JP2912715B2 - クリーンベンチ - Google Patents

クリーンベンチ

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JP2912715B2
JP2912715B2 JP2121191A JP2121191A JP2912715B2 JP 2912715 B2 JP2912715 B2 JP 2912715B2 JP 2121191 A JP2121191 A JP 2121191A JP 2121191 A JP2121191 A JP 2121191A JP 2912715 B2 JP2912715 B2 JP 2912715B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送風ファンによりクリ
ーンエアを供給するクリーンベンチに関する。
【0002】近年、クリーンベンチは、クリーンルーム
内で種々の装置に組み込まれており、そのために軽量、
薄型、低騒音のものが要求される。また、これらのこと
が満足される場合であってもクリーンベンチ本来の役割
である高クリーン度を満足しなければならない。従っ
て、クリーンエアの供給においてその送風圧を均一にす
る必要がある。
【0003】
【従来の技術】図5に、従来のクリーンベンチの構成図
を示す。図5(A)はクリーンベンチの正面構成図を示
しており、図5(B),(C)は、クリーンベンチに使
用される送風ファンの構成図を示したものである。
【0004】図5(A)において、クリーンベンチ50
は、所定高さの作業台51に所定の空間を設けて、チャ
ンバ52及びチャンバ52の下部にエアフィルタ53が
設けられる。チャンバ52内には、通称シロッコファン
と呼ばれる多翼送風機54が取付けられている。
【0005】多翼送風機54は、図5(B),(C)に
示すように、前向きの多数の羽根を有する円筒形の羽根
車54aと、羽根車54aの周囲にホーン形状のケーシ
ング54bとにより構成される。この多翼送風機54
は、羽根車54aが回転すると、軸方向の一端よりエア
を引き、遠心方向に排出するもので、ケーシング54b
により送風口より一方向に送風するものである。
【0006】従って、図5(A)に示すように、チャン
バ52の形状に沿って、多翼送風機54からのエアをエ
アフィルタ53に吹き付け、該エアフィルタ53により
ろ過して作業台にクリーンエアをダウンフローするもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記クリー
ンベンチ50の薄型化を図るためには、多翼送風機54
とエアフィルタ53との間隔を狭めなくてはならない。
しかし、この間隔が狭いと多翼送風機54からエアフィ
ルタ53への送風圧が低下し易く、該エアフィルタ53
からの風速を低下させる。しかも、多翼送風機54の送
風口は一方向であり、排出されるエアはチャンバ52内
の周辺壁に沿って流れ、下面全体に行き渡りにくくな
る。従って、エアフィルタ53の下面からは不均一な風
速でエアがダウンフローされ、これにより作業台51上
で乱流を生じて塵埃を巻き上げるという問題がある。
【0008】また、チャンバ52の薄型を図るために送
風ファンに、いわゆるターボ型送風機を使用することも
考えられるが、騒音が大きくなるという問題がある。
【0009】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、エアフィルタ全面から均一な風速でクリーンエ
アを供給するクリーンベンチを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、チャンバ内
に設けられた羽根車及びケージングからなる送風ファン
からのエアを、エアフィルタを介してクリーンエアとし
て作業台に送風するクリーンベンチにおいて、前記ケー
ジングの下部に、前記羽根車からのエアを前記ケージン
グの周辺下部に均一に案内する案内枠と、前記案内枠に
案内されるエアの一部を、前記エアの流れに沿った経路
で前記ケージングの下部中央近傍に均一に導く所定数の
案内板とを設けることにより解決される。また、前記案
内枠は、前記ケージングと同心のリング状に設けられ、
前記案内板は、前記エアの流れに沿った円弧状に均等に
設けられる。
【0011】
【作用】上述のように、ケーシングの下部に案内板を設
けている。この案内板は、例えば該ケーシング下部で均
等に設けられる。すなわち、案内板により、ケーシング
より遠心方向に送風されるエアの一部を、ケーシングの
下部中央近傍に導き、エアを下方に均一に送風する。こ
れにより、エアフィルタを介して作業台に送風されるク
リーンエアは、その風圧が均一となり塵埃の巻き上げ等
を防止することが可能となる。
【0012】ここで、上記送風ファンをエアフィルタに
近接させれば、送風圧を低下させずにクリーンベンチを
薄型とすることが可能となる。
【0013】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の構成図を示す。
図1(A)はクリーンベンチの構成図を示しており、図
1(B)はその斜視図を示している。図1(A),
(B)において、クリーンベンチ1は、枠体2上にチャ
ンバ3が設けられており、該チャンバ3の下部にエアフ
ィルタ4が設けられる。このエアフィルタ4は、例えば
HEPA(High Efficiency Particulate Air-filter)
やULPA(Ultra Low Renetration Air-filter)が使
用される。また、エアフィルタ4の下方には作業台5が
設けられる。なお、図示しないが、両側面及び背面は、
ビニール等のシートにより覆われる。
【0014】チャンバ3には送風ファン6が内設されて
おり、送風ファン6は多翼の羽根車7及び該羽根車の周
囲にケーシング8が覆設される。ケーシング8は、羽根
車7の側面方向で鋭角にテーパ状に形成され、下板8a
周囲との間で水平方向に送風口8bが形成されたもので
ある。また、この送風口8b全域には、樋形状の案内枠
9が該送風口8bの一部分にかけて下板8aを挟装する
ように設けられる。そして、下板8aの下面には二つの
案内板10a,10bが設けられる(後述する)。な
お、図1(A)中、11はスイッチ、フューズ等の電装
部である。
【0015】ここで、図2に、送風ファンの案内枠を説
明するための図を示す。図2(A)は正面構成図であ
り、図2(B)は平面図である。図2(A)、(B)
は、送風ファン6にケージング8と同心のリング状の案
内枠9を設け、案内板10a、10bを設けない場合を
示している。いま、羽根車7は通称シロッコファンと呼
ばれるもので、円筒周辺に軸方向に多数の羽根(翼)が
形成され、回転により上部よりエアを引き込み、側部よ
り遠心方向に送風する。羽根車7から送風されるエア
は、ケーシング8のテーパ部分で反射して、送風口8b
に向う。送風口8bでは、該エアの一部が案内枠9の上
部からケーシング8の略接線方向に送風されると共に、
案内枠9によりその湾曲方向に沿って送風される。これ
により、ケーシング8の周辺に、均一な風量で送風する
ことができる。この場合、案内枠9からの送風は、湾曲
部分に生じる圧力により、ケーシング8の下板8aの周
辺部分に送風される。
【0016】次に、図3に、送風ファンの案内板による
送風方向を説明するための図を示す。図3(A)は正面
構成図であり、図3(B)は底面図であり、図3(C)
は案内板の斜視図である。図3(A),(B),(C)
において、案内板10a,10bは、図3(C)に示す
ように、断面L字状で円弧状に形成されたもので、一端
を案内枠9からの送風方向に向け、湾曲された他端を下
板の中央近傍に向くように対称的に均等に設けたもので
ある。すなわち、案内枠9から均一に送風されたエアの
一部が案内板10a,10bにより下部中央近傍に強制
的に導かれる。従って、下板8aの下面で均一な送風と
なり、送風ファン6の真下における送風圧の低下やばら
つきが軽減される。
【0017】そこで、図4に、エアフィルタからの送風
を説明するための図を示す。図4において、送風ファン
6をエアフィルタ4に近接させており、その分のチャン
バ3を薄型としている。すなわち、図3からも明らかな
ように、送風ファン6の下方周辺及び真下では送風圧が
均一であることから、該送風ファン6をエアフィルタ4
にある程度近接させても、該エアフィルタ4から送風さ
れるクリーンエアの送風圧は均一となる。これにより、
エアフィルタ4を効率よく使用することができると共
に、風速ムラによる乱流で作業台(図1)5上でエアが
巻き上がることを防止することができ、常にクリーンな
状態を保つことができる。
【0018】ここで、表1及び表2に、従来及び本発明
における作業台上の風速の実例値を示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】表1は従来のクリーンベンチ50(図5)
の場合であり、表2は本発明のクリーンベンチ1(図
1)の場合であった、これらの作業台5,51を9つに
分割して、各部分の風速を測定した値である。表1では
平均風速0.4 m/s であり、最高風速で+9%,最小風速
で−25%の風速差を生じるのに対し、表2では平均風
速0.4 m/s であり、最高風速で+9%,最小風速で−5
%の風速差を生じる。このように、作業台5上で明らか
に風速の均一化が図られるものである。
【0022】なお、上記実施例では、案内板を2つ設け
た場合を示したが、これに限らず3つ以上の案内板を適
宜均等に配置して設けても同様の効果を有するものであ
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送風ファ
ンのケーシングの下部に案内枠及び所定数の案内板を均
等に配置して設けることにより、送風ファンの下方から
均一にエアを送風し、エアフィルタ全面から均一な風速
でクリーンエアを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】送風ファンの案内枠を説明するための図であ
る。
【図3】送風ファンの案内板を説明するための図であ
る。
【図4】エアフィルタからの送風を説明するための図で
ある。
【図5】従来のクリーンベンチの構成図である。
【符号の説明】
1 クリーンベンチ 3 チャンバ 4 エアフィルタ 5 作業台 6 送風ファン 7 羽根車 8 ケーシング 9 案内枠 10a,10b 案内板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ内に設けられた羽根車及びケー
    ジングからなる送風ファンからのエアを、エアフィル
    介してクリーンエアとして作業台に送風するクリーン
    ベンチにおいて、 前記ケージングの下部に、前記羽根車からのエアを前記
    ケージングの周辺下部に均一に案内する案内枠と、 前記案内枠に案内されるエアの一部を、前記エアの流れ
    に沿った経路で前記ケージングの下部中央近傍に均一に
    導く所定数の案内板とを 設けることを特徴とするクリー
    ンベンチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクリーンベンチにおい
    て、 前記案内枠は、前記ケージングと同心のリング状に設け
    られ、 前記案内板は、前記エアの流れに沿った円弧状に均等に
    設けられることを特徴とする クリーンベンチ。
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CN116517891B (zh) * 2023-04-28 2024-01-09 浙江浙能镇海发电有限责任公司 一种防卡顿引风机

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