JP2911878B2 - ケーブルの電気的及び/又は光学的な導体にかかる引っ張り負荷を軽減する装置 - Google Patents
ケーブルの電気的及び/又は光学的な導体にかかる引っ張り負荷を軽減する装置Info
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Description
び/又は光学的な導体にかかる引っ張り負荷を軽減する
装置であって、ケーブル内で平行に案内された導体がケ
ーブル案内部分に保持されかつ導体案内部分の導体案内
通路に押し込まれており、導体の軸がケーブル案内部分
と導体案内部分とにおいて互いにずらされている形式の
ものに関する。
心線と接触部材とから形成される接触個所を、ケーブル
を介して外部から導入される力に対して保護し、ひいて
は心線と接触部材との間の均一な接触圧を保証するため
に必要である。
された電気的な導体を接続するケーブル接続部材であっ
て、あらかじめ組み立てておくことはできない複数の単
個部材から成り、絶縁部材内に、つまり導体案内通路の
斜めに延びる範囲にケーブル滑り防止手段を有している
形式のものが公知である。
欠点は、導体案内通路の傾斜して延びる部分において、
個々の心線を接触させた後に、絶縁体が強く変形され、
心線を短縮することなく個々の心線を繰返し導体案内通
路内に導入することはできなくなることである。さらに
絶縁体が結合を解く場合に導体案内通路において裂開し
かつ心線を繰返し導入することが妨げられる。
に述べた形式の引っ張り負荷軽減装置を改良し、電気的
に接触させる際もしくは組み立てる際に導体が軸方向に
移動することを阻止することである。
内部分が導体の導入側に環状のカラーを有し、それによ
り形成された切欠きに固定部材が配置されており、軸方
向で導体部分内を延びる導体案内通路が環状のカラーと
前記固定部材とによって形成された中間室に配置されて
おり、ケーブル案内部分が導体導出側にカラーもしくは
切欠きに合わせられた外径を有しており、導体案内部分
がカラーによって形成された開口内へ挿入可能であり、
導体導出側が、ケーブル案内部分と導体案内部分とを接
合したときに前記固定部材が侵入する切欠きを有し、こ
の場合、前記固定部材が導体の中間に押し込まれ、導体
を外方へ前記切欠きの壁部に押し付けることにより解決
された。
に記載されている。
構成部分を組み立てやすいユニットにあらかじめ組み立
てることができ、このようにあらかじめ組み立てられた
ユニットが単個構成部分の紛失防止手段を成しており、
これによって後続の作業、例えば導体の規定された切断
及び後処理が容易になることである。
に導体が軸方向に移動することが阻止されることであ
る。
は、ケーブルと導体とが導体案内部分に対して半径方向
に回動することが阻止されることである。
くなるように図1と図2とにおいては1つの導体と1つ
の切断クランプしか図示されていない。導体が案内され
る導体案内通路は図3と図4とに示されている。
するケーブル1の上には1つのキャップナット3とケー
ブル案内部分5とが被せ嵌められる。ゴムリング4がケ
ーブル案内部分5に挿入され、該ゴムリング4はケーブ
ル全体にかかる引っ張り力の軽減に役立つ。ケーブル案
内部分5はケーブル導出側7に円筒状の付加部6を有
し、該付加部6は中央に段状の切欠き8を有している。
ケーブル1はケーブル案内部分5の絶縁体を通して案内
された端部において除去されているので、個々の絶縁さ
れた導体2はケーブル外套体から突出している。導体案
内部分9は導体導入側10に環状のカラー11を有して
いる。導体案内部分9は導体導入側10において、環状
のカラー11内に、中心に配置された、段状の固定部材
12を有している。この固定部材12はケーブル案内部
分5の円筒状の付加部6の段状の切欠き8に相応して構
成されている。導体案内部分9の環状のカラー11と固
定部材12との間には導体案内通路13の入口開口があ
る。この導体案内通路13内にはケーブルの個々の導体
2が導入される。導体端部は、導体案内部分9の下方の
端面において導体案内通路13から突出するまで導体案
内通路13へ導入される。ケーブル案内部分5はその円
筒状の付加部6でケーブル案内部分5の導体案内部分9
の環状のカラー11内へ導入される。環状のカラー11
の内側に導体案内部分9は環状の隆起部14を有してい
る。この隆起部14はケーブル案内部分5の円筒状の付
加部6の外面における環状溝15に対応して構成されて
いる。場合によっては導体案内部分に溝を設け、付加部
の外面に対応する隆起部を設けることもできる。ケーブ
ル案内部分5と導体案内部分9とを組み立てる場合に
は、導体部分の環状の隆起部14がケーブル案内部分の
環状溝15に係止されるまで両方の部分は押圧力をかけ
て接合される。このあとで固定部材12は中央で導体2
の間にあり、導体2をケーブル案内部分5の段状の切欠
き8内へ押し込む。ケーブル案内部分5と導体案内部分
9とにおける段状の輪郭はクランプエッジ16,17を
形成し、これらのクランプエッジ16,17において導
体2は、両方の部分の接合によりクランプされ、ひいて
は固定される。
体案内部分9の下面において分離されるので、導体端部
は導体案内部分9からはもはや突出しない。ケーブル案
内部分5と導体案内部分9とから成るあらかじめ組み立
てられたユニットはケーシング18内へ挿入され、ケー
シング18内へ挿入された切断クランプ19は導体案内
部分9の下面におけるスリット状の切欠きに侵入する。
ケーブル1の上で案内されたキャップナット3は、ケー
シング18のねじ山付き管片20の上にねじ嵌められて
いる。ケーブル案内部分5はケーブル導入側で、上方に
向かって先細になったキャップナット3で圧縮され、こ
れによってケーブル案内部分5に挿入されたゴムリング
4に作用させられる。このゴムリング4はゴムリング4
内で案内されたケーブル1に作用し、ケーブル1を固定
する。これによってケーブル全体にかかる引っ張り力の
軽減が実現される。キャップナット3は引き続きケーシ
ング18のねじ山付き管片20の上にねじ嵌められ、ケ
ーブル案内部分5、ひいては導体案内部分9を下方に向
かって、ケーシング18内に挿入された切断クランプ1
9の上を案内する。切断クランプ19は導体案内通路1
3の屈曲した経過部において各導体2に当たり、この導
体2を導体案内通路13の楔形の横断面22内に押し込
む。これによって導体2は各切断クランプ19に対して
センタリングされる。切断クランプ19は引き続き導体
案内部分9に侵入し、導体2の絶縁体を貫き、導体を電
気的に接触させる。
は、場合によってはケーシングもしくは機器へ導入しよ
うとする光波導体にかかる引っ張り負荷を軽減するため
に構成することもできる。しかしながらこの場合には若
干の変更が必要である。
れないので、導体案内通路13の屈曲した経過は不要で
ある。むしろ光波導体のための導体案内通路13は屈曲
した経過を有しておらず、光波導体が不要に曲げられな
いようになっていなければならない。光波導体の絶縁を
損なわないように固定部材12は円錐状に構成され、外
周に適当なクランプ装置16,17を備えている。ケー
ブル案内部分5と導体案内部分9との組立によって光波
導体2は固定される。次いであらかじめ組み立てられた
ユニット内で光波導体は短く切られ、そのあとで特殊な
装置で研磨される。
構造的に変更の加えられたケーブル接続部材が示されて
いる。この場合にはケーブル案内部分5は少なくとも1
つの突起23を備えている。該突起23は導体案内部分
9の溝26内に形状接続で係合し、ケーブル案内部分5
が導体案内部分9に対し半径方向に回動することを阻止
する。
の隆起部14を有し、該隆起部14はケーブル案内部分
5の円筒状の付加部の外面における溝15に対応して構
成されている。この場合にも、導体案内部分が溝を有
し、付加部の外面がこれに係合する隆起部を備えている
こともできる。ケーブル案内部分5と導体案内部分9と
を組み立てる場合には、両方の部分は、押圧力が作用さ
せられて、導体案内部分の環状の隆起部14がケーブル
案内部分の環状の溝15内に係合させられるまで接合さ
れる。このあとでは固定部材12は中心で導体2の間に
あり、導体2をケーブル案内部5の段状の切欠きの壁部
に対して押圧する。段状のケーブル案内部分5と導体案
内部分9とにおける段状の輪郭はクランプエッジを形成
し、このクランプエッジにおいて導体2は両方の部分の
組み立てによってクランプされ、ひいては固定される。
導体案内部分9の下側で切断されるので、導体端部はも
はや導体案内部分9からは突出しなくなる。ケーブル案
内部分5と導体案内部分9とから成るあらかじめ組み立
てられたユニットはケーシング18内へ導入される。導
体案内部分9は突起24のような固定部材を有してい
る。この固定部材はケーシング18の相応する溝25に
係合する。これによって、あらかじめ組み立てられたユ
ニットは半径方向の回動に対して確保される。
プ19は導体案内部分9の下面におけるスリット状の切
欠きに侵入する。ケーブル1の上を案内されたキャップ
ナット3はケーシング18にねじ結合される。ケーブル
案内部分5はケーブル侵入側21で、上方へ先細になっ
ているキャップナット3によって圧縮され、これによっ
てケーブル案内部分5に挿入されたゴムリングに作用す
る。このゴムリング4はケーブル1に作用し、これを固
定する。これによってケーブル全体のシール及び引っ張
り負荷の軽減が実現される。
がフレキシブルな材料から成り、ゴムリングを省略でき
るようになっている。この場合にはケーブル案内部分5
は引っ張り力の軽減とシールとを行う。
結合され、ケーブル案内部分5の他に導体案内部分9を
も下方へ、ケーシング18に挿入された切断クランプ1
9の上で案内する。切断クランプ19は導体通路13の
屈曲した経過部において、各導体2に当接し、これを導
体案内通路13内へ押し込む。切断クランプ19はさら
に導体案内部分9に侵入し、導体2の絶縁体を貫き、こ
れを電気的に接触させる。
して示した斜視図。
導体通路を、図1の3−3線に沿って段面した拡大図。
4 ゴムリング、 5ケーブル案内部分、 6 付加
部、 7 ケーブル浸出側、 8 切欠き、9 導体案
内部分、 10 導体導入側、 11 カラー、 12
固定部材、13 導体案内通路、 14 隆起部、
15 溝、 16,17 クランプエッジ、 18 ケ
ーシング、 19 切断クランプ、 20 ねじ山付き
管片、 21 ケーブル侵入側、 22 楔形横断面、
23 突起、 24 突起、 25 溝、 26 溝
Claims (8)
- 【請求項1】 ケーブルの電気的及び/又は光学的な導
体にかかる引っ張り負荷を軽減する装置であって、ケー
ブル(1)内で平行に案内された導体がケーブル案内部
分(5)に保持されかつ導体案内部分(9)の導体案内
通路(13)に押し込まれており、導体の軸がケーブル
案内部分(5)と導体案内部分(9)とにおいて互いに
ずらされている形式のものにおいて、導体案内部分
(9)が導体(2)の導入側(10)に環状のカラー
(11)を有し、該カラー(11)によって形成された
切欠き(8)に固定部材(12)が配置されており、導
体案内部分(9)内を軸方向に延びる導体通路(13)
が環状のカラー(11)と前記固定部材(12)とによ
り形成された中間室内に配置されており、ケーブル案内
部分(5)がケーブル導出側(7)に、前記カラー(1
1)もしくは前記切欠き(8)に合わせられた外径を有
しており、導体案内部分(9)がカラー(11)により
形成された開口内へ押し込み可能であり、前記ケーブル
導出側(7)が切欠きを有し、ケーブル案内部分(5)
と導体案内部分(9)とを接合する場合に前記固定部材
(12)が侵入するようになっており、該固定部材(1
2)が導体(2)の中間に押し込まれかつ導体(2)が
外に向かって前記切欠き(8)の壁に対して押し付けら
れることを特徴とする、ケーブルの電気的及び/又は光
学的な導体にかかる引っ張り負荷を軽減する装置。 - 【請求項2】 前記固定部材(12)が中心ピンとして
構成されている、請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 ケーブル案内部分(5)と導体案内部分
(9)の環状のカラー(11)とが係止手段を備え、該
係止手段が、ケーブル案内部分(5)を環状のカラー
(11)によって形成された隆起部内へ押し込んだ場合
に相互に係止させられる、請求項1又は2記載の装置。 - 【請求項4】 導体案内通路(13)が導体案内部分
(9)を軸方向に貫通し、2度屈曲された経過を有し、
導体案内部分(9)がスリット形状の受容切欠きを備
え、該スリット形状の受容切欠き内に切断クランプ接触
部材の端部が押し込み可能であり、これらの端部が導体
案内通路(13)の屈曲範囲を貫いている、請求項1か
ら4までのいずれか1項記載の装置。 - 【請求項5】 導体案内通路(13)が屈曲範囲に楔形
の横断面(22)を有している、請求項4記載の装置。 - 【請求項6】 ケーブル案内部分(5)と導体案内部分
(9)とが突起(23)/溝(26)結合により形状接
続で、回動不能に互いに固定されている、請求項1記載
の装置。 - 【請求項7】 ケーブル案内部分(5)及び/又は導体
案内部分(9)が突起(24)/溝(25)結合により
回動不能にケーシング(18)に固定されている、請求
項6記載の装置。 - 【請求項8】 ケーブル案内部分(5)が弾性的な材料
から成り、この材料がシステム全体のシールを行いかつ
同時にケーブルにかかる引っ張り負荷の軽減を保証して
いる、請求項6又は7記載の装置。
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