JP2911059B2 - 電力増幅器 - Google Patents
電力増幅器Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、SCPC(Sigl
e Channel/Carrier)信号のような多
数波信号を増幅する複数の入出力端子を有するマイクロ
波帯の増幅器に関するものであり、特にマルチビーム衛
星通信用衛星搭載増幅器に適するものである。
e Channel/Carrier)信号のような多
数波信号を増幅する複数の入出力端子を有するマイクロ
波帯の増幅器に関するものであり、特にマルチビーム衛
星通信用衛星搭載増幅器に適するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の電力増幅器は特開昭61
−78213号に示されている。この電力増幅器は図2
Aに示すように、M1個(M1≦N,N=2n )の信号
入力端子11 〜1M1を有する電力結合器11のN個の
信号出力端子にN個の増幅器2 1 〜2N が接続され、こ
れらN個の増幅器21 〜2N の出力端子に電力結合器1
2のN個の信号入力端子がそれぞれ接続され、電力結合
器12はM2(M2≦N)の信号出力端子を備えてい
る。電力結合器11,12はそれぞれ、例えばハイブリ
ッド結合器により構成され、ハイブリッド結合器13は
図2Bに示すように入力端子“a”,“b”及び出力端
子“a”,“b”を有するものを〔a,b〕と標記し、
入力端子“a”からの入力信号を出力端子“a”と
“b”とに+90°(または−90°)の位相差で2等
分して出力し、かつ入力端子“b”からの入力信号を出
力端子“a”と“b”とに−90°(または+90°)
の位相差で2等分して出力し(90°ハイブリッド)、
あるいは入力端子“a”からの入力信号を出力端子
“a”と“b”とに同相(または180°の位相差)で
2等分して出力し、かつ入力端子“b”からの入力信号
を出力端子“a”と“b”とに180°の位相差(また
は同相)で2等分して出力する(180°ハイブリッ
ド)。図2Cにハイブリッド結合器13を、その結合の
生じている部分に縦の実線を接続して示す。
−78213号に示されている。この電力増幅器は図2
Aに示すように、M1個(M1≦N,N=2n )の信号
入力端子11 〜1M1を有する電力結合器11のN個の
信号出力端子にN個の増幅器2 1 〜2N が接続され、こ
れらN個の増幅器21 〜2N の出力端子に電力結合器1
2のN個の信号入力端子がそれぞれ接続され、電力結合
器12はM2(M2≦N)の信号出力端子を備えてい
る。電力結合器11,12はそれぞれ、例えばハイブリ
ッド結合器により構成され、ハイブリッド結合器13は
図2Bに示すように入力端子“a”,“b”及び出力端
子“a”,“b”を有するものを〔a,b〕と標記し、
入力端子“a”からの入力信号を出力端子“a”と
“b”とに+90°(または−90°)の位相差で2等
分して出力し、かつ入力端子“b”からの入力信号を出
力端子“a”と“b”とに−90°(または+90°)
の位相差で2等分して出力し(90°ハイブリッド)、
あるいは入力端子“a”からの入力信号を出力端子
“a”と“b”とに同相(または180°の位相差)で
2等分して出力し、かつ入力端子“b”からの入力信号
を出力端子“a”と“b”とに180°の位相差(また
は同相)で2等分して出力する(180°ハイブリッ
ド)。図2Cにハイブリッド結合器13を、その結合の
生じている部分に縦の実線を接続して示す。
【0003】電力結合器11,12の接続関係の例を図
3に示す。この図は図2Cに示した簡略記号を用いてい
る。このようにN/2個のハイブリッド結合器が並列に
配列したものがn段縦続的に配置される。その1段目の
ハイブリッド結合器の入出力端子に対しては〔2k,2
k+1〕(k=0,1,・・・,2n-1 −1)つまり
〔0,1〕,〔2,3〕,〔4,5〕,・・・,の番号
を付し、2段目のハイブリッド結合器の入出力端子に対
しては〔4k1 +K2 ,4k1 +K2 +2〕(k 1 =
0,1,・・・,2n-2 −1,K2 =0,1)つまり
〔0,2〕,〔1,3〕,〔4,6〕,・・・の番号を
付し、i段目のハイブリッド結合器の入出力端子には
〔2i k1 +k2 ,2i k1 +k2 +2i-1 〕(k1 =
0,1,・・・,2n-i −1,k2 =0,1,・・・,
2i-1 −1)つまり〔0,2i-1 〕,〔1,1+
2i-1 〕,〔2i ,2i +2i-1 〕,・・・の番号を付
し、同様に順次n段目のハイブリッド結合器の入出力端
子に番号を付した時、任意の順序で段間のそれぞれ対応
する番号の後段の入力端子と前段の出力端子とがそれぞ
れ接続され、初段のN/2個のハイブリッド結合器の入
力端子0〜2n-1 及び終段のN/2個のハイブリッド結
合器の出力端子がそれぞれ電力結合器の信号入力端子、
信号出力端子とされる。
3に示す。この図は図2Cに示した簡略記号を用いてい
る。このようにN/2個のハイブリッド結合器が並列に
配列したものがn段縦続的に配置される。その1段目の
ハイブリッド結合器の入出力端子に対しては〔2k,2
k+1〕(k=0,1,・・・,2n-1 −1)つまり
〔0,1〕,〔2,3〕,〔4,5〕,・・・,の番号
を付し、2段目のハイブリッド結合器の入出力端子に対
しては〔4k1 +K2 ,4k1 +K2 +2〕(k 1 =
0,1,・・・,2n-2 −1,K2 =0,1)つまり
〔0,2〕,〔1,3〕,〔4,6〕,・・・の番号を
付し、i段目のハイブリッド結合器の入出力端子には
〔2i k1 +k2 ,2i k1 +k2 +2i-1 〕(k1 =
0,1,・・・,2n-i −1,k2 =0,1,・・・,
2i-1 −1)つまり〔0,2i-1 〕,〔1,1+
2i-1 〕,〔2i ,2i +2i-1 〕,・・・の番号を付
し、同様に順次n段目のハイブリッド結合器の入出力端
子に番号を付した時、任意の順序で段間のそれぞれ対応
する番号の後段の入力端子と前段の出力端子とがそれぞ
れ接続され、初段のN/2個のハイブリッド結合器の入
力端子0〜2n-1 及び終段のN/2個のハイブリッド結
合器の出力端子がそれぞれ電力結合器の信号入力端子、
信号出力端子とされる。
【0004】電力結合器11として入力端子の数M1が
出力端子の数Nより小のものもあり、この場合はM1個
の入力端子に信号が入力した際に、信号が通らないハイ
ブリッド結合器は除去されるか、または使用されない。
同様に電力結合器12として出力端子の数M2が入力端
子の数Nより小のものもあり、この場合はN個の入力端
子に信号が入力した際に、信号が通らないハイブリッド
結合器は除去されるか、または使用されない。
出力端子の数Nより小のものもあり、この場合はM1個
の入力端子に信号が入力した際に、信号が通らないハイ
ブリッド結合器は除去されるか、または使用されない。
同様に電力結合器12として出力端子の数M2が入力端
子の数Nより小のものもあり、この場合はN個の入力端
子に信号が入力した際に、信号が通らないハイブリッド
結合器は除去されるか、または使用されない。
【0005】このような構成で、図2Aにおいて1つの
入力端子からの信号は電力結合器11でN等分された
後、このN等分された信号は増幅器21 〜2N でそれぞ
れ各別に増幅され、これら増幅出力は電力結合器12で
合成されて1つの出力端子に出力される。図4に示すM
1=M2=5,N=8で電力結合器11,12を90°
ハイブリッドで構成した場合を例として、この従来の電
力増幅器の動作と問題点とを具体的に説明する。
入力端子からの信号は電力結合器11でN等分された
後、このN等分された信号は増幅器21 〜2N でそれぞ
れ各別に増幅され、これら増幅出力は電力結合器12で
合成されて1つの出力端子に出力される。図4に示すM
1=M2=5,N=8で電力結合器11,12を90°
ハイブリッドで構成した場合を例として、この従来の電
力増幅器の動作と問題点とを具体的に説明する。
【0006】SCPC信号のような多数波信号を増幅す
る場合には混変調歪の影響を抑える必要がある。従来の
電力増幅器では、全ての信号入力端子から入力された信
号は、電力結合器11により、各増幅器2a〜2hに等
振幅で均等に分配され、それらは、電力結合器11のハ
イブリッド結合器13の接続関係で決定される90°単
位の位相関係となる。増幅器2a〜2hの非線形特性に
より多数波信号の混変調歪が多数発生する。各増幅器で
発生する混変調歪の位相関係は、その混変調歪を発生す
る入力信号の増幅器入力時の位相関係に依存するため、
それは90°単位の位相関係となる。電力結合器12に
より、各増幅器2a〜2hで増幅された多数波信号及び
各増幅器2a〜2hで発生した混変調歪は、電力結合器
12のハイブリッド結合器13の接続関係で決定される
位相関係で位相合成され、同相合成される関係にある信
号出力端子に出力される。
る場合には混変調歪の影響を抑える必要がある。従来の
電力増幅器では、全ての信号入力端子から入力された信
号は、電力結合器11により、各増幅器2a〜2hに等
振幅で均等に分配され、それらは、電力結合器11のハ
イブリッド結合器13の接続関係で決定される90°単
位の位相関係となる。増幅器2a〜2hの非線形特性に
より多数波信号の混変調歪が多数発生する。各増幅器で
発生する混変調歪の位相関係は、その混変調歪を発生す
る入力信号の増幅器入力時の位相関係に依存するため、
それは90°単位の位相関係となる。電力結合器12に
より、各増幅器2a〜2hで増幅された多数波信号及び
各増幅器2a〜2hで発生した混変調歪は、電力結合器
12のハイブリッド結合器13の接続関係で決定される
位相関係で位相合成され、同相合成される関係にある信
号出力端子に出力される。
【0007】混変調歪は数学的には多数波信号の積の高
次成分で表わされるため、増幅器出力端における信号と
混変調歪の位相関係は、各増幅器で異なる。そのため、
電力結合器12による位相合成において、信号の出力さ
れる端子と混変調歪の出力される端子は必ずしも一致し
ない。簡単な例として、図3で周波数f1 (角周波数ω
1 )の信号が信号入力端子1aに、周波数f2 (角周波
数ω2 )の信号が信号入力端子1bに入力される場合に
おいて、各増幅器2a〜2hが歪特性を含めて同一の特
性を有する理想的な場合について説明する。
次成分で表わされるため、増幅器出力端における信号と
混変調歪の位相関係は、各増幅器で異なる。そのため、
電力結合器12による位相合成において、信号の出力さ
れる端子と混変調歪の出力される端子は必ずしも一致し
ない。簡単な例として、図3で周波数f1 (角周波数ω
1 )の信号が信号入力端子1aに、周波数f2 (角周波
数ω2 )の信号が信号入力端子1bに入力される場合に
おいて、各増幅器2a〜2hが歪特性を含めて同一の特
性を有する理想的な場合について説明する。
【0008】信号入力端子1aに入力される信号電圧を
v1 =a・cos (ω1 t),信号入力端子1bに入力さ
れる信号電圧をv2 =a・cos (ω2 t)とする。電力
結合器11の信号入力端子1aから各増幅器2a〜2h
の入力端子への理想的な移相量をαj1(j=2a〜2
h)とすると、αj1(j=2a〜2h)=0°,90
°,90°,180°,90°,180°,180°,
270°であり、また、信号入力端子1bから各増幅器
2a〜2hの入力端子への理想的な移相量をαj2(j=
2a〜2h)とすると、αj2(j=2a〜2h)=90
°,180°,180°,270°,0°,90°,9
0°,180°であるので、各増幅器2jには、 v=b・cos (ω1 t+αj1)+b・cos (ω2 t+αj2) (1) の信号が入力される。ただし、b=a・2-3/2であり、
αj1,αj2は電力結合器11の構成で決定される位相で
あり、例えば、増幅器2aではαj1(j=2a)=0
°,αj2(j=2a)=90°である。各増幅器2jの
特性を以下のように仮定する。
v1 =a・cos (ω1 t),信号入力端子1bに入力さ
れる信号電圧をv2 =a・cos (ω2 t)とする。電力
結合器11の信号入力端子1aから各増幅器2a〜2h
の入力端子への理想的な移相量をαj1(j=2a〜2
h)とすると、αj1(j=2a〜2h)=0°,90
°,90°,180°,90°,180°,180°,
270°であり、また、信号入力端子1bから各増幅器
2a〜2hの入力端子への理想的な移相量をαj2(j=
2a〜2h)とすると、αj2(j=2a〜2h)=90
°,180°,180°,270°,0°,90°,9
0°,180°であるので、各増幅器2jには、 v=b・cos (ω1 t+αj1)+b・cos (ω2 t+αj2) (1) の信号が入力される。ただし、b=a・2-3/2であり、
αj1,αj2は電力結合器11の構成で決定される位相で
あり、例えば、増幅器2aではαj1(j=2a)=0
°,αj2(j=2a)=90°である。各増幅器2jの
特性を以下のように仮定する。
【0009】 V=a1 ・v+a3 ・v3 (2) ただし、Vは出力電圧、vは入力電圧、a1 ,a3 は係
数である。(1) 式で表わされる信号がこの増幅器2jに
入力される場合には、出力電圧Vの基本波成分、三次混
変調歪成分は、以下のようになる。 f1 成分:A1 ・cos (ω1 t+αj1) f2 成分:A1 ・cos (ω2 t+αj2) 2f1 −f2 成分:A2 ・cos 〔(2ω1 −ω2 )t+(2αj1−αj2)〕 2f2 −f1 成分:A2 ・cos 〔(2ω2 −ω1 )t+(2αj2−αj1)〕 ただし、A1 =(b・a1 +3b・a3 /4),A2 =3b・a3 /4である 。
数である。(1) 式で表わされる信号がこの増幅器2jに
入力される場合には、出力電圧Vの基本波成分、三次混
変調歪成分は、以下のようになる。 f1 成分:A1 ・cos (ω1 t+αj1) f2 成分:A1 ・cos (ω2 t+αj2) 2f1 −f2 成分:A2 ・cos 〔(2ω1 −ω2 )t+(2αj1−αj2)〕 2f2 −f1 成分:A2 ・cos 〔(2ω2 −ω1 )t+(2αj2−αj1)〕 ただし、A1 =(b・a1 +3b・a3 /4),A2 =3b・a3 /4である 。
【0010】各増幅器2jで増幅された基本波成分及び
非線形特性により発生した三次混変調歪成分は、電力結
合器12で位相合成される。各増幅器2a〜2hの出力
端子から電力結合器12の信号出力端子3aへの理想的
な移相量をβ1j(j=2a〜2h)とすると、β1j(j
=2a〜2h)=270°,180°,180°,90
°,180°,90°,90°,0°であり、また、各
増幅器2a〜2hの出力端子から信号出力端子3bへの
理想的な移相量をβ2j(j=2a〜2h)とすると、β
2j(j=2a〜2h)=180°,90°,90°,0
°,270°,180°,180°,90°である。信
号出力端子3aに現れる基本波成分及び、三次混変調歪
成分は以下のようになる。
非線形特性により発生した三次混変調歪成分は、電力結
合器12で位相合成される。各増幅器2a〜2hの出力
端子から電力結合器12の信号出力端子3aへの理想的
な移相量をβ1j(j=2a〜2h)とすると、β1j(j
=2a〜2h)=270°,180°,180°,90
°,180°,90°,90°,0°であり、また、各
増幅器2a〜2hの出力端子から信号出力端子3bへの
理想的な移相量をβ2j(j=2a〜2h)とすると、β
2j(j=2a〜2h)=180°,90°,90°,0
°,270°,180°,180°,90°である。信
号出力端子3aに現れる基本波成分及び、三次混変調歪
成分は以下のようになる。
【0011】 f1 成分:Σj 2-3/2・A1 ・cos (ω1 t+αj1+β1j) f2 成分:Σj 2-3/2・A1 ・cos (ω2 t+αj2+β1j) 2f1 −f2 成分:Σj 2-3/2・A2 ・cos 〔(2ω1 −ω2 )t+ (2αj1−αj2)+β1j〕 2f2 −f1 成分:Σj 2-3/2・A2 ・cos 〔(2ω2 −ω1 )t+ (2αj2−αj1)+β1j〕 ただし、Σj はj=2a〜2hについて総和を意味す
る。
る。
【0012】 αj1+β1j(j=2a〜2h)=270°,270°,
270°,270°,270°,270°,270°,
270° αj2+β1j(j=2a〜2h)=0°,0°,0°,0
°,180°,180°,180°,180° であるので、周波数f1 の信号は信号出力端子3aに同
相合成されて出力されるが、周波数f2 の信号は信号出
力端子3aでは逆相合成されてるため出力されない。ま
た、 (2αj1−αj2)+β1j=180°,180°,180
°,180°,0°,0°,0°,0° (2αj2−αj1)+β1j=90°,90°,90°,9
0°,90°,90°,90°,90° であるので、2f1 −f2 の周波数に発生する三次混変
調歪は信号出力端子3bでは逆相合成されるため現れな
いが、周波数2f2 −f1 の周波数に発生する三次混変
調歪は信号出力端子3aでは同相合成されて現れる。同
様にして、周波数f2 の信号は信号出力端子3bに出力
され、2f1 −f2 の周波数に発生する三次混変調歪は
信号出力端子3bに現れ、他の成分は信号出力端子3b
には現れないことが分かる。このように従来の電力増幅
器においては、入力信号はその信号が入力される信号入
力端子に対応した出力端子だけにその出力が現れる。ま
た、異なる信号入力端子から入力された信号により増幅
器で発生する三次混変調歪が現れる端子と入力信号が出
力される端子とは必ずしも一致しない。
270°,270°,270°,270°,270°,
270° αj2+β1j(j=2a〜2h)=0°,0°,0°,0
°,180°,180°,180°,180° であるので、周波数f1 の信号は信号出力端子3aに同
相合成されて出力されるが、周波数f2 の信号は信号出
力端子3aでは逆相合成されてるため出力されない。ま
た、 (2αj1−αj2)+β1j=180°,180°,180
°,180°,0°,0°,0°,0° (2αj2−αj1)+β1j=90°,90°,90°,9
0°,90°,90°,90°,90° であるので、2f1 −f2 の周波数に発生する三次混変
調歪は信号出力端子3bでは逆相合成されるため現れな
いが、周波数2f2 −f1 の周波数に発生する三次混変
調歪は信号出力端子3aでは同相合成されて現れる。同
様にして、周波数f2 の信号は信号出力端子3bに出力
され、2f1 −f2 の周波数に発生する三次混変調歪は
信号出力端子3bに現れ、他の成分は信号出力端子3b
には現れないことが分かる。このように従来の電力増幅
器においては、入力信号はその信号が入力される信号入
力端子に対応した出力端子だけにその出力が現れる。ま
た、異なる信号入力端子から入力された信号により増幅
器で発生する三次混変調歪が現れる端子と入力信号が出
力される端子とは必ずしも一致しない。
【0013】以上の説明から分かるように電力増幅器の
各信号入力端子に多数波信号を分散して入力した場合に
は、増幅器の非線形特性により発生する多数の混変調歪
は各信号出力端子に分散して現れるため、1つの信号入
力端子に多数波信号を集中して入力する場合に比べて信
号チャネルに落ち込む混変調歪の数は減少する。すなわ
ち、電力増幅器では、各信号入力端子に多数波信号を分
散して入力する場合には、1つの信号入力端子に多数波
信号を集中して入力する場合に比べて、1つの信号チャ
ネルに落ち込む混変調歪量が改善されるという特徴を有
している。
各信号入力端子に多数波信号を分散して入力した場合に
は、増幅器の非線形特性により発生する多数の混変調歪
は各信号出力端子に分散して現れるため、1つの信号入
力端子に多数波信号を集中して入力する場合に比べて信
号チャネルに落ち込む混変調歪の数は減少する。すなわ
ち、電力増幅器では、各信号入力端子に多数波信号を分
散して入力する場合には、1つの信号入力端子に多数波
信号を集中して入力する場合に比べて、1つの信号チャ
ネルに落ち込む混変調歪量が改善されるという特徴を有
している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力増幅器をマ
ルチビーム衛星通信用中継器の送信電力増幅器に使用す
る場合には、各ビームのトラヒックに応じて、各信号入
力端子への信号チャネル数を割り当てる必要がある。従
って、大都会などのトラヒックが多い地域を照射するビ
ームには他のビームに比べて多数の信号チャネルを割り
当てる必要があり、必ずしも各信号入力端子に信号を分
散して入力することができない。そのため従来の電力増
幅器の特徴である、各信号入力端子に信号を分散して入
力する場合に1つの信号チャネルに落ち込む混変調歪量
が改善される効果が小さくなる場合が発生するという欠
点があった。
ルチビーム衛星通信用中継器の送信電力増幅器に使用す
る場合には、各ビームのトラヒックに応じて、各信号入
力端子への信号チャネル数を割り当てる必要がある。従
って、大都会などのトラヒックが多い地域を照射するビ
ームには他のビームに比べて多数の信号チャネルを割り
当てる必要があり、必ずしも各信号入力端子に信号を分
散して入力することができない。そのため従来の電力増
幅器の特徴である、各信号入力端子に信号を分散して入
力する場合に1つの信号チャネルに落ち込む混変調歪量
が改善される効果が小さくなる場合が発生するという欠
点があった。
【0015】この発明は上記のような欠点を解決するた
めになされたもので、特定ビームのトラヒックが常に多
い場合でも、多数波信号を増幅する際に信号チャネルに
落ち込む混変調歪量が改善できる電力増幅器を提供する
ことを目的とする。
めになされたもので、特定ビームのトラヒックが常に多
い場合でも、多数波信号を増幅する際に信号チャネルに
落ち込む混変調歪量が改善できる電力増幅器を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、M1
個(M1≦N,N=2n )の入力端子、M2個(M2≦
N)の出力端子、N個の増幅器を有する従来の電力増幅
器に対し、1つの伝送帯域をM個(M<M1)のサブ帯
域に分ける分波器と、M個のサブ帯域を合成して1つの
伝送帯域とする合波器とが付加され、M1個の信号入力
端子の中から任意のM個を選択して上記分波器のM個の
出力端子が接続され、その分波器に接続する電力増幅器
のM個の入力端子に対応した電力増幅器のM個の出力端
子に上記合波器のM個の入力端子が接続される。この発
明における電力増幅器の信号入力端子は、合波器の入力
端子と、合波器が接続されない(M1−M)個の入力端
子とである。
個(M1≦N,N=2n )の入力端子、M2個(M2≦
N)の出力端子、N個の増幅器を有する従来の電力増幅
器に対し、1つの伝送帯域をM個(M<M1)のサブ帯
域に分ける分波器と、M個のサブ帯域を合成して1つの
伝送帯域とする合波器とが付加され、M1個の信号入力
端子の中から任意のM個を選択して上記分波器のM個の
出力端子が接続され、その分波器に接続する電力増幅器
のM個の入力端子に対応した電力増幅器のM個の出力端
子に上記合波器のM個の入力端子が接続される。この発
明における電力増幅器の信号入力端子は、合波器の入力
端子と、合波器が接続されない(M1−M)個の入力端
子とである。
【0017】
【作 用】この発明における電力増幅器は、分波器によ
り多数波信号の伝送帯域を複数のサブ帯域に分け、それ
ぞれのサブ帯域内の多数波信号を従来構成の電力増幅器
の異なる信号入力端子に入力し、増幅した後に合波器に
より1つの伝送帯域に合成する構成である。分波器を通
って従来構成の電力増幅器に入力される多数波信号は、
この分波器の効果により電力増幅器の異なる信号入力端
子に分散して入力されることになり、1つの信号チャネ
ルに落ち込む混変調歪量が改善される。従って、分波器
を通る信号入力端子にトラヒックが常に多いビームを割
り当てることにより、多数波信号を増幅する際に生じる
混変調歪量の改善効果を従来よりも大きくすることがで
きる。
り多数波信号の伝送帯域を複数のサブ帯域に分け、それ
ぞれのサブ帯域内の多数波信号を従来構成の電力増幅器
の異なる信号入力端子に入力し、増幅した後に合波器に
より1つの伝送帯域に合成する構成である。分波器を通
って従来構成の電力増幅器に入力される多数波信号は、
この分波器の効果により電力増幅器の異なる信号入力端
子に分散して入力されることになり、1つの信号チャネ
ルに落ち込む混変調歪量が改善される。従って、分波器
を通る信号入力端子にトラヒックが常に多いビームを割
り当てることにより、多数波信号を増幅する際に生じる
混変調歪量の改善効果を従来よりも大きくすることがで
きる。
【0018】
【実施例】図1にこの発明の実施例を示し、この実施例
はM1=M2=N=8,M=4の場合であり、図4と対
応する部分に同一符号を付けてある。つまり入力側の電
力結合器11はM1=8個の入力端子4a〜4hを有
し、また出力側の電力結合器12はM2=8個の出力端
子5a〜5hを有している。この実施例では入力側に分
波器14が設けられ、信号入力端子1cから入力された
信号がM=4個の帯域に分割され、その4つの出力端子
は電力結合器11の入力端子4c,4f,4g,4hに
それぞれ接続され、電力結合器11の残りの入力端子4
a,4b,4d,4eはそれぞれ信号入力端子1a,1
b,1d,1eとされる。また、出力側に合波器15が
設けられ、電力結合器12の出力端子5a〜5h中の分
波器14が接続された入力端子4c,4f,4g,4h
と対応する出力端子5c,5f,5g,5hに合波器1
5の4つの入力端子が接続され、合波器15の出力は信
号出力端子3cとされ、電力結合器12の他の出力端子
5a,5b,5d,5eはそれぞれ信号出力端子3a,
3b,3d,3eとされる。
はM1=M2=N=8,M=4の場合であり、図4と対
応する部分に同一符号を付けてある。つまり入力側の電
力結合器11はM1=8個の入力端子4a〜4hを有
し、また出力側の電力結合器12はM2=8個の出力端
子5a〜5hを有している。この実施例では入力側に分
波器14が設けられ、信号入力端子1cから入力された
信号がM=4個の帯域に分割され、その4つの出力端子
は電力結合器11の入力端子4c,4f,4g,4hに
それぞれ接続され、電力結合器11の残りの入力端子4
a,4b,4d,4eはそれぞれ信号入力端子1a,1
b,1d,1eとされる。また、出力側に合波器15が
設けられ、電力結合器12の出力端子5a〜5h中の分
波器14が接続された入力端子4c,4f,4g,4h
と対応する出力端子5c,5f,5g,5hに合波器1
5の4つの入力端子が接続され、合波器15の出力は信
号出力端子3cとされ、電力結合器12の他の出力端子
5a,5b,5d,5eはそれぞれ信号出力端子3a,
3b,3d,3eとされる。
【0019】多数波信号の信号チャネルに周波数の低い
方から順に番号を付けて説明する。一例としてこの発明
の効果が大きく現れるように、等しい周波数間隔で配置
された50波の多数波信号がすべて1つの信号入力端子
1cに集中して入力される場合について説明する。信号
入力端子1cに入力される50波の信号は分波器14に
より、分波されて4つの出力端子に別々に現れる。ここ
では、50波の信号のうち、1〜13,14〜25,2
6〜38,39〜50のチャネル番号で示される信号が
それぞれ分波されて分波器14の4つの出力端子に出力
されるとして説明を進める。分波器14を備えることに
より、それに入力される多数波信号を従来構成の電力増
幅器の異なる信号入力端子に分散して入力することがで
きる。従って、分波器14を通る信号入力端子に信号チ
ャネルの割り当て数が常に多いビームを割り当てれば、
電力増幅器の各信号入力端子に多数波信号を分散して入
力することが可能になる。
方から順に番号を付けて説明する。一例としてこの発明
の効果が大きく現れるように、等しい周波数間隔で配置
された50波の多数波信号がすべて1つの信号入力端子
1cに集中して入力される場合について説明する。信号
入力端子1cに入力される50波の信号は分波器14に
より、分波されて4つの出力端子に別々に現れる。ここ
では、50波の信号のうち、1〜13,14〜25,2
6〜38,39〜50のチャネル番号で示される信号が
それぞれ分波されて分波器14の4つの出力端子に出力
されるとして説明を進める。分波器14を備えることに
より、それに入力される多数波信号を従来構成の電力増
幅器の異なる信号入力端子に分散して入力することがで
きる。従って、分波器14を通る信号入力端子に信号チ
ャネルの割り当て数が常に多いビームを割り当てれば、
電力増幅器の各信号入力端子に多数波信号を分散して入
力することが可能になる。
【0020】各信号入力端子から入力された信号は、電
力結合器11により、等振幅かつ電力結合器11のハイ
ブリッド結合器の接続関係で決定される90°単位の特
定の位相関係で各増幅器2a〜2hに分配される。各増
幅器2a〜2hでは多数波信号を増幅するとともに、増
幅器2a〜2hの非線形特性により、多数波信号の混変
調歪が多数発生する。電力結合器12により、各増幅器
2a〜2hで増幅された多数波信号および各増幅器2a
〜2hで発生した混変調歪は、電力結合器12のハイブ
リッド結合器の接続関係で決定される位相関係で位相合
成され、多数波信号は信号入力端子に対応した特定の信
号出力端子に出力され、多数の混変調歪は各信号出力端
子に分散して現れる。
力結合器11により、等振幅かつ電力結合器11のハイ
ブリッド結合器の接続関係で決定される90°単位の特
定の位相関係で各増幅器2a〜2hに分配される。各増
幅器2a〜2hでは多数波信号を増幅するとともに、増
幅器2a〜2hの非線形特性により、多数波信号の混変
調歪が多数発生する。電力結合器12により、各増幅器
2a〜2hで増幅された多数波信号および各増幅器2a
〜2hで発生した混変調歪は、電力結合器12のハイブ
リッド結合器の接続関係で決定される位相関係で位相合
成され、多数波信号は信号入力端子に対応した特定の信
号出力端子に出力され、多数の混変調歪は各信号出力端
子に分散して現れる。
【0021】上記のようにして、この発明の電力増幅器
の信号入力端子に入力された多数波信号により発生する
混変調歪のうち3波の信号による(f1 +f2 −f3 )
型の三次混変調歪の各信号チャネルに落ち込む数を計算
した結果を図5に示す。この型の三次混変調歪は一般に
混変調歪の中で最も支配的であり、混変調歪の検討にお
いてはこれに注目すれば十分である。比較のために図4
に示す従来の電力増幅器において、上記の例と同様に信
号入力端子に多数波信号を入力した場合の三次混変調歪
の各信号チャネルに落ち込む数を計算した結果を図5に
同時に示す。図5の結果から、信号チャネルに落ち込む
三次混変調非歪数の最大値(図中に斜線を付けてある)
は、この発明では従来の電力増幅器の場合に比べて約2
/5となり信号チャネルに落ち込む混変調歪量が改善さ
れる効果がある。
の信号入力端子に入力された多数波信号により発生する
混変調歪のうち3波の信号による(f1 +f2 −f3 )
型の三次混変調歪の各信号チャネルに落ち込む数を計算
した結果を図5に示す。この型の三次混変調歪は一般に
混変調歪の中で最も支配的であり、混変調歪の検討にお
いてはこれに注目すれば十分である。比較のために図4
に示す従来の電力増幅器において、上記の例と同様に信
号入力端子に多数波信号を入力した場合の三次混変調歪
の各信号チャネルに落ち込む数を計算した結果を図5に
同時に示す。図5の結果から、信号チャネルに落ち込む
三次混変調非歪数の最大値(図中に斜線を付けてある)
は、この発明では従来の電力増幅器の場合に比べて約2
/5となり信号チャネルに落ち込む混変調歪量が改善さ
れる効果がある。
【0022】なお、上記実施例では、分波器14で帯域
を4つに分割したが、この分割数は任意に選ぶことがで
きる。また一対の分波器、合波器を備えた場合について
説明したが、複数対の分波器、合波器を備えた構成とし
ても同様の効果が得られる。
を4つに分割したが、この分割数は任意に選ぶことがで
きる。また一対の分波器、合波器を備えた場合について
説明したが、複数対の分波器、合波器を備えた構成とし
ても同様の効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば特
定ビームのトラヒックが多く、特定の信号入力端子の入
力信号数が多い場合でも、多数波信号を増幅する際に信
号チャネルに落ち込む混変調歪量の改善効果を大きくで
きる電力増幅器が得られる。
定ビームのトラヒックが多く、特定の信号入力端子の入
力信号数が多い場合でも、多数波信号を増幅する際に信
号チャネルに落ち込む混変調歪量の改善効果を大きくで
きる電力増幅器が得られる。
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】Aは従来の電力増幅器を示すブロック図、Bは
ハイブリッド結合器を示す図、Cは表記を示す図であ
る。
ハイブリッド結合器を示す図、Cは表記を示す図であ
る。
【図3】電力結合器の一般的構成例を示す図。
【図4】従来の電力増幅器の具体例を示すブロック図。
【図5】三次混変調歪が各チャネルに落ち込む数を示す
図。
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03F 3/68
Claims (1)
- 【請求項1】 M1個(M1≦N,N=2n )の信号入
力端子、及び、N個の信号出力端子を有する第1電力結
合器と、この第1電力結合器のN個の信号出力端子にそ
れぞれ接続されるN個の増幅器と、これらのN個の増幅
器の出力端子にそれぞれ接続されるN個の信号入力端子
及びM2個(M2≦N)の信号出力端子を有する第2電
力結合器を備え、2入力端子“a”,“b”及び2出力
端子“a”,“b”を有するハイブリッド結合器〔a,
b〕の標記により特定するものとすると、上記第1、及
び第2電力結合器はそれぞれN/2個のハイブリッド結
合器を並列に配列したものがn段縦続的に配され、その
1段目のハイブリッド結合器の入出力端子に対しては
〔2k,2k+1〕(k=0,1,・・・,2n-1 −
1)の番号を付し、2段目のハイブリッド結合器の入出
力端子に対しては〔4k1 +k2 ,4k1 +k2 +2〕
(k1 =0,1,・・・,2n-2 −1,k2 =0,1)
の番号を付し、i段目のハイブリッド結合器の入出力端
子に対しては〔2i k1 +k2 ,2i k1 +k2 +2
i-1 〕(k1 =0,1,・・・,2n-i −1,k2 =
0,1・・・,2i-1 −1)の入出力端子番号を付し、
同様に順次n段目のハイブリッド結合器まで入出力端子
に番号を付した時、任意の順序で段間の各々対応する番
号の後段入力端子及び前段出力端子が接続され、1段目
のハイブリッド結合器の入力端子及びn段目のハイブリ
ッド結合器の出力端子がそれぞれ電力結合器の信号入力
端子、信号出力端子とされている電力増幅器において、
伝送帯域を2以上のM個(M<M1)のサブ帯域に分け
る分波器と、M個のサブ帯域を合成して伝送帯域とする
合波器とを備え、上記分波器のM個の出力端子は上記第
1電力結合器のM1個の入力端子の内M個の端子にそれ
ぞれ接続され、そのM個の入力端子に対応した、上記第
2電力結合器のM個の出力端子と上記合波器のM個の入
力端子が接続され、上記分波器の入力端子及びその分波
器の出力端子が接続されない上記第1電力結合器の(M
1−M)個の入力端子を信号入力端子とし、上記合波器
の出力端子及びその合波器の入力端子が接続されない上
記第1電力結合器の(M2−M)個の出力端子を信号出
力端子とすることを特徴とする電力増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3028786A JP2911059B2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 電力増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3028786A JP2911059B2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 電力増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04268805A JPH04268805A (ja) | 1992-09-24 |
JP2911059B2 true JP2911059B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=12258111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3028786A Expired - Lifetime JP2911059B2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 電力増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2911059B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP3028786A patent/JP2911059B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04268805A (ja) | 1992-09-24 |
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