JP2016018671A - 端子金具、及び、端子金具付き電線 - Google Patents

端子金具、及び、端子金具付き電線 Download PDF

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康彰 桑原
Yasuaki Kuwabara
康彰 桑原
佐藤 秀俊
Hidetoshi Sato
秀俊 佐藤
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Abstract

【課題】端子金具と電線との電気的接続の信頼性を向上することができる端子金具、及び、端子金具付き電線を提供することを目的とする。【解決手段】端子金具付き電線1の端子金具3は、一端に開口33を有する筒状に形成され開口33側から電線2の導体21の端末21bが挿入され圧着される導体圧着部31を備え、導体圧着部31は、当該導体圧着部31の内外面を貫通する貫通丸孔部38を有することを特徴とする。これにより、端子金具3は、端子金具3と導体との接触抵抗を安定させることができるので、端子金具3と電線との電気的接続の信頼性を向上することができる、という効果を奏する。【選択図】図1

Description

本発明は、端子金具、及び、端子金具付き電線に関する。
従来の端子金具、及び、端子金具付き電線として、例えば、特許文献1には、一端が閉塞し他端が開口した円筒状の胴体部と、胴体部の内周面に対して間隔を保った状態で、胴体部の閉塞した一端側から開口した他端側に向かって延びる棒状の心棒部とを備える端子金具、及び、端子金具付き電線が開示されている。
特開2013−058341号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の端子金具、端子金具付き電線は、例えば、端子金具と電線との電気的接続の信頼性の向上の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、端子金具と電線との電気的接続の信頼性を向上することができる端子金具、及び、端子金具付き電線を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る端子金具は、一端に開口を有する筒状に形成され前記開口側から電線の導体の端末が挿入され圧着される導体圧着部を備え、前記導体圧着部は、当該導体圧着部の内外面を貫通する貫通丸孔部を有することを特徴とする。
また、上記端子金具では、前記導体圧着部は、内面に前記開口が形成された一端側から他端側に向けて先細りとなるテーパ面が形成されたテーパ部を有し、前記貫通丸孔部は、前記テーパ部の内外面を貫通するものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る端子金具付き電線は、線状の導体と、前記導体の外周側を覆う被覆部とを有する電線と、一端に開口を有する筒状に形成され前記開口側から前記導体の端末が挿入され圧着される導体圧着部を有する端子金具とを備え、前記導体圧着部は、当該導体圧着部の内外面を貫通する貫通丸孔部を有することを特徴とする。
本発明に係る端子金具、及び、端子金具付き電線は、導体圧着部に電線の導体の端末が挿入され圧着されることで、端子金具と電線とが電気的に接続される。そして、端子金具、及び、端子金具付き電線は、導体圧着部において、当該導体圧着部の内外面を貫通する貫通丸孔部が、当該導体圧着部に圧着された導体に引っ掛かることで、導体が導体圧着部から抜けにくくすることができると共に、端子金具と導体との接触抵抗を安定させることができる。この結果、端子金具、及び、端子金具付き電線は、端子金具と電線との電気的接続の信頼性を向上することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る端子金具付き電線の概略構成を示す斜視図である。 図2は、実施形態1に係る端子金具付き電線の端子金具の概略構成を示す側面図である。 図3は、図2中に示すA−A断面図である。 図4は、図3中に示すB−B断面図である。 図5は、実施形態2に係る端子金具付き電線の概略構成を示す斜視図である。 図6は、実施形態2に係る端子金具付き電線の端子金具の概略構成を示す側面図である。 図7は、図6中に示すC−C断面図である。 図8は、図7中に示すD−D断面図である。 図9は、実施形態2に係る端子金具付き電線の端子金具を開口側から視た正面図である。 図10は、実施形態3に係る端子金具付き電線の概略構成を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る端子金具付き電線の概略構成を示す斜視図である。図2は、実施形態1に係る端子金具付き電線の端子金具の概略構成を示す側面図である。図3は、図2中に示すA−A断面図である。図4は、図3中に示すB−B断面図である。
図1、図2、図3、図4に示す本実施形態に係る端子金具付き電線1は、例えば、車両に配索されるワイヤーハーネス等に適用される。端子金具付き電線1は、例えば、車両等に搭載される多種多様な電子機器間で電力や制御信号などを伝えるものである。
具体的には、端子金具付き電線1は、電線2と、端子金具3とを備え、電線2の端末21bに端子金具3が圧着され電気的かつ機械的に接続されている。
電線2は、線状の導体21と、導体21の外周側を覆う被覆部22とを有する。導体21は、導電性の芯線であり、電気が通る金属部材によって構成される。導体21は、線状に延びる方向(以下、「延在方向」という場合がある。)に対してほぼ同じ径で延びるように形成される。導体21は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等により製造される。導体21は、素線21aを撚り合わせてなる導体構造のものや、断面矩形又は丸形となる棒状の導体構造(例えば平角単心や丸単心となる導体構造であり、この場合、電線自体も棒状となる。)のもののいずれであってもよい。導体21は、撚り線の場合、芯材(剛体となる線材)を中心にして撚り合わせてもよい。本図に例示する導体21は、複数の素線21aを単純に束ねたものである。被覆部22は、導体21の外周側を被覆する電線被覆である。被覆部22は、導体21の外周面に接して設けられる。被覆部22は、例えば、絶縁性の樹脂材料(PPやPVC、架橋PE等。耐摩耗性や耐薬品性、耐熱性等に配慮して適宜選定される。)等を押出成形することによって形成される。被覆部22は、導体21の延在方向の一端から他端にかけて形成される。電線2は、導体21の端末21bにおいて、被覆部22が剥ぎ取られており、当該導体21の端末21bが被覆部22から露出している。電線2は、一例として、導体21の断面形状(延在方向と交差する方向の断面形状)が略円形状、被覆部22の断面形状(延在方向と交差する方向の断面形状)が略円環形状となっており、全体として略円形状の断面形状となっている。
端子金具3は、導体圧着部31と、接続部32とを有する。端子金具3は、導電性の金属部材によって構成される。端子金具3は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金により製造される。導体圧着部31は、一端に開口33を有する筒状に形成され開口33側から電線2の導体21の端末21bが挿入され圧着されるものである。開口33は、略正円状に形成される。ここでは、導体圧着部31は、中心軸線が電線2の延在方向に沿うような円筒状体として形成され、当該中心軸線に沿って電線2の導体21が挿入される。すなわち、典型的には、電線2の延在方向と、導体圧着部31の中心軸線に沿った方向と、導体圧着部31への導体21の挿入方向とは、ほぼ平行となり、相互に沿った方向となる。そして、導体圧着部31は、一端に開口33を有する一方、他端が閉塞し、当該閉塞した端部側に接続部32が一体で形成される。導体圧着部31は、例えば、円筒状のパイプ部材の一端をプレス加工等によって押し潰し所定の形状に形成され、これにより、閉塞した端部側に接続部32が一体で形成される。接続部32は、相手側の端子やバッテリ等の電気機器が備える電極等と電気的に接続される部分である。ここでは、接続部32は、平坦状に形成されると共に中央部に略正円状の貫通孔32aが形成される。
ここで、端子金具3は、いわゆるクローズドバレル形式の導体圧着部31である。すなわち、導体圧着部31は、周方向の全周にわたって連続しており、継ぎ目等がないシームレスの円筒状体として形成される。さらに言えば、導体圧着部31は、加締め加工前の状態で円筒形状に形成されている。
そして、本実施形態の端子金具3は、導体圧着部31が貫通丸孔部38を有することで、端子金具3と電線2との電気的接続の信頼性の向上を図っている。具体的には、導体圧着部31は、圧着本体部34とエッジ部35とを有し、貫通丸孔部38がエッジ部35を構成する。
圧着本体部34は、中心軸線が電線2の延在方向に沿うような円筒状体として形成される。導体圧着部31は、当該圧着本体部34の延在方向一端側に円筒状に形成された円筒部36が一体的に連続し当該円筒部36に上記開口33が形成される。円筒部36は、外径が圧着本体部34の外径より大きい大径部として形成される。一方、導体圧着部31は、当該圧着本体部34の延在方向他端側に接続部32との連結部37が一体的に連続して形成される。
エッジ部35は、導体圧着部31内に電線2の導体21の端末21bが挿入され圧着された状態で導体21に引っ掛かることで、端子金具3と電線2の導体21とを確実に電気的に接続させる部分である。
本実施形態のエッジ部35は、貫通丸孔部38を含んで構成される。貫通丸孔部38は、導体圧着部31の圧着本体部34の内外面を貫通する。言い換えれば、貫通丸孔部38は、圧着本体部34を構成する壁部を貫通する。つまり、貫通丸孔部38は、圧着本体部34を内面側から外面側まで貫通する。貫通丸孔部38は、貫通方向と直交する方向の断面形状が丸形状、ここでは、略正円形状に形成されるものとして図示しているが、略長円形状、略楕円形状等であってもよい。ここでは、貫通丸孔部38は、延在方向と直交する方向(図1中では上下方向)に対して互いに対向する部分に、それぞれ9つずつ、合計18個形成される。なお、貫通丸孔部38は、圧着本体部34の全周にわたって形成されていてもよいし、互いに対向しない部分に形成されていてもよい。また、貫通丸孔部38は、圧着本体部34の周方向に沿って等間隔で形成されていてもよいし、不等間隔でランダムに形成されていてもよい。貫通丸孔部38は、例えば、導体圧着部31の開口33側から金型等を挿入してプレス抜き加工等によって形成される。
上記のように構成される端子金具付き電線1は、端子金具3の導体圧着部31内に開口33を介して電線2の導体21の端末21bが挿入されると共に導体圧着部31の外周側から加締めることにより導体圧着部31が変形して潰れて当該導体21の端末21bが導体圧着部31に圧着される。なお、図1では、図中上下方向に加締めるものとして矢印を図示しているが加締めの方向はこれに限らず、上下方向と直交する左右方向に加締めるものであってもよいし、全周から加締めるものであってもよい。これにより、端子金具付き電線1は、端子金具3と電線2とが電気的に接続される。そして、端子金具付き電線1は、導体圧着部31において、圧着本体部34に形成されるエッジ部35を構成する各貫通丸孔部38が、当該導体圧着部31に圧着された導体21に引っ掛かり食い込むことで、導体21が導体圧着部31から抜けにくくすることができ、端子金具3と電線2との保持力を向上することができる。そしてさらに、端子金具付き電線1は、導体圧着部31において、例えば、エッジ部35を構成する各貫通丸孔部38の角部によって導体21の表面の酸化皮膜が破られ、あるいは削り取られることで、導体21の導電面(新生面)が導体圧着部31に極めて低い電気抵抗で接触し、端子金具3と導体21とが接触導通する。これにより、端子金具付き電線1は、端子金具3と導体21との接触抵抗を安定させることができ、導通性能を向上することができる。また、端子金具付き電線1は、端子金具3と導体21とがエッジ部35を構成する各貫通丸孔部38を介して接触することで接触面積が増大するので、この点でも電気抵抗を低減し、接触抵抗を安定させることができ、導通性能を向上することができる。
以上で説明した端子金具3によれば、一端に開口33を有する筒状に形成され開口33側から電線2の導体21の端末21bが挿入され圧着される導体圧着部31を備え、導体圧着部31は、当該導体圧着部31の内外面を貫通する貫通丸孔部38を有する。
以上で説明した端子金具付き電線1によれば、線状の導体21と、導体21の外周側を覆う被覆部22とを有する電線2と、一端に開口33を有する筒状に形成され開口33側から導体21の端末21bが挿入され圧着される導体圧着部31を有する端子金具3とを備え、導体圧着部31は、当該導体圧着部31の内外面を貫通する貫通丸孔部38を有する。
したがって、端子金具3、端子金具付き電線1は、導体圧着部31に電線2の導体21の端末21bが挿入され圧着されることで、端子金具3と電線2とが電気的に接続される。そして、端子金具3、端子金具付き電線1は、導体圧着部31において、当該導体圧着部31の内外面を貫通する貫通丸孔部38が、当該導体圧着部31に圧着された導体21に引っ掛かることで、導体21が導体圧着部31から抜けにくくすることができると共に、端子金具3と導体21との接触抵抗を安定させることができる。この結果、端子金具3、端子金具付き電線1は、端子金具3と電線2との電気的接続の信頼性を向上することができる。
[実施形態2]
図5は、実施形態2に係る端子金具付き電線の概略構成を示す斜視図である。図6は、実施形態2に係る端子金具付き電線の端子金具の概略構成を示す側面図である。図7は、図6中に示すC−C断面図である。図8は、図7中に示すD−D断面図である。図9は、実施形態2に係る端子金具付き電線の端子金具を開口側から視た正面図である。実施形態2に係る端子金具、及び、端子金具付き電線は、導体圧着部の形状が実施形態1とは異なる。その他、上述した実施形態と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する(以下、同様。)。
図5、図6、図7、図8、図9に示す本実施形態に係る端子金具付き電線201は、電線2と、端子金具203とを備える。電線2は、導体21と、被覆部22とを有する。端子金具203は、導体圧着部231と、接続部32とを有する。ここでは、導体圧着部231は、上述の圧着本体部34にかえてテーパ部234を有する以外は上述の端子金具3と概略同等の構成となっている。導体圧着部231は、テーパ部234にエッジ部235が形成される。
テーパ部234は、導体圧着部31において、内周面にテーパ面234aが形成された部分である。テーパ面234aは、開口33が形成された一端側から閉塞した他端側に向けて先細りとなるように傾斜している。ここでは、テーパ部234は、外周面も同様に、導体圧着部31において開口33が形成された一端側から閉塞した他端側に向けて先細りとなるテーパ面234bが形成されている。言い換えれば、テーパ部234は、開口33側から接続部32側に向けて徐々に縮径するような円錐台筒形状に形成される。本実施形態の導体圧着部231は、当該テーパ部234の延在方向一端側に円筒状に形成された円筒部36が一体的に連続し当該円筒部36に上記開口33が形成される。円筒部36は、外径がテーパ部234の外径より大きい大径部として形成される。一方、導体圧着部231は、当該テーパ部234の延在方向他端側に接続部32との連結部37が一体的に連続して形成される。
そして、本実施形態のエッジ部235は、貫通丸孔部238を含んで構成される。貫通孔部238は、導体圧着部231のテーパ部234の内外面を貫通する。言い換えれば、貫通孔部238は、テーパ部234を構成する壁部を貫通する。つまり、貫通孔部238は、テーパ部234を内面側のテーパ面234aから外面側のテーパ面234bまで貫通する。ここでは、貫通丸孔部238は、略正円形状に形成されるものとして図示しているが、略長円形状、略楕円形状等であってもよい。ここでは、貫通丸孔部238は、延在方向と直交する方向(図5中では上下方向)に対して互いに対向する部分に、それぞれ6つずつ合計12個形成される。なお、貫通丸孔部238は、テーパ部234の全周にわたって形成されていてもよいし、互いに対向しない部分に形成されていてもよい。また、貫通丸孔部238は、テーパ部234の周方向に沿って等間隔で形成されていてもよいし、不等間隔でランダムに形成されていてもよい。貫通丸孔部238は、例えば、導体圧着部231の開口33側から金型等を挿入してプレス抜き加工等によって形成される。
以上で説明した端子金具203、端子金具付き電線201は、導体圧着部231に電線2の導体21の端末21bが挿入され圧着されることで、端子金具203と電線2とが電気的に接続される。そして、端子金具203、端子金具付き電線201は、導体圧着部231において、当該導体圧着部231の内外面を貫通する貫通丸孔部238が、当該導体圧着部231に圧着された導体21に引っ掛かることで、導体21が導体圧着部231から抜けにくくすることができると共に、端子金具203と導体21との接触抵抗を安定させることができる。この結果、端子金具203、端子金具付き電線201は、端子金具203と電線2との電気的接続の信頼性を向上することができる。
さらに、以上で説明した端子金具203、端子金具付き電線201によれば、導体圧着部231は、内面に開口33が形成された一端側から他端側に向けて先細りとなるテーパ面34aが形成されたテーパ部234を有し、貫通丸孔部238は、テーパ部234の内外面を貫通する。したがって、端子金具203、端子金具付き電線201は、各貫通丸孔部238が形成されているテーパ部234のテーパ面234aが、開口33側から接続部32側に向けて先細りとなる形状とされている。これにより、端子金具203、端子金具付き電線201は、例えば、貫通丸孔部238を、導体圧着部231の開口33側から金型等を挿入してプレス抜き加工等によって形成しやすくすることができるので、エッジ部235の加工性を向上することができる。
[実施形態3]
図10は、実施形態3に係る端子金具付き電線の概略構成を示す斜視図である。実施形態3に係る端子金具、及び、端子金具付き電線は、導体圧着部の形式が実施形態1とは異なる。
図10に示す本実施形態に係る端子金具付き電線301は、電線2と、端子金具303とを備える。電線2は、導体21と、被覆部22とを有する。端子金具303は、導体圧着部331と、接続部32とを有する。導体圧着部331は、圧着本体部34とエッジ部35とを有し、貫通丸孔部38がエッジ部35を構成する。
本実施形態の端子金具303は、いわゆるオープンバレル形式の導体圧着部331である。すなわち、導体圧着部331は、周方向の一部に継ぎ目339を有する。継ぎ目339は、電線2の延在方向に沿って圧着本体部34と円筒部36とにわたって形成される。継ぎ目339は、電線2の延在方向に沿って開口33から連結部37の端部まで延在しており、さらに、圧着本体部34と連結部37とのつながり部分の一部を残して当該圧着本体部34の周方向に沿って形成される。導体圧着部331は、圧着本体部34、円筒部36にて、継ぎ目339が合わせられ合わせ面を構成し、当該継ぎ目339がロウ付けや溶接により接合されることで、全体として円筒状体に形成される。そして、エッジ部35を構成する貫通丸孔部38は、継ぎ目339が接合される前の段階、すなわち、圧着本体部34、円筒部36の壁面が開いている状態で、プレス抜き加工等によって圧着本体部34の内外面を貫通して形成される。その後、導体圧着部331は、圧着本体部34、円筒部36の継ぎ目339が接合される。
以上で説明した端子金具303、端子金具付き電線301は、導体圧着部331に電線2の導体21の端末21bが挿入され圧着されることで、端子金具303と電線2とが電気的に接続される。そして、端子金具303、端子金具付き電線301は、導体圧着部331において、当該導体圧着部331の内外面を貫通する貫通丸孔部38が、当該導体圧着部331に圧着された導体21に引っ掛かることで、導体21が導体圧着部331から抜けにくくすることができると共に、端子金具303と導体21との接触抵抗を安定させることができる。この結果、端子金具303、端子金具付き電線301は、端子金具303と電線2との電気的接続の信頼性を向上することができる。
そして、端子金具303、端子金具付き電線301は、エッジ部35を構成する貫通丸孔部38を、継ぎ目339が接合される前の段階で圧着本体部34の内外面を貫通するようにして形成することができるので、貫通丸孔部38の加工性をさらに向上することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る端子金具、及び、端子金具付き電線は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態に係る端子金具、及び、端子金具付き電線は、以上で説明した各実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
以上で説明した導体圧着部31、231、331は、中心軸線が電線2の延在方向に沿うような円筒状体であるものとして説明したが、これに限らず、略矩形状や略多角形状等、筒状体であればよい。
1、201、301 端子金具付き電線
2 電線
3、203、303 端子金具
21 導体
21b 端末
22 被覆部
31、231、331 導体圧着部
33 開口
38、238 貫通丸孔部
234 テーパ部
234a、234b テーパ面
339 継ぎ目

Claims (3)

  1. 一端に開口を有する筒状に形成され前記開口側から電線の導体の端末が挿入され圧着される導体圧着部を備え、
    前記導体圧着部は、当該導体圧着部の内外面を貫通する貫通丸孔部を有することを特徴とする、
    端子金具。
  2. 前記導体圧着部は、内面に前記開口が形成された一端側から他端側に向けて先細りとなるテーパ面が形成されたテーパ部を有し、
    前記貫通丸孔部は、前記テーパ部の内外面を貫通する、
    請求項1に記載の端子金具。
  3. 線状の導体と、前記導体の外周側を覆う被覆部とを有する電線と、
    一端に開口を有する筒状に形成され前記開口側から前記導体の端末が挿入され圧着される導体圧着部を有する端子金具とを備え、
    前記導体圧着部は、当該導体圧着部の内外面を貫通する貫通丸孔部を有することを特徴とする、
    端子金具付き電線。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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