JP2010097716A - 雌型端子金具 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易にコネクタハウジングの端子挿入孔に挿入できるとともに、端子間の接続を確実に行なえる雌型端子金具を提供する。
【解決手段】前端側に相手側の雄型端子が挿入される端子挿入口が形成された円筒体2と、この円筒体2の後端側に一体に設けられ、電線5と接続される電線接続部3とを有し、上記端子挿入口に、円筒体2の筒内に突設された複数の弾性片21が設けられ、電線接続部3は、円錐筒状に形成されて小径の前端側30から大径の後端側31に向かうにしたがって次第に拡径するとともに、電線5を後端側31から電線接続部3内に挿入された状態で電線接続部3に接合する。
【選択図】図1
【解決手段】前端側に相手側の雄型端子が挿入される端子挿入口が形成された円筒体2と、この円筒体2の後端側に一体に設けられ、電線5と接続される電線接続部3とを有し、上記端子挿入口に、円筒体2の筒内に突設された複数の弾性片21が設けられ、電線接続部3は、円錐筒状に形成されて小径の前端側30から大径の後端側31に向かうにしたがって次第に拡径するとともに、電線5を後端側31から電線接続部3内に挿入された状態で電線接続部3に接合する。
【選択図】図1
Description
本発明は、一端に電線を接続し他端に相手側の雄型端子を接続する雌型端子金具に関する。
この種の従来の雌型端子金具として、特許文献1に開示されたものがある。この雌型端子金具100は、図4及び図5に示すように、断面が円形である円筒体101と、図示しない同軸ケーブルなどの電線を挟む一対の圧着板102aを有する電線接続部102とから一体に構成されている。円筒体101の前端側には、相手側の雄型端子103が挿入される端子挿入口104が形成され、この端子挿入口104には、円筒体101の筒内に折り返された4つの弾性片105が設けられている。弾性片105は、円筒体101の円周方向に90度間隔で上下左右に設けられている。円筒体101の後端側には、外側に突出し、図示しないコネクタハウジングに係止される突出片(係止ランス)106が設けられている。
上記構成によれば、相手側の雄型端子102が端子挿入口104を介して円筒体101に挿入されたとき、円筒体101内の弾性片105がそれぞれ円筒体101の中心軸の方向に付勢されており、各弾性片105が雄型端子103に圧接するので、雌型端子金具100と相手側の雄型端子103とが接合されて電気的な接続が行われる。
特開2008−123913号公報
しかしながら、特許文献1の雌型端子金具100にあっては、電線接続部102が一対の圧着板102aを有するとともに、円筒体101の後端より外側に突出片106が突出することから、雌型端子金具100が中心軸を中心とする回転体形状に形成されておらず、すなわち、雌型端子金具100は中心軸を中心とする回転位置に関する方向性を有し、雌型端子金具100を所定の回転位置にセットした状態でコネクタハウジングの端子挿入孔に挿入する必要があるため、その分、手間がかかるという問題があった。また、円筒体101の後端より外側に突出する突出片106にコネクタハウジング側から比較的大きな外力が掛かり、突出片106が塑性変形して円筒体101も変形した場合、内部の各弾性片105が雄型端子103に圧接する状態が不良となり、雌型端子金具100と相手側の雄型端子103との電気的な接続を損なうという問題もあった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、容易にコネクタハウジングの端子挿入孔に挿入できるとともに、端子間の接続を確実に行うことができる雌型端子金具を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、円筒形状を具備する円筒体と、この円筒体の前端側に相手側の雄型端子が挿入される端子挿入口と、該円筒体の後端側に設けられ、電線と接続される電線接続部と、該端子挿入口の筒内に突設された複数の弾性片とを備えた雌型端子金具であって、前記電線接続部は、円錐筒状に形成されて小径の前端部から大径の後端部に向かうにしたがって次第に拡径するとともに、前記電線は、前記後端部より前記電線接続部内に挿入された状態で該電線接続部と接合されたことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載の雌型端子金具であって、前記円筒体の少なくとも前端側外周に円筒チューブが嵌入されたことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1、または請求項2記載の雌型端子金具であって、前記電線接続部に前記円錐筒状部分を貫通する開口を設け、該開口を通じて、該電線接続部内に挿入された前記電線の導線部を溶接付けしたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、雌型端子金具を構成する円筒体、電線接続部および円筒チューブが中心軸を中心とする回転体形状に形成され、中心軸を中心とする回転位置に関する方向性を有しないため、雌型端子金具を回転位置にこだわることなく容易にコネクタハウジングの端子挿入孔に挿入できる。これにより、雌型端子金具を備えたワイヤハーネスを製作する際の作業性を向上できるので、製作コストの低減を図ることができる。
請求項2の発明によれば、円筒体の少なくとも前端側を円筒チューブに嵌入して補強することにより、円筒体の前端側の変形を抑制して、円筒体の筒内に折り返された複数の弾性片がそれぞれ雄型端子に圧接する状態を良好なものに保つことができ、雌型端子金具と相手側の雄型端子との電気的な接続を安定した状態で得ることができる。
請求項3の発明によれば、電線接続部の大径の後端部より電線接続部内に電線を挿入した後、電線接続部の開口を介して外周側から電線の導線部を電線接続部に溶接付けする。これにより、電線の導線部および電線接続部の接合を確実に、かつ円滑に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明の一実施形態を示し、図1は雌型端子金具の組立斜視図、図2は円筒体の外周に円筒チューブを嵌着する前の状態を示す斜視図、図3は電線接続部に電線を接続する工程を示す断面図である。
本願の雌型端子金具1は、図1〜図3に示すように、板状の金属材にプレス加工あるいは冷間鍛造加工を施すことにより一体的に成型される円筒体2および電線接続部3と、円筒体2の前端側外周に嵌着される円筒チューブ4とから主として構成されている。
円筒体2は、断面が円形である円筒形状に形成されるとともに、前端側に相手側の雄型端子(図示せず)が挿入される端子挿入口20が形成され、この端子挿入口20に、円筒体2の筒内に折り返すことで突設された4つの弾性片21が設けられている。弾性片21は、円筒体2の円周方向に90度間隔で上下左右に設けられている。
電線接続部3は、円筒体2の後端側に一体に設けられ、円錐筒状に形成されて小径の前端側30から大径の後端側31に向かうにしたがって次第に拡径する。また、電線接続部3は、電線接続部3の前端側30には、円錐筒状部分を貫通する開口32を備え、電線接続部3の後端側31には、円錐筒状部分の内部に突出する複数の突起33備えている。
円筒チューブ4の内径は、円筒体2の外径より僅かに小さい径に設定されている。円筒チューブ4は円筒体2の前端側に、円筒チューブ4の一部が円筒体2の前端より突出した状態で嵌着されている。
電線5は、金属線からなる導線部50と、この導線部50の外周の覆う絶縁材からなる被覆部51とで構成されている。
上記構成において、あらかじめ、円筒チューブ4を円筒体2の前端側外周に嵌着させておく。また、電線5先端の被覆部51を除去することにより導線部50の先端を外部に露出させる。次に、電線5の先端を電線接続部3に挿入し、電線接続部3の後端側31をかしめることで、複数の突起33が被覆部51に噛み込み、電線5を保持する。この後、導線部50の先端を開口32を通じて、抵抗溶接、超音波溶接、レーザ溶接、あるいはアーク溶接、半田付け等によって電線接続部3に固定する。
このようにして雌型端子金具1を組立てた後、相手側の雄型端子を端子挿入口20を介して円筒体2に挿入したとき、円筒体2内の弾性片21がそれぞれ円筒体2の中心軸の方向に付勢されており、各弾性片21が雄型端子に圧接するので、雌型端子金具1と相手側の雄型端子とが接合されて電気的な接続が行われる。
上記構成によれば、雌型端子金具1を構成する円筒体2、電線接続部3および円筒チューブ4が中心軸を中心とする回転体形状に形成され、中心軸を中心とする回転位置に関する方向性を有しないため、雌型端子金具1を回転位置にこだわることなく容易にコネクタハウジングの端子挿入孔に挿入できる。また、金属材にプレス加工あるいは冷間鍛造加工を施すことにより円筒体2および電線接続部3を一体的に成型する際に、上記のように中心軸を中心とする回転位置に関する方向性を有しないため、プレス加工あるいは冷間鍛造加工用の金型の調整も容易である。これにより、雌型端子金具1を備えたワイヤハーネスを製作する際の作業性を向上できるので、製作コストの低減を図ることができる。
さらに、円筒体2の前端側を円筒チューブ4に嵌入して補強することにより、円筒体2の前端側の変形を抑制して、円筒体2の筒内に折り返された複数の弾性片21がそれぞれ雄型端子に圧接する状態を良好なものに保つことができ、雌型端子金具1と相手側の雄型端子との電気的な接続を安定した状態で得ることができる。
上記構成によれば、電線接続部3の大径の後端側31より電線接続部3内に電線5を挿入して、電線接続部3の開口32を介して外周側から電線5の導線部50を電線接続部3に溶接付けするので、電線5の導線部50および電線接続部3の接合を確実に、かつ円滑に行うことができる。また、電線接続部3を円錐筒状に形成し、大径の後端側31から様々な径(例えば、0.3〜0.75mmの径)の電線5を挿入して前端側30側へ押し込んで溶接付けことができるので、上記様々な径の電線5に適用でき、雌型端子金具としての汎用性を高めることができる。
上記構成によれば、円筒体2の外周に円筒チューブ4を嵌着することにより、円筒体2の外周と円筒チューブ4の外周との間に段差G1が形成されるので、この段差G1を係止引掛り部として用いて、例えば雌型端子金具1の抜止めを防止できる。また、円筒体2の外周と電線接続部3の小径の前端側30の外周との間にも段差G2が形成されるので、この段差G2を他の係止引掛り部として用いることができる。
上記構成によれば、電線接続部3を回転体形状(円錐筒状)に形成し、表面のエッジ発生を抑制したので、防水コネクタなどのハウジングへの脱着時に電線接続部3がマットシール(図示せず)内を円滑に通過することができ、従来のように円筒部の突出片や電線接続部の圧着板などが外側へ突出する場合と比べて、マットシールが損傷せずシール性能を保持でき、したがって、マットシールの交換を要せずに雌型端子金具1を防水コネクタなどのハウジングに脱着できる。
なお、円筒体2を補強する必要がなければ、円筒チューブ4を円筒体2に嵌着させずに使用することも可能である。
1…雌型端子金具
2…円筒体
3…電線接続部
4…円筒チューブ
20…端子挿入口
21…弾性片
30…前端部
31…後端部
32…開口
2…円筒体
3…電線接続部
4…円筒チューブ
20…端子挿入口
21…弾性片
30…前端部
31…後端部
32…開口
Claims (3)
- 円筒形状を具備する円筒体と、この円筒体の前端側に相手側の雄型端子が挿入される端子挿入口と、該円筒体の後端側に設けられ、電線と接続される電線接続部と、該端子挿入口の筒内に突設された複数の弾性片とを備えた雌型端子金具であって、
前記電線接続部は、円錐筒状に形成されて小径の前端部から大径の後端部に向かうにしたがって次第に拡径するとともに、
前記電線は、前記後端部より前記電線接続部内に挿入された状態で該電線接続部と接合されたことを特徴とする雌型端子金具。 - 請求項1記載の雌型端子金具であって、
前記円筒体の少なくとも前端側外周に円筒チューブが嵌入されたことを特徴とする雌型端子金具。 - 請求項1、または請求項2記載の雌型端子金具であって、
前記電線接続部に前記円錐筒状部分を貫通する開口を設け、
該開口を通じて、該電線接続部内に挿入された前記電線の導線部を溶接付けしたことを特徴とする雌型端子金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008265340A JP2010097716A (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 雌型端子金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008265340A JP2010097716A (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 雌型端子金具 |
Publications (1)
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JP2010097716A true JP2010097716A (ja) | 2010-04-30 |
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ID=42259267
Family Applications (1)
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JP2008265340A Pending JP2010097716A (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 雌型端子金具 |
Country Status (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013190947A1 (ja) * | 2012-06-22 | 2013-12-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ソケット端子 |
JP2015053222A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子金具 |
JP2016024895A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-02-08 | 矢崎総業株式会社 | 端子 |
KR20160098905A (ko) * | 2015-02-11 | 2016-08-19 | 주식회사 경신 | 차량용 커넥터 커버 |
WO2021197420A1 (zh) * | 2020-04-01 | 2021-10-07 | 吉林省中赢高科技有限公司 | 一种电能传输铝件、铝连接件以及铜铝接头 |
-
2008
- 2008-10-14 JP JP2008265340A patent/JP2010097716A/ja active Pending
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WO2021197420A1 (zh) * | 2020-04-01 | 2021-10-07 | 吉林省中赢高科技有限公司 | 一种电能传输铝件、铝连接件以及铜铝接头 |
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