JP2912717B2 - 半導体レーザ装置 - Google Patents
半導体レーザ装置Info
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- JP2912717B2 JP2912717B2 JP2731091A JP2731091A JP2912717B2 JP 2912717 B2 JP2912717 B2 JP 2912717B2 JP 2731091 A JP2731091 A JP 2731091A JP 2731091 A JP2731091 A JP 2731091A JP 2912717 B2 JP2912717 B2 JP 2912717B2
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- Japan
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- low refractive
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- semiconductor laser
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を用いた各種
の情報処理や通信,計測のための光源として用いること
のできる半導体レーザ装置に関する。
の情報処理や通信,計測のための光源として用いること
のできる半導体レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク装置や光通信装置の光
源として半導体レーザ装置の需要が急速に高まってき
た。この要求を満たすべく各種の構造を有する半導体レ
ーザ装置が研究開発され実用化されている。
源として半導体レーザ装置の需要が急速に高まってき
た。この要求を満たすべく各種の構造を有する半導体レ
ーザ装置が研究開発され実用化されている。
【0003】半導体レーザ装置を実用化する際の問題と
して半導体レーザ装置から出射されるレーザ光の拡がり
角がガスレーザや固体レーザと比べ非常に大きくしかも
縦横の比が1よりもかなり大きくなるため焦光のための
光学系が複雑になるという点がある。
して半導体レーザ装置から出射されるレーザ光の拡がり
角がガスレーザや固体レーザと比べ非常に大きくしかも
縦横の比が1よりもかなり大きくなるため焦光のための
光学系が複雑になるという点がある。
【0004】これは活性領域を形成するダブルヘテロ接
合面に対し平行方向のビーム拡がり角(以下、水平拡が
り角という)はストライプ幅を制御することにより10
°以下程度を容易に得ることができるのに対し、ダブル
ヘテロ接合面に対し垂直方向のビーム拡がり角(以下、
垂直拡がり角という)は従来構造の半導体レーザ装置の
場合、約20°以下にすることが困難であることによ
る。
合面に対し平行方向のビーム拡がり角(以下、水平拡が
り角という)はストライプ幅を制御することにより10
°以下程度を容易に得ることができるのに対し、ダブル
ヘテロ接合面に対し垂直方向のビーム拡がり角(以下、
垂直拡がり角という)は従来構造の半導体レーザ装置の
場合、約20°以下にすることが困難であることによ
る。
【0005】以下図面を参照しながら従来構造の半導体
レーザ装置における垂直拡がり角について説明する。
レーザ装置における垂直拡がり角について説明する。
【0006】従来構造の半導体レーザ装置の活性層近傍
での屈折率分布を図6に示す。図6において、n 1 およ
びn 2 はそれぞれクラッド層および活性層の屈折率、d
は活性層3の厚みを示す。
での屈折率分布を図6に示す。図6において、n 1 およ
びn 2 はそれぞれクラッド層および活性層の屈折率、d
は活性層3の厚みを示す。
【0007】図6に示した光導波路に対する垂直拡がり
角θvは近似的に次式で表すことができる。
角θvは近似的に次式で表すことができる。
【0008】 θv≒4・(n2 2−n1 2)・d/λ 0 (rad) ここで、λ0は真空中での波長である。
【0009】この式より発振波長λ0の半導体レーザ装
置において垂直拡がり角θvを小さくするためには活性
層3の厚みdを小さくするか、あるいはクラッド層2,
4の屈折率n1を大きくして(n2 2−n1 2)の値を小さ
くすればよいことになる(活性層3の屈折率n2は発振
波長λ0からほぼ一義的に決まりほとんど変えることが
できない)。
置において垂直拡がり角θvを小さくするためには活性
層3の厚みdを小さくするか、あるいはクラッド層2,
4の屈折率n1を大きくして(n2 2−n1 2)の値を小さ
くすればよいことになる(活性層3の屈折率n2は発振
波長λ0からほぼ一義的に決まりほとんど変えることが
できない)。
【0010】ところが、上記の方法により垂直拡がり角
θvを小さくすると活性層3への光の閉じ込めの程度が
低下するため発振の閾値電流密度が上昇するという問題
が生じてしまう。
θvを小さくすると活性層3への光の閉じ込めの程度が
低下するため発振の閾値電流密度が上昇するという問題
が生じてしまう。
【0011】活性層3への光の閉じ込め係数Γvはこの
構造に対し近似的に次式で表すことができる。
構造に対し近似的に次式で表すことができる。
【0012】 Γv≒2π2・(n2 2−n1 2)・(d/λ0)2 図7はAlGaAs系の=830nmの半導体レーザ装置
において活性層の厚みd、およびクラッド層のAl組成
x 1 (したがってクラッド層屈折率n 1 )を変化させたと
きの垂直拡がり角θvと光の閉じ込め係数Γvの変化を
示したものである。
において活性層の厚みd、およびクラッド層のAl組成
x 1 (したがってクラッド層屈折率n 1 )を変化させたと
きの垂直拡がり角θvと光の閉じ込め係数Γvの変化を
示したものである。
【0013】図7から明らかなように活性層の厚みd、
クラッド層の屈折率n1のいずれを変化させてもθv<
20°を実現するときのΓvの値はθv>30°を実現
するときのΓvの値の数分の一以下にまで減少し、しき
い値電流密度が著しく上昇してしまう。
クラッド層の屈折率n1のいずれを変化させてもθv<
20°を実現するときのΓvの値はθv>30°を実現
するときのΓvの値の数分の一以下にまで減少し、しき
い値電流密度が著しく上昇してしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように上述の構成
では、たとえ活性層の厚みdおよびクラッド層の屈折率
n1を変化させて小さな垂直拡がり角θvを実現できた
としても、それに伴って光の閉じ込め係数Γvが低下す
るためしきい値電流密度が著しく上昇してしまい、実用
上問題があった。
では、たとえ活性層の厚みdおよびクラッド層の屈折率
n1を変化させて小さな垂直拡がり角θvを実現できた
としても、それに伴って光の閉じ込め係数Γvが低下す
るためしきい値電流密度が著しく上昇してしまい、実用
上問題があった。
【0015】本発明は上記欠点に鑑み、高い光の閉じ込
め係数Γvを有しつつ20°以下の小さな垂直拡がり角
θvを容易に実現することが可能な半導体レーザ装置を
提供することを目的とする。
め係数Γvを有しつつ20°以下の小さな垂直拡がり角
θvを容易に実現することが可能な半導体レーザ装置を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による半導体レーザ装置は、一導電型を有する
半導体基板と、この半導体基板の上に形成されたレーザ
構造とを備え、このレーザ構造は前記半導体基板の上に
順次形成された、前記半導体基板と同一の導電型を有す
る第1の導電領域、活性層および前記第1の導電領域と
は逆の導電型を有する第2の導電領域とを含み、前記第
1の導電領域は前記活性層側より順に第1の隣接層、こ
の第1の隣接層よりも屈折率の小さい第1の低屈折率
層、およびこの第1の低屈折率層よりも屈折率の大きい
第1のクラッド層を含み、前記第2の導電領域は前記活
性層側より順に第2の隣接層、この第2の隣接層よりも
屈折率の小さい第2の低屈折率層、およびこの第2の低
屈折率層よりも屈折率の大きい第2のクラッド層を含
み、前記第1の低屈折率層および前記第2の低屈折率層
と前記活性層との各々の間隔が、前記活性層より放射さ
れる光の波長よりも小さいものである。
に本発明による半導体レーザ装置は、一導電型を有する
半導体基板と、この半導体基板の上に形成されたレーザ
構造とを備え、このレーザ構造は前記半導体基板の上に
順次形成された、前記半導体基板と同一の導電型を有す
る第1の導電領域、活性層および前記第1の導電領域と
は逆の導電型を有する第2の導電領域とを含み、前記第
1の導電領域は前記活性層側より順に第1の隣接層、こ
の第1の隣接層よりも屈折率の小さい第1の低屈折率
層、およびこの第1の低屈折率層よりも屈折率の大きい
第1のクラッド層を含み、前記第2の導電領域は前記活
性層側より順に第2の隣接層、この第2の隣接層よりも
屈折率の小さい第2の低屈折率層、およびこの第2の低
屈折率層よりも屈折率の大きい第2のクラッド層を含
み、前記第1の低屈折率層および前記第2の低屈折率層
と前記活性層との各々の間隔が、前記活性層より放射さ
れる光の波長よりも小さいものである。
【0017】
【作用】この構成によると、活性層近傍での光分布は屈
折率の小さい第1の低屈折率層および第2の低屈折率層
を導入することにより次のように変化する。
折率の小さい第1の低屈折率層および第2の低屈折率層
を導入することにより次のように変化する。
【0018】第1の低屈折率層および第2の低屈折率層
における光強度の分布が抑えられ、相対的に第1の隣接
層、第2の隣接層、第1のクラッド層および第2のクラ
ッド層に光強度が増大し、第1の隣接層と第2の隣接層
とに分布した光強度は活性層への光閉じ込め係数Γvを
増加させ、一方第1のクラッド層と第2のクラッド層と
に分布した光強度は近視野分布を広げ、その結果垂直拡
がり角θvを著しく減少させることができる。
における光強度の分布が抑えられ、相対的に第1の隣接
層、第2の隣接層、第1のクラッド層および第2のクラ
ッド層に光強度が増大し、第1の隣接層と第2の隣接層
とに分布した光強度は活性層への光閉じ込め係数Γvを
増加させ、一方第1のクラッド層と第2のクラッド層と
に分布した光強度は近視野分布を広げ、その結果垂直拡
がり角θvを著しく減少させることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例における半導体レ
ーザ装置の断面図を、図2はその活性層近傍での屈折率
分布をそれぞれ示すものである。
ーザ装置の断面図を、図2はその活性層近傍での屈折率
分布をそれぞれ示すものである。
【0021】図1において、11はn−GaAs(10
0)からなる半導体基板、12は厚み2μmのn−Al
0.5Ga0.5Asからなる第1のクラッド層、13は厚み
0.3μmのn−Al0.6Ga0.4Asからなる低屈折率
層、14は第1のクラッド層12と同一成分からなる厚
み0.075μmの層、15は厚み0.05μmのアン
ドロープAl0.06Ga0.94Asからなる活性層、16は
厚み0.075μmのp−Al0.5Ga0.5Asからなる
第2のクラッドと同一成分からなる層、17は厚み0.
3μmのp−Al0.6Ga0.4Asからなる低屈折率層、
18は厚み2μmのp−Al0.5Ga0.5Asからなる第
2のクラッド層、19は厚み3μmのp−GaAsから
なるキャップ層である。
0)からなる半導体基板、12は厚み2μmのn−Al
0.5Ga0.5Asからなる第1のクラッド層、13は厚み
0.3μmのn−Al0.6Ga0.4Asからなる低屈折率
層、14は第1のクラッド層12と同一成分からなる厚
み0.075μmの層、15は厚み0.05μmのアン
ドロープAl0.06Ga0.94Asからなる活性層、16は
厚み0.075μmのp−Al0.5Ga0.5Asからなる
第2のクラッドと同一成分からなる層、17は厚み0.
3μmのp−Al0.6Ga0.4Asからなる低屈折率層、
18は厚み2μmのp−Al0.5Ga0.5Asからなる第
2のクラッド層、19は厚み3μmのp−GaAsから
なるキャップ層である。
【0022】この構成によれば、計算により求められる
垂直拡がり角θvは13.2°で、光の閉じ込め係数Γ
vは0.139である。一方低屈折率層13および17
を有さない従来構造の半導体レーザ装置の場合にはθv
=30.2°,Γv=0.141であるから、Γvをほ
とんど減少させることなくθvをめざましく減少させる
ことができることになる。
垂直拡がり角θvは13.2°で、光の閉じ込め係数Γ
vは0.139である。一方低屈折率層13および17
を有さない従来構造の半導体レーザ装置の場合にはθv
=30.2°,Γv=0.141であるから、Γvをほ
とんど減少させることなくθvをめざましく減少させる
ことができることになる。
【0023】事実、本実施例に基づいてMOCVD法に
より結晶成長を行い試作したストライプ幅20μmのブ
ロードエリア型半導体レーザ装置の垂直拡がり角θvは
図3に示すように12.8°であった。このときの閾値
電流密度は1530A/cm2であり、低屈折率層を有さ
ない従来構造の半導体レーザ装置(θv=30.5°)
の閾値電流密度1450A/cm2とほとんど等しい値が
得られた。
より結晶成長を行い試作したストライプ幅20μmのブ
ロードエリア型半導体レーザ装置の垂直拡がり角θvは
図3に示すように12.8°であった。このときの閾値
電流密度は1530A/cm2であり、低屈折率層を有さ
ない従来構造の半導体レーザ装置(θv=30.5°)
の閾値電流密度1450A/cm2とほとんど等しい値が
得られた。
【0024】また本実施例に基づいて製作したストライ
プ幅2μmの屈折率導波型の半導体レーザ装置では水平
拡がり角θhが13.0°となり、図4に示すように遠
視野像の縦横比(楕円率)がほぼ1の半導体レーザ装置
を実現することができた。
プ幅2μmの屈折率導波型の半導体レーザ装置では水平
拡がり角θhが13.0°となり、図4に示すように遠
視野像の縦横比(楕円率)がほぼ1の半導体レーザ装置
を実現することができた。
【0025】なお、上記の実施例では特定の膜厚,組成
を有する構造について述べたが、次に述べるように膜
厚,組成を変化させることによりかなり自由に光閉じ込
め係数Γvと垂直拡がり角θvを選定することができ
る。
を有する構造について述べたが、次に述べるように膜
厚,組成を変化させることによりかなり自由に光閉じ込
め係数Γvと垂直拡がり角θvを選定することができ
る。
【0026】図5は図2の構造において低屈折率層1
3,17の膜厚d1、活性層15と低屈折率層13,1
7との距離d2を変化させたときの光閉じ込め係数Γv
と垂直拡がり角θvの値を示したものである。この図か
ら明らかなように低屈折率層13,17の膜厚,位置を
適当に選定することにより従来構造の半導体レーザ装置
では実現できなかった高い光閉じ込め係数と小さい垂直
拡がり角の両方を同時に達成できる。
3,17の膜厚d1、活性層15と低屈折率層13,1
7との距離d2を変化させたときの光閉じ込め係数Γv
と垂直拡がり角θvの値を示したものである。この図か
ら明らかなように低屈折率層13,17の膜厚,位置を
適当に選定することにより従来構造の半導体レーザ装置
では実現できなかった高い光閉じ込め係数と小さい垂直
拡がり角の両方を同時に達成できる。
【0027】上述の効果は低屈折率層13,17の存在
場所での光分布強度の抑圧に起因するものである。した
がって低屈折率層13,17が存在しない状態での光分
布強度が大きい領域、すなわち活性層15からの距離が
波長の大きさ以内の領域にこの低屈折率層13,17を
導入したとき上述の効果が顕著に現れることになる。
場所での光分布強度の抑圧に起因するものである。した
がって低屈折率層13,17が存在しない状態での光分
布強度が大きい領域、すなわち活性層15からの距離が
波長の大きさ以内の領域にこの低屈折率層13,17を
導入したとき上述の効果が顕著に現れることになる。
【0028】なお、本実施例では、低屈折率層13,1
7が第1および第2のクラッド層12,18のそれぞれ
の材料の混晶比を変えた場合について述べたが、材料そ
のものを変えることも可能である。
7が第1および第2のクラッド層12,18のそれぞれ
の材料の混晶比を変えた場合について述べたが、材料そ
のものを変えることも可能である。
【0029】また本実施例では、AlGaAs系半導体
レーザ装置について述べたが、この系以外の半導体レー
ザ装置についても同様の効果を得ることができる。
レーザ装置について述べたが、この系以外の半導体レー
ザ装置についても同様の効果を得ることができる。
【0030】また本実施例では、MOCVD法により結
晶成長を行ったが、これ以外の結晶成長方法によっても
当然のことながら本発明による効果を実現することがで
きる。
晶成長を行ったが、これ以外の結晶成長方法によっても
当然のことながら本発明による効果を実現することがで
きる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明は、第1の低屈折率
層および第2の低屈折率層における光強度の分布が抑え
られることにより、相対的に第1の隣接層、第2の隣接
層、第1のクラッド層および第2のクラッド層の光強度
が増大し、第1の隣接層と第2の隣接層とに分布した光
強度は活性層への光閉じ込め係数を増加させて半導体レ
ーザ装置のしきい値電流密度を低減させ、一方第1のク
ラッド層と第2のクラッド層とに分布した光強度は近視
野分布を広げ、その結果垂直拡がり角を著しく減少させ
ることができる半導体レーザ装置を提供できる。
層および第2の低屈折率層における光強度の分布が抑え
られることにより、相対的に第1の隣接層、第2の隣接
層、第1のクラッド層および第2のクラッド層の光強度
が増大し、第1の隣接層と第2の隣接層とに分布した光
強度は活性層への光閉じ込め係数を増加させて半導体レ
ーザ装置のしきい値電流密度を低減させ、一方第1のク
ラッド層と第2のクラッド層とに分布した光強度は近視
野分布を広げ、その結果垂直拡がり角を著しく減少させ
ることができる半導体レーザ装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例における半導体レーザ装置の
断面図
断面図
【図2】同半導体レーザ装置の活性層近傍での屈折率分
布図
布図
【図3】同半導体レーザ装置でストライプ幅20μmの
場合の垂直拡がり角θvと光強度の関係を示す図
場合の垂直拡がり角θvと光強度の関係を示す図
【図4】同半導体レーザ装置でストライプ幅2μmの場
合の垂直拡がり角θvと光強度の関係、遠視野像を示す
図
合の垂直拡がり角θvと光強度の関係、遠視野像を示す
図
【図5】同半導体レーザ装置の低屈折率層の膜厚d1と
活性層と低屈折率層との距離d2を変化させたときの光
閉じ込め係数Γvと垂直拡がり角θvの変化を示す図
活性層と低屈折率層との距離d2を変化させたときの光
閉じ込め係数Γvと垂直拡がり角θvの変化を示す図
【図6】従来の半導体レーザ装置の活性層近傍での屈折
率分布図
率分布図
【図7】同半導体レーザ装置の活性層の厚みdとクラッ
ド層のAl組成x 1 (すなわちクラッド層屈折率n 1 )を
パラメータとして、垂直拡がり角θvと光の閉じ込め係
数Гvの関係を示す図
ド層のAl組成x 1 (すなわちクラッド層屈折率n 1 )を
パラメータとして、垂直拡がり角θvと光の閉じ込め係
数Гvの関係を示す図
11 半導体基板 12 第1のクラッド層 13 低屈折率層 14 第1のクラッド層と同一成分からなる層 15 活性層 16 第2のクラッド層と同一成分からなる層 17 低屈折率層 18 第2のクラッド層 19 キャップ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18
Claims (5)
- 【請求項1】 一導電型を有する半導体基板と、この半
導体基板の上に形成されたレーザ構造とを備え、このレ
ーザ構造は前記半導体基板の上に順次形成された、前記
半導体基板と同一の導電型を有する第1の導電領域、活
性層および前記第1の導電領域とは逆の導電型を有する
第2の導電領域とを含み、前記第1の導電領域は前記活
性層側より順に第1の隣接層、この第1の隣接層よりも
屈折率の小さい第1の低屈折率層、およびこの第1の低
屈折率層よりも屈折率の大きい第1のクラッド層を含
み、前記第2の導電領域は前記活性層側より順に第2の
隣接層、この第2の隣接層よりも屈折率の小さい第2の
低屈折率層、およびこの第2の低屈折率層よりも屈折率
の大きい第2のクラッド層を含み、前記第1の低屈折率
層および前記第2の低屈折率層と前記活性層との各々の
間隔が、前記活性層より放射される光の波長よりも小さ
いことを特徴とする半導体レーザ装置。 - 【請求項2】 前記第1の導電領域が同一の材料系より
なり、かつ前記第1の低屈折率層の組成が前記第1の隣
接層および前記第1のクラッド層の組成と異なることを
特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項3】 前記第2の導電領域が同一の材料系より
なり、かつ前記第2の低屈折率層の組成が前記第2の隣
接層および前記第2のクラッド層の組成と異なることを
特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項4】 前記第1の低屈折率層を構成する材料系
が前記第1の隣接層および前記第1のクラッド層を構成
する材料系と異なることを特徴とする請求項1記載の半
導体レーザ装置。 - 【請求項5】 前記第2の低屈折率層を構成する材料系
が前記第2の隣接層および前記第2のクラッド層を構成
する材料系と異なることを特徴とする請求項1記載の半
導体レーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2731091A JP2912717B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 半導体レーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2731091A JP2912717B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 半導体レーザ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04266079A JPH04266079A (ja) | 1992-09-22 |
JP2912717B2 true JP2912717B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=12217515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2731091A Expired - Lifetime JP2912717B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 半導体レーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2912717B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3489878B2 (ja) * | 1993-10-22 | 2004-01-26 | シャープ株式会社 | 半導体レーザ素子およびその自励発振強度の調整方法 |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP2731091A patent/JP2912717B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04266079A (ja) | 1992-09-22 |
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