JP4389811B2 - 電力合成方法、電力合成器、tv送信機及びfm送信機 - Google Patents

電力合成方法、電力合成器、tv送信機及びfm送信機 Download PDF

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Description

本発明は、VHF帯、UHF帯で用いる、TV送信機やFM送信機等における高周波電力部を並列動作させるような場合に信号を合成分配する電力合成方法、電力合成器、TV送信機及びFM送信機に関する。
TV送信機やFM送信機等における高周波電力部を並列動作させるような場合に信号を合成分配するものとして、図5の等価回路図で示すような電力合成器が知られている。
同図に示す電力合成器は、縦続接続された方向性結合器C7,C8を有し、入力端子11が方向性結合器C8の一入力端11aに接続され、入力端子12が方向性結合器C7の一入力端12aに接続され、入力端子13が方向性結合器C7の他入力端12bに接続されている。
方向性結合器C7の一出力端12cには方向性結合器C8の他入力端11bが接続され、方向性結合器C7の他出力端12dにはダミーロードDL9が接続されている。方向性結合器C8の一出力端11cには出力端子2が接続され、方向性結合器C8の他出力端11dにはλ/4インピーダンストランス41が接続されている。
λ/4インピーダンストランス41には、λ/4インピーダンストランス42,43が並列接続され、それぞれのλ/4インピーダンストランス42,43にはダミーロードDL7,DL8が接続されている。
このような電力合成器では、出力端子2から方向性結合器C8の一出力端11cからの合成出力が得られるとともに、方向性結合器C7の他出力端12dからの不平衡電力がダミーロードDL9に与えられ、さらに方向性結合器C8の他出力端11dからの不平衡電力がλ/4インピーダンストランス41〜43により2分配されてダミーロードDL7,DL8に与えられる。
また、他の電力合成器として、特許文献1では、第1のハイブリット回路と第2のハイブリット回路との間に位相反転型帯域通過フィルタを設けた電力合成分配装置を提案している。
さらに、他の電力合成器として、特許文献2では、入力端からの信号を第一の方向性結合器で二分し、第二,第三の方向性結合器で各々二つ計四つの信号に分割し、第一の方向性結合器の出力端と第二または第三の方向性結合器の入力端の間にある長さの伝送線路を設け、第二または第三の方向性結合器の何れか一方を出力端子の位置が左右逆になるようにした電力分配合成器を提案している。
特開平4−311101号公報 特開平6−006116号公報
ところで、図5に示した電力合成器では、入力端子11〜13の高周波信号の合成数が多くなるに従い、ダミーロードDL7,DL8の定格電力を上げなければならないため、λ/4インピーダンストランス41〜43によって方向性結合器C8の他出力端11dからの不平衡電力を分配する必要がある。
さらには、広帯域特性を得るためにλ/4インピーダンストランス41〜43を2段以上にする必要があるばかりか、λ/4インピーダンストランス41〜43のためのダミーポートの数が増えることで、構造が複雑になるばかりか、大型化やコストアップを招いてしまうという問題がある。
また、特許文献1では、互いに異なる高周波信号を低通過損失で合成することができるが、合成出力での位相差が同相となるように位相を調整するものであり、2つの高周波信号の合成分配に限られる構成となっているため、3つ以上の高周波信号の合成分配を行うことができないという問題がある。
また、特許文献2では、たとえば複数の増幅器を並列動作させるような場合であっても、信号の分配、合成を行うことができるが、図5で説明した電力合成器と同様に、高周波信号の合成数が大きくなり方向性結合器に接続されるダミーロードの定格電力を上げなければならない場合、電力を分配して複数のダミーロードへ供給をしなければならず、そのための電力分配回路が必要となることで、構造が複雑になるばかりか、大型化やコストアップを招いてしまうという問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、複数の信号の合成分配を行う場合であっても、簡単な構成とし、大型化やコストアップを抑制することができる電力合成方法、電力合成器、TV送信機及びFM送信機を提供することを目的とする。
本発明の電力合成方法は、入力端子からの信号を合成分配する複数の方向性結合器を有する電力合成器における電力合成方法であって、第1方向性結合器の合成出力端からの電力を、合成出力が得られる出力端子が接続される合成出力端を有する第2方向性結合器の他入力端に入力し、前記第2方向性結合器の他出力端からの電力を前記最終段における第3方向性結合器の一入力端に入力し、前記第1方向性結合器の他出力端からの電力を前記第3方向性結合器の他入力端に入力し、前記第3方向性結合器の一入力端側又は他入力端側にて両端の位置での入力電力の位相差を調整し、前記第3方向性結合器の合成出力端とからの電力を第1及び第2のダミーロードによって吸収させることを特徴とする。
本発明の電力合成方法は、3つ以上の入力端子を有し、それぞれの入力端子からの信号を合成分配する複数の方向性結合器を有する電力合成器における電力合成方法であって、前段の前記方向性結合器のいずれか一方の出力端からの電力を次段の前記方向性結合器のいずれか一方の入力端に入力し、最終段における前記方向性結合器の一入力端側又は他入力端側にて両端の位置での入力電力の位相差を調整し、前記最終段における方向性結合器の合成出力端と他出力端とからの電力をダミーロードによって吸収させ、いずれかの前記最終段の前段に合成出力が得られる出力端子が接続される合成出力端を有する方向性結合器が配置され、該方向性結合器の他出力端が前記最終段の方向性結合器の一入力端側に接続されることを特徴とする。
また、前記入力電力の位相差を、同位相あるいは逆位相とする電気長で調整するようにすることができる。
本発明の電力合成器は、入力端子からの信号を合成分配する複数の方向性結合器を有する電力合成器であって、第1方向性結合器の合成出力端と合成出力が得られる出力端子が接続される合成出力端を有する第2方向性結合器の他入力端とが接続され、前記第2方向性結合器の他出力端が第3方向性結合器の一入力端に接続され、前記第1方向性結合器の他出力端が前記第3方向性結合器の他入力端に接続され、前記第3方向性結合器の合成出力端と他出力端とに第1及び第2のダミーロードが接続され、前記第3方向性結合器の一入力端側又は他入力端側に、これら両端の位置での入力電力の位相差を調整する位相調整手段が設けられていることを特徴とする。
本発明の電力合成器は、3つ以上の入力端子を有し、それぞれの入力端子からの信号を合成分配する複数の方向性結合器を有する電力合成器であって、前段の前記方向性結合器のいずれか一方の出力端が次段の前記方向性結合器のいずれか一方の入力端に接続され、最終段における前記方向性結合器の合成出力端と他出力端とにダミーロードが接続され、前記最終段における方向性結合器の一入力端側又は他入力端側に、これら両端の位置での入力電力の位相差を調整する位相調整手段が設けられ、いずれかの前記最終段の前段に合成出力が得られる出力端子が接続される合成出力端を有する方向性結合器が配置され、該方向性結合器の他出力端が前記最終段の方向性結合器の一入力端側に接続されることを特徴とする。
また、前記位相調整手段は、前記入力電力の位相差を、同位相あるいは逆位相とする電気長を有する位相調整線路であるようにすることができる。
本発明のTV送信機は、請求項4〜6のいずれかの電力合成器を備えたことを特徴とする。
本発明のFM送信機は、請求項4〜6のいずれかの電力合成器を備えたことを特徴とする。
本発明に係る電力合成方法、電力合成器、TV送信機及びFM送信機では、最終段における方向性結合器の一入力端と他入力端との位置で入力電力の位相差を調整し、電力分配してダミーロードに供給し、供給した電力をダミーロードによって吸収させることで、複数の信号の合成分配を行う場合であっても、λ/4インピーダンストランスを使用せずに、電力を均等に分配し複数のダミーロードに与えることができ、しかも分配した電力を直接、複数のダミーロードに与えることからダミーポートの数を少なくすることができる。
本発明によれば、複数の信号の合成分配を行う場合であっても、λ/4インピーダンストランスを使用せずに、電力を均等に分配し複数のダミーロードに与えることができ、しかも分配した電力を直接、複数のダミーロードに与えることでダミーポートの数を少なくすることができることから、簡単な構成とし、大型化やコストアップを抑制することができる。
本実施形態では、第1方向性結合器の合成出力端からの合成電力を第2方向性結合器の他入力端に入力し、第2方向性結合器の他出力端からの不平衡電力を第3方向性結合器の一入力端に入力し、第1方向性結合器の他出力端からの不平衡電力を第3方向性結合器の他入力端に入力し、第3方向性結合器の一入力端側又は他入力端側にて両端の位置での入力電力の位相差を、位相調整手段により同位相あるいは逆位相とし、第3方向性結合器の合成出力端と他出力端とからの電力をダミーロードによって吸収させ、λ/4インピーダンストランスを使用せずに、電力を均等に分配し複数のダミーロードに与えることができ、しかも分配した電力を直接、複数のダミーロードに与えることでダミーポートの数を少なくし、簡単な構成とし、大型化やコストアップを抑制するようにした。
以下、本発明の詳細を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の電力合成器の一実施形態に係る基本構成を示す等価回路図、図2は、図1の各方向性結合器における各端子を定義した場合を説明するための図、図3は、図1の位相調整線路による位相調整を説明するための図、図4は、入力される高周波信号をn個(nは3以上の正の整数とする)とした場合の電力合成器を示す等価回路図である。なお、以下の説明において図5と共通する部分には適宜同一符号を付すものとする。
図1に示す電力合成器は、多段に縦続接続された方向性結合器C4,C5,C6を有している。これらの方向性結合器C4,C5,C6は、たとえば3dBもしくは4.77dBの結合度を有するものとなっている。ここで、方向性結合器C4は第1方向性結合器であり、方向性結合器C5は第2方向性結合器であり、方向性結合器C6は第3方向性結合器である。
ここで、各方向性結合器C4,C5,C6における各端子を、図2及び図3に示すように定義するものとする。すなわち、各方向性結合器C4,C5,C6における入力側の符号5a,5b,5cが一入力端、符号6a,6b,6cが他入力端となり、出力側の符号7a,7b,7cが一出力端としての合成出力端、符号8a,8b,8cが他出力端としての不平衡電力出力端とする。なお、図3に示す位相調整については後述するものとする。
さらに、図1において、入力端子11が方向性結合器C5の一入力端5bに接続され、入力端子12が方向性結合器C4の一入力端5aに接続され、入力端子13が方向性結合器C4の他入力端6aに接続されている。
また、方向性結合器C4の合成出力端7aに方向性結合器C5の他入力端6bが接続され、方向性結合器C4の不平衡電力出力端8aに位相調整手段としての位相調整線路33の一端が接続されている。方向性結合器C5の合成出力端7bに出力端子2が接続され、方向性結合器C5の不平衡電力出力端8bに方向性結合器C6の一入力端5cが接続されている。
方向性結合器C6の他入力端6cに位相調整線路33の他端が接続され、方向性結合器C6の合成出力端7cにダミーロードDL5が接続され、方向性結合器C6の不平衡電力出力端8cにダミーロードDL6が接続されている。
位相調整線路33にあっては、方向性結合器C6の一入力端5cと他入力端6cとの位置での入力電力の位相差が、同位相あるいは逆位相となるように、たとえば90°の電気長に選定されている。
また、位相調整線路33にあっては、図示のように、方向性結合器C6の他入力端6c側に限らず、方向性結合器C6の一入力端5c側に設けられているようにしてもよい。この場合、位相調整線路33の電気長は、方向性結合器C6の一入力端5cと他入力端6cとの位置での入力電力の位相差が同位相あるいは逆位相となるように選定されればよい。
また、方向性結合器C6の一入力端5cと他入力端6cとの位置での入力電力の位相差が同位相あるいは逆位相となるものであればよいため、位相調整線路33に限らず、同位相あるいは逆位相にすることが可能な他の回路素子等を用いてもよい。
次に、上述した位相調整線路33による位相調整について説明する。
まず、図3において、P1,P2を入力電力とし、Px,Pyを出力電力とし、たとえば図1の方向性結合器C6に入力される入力電力P1,P2の位相差をθと仮定すると、Px,Pyは、
Px=P1/2+P2/2+√(P1・P2)・cos(θ−90°)
=P1/2+P2/2+√(P1・P2)・sinθ
Py=P1+P2−Px
=P1/2+P2/2−√(P1・P2)・sinθ
となる。
ここで、Px=Pyとなる条件は、
sinθ=0
∴θ=0°、180°
よって、たとえば方向性結合器C6における一入力端5cと他入力端6cの位置での電力の位相差が同位相あるいは逆位相であれば、入力パワーによらず入力電力が均等に分配されて合成出力端7cと不平衡電力出力端8cから出力されることになる。
次に、電力合成方法について説明する。
まず、入力端子11〜13に互いに異なる高周波信号が取り込まれると、入力端子12,13からの高周波信号が方向性結合器C4により合成されて合成出力端7aから方向性結合器C5に与えられる。また、方向性結合器C5において、その合成出力端7aからの合成出力と入力端子11からの高周波信号とが合成され、合成出力端7bからの合成出力が出力端子2より得られる。
このとき、方向性結合器C5の不平衡電力出力端8bからの不平衡電力が方向性結合器C6の一入力端5cに与えられるとともに、方向性結合器C4の不平衡電力出力端8aからの不平衡電力が位相調整線路33で位相調整されて方向性結合器C6の他入力端6cに与えられる。
ここで、位相調整線路33により、上述したように、方向性結合器C6の一入力端5cと他入力端6cとの位置での入力電力の位相差が同位相あるいは逆位相となるように調整される。
そして、一入力端5c及び他入力端6cへの不平衡電力による合成電力が方向性結合器C6により均等に分配されて合成出力端7c及び不平衡電力出力端8cから出力されることで、それぞれの電力がダミーロードDL5,DL6により吸収される。
このように、本実施形態では、方向性結合器C4の合成出力端7aからの合成電力を方向性結合器C5の他入力端6bに入力し、方向性結合器C5の不平衡電力出力端8bからの不平衡電力を方向性結合器C6の一入力端5cに入力し、方向性結合器C4の不平衡電力出力端8aからの不平衡電力を方向性結合器C6の他入力端6cに入力し、方向性結合器C6の一入力端5c側又は他入力端6c側にて両端の位置での入力電力の位相差を、位相調整線路33により同位相あるいは逆位相とし、方向性結合器C6の合成出力端7cと不平衡電力出力端8cとから出力される電力をダミーロードDL5,DL6によって吸収させるようにした。
これにより、3つ高周波信号の合成分配を行う場合であっても、従来のλ/4インピーダンストランスを使用せずに、入力電力を均等に分配し複数のダミーロードDL5,DL6に与えることができ、しかも従来のλ/4インピーダンストランスを使用しないことでダミーポートの数を少なくすることができることから、簡単な構成とし、大型化やコストアップを抑制することができる。
なお、本実施形態では、入力される高周波信号を3つとした場合について説明したが、次のように、入力される高周波信号をn個(nは3以上の正の整数とする)とすることができる。
すなわち、図4に示す電力合成器は、図1に示した各部を多段に組み合わせた構成であり、各々の動作は上述した通りである。
図4に示す電力合成器では、n個(nは3以上の正の整数とする)の入力端子11〜1nを有し、各方向性結合器C1〜Cnが縦続接続されている。
また、図4に示す電力合成器では、前段に設けられているたとえば方向性結合器C1,Cnのいずれか一方の出力端からの電力が次段に設けられているたとえば方向性結合器C3のいずれか一方の入力端に入力され、最終段におけるたとえば各方向性結合器C2,Cn−1の両出力端から出力される電力がダミーロードDL1〜DL4によって吸収されるように、各方向性結合器C1〜Cnが縦続接続されている。
また、方向性結合器C2及び方向性結合器Cn−1の入力側には、上述した入力間での入力電力の位相差を、同位相あるいは逆位相とする位相調整手段としての位相調整線路31,32が設けられている。
このような構成では、上記同様に、入力端子11〜1nに互いに異なる高周波信号が取り込まれると、方向性結合器Cn−2からの合成出力が出力端子2より得られる。
このとき、上記同様に、方向性結合器C2における入力電力の位相差が、位相調整線路31で位相調整され、その合成電力が方向性結合器C2により均等に分配されて出力されることで、それぞれの出力電力がダミーロードDL1,DL2により吸収される。
同様に、方向性結合器Cn−1における入力電力の位相差が、位相調整線路32で位相調整され、その合成電力が方向性結合器Cn−1により均等に分配されて出力されることで、それぞれの出力電力がダミーロードDL3,DL4により吸収される。
このように、入力される高周波信号がn個(nは3以上の正の整数とする)の場合であっても、上記同様に、λ/4インピーダンストランスを使用せずに、入力電力を均等に分配し複数のダミーロードDL1〜DL4に与えることができ、しかも上記同様に、ダミーポートの数を少なくすることができることから、簡単な構成とし、大型化やコストアップを抑制することができる。
VHF帯、UHF帯で用いる、TV送信機やFM送信機等における高周波電力部を並列動作させるような場合に信号を合成分配する電力合成器に適用可能である。
本発明の電力合成器の一実施形態に係る基本構成を示す等価回路図である。 図1の各方向性結合器における各端子を定義した場合を説明するための図である。 図1の位相調整線路による位相調整を説明するための図である。 入力される高周波信号をn個(nは3以上の正の整数とする)とした場合の電力合成器を示す等価回路図である。 従来の電力合成器の一例を示す等価回路図である。
符号の説明
11〜1n 入力端子
2 出力端子
31〜33 位相調整線路(位相調整手段)
41〜43 λ/4インピーダンストランス
5a〜5c 一入力端
6a〜6c 他入力端
7a〜7c 合成出力端
8a〜8c 不平衡電力出力端(他出力端)
C1〜Cn 方向性結合器
DL1〜DL9 ダミーロード

Claims (8)

  1. 入力端子からの信号を合成分配する複数の方向性結合器を有する電力合成器における電力合成方法であって、
    第1方向性結合器の合成出力端からの電力を、合成出力が得られる出力端子が接続される合成出力端を有する第2方向性結合器の他入力端に入力し、
    前記第2方向性結合器の他出力端からの電力を前記最終段における第3方向性結合器の一入力端に入力し、
    前記第1方向性結合器の他出力端からの電力を前記第3方向性結合器の他入力端に入力し、
    前記第3方向性結合器の一入力端側又は他入力端側にて両端の位置での入力電力の位相差を調整し、
    前記第3方向性結合器の合成出力端とからの電力を第1及び第2のダミーロードによって吸収させる
    ことを特徴とする電力合成方法。
  2. 3つ以上の入力端子を有し、それぞれの入力端子からの信号を合成分配する複数の方向性結合器を有する電力合成器における電力合成方法であって、
    前段の前記方向性結合器のいずれか一方の出力端からの電力を次段の前記方向性結合器のいずれか一方の入力端に入力し、
    最終段における前記方向性結合器の一入力端側又は他入力端側にて両端の位置での入力電力の位相差を調整し、
    前記最終段における方向性結合器の合成出力端と他出力端とからの電力をダミーロードによって吸収させ、
    いずれかの前記最終段の前段に合成出力が得られる出力端子が接続される合成出力端を有する方向性結合器が配置され、該方向性結合器の他出力端が前記最終段の方向性結合器の一入力端側に接続される
    ことを特徴とする電力合成方法。
  3. 前記入力電力の位相差を、同位相あるいは逆位相とする電気長で調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力合成方法。
  4. 入力端子からの信号を合成分配する複数の方向性結合器を有する電力合成器であって、
    第1方向性結合器の合成出力端と合成出力が得られる出力端子が接続される合成出力端を有する第2方向性結合器の他入力端とが接続され、
    前記第2方向性結合器の他出力端が第3方向性結合器の一入力端に接続され、
    前記第1方向性結合器の他出力端が前記第3方向性結合器の他入力端に接続され、
    前記第3方向性結合器の合成出力端と他出力端とに第1及び第2のダミーロードが接続され、
    前記第3方向性結合器の一入力端側又は他入力端側に、これら両端の位置での入力電力の位相差を調整する位相調整手段が設けられている
    ことを特徴とする電力合成器。
  5. 3つ以上の入力端子を有し、それぞれの入力端子からの信号を合成分配する複数の方向性結合器を有する電力合成器であって、
    前段の前記方向性結合器のいずれか一方の出力端が次段の前記方向性結合器のいずれか一方の入力端に接続され、
    最終段における前記方向性結合器の合成出力端と他出力端とにダミーロードが接続され、
    前記最終段における方向性結合器の一入力端側又は他入力端側に、これら両端の位置での入力電力の位相差を調整する位相調整手段が設けられ、
    いずれかの前記最終段の前段に合成出力が得られる出力端子が接続される合成出力端を有する方向性結合器が配置され、該方向性結合器の他出力端が前記最終段の方向性結合器の一入力端側に接続される
    ことを特徴とする電力合成器。
  6. 前記位相調整手段は、前記入力電力の位相差を、同位相あるいは逆位相とする電気長を有する位相調整線路であることを特徴とする請求項4又は5に記載の電力合成器。
  7. 請求項4〜6のいずれかの電力合成器を備えたことを特徴とするTV送信機。
  8. 請求項4〜6のいずれかの電力合成器を備えたことを特徴とするFM送信機。
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