って固定するほかは前記同様の引留方法をとる。
【0011】
【作用】上記したように、平板と押え板とを用い、この
両者の間に光ファイバコードの抗張力体を挾み込み、し
かも平板と押え板の向い合った面が、おろし金状突起が
形成されたり、あるいはやすり目の形状に形成されたり
しているので、抗張力体を強固に把持できる。また、平
板と押え板の向い合った面が特別に加工されず平滑なも
のであっても、抗張力体が平板と押え板との重なり部で
は適宜編み込まれ、かつはみ出た部分に瘤が形成される
ので、抗張力体を強固に把持できる。しかも、接着剤を
用いないので接着剤による不利な点がなくなり、複数の
光ファイバコードを引留める場合、同時にできるので作
業性が良くなる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明による光ファイバコードの引
留方法の一実施例を示す概略図である。図1(a)
(b)(c)において、それぞれ左側の図は断面図、右
側の図は平面図である。用いる光ファイバコードは先に
示した図4に横断面を示すものである。
【0013】図1(a)において、クランプ21に形成
されているコ字状溝22の溝底に一列に光ファイバコー
ド4を複数並べ、両側の光ファイバコード4と溝22の
側壁との間には弾性ゴムからなる緩衝体23を装着す
る。図1(b)において、配列された光ファイバコード
4の群および緩衝体23を覆うように平板24をねじ2
5を用いて固定し、光ファイバコード4の抗張力体2を
平板の上に折返して重ねる。この平板24の表面にはお
ろし金状突起26が形成されているものを用いる。次い
で一方の面に同じくおろし金状突起が形成された押え板
27を、平板24の突起面と押え板27の突起面とが向
かい合い、かつお互いの突起の方向が逆向きになるよ
う、押え板27を折返された抗張力体2の上に被せ、ね
じ28にて固定する。このようにして光ファイバコード
の引留めを行なう。なお、必要に応じてクランプを匡体
などに取付けることは容易である。
【0014】図2は、図1において用いたおろし金状突
起を有する平板24に代わる平板24aの斜視図であ
り、おろし金状突起26の代りに平板24aの一方の表
面にはやすり目の形状が形成されている。同様に押え板
27a(図示せず)の一方の表面にもやすり目の形状が
形成されており、このような平板24aと押え板27a
とを用いるほかは図1と同様にして光ファイバコードの
引留めを行なう。
【0015】図3は、図1におけるおろし金状突起が形
成された平板24の代りに、表面に特別な加工がなされ
ていない平滑な表面の平板24b、およびおろし金状突
起が形成された押え板27に代えて同様に表面平滑な押
え板27b(図示せず)を用い、平板24b上では抗張
力体2が適宜編み込まれて平板24bと押え板27bに
てしっかり挾持され、かつ抗張力体2が平板24bと押
え板27bとの重なり部からはみ出た先端部分を適宜し
ばって瘤29が形成され、その他は図1の場合と同様に
して光ファイバコードの引留めを行なう。
【0016】
【発明の効果】本発明の光ファイバコードの引留方法に
よれば、平板と押え板にて光ファイバコードの抗張力体
を挾み込んで把持し、この平板と押え板の相対する面に
はおろし金状突起またはやすり目形状が形成されている
ので把持力が強化される。あるいは平板と押え板の表面
には特別な加工がなされず平滑な表面のものを用いると
しても抗張力体が両板の重なり部では適宜編み込まれ、
両板からはみ出た部分は適宜しばって瘤を形成するので
引留めが強固になる。しかも、本願発明による引留方法
では接着剤を用いないので、接着剤によって光ファイバ
心線と抗張力体とがくっついて相互の滑りがなくなると
いう心配もなくなり、また、もし引留めの組立てが失敗
してもやり直しができる。さらに、光ファイバコードが
複数本配設される場合にも、全部同時に一度に組立てら
れるので作業性がよい。この場合、光ファイバコードを
密接して隣接配置できるので収納密度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバコードの引留方法の一実施
例の説明図である。
【図2】本発明の光ファイバコードの引留方法の他の実
施例に用いる平板の斜視図である。
【図3】本発明の光ファイバコードの引留方法の更に他
の実施例の説明図である。
【図4】光ファイバコードの横断面図である。
【図5】光ファイバコードの引留方法の一従来例の説明
図である。
【図6】光ファイバコードの引留方法の他の従来例の説
明図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ心線 2 抗張力体 3 プラスチック外被 4 光ファイバコード 21 クランプ 22 コ字状溝 23 弾性ゴムの緩衝体 24 平板 24a 平板 24b 平板 26 おろし金状突起 27 押え板 27a 押え板 27b 押え板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/24 G02B 6/36 - 6/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線の周りに繊維状の抗張力
    体を縦添えし、その上にプラスチック外被を被覆してな
    る光ファイバコードの引留方法において、コ字状溝を有
    するクランプの該溝底に光ファイバコードを一列に並
    べ、該列の両端の光ファイバコードと前記溝側面との間
    には弾性ゴムの緩衝体を装着し、溝部を完全に覆うよう
    に平板を前記クランプに装着し、該平板上に光ファイバ
    コードの前記抗張力体を折返して重ね、該抗張力体を挾
    んで上から押え板を押圧して固定することを特徴とする
    光ファイバコードの引留方法。
  2. 【請求項2】 前記平板と押え板の相対する面には、そ
    れぞれおろし金状突起が形成されており、それぞれのお
    ろし金状突起が逆向きになるよう平板と押え板とを装着
    することを特徴とする請求項1記載の光ファイバコード
    の引留方法。
  3. 【請求項3】 前記平板と押え板の相対する面が、それ
    ぞれやすり目の形状に形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の光ファイバコードの引留方法。
  4. 【請求項4】 前記平板上に折返した光ファイバコード
    の抗張力体が該平板上で適宜編み込まれたうえで前記押
    え板が装着され、平板と押え板との重なり部分から先端
    へはみ出た抗張力体を適宜しばって瘤を作ることを特徴
    とする請求項1記載の光ファイバコードの引留方法。
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