JP3392229B2 - 圧着端子組立体 - Google Patents
圧着端子組立体Info
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- barrel
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/10—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation
- H01R4/18—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping
- H01R4/20—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping using a crimping sleeve
- H01R4/203—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping using a crimping sleeve having an uneven wire-receiving surface to improve the contact
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/10—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation
- H01R4/18—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping
- H01R4/20—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping using a crimping sleeve
Landscapes
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム線、或い
は銅線用の圧着端子組立体又はスプライスに関し、特に
回転しないインサートスリーブを有する圧着端子組立体
に関する。 【０００２】 【従来の技術及びその課題】封止された端子及びスプラ
イスは、個別のアルミニウム線及び銅線を成端するコネ
クタ用に用いられている。これらのコネクタはアルミニ
ウム及び銅の撚り線上に形成された酸化物を剥離する為
の酸化防止剤の必要性をなくしたドライクリンプ（dry
crimp)工程を用いてアルミニウム及び銅の撚り線に圧着
される。ドライクリンプの手法では接続部は封止され、
圧着後の再酸化及び腐食は防止される。 【０００３】コパラム(COPALUM) の登録商標で登録され
たこの様な高品質の封止された銅端子及びスプライスの
完成された線は、米国、ペンシルバニア州、ハリスバー
グのアンプ インコーポレーテッドにより供給される。 【０００４】米国特許第3,955,044 号公報には、端子の
バレル部内に配置されるインサートスリーブが開示され
ている。アルミニウム線の如き撚り線はこのインサート
スリーブ内に受容される。インサートスリーブは、ワイ
ヤの硬度以上の硬度を有する材料から形成される。更
に、インサートスリーブは穴を穿設され、スリットの入
った円筒状のスリーブである。圧着の過程でアルミニウ
ム線又は銅線はインサートスリーブの穴を通って押出さ
れる。これによって撚り線上のアルミニウム或いは銅の
酸化被膜を破って表面の接触面積を増大させ、端子と良
好な電気的接触をすることを可能にする。 【０００５】図11は、完全に組立てられて圧着された従
来例の端子の斜視図である。図12は、図11の端子の圧着
前の分解斜視図である。図11及び図12を参照すると、従
来例の腐蝕防止用に封止された端子11は、インサートス
リーブ４を受容する為の開口端３を有する中空のバレル
２を含む。インサートスリーブ４は、スリットが設けら
れており複数の穴５を有する。傾斜のついた挿入リング
６は、インサートスリーブ４の後部でバレル２に受容さ
れ、ケーブルＣのワイヤの撚り線７（導体）の挿入或い
は導入を容易にしている。端子１は更に平坦な舌片８を
有し、舌片８には取付用の孔９が穿設されている。端子
１は無垢の銅から作られるのが望ましいが、アルミニウ
ムから製造して銅、錫、銀めっき等をしてもよい。ケー
ブルＣは湿気を通さない絶縁性の外被を有し、必要なら
ば、この外被は耐摩耗性の外被によって更に覆われても
よい。 【０００６】これらの部品が組立てられた後、図11に示
す如く端子１は圧着されワイヤの撚り線７を保持する。
圧着過程では、前述の米国特許第3,955,044 号公報の中
で説明した如く、ワイヤの撚り線７はインサートスリー
ブ４の穴５を通って押し出される。 【０００７】図11及び図12に示す如く、単一のケーブル
Ｃの撚り線７を成端する以外にも、２本の個別のケーブ
ルの各撚り線７間を突き合せ接続（スプライス）しても
よい。それ故、本発明では”端子”と「スプライス」と
いう用語は互換性のある同じ用語として使用する。 【０００８】意図した目的を十分達成する一方で、限度
的な用途に於いては、インサートスリーブは圧着前にワ
イヤの撚りによって回転を起こしやすい。これによって
圧着工程中に端子に亀裂が生じることがある。 【０００９】従って、本発明の目的は従来技術、特に圧
着過程に於いて端子の回転によりある条件下で位置ずれ
することによる端子の亀裂を減少させることである。 【００１０】 【課題を解決する為の手段】本発明の圧着端子組立体
は、ワイヤ端部を成端するか或いは２本のワイヤの対応
する端部を突き当てて、圧着されたコネクタ組立体の中
で使用される。コネクタ組立体のハウジングは一端が開
口した中空バレルを有し、このバレル内にインサートス
リーブが受容されてハウジングがインサートスリーブと
ワイヤの上に圧着され、これによりワイヤが保持され
る。 【００１１】改良された本発明によれば、バレルに突出
部が設けられ、インサートスリーブにはこの突出部を受
容するノッチ（切欠き）を有する。その為、インサート
スリーブはバレルに対し円周方向に位置決めされ相互の
相対的回転が阻止され、ハウジングがインサートスリー
ブ及びワイヤに圧着される際、熱放散ハウジング及びイ
ンサートスリーブの強度が改善される。 【００１２】以上の如く、本発明の圧着端子組立体は、
少なくとも一端に開口を有する金属製のバレル及び前記
開口内に挿入される金属製のインサートスリーブを具
え、ケーブルの導体が前記インサートスリーブに挿入さ
れて前記インサートスリーブ及び前記バレル共々圧着さ
れて前記ケーブルに取付けられる圧着端子組立体におい
て、前記インサートスリーブにはノッチを設け、前記バ
レルには前記ノッチと係合して前記インサートースリー
ブの回転を阻止する突出部を設けることを特徴とする。 【００１３】 【実施例】以下、本発明の圧着端子組立体（以下、単に
端子という）の好適実施例について添付図を参照して詳
細に説明する。 【００１４】図１は、本発明の端子の分解斜視図であ
る。図２は、図１の端子に使用されるスプライス用のハ
ウジングの縦断面を示す斜視図である。ハウジング10
は、突出部12を設けたバレル11を有する。次に、インサ
ートスリーブ13は、バレル11の突出部12を受容するノッ
チ14を有する。これによりインサートスリーブ13はバレ
ル11に対し円周方向にキーイング（位置決め）され、そ
れらの相対的な回転を阻止する。これによって圧着工程
の間、適切な窓（window) が常に維持され、バレル11の
壁を厚くし、ハウジング10及びインサートスリーブ13を
圧着部15（図４参照）で補強する。更に熱放散性が改善
される。 【００１５】図３は、図１の端子の縦断面図であり圧着
前の状態を示す。図３に更に明確に示す如く、ハウジン
グ10は２個のバレル11を分離し、水密且つ気密性を付与
する内壁16を有する。バレル11は２個の個別のケーブル
Ｃのワイヤの撚り線７を突き合わせる為のものである。
図３に１個のみ示してあるインサートスリーブ13は内壁
16に当接することによりハウジング10のバレル11内への
インサートスリーブ13の挿入が規制される。突出部12は
内壁16から軸線方向、且つハウジング10のバレル11の半
径方向内方に、及び開口端17の方向に突出する。 【００１６】図７に明確に示す如く、圧着工程の間、ワ
イヤの撚り線７はインサートスリーブ13の穴18を通って
突出する傾向がある。 【００１７】圧着操作は既知のものであり、１対の図示
しない協働する金型を含む。圧着の開始にあたり、金型
は、ハウジング10のバレル11と最初に接触し、次いで凹
ませる。これによりバレル11はインサートスリーブ13及
びワイヤの撚り線７と共に押圧される。圧着作業が完了
すると、図４に示す如く、バレル11の頂部にボタン19が
形成され、これにより適切な接続が完了したことが示さ
れる。 【００１８】ワイヤの撚り線７がアルミニウム又は銅で
作られている場合、この圧着操作によりワイヤの撚り線
７が互いに摩擦してアルミニウム又は銅の酸化膜を剥離
する。これは撚り線７間を相互に密接させる冷間圧接
（cold weld)である。必要であれば、圧着されたハウジ
ング10は、熱収縮保護チューブ若しくは同様なもの（図
示せず）で封止してもよい。 【００１９】図13及び図８を参照して、従来例（図12及
び図13）の真鍮製のテーパ付きのインサーションリング
６がプラスチック製のテーパ付きのインサーションリン
グ20（図８) に代っている。プラスチック製のテーパ付
きのインサーションリング20は、インサートスリーブ13
の後部にあって、インサーションリング20の後部近傍に
ある、バレル11の環状の凸部21により保持される。 【００２０】テーパ付きのインサーションリング20は、
ワイヤの撚り線７がハウジング10のバレル11内のインサ
ートスリーブ13内に挿入される際案内となる。 【００２１】図９及び図10を参照して、再使用可能なじ
ょうご22をハウジング10の付属品として使用してもよ
い。じょうご22はハウジング10のバレル11に受容された
前部分のニップル（接管）23を有する。じょうご22の挿
入は、じょうご22に形成され、バレル11の開口端17に当
接する環状肩24により規制される。じょうご22は、更に
ワイヤの撚り線７の案内用として図10に示す如く外方に
拡開する内部のテーパ付きの溝25を有する。これによっ
てケーブルＣの個々のワイヤ撚り線７が不適切に広がる
のを防ぐ。ワイヤの撚り線７が挿入された後、じょうご
22は圧着作業の前に取り除かれる。 【００２２】このじょうご22は、製造段階では拡開した
ワイヤを挿入する際最も重要な付属品となる。このじょ
うご22がないと、全てのワイヤの束をバレル11に挿入す
ることはほとんど不可能である。 【００２３】じょうご22は弾性材料から成形、或いは類
似の方法により形成され、その少なくとも一側面に沿っ
て裂け目26を有し、ワイヤの完全挿入後、ワイヤ７から
分離して取り外すことを可能にしている。必要であれ
ば、じょうご22は例えば、成形された雌雄同体の半体
（図示せず）として、２個の分離した部材から成形して
もよい。各半体は圧着後、分離してワイヤ７から取り除
くことが可能である。 【００２４】再度図１を参照して、バレル11は整列用と
して軸線方向のきざみ目の列27を有すると共に深さの位
置を示す為に１対の離隔した環状のきざみ目の帯28を有
する。 【００２５】以上、本発明の好適実施例について説明し
たが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更、
変形が可能であることは当業者にとって容易に理解でき
よう。 【００２６】 【発明の効果】本発明の圧着端子は、インサートスリー
ブにノッチを設け、バレルにはノッチと係合する突出部
を設けたので圧着時にインサートスリーブの回転を防止
し、圧着端子組立体に亀裂が生じることを防止でき、圧
着端子組立体の強度が損なわれることがない。従って電
気的接続の信頼性を高めることができる。
は銅線用の圧着端子組立体又はスプライスに関し、特に
回転しないインサートスリーブを有する圧着端子組立体
に関する。 【０００２】 【従来の技術及びその課題】封止された端子及びスプラ
イスは、個別のアルミニウム線及び銅線を成端するコネ
クタ用に用いられている。これらのコネクタはアルミニ
ウム及び銅の撚り線上に形成された酸化物を剥離する為
の酸化防止剤の必要性をなくしたドライクリンプ（dry
crimp)工程を用いてアルミニウム及び銅の撚り線に圧着
される。ドライクリンプの手法では接続部は封止され、
圧着後の再酸化及び腐食は防止される。 【０００３】コパラム(COPALUM) の登録商標で登録され
たこの様な高品質の封止された銅端子及びスプライスの
完成された線は、米国、ペンシルバニア州、ハリスバー
グのアンプ インコーポレーテッドにより供給される。 【０００４】米国特許第3,955,044 号公報には、端子の
バレル部内に配置されるインサートスリーブが開示され
ている。アルミニウム線の如き撚り線はこのインサート
スリーブ内に受容される。インサートスリーブは、ワイ
ヤの硬度以上の硬度を有する材料から形成される。更
に、インサートスリーブは穴を穿設され、スリットの入
った円筒状のスリーブである。圧着の過程でアルミニウ
ム線又は銅線はインサートスリーブの穴を通って押出さ
れる。これによって撚り線上のアルミニウム或いは銅の
酸化被膜を破って表面の接触面積を増大させ、端子と良
好な電気的接触をすることを可能にする。 【０００５】図11は、完全に組立てられて圧着された従
来例の端子の斜視図である。図12は、図11の端子の圧着
前の分解斜視図である。図11及び図12を参照すると、従
来例の腐蝕防止用に封止された端子11は、インサートス
リーブ４を受容する為の開口端３を有する中空のバレル
２を含む。インサートスリーブ４は、スリットが設けら
れており複数の穴５を有する。傾斜のついた挿入リング
６は、インサートスリーブ４の後部でバレル２に受容さ
れ、ケーブルＣのワイヤの撚り線７（導体）の挿入或い
は導入を容易にしている。端子１は更に平坦な舌片８を
有し、舌片８には取付用の孔９が穿設されている。端子
１は無垢の銅から作られるのが望ましいが、アルミニウ
ムから製造して銅、錫、銀めっき等をしてもよい。ケー
ブルＣは湿気を通さない絶縁性の外被を有し、必要なら
ば、この外被は耐摩耗性の外被によって更に覆われても
よい。 【０００６】これらの部品が組立てられた後、図11に示
す如く端子１は圧着されワイヤの撚り線７を保持する。
圧着過程では、前述の米国特許第3,955,044 号公報の中
で説明した如く、ワイヤの撚り線７はインサートスリー
ブ４の穴５を通って押し出される。 【０００７】図11及び図12に示す如く、単一のケーブル
Ｃの撚り線７を成端する以外にも、２本の個別のケーブ
ルの各撚り線７間を突き合せ接続（スプライス）しても
よい。それ故、本発明では”端子”と「スプライス」と
いう用語は互換性のある同じ用語として使用する。 【０００８】意図した目的を十分達成する一方で、限度
的な用途に於いては、インサートスリーブは圧着前にワ
イヤの撚りによって回転を起こしやすい。これによって
圧着工程中に端子に亀裂が生じることがある。 【０００９】従って、本発明の目的は従来技術、特に圧
着過程に於いて端子の回転によりある条件下で位置ずれ
することによる端子の亀裂を減少させることである。 【００１０】 【課題を解決する為の手段】本発明の圧着端子組立体
は、ワイヤ端部を成端するか或いは２本のワイヤの対応
する端部を突き当てて、圧着されたコネクタ組立体の中
で使用される。コネクタ組立体のハウジングは一端が開
口した中空バレルを有し、このバレル内にインサートス
リーブが受容されてハウジングがインサートスリーブと
ワイヤの上に圧着され、これによりワイヤが保持され
る。 【００１１】改良された本発明によれば、バレルに突出
部が設けられ、インサートスリーブにはこの突出部を受
容するノッチ（切欠き）を有する。その為、インサート
スリーブはバレルに対し円周方向に位置決めされ相互の
相対的回転が阻止され、ハウジングがインサートスリー
ブ及びワイヤに圧着される際、熱放散ハウジング及びイ
ンサートスリーブの強度が改善される。 【００１２】以上の如く、本発明の圧着端子組立体は、
少なくとも一端に開口を有する金属製のバレル及び前記
開口内に挿入される金属製のインサートスリーブを具
え、ケーブルの導体が前記インサートスリーブに挿入さ
れて前記インサートスリーブ及び前記バレル共々圧着さ
れて前記ケーブルに取付けられる圧着端子組立体におい
て、前記インサートスリーブにはノッチを設け、前記バ
レルには前記ノッチと係合して前記インサートースリー
ブの回転を阻止する突出部を設けることを特徴とする。 【００１３】 【実施例】以下、本発明の圧着端子組立体（以下、単に
端子という）の好適実施例について添付図を参照して詳
細に説明する。 【００１４】図１は、本発明の端子の分解斜視図であ
る。図２は、図１の端子に使用されるスプライス用のハ
ウジングの縦断面を示す斜視図である。ハウジング10
は、突出部12を設けたバレル11を有する。次に、インサ
ートスリーブ13は、バレル11の突出部12を受容するノッ
チ14を有する。これによりインサートスリーブ13はバレ
ル11に対し円周方向にキーイング（位置決め）され、そ
れらの相対的な回転を阻止する。これによって圧着工程
の間、適切な窓（window) が常に維持され、バレル11の
壁を厚くし、ハウジング10及びインサートスリーブ13を
圧着部15（図４参照）で補強する。更に熱放散性が改善
される。 【００１５】図３は、図１の端子の縦断面図であり圧着
前の状態を示す。図３に更に明確に示す如く、ハウジン
グ10は２個のバレル11を分離し、水密且つ気密性を付与
する内壁16を有する。バレル11は２個の個別のケーブル
Ｃのワイヤの撚り線７を突き合わせる為のものである。
図３に１個のみ示してあるインサートスリーブ13は内壁
16に当接することによりハウジング10のバレル11内への
インサートスリーブ13の挿入が規制される。突出部12は
内壁16から軸線方向、且つハウジング10のバレル11の半
径方向内方に、及び開口端17の方向に突出する。 【００１６】図７に明確に示す如く、圧着工程の間、ワ
イヤの撚り線７はインサートスリーブ13の穴18を通って
突出する傾向がある。 【００１７】圧着操作は既知のものであり、１対の図示
しない協働する金型を含む。圧着の開始にあたり、金型
は、ハウジング10のバレル11と最初に接触し、次いで凹
ませる。これによりバレル11はインサートスリーブ13及
びワイヤの撚り線７と共に押圧される。圧着作業が完了
すると、図４に示す如く、バレル11の頂部にボタン19が
形成され、これにより適切な接続が完了したことが示さ
れる。 【００１８】ワイヤの撚り線７がアルミニウム又は銅で
作られている場合、この圧着操作によりワイヤの撚り線
７が互いに摩擦してアルミニウム又は銅の酸化膜を剥離
する。これは撚り線７間を相互に密接させる冷間圧接
（cold weld)である。必要であれば、圧着されたハウジ
ング10は、熱収縮保護チューブ若しくは同様なもの（図
示せず）で封止してもよい。 【００１９】図13及び図８を参照して、従来例（図12及
び図13）の真鍮製のテーパ付きのインサーションリング
６がプラスチック製のテーパ付きのインサーションリン
グ20（図８) に代っている。プラスチック製のテーパ付
きのインサーションリング20は、インサートスリーブ13
の後部にあって、インサーションリング20の後部近傍に
ある、バレル11の環状の凸部21により保持される。 【００２０】テーパ付きのインサーションリング20は、
ワイヤの撚り線７がハウジング10のバレル11内のインサ
ートスリーブ13内に挿入される際案内となる。 【００２１】図９及び図10を参照して、再使用可能なじ
ょうご22をハウジング10の付属品として使用してもよ
い。じょうご22はハウジング10のバレル11に受容された
前部分のニップル（接管）23を有する。じょうご22の挿
入は、じょうご22に形成され、バレル11の開口端17に当
接する環状肩24により規制される。じょうご22は、更に
ワイヤの撚り線７の案内用として図10に示す如く外方に
拡開する内部のテーパ付きの溝25を有する。これによっ
てケーブルＣの個々のワイヤ撚り線７が不適切に広がる
のを防ぐ。ワイヤの撚り線７が挿入された後、じょうご
22は圧着作業の前に取り除かれる。 【００２２】このじょうご22は、製造段階では拡開した
ワイヤを挿入する際最も重要な付属品となる。このじょ
うご22がないと、全てのワイヤの束をバレル11に挿入す
ることはほとんど不可能である。 【００２３】じょうご22は弾性材料から成形、或いは類
似の方法により形成され、その少なくとも一側面に沿っ
て裂け目26を有し、ワイヤの完全挿入後、ワイヤ７から
分離して取り外すことを可能にしている。必要であれ
ば、じょうご22は例えば、成形された雌雄同体の半体
（図示せず）として、２個の分離した部材から成形して
もよい。各半体は圧着後、分離してワイヤ７から取り除
くことが可能である。 【００２４】再度図１を参照して、バレル11は整列用と
して軸線方向のきざみ目の列27を有すると共に深さの位
置を示す為に１対の離隔した環状のきざみ目の帯28を有
する。 【００２５】以上、本発明の好適実施例について説明し
たが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更、
変形が可能であることは当業者にとって容易に理解でき
よう。 【００２６】 【発明の効果】本発明の圧着端子は、インサートスリー
ブにノッチを設け、バレルにはノッチと係合する突出部
を設けたので圧着時にインサートスリーブの回転を防止
し、圧着端子組立体に亀裂が生じることを防止でき、圧
着端子組立体の強度が損なわれることがない。従って電
気的接続の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の圧着端子組立体を、圧着されるケーブ
ルと共に示す分解斜視図である。 【図２】図１の圧着端子組立体を断面した斜視図を示
す。 【図３】図１の圧着端子組立体の縦断面図を示す。 【図４】２本のケーブルをつき合わせて圧着接続した状
態を示す圧着端子組立体の斜視図である。 【図５】１本のケーブルを圧着接続した本発明の別の実
施例の圧着端子組立体の斜視図である。 【図６】図３に於いて６−６線で破断した圧着前の圧着
端子組立体の断面図である。 【図７】図４に於いて７−７線で破断した圧着後の圧着
端子組立体の断面図である。 【図８】プラスチック製のインサーションリングを示す
バレルの部分断面図である。 【図９】ワイヤを案内するじょうごの斜視図である。 【図１０】図９に示すじょうごをバレルに組み込んだ状
態を示す部分断面図である。 【図１１】圧着後の従来例の圧着端子組立体を示す斜視
図である。 【図１２】従来例の圧着端子組立体を、圧着されるケー
ブルと共に示す分解斜視図である。 【図１３】従来例のインサーションリングを装着したハ
ウジングの部分縦断面図である。 【符号の説明】 ７ 導体 11 バレル 12 突出部 13 インサートスリーブ 14 ノッチ Ｃ ケーブル
ルと共に示す分解斜視図である。 【図２】図１の圧着端子組立体を断面した斜視図を示
す。 【図３】図１の圧着端子組立体の縦断面図を示す。 【図４】２本のケーブルをつき合わせて圧着接続した状
態を示す圧着端子組立体の斜視図である。 【図５】１本のケーブルを圧着接続した本発明の別の実
施例の圧着端子組立体の斜視図である。 【図６】図３に於いて６−６線で破断した圧着前の圧着
端子組立体の断面図である。 【図７】図４に於いて７−７線で破断した圧着後の圧着
端子組立体の断面図である。 【図８】プラスチック製のインサーションリングを示す
バレルの部分断面図である。 【図９】ワイヤを案内するじょうごの斜視図である。 【図１０】図９に示すじょうごをバレルに組み込んだ状
態を示す部分断面図である。 【図１１】圧着後の従来例の圧着端子組立体を示す斜視
図である。 【図１２】従来例の圧着端子組立体を、圧着されるケー
ブルと共に示す分解斜視図である。 【図１３】従来例のインサーションリングを装着したハ
ウジングの部分縦断面図である。 【符号の説明】 ７ 導体 11 バレル 12 突出部 13 インサートスリーブ 14 ノッチ Ｃ ケーブル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 リチャード・ディーン・ハイム
アメリカ合衆国 ペンシルバニア州
17538 ランディスビル チャーチ ス
トリート 571
(72)発明者 ロナルド・ジョセフ・マレー
アメリカ合衆国 ペンシルバニア州
17538 ランディスビル ブロード ス
トリート 251
(72)発明者 デビッド・ケイス・シュラム
アメリカ合衆国 ペンシルバニア州
17529 ゴードンビル オールド フィ
ラデルフィア パイク 3707 アパート
メントナンバー １
(72)発明者 アルバート・ユージン・ストレイト
アメリカ合衆国 ペンシルバニア州
17601 ランカスター エルメイ ドラ
イブ 3212
(72)発明者 ウィリアム・ジョセフ・ヴォックロス
アメリカ合衆国 ペンシルバニア州
17111 ハリスバーグ プレズント ロ
ード 1149
(56)参考文献 実開 平３−24266（ＪＰ，Ｕ)
実開 平１−124664（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭58−64082（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭53−1687（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01R 4/20
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 少なくとも一端に開口を有する金属製の
バレル及び前記開口内に挿入される金属製のインサート
スリーブを具え、ケーブルの導体が前記インサートスリ
ーブに挿入されて前記インサートスリーブ及び前記バレ
ル共々圧着されて前記ケーブルに取付けられる圧着端子
組立体において、 前記インサートスリーブにはノッチを設け、前記バレル
には前記ノッチと係合して前記インサートスリーブの回
転を阻止する突出部を設けることを特徴とする圧着端子
組立体。
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