JP2912207B2 - ペン先 - Google Patents

ペン先

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JP2912207B2
JP2912207B2 JP7316668A JP31666895A JP2912207B2 JP 2912207 B2 JP2912207 B2 JP 2912207B2 JP 7316668 A JP7316668 A JP 7316668A JP 31666895 A JP31666895 A JP 31666895A JP 2912207 B2 JP2912207 B2 JP 2912207B2
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    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K1/00Nibs; Writing-points
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K1/00Nibs; Writing-points
    • B43K1/003Capillary nibs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K1/00Nibs; Writing-points
    • B43K1/02Split nibs

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  • Pens And Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は万年筆その他の筆記
具に使用するペン先に関し、特に紙面に対してどの方向
へも書記することができ、ペン軸を中心に回動してもど
の位置からでもどの角度からでも書けるのに加え、紙面
に当接させたときに柔らかいタッチで、筆圧の強弱によ
り太線や細線の様々な態様の文字を筆記可能な毛筆的機
能を備えたペン先に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、万年筆その他の筆記具において
は、従来の一枚のペン先では一つの角度方向にしか書け
ない不都合を解消するため、この種のペン先に類似した
形状のペン先片を3枚用いた多角形のペン先が用いられ
ている。これは、3枚のペン先片を相互に背中合わせに
組み合わた構造で、軸心から外周3方向に凸状に突出す
る3つの羽根と、各羽根間にほぼく字形に凹む凹面とを
有し、その先端に半球状の筆端部を備えたものであり、
先端の半球状の筆端部により紙面に対してどの方向にで
も書くことができ、またペン軸を中心に回動してもどの
位置からでもどの角度でも書くことができるようになっ
ている。
【0003】また、ペン先が樹脂成形品で、筆端部に各
種筆記具に適するように削り、丸め、あるいはカットを
施しているものがあり、ポリアセタール樹脂の押出し加
工による連続性の誘導孔をもつ棒状の芯を用いた所謂プ
ラペンや、板状のペン体の中心部に多孔性の誘導孔をも
つ所謂プラマン(登録商標名)、その他ポリエステル繊
維を棒状に多孔性を保ちつつ、樹脂で固めた所謂マーカ
ーペンなどに用いられている。これらは樹脂材料のもつ
柔軟性、自己潤滑性を利用したものであり、構造が簡単
で生産性が良いなどの利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、筆記具
において、紙面に対しどの方向へも書記することがで
き、そのペン軸を中心に回動してもどの位置からでも、
どの方向へも筆記できる機能を備えるために、上記前者
の従来例のような多角形のペン先構造では、ペン先に筆
圧をかけても各ペン先片の先端は相互に動く(相対的に
ずれる)ことがなく、先端の半球体がほとんど変化しな
いため、その使用に際し、ユーザーにボールペン等硬質
なハードペンのような感触を与えてしまうという問題が
あった。
【0005】また、上記後者の従来例のような樹脂成形
品のペン先においては、樹脂材料のもつ柔らかさのため
に、長期の筆記に十分耐えられなかったり、筆記の圧力
により変形し易く、磨耗も大きいという問題があり、ま
た樹脂材料に柔軟性があるといってもペン先が大きく撓
む程ではないから、 無論毛筆のように筆記圧に応じて筆
端部が変形し、 線の幅が変わるものではなく、 一定の線
の幅でしか書けないという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、紙面に対してどの方向へも書記すること
ができ、ペン軸を中心に回動してもどの位置からでもど
の角度からでも書けるのに加え、ソフトなタッチで、 筆
記圧の強弱に応じ、 太線、 細線 等線の幅を自由に変え
て種々な態様の文字を筆記可能とし、しかも長期の筆記
に十分に耐え、初期形状の変化、磨耗を共に軽減できる
ペン先を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のペン先においては、筒形状の基部と、その
一端側に連続して断面円弧状に突出され、軸心の円周上
に等間隔に相互の間にスリット状の溝を設けて形成され
た複数の櫛歯状片とからなり、各櫛歯状片の先端に全体
として半球形状を構成する半球分割部を有するペン先基
本体と、ペン先基本体の外周上に嵌合可能な筒形に形成
され、複数の櫛歯状片を軸心方向に向けて押圧し、収束
する収束部材とを備え、ペン先基本体に収束部材を嵌め
込むことにより、ペン先基本体の複数の櫛歯状片をその
先端方向に向けて漸次縮径する円錐形に収束し、その先
端に半球状の筆端部を構成するとともに、各櫛歯状片間
にインキ導出路を構成したものである。
【0008】この発明により、紙面に対してどの方向へ
も書記することができ、ペン軸を中心に回動してもどの
位置からでもどの角度からでも書けるのに加え、ソフト
なタッチで、筆記圧の強弱に応じ、 太線、 細線等線の幅
を自由に変えて種々な態様の文字を筆記可能な毛筆的機
能を有し、しかも長期の筆記に十分に耐え、初期形状の
変化、磨耗を共に軽減できるペン先を実現することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のペン先
は、 筒形状の基部と、その一端側に連続して断面円弧状
に突出され、軸心の円周上に等間隔に相互の間にスリッ
ト状の溝を設けて形成された複数の櫛歯状片とからな
り、各櫛歯状片の先端に全体として半球形状を構成する
半球分割部を有するペン先基本体と、ペン先基本体の外
周上に嵌合可能な筒形に形成され、複数の櫛歯状片を軸
心方向に向けて押圧し、収束する収束部材とを備え、ペ
ン先基本体に収束部材を嵌め込むことにより、ペン先基
本体の複数の櫛歯状片をその先端方向に向けて漸次縮径
する円錐形に収束し、その先端に半球状の筆端部を構成
するとともに、各櫛歯状片間にインキ導出路を構成した
ものであり、 各櫛歯状片が相互に弾性的に接触すること
により、これら櫛歯状片の先端に形成された半球状の筆
端分が軸心に対して斜めに紙片に押し当てられたとき
に、各櫛歯状片の先端半球状をなす各部が互いにずれ合
って弾性変形し、先端半球部の外径を拡大する動作を行
ない、紙片に押し当てる動作を除いたときには先端部が
弾性により元の半球形状に復するという作用を有する。
【0010】本発明の請求項2に記載のペン先は、上記
請求項1の構成において、ペン先基本体の櫛歯状片の数
を5本乃至8本に設定したものである。
【0011】本発明の請求項3に記載のペン先は、上記
請求項1、2の構成において、ペン先基本体を、樹脂材
料を用い、射出成型により一体形成したものである。
【0012】本発明の請求項4に記載のペン先は、上記
請求項1、2の構成において、ペン先基本体を、金属材
料を用い、打抜き、成型、丸め加工により形成したもの
である。
【0013】本発明の請求項5に記載のペン先は、上記
請求項1から4の構成において、半球状の筆端部を構成
する櫛歯状片の先端部のすべての外面角部に丸みを付け
たものである。
【0014】本発明の請求項6に記載のペン先は、上記
請求項1から5の構成において、収束部材を金属パイプ
で構成したものである。
【0015】本発明の請求項7に記載のペン先は、上記
請求項1から5の構成において、収束部材をペン先のペ
ン軸への装着に用いるマウスピースで構成したものであ
る。
【0016】以下、本発明の一実施の形態について、図
1から図10を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の一実施の形態における
ペン先の全体構成を示している。図1において、1はペ
ン先であり、一定の肉圧を有する樹脂成形品のペン先基
本体2と、収束部材3とからなる。
【0017】ペン先基本体2は、合成樹脂材料を用い、
射出成型により一体成形されたものであり、図2に示す
ように、円筒形に形成された基部21と、その一端から
突出された複数の櫛歯状片22とを備え、これらの櫛歯
状片22は軸心の円周上に沿って等間隔に配列され、相
互の間にスリット状の溝23を設けて形成されている。
本実施の形態では、5本乃至8本の櫛歯状片22を備え
ている。
【0018】基部21は、その外形上、大径部211と
小径部212とからなり、両者の境界に段差部213を
有している。各櫛歯状片22は基部21の小径部212
側の一端に連続して断面円弧状に連続し、それぞれが基
部21から先端に向けて徐々に幅狭の先細に形成され、
その基部側半部22Aが基部小径部212の外周に沿っ
てほぼ直線的に延出され、その先端側半部22Bが先端
に向けて徐々に軸心に近接する方向に傾斜されて、鳥の
くちばし状をなしている。したがって各櫛歯状片22
は、円筒形の基部21に達するまでの途中の断面形状
が、円錐形に分割され湾曲した形状をもちつつ基部21
に連続されているから、この形態により、基部21との
境界部分を固定端とする三角状の片持板、言い換えれば
一端固定の片持梁と同じ構成になっている。これら櫛歯
状片22は全体で、その基部側半部22Aを外周方向か
ら軸心に向けて押圧することにより内方へ窄められ、そ
の基部側半部22Aがほぼ円柱形状に、その先端側半部
22Bが円錐形状にそれぞれ集合され、各櫛歯状片22
はその一分割片をなす。また、各櫛歯状片22の先端に
全体で半球形状を構成する半球分割部24を有し、各々
外面角部に丸みが付けられている。
【0019】ここで、ペン先基本体2の製造方法につい
て図3を用いて簡単に説明する。図3(a)は金型およ
びこの金型から射出成形されたペン先基本体2が取り出
された状態を示している。また図3(b)は金型の雌型
に用いるキャビティブロックのキャビティ内腔およびそ
の成形品の断面形状を示している。
【0020】図3(a)において、41は雌型であるキ
ャビティブロック、42はキャビティブロック41内に
設置される雄型としてのコアピンであり、これらキャビ
ティブロック41およびコアピン42により金型を構成
する。キャビティブロック41は、金型の外部から熱溶
融された合成樹脂材料を流し込むための樹脂供給口41
1と、合成樹脂材料注入先のキャビティ412とを備え
ている。キャビティ412には、製作されるペン先基本
体2の外形に合わせた内腔が形成され、口元の開口部4
13から底部414に向けて順に、ペン先基本体2の基
部21外形に対応する段差構造を有する円柱形の空間を
なす基部形成部415と、これに連続し、ペン先基本体
2の各櫛歯状片22の基部側半部22A外形および先端
側半部22B外形とに対応する円柱形および円錐形の連
続空間をなし、その内周面全周において等間隔に軸心に
向けて突出する複数のヒレ状突起416を有する櫛歯状
片形成部417とを備える。一方、コアピン42は、製
作されるペン先基本体2の内形に合わせて、ペン先基本
体2の基部21および各櫛歯状片22の基端側半部22
Aに対応する円柱形部421と、各櫛歯状片22の先端
側半部22Bに対応する円錐形部422およびその先端
に突出する半球部423とを備える。
【0021】このような構造の金型を用いて、射出成形
が行われ、上述した構成のペン先基本体2が取り出され
る。なお、図3(b)に示すように、キャビティ412
内腔の複数のヒレ状突起416により、成型品に複数の
スリット状の溝23が切り込まれ、この溝23の両側に
各櫛歯状片22が形成される。
【0022】このペン先基本体2において、その構造
上、複数の櫛歯状片22を円錐形に近い形まで窄めない
で先端側を比較的開いた状態にしていることから、各櫛
歯状片22の間隔が狭くならず、このペン先基本体2の
製造に際し、型の製作を容易にしている。また、各櫛歯
状片22先端の半球分割部24の間隔が溝23によって
保たれていることで、射出成型上、および型の製作上、
特にキャビティ412のヒレ状突起416の厚み、幅な
どの寸法を十分に取り、射出圧力、型の強さなどに耐え
る寸法を確保している。
【0023】また、この射出成形直後、各櫛歯状片22
先端の半球分割部24間が開いているのを利用して、各
半球分割部24の外面角部にブラスト、バレル、バフ等
により研磨を行い、それぞれ頂部25を滑らかに形成す
る。これにより、半球状に収束される各半球分割部24
の角をなくし、ペン先としてその頂部が紙に接したとき
に引っ掛かりを防止し、円滑性を高める。
【0024】一方、図2において収束部材3は、ペン先
基本体2の中間部分に嵌合可能な円筒形に形成され、複
数の櫛歯状片22を軸心方向に押圧し、先端方向に漸次
縮径する円錐形に収束する内周構造を有する。図1、図
2に示す収束部材3は、金属パイプからなり、ペン基本
体2の基部大径部211に嵌合可能なほぼ同径の大径部
31と、ペン先基本体2の基部小径部212から複数の
櫛歯状片22の基部側半部22Aにかけて嵌合し、各櫛
歯状片22を加圧し、収束可能な内径を設定した小径部
32とを備え、その境界に段差部33を有している。ま
た、この収束部材3を、図6に示すように、ペン先1を
ペン軸体の胴部51に装着するマウスピースに直接形成
することができる。この収束部材3、すなわちマウスピ
ース3は、合成樹脂により一体成形され、その内周上、
ペン先基本体2の基部大径部211とほぼ同径の大径部
301と、ペン先基本体2の基部小径部212とほぼ同
径の中径部302と、ペン先基本体2の各櫛歯状片22
の先端側半部22Bを加圧して円錐形に収束可能な内径
を設定した小径部303とを備え、大径部301と中径
部302との間に段差部304を有している。
【0025】ペン先1は、このようなペン先基本体2と
収束部材3とを構成部品として備え、収束部材3をペン
先基本体2の先端から通してペン先基本体2の周囲に嵌
め込み、収束部材3の大径部31または301と小径部
32または中径部302との間の段差部33または30
4がペン先基本体2の基部段差部213に衝接するまで
スライドされて組み付けられている。このようにして収
束部材3の大径部31または301がペン先基本体2の
基部大径部211上に圧接して固定され、その小径部3
2または303が複数の櫛歯状片22を外側から軸心に
向けて押圧し、平均した圧力により基端側半部22Aが
歪みのない円柱形状に収束されるとともに、その先端側
半部22Bを漸次縮径する歪みのない円錐形状に収束さ
れる。これにより、相互に隣接する櫛歯状片22同士が
弾性的に接触し、図4、図5に示すように、その先端の
半球分割部24が集合されてそこに凹凸のない滑らかな
半球形状の筆端部26が構成される。その頂部25は、
櫛歯状片22の先端が複数個円形にまとめられ、断面花
びら状に形成されて、その外周部が筆記時において紙面
に押接されて文字を書くための筆記部分になる。また、
櫛歯状片22の両サイドの合わせ部、すなわち隣合う櫛
歯状片22の間に毛細管的隙間をなすインキ導出路23
1が構成される。
【0026】図6に上記ペン先1を装着した筆記具5の
構成を示している。なお、ここでは、前述したように収
束部材3をマウスピースに構成し、ペン先1のペン軸体
への装着を簡便なものにしている。図6において、51
はペン軸体の胴部であり、内部にインキ貯蔵部の中綿5
2が装填されている。53はインキ誘導用のインキ誘導
芯である。54はインキ誘導芯保持用のペン止めであ
り、全体がインキ誘導芯53を保持可能な管体からな
り、その外形上、先端から順次小径部541、中径部5
42、大径部543を有している。ペン先基本体2の中
空内にその先端までインキ誘導芯53が挿入配置され、
これをペン止め54により固定保持される。すなわち、
ペン止め54はインキ誘導心53を挿通保持した状態
で、その中径部542をペン先基本体2の基部21内に
圧入されるとともに、その大径部543がマウスピース
3の基端側開口内に圧入されて、ペン先基本体2とマウ
スピース3との内側で固定される。この結果、ペン先基
本体2、マウスピース3、インキ誘導芯53、ペン止め
54が一体的に組み立てられる。このようにして、ペン
先基本体2がマウスピース3によりその円錐形状を保持
されながらペン軸体の胴部51の口元内面に圧入されて
組み付けられ、インキ誘導芯53が中綿52内に挿入さ
れる。これにより、中綿52からインキがインキ誘導芯
53を通って供給され、ペン先基本体2の内面まで到達
し、これをインキ導出路231が毛細管状の隙間として
連絡し、半球状の筆端部26の外面に送り出す。
【0027】次に、上記ペン先1を利用した筆記具5に
よる筆記動作について図7から図10を用いて説明す
る。このペン先1においては、各櫛歯状片22が円錐形
を構成する分割片であり、それぞれ先端が独立した形に
なっている。すなわち、複数の櫛歯状片22の一片は先
端に半球状の形状を複数に分割されたうちの1つの成形
形状をもち、また櫛歯として円筒形の基部21に接続す
るまでの途中の断面形状が、円錐形の分割され湾曲した
形状をもちつつ基部21に連続し、基部21との境界部
分を固定端とする三角状の片持板、言い換えれば一端固
定の片持梁と同じ構成になっている。したがって、筆記
具5によって書記する場合等において、ペン先1に筆圧
がかかることにより櫛歯状片22の先端に押し上げ力
(たわみ力)が働けば、櫛歯状片22が収束部材3で固
定された部位を支点に撓み変形し、また、この押し上げ
力がなくなれば元の形状に復帰する。
【0028】このような櫛歯状片22が円錐形状に集合
し、先端部が集まって半球状の筆端部26を構成するペ
ン先1の頂部25を立体的にみると、この頂部25は、
図7や図8、あるいは図9(a)や図10(a)になっ
ている。ここで、図7は、円錐形の部分が6枚の櫛歯状
片22で構成されたペン先1の頂部25が紙面に接した
状態を表す部分斜視図であり、また図8は円錐形の部分
が7枚の櫛歯状片22で構成したペン先1の頂部25を
先端側から見た図である。このペン先1の頂部25は、
あたかも「みかん」の皮をむいて「へた」の方からみた
ような形状をなし、房の1つ1つが櫛歯状片22の先端
形状を表している。
【0029】この筆記具5による書記を行なうために、
図7に示すようにペン先1を紙に対し通常45°〜60
°程度の実用範囲で当てると、紙面との当接面側に対応
するペン先1の頂部25の接合隙間、すなわちインキ導
出部231の先端部分内側まで達しているインキは紙面
と頂部25の接触面に生じる毛細管現象によって吸い出
され、紙面にインキが伝えられて線を書くことができ
る。このときの筆記の圧力による半球形状の筆端部26
の弾性変形作用が図9および図10に示されている。
【0030】図9は円錐形の部分が6枚の櫛歯状片22
で構成されたペン先1の筆端部26の、筆記動作にとも
なう形状変化を表す端面図であり、図10は円錐形の部
分が5枚の櫛歯状片22で構成されたペン先1の筆端部
26の、筆記動作にともなう形状変化を表す端面図であ
る。図9において、(a)はペン先1の先端において櫛
歯状片22の1つが真下にくるようにペンが紙面に向け
られている状態の下で、ペン先1の頂部25がまだ紙面
に接していないか、或いは軽く接していて圧力が加わっ
ていないときの、当該頂部25の状態を示す。この場合
は、櫛歯状片22のいずれにも撓み力が加わらないた
め、各櫛歯状片22は互いに弾性的に接触している。次
に、筆記者が文字等を書くために力を加えると、この書
記を行なうときの圧力により、頂部25はペン先基本体
2の基部21上マウスピース3に固定された部位を支点
に櫛歯状片22の先端として撓み、上側に移動するが、
櫛歯状片22の材料の剛性により抵抗力が生じ、通常の
筆記をするときの圧力では先端部は所定の寸法の移動、
すなわち変位に止どまる。この変位は例えば0.1〜
0.5ミリメートル(mm)である。このとき、半球状
の頂部25を正面からみると、図9(b)に示すよう
に、この頂部25を構成している複数の櫛歯状片22の
うちペンの下側に位置する1つの櫛歯状片22の先端が
押し上げられ、対向位置にある櫛歯状片22を押し上げ
るとともに両側位置にある櫛歯状片22を左右に押し広
げることによって半球形状が変形し、全体として筆端部
26がずれる。
【0031】これにより、総体的にみて、半球部分の外
径および紙面に接する面積が大きくなり、図9(b)
中、斜線で表わされたペン先が紙面に接触する領域90
は拡大するが、この拡大の度合はペン先1を紙面に押し
つける圧力、すなわち筆圧が大きいほど高くなる。一
方、書記されるときの線の太さは、頂部25の外径に依
存し、その半球形状が拡大する程度に応じて拡大するか
ら、筆圧の大小により線の幅が太い、または細いものと
して筆記される。しかも、筆記圧の強弱に応じて、櫛歯
状片22全体が撓み、筆圧が大きくてもその力を櫛歯状
片22全体が吸収するクッション作用を生ずる。
【0032】図9(c)は、図9(a)および(b)の
場合と異なり、ペン先1の先端において2つの櫛歯状片
22の境界に当たる部位のインキ導出部231の1つが
真下にくるようにペンが紙面に向けられている状態の下
で、ペン先1の頂部25に圧力が加わったときの、当該
頂部25の変形状態を示す。この場合は、半球状の筆端
部26を正面からみると、書記を行なうときの圧力によ
り、頂部25を構成している複数の櫛歯状片22のうち
ペンの下側に位置している2つの櫛歯状片22の先端が
押し上げられ、他の櫛歯状片22を押し広げることによ
って半球形状の頂部25が弾性変形する。その他の作用
或いは挙動については図9(a)および(b)の場合と
同じである。なお、図9(a)および(b)、あるいは
図9(c)以外の筆記状態、すなわちペン軸を中心とし
てどのような回転角度位置をとっても、ペン先1の頂部
25が紙面に対して斜めに接した場合には、筆端部26
が弾性変形によって微拡大し、前記の場合と同様な作用
或いは挙動を行う。
【0033】図10においても、図9を参照して説明し
たのと同様の筆記動作時の変形が生じる。すなわち、図
10において、(a)はペン先1の先端において櫛歯状
片22の1つが真下にくるようにペンが紙面に向けられ
ている状態の下で、ペン先1の頂部25がまだ紙面に接
していないか、或いは接していても圧力が加わっていな
いときの、当該頂部25の状態を示す。この場合は、櫛
歯状片22のいずれにも撓み力が加わらないため、各櫛
歯状片22は互いに弾性的に接触している。次に、筆記
者が文字等を書くために力を加えると、この書記を行な
うときの圧力により、頂部25はペン先基本体2の基部
21に固定された櫛歯状片22の先端として撓み、上側
に移動する。この場合において、通常の筆記をするとき
の圧力では先端部は、図9に関連して前述したのと同
様、例えば0.1〜0.5ミリメートル(mm)の変位
を生じる。このとき、半球状の筆端部26を正面からみ
ると、この場合はペン先1の円錐形の部分が5枚の櫛歯
状片22で構成されているから、図10(b)に示すよ
うに、この頂部25を構成している複数の櫛歯状片22
のうちペンの下側に位置する1つの櫛歯状片22は先端
が押し上げられ、両側位置にある他の櫛歯状片22を左
右に押し広げることによって半球形状が変形する。
【0034】そして、図10(c)は、図10(a)お
よび(b)の場合と異なり、ペン先1の先端において2
つの櫛歯状片22の境界に当たる部位のインキ導出部2
31の1つが真下にくるようにペンが紙面に向けられて
いる状態の下で、ペン先1の頂部25に圧力が加わった
ときの、筆端部26の変形状態を示す。この場合、半球
状の頂部25を正面からみると、書記を行なうときの圧
力により、頂部25を構成している複数の櫛歯状片22
のうちペンの下側に位置している2つの櫛歯状片22の
先端が押し上げられ、この2つの櫛歯状片22が協働し
て対向位置にある1つの櫛歯状片22を押し上げるとと
もに、両側位置にある櫛歯状片22を左右に押し広げる
ことによって半球形状が変形する。その他の作用或いは
挙動についてはすでに述べたのと同じである。なお、図
10においては、図9中斜線で表わされたペン先が紙面
に接触する領域90は示してないが、図10の場合も図
9の場合と同様筆記に際しての接触領域90が現れる。
【0035】このように上記実施の形態によれば、ペン
先基本体2を一定の肉圧の樹脂成形品とし、基部21と
5本乃至8本の櫛歯状片22とで構成し、基部21と櫛
歯状片22との間の周囲に金属製のパイプや樹脂製のマ
ウスピースからなる収束部材3を嵌め込むだけの簡単な
組み立てにより、その収束部材3の平均した圧力によっ
て5本乃至8本の櫛歯状片22を歪むことのない円錐形
に形成し、その先端に片ずれのない半球形の筆端部26
を構成するとともに、各櫛歯状片22間に一定のインキ
導出路231を構成している。
【0036】このように構成して、半球形状の筆端部2
6を軸心に対し斜めに紙面に押し当てたときに、各櫛歯
状片22先端の半球分割部24が互いにずれ合って弾性
変形し、先端半球部の外径を拡大する動作を行い、紙面
に押し当てる動作を除いたときに先端部が弾性により元
の半球形状に復するようにしていることにより、紙面に
対してどの方向へも書記することができ、ペン軸を中心
に回動してもどの位置からでもどの角度からでも書ける
のに加え、筆圧を強弱加減することにより線の幅を太く
あるいは細く変えることができ、毛筆のような線の幅が
変化する種々の態様の文字を筆記することができる。そ
の際、筆圧の強弱に応じて櫛歯状片22が撓んで筆圧を
吸収し、このクッション性によりペンタッチの柔らかい
感触を筆記者の手指に与え、長時間筆記をしても疲れに
くいという利点がある。またこのクッション性は、筆圧
の大きい場合のペン先端の変形、磨耗を軽減し、筆記部
分の耐久性を向上することができる。さらに、長時間に
わたりペンを放置していても、あるいはペン先端表面よ
り水分が蒸発しインキが乾いてペン先1の先端細隙をふ
さいでも、再度筆記動作を行なえば、筆端部26が動い
てその半球形状を変形し細隙を動かすため、乾涸したイ
ンキの膜或いは固まりが破れてインキを容易に導出する
ことができる。
【0037】また、上記実施の形態によれば、ペン先基
本体2を射出成型により一体成形しているので、その製
造工程において、寸法精度や位置精度にばらつきがな
く、歩留りの高い量産加工を行なうことができ、その加
工工程において、切削、研削などの削り加工およびその
削り目を取るためのおおがかりな研摩加工を必要とせ
ず、抜きの角の丸め、表面を平滑に仕上げるためのブラ
スト加工あるいはバレル加工など軽度の磨きを行うこと
ですみ、安価な製品を大量に供給することができる。
【0038】なお、この実施の形態において、ペン先の
円錐形部分を5〜8本の櫛歯状片に代えて、例えば4本
以下の櫛歯状片22で構成し、先端半球状の筆端部26
の分割数を少なくした場合、インキ導出の溝23となる
各櫛歯状片22の合わせ部分の各間隔が先端の外径に比
して大きくなり、ペン先1を紙面に接した時に、その角
度によって紙面と溝との間隔が広がる場合が生じ、イン
キを毛管的に導出する部分が紙面から離れ、インキ出が
円滑にならないことが考えられる。この場合、ペン先の
紙面に対する角度をある程度制限する必要がある。本件
のペン先の狙いの一つとして、軸芯上どの方向でも、ま
た紙面との角度もできるだけ限定することなく、幅広い
筆記角度、例えば90°から45°などの範囲で円滑に
自由な筆記感をもつことであるが、これを若干制限した
ペン先とすれば、円錐形の分割数を4本以下、3本以
下、あるいは2本以下に設定しても、同様な構造を取
り、先端半球部がずれ合い、筆圧の大小によって半球部
が微拡大する限り、同様な作用効果を奏することができ
る。
【0039】また、この実施の形態においては、ペン先
基本体2を、樹脂材料の射出成型により形成したものと
して例示しているが、同様の構造のペン先基本体を金属
材料を用い、プレス加工によって打抜き、成型、丸めな
どの工程を経て形成することもできる。その他、金属粉
体の焼結やセラミック粉体の成形、焼成によって形成す
ることもできる。これらいずれの場合においても、ペン
先基本体2の構造上、櫛歯状片22の先端側を開口して
各櫛歯状片22の間を離しているため、先端半球部の表
面をバフ、バレル、ブラスト等の方法により効率よく研
磨することができ、滑りのよい筆端部26を容易に作る
ことができる。また、各櫛歯状片22を収束部材3によ
り平均した押圧力で円錐状に収束することから、片寄り
のない円錐形ペン先を、金属材料であっても、セラミッ
ク材料であっても、簡単に形成することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は上記実施の形態から明らかなよ
うに、ペン先基本体を基部と複数の櫛歯状片とで構成
し、基部と櫛歯状片との間の周囲に収束部材を嵌め込む
だけの簡単な組み立てにより、その収束部材の平均した
圧力によって複数の櫛歯状片を歪むことのない円錐形に
形成して、その先端に片ずれのない半球形の筆端部を構
成するとともに、各櫛歯状片間に一定のインキ導出路を
構成している。このようにして、半球形状の筆端部を軸
心に対し斜めに紙面に押し当てたときに、各櫛歯状片先
端の半球分割部が互いにずれ合って弾性変形し、先端半
球部の外径を拡大する動作を行い、紙面に押し当てる動
作を除いたときに先端部が弾性により元の半球形状に復
するようにしているので、紙面に対しどの方向へも書記
することができ、ペン軸を中心に回動してもどの位置か
らでもどの角度からでも書けるのに加え、ソフトなタッ
チで、書記圧の強弱に応じ、太線、細線等線の幅を自由
に変えて種々な態様の文字を筆記することができ、しか
も長期の筆記に十分に耐え、初期形状の変化、磨耗を共
に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるペン先の全体斜
視図
【図2】同ペン先の分解斜視図
【図3】同ペン先の製造工程において用いる金型および
その成形品の断面図
【図4】同ペン先の筆端部の拡大斜視図
【図5】同ペン先の筆端部の拡大断面図
【図6】同ペン先を利用した筆記具の側面断面図
【図7】同ペン先の動作上、筆端部を紙面に当てた状態
を示す部分斜視図
【図8】同ペン先の変形例として、本数が異なる櫛歯状
片から構成された筆端部の先端面図
【図9】同ペン先の筆端部の動作を示す先端面図
【図10】異なる本数の櫛歯状片から構成された筆端部
の動作を示す先端面図
【符号の説明】
1 ペン先 2 ペン先基本体 21 基部 211 大径部 212 小径部 213 段差部 22 櫛歯状片 22A 基部側半部 22B 先端側半部 23 スリット状の溝 231 インキ導出路 24 半球分割部 25 頂部 26 筆端部 3 収束部材 31 大径部 32 小径部 33 段差部 301 大径部 302 中径部 303 小径部 304 段差部 41 キャビティブロック 411 樹脂供給口 412 キャビティ 413 開口部 414 底部 415 基部形成部 416 ヒレ状突起 417 櫛歯状片形成部 42 コアピン 421 円柱形部 422 円錐形部 423 半球部 5 筆記具 51 ペン軸体の胴部 52 中綿 53 インキ誘導芯 54 ペン止め 541 小径部 542 中径部 543 大径部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状の基部と、その一端側に連続して
    断面円弧状に突出され、軸心の円周上に等間隔に相互の
    間にスリット状の溝を設けて形成された複数の櫛歯状片
    とからなり、各櫛歯状片の先端に全体として半球形状を
    構成する半球分割部を有するペン先基本体と、 ペン先基本体の外周上に嵌合可能な筒形に形成され、複
    数の櫛歯状片を軸心方向に向けて押圧し、収束する収束
    部材とを備え、 ペン先基本体に収束部材を嵌め込むことにより、ペン先
    基本体の複数の櫛歯状片をその先端方向に向けて漸次縮
    径する円錐形に収束し、その先端に半球状の筆端部を構
    成するとともに、各櫛歯状片間にインキ導出路を構成し
    たことを特徴とするペン先。
  2. 【請求項2】 ペン先基本体の櫛歯状片の数を5本乃至
    8本に設定している請求項1記載のペン先。
  3. 【請求項3】 ペン先基本体を、樹脂材料を用い、射出
    成型により一体形成している請求項1または2記載のペ
    ン先。
  4. 【請求項4】 ペン先基本体を、金属材料を用い、打抜
    き、成型、丸め加工により形成している請求項1または
    2記載のペン先。
  5. 【請求項5】 半球状の筆端部を構成する櫛歯状片の先
    端部のすべての外面角部に丸みを付けている請求項1か
    ら4のいずれかに記載のペン先。
  6. 【請求項6】 収束部材を金属パイプで構成している請
    求項1から5のいずれかに記載のペン先。
  7. 【請求項7】 収束部材をペン先のペン軸への装着に用
    いるマウスピースで構成している請求項1から5のいず
    れかに記載のペン先。
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