JP2001267862A - 方向性結合器を縦続接続した電力増幅器 - Google Patents
方向性結合器を縦続接続した電力増幅器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】3dBカップラを用いた従来の電力合成器は、
単位電力増幅器の数量を任意の値に設定することが出来
ない。ウィルキンソン型電力合成器を用いた従来の電力
合成器は、合成数が多くなるに従い、周波数帯域が極端
に狭くなる。 【解決手段】縦続接続した複数の電力分配器11、12
と、複数の単位電力増幅器21、22、23と、縦続接
続した複数の電力合成器31、32とを備え、複数の電
力分配器11、12をそれぞれ単体結合度の異なる方向
性結合器で構成し、複数の電力合成器31、32をそれ
ぞれ単体結合度の異なる方向性結合器で構成し、複数の
電力分配器11、12で入力電力9を逐次分岐して分岐
電力51、52を出力し、分岐電力51、52をそれぞ
れ複数の単位電力増幅器21、22、23によって逐次
増幅して単位電力61、62、63を出力し、単位電力
61、62、63を複数の電力合成器31、32で逐次
合成する。
単位電力増幅器の数量を任意の値に設定することが出来
ない。ウィルキンソン型電力合成器を用いた従来の電力
合成器は、合成数が多くなるに従い、周波数帯域が極端
に狭くなる。 【解決手段】縦続接続した複数の電力分配器11、12
と、複数の単位電力増幅器21、22、23と、縦続接
続した複数の電力合成器31、32とを備え、複数の電
力分配器11、12をそれぞれ単体結合度の異なる方向
性結合器で構成し、複数の電力合成器31、32をそれ
ぞれ単体結合度の異なる方向性結合器で構成し、複数の
電力分配器11、12で入力電力9を逐次分岐して分岐
電力51、52を出力し、分岐電力51、52をそれぞ
れ複数の単位電力増幅器21、22、23によって逐次
増幅して単位電力61、62、63を出力し、単位電力
61、62、63を複数の電力合成器31、32で逐次
合成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電力増幅器に関
し、特に複数の単位電力増幅器の出力を合成して高出力
を得る方向性結合器を縦続接続した電力増幅器に関す
る。
し、特に複数の単位電力増幅器の出力を合成して高出力
を得る方向性結合器を縦続接続した電力増幅器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、単位電力増幅器の出力電力が所望
する電力よりも小さい場合、複数の単位電力増幅器の出
力電力を合成して所望の電力を得ている。この場合、単
位電力増幅器の出力電力は電力合成器により電力が合成
される。この電力合成器としては、構成が簡単なλ/4
の長さの伝送線路を用いた3dBカップラ(例えばラン
ゲカップラ、ブランチラインカップラ、平行線路カップ
ラなどの3dBカップラ)が多く使用されている。この
場合、単位電力増幅器の、最初に隣り合う2台の単位電
力増幅器の出力をそれぞれ電力合成器により合成し、次
にこれら2台の各出力をさらに電力合成器により合成す
る。これを繰り返して最後は1個の出力端子に全ての電
力が合成されるまで電力合成器を積み重ねている。
する電力よりも小さい場合、複数の単位電力増幅器の出
力電力を合成して所望の電力を得ている。この場合、単
位電力増幅器の出力電力は電力合成器により電力が合成
される。この電力合成器としては、構成が簡単なλ/4
の長さの伝送線路を用いた3dBカップラ(例えばラン
ゲカップラ、ブランチラインカップラ、平行線路カップ
ラなどの3dBカップラ)が多く使用されている。この
場合、単位電力増幅器の、最初に隣り合う2台の単位電
力増幅器の出力をそれぞれ電力合成器により合成し、次
にこれら2台の各出力をさらに電力合成器により合成す
る。これを繰り返して最後は1個の出力端子に全ての電
力が合成されるまで電力合成器を積み重ねている。
【0003】一方、各単位電力増幅器の入力側は入力端
から各単位電力増幅器に入力信号を分配する電力分配器
を用いた回路が使用される。この回路は一般に、前述の
電力合成器を逆に使用して入力信号を分配する構成のも
のが使用されている。
から各単位電力増幅器に入力信号を分配する電力分配器
を用いた回路が使用される。この回路は一般に、前述の
電力合成器を逆に使用して入力信号を分配する構成のも
のが使用されている。
【0004】図3にこの回路例を示す。この回路例の場
合、単位電力増幅器の数量は4台である。このような回
路の構成では、単位電力増幅器の数量は、2、4、8な
ど2 N 台(Nは正の整数)である必要があり、所要合成
電力と単位電力増幅器の出力能力の関係も2N 倍の離散
した値しか取る事ができない。このため、所要合成電力
を確保するには、単位電力増幅器の数量を多めに構成す
る必要が生じ、装置規模の増大や、コストの増大につな
がる欠点がある。特開平9−232821号公報と特許
第2529074号は、このような技術を開示してい
る。
合、単位電力増幅器の数量は4台である。このような回
路の構成では、単位電力増幅器の数量は、2、4、8な
ど2 N 台(Nは正の整数)である必要があり、所要合成
電力と単位電力増幅器の出力能力の関係も2N 倍の離散
した値しか取る事ができない。このため、所要合成電力
を確保するには、単位電力増幅器の数量を多めに構成す
る必要が生じ、装置規模の増大や、コストの増大につな
がる欠点がある。特開平9−232821号公報と特許
第2529074号は、このような技術を開示してい
る。
【0005】この欠点を解決するために電力合成器をウ
ィルキンソン型電力合成器とする事によって、任意の数
量の合成が可能になるが、ウィルキンソン型電力合成器
は、合成出力インピーダンスを入力インピーダンスと同
一にするために、λ/4伝送線路にてインピーダンス変
換を行うが、この伝送線路の特性インピーダンスZはZ
=√(N・Zin・Zout)とする必要がある。
ィルキンソン型電力合成器とする事によって、任意の数
量の合成が可能になるが、ウィルキンソン型電力合成器
は、合成出力インピーダンスを入力インピーダンスと同
一にするために、λ/4伝送線路にてインピーダンス変
換を行うが、この伝送線路の特性インピーダンスZはZ
=√(N・Zin・Zout)とする必要がある。
【0006】単位合成数(ウィルキンソン型電力合成器
1台による合成の数)を増加させるに従いインピーダン
ス変換比も大きくなるため、単位合成数が多くなるに従
い、動作可能な周波数帯域が極端に狭くなってしまう欠
点がある。
1台による合成の数)を増加させるに従いインピーダン
ス変換比も大きくなるため、単位合成数が多くなるに従
い、動作可能な周波数帯域が極端に狭くなってしまう欠
点がある。
【0007】また、ウィルキンソン型電力合成器は、各
ポートのアイソレーションを確保するためのバランス抵
抗の片端を集合接続する必要があるために各ポートの配
置を極力近づけなければ、バランス抵抗のリアクタンス
が増大することにより各ポートのVSWRが劣化し、電
力ロスが増大する欠点がある。図4にウイルキンソン型
電力合成器の一例を示す。図4では、3入力(入力1と
入力2と入力3)を合成して単一の出力としている。
ポートのアイソレーションを確保するためのバランス抵
抗の片端を集合接続する必要があるために各ポートの配
置を極力近づけなければ、バランス抵抗のリアクタンス
が増大することにより各ポートのVSWRが劣化し、電
力ロスが増大する欠点がある。図4にウイルキンソン型
電力合成器の一例を示す。図4では、3入力(入力1と
入力2と入力3)を合成して単一の出力としている。
【0008】図5に比較例として3分配/合成を行った
場合のウイルキンソン型電力合成器及びこの発明の挿入
損失の周波数特性を示す。この発明はウィルキンソン型
に比して周波数範囲が広くなっていることが図5から明
らかである。
場合のウイルキンソン型電力合成器及びこの発明の挿入
損失の周波数特性を示す。この発明はウィルキンソン型
に比して周波数範囲が広くなっていることが図5から明
らかである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、3
dBカップラを用いた従来の電力合成器は、単位電力増
幅器の数量を任意の値に設定することが出来ず、多めに
構成する必要が生じ、装置規模や、コストの増大につな
がるなどの欠点がある。
dBカップラを用いた従来の電力合成器は、単位電力増
幅器の数量を任意の値に設定することが出来ず、多めに
構成する必要が生じ、装置規模や、コストの増大につな
がるなどの欠点がある。
【0010】また、ウィルキンソン型電力合成器を用い
た従来の電力合成器は、単位合成数が多くなるに従い、
動作可能な周波数帯域が極端に狭くなってしまうという
欠点がある。
た従来の電力合成器は、単位合成数が多くなるに従い、
動作可能な周波数帯域が極端に狭くなってしまうという
欠点がある。
【0011】さらに、ウィルキンソン型電力合成器は、
各ポートのアイソレーションを確保するためのバランス
抵抗の片端を集合接続する必要があるために各ポートの
配置を極力近づけなければ、バランス抵抗のリアクタン
スが増大することにより各ポートのVSWRが劣化し、
電力ロスが増大する欠点がある。
各ポートのアイソレーションを確保するためのバランス
抵抗の片端を集合接続する必要があるために各ポートの
配置を極力近づけなければ、バランス抵抗のリアクタン
スが増大することにより各ポートのVSWRが劣化し、
電力ロスが増大する欠点がある。
【0012】この発明は従来の欠点を解決するもので、
電力増幅器に関し複数の単位電力増幅器の出力を合成し
て高出力を得る高出力電力増幅器において、3分配/合
成、4分配/合成、5分配/合成などの任意数の分配/
合成が容易であり、かつ広帯域な周波数特性を有する電
力増幅器を提供するものである。
電力増幅器に関し複数の単位電力増幅器の出力を合成し
て高出力を得る高出力電力増幅器において、3分配/合
成、4分配/合成、5分配/合成などの任意数の分配/
合成が容易であり、かつ広帯域な周波数特性を有する電
力増幅器を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる発明は、単体結合度の異なる複数の方向性結合器を
それぞれ電力分配器として縦続接続することにより電力
を逐次分配し、前記逐次分配された電力を単位電力増幅
器で増幅して出力し、前記複数の方向性結合器をそれぞ
れ電力合成器として縦続接続することにより前記単位電
力増幅器の出力を逐次合成することを特徴とする。
わる発明は、単体結合度の異なる複数の方向性結合器を
それぞれ電力分配器として縦続接続することにより電力
を逐次分配し、前記逐次分配された電力を単位電力増幅
器で増幅して出力し、前記複数の方向性結合器をそれぞ
れ電力合成器として縦続接続することにより前記単位電
力増幅器の出力を逐次合成することを特徴とする。
【0014】また、この発明の請求項2に係わる発明
は、縦続接続した複数の電力分配器と、前記複数の電力
分配器が分配した電力を増幅する複数の単位電力増幅器
と、前記複数の単位電力増幅器の出力を合成するように
縦続接続した複数の電力合成器とを備え、前記複数の電
力分配器をそれぞれ単体結合度の異なる方向性結合器で
構成し、前記複数の電力合成器をそれぞれ単体結合度の
異なる方向性結合器で構成し、前記複数の電力分配器で
入力電力を逐次分配し、前記逐次分配された入力電力を
前記複数の単位電力増幅器によって逐次増幅して単位電
力として出力し、前記単位電力を前記複数の電力合成器
で逐次合成することを特徴とする。
は、縦続接続した複数の電力分配器と、前記複数の電力
分配器が分配した電力を増幅する複数の単位電力増幅器
と、前記複数の単位電力増幅器の出力を合成するように
縦続接続した複数の電力合成器とを備え、前記複数の電
力分配器をそれぞれ単体結合度の異なる方向性結合器で
構成し、前記複数の電力合成器をそれぞれ単体結合度の
異なる方向性結合器で構成し、前記複数の電力分配器で
入力電力を逐次分配し、前記逐次分配された入力電力を
前記複数の単位電力増幅器によって逐次増幅して単位電
力として出力し、前記単位電力を前記複数の電力合成器
で逐次合成することを特徴とする。
【0015】さらに、この発明の請求項3に係わる発明
は、前記請求項2記載の前記縦続接続した複数の電力分
配器と前記縦続接続した複数の電力合成器とは同一の構
成であることを特徴とする。
は、前記請求項2記載の前記縦続接続した複数の電力分
配器と前記縦続接続した複数の電力合成器とは同一の構
成であることを特徴とする。
【0016】さらに、この発明の請求項4に係わる発明
は、前記請求項2記載の前記単体結合度の小さい順に前
記複数の電力分配器を縦続接続し、前記単体結合度の大
きい順に前記複数の電力合成器を縦続接続することを特
徴とする。
は、前記請求項2記載の前記単体結合度の小さい順に前
記複数の電力分配器を縦続接続し、前記単体結合度の大
きい順に前記複数の電力合成器を縦続接続することを特
徴とする。
【0017】さらに、この発明の請求項5に係わる発明
は、前記請求項1、2記載の前記方向性結合器は、側方
結合型、同軸型、ランゲ型、ブランチライン型、トラン
ス型であることを特徴とする。
は、前記請求項1、2記載の前記方向性結合器は、側方
結合型、同軸型、ランゲ型、ブランチライン型、トラン
ス型であることを特徴とする。
【0018】さらに、この発明の請求項6に係わる発明
は、前記請求項1、2記載の前記電力分配器の数量は前
記単位電力増幅器の数量より1少なく、前記電力合成器
の数量は前記単位電力増幅器の数量より1少ないことを
特徴とする。
は、前記請求項1、2記載の前記電力分配器の数量は前
記単位電力増幅器の数量より1少なく、前記電力合成器
の数量は前記単位電力増幅器の数量より1少ないことを
特徴とする。
【0019】さらに、この発明の請求項7に係わる発明
は、前記請求項1、2記載の前記電力分配器の数量と前
記電力合成器の数量とが等しいことを特徴とする。
は、前記請求項1、2記載の前記電力分配器の数量と前
記電力合成器の数量とが等しいことを特徴とする。
【0020】さらに、この発明の請求項8に係わる発明
は、前記請求項2記載の前記電力分配器が逐次分配し、
前記単位電力増幅器が逐次増幅する電力は、前記単位電
力増幅器の数量の逆数を前記入力電力に乗じた値である
ことを特徴とする。
は、前記請求項2記載の前記電力分配器が逐次分配し、
前記単位電力増幅器が逐次増幅する電力は、前記単位電
力増幅器の数量の逆数を前記入力電力に乗じた値である
ことを特徴とする。
【0021】さらに、この発明の請求項9に係わる発明
は、前記請求項2記載の前記単位電力増幅器を1台増加
させ、N+1(Nは2以上の正の整数)台とする場合、
10log(1/(N+1))dBで設定される単体結
合度を有する方向性結合器を新たな電力分配器、電力合
成器としてそれぞれ1台ずつ付加することを特徴とす
る。
は、前記請求項2記載の前記単位電力増幅器を1台増加
させ、N+1(Nは2以上の正の整数)台とする場合、
10log(1/(N+1))dBで設定される単体結
合度を有する方向性結合器を新たな電力分配器、電力合
成器としてそれぞれ1台ずつ付加することを特徴とす
る。
【0022】さらに、この発明の請求項10に係わる発
明は、前記請求項1、2記載の前記複数の単位電力増幅
器は同一の特性であることを特徴とする。
明は、前記請求項1、2記載の前記複数の単位電力増幅
器は同一の特性であることを特徴とする。
【0023】さらに、この発明の請求項11に係わる発
明は、前記請求項1、2記載の前記単位電力増幅器をN
(Nは2以上の正の整数)台とする場合、前記複数の電
力分配器を構成するそれぞれの方向性結合器の単体結合
度を10log(1/N)dBで求められる異なる値に
設定することを特徴とする。
明は、前記請求項1、2記載の前記単位電力増幅器をN
(Nは2以上の正の整数)台とする場合、前記複数の電
力分配器を構成するそれぞれの方向性結合器の単体結合
度を10log(1/N)dBで求められる異なる値に
設定することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は3台の単位
電力増幅器21、22、23を用いた3分配/合成の場
合のブロックである。
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は3台の単位
電力増幅器21、22、23を用いた3分配/合成の場
合のブロックである。
【0025】第1電力分配器11は、単体結合度−3.
01dBの方向性結合器を用いており、電力を1:1
(1対1)に分配する。第2電力分配器12は、単体結
合度−4.77dBの方向性結合器を用いており、電力
を2:1に分配する。単位電力増幅器21、22、23
は第1電力分配器11と第2電力分配器12が分配した
通過電力41と分岐電力51、52を増幅する。
01dBの方向性結合器を用いており、電力を1:1
(1対1)に分配する。第2電力分配器12は、単体結
合度−4.77dBの方向性結合器を用いており、電力
を2:1に分配する。単位電力増幅器21、22、23
は第1電力分配器11と第2電力分配器12が分配した
通過電力41と分岐電力51、52を増幅する。
【0026】第1電力合成器31は、第1電力分配器1
1に用いた方向性結合器を電力合成用にしたもので単体
結合度−3.01dBの方向性結合器を使用する。第2
電力合成器32は、第2電力分配器12に用いた方向性
結合器を電力合成用にしたもので単体結合度−4.77
dBの方向性結合器を使用する。
1に用いた方向性結合器を電力合成用にしたもので単体
結合度−3.01dBの方向性結合器を使用する。第2
電力合成器32は、第2電力分配器12に用いた方向性
結合器を電力合成用にしたもので単体結合度−4.77
dBの方向性結合器を使用する。
【0027】入力電力9は第2電力分配器12により、
分岐電力52と通過電力42とに分配される。通過電力
42は第1電力分配器11に入力する。つまり、第2電
力分配器12と第1電力分配器11は縦続接続された構
成になっている。分岐電力52は単位電力増幅器23に
入力する。第1電力分配器11に入力した通過電力42
は第1電力分配器11により分岐電力51と通過電力4
1とに分配される。分岐電力51は単位電力増幅器22
に入力し、通過電力41は単位電力増幅器21に入力す
る。以上説明したように、第2電力分配器12と第1電
力分配器11によって入力電力9が、逐次分岐電力52
と分岐電力51とに分配されるように構成されている。
分岐電力52と通過電力42とに分配される。通過電力
42は第1電力分配器11に入力する。つまり、第2電
力分配器12と第1電力分配器11は縦続接続された構
成になっている。分岐電力52は単位電力増幅器23に
入力する。第1電力分配器11に入力した通過電力42
は第1電力分配器11により分岐電力51と通過電力4
1とに分配される。分岐電力51は単位電力増幅器22
に入力し、通過電力41は単位電力増幅器21に入力す
る。以上説明したように、第2電力分配器12と第1電
力分配器11によって入力電力9が、逐次分岐電力52
と分岐電力51とに分配されるように構成されている。
【0028】通過電力41、分岐電力51、52はそれ
ぞれ単位電力増幅器21、22、23で増幅されて単位
電力61、62、63となる。単位電力61、62、6
3は第2電力分配器12と第1電力分配器11を回転対
称とする同一構成の電力合成器で分配手順と全く逆の手
順で電力合成される。すなわち第1電力分配器11と第
1電力合成器31、第2電力分配器12と第2電力合成
器32をそれぞれ同一の単体結合度を持つ方向性結合器
を用いて構成し、順次電力合成を行う。第1電力合成器
31と第2電力合成器32は縦続接続になっている。
ぞれ単位電力増幅器21、22、23で増幅されて単位
電力61、62、63となる。単位電力61、62、6
3は第2電力分配器12と第1電力分配器11を回転対
称とする同一構成の電力合成器で分配手順と全く逆の手
順で電力合成される。すなわち第1電力分配器11と第
1電力合成器31、第2電力分配器12と第2電力合成
器32をそれぞれ同一の単体結合度を持つ方向性結合器
を用いて構成し、順次電力合成を行う。第1電力合成器
31と第2電力合成器32は縦続接続になっている。
【0029】ここで、縦続接続とは1台の方向性結合器
に別の1台の方向性結合器が接続され、この別の1台の
方向性結合器にさらに別の1台の方向性結合器が接続さ
れて次々と接続される状態を指している。つまり、方向
性結合器が1台ずつ直列に接続されている状態を指して
いる。
に別の1台の方向性結合器が接続され、この別の1台の
方向性結合器にさらに別の1台の方向性結合器が接続さ
れて次々と接続される状態を指している。つまり、方向
性結合器が1台ずつ直列に接続されている状態を指して
いる。
【0030】なお、単位電力増幅器の数量は図1に示す
実施の形態による3台以外でもよく、任意の台数の単位
電力分配器を用いた分配/合成が可能である。この場合
の入力端81に直接接続する電力分配器(図1では、第
2電力分配器12を指す)の単体結合度は、単位電力増
幅器の数量をN(Nは2以上の正の整数)とした場合、
10log(1/N)dBに設定する。すなわち、第2
電力分配器12の単体結合度は、単位電力増幅器の数量
が3だからN=3として求まり、以降の電力分配器の単
体結合度はNを1ずつ減じた値で求まる。この結果、第
1電力分配器11と第2電力分配器12はそれぞれ異な
った単体結合度に設定される。
実施の形態による3台以外でもよく、任意の台数の単位
電力分配器を用いた分配/合成が可能である。この場合
の入力端81に直接接続する電力分配器(図1では、第
2電力分配器12を指す)の単体結合度は、単位電力増
幅器の数量をN(Nは2以上の正の整数)とした場合、
10log(1/N)dBに設定する。すなわち、第2
電力分配器12の単体結合度は、単位電力増幅器の数量
が3だからN=3として求まり、以降の電力分配器の単
体結合度はNを1ずつ減じた値で求まる。この結果、第
1電力分配器11と第2電力分配器12はそれぞれ異な
った単体結合度に設定される。
【0031】単位電力増幅器を4台使用した場合を図2
に示す。第1電力分配器11、第2電力分配器12、第
1電力合成器31、第2電力合成器32は、それぞれ図
1に用いられている第1電力分配器11、第2電力分配
器12、第1電力合成器31、第2電力合成器32と同
一の単体結合度を有する。図2では、図1に比して単位
電力増幅器はN+1(3+1)台なので、さらに第3電
力分配器13と第3電力合成器33とが必要になる。
に示す。第1電力分配器11、第2電力分配器12、第
1電力合成器31、第2電力合成器32は、それぞれ図
1に用いられている第1電力分配器11、第2電力分配
器12、第1電力合成器31、第2電力合成器32と同
一の単体結合度を有する。図2では、図1に比して単位
電力増幅器はN+1(3+1)台なので、さらに第3電
力分配器13と第3電力合成器33とが必要になる。
【0032】第3電力分配器13と第3電力合成器33
に用いられる単体結合度は、前述の式に代入して、10
log(1/(3+1))dB=−6.02dBとな
る。この結果、第1電力分配器11と第2電力分配器1
2と第3電力分配器13はそれぞれ異なった単体結合度
に設定される。図2では、第1電力分配器11、第2電
力分配器12、第3電力分配器13は縦続接続になって
おり、第1電力合成器31と第2電力合成器32と第3
電力合成器33も縦続接続になっている。
に用いられる単体結合度は、前述の式に代入して、10
log(1/(3+1))dB=−6.02dBとな
る。この結果、第1電力分配器11と第2電力分配器1
2と第3電力分配器13はそれぞれ異なった単体結合度
に設定される。図2では、第1電力分配器11、第2電
力分配器12、第3電力分配器13は縦続接続になって
おり、第1電力合成器31と第2電力合成器32と第3
電力合成器33も縦続接続になっている。
【0033】また、第1電力分配器11、第2電力分配
器12、第3電力分配器13、第1電力合成器31、第
2電力合成器32、第3電力合成器33に用いられる方
向性結合器は、図1、図2の実施の形態の側方結合型以
外に、同軸型、ランゲ型、ブランチライン型、トランス
型であってもよい。
器12、第3電力分配器13、第1電力合成器31、第
2電力合成器32、第3電力合成器33に用いられる方
向性結合器は、図1、図2の実施の形態の側方結合型以
外に、同軸型、ランゲ型、ブランチライン型、トランス
型であってもよい。
【0034】次に、この発明の実施の形態の動作につい
て図面を参照して説明する。図1の実施の形態のブロッ
ク図において−4.77dBの単体結合度を持つ第2電
力分配器12により入力電力9の1/3に分配された分
岐電力52は、単位電力増幅器23に入力し電力増幅さ
れる。入力電力9の2/3に分配された通過電力42は
−3.01dBの単体結合度を持つ第1電力分配器11
で更に1/2に分配される。このため第1電力分配器1
1の分岐電力51は、入力電力9に対する比では、2/
3×1/2=1/3となる。この結果、単位電力増幅器
21、22には入力電力9に対して1/3(入力電力9
に対する比率)の電力が等分に分配される。
て図面を参照して説明する。図1の実施の形態のブロッ
ク図において−4.77dBの単体結合度を持つ第2電
力分配器12により入力電力9の1/3に分配された分
岐電力52は、単位電力増幅器23に入力し電力増幅さ
れる。入力電力9の2/3に分配された通過電力42は
−3.01dBの単体結合度を持つ第1電力分配器11
で更に1/2に分配される。このため第1電力分配器1
1の分岐電力51は、入力電力9に対する比では、2/
3×1/2=1/3となる。この結果、単位電力増幅器
21、22には入力電力9に対して1/3(入力電力9
に対する比率)の電力が等分に分配される。
【0035】以上説明したように、単位電力増幅器2
1、22、23は入力電力9に対してそれぞれ1/3の
電力が入力される。従って、単位電力増幅器21、2
2、23は同一の特性のものも使用することが可能とな
り、コスト低減に寄与することが出来る。
1、22、23は入力電力9に対してそれぞれ1/3の
電力が入力される。従って、単位電力増幅器21、2
2、23は同一の特性のものも使用することが可能とな
り、コスト低減に寄与することが出来る。
【0036】単位電力増幅器21、22、23でそれぞ
れ増幅された単位電力61、62、63は、前述の電力
分配器を回転対称とする同一特性の方向性結合器よりな
る電力合成器で電力合成される。すなわち−3.01d
Bの単体結合度を持つ方向性結合器で構成された第1電
力合成器31により単位電力63、62が1:1(単体
結合度は、1/2:1/2となる)で合成され、第1電
力合成器31の出力である合成電力71は単位電力6
3、62の2倍の電力となる。合成電力71は第2電力
合成器32により単位電力増幅器21の出力である単位
電力61と2:1(単体結合度は、2/3:1/3)の
関係で合成され、合成電力72となる。出力端82では
単位電力増幅器21、22、23それぞれの出力すなわ
ち単位電力61、62、63それぞれの3倍の合成電力
が出力される。
れ増幅された単位電力61、62、63は、前述の電力
分配器を回転対称とする同一特性の方向性結合器よりな
る電力合成器で電力合成される。すなわち−3.01d
Bの単体結合度を持つ方向性結合器で構成された第1電
力合成器31により単位電力63、62が1:1(単体
結合度は、1/2:1/2となる)で合成され、第1電
力合成器31の出力である合成電力71は単位電力6
3、62の2倍の電力となる。合成電力71は第2電力
合成器32により単位電力増幅器21の出力である単位
電力61と2:1(単体結合度は、2/3:1/3)の
関係で合成され、合成電力72となる。出力端82では
単位電力増幅器21、22、23それぞれの出力すなわ
ち単位電力61、62、63それぞれの3倍の合成電力
が出力される。
【0037】図5はこの発明の挿入損失と従来のウィル
キンソン型電力合成器の挿入損失でである。この発明の
挿入損失は従来のウィルキンソン型電力合成器に比較し
て、周波数帯域が広くなっている。
キンソン型電力合成器の挿入損失でである。この発明の
挿入損失は従来のウィルキンソン型電力合成器に比較し
て、周波数帯域が広くなっている。
【0038】次に図2のこの発明の実施の形態のブロッ
ク図の動作を説明する。−6.02dBの単体結合度を
持つ第3電力分配器13により入力電力9の1/4に分
配された分岐電力53は単位電力増幅器24に入力し電
力増幅される。入力電力9の3/4に分配された電力
は、通過電力43となり、−4.77dBの単体結合度
を持つ第2電力分配器12に入力する。入力電力9に対
し、分岐電力52は3/4×1/3=1/4となり、単
位電力増幅器23に入力し電力増幅される。
ク図の動作を説明する。−6.02dBの単体結合度を
持つ第3電力分配器13により入力電力9の1/4に分
配された分岐電力53は単位電力増幅器24に入力し電
力増幅される。入力電力9の3/4に分配された電力
は、通過電力43となり、−4.77dBの単体結合度
を持つ第2電力分配器12に入力する。入力電力9に対
し、分岐電力52は3/4×1/3=1/4となり、単
位電力増幅器23に入力し電力増幅される。
【0039】第2電力分配器12の通過電力42は、入
力電力9に対し2/4となって−3.01dBの単体結
合度を持つ第1電力分配器11に入力し、第1電力分配
器11により1/2の分岐電力51が分配され、分配さ
れた残りの1/2の電力は通過電力41となる。従っ
て、入力電力9に対する分岐電力51は2/4×1/2
=1/4となり、入力電力9に対する通過電力41は2
/4×1/2=1/4となる。その結果、単位電力増幅
器21、22にも入力電力9に対して1/4の電力が等
分に入力される。
力電力9に対し2/4となって−3.01dBの単体結
合度を持つ第1電力分配器11に入力し、第1電力分配
器11により1/2の分岐電力51が分配され、分配さ
れた残りの1/2の電力は通過電力41となる。従っ
て、入力電力9に対する分岐電力51は2/4×1/2
=1/4となり、入力電力9に対する通過電力41は2
/4×1/2=1/4となる。その結果、単位電力増幅
器21、22にも入力電力9に対して1/4の電力が等
分に入力される。
【0040】以上説明したように、単位電力増幅器2
1、22、23、24は入力電力9に対してそれぞれ1
/4の電力が入力される。従って、単位電力増幅器2
1、22、23、24は同一の特性のものも使用するこ
とが可能となり、コスト低減に寄与することが出来る。
1、22、23、24は入力電力9に対してそれぞれ1
/4の電力が入力される。従って、単位電力増幅器2
1、22、23、24は同一の特性のものも使用するこ
とが可能となり、コスト低減に寄与することが出来る。
【0041】単位電力増幅器21、22、23、24で
それぞれ増幅された単位電力61、62、63、64
は、前述の分配器を回転対称とする同一の方向性結合器
で構成される第1電力合成器31、第2電力合成器3
2、第3電力合成器33で電力合成される。すなわち−
3.01dBの単体結合度を持つ方向性結合器で構成さ
れた第1電力合成器31により単位電力63、64が
1:1(単体結合度は、1/2:1/2)で合成され、
合成電力71は単位電力63、64それぞれの2倍の電
力となる。
それぞれ増幅された単位電力61、62、63、64
は、前述の分配器を回転対称とする同一の方向性結合器
で構成される第1電力合成器31、第2電力合成器3
2、第3電力合成器33で電力合成される。すなわち−
3.01dBの単体結合度を持つ方向性結合器で構成さ
れた第1電力合成器31により単位電力63、64が
1:1(単体結合度は、1/2:1/2)で合成され、
合成電力71は単位電力63、64それぞれの2倍の電
力となる。
【0042】合成電力71は第2電力合成器32により
単位電力62と2:1(単体結合度は、2/3:1/
3)の関係で合成され合成電力72となる。合成電力7
2は単位電力62、63、64それぞれの出力の3倍の
電力となる。
単位電力62と2:1(単体結合度は、2/3:1/
3)の関係で合成され合成電力72となる。合成電力7
2は単位電力62、63、64それぞれの出力の3倍の
電力となる。
【0043】合成電力72は第3電力合成器33により
単位電力61と1:1(単体結合度は、3/4:1/
4)の関係で合成され合成電力73となる。合成電力7
3は単位電力61、62、63、64それぞれの4倍の
電力となる。出力端82では単位電力61、62、6
3、64それぞれの4倍の出力となる。
単位電力61と1:1(単体結合度は、3/4:1/
4)の関係で合成され合成電力73となる。合成電力7
3は単位電力61、62、63、64それぞれの4倍の
電力となる。出力端82では単位電力61、62、6
3、64それぞれの4倍の出力となる。
【0044】
【発明の効果】このように、方向性結合器を次々と縦続
接続して電力分配/合成するので、3合成、4合成、5
合成などの任意の数量の単位電力増幅器からの出力電力
の合成が容易であるという効果を奏する。
接続して電力分配/合成するので、3合成、4合成、5
合成などの任意の数量の単位電力増幅器からの出力電力
の合成が容易であるという効果を奏する。
【0045】また、電力分配/合成数が多くなった場合
でも広帯域な特性を有するという効果を奏する。
でも広帯域な特性を有するという効果を奏する。
【図1】この発明による方向性結合器を縦続接続した電
力増幅器の3分配/合成のブロック図である。
力増幅器の3分配/合成のブロック図である。
【図2】この発明による方向性結合器を縦続接続した電
力増幅器の4分配/合成のブロック図である。
力増幅器の4分配/合成のブロック図である。
【図3】従来の電力合成のブロック図である。
【図4】ウィルキンソン型電力合成器の一例である。
【図5】3分配/合成を行った場合のウイルキンソン型
電力合成器及びこの発明の挿入損失である。
電力合成器及びこの発明の挿入損失である。
11 第1電力分配器 12 第2電力分配器 13 第3電力分配器 21、22、23、24 単位電力増幅器 31 第1電力合成器 32 第2電力合成器 33 第3電力合成器 41、42、43 通過電力 51、52、53 分岐電力 61、62、63、64 単位電力 71、72、73 合成電力 81 入力端 82 出力端 9 入力電力
フロントページの続き Fターム(参考) 5J067 AA01 AA04 AA21 AA41 CA00 CA62 FA15 HA25 KA68 KS03 LS01 TA01 TA03 5J069 AA01 AA04 AA21 AA41 CA00 CA62 FA15 HA25 KA68 KC06 KC07 TA01 TA03 5J091 AA01 AA04 AA21 AA41 CA00 CA62 FA15 HA25 KA68 TA01 TA03
Claims (11)
- 【請求項1】 単体結合度の異なる複数の方向性結合器
をそれぞれ電力分配器として縦続接続することにより電
力を逐次分配し、前記逐次分配された電力を単位電力増
幅器で増幅して出力し、前記複数の方向性結合器をそれ
ぞれ電力合成器として縦続接続することにより前記単位
電力増幅器の出力を逐次合成することを特徴とする方向
性結合器を縦続接続した電力増幅器。 - 【請求項2】 縦続接続した複数の電力分配器と、前記
複数の電力分配器が分配した電力を増幅する複数の単位
電力増幅器と、前記複数の単位電力増幅器の出力を合成
するように縦続接続した複数の電力合成器とを備え、前
記複数の電力分配器をそれぞれ単体結合度の異なる方向
性結合器で構成し、前記複数の電力合成器をそれぞれ単
体結合度の異なる方向性結合器で構成し、前記複数の電
力分配器で入力電力を逐次分配し、前記逐次分配された
入力電力を前記複数の単位電力増幅器によって逐次増幅
して単位電力として出力し、前記単位電力を前記複数の
電力合成器で逐次合成することを特徴とする方向性結合
器を縦続接続した電力増幅器。 - 【請求項3】 前記縦続接続した複数の電力分配器と前
記縦続接続した複数の電力合成器とは同一の構成である
ことを特徴とする請求項2記載の方向性結合器を縦続接
続した電力増幅器。 - 【請求項4】 前記単体結合度の小さい順に前記複数の
電力分配器を縦続接続し、前記単体結合度の大きい順に
前記複数の電力合成器を縦続接続することを特徴とする
請求項2記載の方向性結合器を縦続接続した電力増幅
器。 - 【請求項5】 前記方向性結合器は、側方結合型、同軸
型、ランゲ型、ブランチライン型、トランス型であるこ
とを特徴とする請求項1、2記載の方向性結合器を縦続
接続した電力増幅器。 - 【請求項6】 前記電力分配器の数量は前記単位電力増
幅器の数量より1少なく、前記電力合成器の数量は前記
単位電力増幅器の数量より1少ないことを特徴とする請
求項1、2記載の方向性結合器を縦続接続した電力増幅
器。 - 【請求項7】 前記電力分配器の数量と前記電力合成器
の数量とが等しいことを特徴とする請求項1、2記載の
方向性結合器を縦続接続した電力増幅器。 - 【請求項8】 前記電力分配器が逐次分配し、前記単位
電力増幅器が逐次増幅する電力は、前記単位電力増幅器
の数量の逆数を前記入力電力に乗じた値であることを特
徴とする請求項2記載の方向性結合器を縦続接続した電
力増幅器。 - 【請求項9】 前記単位電力増幅器を1台増加させ、N
+1(Nは2以上の正の整数)台とする場合、10lo
g(1/(N+1))dBで設定される単体結合度を有
する方向性結合器を新たな電力分配器、電力合成器とし
てそれぞれ1台ずつ付加することを特徴とする請求項2
記載の方向性結合器を縦続接続した電力増幅器。 - 【請求項10】 前記複数の単位電力増幅器は同一の特
性であることを特徴とする請求項1、2記載の方向性結
合器を縦続接続した電力増幅器。 - 【請求項11】 前記単位電力増幅器をN(Nは2以上
の正の整数)台とする場合、前記複数の電力分配器を構
成するそれぞれの方向性結合器の単体結合度を10lo
g(1/N)dBで求められる異なる値に設定すること
を特徴とする請求項1、2記載の方向性結合器を縦続接
続した電力増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072110A JP2001267862A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 方向性結合器を縦続接続した電力増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072110A JP2001267862A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 方向性結合器を縦続接続した電力増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001267862A true JP2001267862A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18590581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000072110A Pending JP2001267862A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 方向性結合器を縦続接続した電力増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001267862A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007535828A (ja) * | 2003-03-28 | 2007-12-06 | アンドリュー・コーポレーション | 高効率増幅器およびその設計方法 |
JP2009171048A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Fujitsu Ltd | カスコード増幅器を用いた回路 |
KR101201423B1 (ko) * | 2012-02-27 | 2012-11-14 | 삼성탈레스 주식회사 | N-웨이 전력 증폭기 |
JP2017516416A (ja) * | 2015-01-30 | 2017-06-15 | 三菱電機株式会社 | 3ウェイ順次電力増幅器 |
-
2000
- 2000-03-15 JP JP2000072110A patent/JP2001267862A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007535828A (ja) * | 2003-03-28 | 2007-12-06 | アンドリュー・コーポレーション | 高効率増幅器およびその設計方法 |
JP4870556B2 (ja) * | 2003-03-28 | 2012-02-08 | アンドリュー・リミテッド ライアビリティ カンパニー | 高効率増幅器およびその設計方法 |
JP2009171048A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Fujitsu Ltd | カスコード増幅器を用いた回路 |
KR101201423B1 (ko) * | 2012-02-27 | 2012-11-14 | 삼성탈레스 주식회사 | N-웨이 전력 증폭기 |
JP2017516416A (ja) * | 2015-01-30 | 2017-06-15 | 三菱電機株式会社 | 3ウェイ順次電力増幅器 |
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