JP2739086B2 - 円錐形ペン先 - Google Patents

円錐形ペン先

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JP2739086B2 JP6052695A JP5269594A JP2739086B2 JP 2739086 B2 JP2739086 B2 JP 2739086B2 JP 6052695 A JP6052695 A JP 6052695A JP 5269594 A JP5269594 A JP 5269594A JP 2739086 B2 JP2739086 B2 JP 2739086B2
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    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K1/00Nibs; Writing-points
    • B43K1/06Tubular writing-points

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  • Pens And Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は万年筆に用いる円錐形ペ
ン先、特に紙面に対してどの方向へも書記することがで
き、ペン軸を中心に回動してもどの位置からでもどの角
度からでも書けるのに加え、紙面に当接させたときのタ
ッチが柔らかくしかも細字、太字様々な態様の文字を書
くことができる円錐形ペン先に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に使われている一枚ペン先の筆記具
が一つの角度方向にしか書けない不都合を解消するた
め、このペン先に類似した構造のペン先部片を複数(例
えば3枚)用意し、これらを背中合わせに組み合わせて
一体となし、あらゆる方向へも記載が可能な多角形のペ
ン先体が提案されている。図25はこの種従来のペン先
の構成を示している。図25において、91はペン先基
本体であり、92は舌部921を有しこれによってこの
ペン先基本体91を保持する保持体である。922はペ
ン先基本体91の内部に先端近くまで延びて配置されイ
ンクをペン先に誘導する中芯、923は中芯922にイ
ンクを供給するため、インクが蓄えられるインク溜りで
ある
【0003】ペン先基本体91は、図26に示すよう
に、3枚のペン先片910を組み合わせたもので、外周
3方向に凸状に突出する3つの羽根911と、各羽根9
11間にく字形に凹む凹面912とを有し、その先端に
半球状の筆端部914を備え、その中心部にインク導出
路915を備えている。3枚のペン先片910はそれぞ
れ、先端部に筆端部914の一部をなす形状を有し、全
体がほぼく字形に折曲された金属製の小片であり、これ
らのペン先片910を互いに背中合わせに組み合わせて
接合することにより、全体として羽根状に形成され、そ
の先端部が半球状の筆端部914を構成し、その中心が
各ペン先片910の合わせ部分となってインク導出路9
15を構成する。
【0004】このように、上記従来のペン先では、3枚
のペン先片910の組み合わせにより、その先端に半球
状の筆端部914を構成し、この半球状の筆端部914
により紙面に対してどの方向にでも書くことができ、ま
たペン軸を中心に回動してもどの位置からでもどの角度
でも書くことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のペン先では、ペン本体を回転させてもどの位置、方
向でも筆記できるという長所を持っているが、ペン先に
筆圧がかけられてもその先端部分では各ペン先片910
の先端がお互いに動く(相対的にずれる)ことはない。
それよりもむしろ、ペン先片910が背中合わせに組み
合わせて接合されていることにより、各ペン先片910
の先端は隙間があれば閉じる方向に動こうとし先端の半
球体はほとんど変化せず、筆記感はボールペン等のよう
な硬質なハードペンの感触を筆記者に与えるものとなっ
ている。
【0006】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであり、その第1の目的は、紙面に対して
ペン軸をどのように傾けても、またペン軸を中心に回動
してもどの位置からでもどの角度からでも書ける円錐形
ペン先を提供することである。
【0007】本発明の第2の目的は、上記のごとき基本
的な態様に加え、紙面に当接させたときのタッチが柔ら
かくしかも細字、太字、さまざまな形態の文字を書くこ
とができる円錐形ペン先を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による円錐形ペン先は、筒形状の基部を有
し、長手方向中間部分から先端にかけては、漸次縮径せ
しめられて先端部が半球状の頂点部となる内部が中空の
円錐形をなすペン先部片と、ペン先部片の内部に配設さ
れ、このペン先部片の円錐形先端内面にまで到達して延
びるインク導出手段とから構成されていることを要旨と
する。ペン先部片の先端部円錐形の部分には先端頂部よ
り後方へ延び軸心に平行な複数の細隙が等間隔に設けら
れ、また円錐形が前記複数の櫛歯状片に分割され、各櫛
歯状片の基端側部分が筒形状の基部に連接し、各櫛歯状
片の先端部は互いに集合して、隣接する櫛歯状片同士が
弾性的に接触していることを特徴とする。
【0009】また、ペン先部片の先端半球部分は、複数
の櫛歯状片の先端部が集合することにより形成され、且
つ前記先端半球部を構成する櫛歯状片の先端部のすべて
の外面角部には丸みが付けられていることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】したがって本発明によれば、基本的には、前記
複数の櫛歯状片の先端によって形成された半球状の部分
が軸心に対して斜めに紙片に押し当てられたときに、当
該櫛歯状片の先端半球状の部分が互いにずれ合って弾性
変形し、先端半球部の外径を拡大する動作を行なって太
字を書くことができる。また一方、紙片に押し当てる動
作を除いたときには先端部が弾性により元の半球形状に
復して細字を書くことができるものである。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるペン先の構成
を示している。図1において、符号11はペン先部片で
あり、ステンレス等の耐蝕性を有する金属材からなる。
このペン先部片11は、基端部側に円筒状に形成された
基部12を有する一方、その長手方向中間部分から先端
にかけては、漸次縮径せしめられて内部が中空の円錐形
に形成され、その先端にさらに半球体状に形成された頂
点部13を有している。円錐形の部分は、複数(例えば
4乃至8個、図1に示す実施例では6個)に分割された
先細形状の櫛歯状片110bが接合されて形成され、そ
の周面に先端頂点部13より後方へ延び軸心に平行な複
数の細隙からなるインク導出路14が等角度間隔に設け
られている。また、各櫛歯状片110bの基端側部分は
筒形状の基部12に一体的に連接している。
【0012】各櫛歯状片110bの先端部は互いに集合
して半球状の頂点部13を形成し、隣接する櫛歯状片1
10b同士は互いに弾性的に接触している。ペン先部片
11の先端半球部分は、複数の櫛歯状片110bの先端
部が集合することにより形成され、また、櫛歯状片11
0bの両サイドの合わせ部、すなわち隣り合った櫛歯状
片110bの間に前記インク導出路14が形成されてい
る。さらに、前記先端半球部を構成する櫛歯状片110
bの先端部のすべての外面角部には丸みが付けられてい
るのが好ましい。
【0013】このような構造を有するペン先部片11は
軸体に固定取付けされて万年筆等の筆記体を構成する。
図2はこのペン先部片11を用いた筆記体の構成を示し
ている。図2において、21はペン先部片11の基部1
2が嵌合可能な軸首部、22は軸首部21内に設けられ
た綿式のインクタンク、23は軸首部21の中心部を通
って配置される繊維状の中芯である。ペン先部片11の
基部12は軸首部21に圧入されて、中芯23が綿式の
インクタンク22からペン先部片11円錐形の内面に沿
って先端半球状の頂点部13の内面に接するように組み
付けられる。これにより、インクタンク22からインク
が中芯23を通って供給され、ペン先13の内面まで到
達して半球状の頂点部13の内側からインク導出路14
が毛細管状の隙間として連絡し、頂点部13の外面に流
出する。
【0014】かかる円錐形ペン先を使った筆記体による
筆記動作について説明する。櫛歯状片110bは円錐形
ペン先の円錐部分を複数に分割し、それぞれ先端は独立
した形となる。前記櫛歯状片110bの一片は半球状の
形状を前記個数に分割されたうちの1つの成形形状を先
端にもち、また櫛歯として円筒形の基部12に接続する
までの途中の断面形状は、円錐形の分割され湾曲した形
状をもちつつ基部12に連続する。この形態は、基部1
2との境界部分を固定端とする三角状の片持板(一端固
定の片持梁と同じ構成である)となる。したがって、前
記筆記体によって書記する場合等において、ペン先に筆
圧がかかることにより櫛歯状片110bの先端に押し上
げ力(たわみ力)が働けば、このペン先が金属等の弾性
体からできていれば櫛歯状片110bが撓み変形し、ま
た、前記押し上げ力がなくなれば元の形状に復帰する。
【0015】かかる櫛歯状片110bが複数集合して円
錐形状となり、先端部が集まって半球状をなしたペン先
部片11の頂点部13を立体的にみると、この頂点部1
3は、図3や図4、或いは図5(a)や図6(a)にな
っている。ここで、図3は、円錐形の部分が6枚の櫛歯
状片110bで構成されたペン先部片11の頂点部13
が紙面に接した状態を表す部分斜視図であり、また図4
は円錐形の部分が7枚の櫛歯状片110bで構成された
ペン先部片11の頂点部13を先端側から見た図であ
る。このペン先部片11の頂点部13は、あたかも「み
かん」の皮をむいて「へた」の方からみたような形状を
なし、房の1つ1つが櫛歯状片110bの先端形状を表
している。
【0016】筆記体による書記を行なうために、図3に
示すようにペン先部片11が紙に当てられると、紙面と
の当接面側に対応するペン先部片11の頂点部13の接
合隙間すなわちインク導出部14の先端部分内側まで達
しているインクは紙面と頂点部13の接触面に生じる毛
細管現象によって吸い出され、紙面にインクが伝えられ
て線を書くことができる。このときの筆記の圧力による
半球形状の頂点部13の弾性変形作用が図5および図6
に示されている。
【0017】図5は円錐形の部分が6枚の櫛歯状片11
0bで構成されたペン先部片11の頂点部13の、筆記
動作にともなう形状変化を表す端面図であり、図6は円
錐形の部分が6枚の櫛歯状片110bで構成されたペン
先部片11の頂点部13の、筆記動作にともなう形状変
化を表す端面図である。図5において、(a)はペン先
部片11の先端において櫛歯状片110bの1つが真下
にくるようにペンが紙面に向けられている状態の下で、
ペン先部片11の頂点部13がまだ紙面に接していない
か、或いは接していても圧力が加わっていないときの、
当該頂点部13の状態を示す。この場合は、櫛歯状片1
10bのいずれにも撓み力が加わらないため、各櫛歯状
片110bは互いに弾性的に接触している。次に、筆記
者が文字等を書くために力を加えると、この書記を行な
うときの圧力により、頂点部13はペン先部片11の基
部12に固定された櫛歯状片110bの先端として撓
み、上側に移動するが、櫛歯状片110bの材料の強度
により抵抗力が生じ、通常の筆記をするときの圧力では
先端部は所定の寸法の移動、すなわち変位に止どまる。
この変位は例えば0.1〜0.5ミリメートル(mm)
である。このとき、半球状の頂点部13を正面からみる
と、図5(b)に示すように、この頂点部13を構成し
ている複数の櫛歯状片110bのうちペンの下側に位置
する1つの櫛歯状片110bの先端が押し上げられ、対
向位置にある櫛歯状片110bを押し上げるとともに両
側位置にある櫛歯状片110bを左右に押し広げること
によって半球形状が変形する。
【0018】これにより、総体的にみて、半球部分の外
径および紙面に接する面積が大きくなり、図5(b)
中、斜線で表わされたペン先が紙面に接触する領域50
は拡大するが、この拡大の度合はペン先を紙面に押しつ
ける圧力、すなわち筆圧が大きいほど高くなる。一方、
書記されるときの線の太さは、頂点部13の外径に依存
し、その半球形状が拡大する程度に応じて拡大するか
ら、筆圧の大小により線の幅が太い、または細いものと
して筆記される。同時に、櫛歯状片110b全体が撓
み、筆圧が大きくてもその力を櫛歯状片110b全体が
吸収し、クッション作用によりペンタッチの柔らかい感
触を筆記者の手指に与え、長時間筆記をしても疲れにく
いという利点がある。また、文字に抑揚を与えた筆跡が
得られる。さらに、長時間にわたるペンの放置によっ
て、ペン先端表面より水分が蒸発しインクが乾いペン先
部片11の先端細隙をふさいでも、再度筆記動作を行な
えば、頂点部13が動いて半球形状が変形し細隙を動か
すため、乾涸したインクの膜が破れてインクが容易に導
出することができる。
【0019】図5(c)は、前記図5(a)および
(b)の場合と異なり、ペン先部片11の先端において
2つの櫛歯状片110bの境界に当たる部位のインク導
出部14の1つが真下にくるようにペンが紙面に向けら
れている状態の下で、ペン先部片11の頂点部13に圧
力が加わったときの、当該頂点部13の変形状態を示
す。この場合は、半球状の頂点部13を正面からみる
と、書記を行なうときの圧力により、頂点部13を構成
している複数の櫛歯状片110bのうちペンの下側に位
置している2つの櫛歯状片110bの先端が押し上げら
れ、他の櫛歯状片110bを押し広げることによって半
球形状の頂点部13が弾性変形する。その他の作用或い
は挙動については前記図5(a)および(b)の場合と
同じである。なお、図5(a)および(b)、或いは図
5(c)以外の筆記状態、すなわちペン軸を中心として
どのような回転角度位置をとっても、ペン先部片11の
頂点部13が紙面に対して斜めに接した場合には、頂点
部13が弾性変形によって微拡大し、前記の場合と同様
な作用或いは挙動を行なう。
【0020】図6においても、前記図5を参照して説明
したのと同様の筆記動作時の変形が生じる。すなわち、
図6において、(a)はペン先部片11の先端において
櫛歯状片110bの1つが真下にくるようにペンが紙面
に向けられている状態の下で、ペン先部片11の頂点部
13がまだ紙面に接していないか、或いは接していても
圧力が加わっていないときの、当該頂点部13の状態を
示す。この場合は、櫛歯状片110bのいずれにも撓み
力が加わらないため、各櫛歯状片110bは互いに弾性
的に接触している。次に、筆記者が文字等を書くために
力を加えると、この書記を行なうときの圧力により、頂
点部13はペン先部片11の基部12に固定された櫛歯
状片110bの先端として撓み、上側に移動する。この
場合において、通常の筆記をするときの圧力では先端部
は、図5に関連して前述したのと同様、例えば0.1〜
0.5ミリメートル(mm)の変位を生じる。このと
き、半球状の頂点部13を正面からみると、この場合は
ペン先部片11の円錐形の部分が6枚の櫛歯状片110
bで構成されているから、図6(b)に示すように、こ
の頂点部13を構成している複数の櫛歯状片110bの
うちペンの下側に位置する1つの櫛歯状片110bは先
端が押し上げられ、両側位置にある他の櫛歯状片110
bを左右に押し広げることによって半球形状が変形す
る。
【0021】そして、図6(c)は、前記図6(a)お
よび(b)の場合と異なり、ペン先部片11の先端にお
いて2つの櫛歯状片110bの境界に当たる部位のイン
ク導出部14の1つが真下にくるようにペンが紙面に向
けられている状態の下で、ペン先部片11の頂点部13
に圧力が加わったときの、当該頂点部13の変形状態を
示す。この場合は、半球状の頂点部13を正面からみる
と、書記を行なうときの圧力により、頂点部13を構成
している複数の櫛歯状片110bのうちペンの下側に位
置している2つの櫛歯状片110bの先端が押し上げら
れ、この2つの櫛歯状片110bが協働して対向位置に
ある1つの櫛歯状片110bを押し上げるとともに、両
側位置にある櫛歯状片110bを左右に押し広げること
によって半球形状が変形する。その他の作用或いは挙動
についてはすでに述べたのと同じである。なお、図6に
おいては、図5中斜線で表わされたペン先が紙面に接触
する領域50は示してないが、図6の場合も図5の場合
と同様筆記に際しての接触領域50が現れる。
【0022】したがって、かかる構成の円錐形ペン先に
よれば、櫛歯状片110bを合わせてその先端縁に形成
された半球形状の頂点部13と、前記櫛歯状片110b
の合わせ部間に形成されたインク導出路14とにより、
紙面に対してどの方向にでも書ける上、ペン軸を中心に
どの位置からでもどの角度からでも書記することができ
る。
【0023】また、書記されるときの線の太さは筆圧の
大小により加減することができると同時に、櫛歯状片1
10b全体が撓み、筆圧が大きくてもその力を櫛歯状片
110b全体が吸収し、クッション作用によりペンタッ
チの柔らかい感触を筆記者の手指に与え、長時間筆記を
しても疲れにくいという利点がある。また、文字に抑揚
を与えた筆跡が得られる。さらに、長時間にわたるペン
の放置によって、ペン先端表面より水分が蒸発しインク
が乾いペン先部片11の先端細隙をふさいでも、再度筆
記動作を行なえば、頂点部13が動いて半球形状が変形
し細隙を動かすため、乾涸したインクの膜或いは固まり
が破れてインクが容易に導出することができる。
【0024】次に、このペン先部片11の製造方法の第
1の例について図7から図17を用いて説明する。この
例ではステンレスのような金属製の板材からペン先部片
を成形する製造方法について説明する。まず、図7に示
すように、ステンレス製の平板からプレス打抜きによっ
て、基端部側11aを帯状に、先端部側11bを複数
(例えば4乃至8個、図7に示す実施例では6枚)の櫛
歯状にした打抜き板11cを作る。この打抜板11c
は、プレス打抜きした時点では、図8に示すように側面
形状は平坦な板状である。
【0025】次に、図9に示すように、プレス成型によ
り、櫛歯状片110bをそれぞれの中心線に対して円弧
状に湾曲するよう折曲するとともにその付け根の部分か
らくの字形に折り曲げ、さらに各櫛歯状片の110b部
分を前記くの字形に折り曲げられた側に丸める。これに
より、櫛歯状片110bを図9中A−A線で切断すると
図10に示すようになる。
【0026】ここで、次の工程に入る前に、この打抜き
板11cの櫛歯状片110bの切断面である周縁部並び
に表面をブラスト加工による砥粒の吹き付けまたはバレ
ル研摩によるみがき等、適宜な方法により軽度の研摩を
行ない、櫛歯状片110bの周縁部の角112bを丸
め、また表面を滑らかにする。この加工は、図1に示す
インク導出路14両側の各角部をほぼ一定の形状に丸め
るためのものであり、このペン先部片11の量産を前提
にすると、この時点、すなわち前工程で櫛歯状片110
bのくの字成型が終わった後、次の工程において櫛歯状
片110bを円錐形にまとめる前に行なうことが好まし
い。
【0027】次に、図11乃至図14に示すように、基
端部側11aを、先端部側11bの櫛歯状片110bの
湾曲凹部が内側に向くように円筒状に折曲し、その両側
端縁110aを突き合わせて筒形状に成形する。または
前述のように筒形状に成形した後、この筒形状をより一
層強固にすべく、前記突き合わせたところを部分的に溶
接して接合する。この溶接工程は実施してもよいし、し
なくても良く、筒形状の構造物をみて、必要に応じて行
なえばよい。これにより、図14に示すように帯状の基
端部側11aがペン先部片11の円筒状の基部12をな
すとともに、図13に示すように先端部側11bの櫛歯
状片110bが円錐状に集合され、その先端部分では隣
接する櫛歯状片110b同士が弾性的に接触し、その先
端縁が円錐形の頂点として半球形状の頂点部13を形成
する。すなわち、この半球形状の頂点が頂点部13とし
て、また櫛歯状片110bの合わせ部の溝がインク導出
路14として構成される(図12)。
【0028】この頂点部13をより確実な半球体に形成
するため、図15に示すように、この円錐形に成形され
たペン先部片11に基部12の開放端から芯金51を挿
入し、これをペン先部片11の円錐形と同形状でその底
部52aが頂点部13と同じ半球体状をなす雌形52に
差し込んで、芯金51の後部を打圧することにより、芯
金51がペン先部片11の円錐形内面および半球体内面
を押圧して雌形52の円錐形の内壁面との間に圧接し、
先端の半球体およびその後部円錐形の側面外形の仕上げ
を行なう。これにより、図16に示すように、櫛歯状片
110b先端部が凹凸のない滑らかな半球体となる一
方、各櫛歯状片110bの先端部は互いに集合して、隣
接する櫛歯状片110b同士が弾性的に接触し頂点部1
3を構成する。この頂点部13は、図17に示すよう
に、櫛歯状片110bが複数個円形にまとめられ、断面
花びら状に形成されて、その外周部113bが筆記時に
おいて紙面に押接されて文字を書くための筆記部分であ
り、また各部110bの合わせ部間が内側接触部114
bから外周方向に向けて徐々に拡開する溝をなし、これ
がインク導出路14として頂点部13にインクを供給す
る。
【0029】なお、上に述べた円錐形ペン先の製造方法
の第1の例では、ペン先部片の素材を金属板とし、この
金属板を打ち抜いて先端部側11bを複数の櫛歯状片1
10bとし、また基端部側11aを平板状のまま全体を
丸め、先端部側11bを円錐形状に成形するようにして
いる。しかし、このような方法でなくても、複数独立し
た櫛歯状片を集合させて円錐形部分をもち、且つ一定の
肉厚で形成されるとともに先端部は半球形状の頂点部と
なる構成を有し、筆圧によって櫛歯状片が撓み、同時に
頂点部が弾性変形して太字、細字書ける上、ペンタッチ
の柔らかいペン先が実現できるのであれば、他の材料を
用い、また他の製造方法によって円錐形ペン先を製造し
てもよい。
【0030】図18乃至図21は、かかるペン先部片1
1の製造方法の第2の例を説明する図である。この例で
は、図18に示すように、先ずステンレスのような金属
製の円板を打ち抜いて深絞り加工を行ない、底部に小孔
31をを有する円筒体30を作る。この円筒体30に対
してさらに深絞り加工を進め、図19に示すように、基
端側に円筒形状の基部32、先端側に当該基部32に連
続する円錐形状部33を絞り込んでペン先部片の素材3
4を形成する。さらに、基本体34の先端部分を加圧ま
たは研削等の処理により丸めて半球形状部37を成形
し、その後、切り割り用グラインダーディスク35によ
り、複数本(例えば4乃至8本)の切り割り溝36を、
円錐形状部33の周方向へ等角度間隔に、且つ軸心に平
行に切り込む。これにより複数の櫛歯状片110bが形
成される。図20には切り割り溝36を形成したペン先
素材34の先端部分を斜視図で表す。
【0031】なお、上記までの工程に代えて、金属パイ
プをスエージング加工によって先端側を円錐形状に成形
するとともに、先端部を丸めて半球形状部37成形し、
図19に示すペン先素材を形成してもよい。この場合も
切り割り溝36の切削加工は前述と同じである。
【0032】また、図21は、図18乃至図20に示さ
れた深絞り加工によるか、または前記スエージング加工
による円錐形状部33の作成方法を実施して作られたペ
ン先素材34の円錐形状部33に、切り割り溝36を切
り込む前段階として、ペン先素材34の先端部にイリジ
ウム合金による小球を溶接し、その後先端部を研削によ
り丸めて半球形状部37を成形する工程を説明するペン
先素材34の断面図である。このようにイリジウム合金
による半球形状部37を形成した後、前記グラインダー
ディスクにより切削を行なえば、図20に示されるよう
な切り割り溝36をいれたペン先素材34の先端部分が
得られる。なお、このイリジウム合金の溶接工程は必要
に応じて任意に採用すればよい。
【0033】このように、先端部に切り割り溝36をい
れたペン先素材34が得られた後、当該ペン先素材34
の切り割り溝36と先端の半球形状部37の表面および
角部38をブラスト加工、バレル加工、或いはバフ加工
等により磨き、表面の研磨および角取りを行なう。次
に、円錐形状部33の櫛歯状片110bの根元部分すな
わち基部32との境界部分を加圧加工するか、または曲
げ加工を施す。これにより、ペン先素材34の円錐形状
部33で、各櫛歯状片110bが寄せられて衝合し、切
り割り溝36の隙間はなくなる。そして、櫛歯状片11
0bの先端では隣接する櫛歯状片110b同士が弾性的
に接触し、その先端縁が円錐形の頂点として半球形状の
頂点部13を形成する。すなわち、この半球形状の頂点
が頂点部13として、また櫛歯状片110bの合わせ部
の溝がインク導出路14として構成される(図12)。
【0034】図22乃至図24は、ペン先部片11の製
造方法の第3の例を説明する図である。この例では、前
記2つのペン先部片11の製造方法とは異なり、ペン先
部片11を合成樹脂材料を用いて射出成型により作製す
るものである。図22において、符号41は雌型、42
は雌型41内に設置される雄型としてのコアピン雄型を
表し、これら雌型41およびコアピン42により金型4
0を構成している。雌型41には、金型40の外部から
熱溶融された合成樹脂材料を流し込むための樹脂供給口
43と、前記合成樹脂材料が注入される室となるキャビ
ティ44とが設けられている。またコアピン42は、製
作されるペン先部片11の形状に合わせて円柱形状の基
部45と、その先方に円錐形状部46とを有するととも
に、円錐形状部46の表面には複数のヒレ状突起47が
軸心に沿って放射状に設けられている。このヒレ状突起
47を設けたことにより、射出成型時に溝48が成型品
に付けられ、また溝48の両側には櫛歯状片110bが
形成されて図20と同様なペン先素材34の先端部分が
作られる。
【0035】図22は、金型40のキャビティ44より
射出成型されたペン先部片11が取り出され、さらにペ
ン先素材34よりコアピン42が引き抜かれた状態を示
す。そして、このようにペン先素材34が作られた後の
工程においては、当該ペン先素材34の溝48と先端の
半球形状部37の表面および角部38を、前記第2の例
におけると同様、ブラスト加工、バレル加工、或いはバ
フ加工等により磨き、表面の研磨および角取りを行な
う。次に、円錐形状部33の櫛歯状片110bの根元部
分すなわち基部32との境界部分を加圧加工するか、ま
たは曲げ加工を施す。これにより、ペン先素材34の円
錐形状部33で、各櫛歯状片110bが寄せられて衝合
し、切り割り溝36の隙間はなくなる。そして、櫛歯状
片110bの先端では隣接する櫛歯状片110b同士が
弾性的に接触し、その先端縁が円錐形の頂点として半球
形状の頂点部13を形成する。すなわち、この半球形状
の頂点が頂点部13として、また櫛歯状片110bの合
わせ部の溝がインク導出路14として構成される(図1
2)。射出成型によりペン先部片11を製造する場合
は、金属材料を加工する場合よりも多数個成型が可能で
あるから量産ができ、さらに製造工程を削減することが
可能であるから、安価な製品を大量に供給することがで
きる。
【0036】したがって、上記ペン先部片11の製造方
法によれば、この製造工程において、切削、研削などの
削り加工およびその削り目を取るためのおおがかりな研
摩加工を必要とせず、抜きの角の丸め、表面を平滑に仕
上げるためのプラスト加工あるいはバレル加工など軽度
の磨きを行なえばよい。したがって、加工工程におい
て、寸法精度や位置精度にばらつきがなく、歩留りの高
い量産加工を行なうことができるため大量のペン先部片
11を安価に製造することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のペン先に
よれば、櫛歯状片を合わせてその先端縁に形成された半
球形状の頂点部と、櫛歯状片の合わせ部間に形成された
インク導出路とにより、紙面に対してどの方向にでも、
またペン軸を中心にどの位置からでもどの角度からでも
書くことができる。
【0038】また、書記されるときの線の太さは筆圧の
大小により加減することができると同時に、櫛歯状片1
10b全体が撓み、筆圧が大きくてもその力を櫛歯状片
110b全体が吸収し、クッション作用によりペンタッ
チの柔らかい感触を筆記者の手指に与え、長時間筆記を
しても疲れにくいという利点がある。さらに、文字に抑
揚を与えた筆跡が得られる。さらに、長時間にわたるペ
ンの放置によって、ペン先端表面より水分が蒸発しイン
クが乾いペン先部片11の先端細隙をふさいでも、再度
筆記動作を行なえば、頂点部13が動いて半球形状が変
形し細隙を動かすため、乾涸したインクの膜或いは固ま
りが破れてインクが容易に導出することができる等、種
々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における円錐形ペン先の構成
を示す斜視図である。
【図2】前記実施例に係る円錐形ペン先とこれを保持す
るペンの軸首部とを組み合わせた状態を示す断面図であ
る。
【図3】円錐形の部分が6枚の櫛歯状片で構成されたペ
ン先部片の頂点部が紙面に接した状態を表す部分斜視図
である。
【図4】円錐形の部分が7枚の櫛歯状片で構成されたペ
ン先部片の頂点部を先端側から見た図である。
【図5】(a)円錐形の部分が6枚の櫛歯状片で構成さ
れたペン先部片の頂点部が、前記櫛歯状片の1つがペン
の真下位置にくるようにペンが紙面に向けられて紙面に
接し、且つペン先への圧力は加えられていない状態を表
す部分斜視図である。 (b)前記と同じ形での紙面への接触を行ない、ペン先
へ圧力が加えられている状態を表す部分斜視図である。 (c)円錐形の部分が6枚の櫛歯状片で構成されたペン
先部片の頂点部が、2つの櫛歯状片の境界に当たる部位
のインク導出部の1つが真下にくるようにペンが紙面に
向けられて紙面に接し、且つペン先へ圧力が加えられて
いる状態を表す部分斜視図である。
【図6】(a)円錐形の部分が5枚の櫛歯状片で構成さ
れたペン先部片の頂点部が、前記櫛歯状片の1つがペン
の真下位置にくるようにペンが紙面に向けられて紙面に
接し、且つペン先への圧力は加えられていない状態を表
す部分斜視図である。 (b)前記と同じ形での紙面への接触を行ない、ペン先
へ圧力が加えられている状態を表す部分斜視図である。 (c)円錐形の部分が5枚の櫛歯状片で構成されたペン
先部片の頂点部が、2つの櫛歯状片の境界に当たる部位
のインク導出部の1つが真下にくるようにペンが紙面に
向けられて紙面に接し、且つペン先へ圧力が加えられて
いる状態を表す部分斜視図である。
【図7】本発明に係る円錐形ペン先の製造方法の第1の
例において、プレス加工により金属製の平板から打抜か
れたペン先の原形を示す平面図である。
【図8】図7に示されたペン先の原形の側面図である。
【図9】本発明に係る円錐形ペン先の製造方法におい
て、プレス加工により図7のペン先の原形の櫛歯状片を
円弧状に丸め、く字形に折り曲げ、さらに先端を丸めた
状態を示す側断面図である。
【図10】図9中の線A−Aにおける断面図である。
【図11】本発明に係る円錐形ペン先の製造方法の第1
の例において、プレス加工により図9のペン先の原形を
櫛歯状片が円錐形に集められるように一方の端部側を筒
状に折曲し、その突き合わせ部分を溶接した状態を示す
側面図である。
【図12】図11に示されたペン先部片の円錐形を構成
する端部側を図11中線B−Bから見た端面図である。
【図13】図11に示されたペン先部片の円錐形状部分
の構造を示す、図11中線C−Cにおける断面図であ
る。
【図14】図11に示されたペン先部片の基部の構造を
示す、図11中線D−Dにおける断面図である。
【図15】本発明に係る円錐形ペン先の製造方法におい
て、図11乃至図14に示された工程により形成された
ペン先部片の先端頂点部をより確実な半球体に形成する
ための成型加工を示す図である。
【図16】図15に示す成型加工により形成されたペン
先部片の頂点部の拡大斜視図である。
【図17】図16に示されたペン先部片の頂点部の部分
断面図である。
【図18】本発明に係る円錐形ペン先の製造方法の第2
の例において、深絞り加工により金属製の円板から成形
されたペン先の原形を示す平面図である。
【図19】円錐形ペン先の製造方法の第2の例におい
て、深絞り加工により得られたペン先素材と、これに対
する切り割り加工を示す図である。
【図20】円錐形ペン先の製造方法の第2の例におい
て、前記切り割り加工により形成されたペン先素材の頂
点部の拡大斜視図である。
【図21】円錐形ペン先の製造方法の第2の例におい
て、深絞り加工により得られたペン先素材にイリジウム
溶接を施した状態を示す図である。
【図22】本発明に係る円錐形ペン先の製造方法の第2
の例において、ペン先部片を合成樹脂の射出成型により
製作する態様を示す図である。
【図23】図22に示されたコアピンの円錐形状部分の
構造を示す、図22中線E−Eにおける断面図である。
【図24】図22に示されたペン先部片の円錐形状部分
の構造を示す、図22中線F−Fにおける断面図であ
る。
【図25】(a)従来のペン先の構成を示す正面断面図
である。 (b)同側断面図である。
【図26】(a)同ペン先に用いられているペン先基本
体の先端面を示す端面図 (b)同側面を示す側面図である。 (c)同後端面を示す端面図である。
【符号の説明】
11 ペン先部片 11a 基端部側 11b 先端部側 11c 打抜き板 110a 側端縁 110b 櫛歯状片 111b 櫛歯状片の先端 112b 櫛歯状片の外周面との角 113b 外周部 114b 内側接触部 12 基部 13 頂点部 14 インク導出路 21 軸首部 22 インクタンク 23 中芯 50 接触領域 51 芯金 52 雌型 52a 底部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状の基部を有し、長手方向中間部分
    から先端にかけては、漸次縮径せしめられて先端部が半
    球状の頂点部となる内部が中空の円錐形をなし、その円
    錐形の部分には先端頂部より後方へ延び軸心に平行な複
    数の細隙を等間隔に設けたことにより、円錐形が前記複
    数の櫛歯状片に分割され、各櫛歯状片の基端側部分が筒
    形状の基部に連接して構成されたペン先部片と、 ペン先部片の内部に配設され、このペン先部片の円錐形
    先端内面にまで到達して延びるインク導出手段とから成
    り、 各櫛歯状片の先端部は互いに集合して、隣接する櫛歯状
    片同士が弾性的に接触しており、 これら櫛歯状片の先端によって形成された半球状の部分
    が軸心に対して斜めに紙片に押し当てられたときに、当
    該櫛歯状片の先端半球状の部分が互いにずれ合って弾性
    変形し、先端半球部の外径を拡大する動作を行ない、紙
    片に押し当てる動作を除いたときには先端部が弾性によ
    り元の半球形状に復することを特徴とする円錐形ペン
    先。
  2. 【請求項2】 ペン先部片の先端半球部分は、複数の櫛
    歯状片の先端部が集合することにより形成され、且つ前
    記先端半球部を構成する櫛歯状片の先端部のすべての外
    面角部には丸みが付けられていることを特徴とする請求
    項1記載の円錐形ペン先。
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